JP6617532B2 - 判別用具及び判別方法 - Google Patents

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Description

本発明は、カメラの色再現範囲を判別する技術分野に関する。
一般的に、画像ファイルはカメラやスキャナ等の入力機器を用いて作成され、テレビ、PC用モニター、プリンタなどの出力装置により出力される。このとき、入力機器の色再現特性と出力機器の色再現特性が異なる場合、入力機器を用いて作成された画像ファイルを出力機器の色再現特性に適合するように色変換する必要がある。
また、スキャナでのスキャン時に出力機器の色再現特性に適合する画像ファイルを作成することもできるが、出力装置毎にスキャンが必要となり、色変換を行う場合にも困難が伴っていた。そうした中、特許文献1には、スキャンの回数が1度でよく、取り込んだ画像ファイルを種々の出力装置に用いることができ、画像の修正等も容易な画像作成装置に関する技術が開示されている。
一方で、ハイビジョンカメラとハイビジョンテレビの分野において色再現特性の標準規格はITU−R(International Telecommunication Union Radiocommunications Sector)が定めた「Rec.709」の1種類であった。したがって、ビデオカメラ、テレビともにホワイトバランスを調整するだけで、どのカメラで撮影し、どのテレビで表示しても、同じ色調で表示することができた。これに対して、4Kテレビ、8Kテレビでは、新たな色再現特性の標準規格として「Rec.2020」が採用された。
特開2000−059638号公報
4Kテレビ、8Kテレビの出現により、色再現範囲が異なる「Rec.709」と「Rec.2020」という2種類の規格が混在することになると、「Rec.709」のビデオカメラで撮影した動画ファイルを「Rec.2020」のテレビで表示する場合や、逆に、「Rec.2020」のビデオカメラで撮影した動画ファイルを「Rec.709」のテレビで表示する場合に正しい色調で動画が表示されなくなってしまう。そのため、テレビの色再現範囲と異なる色再現範囲のカメラで撮影された動画ファイルを当該テレビで適切に表示させるためには、テレビの色再現範囲に適合するように動画ファイルに対して色変換処理を行う必要があり、その前提として動画ファイルが何れの色再現範囲のカメラで撮影されたかを判別する必要がある。
本発明は、このような問題等に鑑みて為されたもので、画像ファイル(動画ファイル、静止画ファイルを含む)が何れの色再現範囲のカメラで撮影されたかを容易に判別することができる判別用具等を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、カメラの色再現範囲が第1の色再現範囲であるか又は第2の色再現範囲であるかを判別するために前記カメラにより撮影される判別部を有する判別用具であって、前記判別部の色は、前記第1の色再現範囲外であって、且つ、前記第2の色再現範囲内の特定色を含む判別用具を用いて前記カメラの色再現範囲を判別する判別方法であって、前記カメラが前記判別部を撮影する撮影工程と、前記撮影工程で撮影された画像において前記判別部に含まれる前記特定色で表されている部分の色がサチュレートしている場合には、前記カメラの色再現範囲は前記第1の色再現範囲であると判別し、サチュレートしていない場合には、前記カメラの色再現範囲は前記第2の色再現範囲であると判別することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の判別方法であって、前記撮影工程の前に、前記カメラのホワイトバランスを調整する調整工程を行うことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の判別方法で用いられる判別用具であって、カメラの色再現範囲が第1の色再現範囲であるか又は第2の色再現範囲であるかを判別するために前記カメラにより撮影される判別部を有し、前記判別部の色は、前記第1の色再現範囲外であって、且つ、前記第2の色再現範囲内の特定色を含むことを特徴とする。
この発明によれば、色再現範囲が第1の色再現範囲であるカメラによって判別部を撮影した画像ファイルでは判別部の特定色部分がサチュレートし、一方、色再現範囲が第2の色再現範囲であるカメラによって判別部を撮影した画像ファイルでは判別部の特定色部分(又は特定色部分の色値)がサチュレートしない。よって、判別部を撮影した画像ファイルが第1の色再現範囲のカメラ又は第2の色再現範囲のカメラのうち何れのカメラで撮影されたかを、判別部の特定色部分がサチュレートしているか否かにより容易に判別することができる。サチュレートしているか否かの判断は、人間である判別者が行うこともできるし、コンピュータのCPUが行うこともできる。後者の場合、CPUは所定のプログラムを実行することにより、読み込んだ画像ファイルにおける判別部の特定色部分の色値(例えば、RGB値のG値)が最大値となっている場合にサチュレートしていると判定し、最大値となっていない場合にサチュレートしていないと判定する。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の判別用具であって、前記判別部の色は、前記第1の色再現範囲内の基準色から前記特定色までのグラデーションで表されることを特徴とする。
この発明によれば、判別者は、判別部のグラデーションが基準色部分から特定色部分までの途中の位置から同じ色で表示されている場合に、当該位置の色でサチュレートしていることを一目で把握することができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の判別用具であって、前記判別部は、前記第1の色再現範囲内の基準色から前記特定色までのグラデーションを表現する複数の構成部を含むことを特徴とする。
この発明によれば、判別者は、判別部のグラデーションを表現する基準色の構成部から特定色の構成部までにおける、途中の構成部から特定色の構成部までが同じ色で表示されている場合に、当該途中の構成部の色でサチュレートしていることを一目で把握することができる。
請求項に記載の発明は、請求項又はに記載の判別用具であって、前記基準色は白であることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項乃至の何れか一項に記載の判別用具であって、前記特定色の色相は緑であることを特徴とする。
緑の色相は、「Rec.709」と「Rec.2020」の色再現範囲の差異が大きいため特定色を選択しやすい。また、判別部をグラデーションとした場合にグラデーションの階調が沢山取れるので、判別者が色の変化を認識しやすく、判別部の特定色部分がサチュレートしているか否かを判別しやすくなり、判別効率が向上する。
請求項に記載の発明は、請求項乃至の何れか一項に記載の判別用具であって、前記カメラのホワイトバランスを調整するための白基準部を更に含むことを特徴とする。
この発明によれば、判別部が撮影された画像ファイルが何れの色再現範囲のカメラで撮影されたかを容易に判別することができるのに加えて、白基準部を用いてカメラのホワイトバランスを調整することができる。
本発明によれば、色再現範囲が第1の色再現範囲であるカメラによって判別部を撮影した画像ファイルでは判別部の特定色部分がサチュレートし、一方、色再現範囲が第2の色再現範囲であるカメラによって判別部を撮影した画像ファイルでは判別部の特定色部分(又は特定色部分の色値)がサチュレートしない。よって、判別部を撮影した画像ファイルが第1の色再現範囲のカメラ又は第2の色再現範囲のカメラのうち何れのカメラで撮影されたかを、判別部の特定色部分がサチュレートしているか否かにより容易に判別することができる。
第1実施形態における判別シートの一例を示す図である。 「Rec.709」と「Rec.2020」の色再現範囲をxy色度図にプロットした図である。 第2実施形態における判別シートの一例を示す図である。 第3実施形態における判別シートの一例を示す図である。 「sRGB」と「AdobeRGB」の色再現範囲をxy色度図にプロットした図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。本実施形態では、判別シートについて本発明を適用した場合について説明する。
[1.第1実施形態]
[1.1.判別シートの構成]
図1は、第1実施形態の判別シート100を示す図である。判別シート100はホワイトバランスを調整するために用いられる基準白色パッチ部101と、判別用カラーパッチ部102を有する。基準白色パッチ部101及び判別用カラーパッチ部102は、透過型(フィルム)で作成してもよいし、反射型(紙焼き)で作成してもよい。
次に、基準白色パッチ部101及び判別用カラーパッチ部102の色について説明する。図2は、xy色度図における「Rec.709」と「Rec.2020」の色再現範囲を示す図である。「Rec.709」の色再現範囲を示す三角形601は、「Rec.2020」の色再現範囲を示す三角形602の内側にすっぽりと収まる。つまり、「Rec.2020」の色再現範囲は「Rec.709」の色再現範囲よりも広く、「Rec.709」で色再現可能な色は「Rec.2020」でも色再現可能である。一方、「Rec.2020」で色再現可能な色の一部(三角形601の外側であって、且つ、三角形602の内側部分)は「Rec.709」で色再現できない。なお、図2のxy色度図においては、三角形601、602の上側頂点方向に向かうほど緑(G)成分が強く、右下側頂点方向に向かうほど赤(R)成分が強く、左下側頂点方向に向かうほど青(B)成分が強い。
基準白色パッチ部101の色は、図2における四角形603の示す値((x,y)=(0.3127,0.3290))で表現される(この値は一例であって、仕様により他の値も取り得る)。一方、判別用カラーパッチ部102の色は、「Rec.709」の色再現範囲を示す三角形601の外側であって、且つ、「Rec.2020」の色再現範囲を示す三角形602の内側に位置する点に対応する値で表現される必要がある。その中でも判別用カラーパッチ部102の色相は緑であることが好ましい。そこで、本実施形態の判別用カラーパッチ部102の色は、図2における三角形604の示す値((x,y)=(0.65,0.25))で表現される(この値は一例であって、仕様により他の値も取り得る。本実施形態におけるこの値で示される色は特定色の一例)。なお、色度は光源の色や強さなど光源環境によって変化するので、判別用カラーパッチ部102の作成時に専用のビューワ上に乗せた状態で色度を定義する。
[1.2.判別シートの使用方法]
判別シート100は、ある動画ファイルが「Rec.709」の色再現範囲であるカメラで撮影されたか、又は「Rec.2020」の色再現範囲であるカメラで撮影されたかを判別するために用いられる。そのためには、カメラにより、判別シート100の判別用カラーパッチ部102を映像の一部として撮影する。このとき、露出オーバーの状態で判別用カラーパッチ部102を撮影すると、その色(又はその色の色値)が必ずサチュレートしてしまい適切な判別ができなくなるため、事前にカメラのホワイトバランスを調整しておく必要がある。したがって、例えば、映画の撮影であれば、あるシーンの撮影を開始する前に、基準白色パッチ部101を用いてカメラのホワイトバランスを調整し、次いで、判別用カラーパッチ部102をカメラで撮影してからシーンの撮影に入るようにすることにより、映像の一部に判別用カラーパッチ部102を含めることができる。
動画ファイルで再生される映像が「Rec.709」の色再現範囲であるカメラで撮影されたか、又は「Rec.2020」の色再現範囲であるカメラで撮影されたかは、映像に映し出される判別用カラーパッチ部102の色(色値)がサチュレートしているか否かにより判別することができる。すなわち、判別用カラーパッチ部102で表される色(色値)は「Rec.709」の色再現範囲外であって、且つ、「Rec.2020」の色再現範囲内であるので、「Rec.2020」の色再現範囲であるカメラで撮影した場合にはサチュレートしないが、「Rec.709」の色再現範囲であるカメラで撮影した場合にはサチュレートしてしまう。つまり、判別用カラーパッチ部102の色(色値)がサチュレートしていれば「Rec.709」の色再現範囲であるカメラで撮影した動画ファイルであり、一方、サチュレートしていなければ「Rec.2020」の色再現範囲であるカメラで動画した映像ファイルであると判別することができる。
判別用カラーパッチ部102の色(色値)がサチュレートしているか否かは、コンピュータのCPUが行う。CPUは所定のプログラムを実行することにより、読み込んだ動画ファイルにおける判別用カラーパッチ部102の色値(例えば、RGB値のG値)が最大値(例えば、0〜255の値を取る場合、255)となっている場合にサチュレートしていると判定し、最大値となっていない場合にサチュレートしていないと判定する。
[2.第2実施形態]
[2.1.判別シートの構成]
図3は、第2実施形態の判別シート200を示す図である。判別シート200はホワイトバランスを調整するための基準白色パッチ部201と、判別用グラデーション部202を有する。基準白色パッチ部201は、第1実施形態の基準白色パッチ部101と同様なので説明を省略する。判別用グラデーション部202は、透過型(フィルム)で作成してもよいし、反射型(紙焼き)で作成してもよい。
次に、判別用グラデーション部202の色について説明する。本実施形態の判別用グラデーション部202は、図2のxy色度図における四角形603の示す点((x,y)=(0.3127,0.3290))から三角形604の示す点((x,y)=(0.65,0.25))までを直線(グラデーションを表現できれば直線でなくてもよい)で結んだ線上の色値で表される。すなわち、判別用グラデーション部202は、第1実施形態における基準白色パッチ部101の色から判別用カラーパッチ部102の色までの色を段階的に変化させた色(グラデーション)で表される。なお、判別用グラデーション部202の色は、少なくとも、「Rec.709」の色再現範囲内の点から、「Rec.709」の色再現範囲外であって、且つ、「Rec.2020」の色再現範囲内の点までを結んだ線上の色値で表されればよい。但し、「Rec.709」の色再現範囲外であって、且つ、「Rec.2020」の色再現範囲内の点で表される色相は緑(G)であることが好ましい。緑の色相は、「Rec.709」と「Rec.2020」の色再現範囲の差異が大きいため色を選択しやすく、また、グラデーションの階調が沢山取れるので、判別者が色の変化を認識しやすく、判別部の色がサチュレートしているか否かを判別しやすくなり、判別効率が向上する。
[2.2.判別シートの使用方法]
カメラにより、判別シート200の判別用グラデーション部202を映像の一部として撮影する。このとき、判別用グラデーション部202を撮影する前にカメラのホワイトバランスを調整しておく必要がある。したがって、例えば、映画の撮影であれば、あるシーンの撮影を開始する前に、基準白色パッチ部201を用いてホワイトバランスを調整し、次いで、判別用グラデーション部202をカメラで撮影してからシーンの撮影に入るようにすることにより、映像の一部に判別用グラデーション部202を含めることができる。
動画ファイルで再生される映像が「Rec.709」の色再現範囲であるカメラで撮影されたか、又は「Rec.2020」の色再現範囲であるカメラで撮影されたかは、映像に映し出される判別用グラデーション部202の少なくとも一部の色がサチュレートしているか否かにより判別することができる。すなわち、判別用グラデーション部202で表される色には「Rec.709」の色再現範囲外であって、且つ、「Rec.2020」の色再現範囲内である色の部分が含まれるので、その部分では「Rec.2020」の色再現範囲であるカメラで撮影した場合にはサチュレートしないが、「Rec.709」の色再現範囲であるカメラで撮影した場合にはサチュレートしてしまう。つまり、判別用グラデーション部202の一部の色でサチュレートしていれば「Rec.709」の色再現範囲であるカメラで撮影した動画ファイルであり、一方、サチュレートしていなければ「Rec.2020」の色再現範囲であるカメラで動画した映像ファイルであると判別することができる。
判別用グラデーション部202の色がサチュレートしているか否かは、人間である判別者が映像における判別用グラデーション部202が白色から高彩度色まで(図3では左から右に)色が段階的に変化している中で、途中から同じ色が連続している場合に、その部分の色でサチュレートしていることを把握することができる。すなわち、「Rec.2020」の色再現範囲であるカメラで判別用グラデーション部202を撮影した場合には、判別用グラデーション部202で表される全ての色を表現することができるため、白色から高彩度色まで(図3では左から右に)に色が段階的に変化していることが表現されるが、「Rec.709」の色再現範囲であるカメラで判別用グラデーション部202を撮影した場合には、判別用グラデーション部202で表される全ての色を表現することができないため、白色から高彩度色まで(図3では左から右に)の途中で色が段階的に変化していることを表現できなくなってしまう。これを判別者が目で見て確認することにより、判別者はその映像が「Rec.709」の色再現範囲であるカメラで撮影されたか、又は、「Rec.2020」の色再現範囲であるカメラで撮影されたかを容易に判別することができる。
また、第1実施形態と同様に、判別用グラデーション部202の色(色値)がサチュレートしているか否かは、コンピュータのCPUが行うこともできる。CPUは所定のプログラムを実行することにより、読み込んだ動画ファイルにおける判別用グラデーション部202の一部の色値(例えば、RGB値のG値)が最大値(例えば、0〜255の値を取る場合、255)となっている場合にサチュレートしていると判定し、判別用グラデーション部202の何れの部分でも最大値となっていない場合にサチュレートしていないと判定する。
[3.第3実施形態]
[3.1.判別シートの構成]
図4は、第3実施形態の判別シート300を示す図である。判別シート300は判別用ステップチャート部301A、301B、301C、301D、301Eを有する。判別用ステップチャート部301A−301Eは、透過型(フィルム)で作成してもよいし、反射型(紙焼き)で作成してもよい。
次に、判別用ステップチャート部301A−301Eの色について説明する。本実施形態の判別用ステップチャート部301A−301Eは、第2実施形態の判別用グラデーション部202と同様に、グラデーションを形成する。具体的には、図2のxy色度図における四角形603の示す点((x,y)=(0.3127,0.3290))から三角形604の示す点((x,y)=(0.65,0.25))までを直線で結んだ線上に等間隔となるように5つの点(端点を含む)を取り、それらの点で示される色値で表される。すなわち、四角形603の示す点((x,y)=(0.3127,0.3290))で示される色値は判別用ステップチャート部301Aの色を表し、次いで、その隣の点で示される色値は判別用ステップチャート部301Bの色を表し、更にその隣の点で示される色値は判別用ステップチャート部301Cの色を表し、更にその隣の点で示される色値は判別用ステップチャート部301Dの色を表し、更にその隣の点((x,y)=(0.65,0.25))で示される色値は判別用ステップチャート部301Eの色を表す。但し、グラデーションを表現できれば別の方法で各判別用ステップチャート部の色を設定してもよい。
判別シート300は、四角形603の示す点((x,y)=(0.3127,0.3290))から、三角形604の示す点((x,y)=(0.65,0.25))で示される色値で表される色を段階的に変化させた色(グラデーション)で表される。なお、判別用ステップチャート部301Eの色は、少なくとも、「Rec.709」の色再現範囲外であって、且つ、「Rec.2020」の色再現範囲内の点で示される色値で表されればよい。但し、「Rec.709」の色再現範囲外であって、且つ、「Rec.2020」の色再現範囲内の点で表される色相は緑(G)であることが好ましい。緑の色相は、「Rec.709」と「Rec.2020」の色再現範囲の差異が大きいため色を選択しやすく、また、グラデーションの階調が沢山取れるので、判別者が色の変化を認識しやすく、判別部の色がサチュレートしているか否かを判別しやすくなり、判別効率が向上する。
[3.2.判別シートの使用方法]
カメラにより、判別シート300の判別用ステップチャート部301A−301Eを映像の一部として撮影する。このとき、判別用ステップチャート部301A−301Eを撮影する前にカメラのホワイトバランスを調整しておく必要がある。したがって、例えば、映画の撮影であれば、あるシーンの撮影を開始する前に、第1実施形態の基準白色パッチ部101と同じ色の判別用ステップチャート部301Aを用いてホワイトバランスを調整し、次いで、判別用ステップチャート部301A−301Eをカメラで撮影してからシーンの撮影に入るようにすることにより、映像の一部に判別用ステップチャート部301A−301Eを含めることができる。
動画ファイルで再生される映像が「Rec.709」の色再現範囲であるカメラで撮影されたか、又は「Rec.2020」の色再現範囲であるカメラで撮影されたかは、映像に映し出される判別用ステップチャート部301A−301Eの少なくとも一部の色がサチュレートしているか否かにより判別することができる。すなわち、判別用ステップチャート部301A−301Eで表される色には「Rec.709」の色再現範囲外であって、且つ、「Rec.2020」の色再現範囲内である色の部分が含まれるので、その部分は「Rec.2020」の色再現範囲であるカメラで撮影した場合にはサチュレートしないが、「Rec.709」の色再現範囲であるカメラで撮影した場合にはサチュレートしてしまう。つまり、判別用ステップチャート部301A−301Eの一部の色がサチュレートしていれば「Rec.709」の色再現範囲であるカメラで撮影した動画ファイルであり、一方、サチュレートしていなければ「Rec.2020」の色再現範囲であるカメラで動画した映像ファイルであると判別することができる。
判別用ステップチャート部301A−301Eの色がサチュレートしているか否かは、人間である判別者が映像における判別用ステップチャート部301A−301Eが低彩度色から高彩度色まで(図4では左から右に)色が段階的に変化している中で、途中から同じ色が連続している場合に、その部分の色でサチュレートしていることを把握することができる。すなわち、「Rec.2020」の色再現範囲であるカメラで判別用ステップチャート部301A−301Eを撮影した場合には、判別用ステップチャート部301A−301Eで表される全ての色を表現することができるため、低彩度色から高彩度色まで(図4では左から右に)に色が段階的に変化していることが表現されるが、「Rec.709」の色再現範囲であるカメラで判別用ステップチャート部301A−301Eを撮影した場合には、判別用ステップチャート部301A−301Eで表される全ての色を表現することができないため、低彩度色から高彩度色まで(図4では左から右に)の途中、例えば、判別用ステップチャート部301Dで色が段階的に変化していることを表現できなくなってしまう。これを判別者が目で見て確認することにより、判別者はその映像が「Rec.709」の色再現範囲であるカメラで撮影されたか、又は、「Rec.2020」の色再現範囲であるカメラで撮影されたかを容易に判別することができる。
また、第1実施形態と同様に、判別用ステップチャート部301A−301Eの色(色値)がサチュレートしているか否かは、コンピュータのCPUが行うこともできる。CPUは所定のプログラムを実行することにより、読み込んだ動画ファイルにおける判別用ステップチャート部301A−301Eの一部の色値(例えば、RGB値のG値)が最大値(例えば、0〜255の値を取る場合、255)となっている場合にサチュレートしていると判定し、最大値となっていない場合にサチュレートしていないと判定する。
以上説明したように、上記実施形態における判別シート100、200、300(「判別用具」の一例)は、カメラの色再現範囲が「Rec.709」の色再現範囲(「第1の色再現範囲」の一例)であるか又は「Rec.2020」の色再現範囲(「第2の色再現範囲」の一例)であるかを判別するためにカメラにより撮影される判別用カラーパッチ部102、判別用グラデーション部202又は判別用ステップチャート部301A−301E(「判別部」の一例)を有し、判別用カラーパッチ部102、判別用グラデーション部202又は判別用ステップチャート部301A−301Eの色は、「Rec.709」の色再現範囲外であって、且つ、「Rec.2020」の色再現範囲内の特定色(図2における三角形604の示す点((x,y)=(0.65,0.25))で示される特定色)を含む。
したがって、色再現範囲が「Rec.709」の色再現範囲であるカメラによって判別用カラーパッチ部102、判別用グラデーション部202又は判別用ステップチャート部301A−301Eを撮影した画像ファイルでは判別用カラーパッチ部102、判別用グラデーション部202、判別用ステップチャート部301A−301Eの特定色部分がサチュレートし、一方、色再現範囲が「Rec.2020」の色再現範囲であるカメラによって判別用カラーパッチ部102、判別用グラデーション部202又は判別用ステップチャート部301A−301Eを撮影した画像ファイルでは判別用カラーパッチ部102、判別用グラデーション部202又は判別用ステップチャート部301A−301Eの特定色部分がサチュレートしない。よって、判別用カラーパッチ部102、判別用グラデーション部202又は判別用ステップチャート部301A−301Eを撮影した画像ファイルが「Rec.709」の色再現範囲のカメラ又は「Rec.2020」の色再現範囲のカメラのうち何れのカメラで撮影されたかを、判別用カラーパッチ部102、判別用グラデーション部202又は判別用ステップチャート部301A−301Eの特定色部分がサチュレートしているか否かにより容易に判別することができる。サチュレートしているか否かの判断は、人間である判別者が行うこともできるし、コンピュータのCPUが行うこともできる。後者の場合、CPUは所定のプログラムを実行することにより、読み込んだ画像ファイルにおける判別部の特定色部分の色値(例えば、RGB値のG値)が最大値となっている場合にサチュレートしていると判定し、最大値となっていない場合にサチュレートしていないと判定する。
また、第2実施形態における判別シート200は、判別用グラデーション部202が白(「基準色」の一例)から特定色(図2における三角形604の示す点((x,y)=(0.65,0.25))で示される色)までのグラデーションで表される。したがって、判別シート200によれば、判別者は、判別用グラデーション部202のグラデーションが白の部分から特定色の部分までの途中の位置から同じ色で表示されている場合に、当該位置の色でサチュレートしていることを一目で把握することができる。
更に、第3実施形態における判別シート300は、複数の判別用ステップチャート部301A−301E(「構成部の一例)が白(「基準色」の一例)から特定色(図2における三角形604の示す点((x,y)=(0.65,0.25))で示される色)までのグラデーションを表現する。したがって、判別シート300によれば、判別者は、判別用ステップチャート部301A−301Eのグラデーションを表現する白の判別用ステップチャート部301から特定色の判別用ステップチャート部301Eまでの途中の判別用ステップチャート部から判別用ステップチャート部301Eまでが同じ色で表示されている場合に、当該途中の判別用ステップチャート部の色でサチュレートしていることを一目で把握することができる。
更にまた、上記実施形態において、特定色の色相は緑である。緑の色相は、「Rec.709」と「Rec.2020」の色再現範囲の差異が大きいため特定色を選択しやすく、また、判別用グラデーション部202又は判別用ステップチャート部301A−301Eをグラデーションとした場合にグラデーションの階調が沢山取れるので、判別者が色の変化を認識しやすく、判別用カラーパッチ部102、判別用グラデーション部202又は判別用ステップチャート部301A−301Eの色がサチュレートしているか否かを判別しやすくなり、判別効率が向上する。
更にまた、上記実施形態において、判別シート100、200、300は、カメラのホワイトバランスを調整するための基準白色パッチ部101、基準白色パッチ部201又は判別用ステップチャート部301A(「白基準部」の一例)を更に含む。したがって、画像ファイルが何れの色再現範囲のカメラで撮影されたかを容易に判別することができるのに加えて、基準白色パッチ部101、基準白色パッチ部201又は判別用ステップチャート部301Aを用いてカメラのホワイトバランスを調整することができる。
更にまた、上記実施形態における、判別シート100、200、300を用いてカメラの色再現範囲を判別する判別方法は、カメラが判別用カラーパッチ部102、判別用グラデーション部202又は判別用ステップチャート部301A−301Eを撮影する撮影工程と、撮影工程で撮影された画像において判別用カラーパッチ部102、判別用グラデーション部202又は判別用ステップチャート部301A−301Eに含まれる特定色で表されている部分の色がサチュレートしている場合には、カメラの色再現範囲は「Rec.709」の色再現範囲であると判別し、サチュレートしていない場合には、カメラの色再現範囲は「Rec.2020」の色再現範囲であると判別する。判別主体は、人間であっても、コンピュータのCPUであってもよい。なお、撮影工程の前に、カメラのホワイトバランスを調整する調整工程を行うことが好ましい。
なお、上記実施形態では、動画ファイルで再生される映像が「Rec.709」の色再現範囲であるカメラで撮影されたか、又は「Rec.2020」の色再現範囲であるカメラで撮影されたかを判別する場合について説明したが、本発明は、静止画ファイルで再生される映像が、例えば、「sRGB」の色再現範囲であるカメラで撮影されたか、又は「AdobeRGB」の色再現範囲であるカメラで撮影されたかを判別する場合にも適用することができる。
図5は、xy色度図における「sRGB」と「AdobeRGB」の色再現範囲を示す図である。「sRGB」の色再現範囲を示す三角形701は、「AdobeRGB」の色再現範囲を示す三角形702の内側にすっぽりと収まる。つまり、「AdobeRGB」の色再現範囲は「sRGB」の色再現範囲よりも広く、「sRGB」で色再現可能な色は「AdobeRGB」でも色再現可能である。なお、図5のxy色度図においては、三角形701、702の上側頂点方向に向かうほど緑(G)成分が強く、右下側頂点方向に向かうほど赤(R)成分が強く、左下側頂点方向に向かうほど青(B)成分が強い。
図2と図5を比較すると、図2の三角形601と図5の三角形701の形状、図2の三角形602と図5の三角形702の形状は若干異なるが、三角形702の中に三角形701がすっぽり収まる点や、図2の四角形603と図5の四角形703が同じ値((x,y)=(0.3127,0.3290))を示すとともに、図2の三角形604と図5の三角形704が同じ値((x,y)=(0.65,0.25))を示している点など、両者は同様の関係にある。したがって、第1実施形態から第3実施形態における判別用シート101、201、301は、「sRGB」の色再現範囲であるカメラで撮影されたか、又は「AdobeRGB」の色再現範囲であるカメラで撮影されたかを判別するためにも利用することができる。
100 判別シート
101 基準白色パッチ部
102 判別用カラーパッチ部
200 判別シート
201 基準白色パッチ部
202 判別用グラデーション部
300 判別シート
301A−301E 判別用ステップチャート部

Claims (8)

  1. カメラの色再現範囲が第1の色再現範囲であるか又は第2の色再現範囲であるかを判別するために前記カメラにより撮影される判別部を有する判別用具であって、前記判別部の色は、前記第1の色再現範囲外であって、且つ、前記第2の色再現範囲内の特定色を含む判別用具を用いて前記カメラの色再現範囲を判別する判別方法であって、
    前記カメラが前記判別部を撮影する撮影工程と、
    前記撮影工程で撮影された画像において前記判別部に含まれる前記特定色で表されている部分の色がサチュレートしている場合には、前記カメラの色再現範囲は前記第1の色再現範囲であると判別し、サチュレートしていない場合には、前記カメラの色再現範囲は前記第2の色再現範囲であると判別することを特徴とする判別方法。
  2. 請求項1に記載の判別方法であって、
    前記撮影工程の前に、前記カメラのホワイトバランスを調整する調整工程を行うことを特徴とする判別方法。
  3. 請求項1又は2に記載の判別方法で用いられる判別用具であって、
    カメラの色再現範囲が第1の色再現範囲であるか又は第2の色再現範囲であるかを判別するために前記カメラにより撮影される判別部を有し、前記判別部の色は、前記第1の色再現範囲外であって、且つ、前記第2の色再現範囲内の特定色を含むことを特徴とする判別用具。
  4. 請求項に記載の判別用具であって、
    前記判別部の色は、前記第1の色再現範囲内の基準色から前記特定色までのグラデーションで表されることを特徴とする判別用具。
  5. 請求項に記載の判別用具であって、
    前記判別部は、前記第1の色再現範囲内の基準色から前記特定色までのグラデーションを表現する複数の構成部を含むことを特徴とする判別用具。
  6. 請求項又はに記載の判別用具であって、
    前記基準色は白であることを特徴とする判別用具。
  7. 請求項乃至の何れか一項に記載の判別用具であって、
    前記特定色の色相は緑であることを特徴とする判別用具。
  8. 請求項乃至の何れか一項に記載の判別用具であって、
    前記カメラのホワイトバランスを調整するための白基準部を更に含むことを特徴とする判別用具。
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