JP2007027800A - Led表示器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 LED表示器の実装時、フレームの極性を上方から容易に確認できるLED表示器を提供することを目的とする。
【解決手段】 フレームと樹脂成形パッケージの一体成形品を基台とするLED表示器において、前記樹脂成形パッケージの実装面と対向する面に平坦部を設け、該平坦部の形状の対称性を崩すことにより、該平坦部を電極の極性の視認に利用できるようにしたことを特徴とする。前記樹脂成形パッケージの実装面側に突出する前記フレームが電極面とされ、この電極面は、前記光の出射方向とは逆方向に折り曲げられていることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 フレームと樹脂成形パッケージの一体成形品を基台とするLED表示器において、前記樹脂成形パッケージの実装面と対向する面に平坦部を設け、該平坦部の形状の対称性を崩すことにより、該平坦部を電極の極性の視認に利用できるようにしたことを特徴とする。前記樹脂成形パッケージの実装面側に突出する前記フレームが電極面とされ、この電極面は、前記光の出射方向とは逆方向に折り曲げられていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、実装面に対して平行な方向に光を出射(実装方向に対して垂直な方向に光を出射)する発光素子を備えたLED表示器に関するものである。
従来のLED表示器101は、図17および図18に示すように、インサートフレームと呼ばれるフレーム98,99と樹脂成形パッケージ103の一体成形品を基台とし、そのフレーム98上に発光素子104を搭載している。
フレーム98,99のそれぞれ一部を埋設した樹脂成形パッケージ103に凹所100が設けられており、この凹所100内に露出したフレーム98に発光素子104(LED)の一端を固定接続し、他端をセカンドワイヤー105を介してフレーム99に接続している。凹所100は、前方(Y方向)に向けて拡大した形状を成していて、発光素子104からの放射された光をその壁面で反射して前方(Y方向)へ出射する。ここで、凹所100を形成する枠を反射枠106ということにする。また、LED表示器101としての出射面103Aは、反射枠106の前端面となっている。
前記フレーム98,99は凹所100の底部に存在するが、LED表示器101の全体から見ると、出射面103Aよりも遠い位置にある。それに伴い、発光素子104も出射面103Aよりも後方に位置することになっている。したがって、発光素子104から光の出射面103Aまでの経路が長くなり、発光強度のロスが多かった。
特開平5−218509号公報
LED表示器101の使用状態では、その出射面103Aの前方には、照射対象物としての導光板が配置されるのが一般的である。導光板はLED表示器101から出射された光を所望の位置へ伝達する役目を果たす。その光伝達効率は、光源からの距離によって変わるので、発光素子104と導光板との距離は、正確に規定されることが望ましい。ところで、従来のLED表示器101は、導光板を出射面103Aに密着させ、面接触により、発光素子104と導光板との距離を規定するようにしていた。そのため、LED表示器101の出射面103Aの平面性が均一でないと、精度よく距離を合わすことができないという問題があった。
図17(c)において、109は、樹脂成形パッケージ103の実装面103Bと反対側の面(対向する面)103Cに形成されたマウンターコレット用の極性表示部である。この極性表示部109は、出射面103A側から見ると、図17(b)のように、出射面103Aのコーナーに位置する三角形の極性表示マーク110となっている。したがって、面103C側からは極性表示部109を見ることにより、出射面103A側からは極性表示マーク110を見ることにより、フレーム98,99の極性を確認できるようになっている。しかし、LED表示器101の基板等への実装作業においては、極性表示部109は面103Cのほぼ中央に配置される方が見やすく、極性表示マーク110も面103C側にある方が作業後の見栄えがよい。
フレーム98,99の下部を成す電極面98B,99Bは、樹脂成形パッケージ103の実装面103Bに露出しており、この実装面103Bに沿って折り曲げられた形状をしている。その折り曲げの方向は、図17(d)のように、光の出射方向Yと同じ向きである。そのため、電極面98B,99Bと発光素子104との距離が短くなる。したがって、半田付けによる実装の際、熱源と発光素子104の位置が近くなり、発光素子104が熱的な負荷を多く受けるという問題があった。
また、従来、発光素子104から放射された青色光を白色光に変換して取り出す場合、色変換用の蛍光体を発光素子104に直接塗布することが一般的であった。しかし、この方法では、蛍光体の濃度やムラが白色化の精度に与える影響が大きく、特性維持のための制御が困難であった。また、余分の蛍光体が発光素子104近傍の反射枠106の壁面に付着し、反射枠106の反射効率をロスさせていた。
そこで本発明は、LED表示器の実装時、フレームの極性を上方から容易に確認できるLED表示器を提供することを目的とする。
本発明のLED表示器は請求項1に記載のように、フレームと樹脂成形パッケージの一体成形品を基台とするLED表示器において、前記樹脂成形パッケージの実装面と対向する面に平坦部を設け、該平坦部の形状の対称性を崩すことにより、該平坦部を電極の極性の視認に利用できるようにしたことを特徴とする。
本発明のLED表示器は請求項2に記載のように、前記樹脂成形パッケージの実装面側に突出する前記フレームが電極面とされ、この電極面は、前記光の出射方向とは逆方向に折り曲げられていることを特徴とする。
LED表示器の実装時、フレームの極性を上方から容易に確認できるLED表示器を提供することができる。
本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るLED表示器の外観を各方向から見た図であり、図2は、図1(a)のA−A線に沿った階段断面図であり、そして、図13は、そのLED表示器の斜視図である。
LED表示器1は、アノードフレーム21、カソードフレーム22と樹脂成形パッケージ3の一体成形品を基台としている。樹脂成形パッケージ3は、ほぼ直方体形状に成形されている。このLED表示器1は、矢印Xで示す実装方向に対し、垂直な方向(Y方向)に光を出射する。このLED表示器1は、その底部の実装面が、基板等の被実装面へ実装され、この実装面に対して平行な方向(Y方向)に光を出射する。
アノードフレーム21およびカソードフレーム22のそれぞれ一部を埋設した樹脂成形パッケージ3に凹所100が設けられており、この凹所100内に露出したアノードフレーム21に発光素子4(LED)の一端(アノード)を固定接続し、他端(カソード)をセカンドワイヤー5を介してカソードフレーム22に接続している。凹所100は、前方(Y方向)に向けて拡大した形状を成していて、発光素子4からの放射された光をその壁面で反射しながら前方(Y方向)へ出射する。ここで、凹所100を形成する枠を反射枠6ということにする。また、LED表示器1としての出射面3Aは、反射枠6の前端面となっている。
図14は、アノードフレーム21およびカソードフレーム22の斜視図である。アノードフレーム21は、発光素子4の搭載される発光素子搭載面21Aと、この発光素子搭載面21Aから樹脂成形パッケージ3の実装面3Bに沿って直角に折り曲げられてできる電極面21Bと、この電極面21Bからさらに直角に折り返されてできる幅規定面21C(図1(b)参照)とを有している。一方、カソードフレーム22は、アノードフレーム21と左右対称(線対称)な形状をしており、発光素子搭載面21Aに対応する面は、セカンドワイヤー5がワイヤーボンドされるワイヤーボンド面22Aとなっている。
樹脂成形パッケージ3には、アノードフレーム21の発光素子搭載面21Aとカソードフレーム22のワイヤーボンド面22Aの面上から光の出射面3A側にかけて所定の深さd(図2参照)で反射枠6が形成されている。この反射枠6の深さ(したがって凹所100の深さ)dは、発光素子4の高さhとほぼ等しい寸法に選ばれている。
尚、厚さ制限が緩やかな場合は、この反射枠6の深さdは、発光素子4の高さhよりも大きな寸法に選ばれる。また、厚さ制限が厳しい場合は、この反射枠6の深さdは、発光素子4の高さhよりも小さな寸法に選ばれる。
さらに反射枠6は、樹脂成形パッケージ3と一体成形された仕切壁7により凹所100を2つに仕切るようになっている。ここで、仕切壁7は、発光素子4の側面に平行ではなく、仕切られた2つの凹所100が前方に拡大するように、傾斜を有している。したがって、発光素子4から放射された光は、仕切壁7によっても反射されることになる。しかも、発光素子4から比較的近い位置に仕切壁7による反射面が形成されることになるため、仕切壁7がない場合に比べて反射効率が向上する。
ここで、アノードフレーム21とカソードフレーム22の電極面21B,22Bの上記折り曲げ方向は、いずれも光の出射方向Yとは逆である。したがって、LED表示器1の実装にあたり、電極面21B,22Bに半田付けをしても、熱源と発光素子4との距離が遠いため、発光素子4に加わる熱的な負荷を抑制することができる。
アノードフレーム21,カソードフレーム22は凹所100の底部に存在するが、LED表示器1の全体から見ると、出射面3Aに近い位置にある。それに伴い、発光素子104も出射面103Aに近い前方に位置することになる。これにより、発光素子4から光の出射面3Aまでの経路が短縮される。したがって、発光強度のロスを少なくすることができる。
樹脂成形パッケージ3の光の出射面3Aの両端には、発光素子4と導光板(図示せず)との距離を規定する半円形状の一対のスペーサ8が凸設されている。各スペーサ8は、その前方に設けられる導光板と点接触することになり、導光板と出射面3Aとの面接触を利用する場合に比べ、樹脂成形時の寸法の誤差やばらつきの影響を少なくすることができる。したがって、発光素子4から導光板までの距離が精度よく規定でき、導光板の光伝達効率を高めることができる。また、出射面3A側にはレンズ形状の透明樹脂層が形成されることもあるが、スペーサ8は、この透明樹脂層を保護する役目も果たす。
また、樹脂成形パッケージ3の実装面3Bと対向する面3Cのほぼ中央には、コレット(組立装置の素子吸着ノズル部分)用の矩形の平坦部9を設けている。この平坦部9の形状は非対称であり、アノードフレーム21側の辺は斜辺10となっている。したがって、LED表示器1の実装時、実装面3Bの下に隠れたアノードフレーム21の電極面21B又はカソードフレーム22の電極面22Bの極性を上方から容易に目視あるいは画像認識装置によって確認できる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図3は、本発明の第2の実施形態に係るLED表示器の外観を正面(b)と側面(a)から見た図である。図4は、図3(a)のB−B線に沿った階段断面図であり、そして、図15は、本実施形態に係るLED表示器への色変換用の蛍光体層の形成方法を説明するための模式図である。これらの図において、上記第1の実施形態と共通の部材には同一の符号を附し、その詳細な説明を省略する。
図15(a)のように、反射枠6内(したがって凹所100内)に該反射枠6の容量よりも多い量の透明樹脂(蛍光体を含まない樹脂)12を注入し、表面張力によりレンズ形状に盛り上げ硬化させる。その後、図15(b)のように、この硬化透明樹脂12の表面に蛍光体11を塗布することにより、反射枠6の深さdよりも高い位置で、かつ発光素子4よりも前方にムラなく蛍光体11の層を配置することができる。すなわち、蛍光体11の層と反射枠6の間に蛍光体を含まない樹脂が介在することになる。
したがって、蛍光体11を直接発光素子4に塗布する従来の手法に比べ、蛍光体11の濃度やムラが色変換特性の精度に与える影響を小さくでき、特性維持のための制御が容易になる。また、余分の蛍光体11が発光素子4近傍の反射枠6の壁面に付着することもないため、反射枠6の反射効率の向上が図られる。さらに、反射枠の深さdは、発光素子4の高さhとほぼ等しくしているので、発光素子4と蛍光体11が近づき、色変換効率がよいLED表示器1を実現できる。
ここで、発光素子4は青色発光するものを、蛍光体11は発光素子4の光を黄色系統の光に変換するものを用いることにり、両方の光を混色させて白色の光を取り出すことができるが、発光素子4の発光色や蛍光体11が発する光は、それ以外の組合わせのものとすることができる。これは、以下の実施形態でも同様である。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図5は、本発明の第3の実施形態に係るLED表示器の外観を正面(b)と側面(a)から見た図である。図6は、図5(a)のD−D線に沿った階段断面図であり、そして、図16は、本実施形態に係るLED表示器への色変換用の蛍光体層の形成方法を説明するための模式図である。これらの図において、上記第1の実施形態と共通の部材には同一の符号を附し、その詳細な説明を省略する。
図16(a)のように、反射枠6内に該反射枠6の容量よりも多い量の沈降性蛍光体11を含む透明樹脂12を注入し、表面張力によりレンズ形状に盛り上げる。蛍光体11は、その比重を硬化前の透明樹脂12の比重よりも大きく設定することにより、硬化前の樹脂12内でその自重で下に沈む沈降性のものを用いている。
その後、図16(b)のように、基台を上下反転させ、沈降性蛍光体11を透明樹脂12中でその自重によって沈降させるとともに、この透明樹脂12を硬化させると、透明樹脂12の表面側に部分的に蛍光体11が形成される。このようにすると、反射枠6の深さdよりも高い位置で、かつ発光素子4よりも前方にムラなく蛍光体11の層を位置させることができる。
図7および図8は、本実施形態の変形例であり、発光素子4の前方に狭い範囲で蛍光体11の層を形成した例を示している。このように狭い範囲で蛍光体11の層を形成するには、仕切壁7で仕切られた2つ凹所100のうち、発光素子4の収納されている部分にのみ沈降性蛍光体11を含む透明樹脂12を注入すればよい。これによると、蛍光体11や透明樹脂12の使用量が軽減されるため、コストダウンを図ることができる。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図9は、本発明の第4の実施形態に係るLED表示器の外観を正面(b)と側面(a)から見た図である。図10は、図9(a)のE−E線に沿った階段断面図である。これらの図において、上記第1の実施形態と共通の部材には同一の符号を附し、その詳細な説明を省略する。
反射枠6を含む光の出射面3Aの全体に沈降性蛍光体11を含む透明樹脂12を注入し、透明樹脂12の硬化途上に基台を上下反転させ、沈降性蛍光体11を透明樹脂12中で沈降させるとともに、この透明樹脂12をさらに硬化させることにより、反射枠6の深さdよりも高い位置で、かつ発光素子4よりも前方にムラなく蛍光体11の層を配置することができる。この場合、透明樹脂12の表面よりも内側に広い範囲の蛍光体11の層を形成できる。
上記第3の実施形態では、透明樹脂12を施した後、速やかに基台を上下反転させて硬化したが、この第4の実施形態では、透明樹脂12を施した後、しばらくして(ある程度、硬化して)から基台を上下反転させることにより、図10に示すように、広い範囲に蛍光体11の層が形成される。
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。図11は、本発明の第5の実施形態に係るLED表示器の外観を正面(b)と側面(a)から見た図である。図12は、図11(a)のF−F線に沿った階段断面図である。これらの図において、上記第1の実施形態と共通の部材には同一の符号を附し、その詳細な説明を省略する。
反射枠6内に該反射枠6の容量よりも多い量の透明樹脂12を注入し、表面張力によりレンズ形状に盛り上げ硬化させた後、反射枠6を含む光の出射面3Aの全体に沈降性蛍光体11を含む透明樹脂12を注入し、沈降性蛍光体11を透明樹脂12中で沈降させるとともに、この透明樹脂12を硬化させることにより、反射枠6の深さdよりも高い位置で、かつ発光素子4よりも前方にムラなく蛍光体11の層を配置することができる。なお、この第5の実施形態では、基台を上下反転することはしない。
上記実施形態において、樹脂12は、その前端をスペーサ8の前端よりも後方に位置させるのが望ましいが、導光板などの対象物の形状によっては、その前端をスペーサ8の前端と同等位置かスペーサ8の前端より前方位置に配置することもできる。
上記のLED表示器1は、樹脂成形パッケージ3の実装面3Bが回路基板(被実装面)と対面するように配置され、電極面21B、22Bが半田などの導電材を介して対応する回路基板の端子部に固定され、電気的な接続が成される。そして、LED表示器は、スペーサ8,8を、対象物、例えば導光板等の光入射面に接触した状態とすることにより、バックライト装置の光源として利用することができる。
以上説明したように本発明の実施形態に係るLED表示器によると、照射対象物を突起形状のスペーサの先端に突き当て、複数の点で両者を接触させることにより、発光素子と照射対象物との距離を精度よく規定できる。
また、本発明の実施形態に係るLED表示器によると、フレームの電極面が光の出射方向とは逆方向に折り曲げられているため、電極面に半田付けしてLED表示器を実装するにあたり、熱源と発光素子の距離が遠くなり、熱的な負荷を抑制することができる。
また、本発明の実施形態に係るLED表示器によると、光の出射面に比較的近い位置に発光素子を搭載したので、発光素子から光の出射面までの距離が短縮され、発光強度のロスを少なくすることができる。
また、本発明の実施形態に係るLED表示器によると、樹脂成形パッケージの実装面と対向する面に平坦部を設け、該平坦部の形状の対称性を崩すことにより、該平坦部を電極の極性の視認に利用するようにしている。したがって、LED表示器の実装時に、実装面の下に隠れた一対の電極面の極性を上方から容易に確認できる。
また、本発明の実施形態に係るLED表示器によると、反射枠と色変換用の蛍光体層との間、あるいは発光素子の前面と色変換用の蛍光体層との間に蛍光体を含まない透明樹脂が介在する構造を採用しているため、発光素子の前面側にムラなく蛍光体層を形成できる。
この場合、樹脂パッケージに凹所として設けられた反射枠内に、該反射枠の容量よりも多い量の透明樹脂を注入し、表面張力によりレンズ形状に盛り上げ硬化させた後、この硬化透明樹脂の表面に蛍光体を塗布することにより、前記反射枠の深さよりも高い位置で、かつ前記発光素子よりも前方にムラなく蛍光体層を配置することができる。また、蛍光体が反射枠の壁面に付着することがないため、反射枠の反射効率が悪くなるのを防止できる。また、一定量、一定範囲、一定厚みの蛍光体を配置できるので、安定した色変換特性が得られる。
あるいは、前記反射枠内に該反射枠の容量よりも多い量の沈降性蛍光体を含む透明樹脂を注入し、表面張力によりレンズ形状に盛り上げた後、基台を上下反転させ、前記沈降性蛍光体を前記透明樹脂中で沈降させるとともに、この透明樹脂を硬化させることにより、前記反射枠の深さよりも高い位置で、かつ前記発光素子よりも前方にムラなく蛍光体層を配置することができる。
あるいは、前記樹脂成形パッケージの光の出射面の全面に沈降性蛍光体を含む透明樹脂を注入し、該透明樹脂の硬化途上に基台を上下反転させ、前記沈降性蛍光体を前記透明樹脂中で沈降させるとともに、この透明樹脂を硬化させることにより、前記反射枠の深さよりも高い位置で、かつ前記発光素子よりも前方にムラなく蛍光体層を配置することができる。
あるいは、前記反射枠内に該反射枠の容量よりも多い量の透明樹脂を注入し、表面張力によりレンズ形状に盛り上げ硬化させた後、さらにその上に沈降性蛍光体を含む透明樹脂を注入し、前記沈降性蛍光体を前記透明樹脂中で沈降させるとともに、この透明樹脂を硬化させることにより、前記反射枠の深さよりも高い位置で、かつ前記発光素子よりも前方にムラなく蛍光体層を配置することができる。
なお、前記反射枠の深さを前記発光素子の高さとほぼ等しくすることにより、発光素子と蛍光体が極力近づくため、発光色の色変換効率がよくなる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で種々の変更を行なうことができる。
本発明はフレームと樹脂成形パッケージの一体成形品を基台とするLED表示器に適用することができる。
1 LED表示器
3 樹脂成形パッケージ
4 発光素子
5 セカンドワイヤー
6 反射枠
7 仕切壁
8 スペーサ
9 平坦部
10 斜辺
11 蛍光体
12 透明樹脂
21 アノードフレーム
22 カソードフレーム
3 樹脂成形パッケージ
4 発光素子
5 セカンドワイヤー
6 反射枠
7 仕切壁
8 スペーサ
9 平坦部
10 斜辺
11 蛍光体
12 透明樹脂
21 アノードフレーム
22 カソードフレーム
Claims (2)
- フレームと樹脂成形パッケージの一体成形品を基台とするLED表示器において、前記樹脂成形パッケージの実装面と対向する面に平坦部を設け、該平坦部の形状の対称性を崩すことにより、該平坦部を電極の極性の視認に利用できるようにしたことを特徴とするLED表示器。
- 前記樹脂成形パッケージの実装面側に突出する前記フレームが電極面とされ、この電極面は、前記光の出射方向とは逆方向に折り曲げられていることを特徴とする請求項1に記載のLED表示器。
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JP2006297496A JP2007027800A (ja) | 2006-11-01 | 2006-11-01 | Led表示器 |
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---|---|---|---|
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JP (1) | JP2007027800A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009004546A (ja) * | 2007-06-21 | 2009-01-08 | Sharp Corp | Led発光装置およびその製造方法、ならびに液晶バックライト装置 |
US10279552B2 (en) | 2015-09-29 | 2019-05-07 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Manufacturing method of light emitting device |
-
2006
- 2006-11-01 JP JP2006297496A patent/JP2007027800A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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