JP6617671B2 - クリーニング装置、帯電装置および画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置、帯電装置および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6617671B2
JP6617671B2 JP2016188555A JP2016188555A JP6617671B2 JP 6617671 B2 JP6617671 B2 JP 6617671B2 JP 2016188555 A JP2016188555 A JP 2016188555A JP 2016188555 A JP2016188555 A JP 2016188555A JP 6617671 B2 JP6617671 B2 JP 6617671B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pile
tip
cleaning brush
shaft
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016188555A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018054750A (ja
Inventor
圭吾 木村
圭吾 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2016188555A priority Critical patent/JP6617671B2/ja
Publication of JP2018054750A publication Critical patent/JP2018054750A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6617671B2 publication Critical patent/JP6617671B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Description

本発明は、クリーニング装置、帯電装置および画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、感光体を帯電させる帯電装置を備えている。帯電装置は、感光体に接触した状態で回転する帯電ローラーと、帯電ローラーに付着したトナー(外添剤)を除去するクリーニング装置と、を含むことがある。
帯電ローラーのクリーニング装置ではないが、特許文献1に記載の感光体のクリーニング装置は、芯材に長さの異なる繊維を植設したブラシ状部材を備えている。ブラシ状部材は、感光体の表面接触した状態で回転可能に設けられている。第1繊維は、基端よりも先端部の断面積を大きくするように、球状の先端部を有している。これにより、感光体に対するブラシ状部材の接触面積が増加するため、感光体の表面を効率良く清掃可能となっている。
特開2009−258272号公報
しかしながら、上記したブラシ状部材(クリーニングブラシ)は、感光体(被清掃部材)に対する接触面積の増加に伴い、ブラシ状部材の回転負荷(トルク)が大きくなるという問題があった。このため、ブラシ状部材は円滑に回転することができず、被清掃部材の清掃を適切に実施できないことがあった。また、感光体の回転にも負荷変動が発生し、適正な画像形成を行うことができなかった。
本発明は上記した課題を解決すべく、清掃性能とクリーニングブラシの回転負荷とを適正に保つクリーニング装置、帯電装置および画像形成装置を提供する。
上記した目的を達成するため、本発明のクリーニング装置は、被清掃部材の表面に摺接可能に設けられるクリーニングブラシを備え、前記クリーニングブラシは、軸心を中心に回転可能に設けられるシャフトと、前記シャフトの表面に静電植毛される長さの異なる複数種類のパイルと、を備え、前記複数種類のパイルは、少なくとも、第1の長さに形成される第1パイルと、前記第1の長さよりも長い第2の長さに形成される第2パイルと、を含み、前記第1パイルの先端部は、基部側よりも大きな断面積を有し、前記第1パイルの先端部の表面積は、前記第2パイルの先端部の表面積よりも大きく形成されている。
この場合、前記第1パイルの先端部は、球状に形成されていることが好ましい。
この場合、前記第1パイルの先端部の表面積は、前記第2パイルの先端部の表面積の2〜3倍となるように形成されていることが好ましい。
この場合、前記クリーニングブラシを前記軸心に沿う方向に往復移動させる移動機構を備えていることが好ましい。
上記した目的を達成するため、本発明の帯電装置は、上記のいずれかに記載のクリーニング装置と、回転軸を中心に回転する感光体に摺接し、前記感光体を帯電させる前記被清掃部材としての帯電ローラーと、を備えていることが好ましい。
上記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、上記の帯電装置を備えている。
本発明によれば、清掃性能とクリーニングブラシの回転負荷とを適正に保つことができる。
本発明の一実施形態に係るプリンターの内部構造を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターのドラムユニットを模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るクリーニング装置を模式的に示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るクリーニング装置のクリーニングブラシを模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るクリーニングブラシのパイルの一部を模式的に示す正面図である。 本発明の一実施形態の変形例に係るクリーニングブラシの第1パイルの一部を模式的に示す斜視図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下、図1および図2等の紙面手前側を正面とし、各図に示す方向を基準に説明する。
図1および図2を参照して、本実施形態に係る画像形成装置の一例としてのプリンター1について説明する。図1はプリンター1の内部構造を模式的に示す断面図である。図2はドラムユニット11を模式的に示す断面図である。
図1に示すように、プリンター1は、略箱状の外観を構成する装置本体2を備えている。装置本体2の下部には、給紙カセット3が着脱可能に設けられている。給紙カセット3には、枚葉のシートS(の束)が収容されている。装置本体2の上面には、排紙トレイ4が設けられている。
プリンター1は、装置本体2の内部に、画像形成部5と、定着装置6と、を有している。画像形成部5は、給紙カセット3から排紙トレイ4まで延びる搬送路7の中流に設けられている。定着装置6は、画像形成部5よりも搬送路7の下流側に設けられている。
画像形成部5は、トナーコンテナ10と、ドラムユニット11と、光走査装置12と、を含んでいる。トナーコンテナ10は、トナー(現像剤)を収容している。ドラムユニット11は、感光体ドラム13と、帯電装置14と、現像装置15と、転写ローラー16と、トナー除去装置17と、を含んでいる。帯電装置14、現像装置15、転写ローラー16およびトナー除去装置17は、感光体ドラム13の周囲に転写プロセス順に配置されている。
感光体の一例としての感光体ドラム13は、前後方向に長い円筒状(直径30mm)に形成されている。図2に示すように、感光体ドラム13は、回転軸R1を中心に回転可能に設けられている。感光体ドラム13は、ドラム素管13aの表面に正帯電単層型の有機感光層13bを積層して構成されている。
帯電装置14は、感光体ドラム13の表面を帯電させるために設けられている。現像装置15は、トナーコンテナ10に接続されている(図1参照)。現像装置15は、感光体ドラム13に対向して配置される現像ローラー15aを含んでいる。転写ローラー16は、感光体ドラム13に圧接して転写ニップを形成している。転写ローラー16には転写バイアスが印加される。トナー除去装置17は、感光体ドラム13に摺接するクリーニングブレード17aを含んでいる。
電子写真方式の画像形成処理について説明する。光走査装置12は、帯電した感光体ドラム13を露光し、有機感光層13bに静電潜像を形成する。トナーは、トナーコンテナ10から現像装置15に供給され、現像ローラー15aを介して感光体ドラム13に向けて飛翔する。そして、感光体ドラム13に担持された静電潜像がトナー像に現像される。一方、シートSは、給紙カセット3から搬送路7に送られる。トナー像は、転写ニップを通過するシートSに転写される。定着装置6は、トナー像をシートSに定着させる。その後、シートSは、排紙トレイ4に送り出される。トナー除去装置17は、感光体ドラム13上に残留したトナーや帯電生成物を除去する。
次に、図2ないし図5を参照して、帯電装置14について説明する。図3はクリーニング装置23を模式的に示す側面図である。図4はクリーニング装置23のクリーニングブラシ25を模式的に示す断面図である。図5はクリーニングブラシ25のパイル31の一部を模式的に示す正面図である。
図2に示すように、帯電装置14は、帯電ローラー20と、回転機構21と、電源回路22と、クリーニング装置23と、を含んでいる。
被清掃部材の一例としての帯電ローラー20は、回転する感光体ドラム13に摺接し、感光体ドラム13を帯電させるために設けられている。帯電ローラー20は、帯電シャフト20aと、帯電ゴム層20bと、を含んでいる。
帯電シャフト20aは、例えば、金属製で、前後方向に長い円柱状に形成されている。帯電シャフト20aの前後両端部は、ケース24に回転可能に支持されている。帯電シャフト20aは、軸心R2を中心に回転可能に設けられている。帯電ゴム層20bは、帯電シャフト20aの表面に積層されている(層厚:約1〜3mm)。帯電ゴム層20bは、例えば、エピクロルヒドリンゴム等にイオン導電剤を配合した導電性材料で形成されている。
回転機構21は、ギア列(図示せず)を介して感光体ドラム13および帯電ローラー20に接続される駆動モーター21aを含んでいる。駆動モーター21aは、正面から見て、感光体ドラム13を時計回りに回転させ、帯電ローラー20を反時計回りに回転させる。すなわち、回転機構21は、帯電ローラー20を感光体ドラム13の回転方向とは反対方向に回転させる。
電源回路22は、帯電ローラー20に電気的に接続されている。電源回路22は、帯電ローラー20にパルス波形となるバイアス(電圧)を印加するために設けられている。なお、パルス波形は、矩形波であることが好ましい。
図3に示すように、クリーニング装置23は、クリーニングブラシ25と、移動機構26と、を含んでいる。クリーニングブラシ25は、帯電ローラー20の表面に摺接可能に設けられている。移動機構26は、クリーニングブラシ25をスラスト方向(前後方向)に移動可能に設けられている。
図3および図4に示すように、クリーニングブラシ25は、シャフト30と、複数本のパイル31(短繊維)と、を備えている。
シャフト30は、例えば、ステンレス鋼や快削鋼等の金属製で、前後方向に長い円筒状(直径6mm)に形成されている。シャフト30の前後両端部は、ケース24に回転可能に支持されている。シャフト30は、軸心R3を中心に回転可能に設けられている。
図3に示すように、回転機構21の駆動モーター21aは、中間ギア(図示せず)を介してシャフト30に装着された入力ギア21bに接続されている。入力ギア21bは、シャフト30に回転不能に、且つ軸方向にスライド可能に支持されている。駆動モーター21aは、正面から見て、クリーニングブラシ25を時計回りに回転させる(図2参照)。すなわち、回転機構21は、クリーニングブラシ25を帯電ローラー20の回転方向とは反対方向に回転させる。また、回転機構21は、クリーニングブラシ25を帯電ローラー20の回転速度よりも低速で回転させる。つまり、入力ギア21bは、駆動モーター21aの回転数を大幅に減速してクリーニングブラシ25に伝達する。
図4に示すように、複数本のパイル31は、シャフト30の表面に静電植毛されている。パイル31は、その先端部を帯電ローラー20に接触させ、帯電ローラー20の表面に付着したトナーを吸着または掻き落とす(清掃する)。
本実施形態に係るクリーニングブラシ25は、長さの異なる2種類のパイル31で構成されている。2種類のパイル31は、複数本の第1パイル32と、複数本の第2パイル33と、を含んでいる。なお、本明細書において、第1パイル32および第2パイル33に共通する説明では、単にパイル31と呼ぶ。
なお、図示は省略するが、静電植毛加工を実行すると、パイル31は、数本〜数十本の束になって様々な角度でシャフト30の表面に植え付けられる。つまり、パイル31の束は、根元から径方向外側に向かって放射状に広がった状態でシャフト30に固定される。以下、説明の便宜のため、主に、シャフト30の表面における法線に沿って延びる1つのパイル31(32,33)について説明することとする。
第1パイル32は、太さ4デニールの導電性ナイロンで形成されている。第1パイル32は、第1の長さ(例えば、1.5mm)に形成されている。第1パイル32の密度は、例えば、100kF/inch(キロフィラメント(パイル数)/平方インチ)に設定されている。
図5に示すように、第1パイル32は、第1本体部32aと、第1先端部32bと、を含んでいる。第1本体部32aは、略円形断面(太さ4デニール)を有する棒状に形成されている。第1本体部32aの基端は、接着剤等を介してシャフト30の表面に固定されている。第1本体部32aは、シャフト30の表面から径方向外側に延設されている。第1先端部32bは、第1本体部32aの先端に一体に形成されている。第1先端部32bは、略球状に形成されている。第1先端部32bは、基部側に位置する第1本体部32aよりも大きな断面積を有している。つまり、第1先端部32bの直径は、第1本体部32aの略円形断面の直径よりも大きく形成されている。
第2パイル33は、第1パイル32と同様に、太さ4デニールの導電性ナイロンで形成されている。第2パイル33は、第1の長さよりも長い第2の長さ(例えば、2.5mm)に形成されている。第2パイル33の密度は、例えば、150kF/inchに設定されている。
第2パイル33は、第2本体部33aと、第2先端部33bと、を含んでいる。第2本体部33aは、上記した第1本体部32aよりも長く形成されている。なお、第2本体部33aは、長さを除いて第1本体部32aと同じであるため、その説明を省略する。第2先端部33bは、第2本体部33aの先端に一体に形成されている。第2先端部33bは、第1先端部32bと同じ長さ(範囲)に設定されている。第2先端部33bは、第2本体部33aと同じ直径の略円形断面を有している。すなわち、第2パイル33は、基端から先端まで略同じ太さ(4デニール)に形成されている。
第1パイル32の第1先端部32bの表面積は、第2パイル33の第2先端部33bの表面積よりも大きく形成されている。具体的には、第1先端部32bの表面積は、第2先端部33bの表面積の約2倍となるように形成されている。なお、第1先端部32bの表面積とは、略球形の表面積を指し、第2先端部33bの表面積とは、先端面(略円形)の面積と周面の面積との和を指している。
図4に示すように、第1パイル32の第1先端部32bおよび第2パイル33の第2先端部33bは、帯電ローラー20の表面に僅かに食い込むように接触している。本実施形態では、第1パイル32(第1先端部32b)の最大食い込み量(ギャップG1)は、例えば、0.1〜0.3mmの範囲内で設定されている。第2パイル33(第2先端部33b)の最大食い込み量(ギャップG2)は、例えば、0.5〜0.7mmの範囲内で設定されている。
なお、上記した各パイル32,33の長さ、密度およびギャップG1,G2は、一例であって、これに限らず、所望の清掃性能を得られるように適宜変更してもよい。
図3に示すように、移動機構26は、付勢部材40と、固定軸受部41と、回転カム42と、を含んでいる。移動機構26は、クリーニングブラシ25を前後方向(軸心R3の延びる方向)に往復移動させるために設けられている。
付勢部材40は、所謂コイルスプリングであって、シャフト30の前端部に巻き付くように配置されている。付勢部材40の後端部は、シャフト30の表面から突出する係止部30aに係止されている。付勢部材40は、ケース24の前側壁24Fと係止部30aとの間に圧縮された状態で配置されている。付勢部材40は、クリーニングブラシ25(シャフト30)を前側から後側に向けて付勢する。
固定軸受部41は、ケース24の後側壁24Rに取り付けたカバー24C内に突設されている。固定軸受部41は、中空円筒状に形成されている。固定軸受部41の前端には、円環状の固定カム面43が形成されている。固定カム面43は、側面から見て、下方から上方に向けて前方に傾斜するように形成されている。
回転カム42は、ケース24の後側壁24Rを貫通したシャフト30の後端部に固定されている。回転カム42は、カバー24C内に配置されている。回転カム42は、段付き円筒(円柱)状に形成されている。回転カム42は、カム本体44の前端から前方に延びるカム軸部45を有している。カム本体44とカム軸部45との段差部分には、円環状の回転カム面46が形成されている。回転カム面46は、側面から見て、固定カム面43と同一角度で傾斜するように形成されている。カム軸部45は、回転カム面46に突設され、固定軸受部41に回転可能に嵌合している。固定軸受部41がカム軸部45を軸支した状態で、回転カム面46は、付勢部材40に付勢されて固定カム面43に押し付けられている。
図2および図3を参照して、帯電装置14の作用について説明する。
電源回路22は、帯電ローラー20にバイアスを印加する。駆動モーター21aは、感光体ドラム13、帯電ローラー20およびクリーニングブラシ25を回転させる(図2の矢印参照)。帯電ローラー20は、感光体ドラム13に接触した状態で感光体ドラム13に対してトレール方向(追従する方向)に回転する。クリーニングブラシ25は、パイル31の先端部32b,33bを帯電ローラー20に接触させた状態で、帯電ローラー20に対してトレール方向に回転する。これにより、帯電ローラー20の表面に付着したトナーが清掃される。なお、感光体ドラム13の回転速度(周速)は、例えば、160mm/sに設定されている。クリーニングブラシ25の回転速度は、感光体ドラム13との回転速度比(周速比)が0.875(周速差−20mm/s)になるように設定されている。
ところで、クリーニングブラシ25の清掃性能は、帯電ローラー20に対するパイル31の接触面積の増加に略比例して向上する。一方で、クリーニングブラシ25の回転負荷(トルク)も、当該接触面積の増加に略比例して増加する。
第1パイル32は、第1先端部32bを略球状に形成することで、接触面積(表面積)を増加させている。このため、第1先端部32bは、帯電ローラー20の表面に付着したトナーを効率良く吸着または掻き落とす。しかし、第1先端部32bは、クリーニングブラシ25のトルクを増加させる。第1パイル32は、第2パイル33よりも短いため、帯電ローラー20に対するギャップG1も小さい(G1<G2)。これにより、帯電ローラー20に対する第1先端部32bの接触圧が低下するため、クリーニングブラシ25のトルク増加を最小限に抑えることができる。一方、第2パイル33の第2先端部33bは、接触面積を小さくすることで、クリーニングブラシ25のトルクの増加を抑制する。しかし、第2先端部33bの清掃性能は、第1先端部32bよりも低下する。
以上のように、第1パイル32と第2パイル33とは、互いの欠点を補完する利点を有している。第1先端部32bの表面積を第2先端部33bの約2倍とすることで、清掃性能の向上と、クリーニングブラシ25のトルク低減とのバランスをとることができる。
クリーニングブラシ25が回転すると、付勢部材40および回転カム42も、クリーニングブラシ25と同じ方向に回転する。付勢部材40は、クリーニングブラシ25を常に後方に付勢している。このため、回転カム42の回転カム面46は、固定軸受部41の固定カム面43に接触した状態で回転する。
例えば、固定カム面43と回転カム面46との傾斜方向が一致している状態(初期状態(図3の上段参照))でクリーニングブラシ25が回転すると、回転カム面46の傾斜方向は、固定カム面43の傾斜方向に対し、回転方向にずれ始める。各カム面43,46の傾斜方向がずれることで、クリーニングブラシ25は、付勢部材40の付勢力に抗して前方に移動する。クリーニングブラシ25は、初期状態から180度回転すると、最も前方に押し出された状態になる(図3の下段参照)。クリーニングブラシ25は、180度以上回転すると付勢部材40に付勢されて後方に移動し、360度回転すると再び初期状態(最も後方に押し出された状態)に戻る。このように、移動機構26は、クリーニングブラシ25を1回転する毎に前後方向に1往復させる。移動機構26は、連続的に回転するクリーニングブラシ25を軸方向に往復移動させる。
以上のように、クリーニングブラシ25は、帯電ローラー20の回転速度よりも低速回転する。また、クリーニングブラシ25は、複数本のパイル31を帯電ローラー20の表面に接触させた状態で前後方向に振動する。したがって、クリーニングブラシ25のパイル31は、帯電ローラー20の表面上を回転方向および軸方向に摺動する。これにより、帯電ローラー20の表面を有効に清掃することができる。
以上説明した本実施形態に係る帯電装置14によれば、第1パイル32の第1先端部32bは、第2パイル33の第2先端部33bに比べて、大きな表面積を有している。このため、第1パイル32は、第2パイル33よりも高い清掃性能を有するが、第2パイル33よりも大きな回転負荷を発生させる。一方、第2パイル33は、第1パイル32よりも長いが、第2先端部33bの表面積は小さく形成されている。このため、第2パイル33は、第1パイル32よりも回転負荷の発生を抑制するが、第1パイル32よりも低い清掃性能を有することになる。以上のように、第1パイル32と第2パイル33とは、互いの欠点を補い合うように形成されている。これにより、帯電ローラー20の表面を適切に清掃することができ、且つクリーニングブラシ25のトルク増加を抑制することができる。
また、本実施形態に係る帯電装置14によれば、第1先端部32bを球状にすることで、帯電ローラー20の表面との摺動抵抗が低減される。これにより、清掃性能を高く維持した状態で、クリーニングブラシ25のトルクを更に低減することができる。
なお、本実施形態に係るクリーニング装置23は、長さの異なる2種類のパイル32,33を備えていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、パイル31の長さは、2種類以上であってもよい。少なくとも、第1パイル32が第2パイル33よりも短く形成され、且つ、第1先端部32bの表面積が第2先端部33bの表面積よりも大きく形成されていればよい。
なお、本実施形態では、第1先端部32bの表面積を第2先端部33bの略2倍としていたが、本発明はこれに限定されない。第1先端部32bの表面積は、第2先端部33bの表面積の2〜3倍の範囲で形成されていればよい。
なお、本実施形態では、第1パイル32の第1先端部32bを球状に形成していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1パイル32の第1先端部32bは、略半球状に形成されてもよいし(図6の最上段参照)、基端から先端に向けて拡大する略円錐形状に形成されてもよい(図6の中段参照)。また、例えば、第1先端部32bは、円板状に形成されてもよい(図6の最下段参照)。
なお、本実施形態では、第2パイル33は、基端から先端まで略同じ太さで形成されていたが、本発明はこれに限定されない。第2パイル33の第2先端部33bは、基端よりも細く形成されてもよいし、基端よりも僅かに太く形成されてもよい。
なお、本実施形態では、移動機構26は、付勢部材40とカム機構(固定軸受部41,回転カム42)とを協働させてクリーニングブラシ25を振動させていたが、本発明はこれに限定されない。上記した移動機構26に代えて、例えば、ソレノイドやリニアモーター等を用いてクリーニングブラシ25を往復移動させてもよい。また、移動機構26は省略されてもよい。
なお、本実施形態では、一例として、本発明をモノクロのプリンター1に適用した場合を説明したが、これに限らず、例えば、カラープリンター、複合機、ファクシミリ等に本発明を適用してもよい。
なお、上記実施形態の説明は、本発明に係るクリーニング装置、帯電装置および画像形成装置における一態様を示すものであって、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態における構成要素は、適宜、既存の構成要素等との置き換えや組合せが可能であって、上記実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
1 プリンター(画像形成装置)
13 感光体ドラム(感光体)
14 帯電装置
20 帯電ローラー(被清掃部材)
23 クリーニング装置
25 クリーニングブラシ
26 移動機構
30 シャフト
31 パイル
32 第1パイル
32b 第1先端部(先端部)
33 第2パイル
33b 第2先端部(先端部)
R1 回転軸
R2,R3 軸心

Claims (5)

  1. 画像形成装置に備えられるクリーニング装置であって、
    回転軸を中心に回転する感光体を帯電させる帯電ローラーの表面に摺接可能に設けられ、軸心を中心に回転するクリーニングブラシと、
    前記クリーニングブラシを軸心に沿う軸方向に往復移動させる移動機構と、を備え、
    前記クリーニングブラシは、
    軸心を中心に回転可能に設けられるシャフトと、
    前記シャフトの表面に静電植毛される長さの異なる複数種類のパイルと、を備え、
    前記複数種類のパイルは、少なくとも、第1の長さに形成される第1パイルと、前記第1の長さよりも長い第2の長さに形成される第2パイルと、を含み、
    前記第1パイルの先端部は、基部側よりも大きな断面積を有し、
    前記第1パイルの先端部の表面積は、前記第2パイルの先端部の表面積よりも大きく形成され
    前記帯電ローラーの表面に対する前記第1パイルの先端部の最大食い込み量は、0.1〜0.3mmの範囲内で設定され、
    前記帯電ローラーの表面に対する前記第2パイルの先端部の最大食い込み量は、0.5〜0.7mmの範囲内で設定され、
    前記移動機構は、
    前記シャフトの軸方向の一方の端部に巻き付くように配置され、前記クリーニングブラシを軸方向の他方に付勢する付勢部材と、
    前記シャフトの軸方向の他方の端部に対向する位置にて回転不能に設けられ、中空円筒状に形成され、軸方向の一端面に円環状の固定カム面が形成された固定軸受部と、
    前記シャフトの軸方向の他方の端部に固定され、前記付勢部材に付勢されて前記固定カム面に押し付けられる円環状の回転カム面を有するカム本体と、前記カム本体の軸心から延設されて前記固定軸受部の中空部に回転可能に嵌合するカム軸部とを有する回転カムと、を含み、
    前記固定カム面と前記回転カム面とは同一角度で傾斜しており、前記クリーニングブラシの回転に伴って前記回転カム面が前記固定カム面上を回転方向に摺動することで、前記クリーニングブラシは1回転する毎に軸方向に1往復することを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記第1パイルの先端部は、球状、または基端から先端に向けて拡大する略円錐形状、若しくは円板状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記第2パイルの先端部は、前記第1パイルの先端部と同じ長さに設定されており、
    前記第1パイルの先端部の表面積は、前記第2パイルの先端部の表面積の2〜3倍となるように形成されていることを特徴とする請求項2に記載のクリーニング装置。
  4. 請求項1ないしのいずれかに記載のクリーニング装置を備えていることを特徴とする帯電装置。
  5. 請求項に記載の帯電装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
JP2016188555A 2016-09-27 2016-09-27 クリーニング装置、帯電装置および画像形成装置 Expired - Fee Related JP6617671B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016188555A JP6617671B2 (ja) 2016-09-27 2016-09-27 クリーニング装置、帯電装置および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016188555A JP6617671B2 (ja) 2016-09-27 2016-09-27 クリーニング装置、帯電装置および画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018054750A JP2018054750A (ja) 2018-04-05
JP6617671B2 true JP6617671B2 (ja) 2019-12-11

Family

ID=61835715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016188555A Expired - Fee Related JP6617671B2 (ja) 2016-09-27 2016-09-27 クリーニング装置、帯電装置および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6617671B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110581094A (zh) * 2019-08-26 2019-12-17 泉州洛江元康工业设计有限公司 一种晶圆处理设备

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4361922A (en) * 1981-01-06 1982-12-07 Schlegel Corporation Cleaning brush for electrostatic copiers, printers and the like
JP3752663B2 (ja) * 2001-04-17 2006-03-08 株式会社リコー 画像形成装置
JP4932438B2 (ja) * 2006-11-09 2012-05-16 近江ベルベット株式会社 ブラシローラ及びその製造方法
JP2008268350A (ja) * 2007-04-17 2008-11-06 Kyocera Mita Corp 画像形成装置におけるクリーニング装置
JP5274090B2 (ja) * 2008-04-15 2013-08-28 キヤノン株式会社 クリーニング装置
JP2014202866A (ja) * 2013-04-04 2014-10-27 株式会社リコー 帯電装置、作像ユニット、画像形成装置
CN203520018U (zh) * 2013-09-30 2014-04-02 珠海市科力莱科技有限公司 碳粉盒充电辊清洁装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018054750A (ja) 2018-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5637375B2 (ja) 潤滑剤塗布装置、プロセスユニット、転写装置及び画像形成装置
JP2010044123A (ja) 極性制御装置、クリーニング装置、画像形成装置、多色画像形成装置およびプロセスカ−トリッジ
JP2005062809A (ja) トナー搬送装置、現像装置、プロセスユニット、画像形成装置、トナー搬送方法及び画像形成方法
JP6617671B2 (ja) クリーニング装置、帯電装置および画像形成装置
JP2006349704A (ja) クリーニング装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2018004864A (ja) クリーニング装置、帯電装置および画像形成装置
JP4002552B2 (ja) 現像剤供給ローラ、現像装置及び画像形成装置
JP2007114482A (ja) トナー供給ローラおよび現像装置
JP2008070518A (ja) 摺擦装置及び画像形成装置
WO2016068113A1 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2018004863A (ja) 帯電装置およびこれを備える画像形成装置
JP6292162B2 (ja) 画像形成装置
JP5286056B2 (ja) 画像形成装置
JP4522455B2 (ja) トナー補給装置および画像形成装置
US9563144B2 (en) Charging device, process cartridge, and image forming apparatus
JP2011180245A (ja) 帯電装置
JP4597218B2 (ja) トナー補給装置および画像形成装置
JP6727839B2 (ja) 帯電装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置
JP2017161865A (ja) 清掃装置及び画像形成装置
JP3319017B2 (ja) 画像形成装置
JP2008122778A (ja) 帯電装置およびこれを備えた画像形成装置
JP2010039232A (ja) 画像形成装置に用いられるブラシローラ
JP2005181590A (ja) ファーブラシ及びそれを用いた画像形成装置のクリーニング装置
JP6945792B2 (ja) トナー像形成装置、帯電装置、および画像形成装置
JP2018081181A (ja) 帯電ブラシ、帯電装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180731

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190619

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191015

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191028

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6617671

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees