JP2014226806A - アンダーカット処理機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンダーカット部の型抜き効率を高めると共に、型抜き時における成形品の破損を確実に防止することができるアンダーカット処理機構を提供する。
【解決手段】アンダーカット成形コア20と、固定型11に組み付けられたホルダー30と、該ホルダー30内に収納されたスライダー40とを有する。アンダーカット成形コア20は、アンダーカット部P1を成形する先端側がホルダー30外に突出する状態で、該先端側を一体に支持する基端側がスライダー40に対して押し引き可能に連結されている。スライダー40は、固定型11と可動型12が合わさる成形時のままの状態で、ホルダー30外に引き抜かれる型抜き方向に駆動される。ホルダー30内に、スライダー40が型抜き方向に駆動された時に、アンダーカット成形コア20を逃げ方向に案内するガイドを設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、成形品を固定型と可動型により成形する成形用金型装置において、前記成形品の型抜き方向と交差する方向にあるアンダーカット部を成形可能なアンダーカット処理機構に関する。
従来、この種の成形用金型装置としては、例えば、特許文献1に記載されたルーズコアエジェクター装置が知られている。すなわち、成形品の内面を形成する金型のコアと、このコアを貫通してコア表面に対して傾斜配置された移動可能なルーズコア支持ロッドと、可動側型板と台座プレートとに係止されたガイド手段ロッドと、このガイド手段ロッドに対して相対的に摺動可能にエジェクタプレートの摺動路に配置されたスライドベースとを備え、ルーズコア支持ロッドがスライドベースの移動に連動するものである。
特開2002−326233号公報
しかしながら、前述したような従来の技術では、ルーズコア支持ロッドのみならず、ガイド手段ロッドも傾斜配置されており、しかも、各ロッドを同じ傾斜角度で移動させるための機構が、エジェクタープレートと可動側型板とに分散するように構成されている。従って、成形品のアンダーカット部の型抜きのために必要なアンダーカット部分形状を施した駒の移動量に比べて大きな設置スペースを要し、全体的に構造も複雑となり組み立てに手間と時間がかかり、コストダウンが難しいという問題点があった。
また、この種の機構では、一般的に金型の開閉を利用してルーズコア支持ロッドを作動させ、アンダーカット処理するものであり、固定型と可動型との離型と同時にアンダーカット部が型抜きされる。そのため、成形品全体を支持していない状態でアンダーカット部の型抜きが行われる場合があり、成形品の型抜き効率が良くないばかりでなく、成形品が無理な引き抜きにより破損する虞もあった。
本発明は、前述したような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、コンパクトに構成することが可能となり省スペース化の要請に応じることができ、金型への加工および組み込みが容易となり、コストダウンを実現することができ、特に、アンダーカット部の型抜き効率を高めると共に、型抜き時における成形品の破損を確実に防止することができるアンダーカット処理機構を提供することを目的としている。
前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、以下の各項の発明に存する。
[1]成形品(P)を固定型(11)と可動型(12)により成形する成形用金型装置(1)において、前記成形品(P)の型抜き方向と交差する方向にあるアンダーカット部(P1)を成形可能なアンダーカット処理機構において、
前記アンダーカット部(P1)を成形するアンダーカット成形コア(20)と、前記固定型(11)または前記可動型(12)の何れかに組み付けられたホルダー(30)と、該ホルダー(30)内に収納された状態で型抜き方向に駆動するスライダー(40)とを有し、
前記アンダーカット成形コア(20)は、前記アンダーカット部(P1)を成形する先端側が前記ホルダー(30)外に突出する状態で、該先端側を一体に支持する基端側が前記スライダー(40)に対して押し引き可能に連結され、
前記スライダー(40)は、前記固定型(11)と前記可動型(12)が合わさる成形時のままの状態で、前記ホルダー(30)外に引き抜かれる型抜き方向に駆動され、
前記ホルダー(30)内に、前記スライダー(40)が型抜き方向に駆動された時に、該駆動に伴い押し引きされて連動する前記アンダーカット成形コア(20)を、その先端側が前記アンダーカット部(P1)から離脱する逃げ方向に案内するガイドを設けたことを特徴とするアンダーカット処理機構。
[2]前記スライダー(40)は、型抜き方向に駆動されて、前記アンダーカット成形コア(20)の先端側が前記アンダーカット部(P1)から離脱した後、さらに型抜き方向に駆動されて、前記アンダーカット成形コア(20)を介して前記固定型(11)と前記可動型(12)の一方から他方を離型させることを特徴とする前記[1]に記載のアンダーカット処理機構。
[3]前記ホルダー(30)を組み付けた前記固定型(11)に対して、型抜き方向へ駆動可能な可動取付部材(13)を有し、
前記可動取付部材(13)に、前記スライダー(40)の一端側を取り付けたことを特徴とする前記[1]または[2]に記載のアンダーカット処理機構。
[4]前記ホルダー(30)の内壁および前記アンダーカット成形コア(20)の外壁の何れか一方に、前記アンダーカット成形コア(20)がホルダー(30)内で案内される逃げ方向に延びる凹溝(33)を設けると共に、
何れか他方に、同じく逃げ方向に延びて前記凹溝(33)に摺動可能に嵌合する凸条(24)を設け、
前記ホルダー(30)の内壁にある前記凹溝(33)または前記凸条(24)を、前記ガイドとしたことを特徴とする前記[1],[2]または[3]に記載のアンダーカット処理機構。
[5]前記ホルダー(30)自体を、該ホルダー(30)を設ける前記可動型(12)または前記固定型(11)の一部として構成したことを特徴とする前記[1],[2],[3]または[4]に記載のアンダーカット処理機構。
前記本発明は次のように作用する。
前記[1]に記載のアンダーカット処理機構では、成形品(P)の成形時に、固定型(11)と可動型(12)とが合わさり、その何れかに組み付けられたホルダー(30)内では、スライダー(40)が型抜き方向に駆動可能となっている。
スライダー(40)には、アンダーカット成形コア(20)の基端側が押し引き可能に連結されており、アンダーカット成形コア(20)の先端側はホルダー(30)外に突出して、アンダーカット部(P1)を成形する。ここでアンダーカット部(P1)は、成形品(P)の型抜き方向と交差する方向にあるが、型抜き方向に対して直角方向に限られることはなく、斜めに交差する等、様々な方向が考えられる。
成形品(P)の型抜き時には、固定型(11)と可動型(12)が合わさる成形時のままの状態で、先ずはスライダー(40)がホルダー(30)外に引き抜かれる型抜き方向に駆動される。この時、スライダー(40)は、その全てがホルダー(30)外に出る必要はなく、要はホルダー(30)より外に出る方向に動けば足りる。
そして、スライダー(40)が型抜き方向に駆動されると、該駆動に伴い押し引きされて連動するアンダーカット成形コア(20)は、その先端側がアンダーカット部(P1)から離脱する逃げ方向に案内される。このようなアンダーカット成形コア(20)の動きは、ホルダー(30)内に設けられているガイドによって規制される。
これにより、未だ離型していない状態で、先にアンダーカット部(P1)だけを抜くことができる。よって、成形品(P)全体が金型(10)に支えられている状態でアンダーカット部(P1)を抜くことになり、型抜き効率を高めることができると共に、型抜き時にアンダーカット部(P1)に無理な力が集中することもなく、成形品(P)の破損を確実に防止することができる。
しかも、アンダーカット成形コア(20)は、エジェクタ台板や可動型(12)に分散させることなく、ホルダー(30)を介して固定型(11)または可動型(12)の何れか一方にのみに集中して配設することができる。これにより、コンパクトに構成することが可能となり、省スペース化の要請に応じることができ、金型への加工および組み込みが容易となる。
前記[2]に記載のアンダーカット処理機構によれば、前記スライダー(40)は、型抜き方向に駆動されて、アンダーカット成形コア(20)の先端側がアンダーカット部(P1)から離脱した後、さらに型抜き方向に駆動されて、アンダーカット成形コア(20)を介して固定型(11)と可動型(12)の一方から他方を離型させる。
これにより、アンダーカット処理の動作に付随させて、固定型(11)と可動型(12)の一方から他方を離型させることができる。従って、離型させるための別の駆動機構は不要となり、よりいっそう全体的な構造の簡易化が可能となり、製造コストを大幅に低減することができる。
前記[3]に記載のアンダーカット処理機構によれば、ホルダー(30)を組み付けた固定型(11)に対して、型抜き方向へ駆動可能な可動取付部材(13)を有し、この可動取付部材(13)に、スライダー(40)の一端側を取り付ける。これにより、スライダー(40)を金型(10)の外部より確実に駆動させることができる。
前記[4]に記載のアンダーカット処理機構によれば、ホルダー(30)の内壁およびアンダーカット成形コア(20)の外壁の何れか一方に、アンダーカット成形コア(20)がホルダー(30)内で案内される逃げ方向に延びる凹溝(33)を設け、何れか他方に、同じく逃げ方向に延びて前記凹溝(33)に摺動可能に嵌合する凸条(24)を設ける。
そして、ホルダー(30)にある方の凹溝(33)または凸条(24)をガイドとする。このような凹溝(33)および凸条(24)の嵌合関係によって、アンダーカット成形コア(20)をホルダー(30)に対して逃げ方向に確実に案内することができ、しかも、ガイドを簡易に構成することができる。
前記[5]に記載のアンダーカット処理機構によれば、ホルダー(30)自体を、ホルダー(30)を設ける可動型(12)または固定型(11)として構成する。すなわち、金型(10)に直接ホルダー(30)の内部空間の代わりとなる中空部を形成する。これにより、ホルダー(30)部品が不要となって部品点数が削減され、成形用金型装置(1)全体の構成をよりいっそう簡易化することができ、コストを低減することが可能となる。
本発明に係るアンダーカット処理機構によれば、未だ離型していない状態で、先にアンダーカット部だけを抜くことができるから、成形品全体が金型に支えられている状態でアンダーカット部を抜くことになり、型抜き効率を高めることができると共に、型抜き時にアンダーカット部に無理な力が集中することもなく、成形品の破損を確実に防止することができる。
しかも、アンダーカット成形コアは、エジェクタ台板や可動型に分散させることなく、ホルダーを介して固定型または可動型の何れか一方にのみに集中して配設することができるから、コンパクトに構成することが可能となり、省スペース化の要請に応じることができ、金型への加工および組み込みが容易となる。
本発明の第1実施の形態に係る成形用金型装置とアンダーカット処理機構の成形時における動作を説明する縦断面図である。 本発明の第1実施の形態に係る成形用金型装置とアンダーカット処理機構の型抜き時における動作を説明する縦断面図である。 本発明の第1実施の形態に係るアンダーカット処理機構の成形時における状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施の形態に係るアンダーカット処理機構の型抜き時における状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施の形態に係るアンダーカット処理機構のホルダーを示す分解斜視図である。 本発明の第1実施の形態に係るアンダーカット処理機構のスライダーとアンダーカット成形コアを示す分解斜視図である。 本発明の第2実施の形態に係る成形用金型装置とアンダーカット処理機構の成形時における動作を説明する縦断面図である。 本発明の第2実施の形態に係る成形用金型装置とアンダーカット処理機構の型抜き時における動作を説明する縦断面図である。 本発明の第2実施の形態に係るアンダーカット処理機構の成形時における状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施の形態に係るアンダーカット処理機構の型抜き時における状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施の形態に係るアンダーカット処理機構のホルダーを示す分解斜視図である。 本発明の第2実施の形態に係るアンダーカット処理機構のスライダーとアンダーカット成形コアを示す分解斜視図である。
以下、図面に基づき、本発明を代表する各種実施の形態を説明する。
図1〜図6は、本発明の第1実施の形態を示している。
図1および図2は、本実施の形態に係る成形用金型装置1と、これを構成する金型10およびアンダーカット処理機構の動作を説明するための縦断面図である。図1は、成形品Pの成形時の状態を示し、図2は、成形品Pの型抜き時の状態を示している。
成形用金型装置1は、アンダーカット部P1のある成形品Pを金型10によって成形する装置である。本実施の形態に係る成形品Pは、図1に図示した断面形状のものであり、アンダーカット部P1は、図中では上下方向となる型抜き方向に対して斜めに交差する管状のボスである。すなわち、アンダーカット部P1は、水平面に対しても斜めに傾斜している。なお、成形品Pの材料としては、プラスチック等の合成樹脂に限られず、鉄や銅等の金属も該当する。
図1に示すように、金型10は、成形品Pの外面側を成形する固定型11と、成形品Pの内面側を成形する可動型12とから成る。可動型12の上面側には、成形品Pの内側に合致する別体のコア12aが一体に固定されている。本発明の根幹を成すアンダーカット処理機構は、前記アンダーカット部P1を成形するアンダーカット成形コア20と、前記固定型11に組み付けられたホルダー30と、該ホルダー30内に収納された状態で型抜き方向に駆動するスライダー40とを有している。
また、固定型11の上方には、該固定型11に対して型抜き方向(上方)へ駆動可能な可動取付部材13が配されている。この可動取付部材13は平板材から成り、固定型11の上面に平行に対向する略水平な状態で駆動される。可動取付部材13の下面側には、スライダー40の上端部が一体に取り付けられている。なお、可動取付部材13には、これを駆動(引き抜き動作)させる駆動機構(図示せず)が連結されている。
スライダー40は、扁平した角柱部材の一側部を下向きに斜めに切断した形状であり、その上端部がノックピン41を介して可動取付部材13に固定されている。スライダー40は、前記固定型11に組み付けられた後述のホルダー30内に収納された状態で、可動取付部材13の引き抜き動作に伴ってホルダー30内を型抜き方向に移動する。スライダー40の一側部の斜めに傾斜した下向き端面には、後述するアンダーカット成形コア20が押し引き可能に連結するための蟻溝42(図4参照)が設けられている。
ホルダー30は、固定型11に収容された状態で、該固定型11内に一体に組み付けられている。図5に示すように、ホルダー30は、一対の対称形となる部品30aを組み合わせて成り、上端面および下端面が開口した内部空間を備える箱状に形成されている。ホルダー30の上端面は、固定型11の上面より外部に開口しており、ホルダー30の下端面は、固定型11の内部で塞がれている。
また、ホルダー30の一側壁の下半部分は、次述するアンダーカット成形コア20の先端側がホルダー30外に突出するように切り欠かれている。この切り欠き部31(図5参照)に合致する固定型11の内部には、アンダーカット成形コア20の先端側が移動可能に挿通する貫通孔11aが斜めに延びるよう穿設されている。なお、貫通孔11aは、固定型11のキャビティに連通している。
ホルダー30内には、前述したようにスライダー40が型抜き方向に移動可能に収納されている。ここでスライダー40は、前記可動取付部材13の上方への引き抜き動作に伴って型抜き方向へ駆動し、図1に示す成形位置と図2に示す離型位置とに摺動可能な状態でホルダー30内に収まっている。また、図5に示すように、ホルダー30の内壁には、成形品Pの型抜き時に前記スライダー40を型抜き方向へ案内するためのガイドが設けられている。
このガイドは、スライダー40を図1に示す成形位置から図2に示す離型位置に亘って、図5中で縦方向となる型抜き方向へ案内する凹溝断面形の縦溝32として設けられている。なお、縦溝32は、ホルダー30の各部品30aにおける前後壁面にそれぞれ一対が対向するように設けられている。
一方、前記スライダー40の他側部(右端側)の前後には、それぞれ前記ホルダー30の縦溝32に摺動可能に嵌合する縦条43(図3参照)が設けられている。ここで縦条43は、スライダー40の外壁とホルダー30の内壁との何れに設けても良く、何れか他方に前記縦溝32を設けることになる。要するに、スライダー40を型抜き方向へ案内できる構成であれば良い。
アンダーカット成形コア20は、前記アンダーカット部P1を成形する先端側が前記ホルダー30外に突出する状態で、該先端側を一体に支持する基端側が前記スライダー40に対して押し引き可能に連結されている。詳しく言えば、アンダーカット成形コア20は、ホルダー30内を移動する基端側の基端部21と、ホルダー30外に突出する先端側の先端部22とを、一体に組み合わせて成る。
アンダーカット成形コア20の基端部21は、扁平した角柱部材の一側部を上向きに斜めに切断した形状であり、その一側部の斜めに傾斜した上向き端面が、前記スライダー40の下向き端面に合致するように設定されている。図6に示すように、基端部21の上向き端面に沿って突条23が設けられている。この突条23が前記スライダー40の蟻溝42に摺動可能に嵌合することで、アンダーカット成形コア20はスライダー40に対して押し引き可能に連結される。
アンダーカット成形コア20の先端部22は、前記基端部21の側端面より斜め下方に延びるように組み合わされている。この先端部22は、前記アンダーカット部P1の逃げ方向や前記貫通孔11aの軸方向と同一方向に軸心が延びる細長い角柱形状であり、最先端にアンダーカット部P1の内部を形成する円柱部22aが一体成形されている。なお、基端部21と先端部22とは、蟻溝と突条の嵌合関係により互いに分離可能に組み合わされており、例えば先端部22だけを別の形状のものに交換することができるようになっている。
また、前記ホルダー30内に、前記スライダー40が型抜き方向に駆動された時に、該駆動に伴い押し引きされて連動する前記アンダーカット成形コア20を、その先端部22が前記アンダーカット部P1から離脱する逃げ方向に案内するガイドが設けられている。このガイドは、アンダーカット成形コア20の基端部21をホルダー30内でアンダーカット部P1からの逃げ方向へ案内する凹溝断面形の斜溝(凹溝)33として設けられている。なお、斜溝33は、前記縦溝32と同様にホルダー30の前後の内壁にそれぞれ一対が対向するように設けられている。
一方、アンダーカット成形コア20の基端部21の前後壁面には、それぞれ前記ホルダー30の斜溝33に摺動可能に嵌合する斜条(凸条)24が設けられている。ここで斜条24は、アンダーカット成形コア20の外壁とホルダー30の内壁との何れに設けても良く、何れか他方に前記斜溝33を設けることになる。要するに、アンダーカット成形コア20が型抜き動作時に、スライダー40の移動に連動してアンダーカット部P1からの逃げ方向へ移動可能に案内される構成であれば良く、ホルダー30内に設けた方がガイドに相当することになる。なお、アンダーカット成形コア20の逃げ方向への移動は、このようなガイドだけでなく、前記貫通孔11aとの嵌合関係によっても規制されている。
次に、第1実施の形態の作用を説明する。
図1は、成形用金型装置1により成形品Pが成形されている状態を示している。このような成形時には、固定型11と可動型12とが合わさり、さらに固定型11の上には可動取付部材13が合わさっている。ここで可動取付部材13には、スライダー40の上端部がノックピン41を介して一体に取り付けられている。
前記成形時に、固定型11に組み付けられたホルダー30内では、図3に示すように、アンダーカット成形コア20の基端部21とスライダー40は、互いの傾斜した端面同士が全長に亘り合わさる成形位置にある。そして、図1に示すように、アンダーカット成形コア20の先端部22は、ホルダー30外に突出しており、固定型11にある貫通孔11aの先まで延びてアンダーカット部P1を成形する。
成形品Pの型抜き時には、固定型11を可動型12から未だ外さない状態で、図2に示すように、可動取付部材13が引き抜き動作により型抜き方向へ駆動される。可動取付部材13が駆動されて、固定型11の上方へ離脱すると、可動取付部材13に一体のスライダー40も、ホルダー30外に引き抜かれる型抜き方向に移動する。ここでのスライダー40の動きは、その縦条43とホルダー30側にある縦溝32との嵌合関係によって規制される。
ホルダー30内でのスライダー40の相対的な位置変化に伴って、アンダーカット成形コア20はスライダー40によって押し引きされる。そして、アンダーカット成形コア20は、その先端部22(の円柱部22a)がアンダーカット部P1から離脱する逃げ方向に案内される。このようなアンダーカット成形コア20の動きは、ホルダー30内に設けられているガイドによって規制される。
詳しく言えば、アンダーカット成形コア20の基端部21にある斜条24が、ホルダー30の斜溝33に対して摺動可能に嵌合しており、スライダー40により押し引きされるアンダーカット成形コア20の移動は、斜溝33に沿った逃げ方向に規制される。よって、アンダーカット成形コア20は、図1,図3に示す成形位置から、アンダーカット部P1からの逃げ方向に沿って、図2,図4に示す離型位置まで移動する。
このように、成形品Pの型抜き時には、固定型11が未だ離型していない状態でも、先にアンダーカット部P1だけを抜くことができる。よって、成形品P全体が金型10に支えられている状態でアンダーカット部P1を抜くことになり、型抜き効率を高めることができると共に、型抜き時にアンダーカット部P1に無理な力が集中することもなく、成形品Pの破損を確実に防止することができる。
続いて、図2に示す位置より可動取付部材13を、さらに上方の型抜き方向へ駆動すると、スライダー40も型抜き方向へ移動する。そして、スライダー40の下端まで相対的に移動したアンダーカット成形コア20の基端部21が、スライダー40に対して移動できなくなった時点で、アンダーカット成形コア20の先端部22が貫通している固定型11が上方に引き上げられることになり、固定型11が定位置にある可動型12から離型する。
このように、本実施の形態に係る成形用金型装置1によれば、アンダーカット処理の動作に付随させて、固定型11と可動型12の一方から他方を離型させることができる。従って、離型させるための別の駆動機構は不要となり、よりいっそう全体的な構造の簡易化が可能となり、製造コストを大幅に低減することができる。
しかも、アンダーカット成形コア20は、エジェクタ台板や可動型12に分散させることなく、ホルダー30を介して固定型11(または可動型12の何れか一方)にのみに集中して配設することができる。これにより、コンパクトに構成することが可能となり、省スペース化の要請に応じることができ、金型への加工および組み込みが容易となる。しかも、全体的な構造の簡易化も可能となり、製造コストを大幅に低減することができる。
図7〜図12は、本発明の第2実施の形態を示している。
本実施の形態に係る成形用金型装置1Aは、前述した第1実施の形態に係る成形用金型装置1と基本的な構成はほぼ同一であるが、金型10Aの他、成形品P2のアンダーカット部P3やアンダーカット成形コア20Aの形状が多少異なっている。
図7および図8は、第2実施の形態に係る成形用金型装置1Aの動作を説明するための縦断面図である。図7は、前述の図1と同様に成形品P2の成形時の状態を示しており、図8は、前述の図2と同様に成形品P2の型抜き時の状態を示している。なお、第1実施の形態と同種の部位には、同一符号を付して重複した説明を省略する。
本実施の形態では、成形品P2のアンダーカット部P3は、管状のボスではなく、側壁に形成される横穴である。かかるアンダーカット部P3は、成形品P2の型抜き方向と斜めに交差する方向ではなく、型抜き方向に対して直角に交差する方向に形成されている。これに対応して、アンダーカット成形コア20Aの逃げ方向は、型抜き方向に対して直角に交差する方向、すなわち図中では水平方向となっている。
また、ホルダー30に設けられているガイドである凹溝は、前記斜溝33とは角度が異なり水平方向に延びる横溝33Aとして形成され、この横溝33Aに摺動可能に嵌合するアンダーカット成形コア20A側の凸条は、前記斜条24とは角度が異なり水平方向に延びる横条24Aとして形成されている。その他、可動型12の上面側には、成形品P2の内側に合致するコアが別体ではなく一体に設けられている。また、ホルダー30やスライダー40の形状も、前記第1実施の形態のものより縦長に形成されている。
本実施の形態のように、成形品P2におけるアンダーカット部P3の逃げ方向は、型抜き方向に対して図1に示した特定の角度に限られることはなく、本実施の形態のように直角であっても良い。要は、アンダーカット部の逃げ方向は、型抜き方向と交差する方向であれば良く、様々な角度に設計することができる。そのため、色々な形状のアンダーカット部に対応することが可能となる。
しかも、横溝33Aと横条24Aの嵌合関係によって、アンダーカット成形コア20Aをホルダー30に対して逃げ方向に確実に案内することができると共に、荷重を分散させることができ、荷重が局所に集中することを防ぐことができる。また、簡易に構成することもできる。前記第1実施の形態における斜溝33と斜条24の嵌合関係についても同様である。
なお、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は前述した実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。例えば、成形品P(P2)やアンダーカット成形コア20(20A)の形状は、具体的に図示したものに限定されるものではなく、適宜定め得る設計事項である。
また、前記実施の形態では、ホルダー30を固定型11に対して一体に設けたが、固定型11ではなく可動型12に一体に設けるように構成しても良い。
また、前記実施の形態では、アンダーカット成形コア20(20A)の基端部21と先端部22を、後から先端部22のみ交換可能に分離できるように構成したが、予め一体成形しても良い。
さらに、前記実施の形態では、ホルダー30を、固定型11(または可動型12)とは別体に構成して後から一体に組み付けているが、ホルダー30自体を、固定型11(または可動型12)として構成しても良い。すなわち、金型10に直接ホルダー30の内部空間の代わりとなる中空部を形成して、この中空部内にスライダー40等を成形位置と離型位置とに移動可能に収納すれば良い。これにより、ホルダーに関する部品点数が削減され、成形用金型装置1全体の構成をよりいっそう簡易化することができ、コストを低減することが可能となる。
本発明は、成形品を固定型と可動型により成形する成形用金型装置において、前記成形品の型抜き方向と交差する方向にあるアンダーカット部を成形可能なアンダーカット処理機構に広く適用することができる。
P…成形品
P1…アンダーカット部
P2…成形品
P3…アンダーカット部
1…成形用金型装置
1A…成形用金型装置
10…金型
10A…金型
11…固定型
11a…貫通孔
12…可動型
12a…コア
13…可動取付部材
20…アンダーカット成形コア
20A…アンダーカット成形コア
21…基端部
22…先端部
22a…円柱部
23…突条
24…斜条
24A…横条
30…ホルダー
32…縦溝
33…斜溝
33A…横溝
40…スライダー
41…ノックピン
42…蟻溝
43…縦条

Claims (5)

  1. 成形品を固定型と可動型により成形する成形用金型装置において、前記成形品の型抜き方向と交差する方向にあるアンダーカット部を成形可能なアンダーカット処理機構において、
    前記アンダーカット部を成形するアンダーカット成形コアと、前記固定型または前記可動型の何れかに組み付けられたホルダーと、該ホルダー内に収納された状態で型抜き方向に駆動するスライダーとを有し、
    前記アンダーカット成形コアは、前記アンダーカット部を成形する先端側が前記ホルダー外に突出する状態で、該先端側を一体に支持する基端側が前記スライダーに対して押し引き可能に連結され、
    前記スライダーは、前記固定型と前記可動型が合わさる成形時のままの状態で、前記ホルダー外に引き抜かれる型抜き方向に駆動され、
    前記ホルダー内に、前記スライダーが型抜き方向に駆動された時に、該駆動に伴い押し引きされて連動する前記アンダーカット成形コアを、その先端側が前記アンダーカット部から離脱する逃げ方向に案内するガイドを設けたことを特徴とするアンダーカット処理機構。
  2. 前記スライダーは、型抜き方向に駆動されて、前記アンダーカット成形コアの先端側が前記アンダーカット部から離脱した後、さらに型抜き方向に駆動されて、前記アンダーカット成形コアを介して前記固定型と前記可動型の一方から他方を離型させることを特徴とする請求項1に記載のアンダーカット処理機構。
  3. 前記ホルダーを組み付けた前記固定型に対して、型抜き方向へ駆動可能な可動取付部材を有し、
    前記可動取付部材に、前記スライダーの一端側を取り付けたことを特徴とする請求項1または2に記載のアンダーカット処理機構。
  4. 前記ホルダーの内壁および前記アンダーカット成形コアの外壁の何れか一方に、前記アンダーカット成形コアがホルダー内で案内される逃げ方向に延びる凹溝を設けると共に、
    何れか他方に、同じく逃げ方向に延びて前記凹溝に摺動可能に嵌合する凸条を設け、
    前記ホルダーの内壁にある前記凹溝または前記凸条を、前記ガイドとしたことを特徴とする請求項1,2または3に記載のアンダーカット処理機構。
  5. 前記ホルダー自体を、該ホルダーを設ける前記可動型または前記固定型の一部として構成したことを特徴とする請求項1,2,3または4に記載のアンダーカット処理機構。
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