JP6617238B2 - 包装体の検査装置 - Google Patents
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Description
前記包装体に検査波を与える検査波照射部と、前記包装体に照射された検査波を検知する検査波検知部と、データ処理部とが設けられており、
前記データ処理部に、
前記検査波検知部の検知出力から前記包装体の画像データを生成する画像データ生成部と、
前記画像データに基づいて、前記シール部を含む検査領域を設定する検査領域設定部と、
前記画像データに基づいて、前記シール部の直近に位置する前記包装材の縁部、あるいは前記シール部内に位置する前記包装材の縁部に、窪み部が形成されているか否かを判定し、前記窪み部を基準として所定の検出位置または所定の検出範囲を設定する検出範囲設定部と、
前記検査領域内で周囲と輝度が相違する特異部を検出し、前記特異部が前記検出位置または前記検出範囲内に存在していたら、前記特異部を前記包装材の変形によるものと判定し、前記特異部が前記検出位置または前記検出範囲内に存在していなければ、前記特異部を前記シール部に噛み込まれた内容物であると判断し、前記包装体を不良品であると判定する判定部と、が設けられていることを特徴とするものである。
この場合に、前記基準線を、前記包装体の前記縁部を含む線とすることが好ましい。
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態の検査装置1は、包装体移動領域2と、その上に設置された上部収納部3と、包装体移動領域2の下に配置された下部収納部4を有している。
図3に、検査装置1に備えられた電子回路の概要を示す回路ブロック図が示されている。
検査装置1は、操作パネル40の操作によって、X線発生部10から発せられるX線エネルギーを調整することが可能である。また、操作パネル40でデータ変換部36を操作して電磁波画像データ27の輝度分布を調整することが可能である。例えば、包装体のシール部に内容物の噛み込みがあるか否かを検査するときは、内容物が画像に濃く表示されるように調整が行われる。
図3に示すように、包装体W0の形状を光学センサ15で取得した光学画像データ28は、濃淡処理部37に与えられる。濃淡処理部37では、光学画像データ28が二値化され、包装体W0は全体が同じ輝度で表現される。
検査領域設定部35では、光学画像データ28を用いてマスク画像データが生成される。図4には、光学画像データ28で表される光学画像Waが示されている。この光学画像Waの2つの短辺を予め決められた寸法(データ量)S1だけ中央部分に後退させることで、光学画像Waを長さM0に収縮させたマスク画像データが生成される。
図9は、包装材の短辺の縁部51(シール部に直近の縁部またはシール部内に位置する縁部)に、包装材の変形に起因する特異部53が現れている状態を示している。包装材に包まれている内容物の一部がシール部に接近しているとき、あるいは内容物の厚みが大きい場合などでは、シール部が形成されている縁部51が変形しやすい。縁部51が包装体W0の厚さ方向(図2の上下方向)に変形し、または変形した包装材に重なりが生じていると、画像データ上で、変形部の輝度が周囲と相違することになり、その輝度の差がしきい値を超えていると、判定部31では特異部53であると判定することになる。このとき、判定部31では、図8に示す内容物の噛み込みによる特異部52であるか、図8に示す包装材の変形による特異部53であるかの区別ができず、いずれの場合も、シール部に内容物が噛み込まれていると判定し、検査中の包装体W0が不良品と判定されてしまう。
前記(a)ないし(h)の手法で窪み部55が存在していると判定し、あるいは窪み部55の形状や面積を検出したら、窪み部55の底部Bを検出する。窪み部55の底部Bは、窪み55のうちの前方の縁部51から最も離れた部分を意味している。底部Bは窪み部55の縁線上に点で存在していることもあるし、一定の範囲で存在していることもある。また、底部Bが複数点または複数箇所に存在していることもある。この場合には複数箇所の底部Bのそれぞれを検出する。
底部Bの検出は次のようにして行われる。
図15に示すように、縁線51aと判定線H5とで囲まれた領域を窪み部55と認定したときには、その領域内で、判定線H5からの距離が最も長くなる縁線51aの部分を窪み部55の底部Bと認定する。
図17に示すST3では、窪み部55を基準とした所定の検出位置または所定の検出範囲を設定し、あるいは窪み部55の底部Bを基準とした所定の検出位置または所定の検出範囲を設定する。この検出位置または検出範囲に、ST1で検出された特異部が存在しているか否かを検出する。この検出位置と検出範囲は、判定部31に含まれる検出範囲設定部によって設定される。
図17のST4において、特異部53がいずれかの判定条件によって包装材の変形または変形に基づく重なり部であると判定されたら、ST5に移行する。包装材の変形または変形に基づく重なり部ではないと判定されたら、ST6に移行し、通常検査の基準を適合し、特異部53がシール部での内容物の噛み込みであるか否かを判定するルーチンへ移行する。
図18に示す第2の実施の形態の検査装置101は、上流側移動機構6aの上方に光学センサ115が配置されている。この光学センサ115は、ラインセンサではなくエリアセンサであり、1画面分の画像を同時に取得できる多数の画素を有している。
2 包装体移動領域
6 移動機構
10 X線発生部(第1の検査波照射部)
13 X線センサ(電磁波検知部)
15 光学センサ(光学検知部)
16 照明部(第2の検査波照射部)
18 位置センサ
19 表示装置
20 データ処理部
24 電磁波画像データ生成部
26 光学画像データ生成部
27 電磁波画像データ
28 光学画像データ
31 判定部
32 画像合成部
33 合成画像データ
35 検査領域設定部
40 操作パネル
50 検査領域
51 縁部
55 窪み部
H1 基準線
H2 判定線
V1 検出線
V2 検出範囲
W0 包装体
Claims (18)
- シール部が形成された袋状の包装材と、前記包装材に収納された内容物とを有する包装体を検査する検査装置において、
前記包装体に検査波を与える検査波照射部と、前記包装体に照射された検査波を検知する検査波検知部と、データ処理部とが設けられており、
前記データ処理部に、
前記検査波検知部の検知出力から前記包装体の画像データを生成する画像データ生成部と、
前記画像データに基づいて、前記シール部を含む検査領域を設定する検査領域設定部と、
前記画像データに基づいて、前記シール部の直近に位置する前記包装材の縁部、あるいは前記シール部内に位置する前記包装材の縁部に、窪み部が形成されているか否かを判定し、前記窪み部を基準として所定の検出位置または所定の検出範囲を設定する検出範囲設定部と、
前記検査領域内で周囲と輝度が相違する特異部を検出し、前記特異部が前記検出位置または前記検出範囲内に存在していたら、前記特異部を前記包装材の変形によるものと判定し、前記特異部が前記検出位置または前記検出範囲内に存在していなければ、前記特異部を前記シール部に噛み込まれた内容物であると判断し、前記包装体を不良品であると判定する判定部と、
が設けられていることを特徴とする包装体の検査装置。 - 前記判定部では、
前記特異部が前記検出位置または前記検出範囲内に存在するときに、その特異部が、所定の判定条件を備えているときに、前記特異部が前記包装材の変形によるものであると判定する請求項1記載の包装体の検査装置。 - 前記判定条件は、前記特異部の面積である請求項2記載の包装体の検査装置。
- 前記判定条件は、前記特異部の幅寸法である請求項2記載の包装体の検査装置。
- 前記判定条件は、前記特異部の形状である請求項2記載の包装体の検査装置。
- 前記判定条件は、前記特異部の輝度のグラデーションである請求項2記載の包装体の検査装置。
- 前記判定部では、所定の基準線から前記縁部までの距離によって前記窪み部の底部を検出し、前記底部を基準として前記検出位置または前記検出範囲を設定する請求項1ないし6のいずれかに記載の包装体の検査装置。
- 前記判定部は、所定の基準線からしきい値だけ離れた位置に判定線を設定し、その判定線上に前記縁部が存在していたら前記窪みが形成されていると判定し、前記判定線と前記縁部との交点を基準として前記検出位置または前記検出範囲を設定する請求項1ないし6のいずれかに記載の包装体の検査装置。
- 前記基準線を、前記包装体の前記縁部を含む線とする請求項7または8記載の包装体の検査装置。
- 前記包装体の内部を通過する判定線を設定し、その判定線上に前記縁部が存在していたら、前記判定線と前記縁部とで囲まれた領域に前記窪み部が形成されていると判定し、前記窪み部を基準として前記検出位置または前記検出範囲を設定する請求項1ないし6のいずれかに記載の包装体の検査装置。
- 前記窪み部の底部を検出し、前記底部を基準として前記検出位置または前記検出範囲を設定する請求項10記載の包装体の検査装置。
- 前記包装体の前記縁部を含む基準線を設定し、前記基準線から所定のしきい値だけ離れた位置に前記判定線を設定する請求項10または11記載の包装体の検査装置。
- 前記特異部が、前記包装材の変形によるものであると判定されたら、その包装体を良品と判定する請求項1ないし12の包装体の検査装置。
- 前記特異部が、前記包装材の変形によるものであると判定されたら、前記特異部の輝度を変化させて、前記特異部に前記内容物の一部が含められているか否かを判定する請求項1ないし12の包装体の検査装置。
- 前記特異部が、前記包装材の変形によるものであると判定されたら、前記特異部を検出するしきい値を変更して、前記特異部に前記内容物の一部が含められているか否かを判定する請求項1ないし12の包装体の検査装置。
- 前記検査波として放射線またはテラヘルツ波の電磁波が使用されて、前記電磁波を検知した電磁波画像データが取得されるとともに、光学画像データが取得され、
前記電磁波画像データと前記光学画像データとが合成されて、前記包装体の画像データが生成される請求項1ないし15のいずれかに記載の包装体の検査装置。 - 光学画像データが取得され、前記光学画像データから前記包装体の画像データが生成される請求項1ないし15のいずれかに記載の包装体の検査装置。
- 前記検査波として放射線またはテラヘルツ波の電磁波が使用されて、前記電磁波を検知した電磁波画像データが取得され、前記電磁波画像データから前記包装体の画像データが生成される請求項1ないし15のいずれかに記載の包装体の検査装置。
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