JP6618648B1 - 金型 - Google Patents

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Abstract

【課題】通常の金型を自動交換用の金型として用いると共に、自動交換用の金型の構成の簡略化を図ること。【解決手段】金型10は、金型本体18と、金型本体18の基端側に形成され、金型交換装置12を用いてプレスブレーキの金型装着部14に対して着脱可能に取付けられる取付部20と、金型本体18の先端側に形成され、板状のワークの折曲げ加工を行うための折曲げ加工部22と、を備えている。金型本体18に、金型交換装置12における棒状のフィンガー30を係止させるための断面円形状の係止穴18hが厚み方向に沿って貫通して形成されている。金型本体18における係止穴18hの近傍に、金型交換装置12における回り止め部材34の先端部を受容させるための回り止め用の有底凹部18fが形成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、プレスブレーキの金型装着部に対して着脱可能に取付けられる金型(プレスブレーキ用金型)に関する。
プレスブレーキの金型装着部に対する金型の自動交換を行うために、金型交換装置(ATC)を用いることがある(特許文献1から特許文献3参照)。なお、特許文献1から特許文献3には、自動交換用の金型として上金型が例示されている。
特許文献1〜3に記載の自動交換用の上金型は、金型本体を備えている。金型本体の基端側には、金型交換装置を用いてプレスブレーキの金型装着部に対して着脱可能に取付けられる取付部(シャンク部)が形成されている。金型本体の先端側には、板状のワークの折曲げ加工を行うための折曲げ加工部が形成されている。取付部の両面(表面と裏面)には、プレスブレーキの金型装着部におけるロック片を係合させるためのV溝が幅方向に沿って形成されている。
取付部の表面におけるV溝の下側には、高さ方向に延びた収容凹部が形成されている。取付部の収容凹部には、高さ方向に延びた落下防止用の作動部材が厚み方向(金型の厚み方向)へ移動可能に設けられている。作動部材の上端部には、プレスブレーキの金型装着部の係止溝に係脱可能な係止突起が設けられている。そして、作動部材の下端部には、金型装着部の係止溝に対する係止突起の係止状態を解除するための押しボタンが設けられている。更に、特許文献1及び特許文献2の記載の自動交換用の金型においては、押しボタンを操作するために、取付部における押しボタンの下側には、金型交換装置におけるフック部材を挿通させるための長孔が厚み方向に沿って貫通して形成されており、長孔は、高さ方向に延びている。
なお、本発明に関連する先行技術として特許文献1から特許文献3の他に、特許文献4に示すものがある。
特許第4558852号公報 特許第4672868号公報 特許第5252837号公報 特許第5841800号公報
前述のように、プレスブレーキの金型装着部に対して金型の自動交換を行うために、特許文献1及び特許文献2に記載の自動交換用の金型においては、高さ方向に延びた作動部材、及び高さ方向に延びかつ作動部材に対して高さ方向に直列に配置された長孔が構成要素として必要になる。また、特許文献3に記載の自動交換用の金型においては、高さ方向に延びた作動部材が構成要素として必要になる。そのため、特許文献1から特許文献3に記載の金型の高さ寸法は、通常の金型の高さ寸法よりも高くなり、通常の金型を後加工等によって自動交換用の金型として用いることができないという問題が一例として挙げられる。
また、前述のように、特許文献1及び特許文献2に記載の自動交換用の金型においては、取付部における押しボタンの下側に長孔が厚み方向に沿って貫通して形成されている。特許文献3に記載の自動交換用の金型においては、金型と金型交換装置としてのマニピュレータを回転不能に連結するために、金型に設けたブッシュにネジ山を形成するか又はブッシュを矩形断面に形成している。そのため、特許文献1から特許文献3に記載の自動交換用の金型の製作が容易でなく、自動交換用の金型の製作時間が長くなるという問題が一例として挙げられる。
そこで、本発明は、高さ方向に延びた作動部材に相当する部材及び長孔を構成要素としなくても、金型交換装置を用いてプレスブレーキの金型装着部に対して自動交換できる金型を提供することを課題の一例とする。
第1実施態様に係る金型(プレスブレーキ用金型)は、金型本体と、前記金型本体の基端側に形成され、金型交換装置を用いてプレスブレーキの金型装着部に対して着脱可能に取付けられる取付部と、前記金型本体の先端側に形成され、板状のワークの折曲げ加工を行うための折曲げ加工部と、を備えている。そして、前記金型本体に、前記金型交換装置における棒状のフィンガーを係止させるための断面円形状の係止穴が厚み方向に沿って貫通して形成され、前記金型本体における前記係止穴の近傍に、前記金型交換装置における回り止め部材の先端部を受容させるための回り止め用の有底凹部が形成されている。
第2実施態様に係る金型(プレスブレーキ用金型)は、金型本体と、前記金型本体の基端側に形成され、プレスブレーキの金型装着部に対して着脱可能に取付けられる取付部と、前記金型本体の先端側に形成され、板状のワークの折曲げ加工を行うための折曲げ加工部と、を備えている。そして、前記金型本体に断面円形状の貫通穴が厚み方向に沿って形成され、前記金型本体における前記貫通穴の近傍に有底凹部が形成されている。
本発明によれば、一例として、自動交換用の前記金型の高さ寸法を通常の金型の高さ寸法と同程度にして、通常の金型を前記金型として用いることができる。また、本発明によれば、一例として、自動交換用の前記金型の製作の困難性を解消して、前記金型の製作時間の短縮化を図ることができる。
図1は、実施形態に係る標準型の上金型を金型交換装置を用いて、プレスブレーキの上金型ホルダに対して自動交換を行う様子を示す図である。 図2は、実施形態に係るグースネック型の上金型を金型交換装置を用いて、プレスブレーキの上金型ホルダに対して自動交換を行う様子を示す図である。 図3(a)は、実施形態に係る標準型の上金型の正面図であり、図3(b)は、実施形態に係る標準型の上金型の側面図である。 図4(a)は、実施形態に係るグースネック型の上金型の正面図であり、図4(b)は、実施形態に係るグースネック型の上金型の側面図である。 図5(a)は、金型本体に複数の回り止め用の有底凹部として複数の円錐孔が形成されたグースネック型の上金型の部分正面図である。図5(b)は、図5(a)におけるV-V線に沿った拡大断面図である。 図6(a)は、実施形態に係るグースネック型の耳部付きの上金型の正面図であり、図6(b)は、実施形態に係るグースネック型の耳部付きの上金型の側面図である。 図7は、ピン状の回り止め部材を含むフィンガー周辺の構成と上金型との関係を示す分解斜視図である。 図8は、ピン状の回り止め部材を含むフィンガー周辺の構成と上金型との関係を示す断面図である。 図9(a)は、係止片を金型本体の係止穴の内側段差部に係止させる前の様子を示す断面図である。図9(b)は、係止片がフィンガーの押し面に押されてストッパに当接した様子を示す斜視図である。 図10(a)は、係止片を金型本体の係止穴の内側段差部に係止させた様子を示す断面図である。図10(b)は、係止片がフィンガーの引き面に引き上げられた様子を示す斜視図である。 図11(a)は、金型本体に複数の回り止め用の有底凹部として複数の円柱孔が形成されたグースネック型の上金型の部分正面図である。図11(b)は、図11(a)におけるXI-XI線に沿った拡大断面図である。 図12(a)は、金型本体に回り止め用の有底凹部として断面V字状の通し溝が形成されたグースネック型の上金型の部分正面図である。図12(b)は、図12(a)におけるXII-XII線に沿った拡大断面図である。 図13(a)は、金型本体に回り止め用の有底凹部として断面矩形状の通し溝が形成されたグースネック型の上金型の部分正面図である。図13(b)は、図13(a)におけるXIII-XIII線に沿った拡大断面図である。 図14は、平板状の回り止め部材を含むフィンガー周辺の構成と上金型との関係を示す分解斜視図である。 図15は、平板状の回り止め部材を含むフィンガー周辺の構成と上金型との関係を示す断面図である。 図16(a)は、金型本体に回り止め用の有底凹部として断面V字状の長孔が形成されたグースネック型の上金型の部分正面図である。図16(b)は、図16(a)におけるXVI-XVI線に沿った拡大断面図である。 図17(a)は、金型本体に回り止め用の有底凹部として断面矩形状の長孔が形成されたグースネック型の上金型の部分正面図である。図17(b)は、図17(a)におけるXVII-XVII線に沿った拡大断面図である。
以下、実施形態について、図1から図17を参照して説明する。
なお、明細書及び特許請求の範囲において、「金型交換装置」とは、金型の自動交換を行うマニピュレータを含む意である。「断面円形状」とは、厳密な断面円形状に限るものでなく、断面円形状に近似した形状を含む意である。図面中、「FF」は前方向、「FR」は後方向、「L」は左方向、「R」は右方向、「U」は上方向、「D」は下方向をそれぞれ指している。
図1及び図2に示すように、実施形態に係る上金型(プレスブレーキ用金型)10は、金型交換装置12を用いて、プレスブレーキの金型装着部としての複数(1つのみ図示)の上金型ホルダ14に対して自動交換を行うことができる。金型交換装置12は、プレスブレーキの上部テーブル16の背面側(後側)に配設されている。複数の上金型ホルダ14は、上部テーブル16の下端部に左右方向に間隔を置いて設けられている。なお、図1中の一点鎖線矢印は、上金型10の装着位置を示しているだけであり、上金型10の装着経路を示しているのではない。
図3には、標準型の上金型10(10A)が示されており、図4及び図5には、グースネック型の上金型10(10B)が示されている。図6には、グースネック型の耳部付きの上金型10(10C)が示されている。なお、図3から図6は、実施形態に係る上金型10を一例として示したものであり、実施形態に係る上金型10は、これらに限定されるものではない。図1、図7から図17において、グースネック型の上金型10(10B)が実施形態に係る上金型10の代表として示されている。
図3、図4、及び図6に示すように、上金型10は、金型本体18を備えている。金型本体18の基端側(上端側)には、金型交換装置12を用いて上金型ホルダ14に対して着脱可能に取付けられる取付部20が形成されている。金型本体18の先端側(下端側)には、板状のワーク(図示省略)の折曲げ加工を行うための折曲げ加工部22が形成されている。
図1から図4、及び図6に示すように、取付部20は、その裏側に、垂直な接触面20cを有している。上金型10の表面ASを前側に向けた状態で、取付部20の接触面20cは、上金型ホルダ14のホルダ本体24の前面に接触(当接)する。上金型10の表面ASを前側に向けた状態で、取付部20は、上金型ホルダ14の第1クランプ26によってホルダ本体24に対して固定される。また、上金型10の反転によって上金型10の裏面BSを前側に向けた状態で、取付部20の接触面20cは、上金型ホルダ14のホルダ本体24の後面に接触する。上金型10の裏面BSを前側に向けた状態で、取付部20は、上金型ホルダ14の第2クランプ28によってホルダ本体24に対して固定される。また、取付部20の表側には、落下防止用の溝20gが幅方向(上金型10の幅方向)に沿って形成されている。
金型本体18における取付部20の近傍は、他の部分よりも厚肉になっている。金型本体18は、その上側に、上部テーブル16の押圧力(加圧力)を受ける受圧面18pを有している。金型本体18の受圧面18pは、取付部20の接触面20cに対して直交する。
図3から図6に示すように、金型本体18における重心位置(上金型10の重心位置)GPと同じ幅方向の位置には、金型交換装置12における丸棒状のフィンガー30を係止させるための断面円形状の係止穴18hが厚み方向に沿って貫通して形成されている。金型本体18の係止穴18hは、厚み方向に沿って形成された断面円形状の貫通穴である。なお、上金型10が幅方向外側へ張り出した耳部10e(図5参照)を有していない場合、換言すれば、上金型10の正面視形状が矩形状である場合には、金型本体18における重心位置GPは、金型本体18における幅方向の中心位置上に位置している。
図1及び図3に示すように、上金型10Aの表面ASを前側に向けた状態で、上金型10Aの裏面BS側からフィンガー30を上金型10Aの係止穴18hに挿入する場合には、上金型10Aの係止穴18hの表側の周縁部は、フィンガー30の係止片32を係止させるための被係止部になる。上金型10Aを反転させて、上金型10Aの裏面BSを前側に向けた状態で、上金型10Aの表面AS側からフィンガー30を上金型10Aの係止穴18hに挿入する場合には、上金型10Aの係止穴18hの裏側の周縁部は、フィンガー30の係止片32を係止させるための被係止部になる。
図2、図4から図6に示すように、上金型10B,10Cの係止穴18hは、表面AS側に大径部18haを有し、裏面BS側に小径部18hbを有している。上金型10B,10Cの係止穴18hの中間位置(大径部18haと小径部18hbの境界)には、環状の内側段差部18hcが形成されている。上金型10B,10Cの表面ASを前側に向けた状態で、上金型10B,10Cの裏面BS側からフィンガー30を上金型10B,10Cの係止穴18hに挿入する場合には、金型本体18の係止穴18hの内側段差部18hcは、フィンガー30の係止片32を係止させるための被係止部になる。上金型10B,10Cの裏面BSを前側に向けた状態で、上金型10B,10Cの表面AS側からフィンガー30を金型本体18の係止穴18hに挿入する場合には、上金型10B,10Cの係止穴18hの裏側の周縁部は、フィンガー30の係止片32を係止させるための被係止部になる。
図3から図8に示すように、金型本体18の両面(表面AS及び裏面BS)における係止穴18hの近傍に、金型交換装置12におけるピン状の各回り止め部材34の先端部を受容するための複数の回り止め用の有底凹部として複数の円錐孔18fが形成されている。金型本体18の各円錐孔18fは、金型本体18の係止穴18hの上側に位置している。金型本体18の各円錐孔18fの開口面積は、係止穴18hの開口面積よりも小さく設定されている。金型本体18の各円錐孔18fは、ピン状の回り止め部材34の先端部に係合可能であって、回り止め部材34の先端部と線接触又は面接触する。金型本体18の複数の円錐孔18fは、所定の仮想線VLを基準として線対称になっている。所定の仮想線VLとは、係止穴18hの中心を通りかつ高さ方向(上金型10の高さ方向)に平行な仮想線のことをいう。なお、金型本体18の複数の円錐孔18fのうちの少なくとも1つの円錐孔18fが回り止め部材34の先端部と係合可能であれば、残りの円錐孔18fが回り止め部材34の先端部と係合可能でなくてもよい。
続いて、上金型ホルダ14の構成について説明する。
図1及び図2に示すように、上金型ホルダ14は、特許文献4に示す周知の構成からなり、上部テーブル16の下端部に設けられた前述のホルダ本体24を備えている。また、ホルダ本体24の前側には、上金型10の取付部20をホルダ本体24の前面側に押圧する前述の第1クランプ26が前後方向へ揺動可能に設けられている。ホルダ本体24の後側には、上金型10の取付部20をホルダ本体24の後面側に押圧する前述の第2クランプ28が前後方向へ揺動可能に設けられている。第1クランプ26及び第2クランプ28の押圧動作及びその解除動作は、ホルダ本体24の上部に設けられたクランプシリンダ36の駆動によって行われる。第1クランプ26は、その下端側に、上金型10の取付部20の落下防止用の溝20gに係止する係止爪26cを有している。第2クランプ28は、その下端側に、上金型10の取付部20の落下防止用の溝20gに係止する係止爪28cを有している。
続いて、金型交換装置12の構成について説明する。
図2に示すように、金型交換装置12は、金型装着部としての複数の上金型ホルダ14に対して上金型10の自動交換(着脱)を行う。金型交換装置12は、プレスブレーキの左右方向の側方に配設した金型収納装置(図示省略)における上部ストッカ(図示省略)に対して上金型10の自動交換を行う。換言すれば、金型交換装置12は、複数の上金型ホルダ14と上部ストッカとの間で上金型10の自動交換を行う。
上部テーブル16の背面側には、左右方向に延びた梁部材38が複数(1つのみ図示)の連結部材40を介して設けられている。梁部材38には、左右方向に延びたラック部材42が設けられている。ラック部材42には、左右方向に延びたガイドレール44が設けられている。ガイドレール44には、箱型の第1スライダ46が複数のリニアスライダ48を介して左右方向へ移動可能に設けられている。第1スライダ46は、その後部に、ブラケット部46bを有している。第1スライダ46の適宜位置には、第1スライダ46を上部テーブル16に対して左右方向へ移動させる第1スライダ用の移動アクチュエータとしてのサーボモータ50が設けられている。サーボモータ50の出力軸には、ピニオンギア52が一体的に設けられており、ピニオンギア52は、ラック部材42に噛合している。これにより、サーボモータ50の駆動により第1スライダ46を左右方向へ移動させることができる。
第1スライダ46の右側面には、ベースプレート54が一体的に設けられている。ベースプレート54には、第2スライダ56がガイド部材(図示省略)を介して前後方向へ移動可能に設けられている。第2スライダ56の適宜位置には、第2スライダ56を第1スライダ46に対して前後方向へ移動させる第2スライダ用の移動アクチュエータとしての流体圧シリンダ60が設けられている。流体圧シリンダ60は、前後方向へ移動可能なピストンロッド60rを有しており、ピストンロッド60rの先端部は、第1スライダ46のブラケット部46bに連結されている。これにより、流体圧シリンダ60の駆動により第2スライダ56を前後方向へ移動させることができる。
第2スライダ56には、第3スライダ62がガイド部材(図示省略)を介して前後方向へ移動可能に設けられている。第2スライダ56の適宜位置には、第3スライダ62を第2スライダ56に対して前後方向へ移動させる第3スライダ用の移動アクチュエータとしての流体圧シリンダ64が設けられている。流体圧シリンダ64は、前後方向へ移動可能なピストンロッド64rを有しており、ピストンロッド64rの先端部は、第3スライダ62の適宜位置に連結されている。これにより、流体圧シリンダ64の駆動により第3スライダ62を第2スライダ56に対して前後方向へ移動させることができる。
ここで、上金型10の表面ASを前側に向けた状態で、上金型10の裏面BS側からフィンガー30を金型本体18の係止穴18hに挿入する場合には、第3スライダ62を図1に示す状態にしておく。上金型10の裏面BSを前側に向けた状態で、上金型10の表面AS側からフィンガー30を上金型10の係止穴18hに挿入する場合には、流体圧シリンダ64の駆動により第3スライダ62を図1に示す状態から後方向へ移動させる。
図2、図7から図10に示すように、第3スライダ62の前部には支持ブロック66が一体的に設けられている。支持ブロック66の前側面には、上金型10を支持する前述の棒状のフィンガー30が一体的に設けられている。フィンガー30は、前後方向に延びており、上金型10の係止穴18hに挿入可能である。フィンガー30は、基端側に大径部30aを有し、先端側に上金型10の係止穴18hに挿入可能な小径部30bを有している。フィンガー30の先端部(前端部)は、円錐状(テーパ状)に形成されている。フィンガー30の中間位置(大径部30aと小径部30bの境界)には、金型本体18に当接可能な環状の外側段差部30cが形成されている。
フィンガー30の小径部30bの先端側には、スリット30sが形成されている。フィンガー30のスリット30s内には、前述の係止片32が枢軸68を介して上下方向へ揺動可能に設けられている。係止片32は、フィンガー30の一部を構成し、上下方向の揺動によってフィンガー30の外周面に対して出没可能である。係止片32は、フィンガー30の外周面に対して突出することによって金型本体18の係止穴18hの周縁部又は係止穴18hの内側段差部18hcに係止する。なお、フィンガー30のスリット30s内には、係止片32の下方向の揺動を規制するストッパ70が設けられている。
フィンガー30の内部には、前後方向に延びた作動ロッド72が前後方向へ移動可能に設けられている。作動ロッド72の先端部(前端部)には、切欠部72nが形成されており、係止片32の先端部は、作動ロッド72の切欠部72nに嵌入している。作動ロッド72の切欠部72nは、その後端側に、係止片32を前方向へ押して下方向へ揺動させる押し面72naを有している。作動ロッド72の切欠部72nは、その前端側に、係止片32を後方向へ引いて上方向へ揺動させる引き面72nbを有している。
第3スライダ62の適宜位置には、係止片32を上下方向へ揺動させる揺動アクチュエータとして流体圧シリンダ74が設けられている。流体圧シリンダ74は、前後方向へ移動可能なピストンロッド74rを有しており、ピストンロッド74rの先端部は、作動ロッド72の基端部(後端部)に連結されている。これにより、流体圧シリンダ74の駆動により作動ロッド72を前後方向へ移動させることができ、係止片32を上下方向へ揺動させてフィンガー30の外周面に対して出没させることができる。そして、金型交換装置12は、フィンガー30の先端側の外周面から突出した係止片32と、フィンガー30の外側段差部30cによって上金型10を挟持するように構成されている。
なお、係止片32をフィンガー30の外周面に対して出没可能にするための構成としては、前述した構成に限ることなく、適宜の構成を採用することができる。例えば、作動ロッド72の先端部に設けたピンを、係止片32に形成したスロットに移動可能に係合させることにより、係止片32をフィンガー30の外周面に対して出没可能にしてもよい。また、作動ロッド72に設けたカム又は楔部材を係止片32に接触させることにより、係止片32をフィンガー30の外周面に対して出没可能にしてもよい。更に、フィンガー30を丸棒状に形成する代わりに、四角棒状のような角棒状に形成してもよい。
図1、図2、図7、及び図8に示すように、フィンガー30の大径部30aには、スライドブロック76が前後方向へ移動可能に設けられている。支持ブロック66には、一対のスライドロッド78が前後方向へ移動可能に支持されている。一対のスライドロッド78の先端部(前端部)は、スライドブロック76に連結されており、一対のスライドロッド78の基端部(後端部)は、連結部材80に連結されている。なお、図1及び図2に示すスライドブロック71の形状が異なるが、図1及び図2に示すスライドブロック71の機能は同一である。図1及び図2に示すスライドブロック71の形状を同一にしてもよい。
スライドブロック76の前側面には、フィンガー30に支持された上金型10の回転を防止するための前述の複数のピン状の回り止め部材34が一体的に設けられている。複数の回り止め部材34は、フィンガー30の軸心を通る仮想の鉛直線(上下方向の中心線)に対して線対称に配置されている。各回り止め部材34の先端部は、円錐状(テーパ状)に形成されており、上金型10の各円錐孔18fと係合可能である。各回り止め部材34は、フィンガー30の外周面に対して突出させた状態の係止片32側へ上金型10を押圧する。換言すれば、各回り止め部材34は、フィンガー30の外周面に対して突出させた状態の係止片32と協働して上金型10を挟持する。なお、各回り止め部材34の先端部は、円柱状又は角注状に形成してもよい。
第3スライダ62には、複数の回り止め部材34を第3スライダ62に対して前後方向へ移動させるための回り止め部材用の移動アクチュエータとしての流体圧シリンダ82が設けられている。流体圧シリンダ82は、前後方向へ移動可能なピストンロッド82rを有しており、ピストンロッド82rの先端部は、連結部材80に連結されている。これにより、流体圧シリンダ82の駆動により複数の回り止め部材34をスライドブロック76と一体的に前後方向へ移動させて、上金型10の円錐孔18fと係脱(係合と離脱)させることができる。
続いて、実施形態の作用効果について説明する。
第1クランプ26及び第2クランプ28の押圧動作を解除すると共に、第1スライダ46を左右方向へ移動させて、フィンガー30を上金型10の係止穴18hに対向させる。次に、第2スライダ56を前方向へ移動させて、フィンガー30を上金型10の係止穴18hに挿入させる。すると、フィンガー30の外側段差部30cが上金型10の係止穴18hの周縁部に当接する。そして、係止片32をフィンガー30の外周面に対して突出させる。すると、係止片32が上金型10の係止穴18hの周縁部又は係止穴18hの内側段差部18hcに係止して、係止片32とフィンガー30の外側段差部30cが上金型10を挟持する。更に、回り止め部材34をスライドブロック76と一体的に前方向へ移動させて、各回り止め部材34の先端部を上金型10の各円錐孔18fと係合させる。これにより、上金型10をフィンガー30に対して回転不能にした状態で、フィンガー30によって支持することができる。
その後、第1スライダ46を左右方向の一方側(右方向)へ移動させて、上金型10を垂直姿勢(鉛直姿勢)に保った状態で上金型ホルダ14(上部テーブル16側)から離脱させる。これにより、上金型ホルダ14に対して上金型10の離脱を行うことができる。
上金型10の幅寸法が隣接する上金型ホルダ14の間隔よりも短い場合には、次のように動作させてもよい。フィンガー30によって上金型10を支持した後に、第1スライダ46を左右方向へ移動させて、上金型10を隣接する上金型ホルダ14の間に対応する位置に位置させる。そして、第2スライダ56を後方向へ移動させて、上金型10を垂直姿勢に保った状態で上金型ホルダ14(上部テーブル16側)から離脱させる。
上金型ホルダ14に対して上金型10の装着を行う場合には、前述の動作と反対の動作を実行する。これにより、上金型ホルダ14に対して上金型10の自動交換(着脱)を行うことができる。
金型収納装置の上部ストッカに対して上金型10の自動交換を行う場合にも、前述と同様の動作を実行する。これにより、複数の上金型ホルダ14と上部ストッカとの間で上金型10の自動交換を行うことができる。
つまり、前述のように、金型本体18にフィンガー30を係止させるための断面円形状の係止穴18hが厚み方向に沿って貫通して形成されている。金型本体18の両面における係止穴18hの近傍に各回り止め部材34の先端部を受容するための複数の回り止め用の有底凹部として複数の円錐孔18fが形成されている。金型本体18の各円錐孔18fが回り止め部材34の先端部に係合可能である。そのため、フィンガー30を上金型10の係止穴18hに挿入して、係止片32を上金型10の係止穴18hの周縁部又は係止穴18hの内側段差部18hcに係止させた状態で、各回り止め部材34の先端部を上金型10の各円錐孔18fと係合させることができる。これにより、フィンガー30に対する上金型10の回転を抑えつつ、フィンガー30に対する上金型10の姿勢を安定させることができる。
特に、金型本体18の複数の円錐孔18fが所定の仮想線VLを基準として線対称になっているため、上金型10の左右方向の移動中の抵抗(慣性)による上金型10の傾動を抑えて、フィンガー30に対する上金型10の姿勢をより安定させることができる。
よって、実施形態によると、高さ方向に延びた作動部材(特許文献1及び特許文献2参照)に相当する部材及び長孔を上金型10の構成要素としなくても、金型交換装置12を用いてプレスブレーキの複数の上金型ホルダ14に対して上金型10の自動交換を行うことができる。
従って、実施形態によれば、自動交換用の上金型10の高さ寸法を通常の上金型(図示省略)の高さ寸法と同程度にして、通常の上金型に対して後加工を施すことによって自動交換用の上金型10として用いることができる。また、自動交換用の上金型10の製作の困難性を解消しつつ、自動交換用の上金型10の製作時間の短縮化を図ることができる。
(実施形態の変形例1)
図11に示すように、金型本体18の両面における係止穴18hの近傍に、複数の回り止め用の有底凹部として、複数の円錐孔18f(図5参照)の代わりに、複数の円柱孔18bが形成されている。金型本体18の各円柱孔18bは、金型本体18の係止穴18hの上側に位置している。金型本体18の各円柱孔18bの周縁部には、面取部18bcが形成されている。金型本体18の各円柱孔18bの開口面積は、係止穴18hの開口面積よりも小さく設定されている。金型本体18の各円柱孔18bは、ピン状の回り止め部材34の先端部に係合可能であって、回り止め部材34の先端部と線接触する。金型本体18の複数の円柱孔18bは、所定の仮想線VLを基準として線対称になっている。なお、金型本体18の複数の円柱孔18bのうちの少なくとも1つの円柱孔18bが回り止め部材34の先端部と係合可能であれば、残りの円柱孔18bが回り止め部材34の先端部と係合可能でなくてもよい。
そして、実施形態の変形例1においても、前述の実施形態と同様の作用効果を奏する。
また、実施形態の変形例1によれると、金型本体18の各円柱孔18bの周縁部に面取部18bcが形成されているため、金型本体18の各円柱孔18bから尖った角部が無くなる。よって、実施形態の変形例1によれば、金型本体18と回り止め部材34の接触による金型本体18の欠け等の損傷を防止することができる。
(実施形態の変形例2)
図12から図14に示すように、金型本体18の両面における係止穴18hの近傍に、回り止め用の有底凹部として、複数の円錐孔18f(図5参照)の代わりに、幅方向に延びた断面V字状又は断面矩形状の通し溝18gが形成されている。金型本体18の通し溝18gは、金型本体18の係止穴18hの上側に位置している。金型本体18の断面矩形状の通し溝18gの各縁部には、面取部18gcが形成されている。金型本体18の通し溝18gは、スライドブロック76の前側面に複数のピン状の回り止め部材34(図7及び図8参照)に代えて設けた平板状の回り止め部材34’の先端部と係合可能である。金型本体18の通し溝18gは回り止め部材34’の先端部と線接触又は面接触する。なお、金型本体18の通し溝18gが平板状の回り止め部材34’の先端部に係合可能にする代わりに、複数のピン状の回り止め部材34の先端部と係合可能にしてもよい。
そして、実施形態の変形例2によると、フィンガー30を上金型10の係止穴18hに挿入して、係止片32を上金型10の係止穴18hの周縁部又は係止穴18hの内側段差部18hcに係止させた状態で、平板状の回り止め部材34’の先端部を上金型10の通し溝18gと係合させることができる。これにより、フィンガー30に対する上金型10の回転を抑えつつ、フィンガー30に対する上金型10の姿勢を安定させることができる。
特に、上金型10の通し溝18gが幅方向に延びているため、上金型10の通し溝18gと回り止め部材34’との接触面積を十分に確保することができる。これにより、上金型10の左右方向の移動中の抵抗(慣性)による上金型10の傾動を抑えて、フィンガー30に対する上金型10の姿勢をより安定させることができる。
従って、実施形態の変形例2によれば、前述の実施形態と同様の効果を奏する。
また、実施形態の変形例2によれると、金型本体18の断面矩形状の通し溝18gの各縁部に面取部18gcが形成されているため、金型本体18の通し溝18gから尖った角部が無くなる。よって、実施形態の変形例2によれば、金型本体18と回り止め部材34の接触による金型本体18の欠け等の損傷を防止することができる。
(実施形態の変形例3)
図16及び図17に示すように、金型本体18の両面における係止穴18hの近傍に、回り止め用の有底凹部として、複数の円錐孔18f(図5参照)の代わりに、幅方向に延びた断面V字状又は断面矩形状の長孔18jが形成されている。金型本体18の長孔18jは、金型本体18の係止穴18hの上側に位置している。金型本体18の断面矩形状の長孔18jの各縁部には、面取部18jcが形成されている。金型本体18の長孔18jは、平板状の回り止め部材34’(図14及び図15参照)の先端部と係合可能であり、金型本体18の長孔18jは回り止め部材34’の先端部と線接触又は面接触する。なお、金型本体18の長孔18jが平板状の回り止め部材34’の先端部に係合可能にする代わりに、複数のピン状の回り止め部材34(図7及び図8参照)の先端部と係合可能にしてもよい。
そして、実施形態の変形例3おいても、実施形態の変形例2と同様の作用効果を奏する。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限るものでなく、例えば、次のよういに種々の態様で実施可能である。
フィンガー30の先端部を筒状に形成しかつフィンガー30の先端部に前後方向に延びたスリットを形成してもよい。この場合には、フィンガー30の内部にテーパ付きの押棒を押し込むことにより、フィンガー30の先端部の外径を拡大して、金型10の係止穴18hの内周面を押圧し、フィンガー30によって金型10を支持する。また、上金型10に適用した構成を、プレスブレーキの金型装着部としての下部金型ホルダ(図示省略)に対して着脱可能に取付けられる下金型(図示省略)に適用してもよい。
そして、本発明に包含される権利範囲は、前述の実施形態に限定されないものでなく、金型交換装置12に装備していない汎用のプレスブレーキに用いた上金型10にも及ぶものである。
10 上金型(プレスブレーキ用金型)
10A 標準型の上金型
10B グースネック型の上金型
10C グースネック型の耳部付きの上金型
10e 耳部
12 金型交換装置
14 上金型ホルダ(金型装着部)
16 上部テーブル
18 金型本体
18h 係止穴
18ha 大径部
18hb 小径部
18hc 内側段差部
18p 受圧面
18f 円錐孔(回り止め用の有底凹部)
18b 円柱孔(回り止め用の有底凹部)
18bc 面取部
18g 通し溝(回り止め用の有底凹部)
18gc 面取部
18j 長孔(回り止め用の有底凹部)
18jc 面取部
20 取付部
20c 接触面
20g 落下防止用の溝
22 折曲げ加工部
24 ホルダ本体
30 フィンガー
30a 大径部
30b 小径部
30c 外側段差部
32 係止片
34 ピン状の回り止め部材
34’ 平板状の回り止め部材
36 クランプシリンダ
38 梁部材
44 ガイドレール
46 第1スライダ
50 サーボモータ(第1スライダ用の移動アクチュエータ)
54 ベースプレート
56 第2スライダ
60 流体圧シリンダ(第2スライダ用の移動アクチュエータ)
62 第3スライダ
64 流体圧シリンダ(第3スライダ用の移動アクチュエータ)
66 支持ブロック
70 ストッパ
72 作動ロッド
74 流体圧シリンダ(係止片用の揺動アクチュエータ)
76 スライドブロック
78 スライドロッド
82 流体圧シリンダ(回り止め部材用の移動アクチュエータ)
AS 表面
BS 裏面
VL 所定の仮想線

Claims (15)

  1. 金型本体と、
    前記金型本体の基端側に形成され、金型交換装置を用いてプレスブレーキの金型装着部に対して着脱可能に取付けられる取付部と、
    前記金型本体の先端側に形成され、板状のワークの折曲げ加工を行うための折曲げ加工部と、を備え、
    前記金型本体に、前記金型交換装置における棒状のフィンガーを係止させるための断面円形状の係止穴が厚み方向に沿って貫通して形成され、
    前記金型本体における前記係止穴の近傍に、前記金型交換装置における回り止め部材の先端部を受容させるための回り止め用の有底凹部が形成されている、金型。
  2. 前記回り止め用の有底凹部が複数形成されており、前記複数の回り止め用の有底凹部は、前記係止穴の中心を通りかつ高さ方向に平行な仮想線を基準として線対称であり、前記複数の回り止め用の有底凹部のうちの少なくとも1つの前記回り止め用の有底凹部は、前記回り止め部材の先端部と係合可能である、請求項1に記載の金型。
  3. 前記複数の回り止め用の有底凹部のそれぞれは、円錐孔又は円柱孔である、請求項2に記載の金型。
  4. 前記回り止め用の有底凹部は、幅方向に延びかつ前記回り止め部材の先端部と係合可能である、請求項1に記載の金型。
  5. 前記回り止め用の有底凹部は、断面V字状又は断面矩形状の通し溝である、請求項4に記載の金型。
  6. 前記回り止め用の有底凹部は、断面V字状又は断面矩形状の長孔である、請求項4に記載の金型。
  7. 金型本体と、
    前記金型本体の基端側に形成され、プレスブレーキの金型装着部に対して着脱可能に取付けられる取付部と、
    前記金型本体の先端側に形成され、板状のワークの折曲げ加工を行うための折曲げ加工部と、を備え、
    前記金型本体に断面円形状の貫通穴が厚み方向に沿って形成され、
    前記金型本体における前記貫通穴の近傍に有底凹部が形成されている、金型。
  8. 前記有底凹部の開口面積は、前記貫通穴の開口面積よりも小さく設定されている、請求項7に記載の金型。
  9. 前記有底凹部が複数形成されており、前記複数の有底凹部は、前記貫通穴の中心を通りかつ高さ方向に平行な仮想線を基準として線対称である、請求項7又は請求項8に記載の金型。
  10. 前記複数の有底凹部のそれぞれは、円錐孔又は円柱孔である、請求項9に記載の金型。
  11. 前記有底凹部は、円柱孔であって、前記円柱孔の周縁部に面取部が形成されている、請求項9に記載の金型。
  12. 前記有底凹部は、断面V字状又は断面矩形状の幅方向に延びた通し溝である、請求項7に記載の金型。
  13. 前記有底凹部は、断面矩形状の幅方向に延びた通し溝であって、前記通し溝の各縁部に面取部が形成されている、請求項7に記載の金型。
  14. 前記有底凹部は、断面V字状又は断面矩形状の幅方向に延びた長孔である、請求項7に記載の金型。
  15. 前記有底凹部は、断面矩形状の幅方向に延びた長孔であって、前記長孔の周縁部に面取部が形成されている、請求項7に記載の金型。
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