JP4096067B1 - アンダーカット処理機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンダーカット部の下面側と上面側とで逃げ方向が異なるような様々な形状の成形品を容易に型抜きすることができるアンダーカット処理機構を提供する。
【解決手段】アンダーカット成形コア60を成す上下に重なる各分割コア61,62は、それぞれ前後に平行に配された各スライド部材51,52によって支持される。各スライド部材51,52は、それぞれ支持する各分割コア61,62が、同一の型抜き方向に移動すると共に、該型抜き方向に異なる角度で交差する別々の逃げ方向に移動するように、可動型14に組み込まれたホルダー40に収納される。ホルダー40には、各スライド部材51,52を成形位置から離型位置に向けて傾斜方向に案内するためのガイド手段として斜溝43,44を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、成形品を固定型および可動型によって成形する成形用金型装置において、成形品の型抜き時に該成形品の突出したアンダーカット部を取外し可能な状態とするアンダーカット処理機構に関する。
従来、この種の成形用金型装置としては、コアを貫通し、その表面に対して傾斜配置された移動可能なルーズコア支持ロッドが、可動側型板と台座プレートとに係止されたガイドロッドに相対的に摺動可能にエジェクタープレートの摺動路に配置されたスライドベースの移動に連動する、ルーズコアエジェクター装置において、ガイドロッドの一端は、可動側型板の下面に形成された凹部に緊密に嵌め込まれたホルダーに係止され、またルーズコア支持ロッドは、ガイドロッドとほぼ同じ傾斜角度でコアに形成された角度設定孔によってのみ傾斜角度が設定されているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−326233号公報
しかしながら、前述したような従来の技術では、ルーズコア支持ロッドのみならず、ガイドロッドも傾斜配置されており、しかも、各々ロッドを同じ傾斜角度で移動させるための機構が、エジェクタープレートと可動側型板とに分散するように構成されているから、成形品のアンダーカット部の型抜きのために必要なアンダーカット部分形状を施した駒の移動量に比べて大きな設置スペースを要し、全体的に構造も複雑となり組み立てに手間と時間がかかり、コストダウンが難しいという問題点があった。
また、アンダーカット部が、成形品の外側ないし内側の一方向だけに型抜きできる形状にしか対応することができず、例えば、成形品の内側に突出するアンダーカット部の上面側が水平方向、かつ下面側が下方向に抜くような形状である場合、従来の技術では型抜きすることが不可能であった。そのため、油圧中子等を上下段に配するか、上段をルーズコアにして下段のみ油圧中子にする等の装置の大幅な改造が必要となり、何れにしても装置全体として大型化を招き、全体的に構造も複雑となり組み立てに手間と時間がかかり、コストアップの原因になるという問題点もあった。
本発明は、前述したような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、アンダーカット部の下面側と上面側とで逃げ方向が異なるような様々な形状の成形品を容易に型抜きすることが可能となり、しかも、コンパクトに構成することが可能となり省スペース化の要請に応じることができ、金型への加工および組み込みが容易で、構成も簡単であり組み立てに手間と時間がかからないアンダーカット処理機構を提供することを目的としている。
前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、以下の各項の発明に存する。
[1]成形品(P)を固定型(11)および可動型(14)によって成形する成形用金型装置(1)において、成形品(P)の型抜き時に該成形品(P)の突出したアンダーカット部(P1)を取外し可能な状態とするアンダーカット処理機構(30)において、
前記アンダーカット部(P1)の下面側と上面側とに対応して、前記アンダーカット部(P1)の下面側を成形する第1分割コア(61)と、前記アンダーカット部(P1)の上面側を成形する第2分割コア(62)とが、互いに上下に重なる状態に配されて成るアンダーカット成形コア(60)と、
前記アンダーカット成形コア(60)の上下の分割コア(61,62)に対応して、前記第1分割コア(61)を支持する第1スライド部材(51)と、前記第1分割コア(61)より後方に延出する前記第2分割コア(62)を支持する第2スライド部材(52)とが、互いに前後に並ぶ状態に配されて成るスライド部材と、
前記固定型(11)または前記可動型(14)に対して一体に設けられ、前記各スライド部材(51,52)により支持された前記各分割コア(61,62)が、それぞれ同一の型抜き方向に移動すると共に、該型抜き方向にそれぞれ異なる角度で交差する前記アンダーカット部(P1)からの別々の逃げ方向に移動するように、前記各スライド部材(51,52)を摺動可能に収納するホルダー(40)とを有し、
前記ホルダー(40)に、前記第1スライド部材(51)を、前記第1分割コア(61)が前記型抜き方向および前記逃げ方向にそれぞれ同時に移動する第1傾斜方向に沿って案内する第1ガイド手段(43)を設けると共に、前記第2スライド部材(52)を、前記第2分割コア(62)が前記型抜き方向および前記逃げ方向にそれぞれ同時に移動する第2傾斜方向に沿って案内する第2ガイド手段(44)を設けたことを特徴とするアンダーカット処理機構(30)。
[2]前記各スライド部材(51,52)の摺動に伴って、前記各分割コア(61,62)が成形位置から離型位置に移動した際、前記各分割コア(61,62)が、前記アンダーカット部(P1)を間にして互いに上下方向に離隔するように前記逃げ方向を設定したことを特徴とする[1]に記載のアンダーカット処理機構(30)。
[3]前記各スライド部材(51,52)に対応して、型抜き方向に駆動されて突き出し動作するエジェクタピン(21)を有し、
前記ホルダー(40)は、前記エジェクタピン(21)の先端部が移動可能に案内される状態で前記可動型(14)に一体に設けられ、
前記各スライド部材(51,52)は、それぞれの基端部が前記エジェクタピン(21)の先端部に対して前記逃げ方向に摺動可能に連結され、
前記ホルダー(40)の内壁および前記第1スライド部材(51)の外壁の何れか一方に、該第1スライド部材(51)が移動する前記第1傾斜方向に延びる第1斜溝(43)を設け、何れか他方に、同じく前記第1傾斜方向に延びて前記第1斜溝(43)に摺動可能に嵌合する第1斜条(53)を設け、前記ホルダー(40)内にある第1斜溝(43)または第1斜条(53)を前記第1ガイド手段(43)とし、
前記ホルダー(40)の内壁および前記第2スライド部材(52)の外壁の何れか一方に、該第2スライド部材(52)が移動する前記第2傾斜方向に延びる第2斜溝(44)を設け、何れか他方に、同じく前記第2傾斜方向に延びて前記第2斜溝(44)に摺動可能に嵌合する第2斜条(54)を設け、前記ホルダー(40)内にある第2斜溝(44)または第2斜条(54)を前記第2ガイド手段(44)としたことを特徴とする[1]または[2]に記載のアンダーカット処理機構(30)。
[4]前記アンダーカット成形コア(60)の各分割コア(61,62)は、それぞれ対応する前記各スライド部材(51,52)の先端部に一体的に設けられたことを特徴とする[1],[2]または[3]に記載のアンダーカット処理機構(30)。
[5]前記アンダーカット成形コア(60)の各分割コア(61,62)は、それぞれ対応する前記各スライド部材(51,52)の先端部に別体として着脱可能に組み付けられることを特徴とする[1],[2]または[3]に記載のアンダーカット処理機構(30)。
[6]前記各スライド部材(51,52)を前記成形品(P)の型抜きのストロークに応じた長さに設定することを特徴とする[1],[2],[3],[4]または[5]に記載のアンダーカット処理機構(30)。
[7]前記ホルダー(40)自体を、該ホルダー(40)を設ける前記可動型(14)または前記固定型(11)として構成したことを特徴とする[1],[2],[3],[4],[5]または[6]に記載のアンダーカット処理機構(30)。
前記本発明は次のように作用する。
前記[1]に記載のアンダーカット処理機構(30)によれば、アンダーカット成形コア(60)は、成形品(P)のアンダーカット部(P1)の下面側を成形する第1分割コア(61)と、アンダーカット部(P1)の上面側を成形する第2分割コア(62)とが、互いに上下に重なる状態に配されて成る。これらの分割コア(61,62)は、それぞれがスライド部材(51,52)に支持される。
各分割コア(61,62)のうち上側に位置する第2分割コア(62)は、第1分割コア(61)より後方に延出しており、この延出した部分を支持する第2スライド部材(52)は、第1スライド部材(51)の後方に配される。すなわち、上下に重なる各分割コア(61,62)をそれぞれ支持する各スライド部材(51,52)は、互いに前後に並ぶ状態に配される。各スライド部材(51,52)は、固定型(11)または可動型(14)に対して一体に設けられたホルダー(40)内に、それぞれ摺動可能に収納される。
ここで各スライド部材(51,52)は、それぞれ支持する各分割コア(61,62)が、同一の型抜き方向に移動すると共に、該型抜き方向に異なる角度で交差するアンダーカット部(P1)からの別々の逃げ方向に移動するように、ホルダー(40)内にて摺動可能に収納される。これにより、アンダーカット部(P1)の下面側と上面側とで逃げ方向が異なるような様々な形状の成形品(P)を容易に型抜きすることが可能となる。
しかも、成形品(P)を型抜きする際、ホルダー(40)にある第1ガイド手段(43)によって、第1スライド部材(51)は、第1分割コア(61)が型抜き方向および逃げ方向にそれぞれ同時に移動する第1傾斜方向に沿って案内される。同様にホルダー(40)にある第2ガイド手段(44)によって、第2スライド部材(52)は、第2分割コア(62)が型抜き方向および逃げ方向にそれぞれ同時に移動する第2傾斜方向に沿って案内される。従って、各スライド部材(51,52)ないし各分割コア(61,62)は、成形位置から離型位置に確実に移動する。
以上のようなアンダーカット処理機構(30)によれば、全体的な構造の簡易化が可能となり、製造コストを大幅に低減することが可能となる。また、前記スライド部材(51,52)は、エジェクタ台板(20)や可動型(14)に分散させることなく、ホルダー(40)を介して固定型(11)または可動型(14)の何れか一方にのみに集中して配設することができる。これにより、コンパクトに構成することが可能となり、省スペース化の要請に応じることができ、金型への加工および組み込みが容易となる。
前記[2]に記載のアンダーカット処理機構(30)によれば、各スライド部材(51,52)の摺動に伴って、各分割コア(61,62)が成形位置から離型位置に移動した際、各分割コア(61,62)が、アンダーカット部(P1)を間にして互いに上下方向に離隔するように前記逃げ方向を設定する。このような構成により、アンダーカット部(P1)の下面側と上面側とで逃げ方向が大きく異なる形状、例えば、成形品(P)の内側に突出するアンダーカット部(P1)の上面側が水平方向、かつ下面側が下方向に抜くような形状も容易に型抜きすることができ、様々な形状のアンターカット部を備えた成形品(P)に対応することができる。
前記[3]に記載のアンダーカット処理機構(30)は、成形品(P)の型抜き時に、型抜き方向に駆動されるエジェクタピン(21)の突き出し動作に応じて作動する。成形が終わり可動型(14)から固定型(11)が離れると、成形品(P)の外側が現われる。次いでエジェクタピン(21)が型抜きのために、成形品(P)を可動型(14)から離間させるように突き出し動作し、該エジェクタピン(21)の先端部はホルダー(40)内を移動する。
各エジェクタピン(21)の突き出し動作に伴って、一方のエジェクタピン(21)の先端部に連結されている第1スライド部材(51)は、ホルダー(40)に設けられた第1ガイド手段(43)によって第1傾斜方向に案内され、他方のエジェクタピン(21)の先端部に連結されている第2スライド部材(52)は、同じくホルダー(40)に設けられた第2ガイド手段(44)によって第2傾斜方向に案内される。これにより、各分割コア(61,62)も成形位置から離型位置に確実に移動する。
ここで、ホルダー(40)の内壁および各スライド部材(51,52)の外壁の何れか一方に、前記各傾斜方向に延びる斜溝(43,44)を設け、何れか他方に、同じく前記各傾斜方向に延びて前記斜溝(43,44)に摺動可能に嵌合する斜条(53,54)を設けて、ホルダー(40)内にある斜溝(43,44)または斜条(53,54)を、それぞれ前記各ガイド手段とする。
これにより、各スライド部材(51,52)の移動は、各スライド部材(51,52)自体とホルダー(40)とに設けられた斜溝(43,44)および斜条(53,54)の嵌合関係によって確実かつ円滑に案内されると共に、型抜き時における負荷も一箇所に集中することがなく分散されるので、耐久性が高められる。また、設計時における高い精度出しも緩和されるため、さらなるコストダウンが可能となる。
前記[4]に記載のアンダーカット処理機構(30)によれば、アンダーカット成形コア(60)の各分割コア(61,62)を、それぞれ対応する各スライド部材(51,52)の先端部に一体的に設ける。これにより、いっそう構造が簡単となり、コストダウンが可能となる。
前記[5]に記載のアンダーカット処理機構(30)によれば、アンダーカット成形コア(60)の各分割コア(61,62)を、それぞれ対応する各スライド部材(51,52)の先端部に別体として着脱可能に組み付ける。これにより、様々なアンダーカット成形コア(60)に後から付け替えることが可能となり汎用性が広がる。
前記[6]に記載のアンダーカット処理機構(30)によれば、各スライド部材(51,52)を成形品(P)の型抜きのストロークに応じた長さに設定する。これにより、成形品(P)の型抜きにおける大きなストロークから小さなストロークまでに適宜対応することができる。
前記[7]に記載のアンダーカット処理機構(30)によれば、ホルダー(40)自体を、該ホルダー(40)を設ける可動型(14)または固定型(11)として構成する。すなわち、金型に直接ホルダー(40)の内部空間の代わりとなる中空部を形成して、この中空部内に各スライド部材(51,52)を、成形位置と離型位置とに摺動可能に収納すれば良い。これにより、ホルダー(40)部品が不要となって部品点数が削減され、成形用金型装置(1)全体の構成をよりいっそう簡易化することができ、コストを低減することが可能となる。
本発明に係るアンダーカット処理機構によれば、アンダーカット部の下面側と上面側とで逃げ方向が異なるような様々な形状の成形品を容易に型抜きすることができる。しかも、コンパクトに構成することが可能となり省スペース化の要請に応じることができ、金型への加工および組み込みが容易で、また構成が簡単であり組み立てに手間と時間がかからず、コストダウンを実現することができる。
以下、図面に基づき本発明を代表する実施の形態を説明する。
図1〜図3は、本実施の形態に係る成形用金型装置1と、これを構成する金型10およびアンダーカット処理機構30の動作を説明するための断面図である。成形用金型装置1は、アンダーカット部P1のある成形品Pを金型10によって成形する装置である。金型10は、成形品Pの外観部分を成形する固定型11と、成形品Pの内側を成形する可動型14とから成る。
本実施の形態に係る成形品Pは、図13に示すように、上面部の一端側に側壁部が連なる略L字形の断面形状の部材であり、側壁部の内側にアンダーカット部P1が突出している。このアンダーカット部P1は、上面側が水平方向に型抜きできる水平面をなしているが、下面側は先端縁に向かって下方に傾く傾斜面をなしており、下方向しか型抜きできない形状となっている。また、成形品Pの側壁部の下端縁P2は内側に湾曲している。なお、成形品Pの材料は、プラスチック等の合成樹脂のみならず鉄等の金属も該当する。
図1に示すように、固定型11は、その主要部である固定型板12と、これを固定する固定取付板13とから成る。一方、可動型14は、その主要部である可動型板15と、該可動型板15の下方にスペーサブロック16を介して固定される可動取付板17とから成る。可動型板15と可動取付板17との間には、エジェクタ台板20が上下移動可能に配設されている。
エジェクタ台板20上には、2本のエジェクタピン21が互いに前後に並ぶ状態で平行に立設されている。各エジェクタピン21は丸棒部材から形成されており、それぞれ基端部がノックピンを介してエジェクタ台板20に固定されている。各エジェクタピン21の先端部は、後述するホルダー40内に摺動可能に挿通している。エジェクタピン21は、エジェクタ台板20の上下移動に伴って型抜き方向に駆動される。なお、可動型板15には、各エジェクタピン21が自由に貫通するための縦孔が穿設されている。
本願発明の根幹を成すアンダーカット処理機構30は、型抜き方向となる上下方向に駆動されて突き出し動作する前記各エジェクタピン21と、各エジェクタピン21の先端部が摺動可能に案内されるホルダー40と、各エジェクタピン21の先端部にそれぞれ連結され、ホルダー40内に移動可能に配される第1スライド部材51、第2スライド部材52と、各スライド部材51,52の先端部に設けられたアンダーカット成形コア60とを有する。
図1〜図3に示すように、ホルダー40は箱状部材から成り、該ホルダー40は、前後に並ぶ状態で平行に配された各スライド部材51,52が、それぞれ成形位置(図1参照。)と離型位置(図3参照。)とに摺動可能な内部空間を有する。ホルダー40は、可動型14内に一体に収納された状態に設けられている。
図12に示すように、ホルダー40の内部空間は、隔壁40aによって前後に仕切られており、前側に位置する前内部空間41には、前側に位置する第1スライド部材51が収納され、後側に位置する後内部空間42には、後側に位置する第2スライド部材52が収納される。なお、前内部空間41の開口端は、後内部空間42の開口端よりも低い位置に設定されている。
図1および図12に示すように、ホルダー40の前内部空間41の内壁面には、成形品Pの型抜き時に第1スライド部材51を成形位置から離型位置に向けて、型抜き方向(図1中で上方向)、および該型抜き方向に交差するアンダーカット部P1の下面側からの逃げ方向に、それぞれ同時に移動する第1傾斜方向に沿って案内する第1ガイド手段である第1斜溝43が両側に凹設されている。
後述する第1スライド部材51の両側縁には、前記第1斜溝43に摺動可能に嵌合する第1斜条53が凸設されている。ここで第1斜溝43は、ホルダー40と第1スライド部材51との何れに設けても良く、何れか他方に第1斜条53を設けることになる。要するに、第1スライド部材51が型抜き動作時に前記第1傾斜方向に移動可能に案内されれば良い。なお、ホルダー40における前内部空間41の開口端は、第1スライド部材51が貫通して前記第1傾斜方向に移動可能に案内される断面形状となっている。
同様に、ホルダー40の後内部空間42の内壁面には、成形品Pの型抜き時に第2スライド部材52を成形位置から離型位置に向けて、型抜き方向(図1中で上方向)、および該型抜き方向に交差するアンダーカット部P1の上面側からの逃げ方向に、それぞれ同時に移動する第2傾斜方向に沿って案内する第2ガイド手段である第2斜溝44が両側に凹設されている。
ここで第2スライド部材52の逃げ方向は、前記第1スライド部材51の逃げ方向とは異なる角度で型抜き方向に交差するように設定されている。詳しく言えば、第2スライド部材52の逃げ方向は、型抜き方向(図1中で上方向)に対して直角に交差する方向(図1中で水平方向)である。一方、第1スライド部材51の逃げ方向は、型抜き方向(図1中で上方向)に対して下方に傾斜する方向(図1中で後方(紙面右側)下に向かって傾斜する方向)となっている。
後述する第2スライド部材52の両側縁には、前記第2斜溝44に摺動可能に嵌合する第2斜条54が凸設されている。ここで第2斜溝44は、ホルダー40と第2スライド部材52との何れに設けても良く、何れか他方に第2斜条54を設けることになる。要するに、第2スライド部材52が型抜き動作時に前記第2傾斜方向に移動可能に案内されれば良い。なお、ホルダー40における後内部空間42の開口端も、第2スライド部材52が貫通して前記第2傾斜方向に移動可能に案内される断面形状となっている。
図6〜図11に示すように、各スライド部材51,52は、図示した駒形部材から形成されており、各エジェクタピン21の先端部に対して、前記型抜き方向とそれぞれ異なる角度で交差する別々の逃げ方向に摺動可能に基端部が連結されている。各エジェクタピン21の先端部には、ホルダー40内で型抜き方向に摺動可能に配される保持駒部22,24が設けられている。一方、各スライド部材51,52の基端部には、前記保持駒部22,24に対して、それぞれ別々の逃げ方向に摺動可能に連結される逃げ動作駒部55,56が設けられている。なお、第1スライド部材51は、第2スライド部材52よりも全長が短く設定されている。
図8および図9に示すように、第1スライド部材51に対応する保持駒部22は、エジェクタピン21の軸方向(図中で上方向)に対して下方に傾斜する逃げ方向に延びる凸条として、エジェクタピン21の先端部に設けられている。一方、第1スライド部材51の逃げ動作駒部55は、保持駒部22に沿って移動可能に嵌合する蟻溝として形成されている。保持駒部22と逃げ動作駒部55とは、互いに押し引き可能に連結されており、エジェクタピン21の突き出し動作に伴って、第1スライド部材51が前記第1傾斜方向に移動するように設定されている。
図10および図11に示すように、第2スライド部材52に対応する保持駒部24は、エジェクタピン21の軸方向(図中で上方向)に対して直角な逃げ方向に延びる凸条として、エジェクタピン21の先端部に設けられている。一方、第2スライド部材52の逃げ動作駒部56は、保持駒部24に沿って移動可能に嵌合する蟻溝として形成されている。保持駒部24と逃げ動作駒部56とは、互いに押し引き可能に連結されており、エジェクタピン21の突き出し動作に伴って、第2スライド部材52が前記第2傾斜方向に移動するように設定されている。
図6および図7に示すように、各スライド部材51,52の先端部には、アンダーカット成形コア60が支持されている。アンダーカット成形コア60は、成形品Pのアンダーカット部P1の下面側と上面側とに対応して、アンダーカット部P1の下面側を成形する第1分割コア61と、アンダーカット部P1の上面側を成形する第2分割コア62とが、互いに上下に重なる状態で平行に配されて成る。
上側に位置する第2分割コア62は、第1分割コア61より後方に延出しており、この延出した部分を支持する第2スライド部材52は、第1スライド部材51の後方に配される。すなわち、上下に重なる各分割コア61,62をそれぞれ支持する各スライド部材51,52は、互いに前後に並ぶ状態に配される。なお、第1分割コア61は、アンダーカット部P1の下面側のみならず、該アンダーカット部P1より下方に位置する成形品Pの内面側を成形し、第2分割コア62は、アンダーカット部P1の上面側のみならず、該アンダーカット部P1より上方に位置する成形品Pの内面側を成形するものである。
第1分割コア61は、前記第1スライド部材51の先端部に支持されており、該第1スライド部材51の移動と共にアンダーカット部P1の下面側から型抜き可能な前述した第1傾斜方向に案内される。また、第2分割コア62は、前記第2スライド部材52の先端部に支持されており、該第2スライド部材52の移動と共にアンダーカット部P1の上面側から型抜き可能な前述した第2傾斜方向に案内される。なお、各分割コア61,62は、それぞれ各スライド部材51,52の先端部に別体として着脱可能に組み付けられているが、各スライド部材51,52の先端部に一体的に設けても良い。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
図1は、成形用金型装置1により成形品Pの成形が終了した状態を示している。図2に示すように、成形が終了して固定型11が可動型14から離れると、成形品Pの外側(外観部分)が可動型板15上に露出する。次いで、図3に示すように、エジェクタ台板20が上方に駆動されると、該エジェクタ台板20上に立設されている各エジェクタピン21が、可動型板15にある縦孔を貫通した状態で型抜き方向(上方)に真っ直ぐに突き出し動作する。
図6および図7に示すように、各エジェクタピン21の先端部には、それぞれ可動型14内で型抜き方向に摺動可能に配される保持駒部22,24があり、各スライド部材51,52の基端部には、前記保持駒部22,24に対して逃げ方向に摺動可能に連結される逃げ動作駒部55,56があるので、各エジェクタピン21の先端部と各スライド部材51,52の基端部とを、互いに押し引き可能な状態で相対的に変位するよう確実に連結することができる。
各エジェクタピン21の突き出し動作による型抜き方向(上方)への移動に伴って、ホルダー40内では、各エジェクタピン21に前記保持駒部22,24を介して支持されている各スライド部材51,52が、それぞれ同一の型抜き方向に移動すると共に、該型抜き方向にそれぞれ異なる角度で交差するアンダーカット部P1からの別々の逃げ方向にも同時に移動する。
詳しく言えば、第1スライド部材51は、その第1斜条53がホルダー40内の第1ガイド手段である第1斜溝43に摺動しつつ、型抜き方向およびアンダーカット部P1の下面側からの逃げ方向に、それぞれ同時に移動する第1傾斜方向に案内される。また、第2スライド部材52は、その第2斜条54がホルダー40内の第2ガイド手段である第2斜溝44に摺動しつつ、型抜き方向およびアンダーカット部P1の上面側からの逃げ方向に、それぞれ同時に移動する第2傾斜方向に案内される。
ガイド手段を成すホルダー40内の斜溝43,44と、各スライド部材51,52における斜条53,54との嵌合関係によれば、各スライド部材51,52を確実かつ円滑にそれぞれ傾斜方向に案内することができる。しかも、成形品Pの型抜き時における負荷も一箇所に集中することがなく分散されるので、耐久性が高められる。また、設計時における高い精度出しも緩和されるため、さらなるコストダウンが可能となる。
そして、各スライド部材51,52が、それぞれ互いに異なる前記傾斜方向に移動することにより、各スライド部材51,52に支持されているアンダーカット成形コア60は、成形位置から離型位置に移動する。すなわち、図3に示すように、第1スライド部材51に支持された第1分割コア61は、アンダーカット部P1の下面側から離脱し、第2スライド部材52に支持された第2分割コア62は、アンダーカット部P1の上面側から離脱する。これにより、成形品Pのアンダーカット部P1が取外し可能な状態となり、成形品Pを型抜きすることができる。
このような構成によれば、アンダーカット部P1の下面側と上面側とで逃げ方向が異なるような様々な形状の成形品Pを容易に型抜きすることが可能となる。特に、各分割コア61,62が成形位置から離型位置に移動した際、各分割コア61,62は、アンダーカット部P1を間にして互いに上下方向に離隔する。これにより、アンダーカット部P1の下面側と上面側とで逃げ方向が大きく異なる形状、例えば本実施の形態のように、成形品Pの内側に突出するアンダーカット部P1の上面側が水平方向、かつ下面側が下方向に抜くような形状も容易に型抜きすることができる。
また、各スライド部材51,52を、エジェクタ台板20や可動型14に分散させることなく、ホルダー40を介して可動型14のみに集中して配設することができる。従って、成形用金型装置1全体をコンパクトに構成することが可能となり、省スペース化の要請にも応じることができ、金型10への加工および組み込みが容易となる。特に、アンダーカット処理機構30は、予めホルダー40に組み込んだ形でユニットとして構成することができる。これにより、ホルダー40を介して可動型14内に容易に後付けすることができる。
図3において、成形品Pが抜き去られると、各エジェクタピン21が成形時の位置に戻るに従い、各エジェクタピン21に引かれて各スライド部材51,52や各分割コア61,62も初期位置に戻る。また、固定型11も成形位置に戻って、次の成形品Pが成形されることになる。ところで、各スライド部材51,52を、成形品Pの型抜きのストロークに応じた長さに設定することにより、成形品Pの型抜きにおける大きなストロークから小さなストロークまでに適宜対応することができる。
なお、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は前述した実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。例えば、成形品Pや各分割コア61,62の形状は、具体的に図示したものに限定されるわけではない。
また、前記実施の形態では、ホルダー40を可動型14に対して一体に設けたが、可動型14ではなく固定型11に一体に設けるように構成しても良い。さらに、スライド部材51,52とホルダー40とが摺接し合う部位、特に斜溝43,44の内面等を窒化処理することにより、摩擦係数を低減することが可能となり、さらに円滑に動作させることができる。
また、前記実施の形態では、各分割コア61,62を、各スライド部材51,52の先端部に別体として着脱可能に組み付けたことにより、様々な分割コア61,62に後から付け替えることが可能となり汎用性が広がる。一方、各分割コア61,62を、各スライド部材51,52の先端部に一体的に設けるように構成しても良い。これにより、いっそう構造が簡単となり、コストダウンが可能となる。
また、前記実施の形態では、ホルダー40内に、各スライド部材51,52の斜条53,54に嵌合する斜溝43,44を設けることで、各スライド部材51,52を傾斜方向に案内するガイド手段としたが、他に例えば、ホルダー40の端面部に、各スライド部材51,52が貫通して傾斜した状態で移動可能に案内されるガイド孔を穿設してガイド手段としたり、あるいは、ホルダー40の内部に、各スライド部材51,52の外周全体を摺動可能に案内する溝を設けてガイド手段としても良い。
さらに、前記実施の形態では、ホルダー40を、可動型14(または固定型11)とは別体に構成して後から一体に組み付けているが、ホルダー40自体を、可動型14(または固定型11)として構成しても良い。すなわち、金型10に直接ホルダー40の内部空間の代わりとなる中空部を形成して、この中空部内に各スライド部材51,52等を、成形位置と離型位置とに摺動可能に収納すれば良い。これにより、ホルダー40に関する部品点数が削減され、成形用金型装置1全体の構成をよりいっそう簡易化することができ、コストを低減することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る成形用金型装置およびアンダーカット処理機構の成形時における動作を説明する断面図である。 本発明の実施の形態に係る成形用金型装置およびアンダーカット処理機構の固定型分離時における動作を説明する断面図である。 本発明の実施の形態に係る成形用金型装置およびアンダーカット処理機構のエジェクタピン突出終了時における動作を説明する断面図である。 本発明の実施の形態に係るアンダーカット処理機構のスライド部材および分割コアが成形位置にある状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るアンダーカット処理機構のスライド部材および分割コアが離型位置にある状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るアンダーカット処理機構の各スライド部材と各エジェクタピンとの連結関係を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るアンダーカット処理機構の各スライド部材と各エジェクタピンとの連結関係を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るアンダーカット処理機構の第1スライド部材とエジェクタピンとの連結関係を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るアンダーカット処理機構の第1スライド部材とエジェクタピンとの連結関係を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るアンダーカット処理機構の第2スライド部材とエジェクタピンとの連結関係を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るアンダーカット処理機構の第2スライド部材とエジェクタピンとの連結関係を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るアンダーカット処理機構のホルダーを示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るアンダーカット処理機構で型抜きする成形品を示す斜視図である。
符号の説明
P…成形品
P1…アンダーカット部
1…成形用金型装置
10…金型
11…固定型
12…固定型板
13…固定取付板
14…可動型
15…可動型板
16…スペーサブロック
17…可動取付板
20…エジェクタ台板
21…エジェクタピン
22,24…保持駒部
30…アンダーカット処理機構
40…ホルダー
40a…隔壁
41…前内部空間
42…後内部空間
43…第1斜溝
44…第2斜溝
51…第1スライド部材
52…第2スライド部材
53…第1斜条
54…第2斜条
55,56…逃げ動作駒部
60…アンダーカット成形コア
61…第1分割コア
62…第2分割コア

Claims (7)

  1. 成形品を固定型および可動型によって成形する成形用金型装置において、成形品の型抜き時に該成形品の突出したアンダーカット部を取外し可能な状態とするアンダーカット処理機構において、
    前記アンダーカット部の下面側と上面側とに対応して、前記アンダーカット部の下面側を成形する第1分割コアと、前記アンダーカット部の上面側を成形する第2分割コアとが、互いに上下に重なる状態に配されて成るアンダーカット成形コアと、
    前記アンダーカット成形コアの上下の分割コアに対応して、前記第1分割コアを支持する第1スライド部材と、前記第1分割コアより後方に延出する前記第2分割コアを支持する第2スライド部材とが、互いに前後に並ぶ状態に配されて成るスライド部材と、
    前記固定型または前記可動型に対して一体に設けられ、前記各スライド部材により支持された前記各分割コアが、それぞれ同一の型抜き方向に移動すると共に、該型抜き方向にそれぞれ異なる角度で交差する前記アンダーカット部からの別々の逃げ方向に移動するように、前記各スライド部材を摺動可能に収納するホルダーとを有し、
    前記ホルダーに、前記第1スライド部材を、前記第1分割コアが前記型抜き方向および前記逃げ方向にそれぞれ同時に移動する第1傾斜方向に沿って案内する第1ガイド手段を設けると共に、前記第2スライド部材を、前記第2分割コアが前記型抜き方向および前記逃げ方向にそれぞれ同時に移動する第2傾斜方向に沿って案内する第2ガイド手段を設けたことを特徴とするアンダーカット処理機構。
  2. 前記各スライド部材の摺動に伴って、前記各分割コアが成形位置から離型位置に移動した際、前記各分割コアが、前記アンダーカット部を間にして互いに上下方向に離隔するように前記逃げ方向を設定したことを特徴とする請求項1に記載のアンダーカット処理機構。
  3. 前記各スライド部材に対応して、型抜き方向に駆動されて突き出し動作するエジェクタピンを有し、
    前記ホルダーは、前記エジェクタピンの先端部が移動可能に案内される状態で前記可動型に一体に設けられ、
    前記各スライド部材は、それぞれの基端部が前記エジェクタピンの先端部に対して前記逃げ方向に摺動可能に連結され、
    前記ホルダーの内壁および前記第1スライド部材の外壁の何れか一方に、該第1スライド部材が移動する前記第1傾斜方向に延びる第1斜溝を設け、何れか他方に、同じく前記第1傾斜方向に延びて前記第1斜溝に摺動可能に嵌合する第1斜条を設け、前記ホルダー内にある第1斜溝または第1斜条を前記第1ガイド手段とし、
    前記ホルダーの内壁および前記第2スライド部材の外壁の何れか一方に、該第2スライド部材が移動する前記第2傾斜方向に延びる第2斜溝を設け、何れか他方に、同じく前記第2傾斜方向に延びて前記第2斜溝に摺動可能に嵌合する第2斜条を設け、前記ホルダー内にある第2斜溝または第2斜条を前記第2ガイド手段としたことを特徴とする請求項1または2に記載のアンダーカット処理機構。
  4. 前記アンダーカット成形コアの各分割コアは、それぞれ対応する前記各スライド部材の先端部に一体的に設けられたことを特徴とする請求項1,2または3に記載のアンダーカット処理機構。
  5. 前記アンダーカット成形コアの各分割コアは、それぞれ対応する前記各スライド部材の先端部に別体として着脱可能に組み付けられることを特徴とする請求項1,2または3に記載のアンダーカット処理機構。
  6. 前記各スライド部材を前記成形品の型抜きのストロークに応じた長さに設定することを特徴とする請求項1,2,3,4または5に記載のアンダーカット処理機構。
  7. 前記ホルダー自体を、該ホルダーを設ける前記可動型または前記固定型として構成したことを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6に記載のアンダーカット処理機構。
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