JP5458412B2 - アンダーカット処理機構 - Google Patents
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[1]固定型(12)と可動型(13)から成る金型(11)において、成形品(P)の型抜き方向と交差する方向に凹凸するアンダーカット部(P1)を型抜き可能にするアンダーカット処理機構であって、
前記型抜き方向に駆動されて突き出し動作するエジェクタピン(20)と、
前記エジェクタピン(20)の先端側が案内される状態で、前記固定型(12)または前記可動型(13)に内設されるホルダー(30)と、
前記エジェクタピン(20)の先端側に一体に設けられ、前記ホルダー(30)内で型抜き方向に摺動可能な保持駒(40)と、
前記アンダーカット部(P1)を両側から囲む状態に分割され、前記ホルダー(30)外に配置されるアンダーカット成形コア(60)と、
前記分割された各アンダーカット成形コア(60)をそれぞれ先端側に支持した状態で前記ホルダー(30)内に挿入され、それぞれ基端側が前記保持駒(40)に対して前記型抜き方向と交差するアンダーカット部(P1)からの別々の逃げ方向に摺動可能に連結された複数の連結部材(50)と、を有して成り、
前記保持駒(40)の前後壁面には、前記複数の連結部材(50)のうち何れか一の連結部材(51)の先端側の前記アンダーカット部(P1)が前記型抜き方向と交差して前記保持駒(40)の一端側に向かう、前記アンダーカット部(P1)からの第1逃げ方向へ延びる被嵌合溝(41)を設け、
前記保持駒(40)の上端は、前記複数の連結部材(50)のうち他の連結部材(52)の先端側の前記アンダーカット部(P1)が前記型抜き方向と交差して前記保持駒(40)の他端側に向かう、前記アンダーカット部(P1)からの第2逃げ方向へ延び、
前記一の連結部材(51)は、途中から基端側にかけて二股に分けて形成し、該二股の間となるガイド溝(53)で前記保持駒(40)を前後から跨ぐ状態に配置し、該二股の一対の基端にそれぞれ対向するように突出した嵌合突起(54)を設け、該嵌合突起(54)を前記保持駒(40)の被嵌合溝(41)に摺動可能に案内されるよう連結し、
前記他の連結部材(52)は、前記一の連結部材(51)のガイド溝(53)を挿通する状態で、前記保持駒(40)の上端側に対して前記第2逃げ方向に摺動可能に基端側を連結し、
前記ホルダー(30)内に、前記一の連結部材(51)を前記型抜き方向および前記第1逃げ方向にそれぞれ同時に移動する第1傾斜方向に沿って案内する第1ガイド手段(34)を設けると共に、前記他の連結部材(52)を前記型抜き方向および前記第2逃げ方向にそれぞれ同時に移動する第2傾斜方向に沿って案内する第2ガイド手段(35)を設けたことを特徴とするアンダーカット処理機構。
前記中子(70)は、その軸心が前記型抜き方向と平行な向きに延び、前記各アンダーカット成形コア(60)に囲まれる位置で前記ホルダー(30)の上端側に固定されたことを特徴とする[1]に記載のアンダーカット処理機構。
前記他の連結部材(52)の外壁および前記ホルダー(30)の内壁の何れか一方に、該他の連結部材(52)が移動する前記第2傾斜方向に延びる第2斜溝(35)を設け、何れか他方に、同じく前記第2傾斜方向に延びて前記第2斜溝(35)に摺動可能に嵌合する第2斜条(57)を設け、前記ホルダー(30)内にある第2斜溝(35)または第2斜条(57)を前記第2ガイド手段(35)としたことを特徴とする[1]または[2]に記載のアンダーカット処理機構。
前記[1]に記載のアンダーカット処理機構は、金型の型抜き動作時において、型抜き方向に駆動されるエジェクタピン(20)の突き出し動作に応じて作動する。成形が終わり可動型(13)から固定型(12)が離れると、成形品(P)の片側が現われる。次いでエジェクタピン(20)が型抜きのために、成形品(P)を可動型(13)から離間させるように突き出し動作し、該エジェクタピン(20)の先端側は、固定型(12)または可動型(13)に内設されているホルダー(30)内で摺動可能に案内される。
図1ないし図3は、本実施の形態に係る成形用金型装置10を構成する金型11およびアンダーカット処理機構の動作を説明するための縦断面図である。図1は、成形品Pの成形時の状態を示しており、図2は、成形品Pの型抜き時の状態を示している。図3は、成形品Pの成形時の状態を示す図1とは直角な別方向から見た縦断面図である。成形用金型装置10は、成形品Pを金型11によって成形する装置である。
図1、図3に示すように、成形用金型装置10によって成形品Pが成形される。このとき、可動型13にあるホルダー30内では、各連結部材51,52が互いに中心付近で交差するように、一の連結部材51のガイド溝53に他の連結部材52が貫通している。かかる状態で、各連結部材51,52の先端部に支持された各成形コア61,62は、それぞれ中子70を全周方向から囲むように対接し合う成形位置にある。
P1…アンダーカット部
P2…内孔
10…成形用金型装置
11…金型
12…固定型
13…可動型
13a…中空部
13b…ブロック
13c…縦孔
13d…凹部
14…可動取付板
15…エジェクタ台板
20…エジェクタピン
21…先端部
22…基端部
23…ノックピン
30…ホルダー
31…内部空間
32…ガイド孔
33…ガイド孔
34…第1斜溝
35…第2斜溝
40…保持駒
41…被嵌合溝
42…突条
50…連結部材
51…連結部材
52…連結部材
53…ガイド溝
54…嵌合突起
55…蟻溝
56…第1斜条
57…第2斜条
60…アンダーカット成形コア
61…第1成形コア
62…第2成形コア
70…中子
Claims (7)
- 固定型と可動型から成る金型において、成形品の型抜き方向と交差する方向に凹凸するアンダーカット部を型抜き可能にするアンダーカット処理機構であって、
前記型抜き方向に駆動されて突き出し動作するエジェクタピンと、
前記エジェクタピンの先端側が案内される状態で、前記固定型または前記可動型に内設されるホルダーと、
前記エジェクタピンの先端側に一体に設けられ、前記ホルダー内で型抜き方向に摺動可能な保持駒と、
前記アンダーカット部を両側から囲む状態に分割され、前記ホルダー外に配置されるアンダーカット成形コアと、
前記分割された各アンダーカット成形コアをそれぞれ先端側に支持した状態で前記ホルダー内に挿入され、それぞれ基端側が前記保持駒に対して前記型抜き方向と交差するアンダーカット部からの別々の逃げ方向に摺動可能に連結された複数の連結部材と、を有して成り、
前記保持駒の前後壁面には、前記複数の連結部材のうち何れか一の連結部材の先端側の前記アンダーカット部が前記型抜き方向と交差して前記保持駒の一端側に向かう、前記アンダーカット部からの第1逃げ方向へ延びる被嵌合溝を設け、
前記保持駒の上端は、前記複数の連結部材のうち他の連結部材の先端側の前記アンダーカット部が前記型抜き方向と交差して前記保持駒の他端側に向かう、前記アンダーカット部からの第2逃げ方向へ延び、
前記一の連結部材は、途中から基端側にかけて二股に分けて形成し、該二股の間となるガイド溝で前記保持駒を前後から跨ぐ状態に配置し、該二股の一対の基端にそれぞれ対向するように突出した嵌合突起を設け、該嵌合突起を前記保持駒の被嵌合溝に摺動可能に案内されるよう連結し、
前記他の連結部材は、前記一の連結部材のガイド溝を挿通する状態で、前記保持駒の上端側に対して前記第2逃げ方向に摺動可能に基端側を連結し、
前記ホルダー内に、前記一の連結部材を前記型抜き方向および前記第1逃げ方向にそれぞれ同時に移動する第1傾斜方向に沿って案内する第1ガイド手段を設けると共に、前記他の連結部材を前記型抜き方向および前記第2逃げ方向にそれぞれ同時に移動する第2傾斜方向に沿って案内する第2ガイド手段を設けたことを特徴とするアンダーカット処理機構。 - 前記アンダーカット部の下端側にある内孔を成形するための中子を有し、
前記中子は、その軸心が前記型抜き方向と平行な向きに延び、前記各アンダーカット成形コアに囲まれる位置で前記ホルダーの上端側に固定されたことを特徴とする請求項1に記載のアンダーカット処理機構。 - 前記一の連結部材の外壁および前記ホルダーの内壁の何れか一方に、該一の連結部材が移動する前記第1傾斜方向に延びる第1斜溝を設け、何れか他方に、同じく前記第1傾斜方向に延びて前記第1斜溝に摺動可能に嵌合する第1斜条を設け、前記ホルダー内にある第1斜溝または第1斜条を前記第1ガイド手段とし、
前記他の連結部材の外壁および前記ホルダーの内壁の何れか一方に、該他の連結部材が移動する前記第2傾斜方向に延びる第2斜溝を設け、何れか他方に、同じく前記第2傾斜方向に延びて前記第2斜溝に摺動可能に嵌合する第2斜条を設け、前記ホルダー内にある第2斜溝または第2斜条を前記第2ガイド手段としたことを特徴とする請求項1または2に記載のアンダーカット処理機構。 - 前記各アンダーカット成形コアは、それぞれ対応する前記各連結部材の先端側に一体的に設けられたことを特徴とする請求項1,2または3に記載のアンダーカット処理機構。
- 前記各アンダーカット成形コアは、それぞれ対応する前記各連結部材の先端側に別体として着脱可能に組み付けられることを特徴とする請求項1,2または3に記載のアンダーカット処理機構。
- 前記各連結部材を前記成形品の型抜きのストロークに応じた長さに設定することを特徴とする請求項1,2,3,4または5に記載のアンダーカット処理機構。
- 前記ホルダーを、該ホルダーを設ける前記可動型または前記固定型に設けた中空部を囲む一部として構成したことを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6に記載のアンダーカット処理機構。
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