JP6618321B2 - 現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置に関するものである。
ここで、画像形成装置とは、記録材に画像を形成する装置をいう。プロセスカートリッジとは、少なくとも像担持体を有するものをいう。多くの場合、帯電手段、現像手段、クリーニング手段、像担持体と、を一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするものをいう。また、現像装置とは、少なくとも現像剤担持体を有するものをいう。多くの場合、現像剤担持体、それを支持する現像枠体、それに関わる部品と、を一体化し、画像形成装置の装置本体に着脱可能にしたものをいう。また、現像剤容器とは、現像剤を収容するための容器をいう。
電子写真画像形成装置(以下、「画像形成装置」という)では、像担持体として、一般にドラム型とされる電子写真感光体、即ち、感光ドラムを一様に帯電させる。次いで、帯電した感光ドラムを選択的に露光することによって、感光ドラム上に静電潜像を形成する。次いで、感光ドラム上に形成された静電潜像を、現像剤としてのトナーでトナー像として現像する。そして、感光ドラム上に形成されたトナー像を、記録用紙、プラスチックシートなどの記録材に転写し、更に記録材上に転写されたトナー像に熱や圧力を加えてトナー像を記録材に定着させることで画像記録を行う。
このような画像形成装置は、一般的に、トナー補給や各種プロセス部材のメンテナンスが必要になる。そのため、これらのメンテナンスを容易にするために、感光ドラム、帯電手段、現像手段、クリーニング手段などを一つの枠体内にまとめてカートリッジ化し、画像形成装置の装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジとしたものが実用化されている。
プロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをユーザ自身で行うことができるので、操作性を向上させ、ユーザビリティーに優れた画像形成装置を提供することができる。そのため、プロセスカートリッジ方式は、画像形成装置において広く用いられている。
また、上述したプロセスカートリッジの現像手段は、現像ローラ、現像ブレードを有する。現像ローラは、感光ドラムにトナーを供給する。現像ブレードは、現像ローラ上のトナーの層厚を規制する。このとき、現像手段は、トナーを収容するトナー室と現像ローラと現像ブレードが配置されるトナー供給室に分けられる。トナー室とトナー供給室は、トナー供給室が有するトナー供給開口によって連通されている。トナー室内のトナーは、トナー供給開口からトナー供給室に搬送される。このとき、トナーは、トナー室内に設けられている搬送部材によってトナー供給室に搬送される。
未使用状態のプロセスカートリッジのトナー供給開口は、トナーシール部材によって封止されているものもある。これは、プロセスカートリッジの物流時にトナー室にトナーがあると漏れる可能性があるため、トナー室にトナーがないようにしてトナーが漏れないようにするためである。従来、トナーシール部材は、ユーザがプロセスカートリッジ使用時に開封していたが、最近では自動でトナーシール部材を開封するものがある。自動で開封する構成の一例として、搬送部材でトナーシール部材を巻き取る構成がある(特許文献1)。
また、従来、トナー室内へのトナー充填は、トナー室の長手方向一端に設けられた開口より行い、充填後に開口をキャップ等の封止部材で封止していた。しかし、この方法では、開口を封止する封止部材を用意する必要があるため、部品点数が増加したり、組立工程が増加したりしていた。
そこで、部品点数と組立工程の増加を抑制する対策の一例として、以下の構成がある。トナー室内の搬送部材を中空にする。搬送部材の長手方向一端に補給開口を設け、搬送部材の長手方向に排出口を設ける。トナー充填時、トナー室にトナーを充填する充填開口に搬送部材の補給開口が重なり、補給開口より充填機でトナーを充填する。充填開口から充填されたトナーは、補給開口を介し、搬送部材の排出口からトナー室へ充填される。充填後、搬送部材に駆動力を伝達するための駆動伝達部材を、充填開口と補給開口を封止するように組み付ける(特許文献2)。このような構成により、封止部材を別途設ける必要がない。
特開2014−71126号公報 特開2014−71422号公報
しかしながら、トナーシール部材を搬送部材で巻き取り、且つ、中空で補給開口と排出口が設けられた搬送部材を有するプロセスカートリッジの場合、以下の課題があった。従来構成のプロセスカートリッジで発生する課題について、図16を用いて説明する。図16は、従来構成のプロセスカートリッジを示す断面図である。
図16(a)に示すように、プロセスカートリッジBは、クリーニングユニット60と現像ユニット20から形成される。クリーニングユニット60は、電子写真感光ドラム62を有する。電子写真感光ドラム62は、矢印R方向に回転する。なお、図16において、電子写真感光ドラム62の軸線方向を長手方向とする。
現像ユニット20は、トナー供給室28とトナー室29に分けられ、トナー供給室28とトナー室29は、トナー供給室が有するトナー供給開口30で連通している。トナー室29内には、トナーTが収容され、トナー供給開口30は、シート部材としてのトナーシール部材245で封止されている。トナー室29には、搬送部材243が回転可能に支持されている。搬送部材243は、中空であり、長手方向に渡って、排出口243aを有する。また、搬送部材243は、長手方向の一端に補給開口(不図示)を有する。トナーシール部材245は、搬送部材243に結合し、プロセスカートリッジBの使用時に搬送部材243によって巻き取られ、開封される。
プロセスカートリッジBが長手方向一端を下面にした状態で物流等の振動を受けると(以下、「縦振動」という)、トナー室29内の全域にトナーTが沈降して長手方向の片側に押し固められる。この状態でトナー室29内の搬送部材243を駆動させると、押し固められたトナーTが負荷となって、搬送部材243の駆動トルクが増大する。
これに加えて、トナーシール部材245を搬送部材243で巻き取り、且つ、中空で補給開口と排出口243aが設けられた搬送部材243を有するプロセスカートリッジBは、以下の現象が発生する。
トナーシール部材245と搬送部材243の排出口243aの間(図中領域K)に押し固められたトナーTが溜まる。この状態で、搬送部材243を矢印F方向に駆動させると、図16(b)に示すように、巻き取られたトナーシール部材245によって領域KのトナーTがさらに押し固められる。このとき、押し固められたトナーTを押す反力によって、トナーシール部材245が圧を受けるため搬送部材(または開封部材)243の駆動トルクがさらに増大する。また、領域KのトナーTによって、プロセスカートリッジBの長手方向から見た断面上における搬送部材(または開封部材)243の面積が増えるため、これによっても搬送部材243の駆動トルクが増大する。
すなわち、トナーシール部材を搬送部材(または開封部材)で巻き取り、且つ、中空で補給開口と排出口が設けられた搬送部材を有するプロセスカートリッジは、縦振動をされると、これまでよりも初期の搬送部材(または開封部材)の駆動トルクが増大する。これにより、画像形成装置やプロセスカートリッジの部品が破損したり、モータが脱調することで画像形成装置が停止したりする可能性があった。そのため、画像形成装置やプロセスカートリッジの部品を補強したり、モータのサイズアップをしたりして対策していた。
そこで本出願に係る発明の目的は、上述した構成において、搬送部材(または開封部材)の駆動トルクの上昇を低減できる構成を提供することである。
そこで、本発明は、
開口を有し現像剤を収容する現像剤容器であって、
穴を有し前記開口を封止するための封止部材と、
中空部と、前記中空部に連通し、かつ前記中空部から現像剤を排出可能な排出口を有する開封部材であって、回転して前記封止部材を移動させることにより前記開口を開封する開封部材と、を有し、
前記封止部材は、前記開封部材と前記封止部材の間に空間が形成され、かつ前記排出口が前記穴と前記空間に対向するように前記排出口を覆う位置にあり、かつ
前記開封部材の回転軸に沿って見た場合に、前記回転軸の回転中心から伸びる直線上に、前記回転中心、前記排出口、前記穴の順番に位置し、
前記開封部材が回転し、前記封止部材が前記空間にある現像剤を押すように移動したときに、前記空間にある現像剤が前記穴を通じて前記空間の外部に移動可能とされる現像剤容器を提供するものである。
また、本発明は、
現像剤を収容する現像剤容器であって、
中空部と、前記中空部に連通し、かつ前記中空部から現像剤を排出可能な排出口を有する搬送部材と
穴を有し、前記搬送部材との間に空間が形成され、かつ前記排出口が前記穴と前記空間に対向するように前記排出口を覆う位置にあるシート部材であって、前記搬送部材が回転することにより変形しながら現像剤を搬送するように構成されたシート部材と、を有し、
前記搬送部材の回転軸に沿って見た場合に、前記回転軸の回転中心から伸びる直線上に、前記回転中心、前記排出口、前記穴の順番に位置し、
前記搬送部材が回転し、前記シート部材が前記空間にある現像剤を押すように移動したときに、前記空間にある現像剤が前記穴を通じて前記空間の外部に移動可能とされる現像剤容器を提供するものである。
さらに、本発明は、現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置を提供するものである。
本発明によれば、搬送部材(または開封部材)の駆動トルクの上昇を低減できる。
実施例1に係る現像装置(現像ユニット)の断面図である。 実施例1に係る電子写真画像形成装置の画像形成装置本体及びプロセスカートリッジの断面図である。 実施例1に係るプロセスカートリッジの断面図である。 実施例1に係るプロセスカートリッジの側面図とクリーニング枠体内部の断面図である。 実施例1に係るプロセスカートリッジの着脱を説明する図である。 実施例1に係る電子写真画像形成装置本体にプロセスカートリッジが装着された状態におけるプロセスカートリッジと画像形成装置本体の駆動側位置決め部の斜視図である。 実施例1に係る電子写真画像形成装置本体にプロセスカートリッジが装着された状態におけるプロセスカートリッジと画像形成装置本体の非駆動側位置決め部の斜視図である。 実施例1に係るプロセスカートリッジを非駆動側から見た全体斜視図である。 実施例1に係るプロセスカートリッジを非駆動側から見た部分斜視図である。 実施例1に係るプロセスカートリッジを駆動側から見た全体斜視図である。 実施例1に係るプロセスカートリッジを駆動側から見た部分斜視図である。 実施例1に係る第1搬送部材の構成を示す斜視図である。 実施例1に係る現像剤の充填と駆動部材の組付けを説明する現像ユニットの断面図である。 実施例1に係るプロセスカートリッジの現像装置(現像ユニット)の断面図である。 実施例2に係るプロセスカートリッジの現像装置(現像ユニット)の断面図である。 比較構成のプロセスカートリッジの断面図である。
〔実施例1〕
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
また、以下の説明において、電子写真感光ドラムの回転軸線方向を長手方向とする。そして、長手方向において、画像形成装置本体から電子写真感光ドラムが駆動力を受ける側を駆動側とし、その反対側を非駆動側とする。
<電子写真画像形成装置全体構成>
最初に、全体構成について、図2を用いて説明する。
図2は、本発明の一実施の形態である電子写真画像形成装置の画像形成装置本体(以下、装置本体Aと記載する)とプロセスカートリッジ(以下、カートリッジBと記載する)の断面図である。ここで、装置本体Aとは、電子写真画像形成装置からカートリッジBを除いた部分である。
図2に示す電子写真画像形成装置は、カートリッジBを装置本体Aに着脱可能とした電子写真技術を利用したレーザビームプリンタである。カートリッジBが装置本体Aに装着されたとき、カートリッジBの電子写真感光ドラム(以下、ドラムと記載する)62に静電潜像を形成するための露光装置3(レーザスキャナユニット)が配置される。また、カートリッジBの下側に画像形成対象となる記録媒体(以下、シート材Pと記載する)を収納したシートトレイ4が配置されている。
さらに、装置本体Aには、シート材Pの搬送方向Dに沿って、ピックアップローラ5a、給送ローラ対5b、搬送ローラ対5c、転写ガイド6、転写ローラ7、搬送ガイド8、定着装置9、排出ローラ対10、排出トレイ11等が順次配置されている。なお、定着装置9は、加熱ローラ9a、および加圧ローラ9bにより構成されている。
<画像形成プロセス>
次に、画像形成プロセスの概略について、図2、3を用いて説明する。図2は、装置本体AとカートリッジBの断面図である。図3は、カートリッジBの断面図である。
図2に示すように、プリントスタート信号に基づいて、ドラム62は、図2中の矢印R方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動される。
図3に示すように、バイアス電圧が印加された帯電ローラ66は、ドラム62の外周面に接触し、ドラム62の外周面を一様均一に帯電する。
露光装置3は、図2に示すように、画像情報に応じたレーザ光Lを出力する。レーザ光Lは、カートリッジBのクリーニング枠体71に設けられたレーザ開口71hを通り、ドラム62の外周面を走査露光する。これにより、ドラム62の外周面には、画像情報に対応した静電潜像が形成される。
一方、図3に示すように、現像装置としての現像ユニット20において、トナー室29内の現像剤であるトナーTは、第1搬送部材43、第2搬送部材44、第3搬送部材50の回転によって撹拌され、トナー供給室28に送り出される。
トナーTは、磁性体であるマグネットローラ34(固定磁石)の磁力により、現像剤担持体である現像ローラ32の表面に担持される。トナーTは、現像ブレード42によって、摩擦帯電されつつ現像ローラ32周面上での層厚が規制される。その後、トナーTは、静電潜像に応じてドラム62へ現像され、トナー像(現像剤像)として可視像化される。
また、図2に示すように、レーザ光Lの出力タイミングとあわせて、ピックアップローラ5a、給送ローラ対5b、搬送ローラ対5cによって、装置本体Aの下部に収納されたシート材Pがシートトレイ4から送り出される。シート材Pは、転写ガイド6を経由して、ドラム62と転写ローラ7との間(転写位置)へ搬送される。転写位置において、トナー像は、ドラム62からシート材Pに順次転写される。
トナー像が転写されたシート材Pは、ドラム62から分離されて搬送ガイド8に沿って定着装置9に搬送される。ここで、シート材Pは、定着装置9を構成する加熱ローラ9aと加圧ローラ9bとのニップ部を通過する。ニップ部で加圧・加熱定着処理が行われてトナー像は、シート材Pに定着される。トナー像の定着処理を受けたシート材Pは、排出ローラ対10まで搬送され、図2の矢印方向Dに排出トレイ11に排出される。
一方、図3に示すように、転写後のドラム62は、クリーニングブレード77により外周面上の残留トナーが除去されて、再び画像形成プロセスに使用される。ドラム62から除去されたトナーは、クリーニングユニット60の廃トナー室71bに貯蔵される。
<カートリッジ着脱>
次に、装置本体Aに対するカートリッジBの着脱について、図5と図6を用いて説明する。図5(a)は、カートリッジBを着脱するために開閉扉13を開いた装置本体Aの斜視図である。図5(b)は、カートリッジBを着脱するために開閉扉13を開きトレイ18を引き出した状態の装置本体AとカートリッジBの斜視図である。図5(c)は、開閉扉13を開きトレイ18を引き出した状態で、カートリッジBを着脱している際の装置本体AおよびカートリッジBの斜視図である。図6は、装置本体AにカートリッジBが装着された状態におけるカートリッジBと装置本体Aの駆動側位置決め部の斜視図である。
図5(a)に示すように、装置本体Aには、開閉扉13が回動可能に取り付けられており、開閉扉13を開くと、カートリッジ挿入口17が設けられている。カートリッジ挿入口17内には、カートリッジBを装置本体Aに装着するための引き出し部材であるトレイ18が備えられている。図5(b)に示すように、トレイ18を所定の位置まで引き出すと、カートリッジBの着脱が可能である。カートリッジBは、トレイ18に載せられた状態で図5(b)中の矢印C方向にガイドレール(不図示)に沿って装置本体A内に装着される。カートリッジBは、トレイ18に対するカートリッジBの着脱は、図5(c)に示すように、図5(c)中の矢印E方向に沿って行われる。
また、装置本体Aには、図6に示すように、第1駆動軸14、および第2駆動軸19が設けられている。第1駆動軸14は、カートリッジBの第1カップリング70に駆動を伝達する。第2駆動軸19は、第2カップリング21に駆動を伝達する。第1駆動軸14と第2駆動軸19は、装置本体Aのモータ(不図示)により駆動される。これにより、第1カップリング70と連結しているドラム62が装置本体Aから駆動力を受けて回転する。また、第2カップリング21から駆動を伝達されることで現像ローラ32が回転する。帯電ローラ66と現像ローラ32は、装置本体Aの給電部(不図示)より所定のバイアス電圧を印加される。
<カートリッジ支持構成>
次に、装置本体AによるカートリッジBの支持構成について、図5、6、7を用いて説明する。図5(a)は、カートリッジBを着脱するために開閉扉13を開いた装置本体Aの斜視図である。図6は、装置本体AにカートリッジBが装着された状態におけるカートリッジBと装置本体Aの駆動側位置決め部の斜視図である。図7は、装置本体AにカートリッジBが装着された状態におけるカートリッジBと装置本体Aの非駆動側位置決め部の斜視図である。
図5(a)に示すように、装置本体Aには、カートリッジBを支持するための駆動側板15と非駆動側板16が設けられている。図6に示すように、駆動側板15には、駆動側第1支持部15a、駆動側第2支持部15b、およびカートリッジBの回転支持部15cが設けられている。また、図7に示すように、非駆動側板16には、非駆動側第1支持部16a、非駆動側第2支持部16b、および回転支持部16cが設けられている。
一方で、カートリッジBの駆動側の被支持部として、図6に示すように、ドラム軸受73の被支持部73b、被支持部73d、駆動側ボス71aが設けられている。被支持部73bが駆動側第1支持部15a、被支持部73dが駆動側第2支持部15bにより支持され、駆動側ボス71aが回転支持部15cにより支持される。
また、非駆動側の被支持部として、図7に示すように、非駆動側突部71fと非駆動側ボス71gが設けられている。非駆動側突部71fが非駆動側第1支持部16aと非駆動側第2支持部16bにより支持され、非駆動側ボス71gが回転支持部16cにより支持される。以上の構成でカートリッジBは、装置本体A内での位置が決められる。
<カートリッジの全体構成>
次に、カートリッジBの全体構成について、図3、4、8〜11を用いて説明する。図3は、カートリッジBの断面図である。図4は、カートリッジBの側面図とクリーニング枠体71内部の断面図である。図8は、カートリッジBを非駆動側から見た全体斜視図である。図9は、カートリッジBを非駆動側から見た部分斜視図である。図10は、カートリッジBを駆動側から見た全体斜視図である。図11は、カートリッジBを駆動側から見た部分斜視図である。
なお、図4において、図4(a)は、カートリッジBを駆動側から見た側面図であり、図4(b)は、図4(a)の矢印Y方向から見たクリーニング枠体内部の断面図である。
なお、図9は、図8の点線部内を拡大している(ただし、角度を変えている)。図11は、図10の点線部内を拡大している(ただし、角度を変えている)。また、本実施例において、各部品を結合する際のビスは、省略して説明する。
カートリッジBは、図3に示すように、クリーニングユニット60と現像ユニット20から形成される。
クリーニングユニット60は、ドラム62、帯電ローラ66、クリーニング部材77を有し、これらは、クリーニング枠体71によって支持される。さらに、クリーニング枠体71には、蓋部材72が溶着等によって固定される。また、帯電ローラ66とクリーニング部材77は、それぞれドラム62の外周面に接触して配置される。
クリーニング部材77は、ブレード状の弾性部材であるゴムブレード77aとゴムブレードを支持する支持部材77bから形成される。ゴムブレード77aは、ドラム62の回転方向に対してカウンター方向にドラム62に当接している。すなわち、ゴムブレード77aの先端部がドラム62の回転方向の上流側を向くようにドラム62に当接している。
クリーニング部材77によってドラム62の表面から除去された廃トナーは、図4(b)に示すように、廃トナー搬送部材としての第1スクリュー86、第2スクリュー87、第3スクリュー88によって矢印V方向に搬送される。搬送された廃トナーは、クリーニング枠体71と蓋部材72によって形成された廃トナー室71bに溜められる。また、第1スクリュー86は、装置本体AからカートリッジBが受けた駆動をギア(不図示)などによって伝達することで回転する。そして、第2スクリュー87は、第1スクリュー86から駆動を受けて回転する。第3スクリュー88は、第2スクリュー87から駆動を受けて回転する。第1スクリュー86は、ドラム62の近傍に配置される。第2スクリュー87は、クリーニング枠体71の長手方向端部に配置される。第3スクリュー88は、廃トナー室71bに配置される。ここで、第1スクリュー86と第3スクリュー88の回転軸線は、ドラム62の回転軸線と平行である。第2スクリュー87の回転軸線は、ドラム62の回転軸線と直交している。
また、図3に示すように、クリーニング枠体71から廃トナーが漏れることを防止するためのスクイシート65がドラム62に当接するようにクリーニング枠体71の縁部に設けられている。
ドラム62は、駆動源である本体駆動モータ(不図示)から駆動力を受けることにより、画像形成動作に応じて、図中矢印R方向に回転駆動される。
帯電ローラ66は、クリーニング枠体71の長手方向(ドラム62の回転軸線方向と略平行)の両端部において、帯電ローラ軸受67を介し、クリーニングユニット60に回転可能に取り付けられている。帯電ローラ66は、帯電ローラ軸受67が付勢部材68によりドラム62に向けて加圧されることでドラム62に圧接されている。帯電ローラ66は、ドラム62の回転に従動回転する。
現像ユニット20は、現像ローラ32と現像ブレード42を有する。現像ローラ32と現像ブレード42は、現像容器(第1枠体)23に支持される。現像容器23には、底部材(第2枠体)22が溶着等によって固定されることでトナー供給室28とトナー室29が形成される。つまり、本実施例の現像ユニットは、第1枠体と第2枠体の2つの枠体により構成されている。トナー供給室28とトナー室29は、トナー供給開口30で連通される。現像ローラ32は中空の現像スリーブであり、内部には、マグネットローラ34が設けられている。現像ブレード42は、現像ローラ32上のトナー層を規制する。図8に示すように、現像ローラ32には、間隔保持部材38が現像ローラ32の両端部に取り付けられている。間隔保持部材38とドラム62が当接することで、現像ローラ32は、ドラム62と所定の隙間をもって保持される。また、図3に示すように、吹き出し防止シート33が現像ローラ32に当接するように底部材22の縁部に設けられている。吹き出し防止シート33は、現像ユニット20からトナーが漏れるのを防止する。トナー室29には、回転部材としての第1搬送部材43、第2搬送部材44、第3搬送部材50が設けられている。第1搬送部材43、第2搬送部材44、第3搬送部材50は、時計方向に各々回転し、トナー室29に収容されたトナーを撹拌すると共に、トナー供給室28へトナーを搬送する。
クリーニングユニット60には、図10に示すように、ドラム軸受73とドラム軸78が設けられている。ドラム62は、図11に示すように、駆動側に設けられた駆動側ドラムフランジ63がドラム軸受73の穴73aにより回転可能に支持される。また、非駆動側は、図9に示すように、クリーニング枠体71に設けられた穴71cに圧入されたドラム軸78が、非駆動側ドラムフランジ64の穴(不図示)を回転可能に支持する構成となっている。
一方、現像ユニット20において、現像ローラ32は、図8、図10に示すように、両端に設けられた軸受部材27、37によって回転可能に支持されている。
クリーニングユニット60と現像ユニット20の結合は、図9と図11に示すように、クリーニングユニット60と現像ユニット20を結合ピン69で互いに回動可能に結合することによって行われている。以下、詳細を説明すると、現像ユニット20の駆動側には、図11に示すように、現像容器23に現像第1支持穴23aが設けられている。非駆動側には、図9に示すように、現像第2支持穴23bが設けられている。
また、クリーニングユニット60の駆動側には、図11に示すように、クリーニング枠体71に第1吊り穴71iが設けられている。非駆動側には、図9に示すように、第2吊り穴71jが設けられている。駆動側は、図11に示すように、第1吊り穴71iに圧入固定された結合ピン69と現像第1支持穴23aが嵌合する。非駆動側は、第2吊り穴71jに圧入固定された結合ピン69と現像第2支持穴23bが嵌合する。以上の構成により、クリーニングユニット60に対して現像ユニット20が回動可能に結合される。
また、駆動側付勢部材46Rの第1穴46Raは、図11に示すように、ドラム軸受73のボス73cに掛けられ、第2穴46Rbが駆動側現像サイド部材26のボス26aに掛けられている。また、非駆動側付勢部材46Fの第1穴46Faは、図9に示すように、クリーニング枠体71のボス71kに掛けられ、第2穴46Fbが軸受部材37のボス37aに掛けられている。本実施例において、駆動側付勢部材46R、非駆動側付勢部材46Fは引っ張りバネで形成されており、バネの付勢力によって現像ユニット20をクリーニングユニット60に付勢させて、現像ローラ32をドラム62の方向へ確実に押し付けている。
<第1搬送部材(または開封部材)の構成>
次に、第1搬送部材(または開封部材)の構成について図3、12、13を用いて説明する。図3は、カートリッジBの断面図である。図12は、第1搬送部材の構成を示す斜視図である。図13は、現像ユニットの断面図である。
なお、図12は、図12(a)と図12(b)に分かれている。図12(b)は、図12(a)の部分拡大図である。
本実施例の第1搬送部材43は、図3に示すように、搬送軸43a、シート部材である搬送シート43b、シート部材であり封止部材でもあるトナーシール部材45から形成される。搬送軸は、排出口を有する。この排出口は、未使用時のカートリッジが画像形成装置の装置本体に装着された際に、搬送軸の上側に位置している。
搬送軸43aには、図12(a)に示すように、取り付けボス43cが設けられている。搬送シート43bには、シート取り付け穴43dが設けられている。搬送軸43aと搬送シート43bは、取り付けボス43cとシート取り付け穴43dが嵌合することで結合される。取り付けボス43cは、図12(b)に示すように、根元43hがシート取り付け穴43dと嵌合するため、嵌め合い公差の関係であり、根元43hより先端43iが太くなっている。搬送軸43aに対する搬送シート43bの取り付けの際、シート取り付け穴43dは、先端43iを乗り越えて、根元43hと嵌合する。なお、シート取り付け穴43dが先端43iを乗り越えるため、シート取り付け穴43dの外側に切れ込みとしてシートスリット43jを設けたり、搬送シート43bに伸縮性を有する材質を用いたりする。このような形状にすることにより、搬送シート43bが取り付けボス43cから抜ける方向(矢印Q方向)に力を受けても、シート取り付け穴43dが根元43hと先端43iの段差43kに引っ掛かるため搬送シート43bが搬送軸43aから脱落しない。トナーシール部材45には、シール取り付け穴45aが設けられており、搬送シート43bと同様に搬送軸43aと結合される。
なお、搬送軸43aに対する搬送シート43bとトナーシール部材45の結合方法は、他にも溶着、スナップフィット、両面テープ等があり、その方法を限定しない。
搬送軸43aは、図12(a)に示すように、中空の棒状の部材である。搬送軸43aの駆動側には、補給開口43eが設けられている。また、長手方向に渡って、排出口43fが設けられている。排出口43fにより、搬送軸43aは、図3に示すように、長手方向から見た断面の一部が開口した形状になっている。
なお、搬送軸43aは、トナー室29へトナーTを充填する際に使用される。トナー充填時において、図13(a)に示すように、トナー室29に設けられた開口29aと補給開口43eは、同軸に配置されている。この状態から、開口29aよりトナー充填機80が挿入され、トナー充填機80の先端80aと補給開口43eが結合する。そして、トナー充填機80からトナーTが補給開口43eを介して、排出口43fからトナー室29へ充填される(図中矢印N方向)。充填後、開口29aは、図13(b)に示すように、駆動伝達部材47を挿入することで封止される。また、駆動伝達部材47の先端47aは、補給開口43eと係合する。
駆動伝達部材47は、装置本体AからカートリッジBに伝達された駆動力を第1搬送部材43に伝達するギア列(不図示)の一部である。第1搬送部材43は、駆動伝達部材47から駆動を伝達されることで、図3に示すように、矢印F方向に回転する。
駆動伝達部材47は、図13(b)に示すように、嵌合によって開口29aに取り付けられる。開口29aに対して駆動伝達部材47は、摺動部29bにおいて摺動する。摺動部29bにトナーTが入り込むと、駆動伝達部材47摺動性能が悪化するそこで、トナーTが入り込むのを防止するため、開口29aと駆動伝達部材47の間に搬送シール部材48が設けられている。このような構成にすることにより部品点数を増加させることなくトナーの充填が可能になる。
<トナーシール部材(封止部材)の構成と開封動作>
次に、トナーシール部材の構成と開封動作について図1、3、12、14を用いて説明する。図1は、カートリッジBの現像ユニット20の断面図である。図3は、カートリッジBの断面図である。図12は、第1搬送部材の構成を示す斜視図である。図14は、カートリッジBの現像ユニット20の断面図である。
まず、本実施例のトナーシール部材の構成は、図14に示すように、封止部45b、折り返し部45d、連結部45e、取り付け部45fから構成される。トナーシール部材の連結部45eは、取り付け部45fと封止部45bとを連結する部分であり、折り返し部45dと連結部45eが重複する場合はある。封止部45bは、トナー供給開口を封止する部分で、枠体と接している部分をいう。取り付け部45fは、搬送軸の取付面と接している部分をいう。
図3に示すように。カートリッジB未使用状態において、トナー供給開口30は、トナーシール部材45の封止部45bによって封止される。トナーシール部材45は、現像容器23の材料と相溶性のある材料、または、接着層を有する材料で構成されている。
トナーシール部材45は、トナー供給開口30を覆い、且つ、搬送軸43aに取り付け可能な長さが必要である。搬送シート43bの自由端に開封後のトナーシール部材45の自由端がかかると、搬送シート43bのトナー搬送力に影響するため、トナーシール部材45と搬送シート43bの取り付け位相を同じにしている。また、同じ理由で、トナーシール部材45の上に搬送シート43bを取り付けている。
トナーシール部材45がトナー供給開口30を封止している状態において、トナーシール部材45は、搬送軸43aの排出口43fを覆っている。このような配置にしている理由は、搬送軸43aの長手方向(軸線)に沿ってから見た断面において、トナーシール部材45の長さを最短にして、コストを下げるためである。
また、図12(a)に示すように、トナーシール部材45には、穴45cが設けられている。穴45cは、長丸穴形状であり、長手方向に渡って複数設けられている。これは、トナーシール部材45開封時に、穴45cからトナーTを逃がしつつ、同時にトナーシール部材45の強度を保つためである。穴45cの数を増やしたり、穴45cを大きくしたりすることは装置に合わせて適宜設計すればよい。
また、長手方向から見た断面である図14に示すように、トナーシール部材45が未開封の状態において、穴45cの幅Xの少なくとも一部は、排出口43fの投影範囲(幅W)と重なるように配置されている。また、搬送軸43aの長手方向(軸線)と直交する面で見た場合に、第1搬送部材の排出口の長さ(排出口の短手方向の長さ)は、トナーシール部材の穴の長さ(穴の長手方向の長さ)よりも短い。つまり、トナーシール部材の穴の長さを長く設定している。一方、搬送軸43aの長手方向における第1搬送部材の排出口の長さ(排出口の長手方向の長さ)は、トナーシール部材の穴の長さ(穴の短手方向の長さ)より長い。図12に示すように、搬送軸43aの長手方向に対して封止部材は7個の穴を有する。よって、本実施例は、第1搬送部材の排出口の長さは、穴の長さの7倍以上の長さを有している。さらに第1搬送部材の長手方向の排出口の端部間に対応する位置にトナーシール部材の穴が配置されている。このような配置にする理由は、後述する。
さらに、トナーシール部材45のシール取り付け穴45aと封止部45bとの間でトナーシール部材45に弛みを持たせる。これにより、カートリッジBの組み立て時や、物流時に第1搬送部材43へ力が作用してもトナーシール部材45にテンションがかからないため、封止部45bが剥がれない。
未使用状態のカートリッジBのトナーシール部材45の開封動作は、以下の通りである。
カートリッジBが装置本体Aに装着され、装置本体Aから駆動を受けると、図1(a)に示すように、第1搬送部材43は、矢印F方向に回転する。第1搬送部材43が回転すると、トナーシール部材45は、搬送軸43aに巻き取られ始め、シール取り付け穴45aと封止部45bとの間に生じているトナーシール部材45の連結部45eに弛みがなくなる。弛みが完全になくなるとトナーシール部材45にテンションがかかる。
このとき、搬送軸43aとトナーシール部材45との間の領域KにあるトナーTは、トナーシール部材45の穴45cから矢印J方向に抜ける。ここで、カートリッジBが縦振動をされて、トナー室内のトナーTが沈降して押し固まっている場合、領域KにあるトナーTが穴45cから抜けることで、第1搬送部材43の駆動トルクが低減する。トルク低減のメカニズムは、以下の通りである。
先述したように、縦振動された比較構成のカートリッジB(トナーシール部材45に穴45cが設けられていない)のトナーシール部材45の開封動作においては、トナーシール部材45が領域KのトナーTを押す反力を受ける。このとき領域KのトナーTが逃げられない。その結果、第1搬送部材43の駆動トルクが増大する。また、領域KのトナーTが押し固められることで、カートリッジBの断面上の第1搬送部材43の面積が増える。これにより、第1搬送部材43が回転する際に、トナー室29内のトナーTから受ける負荷が増えるため、第1搬送部材43の駆動トルクが増大する。
そこで、トナーシール部材に穴45cを設け、領域KのトナーTがトナーシール部材の穴45cを介して矢印J方向に抜けることで、押し固められるトナーTが少なくなる。すなわち、トナーシール部材45が領域KのトナーTから受ける反力が減少するため、第1搬送部材43の駆動トルクが低減する。また、穴45cからトナーTが抜けることで、カートリッジBの長手方向から見た断面上の第1搬送部材43の断面積が増えるのを低減する。これにより、第1搬送部材43がトナー室29内のトナーTから受ける負荷が減るため、第1搬送部材43の駆動トルクが低減する。
なお、領域KのトナーTの量は、第1搬送部材43の排出口43fの大きさによって決まる。領域KのトナーTを可能な限り減らすことが、カートリッジBが縦振動を受けた場合の第1搬送部材43の駆動トルク低減につながる。そのため、図14に示すように、カートリッジBの長手方向に沿って見た断面において、穴45cの幅Xの少なくとも一部は、排出口43fの投影範囲(幅W)と重なるように配置されている。また、開封部材でもある第1搬送部材の回転軸に沿ってみた場合に、回転軸の回転中心43l(軸中心)から伸びる直線上に、回転中心43l(軸中心)、第1搬送部材の排出口、トナーシール部材の穴の順番に位置する。さらに、回転中心から伸びる直線に沿って見た場合に(前記直線に垂直な面において)、第1搬送部材の一部とトナーシール部材の穴の一部とが重なっている。さらに言えば、第1搬送部材の軸線方向に沿って見た場合(または、軸線に対して垂直な断面において)トナーシール部材45の穴45cの幅Xは、排出口43fの幅Wよりも大きいことが望ましい。
さらに、第1搬送部材43が回転すると、図1(b)に示すように、トナーシール部材45が移動し、トナーシール部材の封止部45bが現像ユニットを形成する枠体から剥がされる。これにより、トナー供給開口30の一部が開封される。すると、第1搬送部材43の搬送シート43bによって、トナー室29内のトナーTがトナー供給室28に搬送される。
なお、搬送軸43aでトナーシール部材45を巻き取る際、トナーシール部材45折り返し部45dのなす角θは、0°に近い鋭角であることが望ましい。なぜなら、封止部45bを剥がすのに要する力は、角度θが0°に近いほど減少し、逆に角度θが大きくなるほど増加するからである。
しかし、図1(a)に示すように、封止部45bが剥がされる前の状態において、角度θは、鋭角であっても、封止部45bが剥がされ始めると、角度θは、徐々に大きくなる。そこで、図1(b)に示すように、搬送軸43aに巻き取りリブ(突起)43gを設けている。巻き取りリブ43gによって、封止部45bが剥がされ始めても、角度θが大きくならないようにしている。
巻き取りリブ43gは、図12(a)に示すように、搬送軸43aの長手方向に渡って複数設けられた板状の突起である。このような形状にしている理由は、以下の通りである。巻き取りリブ43gの形状をリブではなく、搬送軸43aの長手方向全域に渡って設けると、長手方向から見た断面上の搬送軸43aの面積が増大する。この状態で搬送軸43aを回転させると、搬送軸43aがトナー室29内のトナーTから受ける負荷が増えて、第1搬送部材43の駆動トルクが増大する。つまり、回転時に受ける負荷を減らすためにも、巻き取りリブ43gは、長手方向に渡って複数設けられた板状の突起であることが望ましい。
また、巻き取りリブ43gと排出口43fは、異なる位相に設けられる。搬送軸43aの材料が樹脂の場合、通常、金型で成形される。このとき、搬送軸43aを成形する金型は、以下のように構成されるのが一般的である。排出口43fと巻き取りリブ43gが設けられる部分は、上下方向(図14中の矢印G方向)に分割された金型で成形される。また、補給開口43eは、図14の矢印H方向にスライドする金型で成形される。
ここで、排出口43fと巻き取りリブ43gを搬送軸43aの長手方向から見た断面上で同位相に設けると、排出口43fが巻き取りリブ43gによって、長手方向に仕切られる。先述したように、搬送軸43aは、トナー充填に用いられているため、排出口43fが長手方向に仕切られると、トナー充填ができなくなる。以上のことより、排出口43fと巻き取りリブ43gは、別位相(別の面に)で設ける。よって第1搬送部材の回転方向に対して上流側から搬送シートの取り付け部43b1、トナーシール部材の取り付け部45f、排出口43f、巻き取りリブ43gの順番に位置する。
さらに、第1搬送部材43が回転すると、図1(c)に示すように、トナー供給開口30から封止部45bが完全に剥がされる。以上で、トナーシール部材45の開封動作は、完了する。
以上、説明したように、本実施例に係るトナーシール部材45に穴45cを設けることで、カートリッジBが縦振動をされても、トナーシール部材45開封時における第1搬送部材43の駆動トルクの上昇を低減できる。
<変形例>
本実施例において、トナーシール部材の穴45cは、複数の長丸穴を長手方向に配置しているが、トナー室29内のトナーTから受ける圧に対して、トナーシール部材45の強度が保たれて、且つ、トナーTを逃がす形状であれば、これに限られない。例えば、丸穴でもいいし、正方形や長方形の穴にしてもよい。また、スリットにしても良い。本明細書では、穴の概念の中にスリットを含めることとする。
本実施例では、シート部材として、トナーシール部材45に穴45cを設ける構成で説明したが、これに限ったものではない。上述の概念は、トナーシール部材だけでなく他のシート部材にも同様にトルク負荷があがる可能性があるため、トナーシール部材以外のシート部材にも応用可能である。
この場合、排出口を有する搬送部材と穴を有し排出口を覆う位置にあるシート部材とがあり、搬送部材が回転することによりシート部材が変形しながら移動し現像剤を搬送するような構成においても一定の効果があると考えられる。この場合、さらに、前記搬送部材の回転軸の軸線方向に沿ってみた場合に、軸の軸中心から伸びる直線上に、軸の回転中心、搬送部材の排出口、シート部材の穴の順に位置していることが必要になる。
〔実施例2〕
次に、実施例2の形態について、図15を用いて説明する。実施例2は、搬送部材143aに排出口143cと別にトナー逃がし穴143dが設けられ、トナーシール部材に穴がない点で実施例1と異なる。
なお、本実施例においては、前述した実施例と異なる部分について詳細に説明する。特に改めて記載しない限りは、材質、形状などは前述の実施例と同様である。そのような部分については、同一の番号を付与し、詳細な説明は省略する。
図15は、カートリッジBの現像ユニット20の断面図である。
図15に示すように、カートリッジBは、第1搬送部材143を有する。第1搬送部材143は、搬送軸143aと搬送シート143bから形成され、搬送軸143aには、シート部材としてのトナーシール部材145が取り付けられる。
搬送軸143aは、長手方向に渡って、排出口143cが設けられている。これにより、搬送軸143aは、長手方向から見た断面の一部が開口した状態になっている。トナーシール部材は、開封する前の状態において、排出口143cを覆う位置にある。図15は、開封が開始され搬送軸の回転方向の上流側に位置するトナーシール部材の封止部が剥がされた直後の状態を示す図であり、その後引き続きトナーシール部の封止部の引き剥がしが続く。最後は、搬送軸の回転方向の下流に位置するトナーシール部材の封止部が容器から剥がされて開口の開封が終了する。トナーシール部材は、この一連の開封動作が終わるまでの間、排出口の上方を覆うように位置している。本実施例では、実施例1とことなり排出口に対向する位置にトナーシール部材の穴がない。その一方で、本実施例では、搬送軸143aの排出口143cと対向する面に、トナー逃がし穴143dが設けられている。
ここで、カートリッジBが縦振動をされた状態でのトナーシール部材145開封動作において、トナーシール部材145が搬送軸143aに巻き取られ始めると、以下のことが起こる。トナーシール部材145と搬送軸143aの間(図15の領域K)のトナーTがトナーシール部材145によって押される。これにより、領域KのトナーT(搬送部材又は開封部材内部にあるトナーを含む)は、搬送部材のトナー逃がし穴143dから矢印M方向に抜ける。すなわち、実施例1と同様の効果を得ることができる。
なお、トナー逃がし穴143dは、巻き取りリブ143eによって、長手方向に分割された形状となっているが、巻き取りリブ143eの厚みは、1〜2mm程度なので、領域KのトナーTを逃がす効果に影響はない。
以上、説明したように、本実施例に係る搬送軸145aにトナー逃がし穴145dを設けることで、カートリッジBが縦振動をされても、トナーシール部材145開封時における第1搬送部材143の駆動トルクの上昇を低減できる。
なお、本実施例において、トナー逃がし穴143dは、排出口143cと対向する面に設けたが、これに限るものではない。搬送軸143aにおいて、排出口143cと対向する面以外にトナー逃がし穴143d設けることももちろん可能である。
また、実施例1の穴と実施例2のトナー逃がし穴を同時に実施することももちろん可能である。この場合、例えば、実施例1の穴と実施例2のトナー逃がし穴を長手方向において、交互に設けることで、領域KのトナーTをそれぞれの穴から逃がすことができ、その結果、第1搬送部材の駆動トルクの上昇を低減できる。
<その他>
これまでの実施例では、プロセスカートリッジが画像形成装置本体に着脱可能である構成を説明してきたが、これに限定されるものではない。例えば、現像装置が画像形成装置に装置本体に着脱可能な構成でもよい。現像装置が着脱可能な場合の装置本体とは、画像形成装置の構成から少なくとも現像装置を除いた装置構成部分のことである。さらに、現像剤を収容する現像剤容器自体が画像形成装置の装置本体に着脱可能な構成でもよい。上述の実施例では、現像剤容器は、トナー室に相当する部分のみである。また、現像剤容器が有する搬送部材は、1つだけでもよし、搬送部材がなく開封部材だけでもよい。
20 現像ユニット(現像装置)
28 トナー供給室
29 トナー室
30 トナー供給開口
32 現像ローラ(現像剤担持体)
43 第1搬送部材
43a 搬送軸
43b 搬送シート
43e 補給開口
43f 排出口
45 トナーシール部材(シート部材)
45c 穴
60 クリーニングユニット
A 画像形成装置本体(装置本体)
B プロセスカートリッジ(カートリッジ)
J トナーシール部材の穴からトナーが抜ける方向
K トナーが溜まる領域
M 搬送軸のトナー逃がし穴からトナーが抜ける方向
R 回転方向
T トナー(現像剤)
W 搬送軸の排出口の幅
X トナーシール部材の穴の幅

Claims (20)

  1. 開口を有し現像剤を収容する現像剤容器であって、
    穴を有し前記開口を封止するための封止部材と、
    中空部と、前記中空部に連通し、かつ前記中空部から現像剤を排出可能な排出口を有する開封部材であって、回転して前記封止部材を移動させることにより前記開口を開封する開封部材と、を有し、
    前記封止部材は、前記開封部材と前記封止部材の間に空間が形成され、かつ前記排出口が前記穴と前記空間に対向するように前記排出口を覆う位置にあり、かつ
    前記開封部材の回転軸に沿って見た場合に、前記回転軸の回転中心から伸びる直線上に、前記回転中心、前記排出口、前記穴の順番に位置し、
    前記開封部材が回転し、前記封止部材が前記空間にある現像剤を押すように移動したときに、前記空間にある現像剤が前記穴を通じて前記空間の外部に移動可能とされることを特徴とする現像剤容器。
  2. 現像剤を収容する現像剤容器であって、
    中空部と、前記中空部に連通し、かつ前記中空部から現像剤を排出可能な排出口を有する搬送部材と
    穴を有し、前記搬送部材との間に空間が形成され、かつ前記排出口が前記穴と前記空間に対向するように前記排出口を覆う位置にあるシート部材であって、前記搬送部材が回転することにより変形しながら現像剤を搬送するように構成されたシート部材と、を有し、
    前記搬送部材の回転軸に沿って見た場合に、前記回転軸の回転中心から伸びる直線上に、前記回転中心、前記排出口、前記穴の順番に位置し、
    前記搬送部材が回転し、前記シート部材が前記空間にある現像剤を押すように移動したときに、前記空間にある現像剤が前記穴を通じて前記空間の外部に移動可能とされることを特徴とする現像剤容器。
  3. 前記開封部材は、前記封止部材が取り付けられる取付け部と、前記開封部材が回転して前記取付け部に取り付けられた前記封止部材が前記開封部材の周りに巻かれた場合に、前記封止部材と接触するように構成された板状突起と、を有し、
    前記開封部材の回転方向について、前記板状突起は、前記排出口に重ならないように配置されることを特徴とする請求項1に記載の現像剤容器。
  4. 前記開封部材の短手方向における前記排出口の長さは、前記穴の長さよりも短いことを特徴とする請求項1又はに記載の現像剤容器。
  5. 前記開封部材の長手方向における前記排出口の長さは、前記穴の長さよりも長いことを特徴とする請求項1、のいずれか1項に記載の現像剤容器。
  6. 前記現像剤容器を画像形成装置の装置本体に装着したときに、前記排出口は前記開封部材の上側に位置することを特徴とする請求項1、からのいずれか1項に記載の現像剤容器。
  7. 前記開封部材は、前記現像剤を収容していることを特徴とする請求項1、からのいずれか1項に記載の現像剤容器。
  8. 前記排出口は、前記回転軸の方向について、前記開封部材の一端部から他端部まで連続した形状を有することを特徴とする請求項1、3から7のいずれか1項に記載の現像剤容器。
  9. 前記搬送部材は、前記シート部材が取り付けられる取付け部と、前記搬送部材が回転して前記取付け部に取り付けられた前記シート部材が前記搬送部材の周りに巻かれた場合に、前記シート部材と接触するように構成された板状突起と、を有し、
    前記搬送部材の回転方向について、前記板状突起は、前記排出口に重ならないように配置されることを特徴とする請求項2に記載の現像剤容器。
  10. 前記搬送部材の短手方向における前記排出口の長さは、前記穴の長さよりも短いことを特徴とする請求項2またはに記載の現像剤容器。
  11. 前記搬送部材の長手方向における前記排出口の長さは、前記穴の長さよりも長いことを特徴とする請求項2、10のいずれか1項に記載の現像剤容器。
  12. 前記現像剤容器を画像形成装置の装置本体に装着したときに、前記排出口は前記搬送部材の上側に位置することを特徴とする請求項2、から11のいずれか1項に記載の現像剤容器。
  13. 前記搬送部材は、前記現像剤を収容していることを特徴とする請求項2、から12のいずれか1項に記載の現像剤容器。
  14. 前記排出口は、前記回転軸の方向について、前記搬送部材の一端部から他端部まで連続した形状を有することを特徴とする請求項2、9から13のいずれか1項に記載の現像剤容器。
  15. 前記直線に沿って見た場合に、少なくとも前記排出口の一部と前記穴の一部が重なることを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の現像剤容器。
  16. 前記穴が複数設けられていることを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の現像剤容器。
  17. 前記現像剤を充填する際に、前記排出口を介して前記現像剤容器の内に前記現像剤が充填されることを特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載の現像剤容器。
  18. 現像剤を担持する現像剤担持体と、
    請求項1から17のいずれか1項に記載の現像剤容器と、を有する現像装置。
  19. 現像剤を担持する像担持体と、
    請求項1から17のいずれか1項に記載の現像剤容器、請求項18に記載の現像装置のうちの少なくとも1つを有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  20. 請求項1から17のいずれか1項に記載の現像剤容器、請求項18に記載の現像装置、請求項19に記載のプロセスカートリッジのうちの少なくとも1つを有し、
    記録媒体に画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
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