JP6614242B2 - 圧電たわみセンサ及び検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基板などのたわみを検出するための圧電たわみセンサ及び検出装置に関する。
従来、基板などのたわみを検出するセンサとして、例えば、下記の特許文献1に記載されているようなd31モードを利用している圧電センサが知られている。
特許文献1に記載の圧電センサは、バイモルフ構造を有する。この圧電センサは、上層の圧電薄膜と下層の圧電薄膜とを有する。たわみを検出するに際しては、上層の圧電薄膜による出力及び下層の圧電薄膜による出力を測定し、例えば上層の出力を補正している。それによって、圧電センサの焦電効果により生じる上層の電荷と下層の電荷とが相殺されている。
特開昭62−156503号公報
しかしながら、特許文献1に記載の圧電センサでは、上層の出力と下層の出力とを測定する必要があり、さらに、補正回路を設けなければならなかった。従って、検出効率が悪かった。
本発明の目的は、高い検出効率でたわみを検出することができる、圧電たわみセンサ及び検出装置を提供することにある。
本発明に係る圧電たわみセンサは、平面形状が矩形または正方形であり、第1の主面と、前記第1の主面と対向する第2の主面とを有し、分極軸方向が前記第1及び第2の主面に平行であり、かつ前記矩形または正方形のいずれかの辺に沿う方向である第1の圧電板と、前記第1の圧電板の前記第1の主面に設けられており、前記第1の圧電板の分極軸方向に交差する方向に延びる第1の電極非形成領域を隔てて、前記第1の圧電板の分極軸方向に沿って配置された第1,第2の分割電極と、前記第1の圧電板の前記第2の主面に設けられており、前記第1の圧電板の分極軸方向に交差する方向に延びる第2の電極非形成領域を隔てて、前記第1の圧電板の分極軸方向に沿って配置された第3,第4の分割電極とを備え、前記第1の圧電板及び前記第1〜第4の分割電極を有し、対向し合う第1,第2の主面、対向し合う第1,第2の側面及び対向し合う第1,第2の端面を有する圧電素子が構成されており、前記第1の分割電極と前記第3の分割電極とが前記第1の圧電板を介して対向し合っており、前記第2の分割電極と前記第4の分割電極とが前記第1の圧電板を介して対向し合っており、前記第1の分割電極と前記第4の分割電極とが電気的に接続されており、前記第2の分割電極と前記第3の分割電極とが電気的に接続されている。
本発明に係る圧電たわみセンサのある特定の局面では、前記第1の分割電極と前記第4の分割電極とを電気的に接続している第1の外部電極と、前記第2の分割電極と前記第3の分割電極とを電気的に接続している第2の外部電極とがさらに備えられている。
本発明に係る圧電たわみセンサの他の特定の局面では、前記第1,第2の電極非形成領域が、前記第1の圧電板の分極軸方向と直交する方向に延びている。
本発明に係る圧電たわみセンサのさらに他の特定の局面では、前記第1〜第4の分割電極が、前記圧電素子の前記第1,第2の側面に露出していない。この場合には、第1〜第4の分割電極及び第1〜第4の分割電極の間に不純物が付着し難い。よって、絶縁抵抗が低くなり難い。
本発明に係る圧電たわみセンサの別の特定の局面では、前記圧電素子が、前記第1の圧電板に積層された第2の圧電板を有し、前記第2の圧電板の分極軸方向が、前記第1の圧電板の分極軸方向とは逆方向であり、前記第2の圧電板の、前記第1の圧電板側の面とは反対側の面に、前記第2の圧電板の分極軸方向に交差する方向に延びる第3の電極非形成領域を隔てて、前記第2の圧電板の分極軸方向に沿って配置された第5,第6の分割電極が設けられている。この場合には、圧電たわみセンサの電荷感度をより一層高めることができる。
本発明に係る圧電たわみセンサのさらに別の特定の局面では、前記圧電素子の前記第1の主面及び前記第2の主面の内の少なくとも一方に、パッケージ基板が積層されている。この場合には、圧電たわみセンサの強度を高めることができる。
本発明に係る圧電たわみセンサのさらに別の特定の局面では、前記パッケージ基板が第1,第2のパッケージ基板を有し、前記圧電素子の前記第1の主面に前記第1のパッケージ基板が積層されており、前記圧電素子の前記第2の主面に前記第2のパッケージ基板が積層されている。この場合には、圧電たわみセンサの強度をより一層高めることができる。
本発明に係る圧電たわみセンサのさらに別の特定の局面では、平面視したときに、前記第2の電極非形成領域の少なくとも一部に重なる位置において、前記第2のパッケージ基板に前記第1の圧電板の分極軸方向と交差する方向に延びる溝が設けられている。この場合には、検出対象のたわみによる応力が、効率よく第1の圧電板に加わる。従って、圧電たわみセンサによるたわみの検出効率をより一層高めることができ、かつ電荷感度を高めることができる。
本発明に係る圧電たわみセンサのさらに別の特定の局面では、前記溝が、前記第1の圧電板の分極軸方向と直交する方向に延びている。
本発明に係る圧電たわみセンサのさらに別の特定の局面では、前記溝が、前記第2のパッケージ基板において、前記第1の圧電板の分極軸方向における中央に位置している。この場合には、検出対象のたわみによる応力が、第1の圧電板に対してより一層効率的に加わる。よって、圧電たわみセンサによるたわみの検出効率をより一層高めることができる。
本発明に係る検出装置は、第1,第2の入力端と出力端とを有する演算増幅器を含むセンサ回路と、本発明に従って構成された圧電たわみセンサとを備え、前記圧電たわみセンサが前記演算増幅器の前記第1の入力端に接続されている。この場合には、静電容量が大きい圧電たわみセンサを用いているため、より一層低い周波数域の信号を検出することができる。
本発明に係る圧電たわみセンサ及び検出装置によれば、圧電たわみセンサ及び検出装置が固定される基板のたわみの検出効率を高めることができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る圧電たわみセンサの分解斜視図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る圧電たわみセンサを、たわみの検出対象である基板上に実装した状態を示す模式的正面断面図である。 図3(a)は、本発明の第1の実施形態における第1の圧電板の模式的平面図であり、図3(b)は、第1の圧電板を透かして示す模式的平面図である。 図4(a)及び図4(b)は、本発明の第1の実施形態に係る圧電たわみセンサの斜視図である。 図5は、たわみの検出対象である基板の電極構造の一例を示す模式的平面図である。 図6は、本発明の第1の実施形態の第1の変形例に係る圧電たわみセンサの模式的正面断面図である。 図7(a)及び図7(b)は、本発明の第1の実施形態の第2の変形例に係る圧電たわみセンサの分解斜視図である。 図8は、本発明の第1の実施形態の第3の変形例における実装基板の電極構造を示す模式的平面図である。 図9(a)及び図9(b)は、本発明の第1の実施形態の第3の変形例における積層体の分解斜視図である。 図10は、本発明の第1の実施形態の第4の変形例に係る圧電たわみセンサを、たわみの検出対象である基板上に実装した状態を示す模式的正面断面図である。 図11は、本発明の第1の実施形態の第5の変形例に係る圧電たわみセンサを、たわみの検出対象である基板上に実装した状態を示す模式的正面断面図である。 図12は、本発明の第1の実施形態の第6の変形例に係る圧電たわみセンサを、たわみの検出対象である基板上に実装した状態を示す模式的正面断面図である。 図13は、本発明の第1の実施形態の第7の変形例に係る圧電たわみセンサを、たわみの検出対象である基板上に実装した状態を示す模式的正面断面図である。 図14は、本発明の第2の実施形態に係る圧電たわみセンサを、たわみの検出対象である基板上に実装した状態を示す模式的正面断面図である。 図15は、本発明の第3の実施形態に係る圧電たわみセンサを、たわみの検出対象である基板上に実装した状態を示す模式的正面断面図である。 図16は、本発明の第3の実施形態の変形例に係る圧電たわみセンサにおける溝の構成を説明するための、第2のパッケージ基板の底面図である。 図17は、本発明の第4の実施形態に係る検出装置の回路図である。 図18は、本発明の第5の実施形態に係る検出装置の回路図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
なお、本明細書に記載の各実施形態は、例示的なものであり、異なる実施形態間において、構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることを指摘しておく。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る圧電たわみセンサの分解斜視図である。図2は、第1の実施形態に係る圧電たわみセンサをたわみの検出対象である基板上に実装した状態を示す模式的正面断面図である。
図1に示すように、圧電たわみセンサ1は、圧電素子2、第1,第2のパッケージ基板3,4及び第1,第2の接合材層5,6を有する。圧電素子2は、対向し合う第1,第2の主面2a,2b、対向し合う第1,第2の側面2g,2h及び対向し合う第1,第2の端面2e,2fを有する。
圧電素子2は、平面形状が矩形である第1の圧電板11を有する。第1の圧電板11は、PZTなどの圧電セラミックスあるいは圧電単結晶からなる。なお、第1の圧電板11の平面形状は、正方形であってもよい。
図2に示すように、第1の圧電板11は、対向し合っている第1,第2の主面11a,11bを有する。第1の圧電板11の分極軸方向P1は、第1の圧電板11の長さ方向に沿っている。すなわち、分極軸方向P1は、第1の主面11a及び第2の主面11bに平行であり、上記矩形形状の長さ方向に延びている辺に沿う方向とされている。なお、第1の圧電板11の分極軸方向P1はこれに限定されない。分極軸方向P1は、第1の圧電板11の平面形状である矩形形状または正方形形状のいずれかの辺に沿う方向であればよい。
なお、本実施形態では、第1の圧電板11の第1の主面11aは、図1に示した圧電素子2の第1の主面2aである。第1の圧電板11の第2の主面11bは、圧電素子2の第2の主面2bである。
圧電たわみセンサ1は、第2のパッケージ基板4側から、後述する基板18に実装される。従って、下方に位置しているパッケージ基板を第2のパッケージ基板4とし、第1の圧電板11において、第2のパッケージ基板4に積層されている側の主面すなわち下面を第2の主面11bとする。
図3(a)は、第1の実施形態における第1の圧電板の模式的平面図である。図3(b)は、第1の圧電板を透かして示す模式的平面図である。
図3(a)に示すように、第1の圧電板11の第1の主面11a上には、第1,第2の分割電極12,13が設けられている。第1の分割電極12と第2の分割電極13とは、第1の電極非形成領域11cを隔てて、分極軸方向P1に沿って配置されている。第1の電極非形成領域11cとは、第1の分割電極12と第2の分割電極13とで挟まれた第1の主面11a上の領域をいうものとする。この第1の電極非形成領域11cは、分極軸方向P1と交差する方向、本実施形態では直交する方向に延びている。
図3(b)に示すように、第2の主面11bには、第3,第4の分割電極14,15が設けられている。第3の分割電極14と第4の分割電極15とは、第2の電極非形成領域11dを隔てて、分極軸方向P1に沿って配置されている。第2の電極非形成領域11dは、分極軸方向P1と交差する方向、本実施形態では直交する方向に延びている。第1,第2の分割電極12,13及び第3,第4の分割電極14,15は、Cu、Ag、Al、Auなどの金属もしくは合金からなる。
第1の分割電極12と第3の分割電極14とは、第1の圧電板11を介して対向し合っている。第2の分割電極13と第4の分割電極15とは、第1の圧電板11を介して対向し合っている。
図1に戻り、第1のパッケージ基板3は、対向し合っている第1,第2の主面3a,3bを有する。第2のパッケージ基板4も、対向し合っている第1,第2の主面4a,4bを有する。第1,第2のパッケージ基板3,4の平面形状は、特に限定されないが、本実施形態では、第1の圧電板11の平面形状と等しくされている。第1,第2のパッケージ基板3,4は、アルミナなどの適宜の絶縁性セラミックスからなる。もっとも、絶縁性セラミックス以外の半導体セラミックスや圧電体セラミックスなどにより形成されてもよい。
第1のパッケージ基板3は、第1の接合材層5により、圧電素子2の第1の主面2aに接合されている。より具体的には、第1のパッケージ基板3の第2の主面3bと圧電素子2の第1の主面2aとが接合されている。第2のパッケージ基板4は、第2の接合材層6により、圧電素子2の第2の主面2bに接合されている。より具体的には、第2のパッケージ基板4の第1の主面4aと圧電素子2の第2の主面2bとが接合されている。第1,第2の接合材層5,6は、エポキシ系接着剤などの接着剤からなる。使用する接着剤は特に限定されない。
圧電素子2及び第1,第2のパッケージ基板3,4からなる積層体には、第1,第2の外部電極19a,19bが設けられている。詳細は後述するが、第1の分割電極12と第4の分割電極15とは、第1の外部電極19aを介して電気的に接続されている。第2の分割電極13と第3の分割電極14とは、第2の外部電極19bを介して電気的に接続されている。
本実施形態の特徴は、以下の構成にある。1)第1の分割電極12と、第1の分割電極12と分極軸方向P1において隔てられた第2の分割電極13に対向している第4の分割電極15とが電気的に接続されている。2)第2の分割電極13と、第1の分割電極12に対向している第3の分割電極14とが電気的に接続されている。それによって、圧電たわみセンサ1により、高い検出効率でたわみを検出することができる。これを、第1,第2の外部電極19a,19bの具体的な構成とともに、以下において説明する。
図4(a)及び図4(b)は、第1の実施形態に係る圧電たわみセンサの斜視図である。
図4(a)に示すように、圧電たわみセンサ1は、第1の圧電板11及び第1,第2のパッケージ基板3,4が積層されてなる積層体10を有する。積層体10は、長さ方向において対向し合っている第1,第2の端面10e,10fを有する。ここで、長さ方向及び厚み方向に直交する方向を幅方向とする。このとき、積層体10は、幅方向において対向し合っている第1,第2の側面10g,10hを有する。
第1の端面10eを覆うように、第1の外部電極19aが設けられている。第1の側面10gにも、厚み方向に連続して第1の外部電極19aが設けられている。より具体的には、積層体10の第1の側面10gを構成している圧電素子2及び第1,第2のパッケージ基板3,4の部分に、第1の外部電極19aが連続して設けられている。積層体10の第1の端面10e及び第1の側面10gに設けられた第1の外部電極19aを接続するように、第1のパッケージ基板3の第1の主面3aに、第1の外部電極19aが設けられている。
図1に示すように、第1の分割電極12は、図4(a)に示した積層体10の第1の側面10gに引き出されている。それによって、第1の分割電極12は、第1の外部電極19aに接続されている。図2に示すように、第4の分割電極15も、第1の端面10eに設けられた第1の外部電極19aに接続されている。このように、第1の分割電極12と第4の分割電極15とは、第1の外部電極19aを介して接続されている。
他方、図4(b)に示すように、第2の外部電極19bは、積層体10の第2の端面10f、第2の側面10h及び第2のパッケージ基板4の第2の主面4bに設けられている。この第2の外部電極19bを介して、図2に示した第2の分割電極13と第3の分割電極14とが電気的に接続されている。
第2のパッケージ基板4の第2の主面4bには、積層体10の第1,第2の端面10e,10fに設けられた第1,第2の外部電極19a,19bにそれぞれ連なるように、第1,第2の外部電極19a,19bが設けられている。なお、第1,第2の外部電極19a,19bの電極パターンは上記に限定されない。
図2を参照して、圧電たわみセンサ1のたわみ検出動作を説明する。
圧電たわみセンサ1は、第2のパッケージ基板4側からたわみの検出対象としての基板18上に面実装されている。より具体的には、接合材層16,17を介して、圧電たわみセンサ1が、基板18上に面実装されている。接合材層16,17としては、接着剤や半田などの適宜の接合材を用いることができる。
基板18において、矢印B1,B2で示すように基板18がたわんだとする。この場合、長さ方向一端側では、矢印B1で示す方向に基板18が伸長する。長さ方向他端側では、矢印B2で示すように基板18が伸長する。このようなたわみが発生した場合、上記たわみによる応力が、第2のパッケージ基板4を介して、第1の圧電板11に加わる。このとき、矢印B1で示す方向に基板18が伸長している部分の上方における第2のパッケージ基板4の部分が、同じ方向に伸長する。
第2のパッケージ基板4が矢印B1で示す方向に伸長する部分は、平面視において、第1の分割電極12と第3の分割電極14とが対向している領域を含む。従って、第1の圧電板11の第2の主面11bにおける第3の分割電極14が設けられている部分は、矢印A3で示す方向に伸長する。
上記たわみの発生に際し、第1の圧電板11の第1の主面11aにおける第1の分割電極12が設けられている部分は、矢印A3と逆方向、すなわち矢印A1で示す方向に収縮する。
他方、平面視において第2の分割電極13と第4の分割電極15とが対向している領域では、基板18は矢印B2で示す方向に伸長する。従って、第1の圧電板11の第2の主面11bにおける第4の分割電極15が設けられている部分は、矢印B2と同じ方向である、矢印A4で示す方向に伸長する。第1の主面11aにおける第2の分割電極13が設けられている部分は、矢印A4と逆方向である矢印A2で示す方向に収縮する。
従って、第1の圧電板11では、第1,第3の分割電極12,14が対向している領域と、第2,第4の分割電極13,15が対向している領域とでは、逆方向の応力が生じる。よって、第1の圧電板11において第1の分割電極12が設けられている部分では正の電荷が発生し、第2の分割電極13が設けられている部分では負の電荷が発生する。第1の圧電板11において第3の分割電極14が設けられている部分では負の電荷が発生し、第4の分割電極15が設けられている部分では正の電荷が発生する。
ここで、第1の分割電極12と第4の分割電極15とは第1の外部電極19aにより電気的に接続されており、第2の分割電極13と第3の分割電極14とは第2の外部電極19bにより電気的に接続されている。よって、第1の外部電極19aと第2の外部電極19bとから、基板18のたわみに応じた電位を出力することができる。
本実施形態では、第1,第3の分割電極12,14の対向部と第2,第4の分割電極13,15の対向部とが並列に接続されている。よって、静電容量を効果的に大きくすることができ、かつ圧電たわみセンサ1の電荷感度を効果的に高めることができる。従って、圧電たわみセンサ1による基板18のたわみの検出効率を効果的に高めることができる。
しかも、第1〜第4の分割電極12〜15の出力により、上記たわみを検出することができるので、複雑な補正回路も必要としない。加えて、静電容量が大きいため、圧電たわみセンサ1を回路に接続した場合には、回路からのノイズの影響を受け難い。
本実施形態では、第1,第2のパッケージ基板3,4を有するため、圧電たわみセンサ1の強度を高めることができる。第1,2のパッケージ基板3,4の弾性率は、第1の圧電板11の弾性率よりも高いことが好ましい。それによって、圧電たわみセンサ1の強度をより一層高めることができる。
図3(a)に示すように、第1の分割電極12は、圧電素子2の第1の側面2gに引き出されているが、図4(a)に示したように、第1の外部電極19aに接続され、かつ覆われている。第1の分割電極12の上記引き出されている部分以外は、第1,第2の側面2g,2hに至っていない。よって、第1の分割電極12は、圧電素子2の第1,第2の側面2g,2hに露出していない。同様に、第2の分割電極13も、圧電素子2の第1,第2の側面2g,2hに露出していない。さらに、図3(b)に示す第3,第4の分割電極14,15も、第1,第2の側面2g,2hに露出していない。それによって、第1〜第4の分割電極12〜15に不純物が付着し難い。よって、絶縁抵抗が低くなり難い。
同様に、第1〜第4の分割電極12〜15は、第1,第2の端面2e,2fにも露出していない。よって、絶縁抵抗がより一層低くなり難い。
ところで、第1,第2の外部電極19a,19bの電極パターンや外部との接続の形態は、特に限定されない。以下において、第1,第2の外部電極19a,19bの外部との接続の例を示す。
例えば、下記の図5に示すように、検出対象である基板18に、外部に接続される電極ランドが構成されていてもよい。
図5は、たわみの検出対象である基板の電極構造の一例を示す模式的平面図である。
基板18上には、第1,第2の電極ランド7a,7bが設けられている。第1,第2の電極ランド7a,7bはそれぞれ外部に接続される。一点鎖線で示す位置に、圧電たわみセンサ1が固定される。図2に示した第1の外部電極19aは、圧電たわみセンサ1の基板18への固定に際し、第1の電極ランド7aに接続される。第2の外部電極19bは第2の電極ランド7bに接続される。
例えば、図2に示した接合材層16,17に半田や導電性接着材などを用いる場合には、接合材層16,17により第1,第2の外部電極19a,19bと第1,第2の電極ランド7a,7bとがそれぞれ電気的に接続される。
あるいは、検出対象としての基板18には、第1,第2の電極ランド7a,7bは設けられていなくともよい。例えば、図6に示す第1の実施形態の第1の変形例のように、積層体10が、第1,第2の電極ランド7a,7bを有する実装基板68に実装されていてもよい。実装基板68の材料は特に限定されないが、ガラスエポキシ基板が好適に用いられる。
この場合には、積層体10は、実装基板68を介して検出対象に固定される。平面視において、実装基板68は積層体10よりも長さ方向及び幅方向の寸法が大きい。よって、実装基板68がたわみ易いので、第1の圧電板11を容易に変形させることができる。従って、圧電たわみセンサ61によるたわみの検出効率を効果的に高めることができる。
下記の第1の実施形態の第2〜第7の変形例においても、第1の実施形態と同様に、圧電たわみセンサによるたわみの検出効率を高めることができる。
第1,第2の外部電極は、例えば、下記に示す第1の実施形態の第2の変形例のようにパターニングされていてもよい。より具体的には、図7(a)及び図7(b)に示す圧電たわみセンサ71のように、第1,第2の外部電極79a,79bのいずれも、上記積層体の第1,第2の側面の両方に設けられていてもよい。第1の分割電極12は、第1,第2の側面の両方に引き出されており、第1,第2の側面において第1の外部電極79aに接続されている。同様に、第2の分割電極13も、第1,第2の側面において第2の外部電極79bに接続されている。
第1の外部電極79aは、積層体の第1の端面にも設けられている。第1,第2の側面及び第1の端面に設けられた第1の外部電極79aは、第2のパッケージ基板4の第2の主面4bに設けられた第1の外部電極79aにより接続されている。他方、第2の外部電極79bは、積層体の第2の端面にも設けられている。第1,第2の側面及び第2の端面に設けられた第2の外部電極79bは、第1のパッケージ基板3の第1の主面3aに設けられた第2の外部電極79bにより接続されている。
各第1の外部電極または各第2の外部電極は、必ずしも上記積層体において接続されていなくともよい。例えば、第1の実施形態の第3の変形例に係る圧電たわみセンサは、図8に示す実装基板88を有する。この実装基板88が、第1の外部電極同士を接続する接続配線87cを有していてもよい。この場合には、図9(a)及び図9(b)に示すように第1,第2の外部電極89a,89bが構成されていてもよい。
より具体的には、第1の外部電極89aは、上記積層体の第1,第2の端面に設けられており、第1,第2の側面には設けられていない。第1,第4の分割電極12,15は、それぞれ第1,第2の端面に引き出されており、第1の外部電極89aに接続されている。第1,第2の端面に設けられた第1の外部電極89aに連なるように、第2のパッケージ基板4の第2の主面4bにも第1の外部電極89aが設けられている。
上記積層体は、第2のパッケージ基板4側から、図8に示した実装基板88に実装されている。第2のパッケージ基板4の第2の主面4bに設けられた各第1の外部電極89aは、第1の電極ランド87a1,87a2にそれぞれ接続されている。第1の電極ランド87a1,87a2は、接続配線87cにより接続されている。よって、各第1の外部電極89aは、接続配線87cにより接続されている。
他方、第2の外部電極89bは、積層体の第1,第2の側面に設けられている。第1,第2の側面に設けられた第2の外部電極89b同士をそれぞれ接続するように、第1のパッケージ基板3の第1の主面3a及び第2のパッケージ基板4の第2の主面4bにも第2の外部電極89bが設けられている。第2の外部電極89bは、図8に示した実装基板88の第2の電極ランド87bに接続されている。
第1の実施形態では、図2に示すように、第1,第2のパッケージ基板3,4を有するが、これに限られず、例えば、下記の図10〜図12に示す構成であってもよい。なお、図10〜図12においては、第1,第2の外部電極を省略している。
図10に示す第1の実施形態の第4の変形例に係る圧電たわみセンサ91Aのように、第2のパッケージ基板が設けられておらず、かつ第1のパッケージ基板3が設けられていてもよい。あるいは、図11に示す第1の実施形態の第5の変形例に係る圧電たわみセンサ91Bのように、第1のパッケージ基板が設けられておらず、かつ第2のパッケージ基板4が設けられていてもよい。第4,第5の変形例においては、圧電たわみセンサ91A,91Bを低背化することができる。さらに、用いる部材を少なくすることができるため、生産性を高めることができる。
図12に示す第1の実施形態の第6の変形例に係る圧電たわみセンサ91Cのように、第1,第2のパッケージ基板が設けられておらずともよい。この場合には、圧電たわみセンサ91Cをより一層低背化することができ、かつ生産性を高めることができる。もっとも、図2に示す第1の実施形態のように、第1,第2のパッケージ基板3,4を有することが好ましい。それによって、圧電たわみセンサ1の強度を効果的に高めることができる。
図13に示す第1の実施形態の第7の変形例のように、積層体10は、基板18に固定される面以外が樹脂層108により覆われていてもよい。それによって、圧電たわみセンサ101の強度をより一層高めることができる。加えて、外部環境の影響を受け難くすることができる。なお、例えば、図10及び図11に示した、第1,第2のパッケージ基板3,4の内の一方を有しない場合においても、樹脂層108が設けられていてもよい。図12に示した、第1,第2のパッケージ基板3,4のいずれも有しない場合においても、樹脂層108が設けられていてもよい。
図14は、第2の実施形態に係る圧電たわみセンサを、たわみの検出対象である基板上に実装した状態を示す模式的正面断面図である。
圧電たわみセンサ21は、圧電素子22が第1の圧電板11に積層された第2の圧電板23を有する点で、第1の実施形態と異なる。上記以外の点においては、圧電たわみセンサ21は、第1の実施形態の圧電たわみセンサ1と同様の構成を有する。
より具体的には、第2の圧電板23は、第1の圧電板11の第1の主面11a側に積層されている。なお、第2の圧電板23は、第1の圧電板11の第2の主面11b側に積層されていてもよい。
第2の圧電板23の分極軸方向P2は、第1の圧電板11の分極軸方向P1とは逆方向である。第2の圧電板23の、第1の圧電板11側とは反対側の主面23aには、第5,第6の分割電極24,25が設けられている。第5,第6の分割電極24,25は、第3の電極非形成領域23cを隔てて、分極軸方向P2に沿って配置されている。第3の電極非形成領域23cは、分極軸方向P2と交差する方向、本実施形態では直交する方向に延びている。
第5の分割電極24は、第1,第3の分割電極12,14と厚み方向において対向するように設けられている。第6の分割電極25は、第2,第4の分割電極13,15と厚み方向において対向するように設けられている。
第2の圧電板23の第5の分割電極24が設けられている部分では、検出対象である基板18にたわみが生じたとき、矢印A3とは逆方向である矢印A5に示す方向に収縮する。よって、第2の圧電板23における第5の分割電極24が設けられている部分では、負の電荷が発生する。第5の分割電極24は、第3の分割電極14と同様に、第2の外部電極19bに接続されている。
他方、第2の圧電板23の第6の分割電極25が設けられている部分では、矢印A4とは逆方向である矢印A6で示す方向に収縮する。よって、第2の圧電板23における第6の分割電極25が設けられている部分では、正の電荷が発生する。第6の分割電極25は、第4の分割電極15と同様に、第1の外部電極19aに接続されている。
本実施形態においても、圧電たわみセンサ21によるたわみの検出効率を高めることができる。さらに、圧電素子22が上述したような積層構造を有するため、静電容量をより一層大きくすることができ、圧電たわみセンサ21の電荷感度をより一層高めることができる。
第2の実施形態においては、圧電素子が第1,第2の圧電体を有する2層の積層体である場合を示したが、圧電素子は3層以上の積層体であってもよい。
図15は、第3の実施形態に係る圧電たわみセンサを、たわみの検出対象である基板上に実装した状態を示す模式的正面断面図である。
圧電たわみセンサ41は、第2のパッケージ基板44が、第1の分割パッケージ基板44Aと第2の分割パッケージ基板44Bとに溝8を隔てて分割されている点で、第1の実施形態と異なる。上記の点以外においては、圧電たわみセンサ41は、第1の実施形態の圧電たわみセンサ1と同様の構成を有する。
溝8は、平面視したときに、上記第2の電極非形成領域11dの少なくとも一部に重なる位置において、分極軸方向P1と交差する方向、本実施形態では直交する方向に延びている。
溝8は、厚み方向において第2のパッケージ基板44の全厚みに至っている。さらに、溝8は、幅方向において第2のパッケージ基板44の全幅に至っている。従って、第2のパッケージ基板44が、第1の分割パッケージ基板44Aと、第2の分割パッケージ基板44Bとに分割されている。
溝8が設けられているため、上記基板18のたわみによる応力が、効率よく第1の圧電板11に加わる。従って、圧電たわみセンサ41によるたわみの検出効率をより一層高めることができ、かつ電荷感度をより一層高めることができる。
溝8は、第2のパッケージ基板44において、分極軸方向P1における中央に位置していることが好ましい。それによって、基板18のたわみによる応力が、第1の圧電板11に対してより一層効率的に加わる。
本実施形態では、溝8は第2のパッケージ基板44を分割するように幅方向において全幅に至っている。しかしながら、溝8は、第2のパッケージ基板44の幅方向寸法よりも短くてもよい。すなわち、溝8の一端及び他端が、第2のパッケージ基板44の幅方向一端及び他端よりも幅方向において内側に位置していてもよい。また、図16に示す第3の実施形態の変形例のように、第2のパッケージ基板44の幅方向一端から延びる溝8Aと、幅方向他端から延びる溝8Bとを設けてもよい。
さらに、溝8は第2のパッケージ基板44において、第2のパッケージ基板44の圧電素子2側の主面に至らないように設けられていてもよい。すなわち、溝8は、第2のパッケージ基板44の基板18側の主面から、圧電素子2に向かう方向に延びる任意の深さに形成することができる。
図17は、第4の実施形態に係る検出装置の回路図である。
検出装置50Aはセンサ回路を有する。該センサ回路は、演算増幅器59を有する。演算増幅器59は、第1,第2の入力端59a,59b及び出力端59cを有する。第1の入力端59aとグラウンド電位との間には、圧電たわみセンサ1が接続されている。圧電たわみセンサ1に並列に抵抗Rが接続されている。第2の入力端59bは出力端59cに接続されている。検出装置50Aでは、圧電たわみセンサ1の出力が演算増幅器59により増幅されて、出力端59cから取り出される。
本実施形態では、圧電たわみセンサ1を用いているため、検出装置50Aによるたわみの検出効率を高めることができる。
検出装置50Aのセンサ回路では、圧電たわみセンサ1の静電容量が大きいほど、検出装置50Aのカットオフ周波数が低くなる。よって、静電容量が大きい圧電たわみセンサ1を用いることにより、より一層低い周波数域の信号を検出することができる。従って、検出装置50Aは、速度が遅いたわみを検出することができる。
検出装置50Aは補正回路を必要としない。さらに、検出装置50Aの上記センサ回路は、圧電たわみセンサ1、抵抗R及び演算増幅器59により構成されている。従って、検出装置50Aの部品数を削減することができる。
図18は、第5の実施形態に係る検出装置の回路図である。
検出装置50Bのセンサ回路においては、演算増幅器59の第1の入力端59aとグラウンド電位との間には、圧電たわみセンサ1が接続されている。第2の入力端59bと出力端59cとの間には、コンデンサC及び抵抗Rが互いに並列に接続されている。
本実施形態においても、第4の実施形態と同様に圧電たわみセンサ1を用いているため、検出装置50Bによるたわみの検出効率を高めることができる。
検出装置50Bのセンサ回路においては、低域側のカットオフ周波数が圧電たわみセンサ1の静電容量及び絶縁抵抗の影響を受けない。よって、より一層低い周波数域の信号を検出することができる。従って、検出装置50Bは、より一層速度が遅いたわみを検出することができる。
1…圧電たわみセンサ
2…圧電素子
2a,2b…第1,第2の主面
2e,2f…第1,第2の端面
2g,2h…第1,第2の側面
3,4…第1,第2のパッケージ基板
3a,4a…第1の主面
3b,4b…第2の主面
5,6…第1,第2の接合材層
7a,7b…第1,第2の電極ランド
8,8A,8B…溝
10…積層体
10e,10f…第1,第2の端面
10g,10h…第1,第2の側面
11…第1の圧電板
11a,11b…第1,第2の主面
11c,11d…第1,第2の電極非形成領域
12,13…第1,第2の分割電極
14,15…第3,第4の分割電極
16,17…接合材層
18…基板
19a,19b…第1,第2の外部電極
21…圧電たわみセンサ
22…圧電素子
23…第2の圧電板
23a…主面
23c…第3の電極非形成領域
24,25…第5,第6の分割電極
41…圧電たわみセンサ
44…第2のパッケージ基板
44A,44B…第1,第2の分割パッケージ基板
50A,50B…検出装置
59…演算増幅器
59a,59b…第1,第2の入力端
59c…出力端
61…圧電たわみセンサ
68…実装基板
71…圧電たわみセンサ
79a,79b…第1,第2の外部電極
87a1,87a2…第1の電極ランド
87b…第2の電極ランド
87c…接続配線
88…実装基板
89a,89b…第1,第2の外部電極
91A〜91C…圧電たわみセンサ
101…圧電たわみセンサ
108…樹脂層

Claims (10)

  1. 平面形状が矩形または正方形であり、第1の主面と、前記第1の主面と対向する第2の主面と、を有し、分極軸方向が前記第1及び第2の主面に平行であり、かつ前記矩形または正方形のいずれかの辺に沿う方向である第1の圧電板と、
    前記第1の圧電板の前記第1の主面に設けられており、前記第1の圧電板の分極軸方向に交差する方向に延びる第1の電極非形成領域を隔てて、前記第1の圧電板の分極軸方向に沿って配置された第1,第2の分割電極と、
    前記第1の圧電板の前記第2の主面に設けられており、前記第1の圧電板の分極軸方向に交差する方向に延びる第2の電極非形成領域を隔てて、前記第1の圧電板の分極軸方向に沿って配置された第3,第4の分割電極と、
    を備え、
    前記第1の圧電板及び前記第1〜第4の分割電極を有し、対向し合う第1,第2の主面、対向し合う第1,第2の側面及び対向し合う第1,第2の端面を有する圧電素子が構成されており、
    前記第1の分割電極と前記第3の分割電極とが前記第1の圧電板を介して対向し合っており、前記第2の分割電極と前記第4の分割電極とが前記第1の圧電板を介して対向し合っており、
    前記第1の分割電極と前記第4の分割電極とが電気的に接続されており、前記第2の分割電極と前記第3の分割電極とが電気的に接続されており、
    前記圧電素子が、前記第1の圧電板に積層された第2の圧電板を有し、
    前記第2の圧電板の分極軸方向が、前記第1の圧電板の分極軸方向とは逆方向であり、前記第2の圧電板の、前記第1の圧電板側の面とは反対側の面に、前記第2の圧電板の分極軸方向に交差する方向に延びる第3の電極非形成領域を隔てて、前記第2の圧電板の分極軸方向に沿って配置された第5,第6の分割電極が設けられており、
    前記第1の分割電極と前記第5の分割電極とが前記第2の圧電板を介して対向し合っており、前記第2の分割電極と前記第6の分割電極とが前記第1の圧電板を介して対向し合っており、
    前記第1の分割電極と前記第4の分割電極と前記第6の分割電極とが電気的に接続されており、前記第2の分割電極と前記第3の分割電極と前記第5の分割電極とが電気的に接続されている、圧電たわみセンサ。
  2. 前記第1の分割電極と前記第4の分割電極とを電気的に接続している第1の外部電極と、
    前記第2の分割電極と前記第3の分割電極とを電気的に接続している第2の外部電極と、
    をさらに備える、請求項1に記載の圧電たわみセンサ。
  3. 前記第1,第2の電極非形成領域が、前記第1の圧電板の分極軸方向と直交する方向に延びている、請求項1または2に記載の圧電たわみセンサ。
  4. 前記第1〜第4の分割電極が、前記圧電素子の前記第1,第2の側面に露出していない、請求項1〜3のいずれか1項に記載の圧電たわみセンサ。
  5. 前記圧電素子の前記第1の主面及び前記第2の主面の内の少なくとも一方に、パッケージ基板が積層されている、請求項1〜のいずれか1項に記載の圧電たわみセンサ。
  6. 前記パッケージ基板が第1,第2のパッケージ基板を有し、
    前記圧電素子の前記第1の主面に前記第1のパッケージ基板が積層されており、前記圧電素子の前記第2の主面に前記第2のパッケージ基板が積層されている、請求項に記載の圧電たわみセンサ。
  7. 平面視したときに、前記第2の電極非形成領域の少なくとも一部に重なる位置において、前記第2のパッケージ基板に前記第1の圧電板の分極軸方向と交差する方向に延びる溝が設けられている、請求項に記載の圧電たわみセンサ。
  8. 前記溝が、前記第1の圧電板の分極軸方向と直交する方向に延びている、請求項に記載の圧電たわみセンサ。
  9. 前記溝が、前記第2のパッケージ基板において、前記第1の圧電板の分極軸方向における中央に位置している、請求項に記載の圧電たわみセンサ。
  10. 第1,第2の入力端と出力端とを有する演算増幅器を含むセンサ回路と、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の圧電たわみセンサと、
    を備え、
    前記圧電たわみセンサが前記演算増幅器の前記第1の入力端に接続されている、検出装置。
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