JP6616527B2 - 草刈機及びその操作方法並びに制御方法 - Google Patents

草刈機及びその操作方法並びに制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、草刈機及びその操作方法並びに制御方法に関し、具体的には、コード自動取り付けモードを有する草刈機及びその操作方法並びに制御方法に関する。
草刈機は、芝生を手入れするための園芸道具である。草刈機は草刈ヘッドを備える。草刈ヘッドは、高速回転することによりそれに取り付けられている草刈コードを回転させて草を刈る機能を実現する。
草刈ヘッドは、草刈コードを巻回するためのスプールを備え、草刈作業を行う過程に、草刈コードは摩耗により消耗されていく。一定時間の作業後、ユーザは、新しい草刈コードを交換し、草刈コードをスプールに巻回する必要がある。従来の草刈コードでは、ユーザは、スプールを手動で回転させて草刈コードをスプールに巻回しなければならないので、操作が面倒で、巻回速度が低いだけでなく、巻回過程において手が草刈ヘッドに接触することにより、リスクが生じる。
従来技術の不足を解決するために、本発明は、コード自動取り付けモードを有する草刈機及びその操作方法並びに制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を実現するために、本発明は、次の技術手段を採用する。
草刈機は、草刈ヘッドと、植生を刈るように草刈ヘッドを駆動して回転させるための駆動装置と、駆動装置を制御するように、ユーザによって操作するための操作装置と、を備え、草刈ヘッドは、草刈コードを巻回するためのスプールと、草刈コードを通し又は回すためのコード保持構造が形成されているコード保持部材とを含み、駆動装置はモータを含み、草刈機は、コード自動取り付けモードを有し、コード自動取り付けモードにおいて、モータは、スプールとコード保持部材とを相対的に回転させるように、スプール及びコード保持部材のうち少なくとも一方を駆動することにより、草刈コードをスプールに自動的に巻回する。
さらに、操作装置は、モータをオンにするための第1操作子と、コード自動取り付けモードを選択するようにユーザによって操作するための第2操作子と、を含む。
さらに、操作装置は、モータを第1作動状態で運転するようにオンにするための第1操作子と、モータを第2作動状態で運転するようにオンにするための第2操作子と、を含む。
さらに、第1作動状態でのモータの回転方向と第2作動状態でのモータの回転方向とは異なる。
さらに、第1作動状態でのモータの回転速度と第2作動状態でのモータの回転速度とは異なる。
さらに、操作装置は、第1プリセット操作状態を有する第1操作子と、第2プリセット操作状態を有する第2操作子と、第1操作子と第2操作子とがそれぞれに第1プリセット操作状態と第2プリセット操作状態にある場合に、草刈機は、コード自動取り付けモードを起動させることができる。
さらに、操作装置は、第1操作子がユーザによって操作されていない場合に、第1操作子を第1プリセット状態から移行させるための第1リセットユニットを含む。
さらに、操作装置は、第2操作子がユーザによって操作されていない場合に、第2操作子を第2プリセット状態から移行させるための第2リセットユニットを含む。
さらに、草刈機は、スプール及びコード保持部材のうち少なくとも一方を制動することにより、草刈機をコード自動取り付けモードにするためのダンパ装置を更に含む。
さらに、ダンパ装置は、スプールに、スプールの回転を制動する抵抗を加えるためのダンパを含む。
さらに、ダンパ装置は、コード保持部材に、コード保持部材の回転を制動する抵抗を加えるためのダンパを含む。
さらに、ダンパ装置は、スプールにスプールの回転を制動する第1抵抗を加えるための第1ダンパと、コード保持部材にコード保持部材の回転を制動する第2ダンパを加えるための第2抵抗とを含む。
さらに、ダンパ装置は、スプールの第1方向への回転を阻止するためのダンパを含み、コード自動取り付けモードにおいて、コード保持部材が第1方向へ回転する。
さらに、ダンパ装置は、コード保持部材の第2方向への回転を阻止するためのダンパを含み、コード自動取り付けモードにおいて、スプールが第2方向へ回転する。
さらに、コード保持部材は、スプールを収容するヘッドカバーであり、ヘッドカバーに、草刈コードを通すための外通し穴が形成されており、スプールに、草刈コードを固定又は通すための内通し穴が形成されており、草刈機は、刈りモードを更に有し、刈りモードにおいて、スプールとヘッドカバーとが同期に回転し、刈りモードが終了すると、外通し穴と内通し穴とが周方向において自動的に位置合せする。
さらに、草刈機は、コード自動取り付けモードにおいて、草刈コードを自動的に切断するための切断装置を更に含む。
さらに、切断装置は、切断手段を含み、草刈ヘッドは、切断手段に対して回転可能であり、コード自動取り付けモードにおいて、草刈ヘッドは草刈コードを連動させて切断手段を経ることにより、草刈コードを切断する。
さらに、切断装置は切断手段を含み、草刈ヘッドと切断手段とが同期に回転し、コード自動取り付けモードにおいて、草刈ヘッドは草刈コードを連動させて切断手段に近接させることにより、草刈コードを切断する。
さらに、草刈機は、刈りモードを更に有し、刈りモードにおいて、スプールとコード保持部材とが同期に回転し、草刈ヘッドは刈りモードにおいて第1方向へ回転し、スプール又はコード保持部材のいずれか一方はコード自動取り付けモードにおいて他方に対して第2方向へ回転する。
さらに、駆動装置は刈りモードにおいて第1駆動状態になり、駆動装置はコード自動取り付けモードにおいて第1駆動状態と異なる第2駆動状態になる。
さらに、モータは刈りモードにおいて正回転し、モータはコード自動取り付けモードにおいて逆回転する。
さらに、モータは刈りモードにおいて第1速度で回転し、モータはコード自動取り付けモードにおいて第1速度と異なる第2速度で回転する。
さらに、モータは刈りモードにおいて、相対的に高い第1速度で正回転し、モータはコード自動取り付けモードにおいて、相対的に低い第2速度で逆回転する。
さらに、第1回転速度と第2回転速度と比の範囲は5以上300以下である。
さらに、草刈機は、コード巻回が完成したか否かを判断するための物理量を検出可能な検出装置と、検出装置からの電気信号に基づいて、草刈機にコード自動取り付けモードを解除させるように、モータを制御するためのコントローラと、を含む。
さらに、検出装置は、モータの電流を検出するようにモータに電気的に接続されている。
さらに、コントローラは、モータの電流がプリセット値よりも大きくなるとモータの電源を切断する。
さらに、コントローラは、モータの電流傾きがプリセット値よりも大きくなるとモータの電源を切断する。
さらに、草刈機は、スプール又はコード保持部材のうちの一方に取り付けられた磁性体を更に含み、検出装置は、磁性体に対して検出するためのホールセンサを含み、コントローラは、ホールセンサの信号により、磁性体の回転速度を判断し、磁性体の回転速度がプリセット値に達すると、草刈機にコード自動取り付けモードを解除させる。
さらに、草刈機は、スプール又はコード保持部材のうちの一方に取り付けられた磁性体を更に含み、検出装置は、磁性体に対して検出するためのホールセンサを含み、コントローラは、ホールセンサの信号により、磁性体の回転数を判断し、磁性体の回転数がプリセット値に達すると、草刈機にコード自動取り付けモードを解除させる。
さらに、検出装置は、モータの回転速度を検出し、コントローラは、モータの回転速度がプリセット値に達すると、モータの電源を切断する。
さらに、検出装置は、モータの回転数を検出し、コントローラは、モータの回転数がプリセット値に達するとモータの電源を切断する。
さらに、検出装置は、草刈コードの位置を検出するための位置センサを含む。
草刈機のコード巻回の操作方法は、草刈コードを巻回するためのスプールと、草刈コードを通し又は回すためのコード保持構造が形成されているコード保持部材と、スプール又はコード保持部材のうち少なくとも一方を駆動可能なモータとを備える草刈機を提供するステップと、草刈コードをコード保持部材に通し又は回すことにより、スプールに挿装するステップと、モータをオンにすることにより、スプールとコード保持部材とを相対的に回転させるステップと、を含む。
さらに、モータをオフにすることにより、スプールとコード保持部材とを相対静止に維持させる。
さらに、草刈機に設けられている操作子をトリガすることにより、モータをオンにする。
さらに、方法は、モータをオフにすることにより、スプールとコード保持部材とを相対静止に維持させるステップをさらに含み、草刈機に設けられている操作子をトリガすることにより、モータをオンにし、操作子を放すことにより、モータをオフにする。
さらに、方法は、モータをオフにすることにより、スプールとコード保持部材とを相対静止に維持させるステップをさらに含み、草刈機に設けられている操作子をトリガすることにより、モータをオンにし、別の草刈機に設けられている操作子をトリガすることにより、モータをオフにする。
さらに、方法は、モータをオフにすることにより、スプールとコード保持部材とを相対静止に維持させるステップをさらに含み、草刈機に設けられている操作子をトリガすることにより、モータをオンにし、再び操作子をトリガすることにより、モータをオフにする。
草刈機のコード巻回の操作方法は、草刈機に設けられたコード保持部材から、草刈コードを通し又は巻回して、草刈機に設けられたスプールに挿装するステップと、モータをオンにすることにより、スプールとコード保持部材とを相対的に回転させるステップと、を含む。
草刈コードを実装するためのスプールと、草刈コードを通し又は回すためのコード保持構造が形成されているコード保持部材と、スプール又はコード保持部材のうち少なくとも一方を駆動することにより、スプールとコード保持部材とを相対的に回転させるモータとを備える草刈機のコード取り付けの制御方法は、モータへパワーを供給することにより、スプールとコード保持部材とを相対的に回転させるステップを含む。
さらに、草刈機がユーザにより操作されると、モータへパワーを供給する。
さらに、草刈機に設けられている操作子がトリガされると、モータへパワーを供給する。
さらに、操作子が放されると、モータへのパワー供給を停止する。
さらに、草刈機に設けられている別の操作子がトリガされると、モータへのパワー供給を停止する。
さらに、操作子が再びトリガされると、モータへのパワー供給を停止する。
さらに、モータの負荷増加の傾きがプリセット値を超えると、モータへのパワー供給を停止する。
さらに、モータへのパワー供給は、プリセット時間だけ維持する。
さらに、モータへ異なるパワーを供給することにより、スプールとコード保持部材とをそれぞれに第1相対回転速度と第2相対回転速度で相対的に回転させる。
さらに、第1相対回転速度は草刈機による草刈時のスプールの回転速度よりも低い。
さらに、第2相対回転速度は草刈機による草刈時のスプールの回転速度よりも低い。
本発明の利点は、草刈機がコード自動取り付けモードを有し、モータにより、草刈コードをスプールに自動的に巻回できることにある。
実施例としての草刈機の模式図である。 図1aにおける草刈機の部分構造模式図である。 図1bにおける構造の立体分解図である。 図1bにおけるスプールとヘッドカバーとの伝動の模式図である。 実施例としての草刈ヘッドとダンパ装置の立体分解図である。 図2aにおける草刈ヘッドとダンパ装置の断面図である。 実施例としての草刈ヘッドとダンパ装置の模式図である。 図3aにおけるスプールとヘッドカバーとの伝動の模式図である。 実施例としての草刈機の模式図である。 図4aにおける一部構造の模式図である。 図4bにおける構造の断面図である。 図4bにおける構造の立体分解図である。 図4bにおける構造の別の角度の立体分解図である。 図4eにおける上蓋の模式図である。 図4eにおけるスプールの模式図である。 図4aにおける草刈ヘッドのコード挿入方式の模式図である。 図4aにおける操作装置の模式図である。 図4aにおける操作装置の第1操作子と第2操作子とがそれぞれに第1プリセット操作状態と第2プリセット操作状態にある場合の模式図である。 操作装置の模式図である。 図4kにおける操作装置の第2操作子が第2位置に位置する場合の模式図である。 切断装置の模式図である。 実施例としての草刈機の模式図である。 図5aにおける草刈機の草刈ヘッドと第1ハウジングの模式図である。 図5bにおける草刈ヘッドと第1ハウジングとを分離した模式図である。 図5bにおける構造の立体分解図である。 図5bにおける構造の別の角度の立体分解図である。 図5bにおける構造の平面図である。 図5fにおける構造のA−A線に沿う断面図である。 図5dにおけるスプールと位置決め部材の模式図である。 図5dにおける下蓋の模式図である。 図5fにおける草刈ヘッドが第1ハウジングに対して上向き運動した後の模式図である。 図5jにおける構造のB−B線に沿う断面図である。 図5aにおけるダンパ装置の模式図である。 図5cにおける第1ハウジングと駆動軸の模式図である。 図5mにおける構造のC−C線に沿う断面図である。 図5aにおけるダンパ装置の立体分解図である。 図5aにおけるダンパ装置の回転停止部材が回転停止位置に位置する場合の平面図である。 図5pにおける構造のD−D線に沿う断面図である。 草刈ヘッド、モータ、及びダンパ装置の模式図である。 電磁石と草刈ヘッドの模式図である。 図7aにおけるヘッドカバーがスプールに対して運動した後の模式図である。 ロープによってヘッドカバーを移動させる構造の模式図である。 図8aにおけるヘッドカバーがスプールに対して運動した後の模式図である。 ロープによってヘッドカバーを移動させる別の構造の模式図である。 図8cにおけるヘッドカバーがスプールに対して運動した後の模式図である。 ブラシレスモータを用いる草刈機の回路ブロック図である。 図9aにおける駆動回路の模式図である。 ブラシモータを用いる草刈機の回路ブロック図である。 第2操作子がリンクユニットに設けられている場合の模式図である。 第2操作子が第1ハウジングに設けられている場合の模式図である。 は第2操作子がガードに設けられている場合の模式図である。 コード保持部材を備える草刈機の模式図である。 図11aにおける草刈機のヘッドカバーとスプールとを分離した模式図である。 図11aにおける構造の平面図である。 他のコード保持部材の模式図である。 草刈ヘッドと付属品であるコード保持部材の模式図である。 図12aにおけるコード保持部材が作動状態にある場合の模式図である。 モータによってコードフレームを駆動して回転させる場合の模式図である。 エネルギー蓄積装置、モータ、及び草刈ヘッドの模式図である。 図13aの一部拡大図である。 草刈機のコード取り付けの制御方法のフローチャートである。 他の草刈機のコード取り付けの制御方法のフローチャートである。 草刈機のコード巻回の操作方法のフローチャート。
以下に、図面及び具体的な実施例によって、本発明を具体的に説明する。
図1a〜図1cに示すように、草刈機100は、草刈ヘッド110と、駆動装置120と、操作装置130とを備える。
草刈ヘッド110は、草刈コード101を取り付けて収容するためのものであり、草刈コード101の一部は、草刈ヘッド110の内部に収容され、草刈コード101の他の一部は、草刈ヘッド110が回転する時に植生を刈るように、草刈ヘッド110から露出する。
駆動装置120は、草刈ヘッド110を駆動して軸線110a周りに回転させることができ、これにより、草刈コード101を連動させて回転させることで植生を刈る。操作装置130は、草刈機100を制御するようにユーザによって操作するものである。
具体的に、駆動装置120は、モータ121と駆動軸122とを含む。駆動軸122は、草刈ヘッド110に接続されることにより、草刈ヘッド110を駆動して回転させる。
草刈機100は、第1ハウジング150と、第2ハウジング160と、電池パック170とを備える。第1ハウジング150は、モータ121を取り付けて収容するためのものである。電池パック170は、少なくとも草刈機100におけるモータ121に給電するエネルギーソースであり、第2ハウジング160は、電池パック170を取外し可能に配置するためのものである。
第2ハウジング160の内部には、回路基板が更に収容されており、この回路基板がモータ121に電気的に接続されることにより、電池パック170からモータ121に給電し、モータ121を制御する。リンクユニット190によって、第1ハウジング150と第2ハウジング160とを接続する。操作装置130はリンクユニット190に固定されている。草刈機100は、ユーザが把持するための補助ハンドル191を更に含み、補助ハンドル191はリンクユニット190に固定されている。
草刈ヘッド110は、スプール111とヘッドカバー112とを含む。スプール111は、草刈コード101を巻回するためのものであり、ヘッドカバー112の内部に収容されている。スプール111には、草刈コード101を固定し、又は、草刈コード101を通すための内通し穴111aが設けられている。ヘッドカバー112には、草刈コード101を通すための外通し穴112aが形成されている。一実施態様として、ヘッドカバー112は、上蓋112bと下蓋112cとを含むことにより、ヘッドカバー112とスプール111との組み立てが容易になり、ユーザも、便利にヘッドカバー112を開けてヘッドカバー112の内部の様子を検査することができる。
草刈ヘッド110は、ヘッドカバー112とスプール111との間に応力を印加するバネ113を更に含む。バネ113は、スプール111を下蓋112cから離間させるための応力を印加する。
新しい草刈コード101を補充する必要がある時に、ユーザは、内通し穴111aと外通し穴112aとを位置合せ、そして、草刈コード101を外通し穴112aに通してから、内通し穴111aに通せばよい。この場合、スプール111とヘッドカバー112とを相対運動させるだけで、外通し穴112aの草刈コード101に対する規制作用により、草刈コード101は、外通し穴112aのスプール111に対する運動につれて、スプール111に次第に巻回される。駆動軸122は、ヘッドカバー111に接続されることにより、スプール111を直接に連動させて軸線110a周りに回転させることができる。
スプール111とヘッドカバー112とは回転可能に接続されており、相対的に回転することができるとともに、ヘッドカバー112は、スプール111に対して、スプール111に平行する軸線110aの方向において運動することができる。
図1dに示すように、スプール111には、第1周方向構造111bが設けられており、ヘッドカバー112には、第2周方向構造112dが設けられている。スプール111がバネ113に付勢されて上向きに移動することにより、第1周方向構造111bと第2周方向構造112dとを係合させることができる。これにより、スプール111とヘッドカバー112とを同期に回転させる。なお、第1周方向構造111b及び第2周方向構造112dの伝動面とスプール111の軸線110aとは、斜めに交わることを説明しておくべきである。
第1周方向構造111bと第2周方向構造112dとの係合により、スプール111とヘッドカバー112とを同期に回転する時に、ユーザは、モータ121をオンにすることにより、草刈機100を刈りモードにすることができる。この時、スプール111に十分の長さの草刈コード101が巻回されていれば、露出したヘッドカバー112の草刈コード101によって、ムチを打つように植生を刈ることができる。
図1b及び図1cに示すように、草刈機100は、ダンパ装置140を更に備える。具体的に、ダンパ装置140は摩擦部材141を含む。摩擦部材141は、方向Aにおいて運動できるように、第1ハウジング150に摺動接続されている。摩擦部材141がヘッドカバー112と接触する位置に移動すると、摩擦部材141は、接触摩擦により、ヘッドカバー112にスプール111に対して回転する勢いを与える。第1周方向構造111bと第2周方向構造112dとが斜面で伝動するので、摩擦力の増加につれて、ヘッドカバー112が受ける軸線110aに沿う方向の分力は、バネ113の付勢力に対抗するに十分な大きさになり、ヘッドカバー112を上向きに移動させることにより、第1周方向構造111bと第2周方向構造112dとを離間させ、スプール111とヘッドカバー112とを相対的に回転させることで、草刈機100をコード自動取り付けモードにする。このモードにおいて、モータ121の駆動及び摩擦部材141により、スプール111とヘッドカバー112とを相対的に回転させ、コードの自動取り付け機能を実現する。
勿論、スプール111に十分な草刈コード101が巻回されているが、ヘッドカバー112から露出した部分では草刈できない場合に、スプール111とヘッドカバー112とを相対的に回転させることで自動繰出しを実現することもできる。
本態様において、摩擦部材141の作用は、ヘッドカバー112に対して制動作用を生じることにより、ヘッドカバー112の回転を低下させ、スプール111と相対的に回転させることである。ユーザは、摩擦部材141を直接又は間接的に操作することにより、草刈機100の刈りモードとコード自動取り付けモードを実現することができる。勿論、ユーザは、摩擦部材141を所望のモードに対応する状態にしてから、モータ121をオンにしてもよい。
図2a〜図2bに示すように、他の実施例として、草刈ヘッド210は草刈ヘッド110と類似し、スプール211とヘッドカバー212とを含む。スプール211とヘッドカバー212は、図1〜図3に示すスプール111とヘッドカバー112と類似する。ヘッドカバー212は、上蓋212aと下蓋212bとを含む。
区別として、図2a〜図2bに示す態様において、ダンパ装置240は、抜け止めピン241を含み、抜け止めピン241は、ヘッドカバー212の回転を阻止するためのものである。ヘッドカバー212には、抜け止めピン241と係合する抜け止め溝212cが形成されている。具体的に、抜け止め溝212cは、上蓋212aに設けられている。コード自動取り付けモードにおいて、抜け止めピン241は抜け止め溝212cに嵌め込み、抜け止め溝212cと係合することにより、ヘッドカバー212の草刈機全体に対する回転を完全に阻止する。上記の原理のとおり、スプール211とヘッドカバー212との相対回転により、コードの自動取り付け機能を実現することができる。
さらに、抜け止めピン241の作用もヘッドカバー212の回転を制動することであり、区別として、摩擦部材141の制動作用は、運動の勢いを低減させることに対して、抜け止めピン241の制動作用は、変位を規制することである。運動の勢いの低減と変位の規制をいずれもに制動として定義する。摩擦部材141と抜け止めピン241は、いずれもダンパとして見なすことができる。
図3a及び図3bに示す実施例において、草刈ヘッド310を駆動して軸線310a周りに回転させることができる。具体的には、草刈ヘッド310は、スプール311とヘッドカバー312とを含む。ヘッドカバー312には、草刈コードを通す外通し穴312aが形成されている。スプール311には、内通し穴311aが形成されている。
この実施例において、単方向ベアリング340と回転支持部材350がさらに設けられている。単方向ベアリング340は、それに接続された二つの部品又は部分を、一方の回転方向のみへ相対回転し、他方の回転方向へ相対回転できないようにする。回転支持部材350は、草刈ヘッド310のうちの一部に回転可能に接続され、草刈ヘッド310の回転を支持するように作用する。回転支持部材350は、草刈機におけるモータを収容する第1ハウジングであってもよく、第1ハウジングに固定接続されるその他の部材であってもよい。例えば、草刈り機ガードであってもよい。
より具体的には、単方向ベアリング340は、回転支持部材350とヘッドカバー312との間に設けられ、回転支持部材350とヘッドカバー312との間を一方向の回転接続とすることができる。即ち、回転支持部材350を参照物体とする時、ヘッドカバー312は、そのうち一方の回転方向のみへ回転でき、他方の回転方向へ回転できない。
スプール311が回転支持部材350に対して両方向へ回転可能とするように、駆動軸322はスプール311に対して固定的に接続されている。即ち、回転支持部材350を参照物体とする時、スプール311は正回転しても逆回転してもよい。
上記のように、スプール311には、第1周方向伝動構造311aが形成されている。ヘッドカバー312には、第1周方向伝動構造311aと係合可能な第2周方向伝動構造312aが形成されている。異なる点は、第1周方向伝動構造311aと第2周方向伝動構造312aにおいて伝動を可能にする伝動面のうち少なくとも一方が軸線310aに平行することにある。これによって、一定の回転方向へ回転する時、その係合を解除ことができない。
以上の配置によれば、モータ(図示しない)が正回転する時、駆動軸322はスプール311を連動させて正回転させる。このとき、第1周方向伝動構造311aと第2周方向伝動構造312aは、軸線310aに平行する伝動面によって、トルク伝動を可能にするとともに、ヘッドカバー312が回転支持部材350に対して(即ち、草刈機全体に対して)正回転できるように、単方向ベアリング340を設ける。このように、スプール311とヘッドカバー312とは同期に回転し、草刈機は、刈りモードを実行することができる。モータが逆回転すると、駆動軸322はスプール311を連動させて逆回転させる。ヘッドカバー312の逆回転が単方向ベアリング340に規制されるため、スプール311がヘッドカバー312に対して相対運動するようになる。このとき、第1周方向伝動構造311aと第2周方向伝動構造312aの係合が解除される。接触面が斜面であるため、第1周方向伝動構造311aと第2周方向伝動構造312aは、スプール311とヘッドカバー312との相対運動を完全に阻止できない。このように、スプール311とヘッドカバー312は連続して相対回転できる。これによって、草刈機は、コード自動取り付けモードを実行することができる。
単方向ベアリング340の作用は上記の実施例における抜け止めピン241に類似している。即ち、ヘッドカバー312の回転を規制する作用である。したがって、単方向ベアリング340をダンパ装置と見なしてもよい。異なる点は、上記の二つの実施例において、いずれもダンパ部材である摩擦部材141と抜け止めピン241を操作し又はトリガする必要があるが、本実施例において、モータの駆動方向を変更するだけで単方向ベアリング340のダンパ作用を図ることができることにある。これによって、コード自動取り付けモードをトリガする機械構造が簡素化された。より簡単な正逆回転制御によって、コード自動取り付けモードと刈りモードを図ることができる。
図4a〜図4cに示すように、草刈機400は、草刈ヘッド410と、駆動装置420と、操作装置430とを含む。
草刈ヘッド410は、草刈コード401ことを取り付けて収容するためのものである。草刈コード401は、一部が草刈ヘッド410の内部に収容され、他の部分が草刈ヘッド410から露出し、草刈ヘッド410が回転する時に植生を刈るためのものである。
駆動装置420は、草刈ヘッド410を駆動して軸線410a周りに回転させることにより、草刈コード401を連動させて植生を刈るように回転させる。操作装置430は、草刈機400を制御するように、ユーザによって操作するためのものである。
具体的には、駆動装置420は、モータ421と駆動軸422とを含む。駆動軸422は草刈ヘッド410に固定的に接続され、草刈ヘッド410を駆動して回転させる。
草刈機400は、第1ハウジング450と、第2ハウジング460と、電池パック470とをさらに含む。第1ハウジング450は、モータ421を取り付けて収容するためのものである。電池パック470は、パワーソースとして、少なくとも草刈機400のうちのモータ421にパワーを供給する。第2ハウジング460は、電池パック470を取外し可能に配置するためのものである。
第2ハウジング460の内部には、回路基板がさらに収容されている。この回路基板がモータ421に電気的に接続されることよって、電池パック470によりモータ421にパワーを供給し、モータ421を制御する。リンクユニット490は、第1ハウジング450と第2ハウジング460を接続する。操作装置130は、リンクユニット490に固定されている。草刈機400は、ユーザが把持する補助ハンドル491をさらに含む。補助ハンドル491は、リンクユニット490に固定されている。
草刈コード401は草刈ヘッド410に取り付けられている。カバー480は、安全保護のためのものであり、草刈コード401がユーザを傷つけることを防止する。
図4c〜図4hに示すように、草刈ヘッド410は、スプール411とヘッドカバー412とを含む。
スプール411は、草刈コード401を巻回するためものであり、駆動軸422に接続されることによって、駆動軸422に駆動されて軸線410a周りに回転できる。
ヘッドカバー412は、上蓋412aと下蓋412bとを含む。草刈ヘッド410は、ファン412cをさらに含む。ファン412cには、気流を生成するための羽根が形成されている。モータ421は、ファン412cを駆動して気流を生成するように回転させることができる。
図4a〜図4eに示す態様において、さらに、ダンパ装置である単方向ベアリング440が設けられている。単方向ベアリング440によって、ヘッドカバー412とモータ421との間を一方向の回転接続とする。具体的には、支持部材452が設けられている。この支持部材452は、モータ421に接続され、駆動軸422を通すことができる。支持部材452には、単方向ベアリング440の内輪を支持する突起部452aが形成されている。単方向ベアリング440は、ファン412cを支持部材452に対して一方向のみに相対回転させるように、ヘッドカバー412に直接的に接続されず、支持部材452とファン412cとの間に設けられている。また、ファン412cはヘッドカバー412に固定的に接続されるため、ヘッドカバー412も支持部材452に対して一方向へ回転できる。
上蓋412aには、第1接続歯412dが形成されている。ファン412cには、第1接続歯412dと係合する第2接続歯412eが形成されている。第1接続歯412dと第2接続歯412eとが係合することにより、上蓋412aとファン412cとが同期に回転できる。第1接続歯412と第2接続歯412eとの係合による案内作用は、ヘッドカバー412をファン412cに対して軸線410aに沿ってスライドさせ、ヘッドカバー412に伴って軸線410a周りに回転させることができる。即ち、ファン412cはヘッドカバー412に固定的に接続されている。
草刈機400は、保護カバー451をさらに含む。保護カバー451は、第1ハウジング450に固定されている。保護カバー451は少なくとも軸線410aの径方向においてファン412cの羽根を覆い、刈芝がファン412cに巻きつくことを防止する。また、保護カバー451によってファン412cの気流の流れの方向を変えることにより、ファン412cで生成された気流は、軸線410aの径方向に沿って外部に向けて刈芝を吹き出すことができる。
駆動軸422はスプール411を直接的に駆動して回転させる。ヘッドカバー412はスプール411に対して相対回転してもよく、スプール411に対して軸方向(即ち、軸線410aの方向)において相対的にスライドしてもよい。
図4d〜図4gに示すように、スプール411の上部には、第1噛合歯411aが形成されている。下部には、第2噛合歯411bが形成されている。ヘッドカバー412内には、第1係合歯412fと第2係合歯412gが形成されている。具体的には、第1係合歯412fは、上蓋412aに形成され、第2係合歯412gは、下蓋412bに形成されている。
ヘッドカバー412がスプール411に対する第1軸方向位置に位置する時、第1係合歯410fと第1噛合歯411aとが係合することによって、スプール411が回転する時、ヘッドカバー412を連動させて同期に回転させることできる。具体的には、第1噛合歯411aと第1係合歯410fの伝動面のデザインにより、第1噛合歯411aと第1係合歯410fは一方向のみへ伝動できる。反対する方向に相対回転する時、斜面での滑りにより、スプール411とヘッドカバー412は連続して相対回転できる。
ヘッドカバー412がスプール411に対する第2軸方向位置に位置する時に、第2噛合歯411bと第2係合歯412gとが係合可能になる。第2噛合歯411bと第2係合歯412gの伝動面が斜面デザインとしているため、第2噛合歯411bと第2係合歯412gとの間に滑りが生じる。そのため、ヘッドカバー412がスプール411に対する第2軸方向位置に位置する時、スプール411はヘッドカバー412を完全に連動させることができず、ヘッドカバー412は依然としてスプール411に対して回転する。相対回転の速度差は、第2噛合歯411bと第2係合歯412gの係合により小さくなる。
草刈ヘッド410は、バネ410bをさらに含む。バネ410bは下蓋412bとスプール411との間に応力を加え、ヘッドカバー412を、スプール411と同期回転する軸方向位置、即ち、上記のヘッドカバー412が位置するスプール411に対する第1軸方向位置へ押す。
草刈ヘッド410は、第1接触部材410cと第2接触部材410dとをさらに含む。バネ410bは、第1接触部材410dと第2接触部材410eとの間に設けられている。バネ410bは、第1接触部材410cと第2接触部材410dに直接的に作用することができる。第1接触部材410cと第2接触部材410dは、バネ410bによるスプール411とヘッドカバー412の摩耗を回避できる。第1接触部材410dと第2接触部材410eは金属部材である。
草刈ヘッド410は、ノックキャップ410eをさらに含む。ノックキャップ410eは、下蓋412bに回転可能に接続される。ノックキャップ410eと下蓋412bとの間に、ノックキャップ軸受410fが設けられていることにより、410eと下蓋412bとが相対的に回転できる。また、ノックキャップ410eと下蓋412bは、軸線410aの方向において同期に運動する。つまり、ノックキャップ410eの位置を変更すると、下蓋412bも一緒に運動できる。即ち、ノックキャップ410eをノックすることで、ヘッドカバー412の軸方向位置を変更する。
草刈機400が刈りモードを実行する時、ユーザが草刈ヘッド410をノックすると、ノックキャップ410eは地面に接触し、第1噛合歯411aと第1係合歯410fの係合を解除する位置に、ヘッドカバー412をスライドさせる。これによって、第1噛合歯411aと第1係合歯410fを相対回転させる。さらにノックすると、ヘッドカバー412がスプール411に対する第2軸方向位置にスライドする。これによって、ヘッドカバー412を相対的に低い回転速度でスプール411に対して回転させる。これによって、スプール411に巻回された草刈コード401の一部をヘッドカバー412の外部に繰り出し、草刈機400にコード繰出モードを実行させる。このように、モータ421が依然として刈りモードでの回転速度で回転するまま、ヘッドカバー412とスプール411が相対回転する速度が制御されるため、ユーザはノックする度に過剰の草刈コード401を繰り出すことはないという利点がある。
ノックキャップ410eは、軸受410fにより、下蓋412bに対して回転自在であるため、草刈ヘッド410の摩耗が少なくなる。バネ410bは、ヘッドカバー412をスプール411に対して下向きに運動させるように、ヘッドカバー412に応力を加える。上蓋412aとスプール411との間に、上蓋412aとスプール411との間の衝撃を緩和するための衝撃緩衝部材410gが設けられている。具体的には、衝撃緩衝部材410gはゴム製ワッシャである。
スプール411には、草刈コード401を固定するための内通し穴411cが形成されている。ヘッドカバー412には、草刈コード401をヘッドカバー412の内部からヘッドカバー412外部に通す外通し穴412hが形成されている。刈りモードが終了すると、外通し穴412hと内通し穴411cは、周方向において自動的に位置合せする。あるいは、草刈ヘッド410に草刈コード401が実装されず、モータ421が停止すると、外通し穴412hと内通し穴411cは、周方向において自動的に位置合せする。
スプール411には、複数の内通し穴411cが形成されている。内通し穴411cの数は偶数である。複数の内通し穴411cは、スプール411の軸線410aの周方向において均一に分布している。具体的には、第1噛合歯411aの数は、内通し穴411cの数と対応する。同様に、第2噛合歯411bの数は、内通し穴411cの数と対応する。スプール411には、内通し穴411cが6つ形成されている。スプール411には、第1噛合歯411aと第2噛合歯411bがそれぞれに6つ形成されている。
スプール411には、草刈コード401を内通し穴411c内に案内する案内開口411dが形成されている。案内開口411dは、スプール411の回転軸線の径方向に沿って徐々に大きくなる。第1噛合歯411aには、斜面が形成されている。
案内開口411dの軸線410aの周方向における最大サイズL1は、接続された二つの第1噛合歯の間の軸線410aの周方向における最大サイズL2によりも大きい。
草刈機400が刈りモードを実行する時、第1噛合歯411aと第1係合歯412fの伝動面の設置により、モータ421が停止すると、外通し穴412hと内通し穴411cは周方向において自動的に位置合せする。ここでいう位置合せは、外通し穴412hを通した草刈コード401を、直接的に内通し穴411c内に案内できることを指す。
スプール411の両端には、第1フランジ411eと第2フランジ411fがそれぞれに形成されている。スプール411の中部には、仕切板411gが形成されている。第1フランジ411eと仕切板411gとの間には、草刈コード401を巻回し収容する第1巻回部が形成されている。第2フランジ411fと仕切板411gとの間には、草刈コード401を巻回し収容する第2巻回部が形成されている。
刈りモードにおいて、駆動軸422が回転して、スプール411を連動させて回転させる。スプール411は上蓋412aを連動させて回転させる。上蓋412aは、ファン412cを駆動して回転させる。単方向ベアリング440により、ファン412cは、第2ハウジング460に対して第1方向に沿って回転できる(図4bにおける矢印Bに示す方向を参照)。このとき、モータ421が正回転して、スプール411、ヘッドカバー412をともに連動させて第1方向に沿って回転させる。
ユーザは、草刈コード401を補充する必要がある場合に、図4hに示すように、一本の草刈コード401の両端をそれぞれにヘッドカバー412の対向する二つの外通し穴412hに通す。そして、草刈コード401の両端をそれぞれにスプール411の対向する二つの内通し穴411cに通す。勿論、ユーザは、二本の草刈コード401をそれぞれに二つの内通し穴411cに挿入してもよい。このとき、ユーザは草刈機400を制御してコード自動取り付けモードを実行させる。モータ421が反対する方向へ回転して、スプール411を連動させて第1方向と反対する第2方向に沿って回転させる。単方向ベアリング440の回転規制作用により、ファン412cは第2方向に沿って回転できない。ファン412cとヘッドカバー412とは、第1接続歯412dと第2接続歯412dを介して接続されている。即ち、ヘッドカバー412は、第2方向へ回転できない。スプール411は駆動軸422と連動して、ヘッドカバー412に対して第2方向に沿って回転することにより、コード自動取り付けを図る。
なお、ヘッドカバー412とスプール411の間の第1噛合歯411a、第2噛合歯411b、第1係合歯410f、及び第2係合歯410gは斜歯である。斜歯の斜面は、スプール411がヘッドカバー412に対して相対回転することを規制することができない。
スプール411に十分な草刈コード401が巻回されている場合に、ユーザは、まだ巻回されていない余分の草刈コード401を切断する必要がある。図4a及び図4hに示すように、草刈機400は、切断装置481をさらに含む。切断装置481は、コード自動取り付けモードにおいて、草刈コード401を自動的に切断する。
切断装置481は、切断手段482を含む。草刈ヘッド410は切断手段482に対して回転可能である。切断手段482は、カバー480に固定されている。そのため、自動取り付けモードにおいて、草刈コード401コードは、草刈ヘッド410と連動して切断手段482を経ることにより、草刈コード401を引き締めて切断手段482により切断する。刈りモード又はコード繰出モードにおいて、切断手段482により草刈コード401を切断することができる。草刈コード401は、中部が切断されて2段になる。
勿論、草刈コード401がヘッドカバー412の外側に引き締まる時、ノックして草刈コード401を直接的に切断してもよい。
図4i及び4jに示すように、操作装置430は、第1操作子431と第2操作子432を含む。第1操作子431は、初期状態と第1プリセット操作状態を有する。第2操作子432は、初期状態と第2プリセット操作状態を有する。図4iでは、第1操作子431と第2操作子431は初期状態にある。図4jでは、第1操作子は第1プリセット操作状態にある。第2操作子432は第2プリセット操作状態にある。第1操作子431と第2操作子432がそれぞれに第1プリセット操作状態と第2プリセット操作状態にある場合に、草刈機400のコード自動取り付けモードを起動させることができる。
操作装置430は、第1リセットユニット433と第2リセットユニット434とを含む。ユーザが第1操作子431を操作しない時、第1リセットユニット433は第1操作子431を第1プリセット状態から移行させる。ユーザが第2操作子432を操作しない時、第2リセットユニット434は第2操作子432を第2プリセット状態から移行させる。
ユーザは、第2操作子432を操作せず、第1操作子431のみを操作する場合に、即ち、第2操作子432が第2プリセット操作状態ではない時、第1操作子431を操作し、第1プリセット操作状態に移行させる。このとき、草刈機400は刈りモードになる。
図4k及び4lに示すように、代替実施形態として、操作装置730は、第1操作子731と第2操作子732とを含む。第1操作子731は、モータをオンにするためのものである。第2操作子732は、草刈機のコード自動取り付けモードを選択するように、ユーザによって操作される。第2操作子732は第1位置と第2位置を有する。図4kに示すように、第2操作子732は、草刈機のコード自動取り付けモードに対応する第1位置に位置する。このとき、第1操作子731を操作しモータをオンにすると、草刈機はコード自動取り付けモードになる。図4lに示すように、第2操作子732は、草刈機の刈りモードに対応する第2位置に位置する。このとき、第1操作子731を操作しモータをオンにすると、草刈機は刈りモードになる。
図4mに示すように、代替実施形態として、コード自動取り付けモードにおいて、切断装置781によって草刈コード701を自動的に切断する。切断装置781は、切断手段782を含む。草刈ヘッド710は切断手段782と同期回転する。コード自動取り付けモードにおいて、草刈ヘッド710は草刈コード701を連動させて切断手段782に近接させることにより、草刈コード701を切断する。切断手段782は、ヘッドカバー712に固定されている。コード自動取り付けモードにおいて、草刈コード701は、ヘッドカバー712に近接し、草刈コード701が引き締まると、切断手段782に接触し、切断手段782により切断される。
図4aに示す態様において、ヘッドカバー412には、外通し穴412hが形成されている。コードの自動取り付けを行う時、ヘッドカバー412とスプール411が相対的に回転する。このとき、ヘッドカバー412は、手動でコードを巻回する動作を模擬し、外通し穴412hはユーザの草刈コードを把持する指の作用に相当する。そのため、ヘッドカバー412はコード保持部材、即ち、草刈コードを把持することで草刈コードをスプール周りに相対回転させる部材と定義できる。ヘッドカバー412に形成された外通し穴412hは、手指の作用を模擬する、即ち、草刈コードを位置決めさせながら、草刈コードを通し穴412hに連続的に通してスプール411に巻回することができる、コード保持構造と定義できる。
図5a〜図5cに示すように、草刈機500は、草刈ヘッド510と、駆動装置520と、操作装置530とを含む。
駆動装置520は、駆動軸522を含む。駆動軸522は草刈ヘッド510に接続され、草刈ヘッド510を駆動して中心軸線502周りに回転させる。駆動装置520は、モータ521を含む。具体的には、駆動軸522はモータ521の出力軸である。
草刈機500は、第1ハウジング550と、第2ハウジング560と、電池パック570とを含む。モータ521は、第1ハウジング550に固定されている。電池パック570はモータ521にパワーを供給する。電池パック570は第2ハウジング560に取外し可能に接続される。さらに、第2ハウジング560の内部に、回路基板が設けられている。回路基板はモータ521に接続され、モータ521を制御する。リンクユニット590は第1ハウジング550と第2ハウジング560を接続する。操作装置530は、リンクユニット590に固定されている。草刈機500は、ユーザが把持する補助ハンドル591をさらに含む。補助ハンドル591は、リンクユニット590に固定されている。
草刈コード501は草刈ヘッド510に取り付けられている。カバー580は安全保護作用を果たし、草刈コード501がユーザを傷つけることを防止する。
図5d〜図5gに示すように、草刈ヘッド510は、スプール511とヘッドカバー512とを含む。スプール511は草刈コード501に巻回されている。スプール511には、草刈コード501の一端を固定するための内通し穴511aが形成されている。草刈コード501の一端は内通し穴511a内に深く進入する。具体的には、スプール511の対向する両側には、二つの内通し穴511aがそれぞれに形成されている。二つの草刈コード501はそれぞれに二つの内通し穴511a内に挿入される。草刈コード501の両端をそれぞれに二つの内通し穴511a内に挿入する構造としてもよい。ヘッドカバー512はスプール511を収容する。ヘッドカバー512は、上蓋512aと下蓋512bとを含む。上蓋512aと下蓋512bは係止部材を介して係合する。
スプール511は、上蓋512aと下蓋512bとの間に設けられている。ヘッドカバー512には、草刈コード501をヘッドカバー512の内部からヘッドカバー512の外部に通す外通し穴512cが形成されている。具体的な実施形態として、外通し穴512cは下蓋512bで形成される。さらに、草刈ヘッド510は、アイレット518を含む。草刈コード501はアイレット518を通る。アイレット518は、下蓋512bに固定されている。具体的には、アイレット518は金属材料から製造され、草刈コード501による下蓋512bの摩耗を防止できる。
草刈機500は、単方向ベアリング513をさらに含む。単方向ベアリング513が一方向へ回転する時、その内輪と外輪とは同期回転する。反対する方向へ回転する時、その内輪と外輪とは相対回転する。駆動軸522が一方向へ回転する時、単方向ベアリング513はヘッドカバー512とスプール511とを同期回転させる。駆動軸522が反対する方向へ回転する時、単方向ベアリング513はヘッドカバー512とスプール511とを相対回転させる。
草刈ヘッド510は、ヘッドカバー512に第1ハウジング550又はモータ521から離れる応力を加える弾性部材514をさらに含む。弾性部材514は、ヘッドカバー512とスプール511との間に応力を加える。具体的には、弾性部材514は、下蓋512bとスプール511との間に設けられている。弾性部材514の両端はそれぞれに下蓋512bとスプール511に応力を加える。弾性部材514の両端は下蓋512bとスプール511に直接的に接続されて応力を加えてもよく、その他の部品を介して間接的に応力を加えてもよい。
具体的には、草刈ヘッド510は、ガスケット514aをさらに含む。ガスケット514aは、弾性部材514とスプール511との間に設けられている。弾性部材514の応力はガスケット514aを介してスプール511に伝達される。スプール511がヘッドカバー512に対して回転する過程では、弾性部材514はスプール511に対して回転する。ガスケット514aは弾性部材514によるスプール511の摩耗を防止できる。ユーザが草刈ヘッド510をノックすると、弾性部材514が圧縮され、ヘッドカバー512は第1ハウジング550又はモータ521に近接する方向へ運動する。図5bに示すように、ヘッドカバー512は上向きに運動する。ノックが終了すると、弾性部材514は下蓋512bに応力を加え、下蓋512bを下向きに運動させ、又は第1ハウジング550あるいはモータ521から離れる方向へ運動させる。これによって、ノック式コード繰出を図る。
草刈機500は、ファン515をさらに含む。ファン515はヘッドカバー512から形成してもよく、単一の部品として構成してもよい。具体的には、ファン515は、独立した部品として、駆動軸522に接続され、駆動軸522により駆動されて回転する。他の実施形態として、ファンは、ヘッドカバーに接続され、ヘッドカバーと連動して回転し、又はヘッドカバーから形成してもよい。
具体的な実施形態として、ファン515には、複数の羽根515aが形成されている。草刈ヘッド510は、エンドキャップ515bをさらに含む。エンドキャップ515bは、ファン515に固定されている。具体的には、エンドキャップ515bは、羽根515aに固定されている。エンドキャップ515bはリンク状を呈している。駆動軸522はエンドキャップ515bを通す。ファン515は、モータ521とヘッドカバー512との間に設けられている。ファン515は、第1ハウジング550とヘッドカバー512との間に設けられている。ファン515は、第1ハウジング550とスプール511との間に設けられている。上蓋512aは、ファン515と下蓋512bとの間に設けられている。上蓋512aは、ファン515とスプール511との間に設けられている。ファン515がヘッドカバー512の上方に設けられていると理解してもよい。
スプール511は駆動軸522に接続されることにより、スプール511と駆動軸522の同期回転を図る。ファン515は駆動軸522と同期回転するとともに、ファン515はスプール511と同期回転する。スプール511が位置決めナット522aを介して駆動軸522に固定されることにより、駆動軸522に対するスプール511の軸方向位置を規制した。
草刈ヘッド510は、接続部材516をさらに含む。接続部材516には、コード繰出のためのコード繰出歯516aが複数形成されている。ヘッドカバー512には、コード繰出歯516aと係合する係合歯5124が形成されている。係合歯512dがコード繰出歯516aと係合することにより、ノック式コード繰出を制御する。
草刈ヘッド510は、接続軸513aをさらに含む。接続軸513aは、駆動軸522に固定されている。ファン515は、接続軸513aに固定されている。そのため、駆動軸522はファン515を連動させて回転させる。単方向ベアリング513は、接続軸513aに固定されている。具体的には、接続軸513aは、単方向ベアリング513の内輪に設けられている。そのため、駆動軸522は単方向ベアリング513の内輪を連動させて回転させる。単方向ベアリング513の内輪は駆動軸522と同期回転する。さらには、接続軸513aは駆動軸522に対する単方向ベアリング513の軸方向位置を規制する。接続部材516は、単方向ベアリング513の外輪に固定され、単方向ベアリング513の外輪に伴って同期回転する。ボルト513bにより単方向ベアリング513と接続部材516とを固定することにより、単方向ベアリング513と接続部材516の軸方向に沿った変位を規制する。接続部材516とヘッドカバー512の係合は、コード繰出歯516aと係合歯512dの係合によって実現する。接続部材516はヘッドカバー512を連動させて回転させる。
図5d〜図5lに示すように、草刈ヘッド510は、位置決め部材517をさらに含む。位置決め部材517は、内通し穴511aとヘッドカバー512の外通し穴512cの位置合せのためのものである。ユーザは、スプール511に新しい草刈コード501を補充する必要がある場合に、ヘッドカバー512とスプール511を、内通し穴511aとヘッドカバー512の外通し穴512cとが対向する位置に容易に回転させることができる。草刈コード501をヘッドカバー512の外通し穴512cに通して通し穴511aに進入させる。位置決め部材517は、スプール511に固定されている。草刈ヘッド510は、位置決めプラテン517aを含む。位置決めプラテン517aは位置決め部材517をスプール511に固定する。下蓋512bには、位置決め部材517と係合する位置決め孔512eが形成されている。位置決め部材517の一部が位置決め孔512eに深く進入すると、内通し穴511aはヘッドカバー512の外通し穴512cと位置合せする。
図5f及び図5gに示す草刈ヘッド510は、ノックされていない自由状態にある。図27及び図28に示す草刈ヘッド510は、ノックされている圧縮状態にある。ユーザがノックしてコードを繰出す場合に、下蓋512bは地面に接触する。地面により下蓋512bに上向きの応力を加える。これによって、下蓋512bと上蓋512aはスプール511に対して上向きに運動して図5j及び図5kに示す状態になる。上蓋512aと下蓋512bはファン515に対して上向きに運動して図5j及び図5kに示す状態になる。言い換えれば、上蓋512aと下蓋512bは、モータ又は駆動軸522に対して上向きに運動して図5j及び図5kに示す状態になる。このとき、ヘッドカバー512はスプール511に対して所定角度回転する。コード繰出歯516aと係合歯512dとの係合によって、スプール511に対するヘッドカバー512の回転角度を限定する。これによって、草刈コード501を所定の長さで繰出す。ユーザが草刈ヘッド510を持ち上げると、地面による下蓋512bへの応力が無くなる。弾性部材514による下蓋512bへの応力により、下蓋512bは下向きに運動する。言い換えると、スプール511から離れる方向へ運動して図5f及び図5gに示す状態になる。これによって、ノック式コード繰出を完成する。このようなコード繰出モードは、ノック式コード繰出モードとも呼ばれる。コード繰出モードとは、草刈コードの一端がスプールから離間してヘッドカバー512の外部に露出することを指す。言い換えると、ヘッドカバー512の外部にある草刈コード501の長さを増加することを指す。草刈コード501のうち草刈に用いられる部分の長さを増加するとも言える。
草刈機500が刈りモードにある時、図5bに示すように、草刈ヘッド510は図5bにおける矢印の方向に沿って時計回りに回転する。つまり、スプール511とヘッドカバー512は、いずれも時計回りに回転する。刈りモードにおいて、草刈コード501は草刈ヘッド510に対して固定する。言い換えると、スプール511はヘッドカバー512に対して固定する。この草刈機500は、さらにコード自動取り付けモードを有する。コード自動取り付けモードにおいて、草刈コード501はスプール511に巻回される。コード自動取り付けモードにおいて、ヘッドカバー512の外部にある草刈コード501は徐々にスプール511に巻回される。コード自動取り付けモードにおいて、スプール511はヘッドカバー512に対して回転する。コード自動取り付けモードの場合のスプール511の回転方向は、刈りモードでのスプール511の回転方向とは反対である。コード自動取り付けモードにおいて、ヘッドカバー512は固定されるため、ヘッドカバー512が一方向へ回転することが規制される。具体的には、コード自動取り付けモードにおいて、ヘッドカバー512がスプール511と同じ方向に沿って回転することが規制される。つまり、ヘッドカバー512が反時計回りに回転することが規制される。
図5l〜図5qに示すように、草刈機500は、ダンパ装置540をさらに含む。第1ハウジング550は、ダンパ装置540を固定するためのものである。ダンパ装置540は、回転規制部材541を含む。回転規制部材541はダンパ部材である。回転規制部材541は、ヘッドカバー512が第1ハウジング550に対して一方向へ回転することを規制するためのものである。ダンパ装置540は、トリガ部材542とリセットバネ543をさらに含む。トリガ部材542は回転規制部材541を制御し、回転規制部材541を異なる位置に位置させる。リセットバネ543は、回転規制部材541に、初期状態に戻る応力を加える。草刈機500は、保護カバー551をさらに含む。保護カバー551は、第1ハウジング550に固定されている。
リセットバネ543の両端はそれぞれに回転規制部材541と保護カバー551に接続される。リセットバネ543は保護カバー551と回転規制部材541との間に応力を加える。ダンパ装置540は、保護部材544と案内部材545をさらに含む。保護部材544は、ユーザからトリガ部材542を容易に操作するために、トリガ部材542の表面を覆う。案内部材545は、回転規制部材541及びトリガ部材542と係合するすることで、回転規制部材541とトリガ部材542の運動方向を案内する。案内部材545は、第1ハウジング550に固定されている。案内部材545は保護カバー551又は第1ハウジング550と一体に成型してもよい。保護カバー551も第1ハウジング550と一体に成型してもよい。勿論、保護カバー551、第1ハウジング550及び案内部材545の三者は、一体成型した単一の部品として構成してもよい。
ヘッドカバー512には、抜け止め突起512fが形成されている。抜け止め突起512fが回転規制部材541と係合することにより、ヘッドカバー512がスプール511に対して回転することを規制する。具体的には、抜け止め突起512fは上蓋512aで形成され、上蓋512aの縁部に設けられている。
回転規制部材541は、草刈ヘッド510又は第1ハウジング550に対して第1位置と第2位置を有する。第1位置、即ち、回転規制部材541の初期位置において、図5b及び図5nに示す状態に示すように、回転規制部材541はヘッドカバー512と分離する。回転規制部材541は、抜け止め突起512fと係合せず、ヘッドカバー512の一方向への回転を規制していない。言い換えると、回転規制部材541は下向きに延出していない。図5l及び図5qに示す状態は、第2位置、即ち、回転規制位置である。回転規制位置において、回転規制部材541はヘッドカバー512に接触し、回転規制ヘッドカバー512が第1ハウジング550に対して一方向へ回転することを規制する。具体的には、回転規制部材541と抜け止め突起512fとが係合することで、ヘッドカバー512が図5lにおける矢印に示す方向へ反時計回りに回転することを規制できる。
回転規制部材541は、草刈ヘッド510又は第1ハウジング550に対してスライドすることができる。回転規制部材541は、草刈ヘッド510の回転軸線方向に沿ってスライドすることができる。言い換えると、回転規制部材541のスライド方向は草刈ヘッド510の回転軸線に平行する。回転規制部材541は、第1ハウジング550に対して回転してもよい。回転規制部材541の回転軸線は、草刈ヘッド510の回転軸線又は駆動軸522の回転軸線に平行する。
具体的には、回転規制部材541には、案内リブ541aが形成されている。案内部材545には、案内溝545aが形成されている。回転規制部材541が第1ハウジング550に対してスライドする時、案内リブ541aは案内溝545a内をスライドする。案内溝545aと案内リブ541aとの係合によって、回転規制部材541が第1ハウジング550に対して回転することが規制される。同様に、トリガ部材542には、規制リブ542aが設けられている。規制リブ542aと案内溝545aとの係合によって、トリガ部材542が第1ハウジング550に対して回転することが規制される。トリガ部材542には、駆動面542bが形成されている。回転規制部材541には、係合面541bが形成されている。具体的には、駆動面542bは、トリガ部材542の底部に形成される。係合面541bには、案内リブ541aの頂部が形成されている。トリガ部材542が下向きに押されると、トリガ部材542は回転規制部材541を下向きに運動させる。回転規制部材541の案内リブ541aは、案内溝545aに沿ってスライドし、最終に案内溝545aから離間する。トリガ部材542の規制リブ542aは依然として案内溝545a内にある。そのため、トリガ部材542が第1ハウジング550に対して回転することが規制される。このとき、トリガ部材542の駆動面542bは回転規制部材541の係合面541bと係合し、駆動面542bと係合面541bは斜面の係合を構成する。これによって、回転規制部材541をトリガ部材542に対して、言い換えると、第1ハウジング550に対して回転させ、最終に回転規制位置に到達させる。
コード自動取り付けモードが中止すると、ユーザは草刈ヘッド510を制御して、刈りモード又はコード繰出モードにする。草刈ヘッド510は一方向へ回転する。具体的には、草刈機500は、刈りモードでのモータの回転方向とコード自動取り付けモードでのモータの回転方向とは異なる。コード繰出モードでのモータの回転方向とコード自動取り付けモードでのモータの回転方向とは異なる。コード自動取り付けモードが中止し刈りモード又はコード繰出モードになると、モータは草刈ヘッド510を駆動して反対する方向へ回転させる。このとき、ヘッドカバー512は図19における矢印に示す方向へ時計回りに回転する。この方向は回転規制部材541により規制されるヘッドカバー512の回転方向とは反対である。ヘッドカバー512上の抜け止め突起512fは回転規制部材541に接触し、回転規制部材541を駆動して回転させる。回転規制部材541の案内リブ541aが案内溝545aと対応する位置まで回転すると、回転規制部材541はリセットバネ543により上向きに運動する。案内リブ541aは案内溝545a内を上向きにスライドし、初期位置に戻る。
草刈機500に対する制御方式として、図5aに示すように、操作装置530は、第1操作子531と第2操作子533とを含む。第1操作子531がトリガされると、草刈機500は、刈りモードになり、第2操作子533は操作子である。第2操作子533は、草刈機500のコード自動取り付けモードを起動させるように、ユーザによって操作される。操作装置530は、ユーザが把持するハンドルハウジング532をさらに含む。第1操作子531と第2操作子533は、ハンドルハウジング532に接続される。第1操作子531と第2操作子533とは近いので、ユーザは、容易に操作できる。
具体的な一実施形態として、草刈機500は、第1電子スイッチと第2電子スイッチとをさらに備える。第1操作子531は、第1電子スイッチを制御し、第2操作子533は、第2電子スイッチを制御する。第1操作子531がトリガされると、第2操作子533はトリガされることができない。同様に、第2操作子533がトリガされると、第1操作子531はトリガされることができない。あるいは、第1操作子531がトリガされると、草刈機500は、刈りモードになり、第1操作子531を放すことなく第2操作子533を操作しても、草刈機500は、コード自動取り付けモードに入ることができない。同様に、第2操作子533がトリガされると、草刈機500は、コード自動取り付けモードにある時に、第2操作子533を放すことなく第1操作子531を操作しても、草刈機500は、コード繰出モードに入ることができない。具体的な別の一実施形態として、草刈機は、第1操作子及び第2操作子によって制御可能な第1電子スイッチをさらに含む。
第1操作子531はモータをオンにする。第1操作子531がモータ521をオンにすると、モータ521は、第1作動状態で運転する。
第2操作子533はモータ521をオンにする。第2操作子533がモータ521をオンにすると、モータ521は、第2作動状態で運転する。具体的な一実施形態として、第1作動状態でのモータ521の回転方向は、第2作動状態でのモータ521の回転方向と異なる。別の代替実施形態として、第1作動状態でのモータ521の回転速度は、第2作動状態でのモータ521の回転速度と異なる。コード自動取り付けモードにおいて、モータ521は、第2作動状態で作動する。刈りモードにおいて、モータ521は、第1作動状態で作動する。刈りモードにおいて、モータ521の回転速度は、4000rpm以上8000rpm以下である。
具体的な一実施形態として、草刈機500は、コード自動取り付けモードにある時に、スプール511の回転速度は、100rpm以上2000rpm以下である。具体的には、スプール511の回転速度は、300rpm以上800rpm以下である。別の一実施形態として、スプール511の回転速度は、30rpm以上600rpm以下である。あるいは、スプール511の回転速度は、60rpm以上300rpm以下である。刈りモードでのスプール511の回転速度と、コード自動取り付けモードでのスプール511の回転速度との比は、5以上300以下である。さらに、刈りモードでのスプール511の回転速度と、コード自動取り付けモードでのスプール511の回転速度との比は、10以上200以下である。
図6aは、モータ621の駆動軸622がヘッドカバー612を駆動し、単方向ベアリング640によってスプール611を制動する態様を示す。
駆動装置620は、モータ621を含む。草刈ヘッド610は、スプール611とヘッドカバー612とを含む。
回転支持部材650は、モータ621を収容可能なハウジングに構成され、単方向ベアリング640は、スプール611と回転支持部材650との間に設けられ、スプール611を回転支持部材650に対して一方向のみに回転可能とする。
駆動軸622は、スプール611を貫通するが、スプール611を直接に駆動せず、即ち、スプール611との間で、トルクを直接に伝達しない。駆動軸622は、ヘッドカバー612に固定的に接続され、ヘッドカバー612を直接に駆動し、さらに、ヘッドカバー612は、図3bに類似した伝動構造によってスプール611を駆動する。
上記した態様と原理から分かるように、モータ621が正回転する時に、スプール611とヘッドカバー612とは、刈りモードを実行するように同期に回転可能であると、モータ621が逆回転する時に、スプール611とヘッドカバー612とは、コード自動取り付けモードを実行するように、相対的に回転可能である。
理解できるのは、ダンパは、ヘッドカバー以外、スプールにもその回転を制動する抵抗を加えることができることである。
別の一実施形態として、ダンパ装置は、スプールとヘッドカバーのいずれにもダンパ作用を印加でき、例えば、図6aを基礎とし、コード自動取り付けモードで接触によって、ヘッドカバー612をも制動し減速させることができる別のダンパ装置を設ける。
言い換えると、ダンパ装置は、第1ダンパ及び第2ダンパを含んでもよい。第1ダンパは、スプールにその回転を制動する第1抵抗を加える。第2ダンパは、ヘッドカバーにその回転を制動する第2抵抗を加える。第1抵抗及び第2抵抗の作用によって、ヘッドカバーとスプールとを相対的に回転させることができる。
図7a、7bに示す実施例における草刈ヘッド810は、上記の態様に類似したスプール811及びヘッドカバー812を含み、駆動軸822は、スプール811の回転を駆動するように、直接にスプール811に接続され、スプール811とヘッドカバー812には、それぞれ係合できる伝動構造811aと812aが形成される。ヘッドカバー821が図7aに示された軸方向位置に位置すると、伝動構造811a、812aを係合し、ヘッドカバー812を回転しているスプール811に連動し一緒に回転させることができる一方、ヘッドカバー821が図7bに示された軸方向位置に位置すると、伝動構造811a、812aは、係合が解除され、この際にヘッドカバー812がダンパ作用を受ければ、スプール811とヘッドカバー812とを相対的に回転させる。
ヘッドカバー812の軸方向位置を制御するために、図7aに示された態様には、さらに電磁石813が設けられており、ヘッドカバー812には、磁性体812bが固定されている。電磁石813を取り付けるための支持部材814をもう一つ設けてもよく、この支持部材814は、草刈機のガード、モータのハウジング又はそれらに固定接続される他の部材であってもよい。
コード自動取り付けモードを実行する必要がある場合に、電磁石813に通電して、磁界を生じ磁性体812bを吸引し、ヘッドカバー812の軸方向位置を変化させる。この時、モータを制御し、駆動軸822にスプール811を駆動させると、スプール811とヘッドカバー812とを相対的に回転させる。刈りモードを実行する必要がある場合に、電磁石813に磁界を生じさせることなく、ヘッドカバー812を、軸方向に沿って伝動構造811a、812aを係合する位置に移動させ、ヘッドカバー812をスプール811に連動し同期に回転させる。
代替態様として、磁性体812bは、環状部材であってもよい。電磁石813は、対応する位置に設けられてもよい。勿論、ヘッドカバー812の一部を、磁性材料又は金属材料によって形成してもよい。
図8a、8bに示す実施例における草刈ヘッド810’は、直接駆動軸822’を貫通するロープ813’を採用し、ヘッドカバー812’を、その位置の変化を実現するように引っ張り、スプール811’をヘッドカバー812’に対して回転可能とする。
図8c、8dに示す実施例における草刈ヘッド810’’は、ロープ813’’を採用し、直接頂部からロープ813’’を引いて、ヘッドカバー812’’を、その位置の変化を実現するように引っ張り、スプール811’’を、ヘッドカバー812’’に対して回転可能とする。勿論、以上の機能を実現するように、駆動軸にヘッドカバーを駆動させ、又はそれに類似した形式を採用して、スプールの位置を変化させてもよい。
上記のダンパの態様と異なり、図7a乃至図8dに示された各態様において、クラッチ装置が設けられており、このクラッチ装置は、主に、必要に応じてスプールとヘッドカバーとの係合を解除するためのものである。このように、駆動軸は、スプールとヘッドカバーのうちの一方のみを駆動し、スプールとヘッドカバーとを相対的に回転させる。一方、スプールとヘッドカバーとを同期に回転させる必要がある場合に、スプールとヘッドカバーとの間で伝動配合を構成し、それらのうちの一方を駆動し、他方を回転させる。
図9aに示すように、一態様として、草刈機900は、ブラシレスモータ901、駆動回路902、コントローラ903、検出装置904、電源回路905及び電源906を含む。
そのうち、ブラシレスモータ901は、Y型接続を構成する三相巻線を含み、勿論、三相巻線に三角型接続を採用してもよい。
駆動回路902は、ブラシレスモータ901を駆動するためのものである。具体的には、図9bに示すように、駆動回路902は、6つの半導体スイッチQ1〜Q6からなる6アームフルブリッジ回路であり、ブラシレスモータ901の巻線の端子は、それぞれ駆動回路902における対応する2つの半導体スイッチの間に接続される。駆動回路902の半導体スイッチQ1〜Q6は、対応する電気信号に駆動され、一定のデューティ比でそれらの位置する回路を導通させ、対応する巻線に電流を流することで、ブラシレスモータを駆動することができる。説明すべきなのは、制御信号は、半導体スイッチQ1〜Q6のデューティ比を制御することで、ブラシレスモータの電流を制御し、ブラシレスモータの回転速度を制御することである。
コントローラ903は、駆動回路を制御するためのものであり、さらに言えば、駆動回路に制御信号を送信するためのものである。コントローラ903は、主に演算と信号出力を行うメインチップと、主に駆動信号を駆動回路に出力するためのものである駆動チップとによって構成される。メインチップは、駆動チップを制御することで、駆動回路を制御し、勿論、コントローラ903は、完全に一つのチップのみによって構成されてもよい。
検出装置904は、複数のホール素子を含むホールセンサを備えてもよい。検出装置904は、ホール素子の信号変化を検出することで、ブラシレスモータ901のロータの回転速度を判断することができる。
検出装置904は、ブラシレスモータにおける巻線の電圧と電流を検出し、コントローラ903に、コントローラ903が制御を実現する根拠としてフィードバックしてもよい。
電源回路905は、主に、コントローラ903が適当な電源を取得するように、電源からの電圧を調整するためのものである。電源906は、主に、草刈機900全体への給電するためのものである。一態様として、電源906は、繰り返し充電する電池装置である。
当該態様において、コントローラ903と電源回路905との間に、コントローラ903と電源回路905との間の電気接続をオン又はオフにするように、ユーザによって制御可能な物理スイッチ907を設けることによって、コントローラ903は、ブラシレスモータ901を駆動できない。
物理スイッチ907は、草刈機900のマスタスイッチとして、ブラシレスモータ901をオンにするか否かを制御するように、ユーザによって操作されることができる。
図9aに示すように、信号スイッチ908がさらに設けられていてもよい。ユーザは、この信号スイッチ908を操作すると、この信号スイッチは異なる信号を送信することができる。コントローラ903は、信号スイッチ908によって送信された信号に応じて、異なる制御モードを出力し、ブラシレスモータを異なる回転状態とすることができる。したがって、ユーザが刈りモード又はコード自動取り付けモードを選択できるように、信号スイッチ908は、ユーザがモードを選択する操作子としてもよい。
具体的には、ユーザが刈りモードを選択すると、信号スイッチ908は、第1信号を送信し、この時、ユーザは、コントローラ903に通電するように、物理スイッチ907をさらに制御する。コントローラ903は、受信された第1信号に応じて、第1制御モードになり、ブラシレスモータ901を高い回転速度で正回転させるように、駆動信号を駆動回路902に出力し始める。ユーザがコード自動取り付けモードを選択すると、信号スイッチ908は、第1信号と異なる第2信号を出力し、コントローラ903が第2信号により第2制御モードになり、また、出力された制御信号により、ブラシレスモータ901が低い回転速度で逆回転する。
勿論、2つの物理スイッチ又は2つの信号スイッチを有し、それぞれによって、モード切替及びブラシレスモータ901起動の制御を実現する態様を採用することもできる。
回転速度に対する制御は、コントローラ903が第1制御モード及び第2制御モードにある時に駆動回路902を駆動するための信号のデューティ比によって実現することができる。コントローラ903は、第1制御モードにおいてデューティの高い駆動信号を出力し、第2制御モードにおいてデューティ比の低い信号を出力することができる。
なお、コード巻回の自動停止を実現するために、検出装置904は、ブラシレスモータ901の電流を検出することができる。図4hに示されたコード挿入方法のように、コード巻回が終了すると、草刈コードが引き締まり、ブラシレスモータ901の電流が急に増加するので、コントローラ903は、電流の閾値又は電流傾きの閾値に応じて、引き締まったか否かを判断し、コード自動取り付けモードを実行しているブラシレスモータ901を停止させることができる。
なお、草刈コードの巻回に従って、ブラシレスモータ901の負荷が、草刈コードの質量の増加によって大きくなることにより、ブラシレスモータの電流も大きくなるので、コードの巻回が完成したか否かを判断するための電流の閾値を設定してもよい。同様に、負荷の増加によって、モータの回転速度も低下するので、回転速度の閾値又は回転速度の傾きの閾値を、コード巻回完成の基準として設定し、回転速度が速く低下すると、又は回転速度が一定の程度まで低下すると、コントローラ903は、自動コード取り付けが完成したと判断することもできる。
あるいは、位置センサ又は光学的センサ等を採用し、草刈コードの位置及び状態を判断し、コード自動取り付けモードを終了させることもできる。
なお、同じ原理によって、草刈ヘッドにまだ草刈コードが蓄積された時に、ユーザが誤操作してコード自動取り付けモードを起動させることを防止するために、先ず、コントローラ903を逆回転させて、コード自動取り付けモードを起動させ、この際に負荷の大きい表徴、例えば、電流が大きい又は回転速度が低いことが現れると、コントローラ903は、現在の状況はコード自動取り付けモードを作動させるに適しないと判断し、ブラシレスモータ901の駆動を停止し、音声又は光信号等によってユーザに提示する。
要するに、コントローラ903は、ブラシレスモータの回転速度又は電流に応じて、ブラシレスモータ901の負荷状況を判断し、何時コード巻回が終了するか、及び現在は自動コード取り付けに適するか否かを判断する。
具体的には、コントローラ903は、
コード自動取り付けモードを起動させ、
現在はコード巻回に適するか否かを判断し、コード巻回に適すると、次ぎのステップに移行し、適しないと、自動コード取り付けを停止し、
現在の負荷状況に関連するパラメータ(電流値、電流の傾き、回転速度値、回転速度の傾き)が予め設定された範囲を超えたか否かを判断し、超えると、コード自動取り付けモードを停止し、超えていないと、コード自動取り付けモードを続ける、という制御方法を実現できる。
図9cに示す草刈機900は、ブラシモータ901’を採用し、正逆回転切替を実現するために、切替スイッチ902’を設け、必要の時にブラシモータ901’と電源903’との接続方式を直接に切り替えた後、マスタスイッチ904’を操作し、ブラシモータ901’の起動を実現し、それを回転させることができる。
具体的な一実施形態として、図10aに示す草刈機910は、第2操作子の位置が異なる点で図5aにおける草刈機500と異なる。図10aにおいて、第2操作子911は、リンクユニット912に設けられており、第2操作子911が草刈ヘッド913に近い。
別の具体的な実施形態として、図10bに示すように、草刈機920の第2操作子921は、第1ハウジング922に設けられてもよい。
別の具体的な実施形態として、図10cに示すように、草刈機930の第2操作子931は、ガード932に設けられてもよい。
操作子を草刈ヘッドに近く設けることによって、ユーザは、草刈コードの草刈ヘッドへの挿入を完成する時に、自動コード取り付けを容易に起動することができる。なお、刈る機能を起動させる第1操作子は、第2操作子から遠いので、ユーザは、自動コード取り付けを行う時に、第1操作子に当たり危険を生じることがない。同様に、ユーザは、刈る機能を行う時に、誤って第2操作子に当たることもない。
図11a乃至図11cに示す草刈ヘッド940は、スプール941と、ヘッドカバー942と、コードフレーム943とを含む。そのうち、スプール941は、モータによって駆動されて回転することができる。ヘッドカバー942は、取外し可能な上ケース942aと下ケース942bを含み、ヘッドカバー942は、スプール941に対して回転可能である。コードフレーム943は、ヘッドカバー942、特に上ケース942aに取外し可能、又は取外し不能に取り付けられてもよい。コードフレーム943は、上ケース942aに取り付けられる場合に、スプール941に対して回転可能であり、さらに、コードフレーム943は、上ケース942aに取り付けられる場合に、上ケース942aと下ケース942bとからなるヘッドカバー942と同期に回転し、或いは、下ケース942が外された時に上ケース942aと同期に回転する。勿論、コードフレーム943は、スプール941に対して回転可能な他の部材に取り付けられてもよい。
コードフレーム943には、草刈コードを通すことができるコードフレーム構造943a、及びコードフレーム構造943aに接続されコードフレーム構造943aをスプール941の外側に位置させる接続アーム943bが形成されている。具体的には、スプール941の回転軸線を軸方向とすると、接続アーム943bは、コードフレーム構造943aを、スプール941周方向における外側に位置させる。
コードフレーム943が、ヘッドカバー942に取外し不能に取り付けられると、ユーザは、ヘッドカバー942を開けないままに、即ち、ヘッドカバー942を構成する上ケース942aと下ケース942bを離間させないままに、コードの取り付けを行うことができる。それは、上記のコード取り付け方法に類似し、草刈コードをヘッドカバー942の通し穴942cに通すことができる。また、コードフレーム943とヘッドカバー942とを相対的に回転させることができないので、コードフレーム943のコードフレーム構造943aを、ヘッドカバー942の通し穴942cと位置が対応するように設けることで、通し穴942cに通す草刈コードを、コードフレーム構造943aにも通すことができ、さらに草刈コードをスプール941に挿装することができる。このように、コード取り付けモードに入ると、スプール941と、ヘッドカバー942及びコードフレーム943からなる全体とのいずれかを駆動しても、スプール941は、通し穴942c又はコードフレーム構造943aに対して回転するので、草刈コードをスプール941に巻回する。このように、ユーザは、ヘッドカバー942を開けなくてもコード巻回を完成できる利点がある。
ユーザは、ヘッドカバー942を開放するようにコード巻回を実現してもよい。ユーザは、先ず、ヘッドカバー942の下ケース942bを開け、スプール941とコードフレーム943とを露出させ、そして、草刈コードをコードフレーム943のコードフレーム構造943aに通し、スプール941に挿装する。コード取り付けの準備が完成した後、ユーザは、草刈機を操作し、スプール941とコードフレーム943とを相対的に回転させ、草刈コードを、引き続きコードフレーム構造943aに通しスプール941に巻回することができる。コード取り付けが完成すると、ユーザは、また、下ケース942bを元のように取り付けることができる。このように、ユーザは、スプール941のコード巻回の状況を容易に観察し、コード巻回の状況に応じて制御できる利点がある。
代替の一態様として、コードフレーム943を採用せず、ヘッドカバー942の全体又は一部を透明材料によって形成してもよい。それによって、同様に、コード巻回の状況を容易に観察する目的を実現できる。
勿論、コードフレーム943は、取外し可能な付属品であってもよい。コード取り付けが必要になると、ユーザは、ヘッドカバー942を開放し、下ケース942bを外した後、コードフレーム943を上ケース942a、又はスプール941に対して回転可能な他の部材、例えば、モータを収容するためのハウジング944に取り付けることができる。取り付けが完成した後、ユーザは、草刈コードを、コードフレーム943のコードフレーム構造943aに通した後、スプール941に挿装し、そして、スプール941を回転するように駆動することができ、勿論、コードフレーム943を回転するように駆動してもよい、スプール941とコードフレーム943とを相対的に回転させることによって、草刈コードをスプール941に巻回することができる。次に、付属品であるコードフレーム943を取外し、草刈コードの自由端を下ケース942bの通し穴942cより内から外へ通し出し、さらに、下ケース942bを上ケース942aに取り付けて結合し、コード取り付けを完成する。あるいは、上ケース942aと下ケース942bに、それぞれ通し穴942cの半分を形成し、上ケース942aと下ケース942bとを全体として結合する時だけで、完全な通し穴を形成することができる。それは、上ケース942aと下ケース942bに、それぞれ2つの溝を形成することに相当し、ユーザが下コードフレーム943を外した後、草刈コードを上ケース942a又は下ケース942bの溝に位置決めて、次に、上ケース942aと下ケース942bとを全体として結合するだけで、草刈コードは、自ずから結合された通し穴に通し、ユーザは、比較的に容易に草刈コードの自由端をヘッドカバー942より内から外へ通し出す。
取外し可能なコードフレーム943の利点は、ヘッドカバー942を全体的又は一部的に取外し可能な草刈機にとって、ヘッドカバー942を取外してスプール941を露出させた後、さらに付属品として取り付けられるコードフレーム943(ヘッドカバー942に取り付けなくてもよく、草刈機のモータに対して相対的に固定する他の部材、例えば、モータのハウジング又はガードに直接に取り付けてもよい)を配置し、また、低い速度でスプール941を駆動するだけで、自動コード取り付けを実現することができ、従来の自動コード取り付け機能を備えない草刈機は、付属品であるコードフレーム943が配置された後、対応する自動コード取り付けのハードウェア構造を備えることができる利点がある。勿論、ユーザの安全を保証するように、スプール941を駆動するモータに対して、速度を調整することで、自動コード取り付け時にスプール941が低い速度にある必要がある。
図11a乃至図11cに示す態様において、コードフレーム943には、コードフレーム構造943aが形成されており、自動コード取り付けを行う時に、コードフレーム943は、スプール941に対して回転し、コードフレーム943は、手動によるコード巻回の時における人間の手の動作をまねるものに相当し、コードフレーム構造943aは、ユーザの草刈コードを把持するための指の作用に相当する。したがって、コードフレーム943は、コード保持部材、即ち、草刈コードを把持して草刈コードをスプール周りに相対的に回転させる部材と定義されることができる。コードフレーム943に形成されたコードフレーム構造943aは、指の作用をまねて草刈コードに対して一定の位置決め作用を保持しながら、また、草刈コードを、引き続きコードフレーム構造943aに通しスプール941に巻回するコード保持構造に定義することができる。
図11dに示す草刈ヘッド940’におけるスプール941’とヘッドカバー942’は、図11a乃至11cに示す草刈ヘッド940と同じ態様を採用してもよく、それらの違いは、図11cにけるコードフレーム943の代わりに、コード巻回ピン943’を用いることにある。
同様に、ヘッドカバー942’は、取外し可能な上ケース942a’と下ケース942b’とから構成されることができる。コードフレーム943に類似し、コード巻回ピン943’は、取外し可能でも取外し不能でもよく、上ケース942a’に取り付けても、スプール941’に対して回転可能な他の部材に取り付けてもよい。それらの違いは、コード巻回ピン943’には、コードフレーム943のコードフレーム構造943aのようなものが形成されておらず、窪み943a’が形成されていることにある。窪み943a’は、ここからコード巻回ピン943’を回る草刈コードに対してある程度位置決めさせ、コード巻回ピン943’がスプール941’に対して回転する時に、窪み943a’が摩擦力によって草刈コードを連動させ、自動コード取り付けを実現することができる。よって、コード巻回ピン943’も、コード保持部材と定義することができ、窪み943a’は、コード保持構造することができる。
図12a乃至12bに示す態様において、コードフレーム953は、草刈ヘッド950と独立した個別の機能付属品としてもよい。コードフレーム953は、コードフレーム構造953a、及び接続アーム953b以外、接続アーム953bと接続する固定座953cを含む。ユーザは、自動コード取り付けが必要になると、ヘッドカバー952における下ケース952bと上ケース952aとを分離させ、スプール951をヘッドカバー952から露出させ、コードフレーム953を、固定座953によって、例えば、ワークテーブル又は相対的に静止する他の物体上に取り付けた後、ユーザは、草刈コードをコードフレーム構造953aに通して、スプール951に挿装し、そして、草刈機のモータを駆動することで、スプール951を駆動し、スプール951とコードフレーム953とを相対的に回転させることにより、自動コード取り付けを実現する。
勿論、図12cに示す態様では、ブラケット等の補助設備によって、草刈機又はスプール951を固定し、そして、追加のモータ954によって、コードフレーム953を、スプール951に対して回転させるように駆動することで、自動コード取り付けを実現することもできる。このような態様では、草刈機自身に対する配置の要求が低下し、ヘッドカバー952を開ければ、独立付属品であるコードフレーム953、又は、それと対応する駆動設備との組合せを採用し、自動コード取り付けを実現でき、草刈機をもっと改善する必要がない。
図13a及び図13bに示すように、草刈機は、草刈ヘッド961、モータ962、エネルギー蓄積装置963をさらに含む。
モータ962は、草刈ヘッド961を、回転させて刈るように駆動する。草刈ヘッド961は、スプールとヘッドカバーとを含む。ヘッドカバーはスプールを収容する。草刈ヘッド961の具体的な構造について、図4a乃至4dに示す草刈ヘッド410を参照することができる。
草刈機は、モータ962を収容するハウジング964を含む。具体的には、モータ962は電気モータである。モータには、パワーを出力するためのモータ軸966を有する。
草刈機は、自動コード取り付け機能を有する。スプールとヘッドカバーとの相対的な回転によって、草刈コードは、スプールに自動的に巻回され、自動コード取り付け機能を実現する。エネルギー蓄積装置963によって、スプール又はヘッドカバーのうちの一方を、他方に対して回転させるように駆動し、自動コード取り付け機能を実現する。モータ962の回転によって、エネルギー蓄積装置963にエネルギーを蓄積し、そして、ユーザは、エネルギー蓄積装置963を、蓄積されたエネルギーを放出するように制御し、自動コード取り付け機能を実現する。
具体的な一実施形態として、エネルギー蓄積装置963は、ハウジング964内に設けられている。エネルギー蓄積装置963は、モータ962の頂部に取り付けられている。エネルギー蓄積装置963は弾性素子965を含む。弾性素子965はコイルバネである。コイルバネは、一端がモータ軸966と結合する。モータ軸966は、回転する時に、コイルバネを、一端が矢印967に示す方向に沿って移動するように連動させる。コイルバネの他端は固定されている。この時、コイルバネによって弾性ポテンシャルエネルギーを蓄積する。ユーザは、自動コード取り付け機能を実現する必要がある時に、コイルバネを収縮させ、モータ軸966を、逆回転するように連動させ、モータ軸966がスプール又はヘッドカバーに接続されたので、モータ軸966によって、スプール又はヘッドカバーのうちの一方を、他方に対して回転するように連動させる。これによって、自動コード取り付け機能を実現する。
なお、以下、上記の草刈機に基づく制御方法、具体的には、草刈機コードの取り付けの制御方法について説明する。
上記のように、この草刈機は、少なくともスプール、コード保持部材及びモータを含む。そのうち、スプールは、草刈コードを実装するためのものであり、具体的には、スプールは、巻回の形式で草刈コードを実装してもよく、収容などの他の形式で草刈コードを実装してもよい。コード保持部材の主な作用は、手でスプールに草刈コードを巻回する時における指の草刈コードに対する作用、即ち、草刈コードに、一定の規制作用を生じ、それをスプール周りに公転(スプールを参照物とする)させると共に、また、草刈コードを、コード保持部材に通し又は巻回して、スプールに巻回するように許可する作用に類似する。モータは、スプール又はコード保持部材のうちの一方を駆動し、コード保持部材を、手動によるコード取り付け時における人間の手とスプールとの相対的移動モードにまねさせ、即ち、スプールとコード保持部材とを相対的に回転させることができる。
説明すべきなのは、コード保持部材は、スプールのハウジングを収容するように構成され、例えば、ヘッドカバーをコード保持部材とすることができることである。
図14aに示すように、この制御方法は、モータへパワーを供給し、スプールとコード保持部材とを相対的に回転させるS101を含む。具体的には、この制御方法は、草刈機がユーザによって操作される時に、モータへパワーを供給する。モータに供給されるのは、電気エネルギーであってもよい。
さらなる態様として、草刈機は、コントローラと操作子とをさらに含み、このコントローラは、モータへパワーを供給するか否かを制御するためのものであることができ、操作子がユーザによってトリガされると、コントローラは、草刈機を、モータに給電するように制御する。代替実施形態として、この操作子が、再びトリガされると、コントローラは、草刈機を、モータにパワーを供給しないように制御することができる。
さらなる態様として、草刈機は、別の操作子を含み、この操作子がユーザによってトリガされると、コントローラは、草刈機を、モータへのパワーの供給を停止するように制御することができる。代替実施形態として、ユーザは、草刈機に設けられた2つの異なる操作子を同時に押すだけで、コントローラは、草刈機を、モータへパワーを供給するように制御することができる。
なお、自動方式によって、モータへのパワーの供給を停止してもよい。この操作方法は、モータへパワーを供給するS101と、モータの負荷の傾きがプリセット値よりも大きいかを判断するS102と、モータへのパワーの供給を停止するステップS103と、を含む。具体的には、コントローラは、モータの負荷の傾き(本出願における傾きは、導関数等の上昇傾向を示す数学的定義を含むと考えられるべきである)に応じて、モータへのパワーの供給を停止する必要があるかを判断する。モータの負荷の傾きがプリセット値よりも大きいと、草刈機を、モータへのパワーの供給を停止するように自動的に制御することができる。モータの負荷の傾きがプリセット値よりも大きくないと判断すると、草刈機を、続いてモータへパワーを供給するように制御する。モータの回転速度に応じて負荷の状況を判断でき、モータの回転速度の傾きによって判断してもよく、モータ回転速度の傾きがプリセット値よりも低いと、コントローラは、モータへのパワーの供給を停止する。
モータが電気モータであれば、電気モータの電流の傾きに応じて、類似的な判断制御を行うことができる。具体的には、電気モータの電流の傾きがプリセット値よりも高いと、コントローラは、モータへのパワーの供給を停止する。
代替の一態様として、図14bに示すように、制御方法は、時間設定するように制御を行うことができる。この制御方法は、モータへパワーを供給するS201と、計時を開始するS202と、時間がプリセット時間を満たすかを判断するS203と、モータへのパワーの供給を停止するS204と、を含む。具体的には、コントローラは、草刈機を、モータへパワーを供給し始めるように制御する時に、計時を開始する。計時された時間がプリセット時間を満たすと、草刈機を、モータへのパワーの供給を停止するように制御する。計時された時間がプリセット時間を満たしていないと、草刈機を、続いてモータへパワーを供給するように制御する。
なお、スプール及びコード保持部材を、それぞれ第1相対回転速度及び第2相対回転速度で相対的に回転させるように、モータへ異なるパワーを供給してもよい。モータの回転速度を変化可能とすることで、スプールとコード保持部材との間の相対回転速度を変化可能とする。しかし、草刈機は、モータへパワーを供給し、コード取り付けを行う時に、スプールとコード保持部材との間の相対回転速度は、草刈機が草を刈る時における草刈コードの回転速度、又はスプールの回転速度よりも小さくあるべきである。
以下、前記草刈機を操作しコード取り付けを行う方法について説明する。図14cに示すように、この方法は、主に下記のようなステップを含む。
S301は、草刈機を提供するステップである。
このステップにおいて、草刈コードを巻回するためのスプールと、草刈コードを通し又は巻回するためのコード保持構造が形成されているコード保持部材と、スプール又はコード保持部材のうちの少なくとも一方を駆動可能なモータとを備える草刈機を提供する。
勿論、このステップに提供される草刈機は、上記した種々の態様における草刈機であってもよい。説明すべきなのは、コード保持部材は、取外し可能であることである。
S302は、草刈コードを挿入するステップである。
このステップにおいて、草刈コードをコード保持部材に通し又は巻回することにより、スプールに挿装する。通すかそれとも巻回するかについて、具体的には、コード保持部材とコード保持構造の具体的な形式によるものであり、上記の草刈機の態様を参照することができる。同様に、スプールに挿装することは、スプールに形成された穴又は溝、或いは草刈コードの端部に一定の規制を構成できる他の構造に挿装すると理解できる。このステップによって、スプールとコード保持部材とのいずれをも、草刈コードに対して作用させ、草刈コードの実装のためによく準備することができる。
S303は、モータをオンにするステップである。
ユーザは、操作子、又は草刈機に設けられたセンサーをトリガできる動作によって、スプールとコード保持部材とを相対的に回転させるように、草刈機のモータをオンにする。
S304は、モータをオフにするステップである。
ユーザは、モータをオフにし、スプールとコード保持部材とを相対的に静止させることができる。勿論、草刈機のコントローラによって、何時モータをオフにするかを決めることもできる。
代替実施形態として、草刈機に設けられた操作子をトリガすることによって、モータをオンにしてもよい。この操作子を再びトリガすることによって、モータをオフにしてもよく、別の操作子をトリガすることによって、モータをオフにしてもよい。
以上、本発明の基本的な原理、主な特徴と利点を示し述べた。業者は、前記実施例が、何らの形式で本発明を制限するためのものではなく、等価置換、又は等価変形するように取得された技術態様が、いずれも本発明の保護する範囲に含まれることを理解すべきである。

Claims (35)

  1. 草刈機であって、
    草刈ヘッドと、
    植生を刈るように前記草刈ヘッドを駆動して回転させるための駆動装置と、
    前記駆動装置を制御するように、ユーザによって操作するための操作装置と、を備え、
    前記草刈ヘッドは、草刈コードを巻回するためのスプールと、前記草刈コードを通し又は回すためのコード保持構造が形成されているコード保持部材とを含み、
    前記駆動装置はモータを含み、前記草刈機は、植生を刈るための刈りモードと草刈コードをスプールに巻回するためのコード自動取り付けモードとを有し、前記コード自動取り付けモードにおいて、前記モータは、前記スプールと前記コード保持部材とを相対的に回転させるように、前記スプール及び前記コード保持部材のうち少なくとも一方を駆動することにより、前記草刈コードを前記スプールに自動的に巻回する
    草刈機。
  2. 前記操作装置は、
    前記モータをオンにするための第1操作子と、
    前記コード自動取り付けモードを選択するようにユーザによって操作するための第2操作子と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の草刈機。
  3. 前記操作装置は、
    前記モータを第1作動状態で運転するようにオンにするための第1操作子と、
    前記モータを第2作動状態で運転するようにオンにするための第2操作子と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の草刈機。
  4. 前記第1作動状態での前記モータの回転方向と前記第2作動状態での前記モータの回転方向とは異なる
    ことを特徴とする請求項3に記載の草刈機。
  5. 前記第1作動状態での前記モータの回転速度と前記第2作動状態での前記モータの回転速度とは異なる
    ことを特徴とする請求項4に記載の草刈機。
  6. 前記操作装置は、
    第1プリセット操作状態を有する第1操作子と、
    第2プリセット操作状態を有する第2操作子と、を含み、
    前記第1操作子と第2操作子とがそれぞれに前記第1プリセット操作状態と第2プリセット操作状態にある場合に、前記草刈機は、前記コード自動取り付けモードを起動させることができる
    ことを特徴とする請求項1に記載の草刈機。
  7. 前記操作装置は、
    前記第1操作子がユーザによって操作されていない場合に、前記第1操作子を第1プリセット状態から移行させるための第1リセットユニットを含む
    ことを特徴とする請求項6に記載の草刈機。
  8. 前記操作装置は、
    前記第2操作子がユーザによって操作されていない場合に、前記第2操作子を第2プリセット状態から移行させるための第2リセットユニットを含む
    ことを特徴とする請求項6に記載の草刈機。
  9. 前記草刈機は、
    前記スプール及び前記コード保持部材のうち少なくとも一方を制動することにより、前記草刈機を前記コード自動取り付けモードにするためのダンパ装置を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の草刈機。
  10. 前記ダンパ装置は、
    前記スプールに、前記スプールの回転を制動する抵抗を加えるためのダンパを含む
    ことを特徴とする請求項9に記載の草刈機。
  11. 前記ダンパ装置は、
    前記コード保持部材に、前記コード保持部材の回転を制動する抵抗を加えるためのダンパを含む
    ことを特徴とする請求項9に記載の草刈機。
  12. 前記ダンパ装置は、
    前記スプールに前記スプールの回転を制動する第1抵抗を加えるための第1ダンパと、
    前記コード保持部材に前記コード保持部材の回転を制動する第2抵抗を加えるための第2ダンパと
    を含むことを特徴とする請求項9に記載の草刈機。
  13. 前記ダンパ装置は、前記スプールの第1方向への回転を阻止するためのダンパを含み、
    前記コード自動取り付けモードにおいて、前記コード保持部材が前記第1方向へ回転する
    ことを特徴とする請求項9に記載の草刈機。
  14. 前記ダンパ装置は、前記コード保持部材の第2方向への回転を阻止するためのダンパを含み、
    前記コード自動取り付けモードにおいて、前記スプールが第2方向へ回転することを特徴とする請求項9に記載の草刈機。
  15. 前記コード保持部材は、前記スプールを収容するヘッドカバーであり、
    前記ヘッドカバーに、前記草刈コードを通すための外通し穴が形成されており、
    前記スプールに、前記草刈コードを固定又は通すための内通し穴が形成されており、
    前記草刈機は、刈りモードを更に有し、前記刈りモードにおいて、前記スプールと前記ヘッドカバーとが同期回転し、前記刈りモードが終了すると、前記外通し穴と前記内通し穴とが周方向において自動的に位置合せする
    ことを特徴とする請求項1に記載の草刈機。
  16. 前記草刈機は、
    前記コード自動取り付けモードにおいて、前記草刈コードを自動的に切断するための切断装置を更に含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の草刈機。
  17. 前記切断装置は、切断手段を含み、前記草刈ヘッドは、前記切断手段に対して回転可能であり、前記コード自動取り付けモードにおいて、前記草刈ヘッドは前記草刈コードを連動させて前記切断手段を経ることにより、前記草刈コードを切断する
    ことを特徴とする請求項16に記載の草刈機。
  18. 前記切断装置は切断手段を含み、前記草刈ヘッドと前記切断手段とが同期回転し、前記コード自動取り付けモードにおいて、前記草刈ヘッドは前記草刈コードを連動させて前記切断手段に近接させることにより、前記草刈コードを切断する
    ことを特徴とする請求項16に記載の草刈機。
  19. 前記草刈機は、刈りモードを更に有し、前記刈りモードにおいて、前記スプールと前記コード保持部材とが同期回転し、前記草刈ヘッドは前記刈りモードにおいて第1方向へ回転し、前記スプール又は前記コード保持部材のいずれか一方は前記コード自動取り付けモードにおいて他方に対して第2方向へ回転する
    ことを特徴とする請求項1に記載の草刈機。
  20. 前記駆動装置は前記刈りモードにおいて第1駆動状態になり、前記駆動装置は前記コード自動取り付けモードにおいて前記第1駆動状態と異なる第2駆動状態になる
    ことを特徴とする請求項19に記載の草刈機。
  21. 前記モータは前記刈りモードにおいて正回転し、前記モータは前記コード自動取り付けモードにおいて逆回転する
    ことを特徴とする請求項19に記載の草刈機。
  22. 前記モータは前記刈りモードにおいて第1速度で回転し、前記モータは前記コード自動取り付けモードにおいて前記第1速度と異なる第2速度で回転する
    ことを特徴とする請求項19に記載の草刈機。
  23. 前記モータは前記刈りモードにおいて、相対的に高い第1速度で正回転し、前記モータは前記コード自動取り付けモードにおいて、相対的に低い第2速度で逆回転する
    ことを特徴とする請求項19に記載の草刈機。
  24. 前記第1速度と前記第2速度と比の範囲は5以上300以下であることを特徴とする請求項23に記載の草刈機。
  25. コード巻回が完成したか否かを判断するための物理量を検出可能な検出装置と、
    前記検出装置からの電気信号に基づいて、前記草刈機に前記コード自動取り付けモードを解除させるように、モータを制御するためのコントローラと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の草刈機。
  26. 前記検出装置は、前記モータの電流を検出するように前記モータに電気的に接続されている
    ことを特徴とする請求項25に記載の草刈機。
  27. 前記コントローラは、前記モータの電流がプリセット値よりも大きくなると前記モータの電源を切断する
    ことを特徴とする請求項26に記載の草刈機。
  28. 前記コントローラは、前記モータの電流傾きがプリセット値よりも大きくなると前記モータの電源を切断する
    ことを特徴とする請求項26に記載の草刈機。
  29. 前記草刈機は、
    前記スプール又はコード保持部材のうちの一方に取り付けられた磁性体を更に含み、
    前記検出装置は、
    前記磁性体に対して検出するためのホールセンサを含み、
    前記コントローラは、前記ホールセンサの信号により、前記磁性体の回転速度を判断し、前記磁性体の回転速度がプリセット値に達すると、前記草刈機に前記コード自動取り付けモードを解除させる
    ことを特徴とする請求項25に記載の草刈機。
  30. 前記草刈機は、
    前記スプール又はコード保持部材のうちの一方に取り付けられた磁性体を更に含み、
    前記検出装置は、
    前記磁性体に対して検出するためのホールセンサを含み、
    前記コントローラは、前記ホールセンサの信号により、前記磁性体の回転数を判断し、前記磁性体の回転数がプリセット値に達すると、前記草刈機に前記コード自動取り付けモードを解除させる
    ことを特徴とする請求項25に記載の草刈機。
  31. 前記検出装置は、前記モータの回転速度を検出し、前記コントローラは、前記モータの回転速度がプリセット値に達すると、前記モータの電源を切断する
    ことを特徴とする請求項25に記載の草刈機。
  32. 前記検出装置は、前記モータの回転数を検出し、前記コントローラは、前記モータの回転数がプリセット値に達すると前記モータの電源を切断する
    ことを特徴とする請求項25に記載の草刈機。
  33. 前記検出装置は、
    前記草刈コードの位置を検出するための位置センサを含む
    ことを特徴とする請求項25に記載の草刈機。
  34. 草刈ヘッドと、草刈コードを巻回するためのスプールと、草刈コードを通し又は回すためのコード保持構造が形成されているコード保持部材と、前記スプール又は前記コード保持部材のうち少なくとも一方を駆動可能なモータであって、植生を刈るように前記草刈ヘッドを駆動して回転させるためのモータとを備える草刈機を提供するステップと、
    草刈コードを前記コード保持部材に通し又は回すことにより、前記スプールに挿装するステップと、
    前記モータをオンにすることにより、前記スプールと前記コード保持部材とを相対的に回転させるステップと、を含む、
    草刈機のコード巻回の操作方法。
  35. 草刈ヘッドと、
    草刈コードを実装するためのスプールと、
    前記草刈コードを通し又は回すためのコード保持構造が形成されているコード保持部材と、
    前記スプール又は前記コード保持部材のうち少なくとも一方を駆動することにより、前記スプールと前記コード保持部材とを相対的に回転させるモータであって、植生を刈るように前記草刈ヘッドを駆動して回転させるためのモータと、
    を備える草刈機のコード取り付けの制御方法であって、
    前記モータへパワーを供給することにより、前記スプールと前記コード保持部材とを相対的に回転させるステップを含む
    草刈機のコード取り付けの制御方法。
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