JP6615643B2 - 被加工部材の加工方法及び加工装置 - Google Patents

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本発明は、被加工部材の加工方法及び加工装置に関する。さらに詳しくは、例えばハニカム状部材など通気性のある被加工部材を加工する被加工部材の加工方法及び加工装置に関する。
従来より、ワイヤソーなどの加工装置にて、サファイア、シリコンカーバイド、シリコンなどの各種の被加工部材が切断されている。これらの被加工部材を切断するに当たって、予め被加工部材をダミー部材(例えば、カーボン、ガラス、セラミックス)に接着固定し、このダミー部材を、ベース部材に取り付け、該ベース部材を装置に取り付けて保持することが行なわれている。
また、最近では、被加工部材を直線状に切断するだけではなく、曲線状に切断するなど各種の形状に自在に切断する要請もある。
また、航空機材料として、ハニカム状部材などの構造部材もワイヤソーで切断されるようになってきている(例えば、特許文献1)。
特開2014−73549号公報
ところで、特許文献1に開示されるようなハニカム状部材は、六角形状の筒体がハニカム状の配置で集合することで形成されている。しかし、当該ハニカム状部材は、筒体長手方向が空間になっており、筒体の長手方向に通気性を有する。
ここで、前記ハニカム状部材を加工しようとした場合、ハニカム状部材を保持することになるが、ハニカム状部材の側面部は、保持面積が狭く、加工装置で負荷を掛けると保持し切れない問題がある。また、加工装置で加工を終えた後、次の被加工物に交換するためには、容易に保持部材から着脱する必要がある。
そこで、ハニカム状部材を平面方向から保持することが好ましく、また容易に着脱するために吸着固定が適している。しかしながら、ハニカム状部材は平面方向には通気性があるため、単純に吸着保持することができない。
また、加工装置によっては、加工時に加工装置と干渉しないようにしながら、被加工部材を保持する必要があるが、従来の固定テーブルでは干渉を回避できない問題がある。そこで本発明は、通気性のある被加工部材を、加工装置の負荷に耐えうるように保持しつつ、加工装置と干渉しないように加工する加工方法及び加工装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、被加工部材をテーブルに保持し、保持した前記被加工部材を加工装置で加工する被加工部材の加工方法において、
前記テーブル前記被加工部材の保持面に複数の吸着孔を設けて構成しておき、
前記テーブルに通気性のある被加工部材を載置し、前記テーブルの吸着孔と対向する位置の前記被加工部材上を非通気性部材で覆うことにより、前記保持面に吸着力を発生させて前記被加工部材を吸着保持しておき、
前記被加工部材を加工ユニットで加工するようにした構成を採用する被加工部材の加工方法である。
請求項2の発明は、前記加工ユニットが、ワイヤソーまたはバンドソーであり、前記ワイヤソーまたはバンドソーが移動自在なロボットアームに着脱自在に搭載されるようにした構成を採用する請求項1記載の被加工部材の加工方法である。
請求項3の発明は、前記テーブルの保持面が、テーブル表面及びテーブル側面に設けられ、
前記非通気性部材が前記被加工部材の前記吸着孔と対向する表面及び側面部を覆うと共に前記テーブル側面を覆う大きさに形成され、
前記テーブル側面で前記非通気性部材の前記被加工部材の側面からはみ出した部分を吸着保持しておき、
前記被加工部材を加工装置で加工するようにした構成を採用する請求項1または2のいずれかに記載の被加工部材の加工方法である。
請求項4の発明は、前記テーブルは複数の吸着領域に分離形成され、それぞれの吸着領域が独立に吸着ラインに接続され、前記吸着領域をそれぞれ独立に吸着制御するようにした構成を採用する請求項1または2のいずれかに記載の被加工部材の加工方法である。
請求項5の発明は、前記テーブルは、複数のテーブルに分離形成されると共に水平方向に分離独立して移動自在に形成され、前記被加工部材を加工する際に前記分離独立したテーブル間の間隙を加工装置が通過するようにして加工するようにした構成を採用する請求項1または2のいずれかに記載の被加工部材の加工方法である。
請求項6の発明は、前記テーブルは、水平動及び回動自在に形成され、前記被加工部材を加工する際に水平動及び/または回動することで、自由形状に加工するようにした構成を採用する請求項1または2のいずれかに記載の被加工部材の加工方法である。
請求項7の発明は、前記テーブルは、複数に分離形成されると共に上下動可能に構成され、前記被加工部材を保持し、加工する際に、分離形成されたテーブルのそれぞれを独立に上下動させることで、各テーブルが加工装置と干渉しないように被加工部材を加工するようにした構成を採用する請求項1または2のいずれかに記載の被加工部材の加工方法である。
請求項8の発明は、前記加工ユニットが、被加工部材の加工進行方向に沿って揺動円弧運動するように構成される請求項1乃至7のいずれかに記載の被加工部材の加工方法である。
請求項9の発明は、被加工部材の保持面に複数の吸着部が設けられたテーブルと、該テーブルに保持された被加工部材を加工する加工ユニットとを備える加工装置において、
前記被加工部材は、前記保持面に対して通気性を有し、
前記加工ユニットは、移動自在な多関節ロボットと、多関節ロボット先端に設けられたツールチェンジャーと、を備え、
前記テーブルは、前記被加工部材を保持面に載置し、前記テーブルの吸着孔と対向する位置の前記被加工部材上を非通気性部材で覆うことにより、前記テーブルの保持面に吸着力を発生させて前記被加工部材を吸着保持するように構成され、
前記テーブルに前記被加工部材を保持した状態で、該被加工部材を加工するようにした構成を採用する被加工部材の加工装置である。
請求項10の発明は、前記加工ユニットが、ワイヤソーまたはバンドソーであり、前記ワイヤソーまたはバンドソーが移動自在な前記多関節ロボットにツールチェンジャーを介して着脱自在に搭載されるようにした構成を採用する請求項9記載の被加工部材の加工装置である。
請求項11の発明は、前記テーブルが、複数のテーブルに分離形成されると共に水平方向に分離独立して移動自在にした構成を採用する請求項9または10のいずれかに記載の被加工部材の加工装置である。
請求項12の発明は、前記テーブルが、水平動及び回動自在に形成され、前記被加工部材を加工する際に水平動及び/または回動するようにした構成を採用する請求項9または10のいずれかに記載の被加工部材の加工装置である。
請求項13の発明は、前記テーブルが、複数に分離形成されると共に上下動可能に構成され、前記被加工部材を保持し、加工する際に、分離形成されたテーブルのそれぞれを独立に上下動させるようにした構成を採用する請求項9または10のいずれかに記載の被加工部材の加工装置である。
請求項14の発明は、前記加工ユニットが、被加工部材の加工進行方向に沿って揺動円弧運動するようにした構成を採用する請求項9乃至13のいずれかに記載の被加工部材の加工装置である。
本発明によれば、被加工部材が通気性のある部材であっても、少なくとも上面を非通気性部材が覆っているので、被加工部材を吸着保持でき、被加工部材を効率的に加工できる。また、接着固定ではないので、加工後の被加工部材を容易に脱着できる。
本発明によれば、加工装置がロボットアームに着脱自在なワイヤソーまたはバンドソーであるので、ロボットアームの移動により曲線、直線等の自由形状に被加工部材を加工できる。
また、本発明によれば、テーブルの吸着ラインを分離独立に制御できるようにしたので、多様な形状の被加工部材を自在に保持して加工できる。
さらに、本発明によれば、テーブルを分離独立に形成し、水平動及び/または昇降動を自在に形成したので、加工装置が干渉しないようにそれぞれのテーブルを移動させることにより、自由形状に被加工部材を効率的に加工できる。
また、本発明によれば、前記テーブルが、水平動及び回動自在に形成され、前記被加工部材を加工する際に水平動及び/または回動するように構成したので、加工装置側を固定しておいてもテーブルの移動、回動によって、被加工部材を自由な形状に加工できる。また、加工装置の移動が困難であっても被加工部材を自由な形状に加工できる。
また、本発明によれば、前記加工ユニットが、被加工部材の加工進行方向に沿って揺動円弧運動するように構成されるので、加工時の切断負荷が軽減されるので、加工速度が向上したり、負荷が掛かり過ぎることにより起こるワイヤのブレが少なくなって加工精度が向上したりする効果がある。また、加工屑の排出も容易になり、加工速度の向上と、加工精度の向上が図れる。
は、本発明の一実施形態に係る加工装置の全体斜視図である。 は、本発明の加工ユニットにワイヤソーを用いた場合の加工ユニット部の一部切欠き平面図である。 は、図2の正面方向の説明図である。 は、本発明の加工ユニットにバンドソーを用いた場合の加工ユニット部の一部切欠き平面図である。 は、図4の正面方向の一部切欠き説明図である。 (a)及び(b)は、本発明の第1実施形態に係る加工方法の説明図である。 (a)及び(b)は、本発明の第2実施形態に係る加工方法の説明図である。 は、本発明の第2実施形態に係るテーブルの説明図である。 (a)は、本発明の第3実施形態に係る加工方法の説明図である。 (b)及び(c)は、本発明の第3実施形態に係る加工方法の説明図である。 (d)は、本発明の第3実施形態に係る加工方法の説明図である。 (a)及び(b)は、本発明の第4実施形態に係る加工方法の説明図である。 (a)及び(b)は、本発明の第4実施形態に係る別の加工方法の説明図である。 (a)及び(b)は、本発明の第5実施形態に係る加工方法の説明図である。 (a)は、本発明の第6実施形態に係る加工方法の説明図である。 (b)及び(c)は、本発明の第6実施形態に係る加工方法の説明図である。 (a)は、本発明の第7実施形態に係る加工方法の説明図である。 (b)は、本発明の第7実施形態に係る加工方法の説明図である。 は、本発明の加工ユニットにバンドソーを用いた場合の加工方法の説明図である。 は、本発明の加工ユニットにバンドソーを用いた場合の別の加工方法の説明図である。
本発明の加工装置の一実施形態について図1乃至図3に基づいて以下に説明する。
図1のように本発明の加工装置1は、機台2と、機台2上に立設された移動自在な多関節ロボット3と、多関節ロボット3のアーム先端に設けられたツールチェンジャー4と、ツールチェンジャー4を介して着脱自在に設けられた加工ユニット5と、加工する被加工部材Wを載置して固定するテーブル20等を備えて構成されている。
前記機台2は、適宜な床面や壁面等に固定されている。前記機台2上には、多関節ロボット3が設けられ、図示しない制御機構で移動自在に制御されるようになっている。また、多関節ロボット3の先端軸3aは、図示しない適宜の駆動源により、回動自在になっている。
前記先端軸3aの先端には、ツールチェンジャー4が設けられている。前記ツールチェンジャー4は、例えばボールプランジャーを備え、加工ユニット5が着脱自在に支持されるようになっている。なお、ツールチェンジャー4は、係合自在な係合ピンなど、適宜の手段を用いることができる。
前記加工ユニット5は、本実施形態においてはワイヤソーが用いられている。前記加工ユニット5は、コの字型のフレーム8と、前記フレーム8に収納される複数のガイドプーリ9と、前記ガイドプーリ9に懸架される無端状のワイヤ6と、前記ワイヤ6の近傍に設けられ、ワイヤ6を冷却すると共に加工屑を吹き飛ばす気体の噴射ノズル7等を備えて構成されている。
前記ガイドプーリ9は、フレーム8内に軸支され、少なくとも1つのガイドプーリ9には、適宜の駆動源(図示しない)が設けられている。また、被加工部材Wを加工する部分のワイヤ6は、両側のガイドプーリ9aの軸が被加工部材Wの加工方向と垂直となるように設けられ、被加工部材Wを加工する際の抵抗をガイドプーリ9aの溝で受け止めるようになっている。従って、前記多関節ロボット3の先端軸3aが回動することで切断領域のワイヤ6が被加工部材Wの加工方向に沿って揺動円弧運動するようになっている。ワイヤ6を揺動円弧運動させることで、ワイヤ6と被加工部材Wの接触が点接触に近くなり、切断負荷が軽減されるので、加工速度が向上すると共に無理な負荷によるワイヤ6のブレが少なくなり加工精度が向上する。さらに、加工屑の排出も容易になり、加工速度が向上すると共に加工精度が向上する。
また、上記のように両側のガイドプーリ9aの軸が被加工部材Wの加工方向と垂直となるように設けられ、被加工部材Wを加工する際の抵抗をガイドプーリ9aの溝で受け止めるようになっているので、加工ユニット5のフレーム8の懐に依存しない。すなわち、加工ユニット5のテーブル等への干渉を低減できるので、被加工部材Wの自由形状の加工が容易に行なえる。
なお、本実施形態においては多関節ロボット3の先端軸3aの回動だけでワイヤ6を揺動円弧運動させるように構成したが、多関節ロボット3自体でワイヤ6を所定方向に揺動させるようにすることもできる。ただし、多関節ロボット3の先端軸3aの回動だけで揺動円弧運動させるように構成することが、制御の容易さや多関節ロボット3の可動範囲を狭くする点で好ましい。
前記ワイヤ6は、本実施形態においては無端状でワイヤ6の芯線にダイヤモンド砥粒が電着、レジン等で固定された固定砥粒ワイヤが用いられている。なお、砥粒は、加工する材質に応じてシリコンカーバイドやボロン、アルミナ等適宜のものを使用すれば良い。また、無端状ではなく長尺のワイヤを用いる場合は、供給リールと回収リールを搭載するようにしても良い。また、前記ワイヤ6はガイドプーリ9に設けられた図示しない駆動源により走行駆動され、一方向走行または往復走行が可能になっている。また、ワイヤ6に所定の張力を付与する張力機構を設けても良い。
前記噴射ノズル7は、ワイヤ6の被加工部材Wを切断する切断領域の近傍に設けられている。前記噴射ノズル7には、図示しない適宜のポンプから冷却風が通気され、噴射ノズル7の先端から噴射される。従って、ドライな環境で切断することができ、加工液に弱い(例えば化学変化を起こすようなものや液体に溶解するもの)被加工部材Wにも好ましく適用できる。なお、加工液をかけても問題ない被加工部材Wを加工する場合は、冷却風に代え加工液を用いることも可能である。
前記テーブル20は前記加工ユニット5の近傍に設けられ、図示しないベース上に立設されている。前記テーブル20は、上面に多数の吸着孔21が穿設されている。前記吸着孔21には、図示しない吸引ポンプが接続され、前記テーブル20の保持面20aに負圧を発生させるようになっている。
本発明の実施形態においては、被加工部材Wとして、前記テーブル20での保持方向に通気性を有する部材が用いられる。前記被加工部材Wは、六角形状の筒体が保持方向に沿って多数ハニカム形状に配置されたものが用いられる。前記被加工部材Wは、例えば航空機の構造部材として用いられている。前記被加工部材Wは通気性を有するので、そのままテーブル20に保持しようとしても、吸着漏れが発生し、保持できない。そこで、本発明の実施形態においては、テーブル20に前記被加工部材Wを載置し、その上面に非通気性シートSを被せるようにする。なお、非通気性シートSは、少なくとも前記テーブル20の吸着孔21と対向する位置を覆い隠す大きさであれば良い。この後、前記吸着孔21に真空ポンプを作用させて負圧を発生させることで、前記被加工部材Wがテーブル20の保持面20a上に吸着保持されるようになっている。
前記加工ユニット5の別の実施形態について図4及び図5に基づいて以下に説明する。
なお、前述と共通する部材には同一の符号を用いている。
図4及び図5のように、本実施形態における加工ユニット5は、ワイヤソーに代えてバンドソーが用いられている。前記加工ユニット5は、ワイヤソーのときと同様にコの字型のフレーム8と、前記フレーム8内に収納され、軸支された複数のガイドプーリ10と、ガイドプーリ10に懸架された無端状のバンドソー11と、前記バンドソー11に張力を付与するシリンダ12等を備えて構成されている。
前記バンドソー11は、無端状の樹脂や金属からなるベルトの表面にダイヤモンド砥粒が電着やレジン等で固定されて形成されている。また、前記ガイドプーリ10の少なくとも一つには図示しない駆動源が設けられている。前記ガイドプーリ10を駆動することで、前記バンドソー11は、一方向走行または往復走行が可能になっている。また、前記バンドソー11は、使用する加工領域をベルトの表面としたり、ベルトの側面としたりすることができる。
前記噴射ノズル7は、前述と同様であるので説明を省略する。
次に加工装置1の各種の実施形態について図6乃至図20に基づいて以下に説明する。なお、各実施形態について共通する部材には同一の符号が付してある。また、加工ユニット5における噴射ノズル7は便宜上、省略して描いてある。
図6(a)及び(b)は、本発明の第1実施形態に係る加工装置1に用いるテーブル20での被加工部材Wの保持方法である。図6(a)のように、テーブル20は、被加工部材Wの保持面20aに吸着孔21が多数穿設されている。保持面20aと垂直方向に通気性を有するハニカム形状の被加工部材Wが保持面20a上に載置される。なお、前記被加工部材Wは、ハニカム形状の部材を炭素繊維強化樹脂(以下、CFRPという)で挟持したものであっても良い。また、ハニカム形状でない各種の通気性部材も加工できる。また、被加工部材Wは、テーブル20よりも大きく形成され、テーブル20より加工する部分がはみ出している方が、加工時に加工装置1と干渉し難くなる。
続いて、非通気性シートSが被加工部材Wの通気性部分を覆うように被せられる。非通気性シートSは、少なくともテーブル20の吸着孔21と対向する部分のみを覆う大きさであれば良い。
次に図6(b)のように吸着孔21に負圧を発生させることで被加工部材Wがテーブル20に保持される。続いて、加工ユニット5を、多関節ロボット3を制御して、被加工部材Wの加工部分に接近させる。本実施形態においては、加工ユニット5にワイヤソーを用いている。
ワイヤソーは、図示しない駆動源でガイドプーリ9を駆動することでワイヤ6が一方向走行または往復走行されている。また、多関節ロボット3の先端軸3aを適宜の駆動源(図示しない)で正逆方向に所定の角度で回転駆動することで加工ユニット5が揺動円弧運動される。前記加工ユニット5のワイヤ6を、被加工部材Wに押し付けていくことで、被加工部材Wが切断される。このとき、多関節ロボット3を適宜の方向に駆動制御することで、曲面加工等が自在に行えるようになっている。
次に本発明の第2実施形態について図7(a)、(b)及び図8に基づいて説明する。
図7(a)のように、本実施形態においては、テーブル20の保持面20aが複数の吸着領域22に区画分けされている。また、前記吸着領域22には、複数の吸着孔21が穿設されている。各吸着領域22は、それぞれ切替バルブ23を介して真空ポンプ24に接続されている(図8参照)。従って、吸着領域22毎に独立に負圧を発生させることができる。
また、本実施形態においては、被加工部材Wの一部が切欠かれたハニカム形状部材を加工する。このように被加工部材Wの一部が切欠かれたハニカム形状部材にあっては、第1実施形態のような全面に負圧を発生させるテーブル20を用いることができない。そこで、前記切替バルブ23を開閉させ、被加工部材Wが存在する吸着領域22の吸着孔21のみ作用させるようにする。これにより不規則な形状の被加工部材Wであっても保持力を保つことができる。この状態で加工装置1を作用させることで被加工部材Wが所定の形状に切断される。
次に本発明の第3実施形態について図9乃至図11に基づいて説明する。
図9(a)のように、テーブル20は上面の保持面20aだけでなくテーブル20の側面にも吸着孔21が穿設され、側面保持部20bを形成している。なお、必要に応じて、第2実施形態と同様に吸着領域毎に切替バルブを設け、吸着領域を切替えるようにしても良い。
本実施形態においては、被加工部材Wの大きさがテーブル20の大きさとほぼ同じになっている。また、被加工部材Wに通気性部材が用いられる。非通気性シートSは、被加工部材Wよりも大きく形成され、被加工部材Wの側面及びテーブル20の側面にまで達する大きさに形成されている。
図10(b)のように、非通気性シートSを被加工部材Wに被せ、被加工部材Wからはみ出した非通気性シートSは、被加工部材Wで折り曲げられて、テーブル20の側面保持部20bに吸着保持される。
図10(c)のように、本実施形態においては加工ユニット5としてワイヤソーが用いられている。前記加工ユニット5が被加工部材Wに接近し、ワイヤ6を走行させながら、被加工部材Wにワイヤ6を揺動させながら押し付けることで被加工部材Wが所定形状に切断される。このとき、図11(d)のように前記非通気性シートSが側面保持部20aに吸着保持されているので、非通気性シートSがワイヤ6に絡まったり干渉したりすることがない。なお、ワイヤ6の揺動は、切断する材質等に応じて揺動角度、揺動速度、揺動の有無を適宜選択すれば良い。
次に第4実施形態について図12(a)及び(b)に基づいて説明する。本実施形態においては、加工ユニット5に例えばワイヤソーを用いた場合を表す。
図12(a)のように、テーブルユニット25は、一方側に水平方向に沿って開口が設けられた支持枠26と、支持枠26の開口部に移動可能に支持された複数の移動軸27と、移動軸27の先端に固定されたテーブル28等から構成されている。
前記複数のテーブル28の表面には、それぞれ多数の吸着孔21が穿設されている。また、それぞれのテーブル28の保持面28aは、独立に負圧が作用するように切替バルブ(図示しない)を介して真空ポンプ(図示しない)が接続されている。
前記移動軸27は、テーブル28の接続された他端側が図示しないレールに移動可能に支持されており、適宜の駆動源(図示しない)及び制御装置(図示しない)によって、それぞれ独立に移動自在に制御されるようになっている。
本実施形態においては、それぞれのテーブル28を併せた幅の被加工部材Wを加工する状態を表している。なお、被加工部材Wは、テーブル28の長手方向からはみ出る大きさのものを加工する。
まず、それぞれのテーブル28を接近させ、当接させる。なお、幅が大きい被加工部材Wを加工する場合は、適宜、複数のテーブル28を離間させるようにしても良い。この状態で被加工部材Wをテーブル28上に載置し、被加工部材Wが通気性を有する場合は、被加工部材Wの上面に非通気性シートSを被せ、テーブル28の吸着孔21と対向する領域を非通気性シートSで覆う。
図12(b)のように加工ユニット5を被加工部材Wに接近させ、被加工部材Wがテーブル28からはみ出した部分に作用させる。これにより、被加工部材Wが切断される。このとき、被加工部材Wがテーブル28からはみ出した部分に加工ユニット5が作用するので、加工ユニット5とテーブル28とが干渉することがない。なお、必要に応じて切断後の被加工部材Wの端材を適宜な固定手段で保持しても良い。
図13(a)及び(b)は、第4実施形態において、被加工部材Wの中間部分を加工する場合の実施形態である。本実施形態においては、加工ユニット5に例えばワイヤソーを用いた状態を表す。
図13(a)のように、それぞれのテーブル28が所定の間隔となるように移動軸27を駆動する。続いて、それぞれのテーブル28の保持面28a上に被加工部材Wを懸架するように載置する。次に被加工部材Wが通気性を有する場合は、被加工部材W上に非通気性シートSを被せ、テーブル28の吸着孔21と対向する領域を非通気性シートSで覆う。
図13(b)のように、本実施形態においては、加工ユニット5の加工領域がそれぞれのテーブル28の間隙を通過するように加工する。また、本実施形態においては、被加工部材Wが傾斜状態で切断される。この場合も、加工ユニット5がそれぞれのテーブル28間を通過するので、加工ユニット5とテーブル28が干渉することがない。
次に本発明の第5実施形態を図14(a)及び(b)に基づいて説明する。本発明の実施形態においては、加工ユニット5に例えばワイヤソーを用いた場合を表す。
図14(a)のように、本実施形態の加工装置1のテーブルユニット30は、支持台31と、支持台31上に敷設されたレール32と、レール32に沿って移動する移動枠33と、移動枠33上に軸支された回転軸35と、回転軸35上に固定されたテーブル36等を備える。
前記移動枠33は、下面に設けられたスライダ34がレール32に摺動可能に嵌合し、図示しない駆動源によりレール32に沿って移動可能になっている。また、移動枠33は、図示しないモータが設けられ、前記回転軸35に接続されている。従って、モータを駆動することで、回転軸35が回動し、テーブル36が自在に回動するようになっている。
また、テーブル36上には、複数の吸着孔21が設けられ、図示しない真空ポンプと接続されている。
前記テーブル36上に被加工部材Wが載置され、被加工部材Wが通気性部材である場合には、非通気性シートSが他の実施形態と同様に被加工部材Wに被せられる。
図14(b)のように図示しない制御装置によってテーブル36が水平動及び/または、回動することで、被加工部材Wが自在な形状に加工される。なお、本実施形態は、多関節ロボット3の移動が困難な場合に好ましく使用できる。本実施形態においては、加工ユニット5を所定位置に固定しておき、テーブル36を水平動及び/または回動させることによって、被加工部材Wを自由形状に加工することができる。また、多関節ロボット3の移動による加工ユニット5の移動と、テーブル36の水平動及び/または回動させることで、より複雑な形状の加工も容易に行える。
図15(a)、図16(b)及び(c)は、本発明の第6実施形態を表す説明図である。本実施形態においても加工ユニット5にワイヤソーを用いた場合を表す。
図15(a)のように、テーブルユニット40は、図示しない機台上に複数配置されたシリンダ41と、シリンダ41のシリンダ軸上端に固定されたテーブル42等から構成される。
テーブル42は、上面に複数の吸着孔21が設けられ、それぞれのテーブル42毎に独立した吸着ラインが設けられ、前記吸着ラインに図示しない真空ポンプが接続されている。本実施形態において、加工装置1で加工するに当たり、それぞれのテーブル42の上面が水平となるようにシリンダ41を制御する。
加工に当たり、まずテーブル42上に被加工部材Wを載置する。被加工部材Wは例えば通気性のある部材であり、表面に非通気性シートSが被せられる。続いて、真空ポンプを作動させて被加工部材Wをテーブル42に被加工部材Wを吸着保持する。
図16(b)のように、被加工部材Wに加工ユニット5を接近させる。本実施形態においては、矩形状の被加工部材Wの短辺側中央付近にワイヤソーのワイヤ6を位置させる。図16(c)のごとく、順次、テーブル42が吸着を解きながら下降することで、加工ユニット5のフレーム8の懐部分が、下降したテーブル42上を通過する。フレーム8がテーブル42を通過する毎にテーブル42が上昇して被加工部材Wを再び吸着保持する。従って、加工装置1で加工中に被加工部材Wを継続的に保持することができる。
次に本発明の第7実施形態について図17(a)及び図18(b)に基づいて説明する。本実施形態においても、加工ユニット5にワイヤソーを用いた場合を表す。
本実施形態のテーブルユニット50は、支持台51と、支持台51上をY方向に移動自在な2つの移動台54、54と、移動台54上をX方向に移動自在な複数の支持枠56と、支持枠56上に設けられたテーブル58等から構成される。
前記支持台51は、上面にY方向に沿って2本のレール52、52が敷設されている。前記レール52、52上には、X方向に沿って2つの移動台54、54が並設され、それぞれの移動台54、54の下面に設けられたスライダ53、53は、前記レール52、52にそれぞれ嵌合している。前記移動台54は、図示しない駆動源により、Y方向に移動可能になっている。
前記移動台54上には、レール55がX方向に沿って敷設されている。前記移動台54上には、2連の支持枠56、56が設けられている。前記支持枠56の下面にはスライダ57が設けられ、前記レール55に嵌合している。前記支持枠56は、図示しない駆動源により、X方向に沿って移動可能になっている。
前記支持枠56は、シリンダを備え、シリンダ軸上方にテーブル58が固定されている。前記シリンダを駆動することでテーブル58が昇降動可能になっている。従って、前記テーブル58は、X、Y、Z方向に移動自在になっている。
図18(b)のように、被加工部材Wの大きさに合わせて、各テーブル58がX、Y方向に移動することで、各種大きさの被加工部材Wに対応できる。また、テーブル58のそれぞれが、適宜の間隔を開けて被加工部材Wを吸着保持することで、加工ユニット5と干渉せずに被加工部材Wを様々な形状に加工することができる。
次に本発明の加工ユニット5としてバンドソーを用いる場合の加工例について図19及び図20に基づいて説明する。
図19は、加工ユニット5のバンドソー11のベルト表面を用いて、被加工部材Wの角部を研磨加工する状態を表す。このとき、バンドソー11を一方向走行または往復走行させながら、バンドソー11の加工領域を被加工部材Wに押し付ける。また、噴射ノズル7(図4及び図5参照)によって冷却風を吹き付けることで効率的に精度の良い加工が行なえる。
図20は、加工ユニット5のバンドソー11のベルト側面を用いて、被加工部材Wを切断加工する状態を表す。このとき、バンドソー11を一方向走行または往復走行させながら、バンドソー11の加工領域を被加工部材Wに押し付ける。また、噴射ノズル7によって冷却風を吹き付けることで効率的に精度の良い加工が行なえる。なお、噴射ノズル7からは、冷却風だけでなく、例えば窒素ガスやアルゴン等の不活性なガス等も被加工部材Wの材質に合わせて適宜選択できる。
以上が本発明の実施形態であるが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、発明の範囲内で適宜の変更ができる。例えば、多関節ロボットだけでなく、各種の産業用ロボットを使用できる。被加工部材も航空機用のハニカム部材だけでなく、炭素繊維強化樹脂(CFRP)や、各種の樹脂、セラミックス、各種のポーラス体等に広く適用できる。加工装置もワイヤソーやバンドソーだけでなく、各種の刃物、研磨砥石等、各種のものが使用できる。
W 被加工部材
S 非通気性シート
1 加工装置
2 機台
3 多関節ロボット
3a 先端軸
4 ツールチェンジャー
5 加工ユニット
5a 軸
6 ワイヤ
7 噴射ノズル
8 フレーム
9 ガイドプーリ
9a ガイドプーリ
10 ガイドプーリ
11 バンドソー
12 シリンダ
20 テーブル
20a 保持面
20b 側面保持部
21 吸着孔
22 吸着領域
23 切替バルブ
24 真空ポンプ
25 テーブル
26 支持枠
27 移動軸
28 テーブル
28a 保持面
30 テーブルユニット
31 支持台
32 レール
33 移動枠
34 スライダ
35 回転軸
36 テーブル
40 テーブルユニット
41 シリンダ
42 テーブル
50 テーブルユニット
51 支持台
52 レール
53 スライダ
54 移動枠
55 レール
56 支持枠
57 スライダ
58 テーブル

Claims (14)

  1. 被加工部材をテーブルに保持し、保持した前記被加工部材を加工装置で加工する被加工部材の加工方法において、
    前記テーブル前記被加工部材の保持面に複数の吸着孔を設けて構成しておき、
    前記テーブルに通気性のある被加工部材を載置し、前記テーブルの吸着孔と対向する位置の前記被加工部材上を非通気性部材で覆うことにより、前記保持面に吸着力を発生させて前記被加工部材を吸着保持しておき、
    前記被加工部材を加工ユニットで加工するようにしたことを特徴とする被加工部材の加工方法。
  2. 前記加工ユニットが、ワイヤソーまたはバンドソーであり、前記ワイヤソーまたはバンドソーが移動自在なロボットアームに着脱自在に搭載されるように構成される請求項1記載の被加工部材の加工方法。
  3. 前記テーブルの保持面が、テーブル表面及びテーブル側面に設けられ、
    前記非通気性部材が前記被加工部材の前記吸着孔と対向する表面及び側面部を覆うと共に前記テーブル側面を覆う大きさに形成され、
    前記テーブル側面で前記非通気性部材の前記被加工部材の側面からはみ出した部分を吸着保持しておき、
    前記被加工部材を加工装置で加工するようにしたことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の被加工部材の加工方法。
  4. 前記テーブルは複数の吸着領域に分離形成され、それぞれの吸着領域が独立に吸着ラインに接続され、前記吸着領域をそれぞれ独立に吸着制御するようにしたことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の被加工部材の加工方法。
  5. 前記テーブルは、複数のテーブルに分離形成されると共に水平方向に分離独立して移動自在に形成され、前記被加工部材を加工する際に前記分離独立したテーブル間の間隙を加工装置が通過するようにして加工するようにしたことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の被加工部材の加工方法。
  6. 前記テーブルは、水平動及び回動自在に形成され、前記被加工部材を加工する際に水平動及び/または回動することで、自由形状に加工するようにしたことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の被加工部材の加工方法。
  7. 前記テーブルは、複数に分離形成されると共に上下動可能に構成され、前記被加工部材を保持し、加工する際に、分離形成されたテーブルのそれぞれを独立に上下動させることで、各テーブルが加工装置と干渉しないように被加工部材を加工するようにしたことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の被加工部材の加工方法。
  8. 前記加工ユニットは、被加工部材の加工進行方向に沿って揺動円弧運動するように構成されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の被加工部材の加工方法。
  9. 被加工部材の保持面に複数の吸着部が設けられたテーブルと、該テーブルに保持された被加工部材を加工する加工ユニットとを備える加工装置において、
    前記被加工部材は、前記保持面に対して通気性を有し、
    前記加工ユニットは、移動自在な多関節ロボットと、多関節ロボット先端に設けられたツールチェンジャーと、を備え、
    前記テーブルは、前記被加工部材を保持面に載置し、前記テーブルの吸着孔と対向する位置の前記被加工部材上を非通気性部材で覆うことにより、前記テーブルの保持面に吸着力を発生させて前記被加工部材を吸着保持するように構成され、
    前記テーブルに前記被加工部材を保持した状態で、該被加工部材を加工するようにしたことを特徴とする被加工部材の加工装置。
  10. 前記加工ユニットは、ワイヤソーまたはバンドソーであり、前記ワイヤソーまたはバンドソーが移動自在な前記多関節ロボットにツールチェンジャーを介して着脱自在に搭載されるように構成される請求項9記載の被加工部材の加工装置。
  11. 前記テーブルは、複数のテーブルに分離形成されると共に水平方向に分離独立して移動自在に構成されたことを特徴とする請求項9または10のいずれかに記載の被加工部材の加工装置。
  12. 前記テーブルは、水平動及び回動自在に形成され、前記被加工部材を加工する際に水平動及び/または回動するように構成したことを特徴とする請求項9または10のいずれかに記載の被加工部材の加工装置。
  13. 前記テーブルは、複数に分離形成されると共に上下動可能に構成され、前記被加工部材を保持し、加工する際に、分離形成されたテーブルのそれぞれを独立に上下動させるように構成したことを特徴とする請求項9または10のいずれかに記載の被加工部材の加工装置。
  14. 前記加工ユニットは、被加工部材の加工進行方向に沿って揺動円弧運動するように構成されることを特徴とする請求項9乃至13のいずれかに記載の被加工部材の加工装置。
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