JP6617236B2 - レゾルバステータ巻線の巻線構造及び方法 - Google Patents
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Description
図3で示されるレゾルバステータの巻線構造は、特許文献1で示される輪状ステータの一部分に、周知の巻こぼれ防止用壁及び渡りピンを設けた状態の構造としている。
前記輪状ステータ1の第1端面1Aと第2端面1Bには、一体又は別体にて形成されると共に前記各突出磁極2に対して後述するステータ巻線3との間を絶縁すると共に一端に端子ピン保持部11を有する輪状絶縁キャップ5が形成されている。
前記一面5a上には、前記巻こぼれ防止用壁8だけではなく、前記各突出磁極2間に形成されたスロット9に対応する前記一面5a上には、ピン状又は板状で前記一面5aと一体に形成されて軸方向Aに沿って突出する渡りピン10が配設されている。
すなわち、レゾルバの輪状ステータの各突出磁極に連続で巻線する場合、マグネットワイヤは、突出磁極にステータ巻線として巻回され各突出磁極間の渡りピンに接触位置決めされて次の突出磁極に移って行く。
この際のステータ巻線の突出磁極から外径側への巻こぼれは、巻こぼれ防止用壁によって防止することができる。
しかしながら、各突出磁極に連続かつ高速で巻線を行う場合、巻線方向によって巻き始めの位置と巻き終わりの位置が異なることがある。
そのため、同じターン数でも、巻線方向によって3/4ターンほど巻線量に差が出ることになっていた。
前述の巻線量の差が誤差要因となっており、各突出磁極毎の巻線量の差によって励磁及び出力にバラツキが生じ、出力特性の精度向上の妨げとなっていた。
すなわち、所定角度間隔で内方又は外方に向けて突出する多数の突出磁極を有する輪状ステータと、前記輪状ステータの第1、第2端面に別体又は一体にて設けられた輪状絶縁キャップと、前記輪状絶縁キャップに形成され前記突出磁極に対応した背部に位置する巻こぼれ防止用壁と、を備え、前記突出磁極に巻回するステータ巻線は、前記巻こぼれ防止用壁を介して前記各突出磁極に巻回されているようにしたレゾルバステータ巻線の巻線構造において、前記巻こぼれ防止用壁の幅の中央位置に形成された間隙に前記ステータ巻線のマグネットワイヤを互いに逆方向に通して係止することにより、前記ステータ巻線の巻線開始位置と巻線終了位置を同一の間隙内とする構成としたことにより、各突出磁極に巻回されるステータ巻線の巻数が同一でバラツキがなくなるため、各突出磁極の出力巻線からの出力が同一となり、高精度で安定したレゾルバ信号を得ることができる。
また、前記間隙は、前記輪状ステータの軸方向に沿う縦長に形成され、前記間隙の横幅は、前記ステータ巻線の1本のみのマグネットワイヤが前記間隙内に入ることができる寸法である構成としたことにより、マグネットワイヤが間隙内に入るときつい状態であり、マグネットワイヤの所定位置を間隙に係止することができる。従って、マグネットワイヤを巻回する巻線開始位置と巻線終了位置を前記間隙としておくことにより、前記各位置は前記間隙の位置で同一にすることができる。
尚、図3及び図4で述べた従来構成については、本発明に係る巻こぼれ防止用壁の構成が図3及び図4の従来構成と異なるのみであるため、図3及び図4の構成は本発明に援用するものとし、その説明は重複を避けるために、本発明の構成を示す図1においては、図3及び図4と同一又は同等部分に同一符号を付し、その説明を省略している。
図1における巻こぼれ防止用壁8の第2幅W2の中央位置に、横幅W3からなる間隙20が形成されている。
すなわち、前記突出磁極2に対してマグネットワイヤ12Aを巻回してステータ巻線12を形成する時、同一の間隙20に対して図1の矢印で示されるように、マグネットワイヤ12Aは、間隙20に対して入る方と出る方でクロスするように同一の間隙20内で同一位置となる。
従って、前記自動巻線機のニードルによって、マグネットワイヤ12Aが、前記間隙20の上方から矢印Bの方向に沿って降下して、矢印Cの方向に引かれる前に、前記マグネットワイヤ12Aは、前記横幅W3に対してマグネットワイヤ12Aの直径が同一か、やや小であるため、マグネットワイヤ12Aが間隙20に入って、例えば、壁底部20Aに位置すると、前記マグネットワイヤ12Aはその位置で間隙20に係止され、ここが突出磁極2へステータ巻線12を巻回するときの当該突出磁極2への巻線開始位置Mとなる。
従って、前記間隙20内には、積み重なる状態で前記巻線開始位置Mと巻線終了位置Nは、同じ間隙20内で巻線方向に拘わらず、同一位置となる。そのため、各突出磁極2に巻回されるステータ巻線12のターン数は同一となり、図示しないロータ回転時のレゾルバ出力も安定かつ高精度となる。
尚、本発明における輪状ステータ1は、各突出磁極2が内方に向けて突出する場合について述べたが、各突出磁極2が外方へ向けて突出するアウタロータ型とすることもできる。
1A 第1端面
1B 第2端面
1a 内面
2 突出磁極
5 輪状絶縁キャップ
5a 一面
6 背部
8 巻こぼれ防止用壁
9 スロット
10 渡りピン
12 ステータ巻線
12a 入側渡り線
12b 出側渡り線
12A マグネットワイヤ
20 間隙
20A 壁底部
20B 面
W1 第1幅
W2 第2幅
W3 横幅
A 軸方向
M 巻線開始位置
N 巻線終了位置
Claims (4)
- 所定角度間隔で内方又は外方に向けて突出する多数の突出磁極(2)を有する輪状ステータ(1)と、前記輪状ステータ(1)の第1、第2端面(1A,1B)に別体又は一体にて設けられた輪状絶縁キャップ(5)と、前記輪状絶縁キャップ(5)に形成され前記突出磁極(2)に対応した背部(6)に位置する巻こぼれ防止用壁(8)と、を備え、
前記突出磁極(2)に巻回するステータ巻線(12)は、前記巻こぼれ防止用壁(8)を介して前記各突出磁極(2)に巻回されているようにしたレゾルバステータ巻線の巻線構造において、
前記巻こぼれ防止用壁(8)の幅の中央位置に形成された間隙(20)に前記ステータ巻線(12)のマグネットワイヤ(12A)を互いに逆方向に通して係止することにより、前記ステータ巻線(12)の巻線開始位置(M)と巻線終了位置(N)を同一の間隙(20)内とする構成としたことを特徴とするレゾルバステータ巻線の巻線構造。 - 前記間隙(20)は、前記輪状ステータ(1)の軸方向(A)に沿う縦長に形成され、前記間隙(20)の横幅(W3)は、前記ステータ巻線(12)の1本のみのマグネットワイヤ(12A)が前記間隙(20)内に入ることができる寸法である構成としたことを特徴とする請求項1記載のレゾルバステータ巻線の巻線構造。
- 所定角度間隔で内方又は外方に向けて突出する多数の突出磁極(2)を有する輪状ステータ(1)と、前記輪状ステータ(1)の第1、第2端面(1A,1B)に別体又は一体にて設けられた輪状絶縁キャップ(5)と、前記輪状絶縁キャップ(5)に形成され前記突出磁極(2)に対応した背部(6)に位置する巻こぼれ防止用壁(8)と、を備え、
前記突出磁極(2)に巻回するステータ巻線(12)は、前記巻こぼれ防止用壁(8)を介して前記各突出磁極(2)に巻回されているようにしたレゾルバステータ巻線の巻線構造を用い、
前記巻こぼれ防止用壁(8)の幅の中央位置に形成された間隙(20)に前記ステータ巻線(12)のマグネットワイヤ(12A)を互いに逆方向に通して係止することにより、前記ステータ巻線(12)の巻線開始位置(M)と巻線終了位置(N)を同一の間隙(20)内とすることを特徴とするレゾルバステータ巻線の巻線方法。 - 前記間隙(20)は、前記輪状ステータ(1)の軸方向(A)に沿う縦長に形成され、前記間隙(20)の横幅(W3)は、前記ステータ巻線(12)の1本のみのマグネットワイヤ(12A)が前記間隙(20)内に入ることができる寸法であることを特徴とする請求項3記載のレゾルバステータ巻線の巻線方法。
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