JP6614032B2 - 電動パワーステアリング制御装置の検査装置及びそれを搭載した電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング制御装置の検査装置及びそれを搭載した電動パワーステアリング装置 Download PDF

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Description

本発明は、少なくともトルク系情報及び角度系情報を用いて電流指令値を演算し、車両の操舵系にアシスト力を付与するモータの駆動を制御する電動パワーステアリング制御装置の検査を行う検査装置に関し、特に電流指令値に関する伝達関数の特性に基づいて、フロア振動発生の可能性の有無を検査する電動パワーステアリング制御装置の検査装置及びそれを搭載した電動パワーステアリン装置に関する。
車両の操舵系をモータの回転力でアシスト制御する電動パワーステアリング装置(EPS)は、モータの駆動力で減速機を介してギア又はベルト等の伝達機構により、ステアリングシャフト或いはラック軸に操舵補助力(アシスト力)を付与するようになっている。かかる従来の電動パワーステアリング装置は、操舵補助力のトルクを正確に発生させるため、モータ電流のフィードバック制御を行っている。フィードバック制御は、電流指令値とモータ電流検出値との差が小さくなるようにモータ印加電圧を調整するものであり、モータ印加電圧の調整は、一般的にPWM(パルス幅変調)制御のデューティの調整で行っている。
電動パワーステアリング装置の一般的な構成を図1に示して説明すると、ハンドル1のコラム軸(ステアリングシャフト、ハンドル軸)2は減速ギア3、ユニバーサルジョイント4a及び4b、ピニオンラック機構5、タイロッド6a,6bを経て、更にハブユニット7a,7bを介して操向車輪8L,8Rに連結されている。また、コラム軸2にはトーションバーが介挿されており、トーションバーの捩れ角によりハンドル1の操舵角θを検出する舵角センサ14、操舵トルクTsを検出するトルクセンサ10が設けられており、ハンドル1の操舵力を補助するモータ20が減速ギア3を介してコラム軸2に連結されている。電動パワーステアリング装置を制御するコントロールユニット(ECU)30には、バッテリ13から電力が供給されると共に、イグニションキー11を経てイグニションキー(IG)信号が入力される。コントロールユニット30は、トルクセンサ10で検出された操舵トルクTsと車速センサ12で検出された車速Velとに基づいてアシスト(操舵補助)指令の電流指令値の演算を行い、電流指令値に補償等を施した電圧制御指令値Vrefによって、EPS用モータ20に供給する電流を制御する。
なお、舵角センサ14は必須のものではなく、配設されていなくても良く、また、モータ20に連結されたレゾルバ等の回転角センサから操舵角を取得することも可能である。
コントロールユニット30には、車両の各種情報を授受するCAN(Controller Area Network)40が接続されており、車速VelはCAN40から受信することも可能である。また、コントロールユニット30には、CAN40以外の通信、アナログ/ディジタル信号、電波等を授受する非CAN41も接続可能である。
コントロールユニット30は主としてMCU(CPU、MPU等も含む)で構成されるが、そのMCU内部においてプログラムで実行される一般的な機能を示すと図2のようになる。
図2を参照してコントロールユニット30の機能及び動作を説明すると、トルクセンサ10で検出された操舵トルクTs及び車速センサ12で検出された(若しくはCAN40からの)車速Velは、電流指令値Iref1を演算する電流指令値演算部31に入力される。電流指令値演算部31は、入力された操舵トルクTs及び車速Velに基づいてアシストマップ等を用いて、モータ20に供給するモータ電流の制御目標値である電流指令値Iref1を演算する。電流指令値Iref1は加算部32Aを経て電流制限部33に入力され、最大電流を制限された電流指令値Irefmが減算部32Bに入力され、フィードバックされているモータ電流値Imとの偏差I(=Irefm−Im)が演算され、その偏差Iが操舵動作の特性改善のためのPI(比例積分)制御部35に入力される。PI制御部35で特性改善された電圧制御指令値VrefがPWM制御部36に入力され、更に駆動部としてのインバータ37を介してモータ20がPWM駆動される。モータ20のモータ電流値Imはモータ電流検出器38で検出され、減算部32Bにフィードバックされる。インバータ37は駆動素子としてFETが用いられ、FETのブリッジ回路で構成されている。
モータ20にはレゾルバ等の回転角センサ21が連結されており、回転角センサ21から回転角θeが検出されて出力される。
また、加算部32Aには補償信号生成部34からの補償信号CMが加算されており、補償信号CMの加算によって操舵システム系の特性補償を行い、収れん性や慣性特性等を改善するようになっている。補償信号生成部34は、セルフアライニングトルク(SAT)343と慣性342を加算部344で加算し、その加算結果に更に収れん性341を加算部345で加算し、加算部345の加算結果を補償信号CMとしている。セルフアライニングトルク(SAT)343は、例えば特許第5251898号公報に記載されているSAT推定部で実行されている方法により、操舵トルクTs及び回転角θe(回転角θeより角速度及び角加速度を算出)を用いて推定される。慣性342は、回転角θeより算出される角加速度に基づいて算出され、モータ20の慣性により発生する力相当分をアシストし、慣性感又は制御の応答性の悪化を防止する。収れん性341は、回転角θeより算出される角速度に基づいて算出され、車両のヨーの収れん性を改善するためにハンドルが振れ回る動作に対してブレーキをかける。なお、SATとしてSATセンサから検出される値を用いても良い。
このような電動パワーステアリング装置では、装置に起因して発生する振動を抑制するためや、車両の安定性、操舵感等を損なわないようにするために、制御において使用するパラメータを調整している。
例えば、特開2006−188183号公報(特許文献1)に開示されている電動パワーステアリング装置では、操作部材に生じる振動を抑制するために、操作部材の振動が検出されたときに、比例積分制御(PI制御)での比例ゲイン又は/及び積分ゲインを低下させている。振動を検出したときに呼応してゲインを低下することにより、振動を抑制すると共に、操舵補助の応答性の低下も抑えるようにしている。なお、振動の検出は、操舵トルクやモータ電流に基づいて行っている。
特許第5235536号公報(特許文献2)では、操舵感と安定性の要求を満たすために、操舵トルクに対する電流指令の伝達特性(伝達関数)を調整することにより、少ない演算量で、かつ体系的で簡便な設計を可能とする電動パワーステアリング制御装置を提案している。具体的には、低周波数領域と高周波数領域とでは異なる観点から設計を行う必要があることから、各設計を独立して行えるように、低周波数特性を設定する手段(位相遅れ補償部)と高周波数特性を設定する手段(高域補償部)とを備え、伝達関数を調整することにより、各手段が簡単な演算で独立して特性を設定できるようにしている。
特開2006−188183号公報 特許第5235536号公報
しかしながら、電動パワーステアリング装置が所望の特性通りに設計され、所望の効果を発揮するかを確認するためには、装置の設計後、制御部の特性を波形表示させたり、実測データを解析したりする必要があり、工数がかかる作業となっている。また、特許文献1及び2の装置では、操舵トルクを入力とした特性を対象として調整を行っているが、操舵トルク等のトルク系の他に、モータの回転角等の角度系の特性も装置の振動や安定性等への影響が大きいことが確認されている。よって、角度系の特性も考慮して確認作業を行わないと、確認が不十分なものになってしまうおそれがある。
本発明は上述のような事情よりなされたものであり、本発明の目的は、操舵トルク等のトルク系情報及び回転角等の角度系情報より演算される電流指令値に基づいて制御を行う電動パワーステアリング制御装置に対するフロア振動発生の可能性の検査を、電流指令値に関する伝達関数の特性に基づいて行う検査装置及びそれを搭載した電動パワーステアリング装置を提供することにある。
本発明は、少なくともトルク系情報及び角度系情報を用いて電流指令値を演算し、車両の操舵系にアシスト力を付与するモータの駆動を前記電流指令値に基づいて制御する電動パワーステアリング制御装置の検査を行う検査装置に関し、本発明の上記目的は、前記電流指令値の演算の基となる制御パラメータを入力する制御パラメータ入力部と、少なくとも前記制御パラメータにより定義される、前記電流指令値に関する伝達関数Lに基づいて、前記車両においてフロア振動が発生し難いかの判定を行う判定部を備えることにより達成される。
本発明の上記目的は、前記判定部は、所定の第1周波数帯域での前記伝達関数Lのゲイン及び位相に基づいて前記判定を行うことにより、或いは、前記第1周波数帯域は略30Hzから略80Hzまでの帯域であることにより、或いは、前記判定部は、前記第1周波数帯域での前記位相が所定の位相範囲内である第2周波数帯域での前記ゲインが所定の閾値以下の場合、前記フロア振動が発生し難いと判定することにより、或いは、前記位相範囲は略−180±30degであり、前記閾値は略−5dBであることにより、或いは、前記制御パラメータは、少なくともトルク系制御パラメータ及び角度系制御パラメータを含むことにより、或いは、前記伝達関数Lは、前記制御パラメータに加えて、少なくともモデルパラメータにより定義されることにより、或いは、前記モデルパラメータは、少なくともトルク系モデルパラメータ及び角度系モデルパラメータを含むことにより、或いは、前記伝達関数Lは、前記トルク系制御パラメータで定義される伝達関数C、前記角度系制御パラメータで定義される伝達関数Cθ、前記トルク系モデルパラメータで定義される伝達関数P及び前記角度系モデルパラメータで定義される伝達関数Pθより、L=−(C+Cθθ)として定義されることにより、より効果的に達成される。
また、上記の電動パワーステアリング制御装置の検査装置及び前記電動パワーステアリング制御装置を搭載し、前記判定部が、前記フロア振動が発生し難いと判定した場合、前記制御パラメータを更新し、前記フロア振動が発生し難いと判定しない場合、前記制御パラメータを更新しない電動パワーステアリング装置により上記目的は達成される。
本発明の電動パワーステアリング制御装置の検査装置によれば、電流指令値に関する伝達関数に基づいて、電流指令値の演算で使用する制御パラメータに対する特性が所定の条件を満たすか自動的に判定することにより、フロア振動発生の可能性の有無を検査するので、効率的に検査を行うことができる。また、角度系の特性を伝達関数に加味することにより、角度系の特性も考慮した的確な検査を行うことができる。さらに、上記検査装置を電動パワーステアリング装置に搭載し、検査結果に応じて制御パラメータの更新の可否を決めることにより、振動の発生を未然に抑制することができる。
電動パワーステアリング装置の概要を示す構成図である。 電動パワーステアリング装置のコントロールユニット(ECU)の構成例を示すブロック図である。 本発明に係る検査装置が検査を行う電動パワーステアリング制御装置の構成例を示すブロック図である。 図3における制御対象を分割して表わした構成例を示すブロック図である。 図4に示される構成例の安定性を判別するために変形した構成例を示すブロック図である。 電動パワーステアリング装置を模式的に表したブロック図である。 本発明に係る検査装置が検査を行う電動パワーステアリング制御装置の詳細な構成例を示すブロック図である。 制御対象の伝達関数の周波数特性をシミュレーションした例を示す特性図である。(A)はトルク系制御対象の伝達関数の周波数特性の例を示す特性図であり、(B)は角度系制御対象の伝達関数の周波数特性の例を示す特性図である。 制御部の伝達関数の周波数特性をシミュレーションした例を示す特性図である。(A)はトルク系制御部の伝達関数の周波数特性の例を示す特性図であり、(B)は角度系制御部の伝達関数の周波数特性の例を示す特性図である。 電流指令値に関する伝達関数の周波数特性をシミュレーションした例を示す特性図である。(A)はゲイン特性の例を示す特性図であり、(B)は位相特性の例を示す特性図である。 本発明の構成例(第1実施形態)を示すブロック図である。 第1実施形態での結果出力部の表示例を示すイメージ図である。 本発明の動作例(第1実施形態)を示すフローチャートである。 フロア振動判定の動作例(第1実施形態)を示すフローチャートである。 本発明の構成例(第2実施形態)を示すブロック図である。 本発明の動作例(第2実施形態)を示すフローチャートである。
本発明では、電流指令値に関する伝達関数Lに基づいて、伝達関数Lの特性から、フロア振動が発生し難いように電動パワーステアリング制御装置が設計されているかの判定(以下、「フロア振動判定」とする)を行う。検査対象となる電動パワーステアリング制御装置は、操舵トルク等のトルク系情報を基に制御を行うトルク系制御部と、モータの回転角等の角度系情報を基に制御を行う角度系制御部で構成され、各制御部で電流指令値が演算される。電動パワーステアリング制御装置が制御する対象(制御対象モデル)も、トルク系情報に関するトルク系制御対象と角度系情報に関する角度系制御対象に分けられる。伝達関数Lは電流指令値を入出力とする一巡伝達関数として定義され、各制御部及び各制御対象を含む全体を表わす伝達関数となる。この伝達関数Lの特性を基にフロア振動判定の検査を行うので、注目する特性は、フロア振動が発生する周波数帯域(第1周波数帯域)、例えば略30Hzから略80Hzまでの周波数帯域の特性である。この周波数帯域の特性が予め定められた特徴を有している場合、フロア振動が発生し難いと判定する。このように、伝達関数Lの特性のみでフロア振動判定の検査を行うので、工数を抑制した効率的な検査を行うことができ、角度系情報を扱う制御部や制御対象を伝達関数Lに含ませているので、角度系の特性も考慮した的確な検査を行うことができる。
以下に、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
先ず、検査で使用する伝達関数Lについて説明する。
本実施形態にて検査を行う電動パワーステアリング制御装置50は、図3に示されるように、トルク系制御部60及び角度系制御部70を備え、トルク系制御部60で演算される電流指令値Iref_tと角度系制御部70で演算される電流指令値Iref_θとを加算して算出される電流指令値Irefに基づいて制御を行う。トルク系制御部60は、制御対象80から出力されるトルク系情報である操舵トルク(トーションバートルク)Tsを用いて電流指令値Iref_tを演算し、角度系制御部70は、制御対象80から出力される角度系情報である回転角(電気角)θeを用いて電流指令値Iref_θを演算する。なお、回転角(電気角)θeは、モータの機械角を極対数倍した信号である。
制御対象80は、更に、図4に示されるように、トルク系情報に関するトルク系制御対象81と角度系情報に関する角度系制御対象82に分けられ、電流指令値Irefはトルク系制御対象81及び角度系制御対象82それぞれに入力され、電流指令値Irefに応じて、トルク系制御対象81は操舵トルクTsを、角度系制御対象82は回転角θeをそれぞれ出力する。そして、図4に示されるような閉ループ系の安定性を判別するには、電流指令値Irefの信号を分断し、更にネガティブフィードバックとするために符号反転部52を経由させた図5に示されるような構成における電流指令値Irefから電流指令値−Iref’への伝達関数Lの特性を調べれば良い。図5において、トルク系制御対象81の伝達関数、即ち電流指令値Irefから操舵トルクTsへの伝達関数をPとし、角度系制御対象82の伝達関数、即ち電流指令値Irefから回転角θeへの伝達関数をPθとし、トルク系制御部60の伝達関数、即ち操舵トルクTsから電流指令値Iref_tへの伝達関数をCとし、角度系制御部70の伝達関数、即ち回転角θeから電流指令値Iref_θへの伝達関数をCθとすると、伝達関数Lは下記数1となる。

伝達関数P及びPθは、システム同定理論に基づいた実験により算出されるが、基となる伝達関数は例えば以下のようにして導出される。
図6は、電動パワーステアリング装置(EPS)を模式的に表したブロック図である。図6において、EPS及び車両のメカ特性であるM(s)は下記数2のような簡略化された式で表わされるとする。
ここで、Jcは慣性係数、Dcはダンパー減衰係数、Kcはバネ係数、sはラプラス演算子である。また、図6において、Ksはトーションバーバネ剛性、Ngは減速比、Pnは極対数、Ktはモータトルク定数、θhはハンドル舵角、θcはコラム舵角、Tmはモータトルク、Tdは外乱であり、PI制御部等の電流制御の特性は省略し、電流指令値とモータ電流値は一致するものとする。
図6に示されるEPSでの動作では、操舵等により、ステアリングホイール側の角度であるハンドル舵角θhと操向車輪側の角度であるコラム舵角θcとの間に偏差が生じると、その偏差にトーションバーバネ剛性Ksを乗じたトーションバートルク(操舵トルク)Tsが発生する。ここで、ハンドル舵角θhがゼロであるとすると、操舵トルクTsは、−Ks・θcとなる。この操舵トルクTsに基づいて、伝達関数C(s)で表わされる特性をもつトルク系制御部60にて電流指令値Iref_tが演算される。また、モータの回転角(電気角)θeに基づいて、伝達関数Cθ(s)で表わされる特性をもつ角度系制御部70にて電流指令値Iref_θが演算され、電流指令値Iref_tとIref_θを加算したものが電流指令値Irefとなる。電流指令値Irefに基づいてモータ電流を供給されるモータにより、電流指令値Irefに減速比Ng及びモータトルク定数Ktを乗じたモータトルクTmが発生する。そして、操舵トルクTs及びモータトルクTm、さらに外乱Tdを加算したトルクがEPS及び車両のメカ特性に加えられ、コラム舵角θcが生じ、コラム舵角θcに減速比Ng及び極対数Pnを乗じたものが回転角θeとなる。なお、外乱Tdをゼロとすると、EPS及び車両のメカ特性には操舵トルクTs及びモータトルクTmだけが加わることとなる。但し、ここでいう回転角θeはモータ電気角を表わす。
図6において、電流指令値Irefからトーションバートルク(操舵トルク)Tsまでの伝達関数をP、電流指令値Irefから回転角θeまでの伝達関数をPθとすれば、図3及び図4に示される構成に置き換えて考えることができるので、それより伝達関数P及びPθを求めると、それぞれ下記数3及び数4のようになる。
なお、数3及び数4では、ハンドル舵角θh及び外乱Tdは、上述のようにゼロとしている。
数3での各パラメータがトルク系モデルパラメータ、数4での各パラメータが角度系モデルパラメータであり、トルク系モデルパラメータ及び角度系モデルパラメータを合わせてモデルパラメータとなる。本実施形態が検査にて使用するモデルパラメータとしては、減速比Ng、モータトルク定数Kt等を個別に保持して使用しても良いし、例えば分子全体(−Ng・Kt・Ks、Ng・Kt・Pn)等を単位として保持して使用しても良い。なお、伝達関数P及びPθは上記数3及び数4に限られず、他の形式の関数でも良い。例えば、電流指令値Irefを入力、操舵トルクTs及び回転角θeをそれぞれ出力とした一般的な同定理論、例えば周波数応答法やフーリエ解析法等から実験的に伝達関数P及びPθを求めても良い。
伝達関数C及びCθは、電動パワーステアリング制御装置の数式による構成要素の伝達関数から算出しても良いし、実験により算出しても良い。例えば前者の場合、以下のようにして算出される。
図7は、本実施形態にて検査する電動パワーステアリング制御装置の詳細な構成例を示すブロック図である。電流指令値演算部100は、図2に示される電流指令値演算部31と同様に、操舵トルクTsに基づいてアシストマップ等を用いて電流指令値Irefaを演算する。車速Velは入力していないが、電流指令値演算部31と同様に、車速Velに基づいてアシストマップ等を切り替えて電流指令値を演算しても良い。収れん性補償部110、慣性補償部120及びSAT補償部130は、図2に示される補償信号生成部34の収れん性341、慣性342及びSAT343と同様に、操舵システム系の特性補償を行うための補償信号を生成する。即ち、収れん性補償部110は、回転角θeを用いて車両のヨーの収れん性を改善するための補償信号を生成し、慣性補償部120は、回転角θeを用いてモータの慣性により発生する力相当分をアシストするための補償信号を生成する。SAT補償部130は、角度系SAT補償部131、トルク系SAT補償部132及び加算部133を備え、回転角θeを用いて角度系SAT補償部131にて演算された信号と、操舵トルクTsを用いてトルク系SAT補償部132にて演算された信号の加算値を、SAT補償のための補償信号とする。そして、各部の補償信号を電流指令値Irefaに加算して、電流指令値Irefを算出する。
図7において、電流指令値演算部100、収れん性補償部110、慣性補償部120、角度系SAT補償部131及びトルク系SAT補償部132の伝達関数を、それぞれC、C、C、C及びCとすると、伝達関数C及びCθはそれぞれ下記数5及び数6となる。
即ち、電流指令値演算部100及びトルク系SAT補償部132がトルク系制御部60として機能し、収れん性補償部110、慣性補償部120及び角度系SAT補償部131が角度系制御部70として機能する。そして、数5を構成するパラメータがトルク系制御パラメータ、数6を構成するパラメータが角度系制御パラメータであり、トルク系制御パラメータ及び角度系制御パラメータを合わせて制御パラメータとなる。なお、上記の構成要素に限らず、操舵トルク又は回転角に基づいて電流指令値を演算する構成要素であれば、トルク系制御部又は角度系制御部に組み入れ、伝達関数C又はCθを構成する要素として良い。一般的に線形に近似できる制御器においては、構成要素の特性は、フィードバックするそれぞれの信号(本実施形態では「操舵トルク」及び「回転角」)から電流指令値までのそれぞれの伝達関数に等価変換することができるからである。
本実施形態では、上記の数1及び数3〜数6を用いて導出される伝達関数Lを用いて、フロア振動判定を行う。
次に、フロア振動判定を行うための伝達関数Lの特性について説明する。
フロア振動が発生し難いか否かは、伝達関数Lのゲイン(振幅)及び位相の特性から判定可能であることが経験的に知られており、フロア振動判定は伝達関数Lのゲイン特性及び位相特性に対する閾値判定で行われる。その判定に使用する閾値は、予め実験により設定するのが良いが、従来の知見を基に設定しても良い。例えば、以下のように閾値を設定する。
図8は伝達関数P及びPθの周波数特性をシミュレーションした例を示す特性図である。図8(A)は伝達関数Pの周波数特性、図8(B)は伝達関数Pθの周波数特性であり、周波数を横軸とし、ゲイン及び位相を縦軸として、太線がゲイン特性、細線が位相特性である。また、図9は伝達関数C及びCθの周波数特性をシミュレーションした例を示す特性図である。図9(A)は伝達関数Cの周波数特性、図9(B)は伝達関数Cθの周波数特性であり、周波数を横軸とし、ゲイン及び位相を縦軸として、太線がゲイン特性、細線が位相特性である。このような周波数特性を有する伝達関数P、Pθ、C及びCθに対して、伝達関数Lの周波数特性をシミュレーションすると、数1より、図10に示されるような特性になる。図10(A)はゲイン特性、図10(B)は位相特性であり、周波数を横軸とし、図10(A)ではゲインを縦軸、図10(B)では位相を縦軸として、10〜100Hzの間の周波数特性を示している。
図10に示される周波数特性を有する伝達関数Lに対するフロア振動判定では、先ずフロア振動が発生する第1周波数帯域(30〜80Hz)の周波数特性を調べる。即ち、第1周波数帯域において、位相が所定の位相範囲、例えば−180±30degとなっている周波数帯域(第2周波数帯域、図10において点線で挟まれた範囲)でのゲインが所定の閾値THg(例えば−5dB)以下の場合、フロア振動が発生し難いと判定する。図10に示される周波数特性は上記の条件を満たすので、この周波数特性を有する伝達関数Lで表現される電動パワーステアリング制御装置ではフロア振動が発生し難いと判定される。なお、図8及び図9に示される周波数特性はシミュレーションの一例であり、図10に示される周波数特性も一例となる。
このようなフロア振動判定の検査を行う本発明の実施形態の構成例(第1実施形態)を図11に示す。第1実施形態の検査装置は、制御パラメータ入力部200、モデルパラメータ格納部210、判定部220及び結果出力部230を備える。
制御パラメータ入力部200は、検査装置の検査対象となる電動パワーステアリング制御装置の制御パラメータPcを入力する。例えば、制御パラメータ入力部200がキーボードや記憶媒体とのインターフェース等を装備し、キー入力や制御パラメータを格納した記憶媒体からの読み込み等で制御パラメータを取得する。
モデルパラメータ格納部210は、検査装置の検査対象となる電動パワーステアリング制御装置の制御対象に関するモデルパラメータPmを格納している。具体的には、数3及び数4での減速比Ng、モータトルク定数Kt等の各パラメータ、又は数3及び数4による演算での演算量を軽減すべく各パラメータを乗算或いは加算したデータを格納している。
判定部220は、制御パラメータPc及びモデルパラメータPmを用いて、数1及び数3〜数6より伝達関数Lを定義し、伝達関数Lの周波数特性に基づいて
フロア振動判定を行う。フロア振動判定を行った結果、検査対象の電動パワーステアリング制御装置ではフロア振動が発生し難いと判定した場合、判定結果Rjを「OK」とし、発生し難いと判定しなかった場合、判定結果Rjを「NG」とする。
結果出力部230は、判定結果Rjを出力する。例えば、結果出力部230がディスプレイを装備し、判定結果Rjが「OK」の場合は、「OK」とディスプレイに表示し、判定結果Rjが「NG」の場合は、図12に示されるようなメッセージをディスプレイに表示する。
このような構成において、その動作例を図13及び図14のフローチャートを参照して説明する。図13には全体の動作例が、図14には判定部220でのフロア振動判定の動作例がそれぞれ示されている。なお、動作開始に当たり、モデルパラメータ格納部210には、モデルパラメータPmが予め格納されているものとする。
制御パラメータ入力部200は、キーボードや記憶媒体等を介して検査対象の電動パワーステアリング制御装置の制御パラメータPcを入力(ステップS10)し、判定部220に出力する。
判定部220は、制御パラメータPc及びモデルパラメータ格納部210に格納されているモデルパラメータPmを入力し、フロア振動判定を行う(ステップS20)。
フロア振動判定では、制御パラメータPc及びモデルパラメータPmを用いて、数1及び数3〜数6より伝達関数Lを生成する(ステップS210)。そして、第1周波数帯域(30〜80Hz)での伝達関数Lの位相が−180±30degである第2周波数帯域が存在するか確認する(ステップS220)。第2周波数帯域が存在する場合、第2周波数帯域での伝達関数Lのゲインが閾値THg(−5dB)以下であるか確認し(ステップS230)、ゲインが閾値THg以下の場合、判定結果Rjを「OK」として(ステップS240)、出力する。ゲインが閾値THg以下ではない場合、又は第2周波数帯域が存在しない場合、判定結果Rjを「NG」として(ステップS250)、出力する。
判定結果Rjは結果出力部230に入力され、結果出力部230は、判定結果Rjが「OK」の場合、ディスプレイに「OK」と表示し、判定結果Rjが「NG」の場合、図12に示されるメッセージをディスプレイに表示する(ステップS30)。
なお、第1実施形態ではモデルパラメータPmをモデルパラメータ格納部210に格納しているが、判定部220に格納するようにしても良い。或いは、制御パラメータ入力部200からモデルパラメータPmも入力するようにしても良い。これらの場合、モデルパラメータ格納部210は不要となる。また、判定部220でのフロア振動判定における第1周波数帯域の範囲、第2周波数帯域を決定する位相範囲及び閾値THgの各値は予め設定されているが、外部から値を設定できるようにしても良い。
次に、本発明の他の実施形態(第2実施形態)について説明する。
第1実施形態では、検査装置による電動パワーステアリング制御装置の判定結果はディスプレイに表示されるだけであったが、第2実施形態では、検査装置と電動パワーステアリング制御装置を接続し、判定結果が「OK」の場合は電動パワーステアリング制御装置の制御パラメータを更新し、「NG」の場合は更新しないようにする。これにより、適切な制御パラメータの更新を自動的に行うことができる。
第2実施形態の構成例を図15に示す。図11に示される第1実施形態の構成例と比べると、結果出力部230の代わりに制御パラメータ出力部330が備えられており、制御パラメータ出力部330には、判定結果Rjの他に、制御パラメータ入力部200から出力される制御パラメータPcが入力されている。
制御パラメータ出力部330は、判定部220から出力される判定結果Rjを確認し、判定結果Rjが「OK」の場合は、制御パラメータ入力部200から入力した制御パラメータPcを電動パワーステアリング制御装置50に出力し、判定結果Rjが「NG」の場合は、出力しない。
第2実施形態の動作例を図16に示す。第2実施形態では、第1実施形態の動作例と同様に、制御パラメータPcの入力(ステップS10)及びフロア振動判定(ステップS20)が実行され、その後、上記の制御パラメータ出力部330での動作が実行される。即ち、制御パラメータ出力部330は判定結果Rjを確認し(ステップS40)、判定結果Rjが「OK」の場合は、制御パラメータPcを出力し(ステップS50)、動作を終了する。判定結果Rjが「NG」の場合は、制御パラメータPcを出力せずに、動作を終了する。
なお、第2実施形態にも結果出力部230を設け、判定結果Rjを表示するようにしても良い。また、制御パラメータPcを電動パワーステアリング制御装置50から取得するようにし、更新前の制御パラメータを保持する記憶部を別途設け、判定結果Rjが「NG」の場合、電動パワーステアリング制御装置50の制御パラメータを、記憶部に保持されている更新前の制御パラメータに戻すようにしても良い。
上述の実施形態(第1実施形態、第2実施形態)では、操舵トルク及び回転角に関する伝達関数を使用してフロア振動判定の検査を行っているが、操舵トルク及び回転角以外の情報、例えばハンドル角やヨーレート等に関する伝達関数を使用或いは追加して検査を行っても良い。例えば、ハンドル角に関する伝達関数を追加する場合、電流指令値からハンドル角への伝達関数をP、ハンドル角から電流指令値への伝達関数をCとすると、伝達関数LはL=−(C+Cθθ+C)となり、この伝達関数Lに基づいてフロア振動判定の検査を行う。また、伝達関数Lを構成する伝達関数は、モデル化された数式により表現しても良い。
1 ハンドル
2 コラム軸(ステアリングシャフト、ハンドル軸)
10 トルクセンサ
12 車速センサ
20 モータ
21 回転角センサ
30 コントロールユニット(ECU)
31、100 電流指令値演算部
33 電流制限部
34 補償信号生成部
35 PI制御部
36 PWM制御部
37 インバータ
38 モータ電流検出器
50 電動パワーステアリング制御装置
60 トルク系制御部
70 角度系制御部
80 制御対象
81 トルク系制御対象
82 角度系制御対象
110 収れん性補償部
120 慣性補償部
130 SAT補償部
131 角度系SAT補償部
132 トルク系SAT補償部
200 制御パラメータ入力部
210 モデルパラメータ格納部
220 判定部
230 結果出力部
330 制御パラメータ出力部

Claims (10)

  1. 少なくともトルク系情報及び角度系情報を用いて電流指令値を演算し、車両の操舵系にアシスト力を付与するモータの駆動を前記電流指令値に基づいて制御する電動パワーステアリング制御装置の検査を行う検査装置において、
    前記電流指令値の演算の基となる制御パラメータを入力する制御パラメータ入力部と、
    少なくとも前記制御パラメータにより定義される、前記電流指令値に関する伝達関数Lに基づいて、前記車両においてフロア振動が発生し難いかの判定を行う判定部を備えることを特徴とする電動パワーステアリング制御装置の検査装置。
  2. 前記判定部は、所定の第1周波数帯域での前記伝達関数Lのゲイン及び位相に基づいて前記判定を行う請求項1に記載の電動パワーステアリング制御装置の検査装置。
  3. 前記第1周波数帯域は略30Hzから略80Hzまでの帯域である請求項2に記載の電動パワーステアリング制御装置の検査装置。
  4. 前記判定部は、前記第1周波数帯域での前記位相が所定の位相範囲内である第2周波数帯域での前記ゲインが所定の閾値以下の場合、前記フロア振動が発生し難いと判定する請求項2又は3に記載の電動パワーステアリング制御装置の検査装置。
  5. 前記位相範囲は略−180±30degであり、前記閾値は略−5dBである請求項4に記載の電動パワーステアリング制御装置の検査装置。
  6. 前記制御パラメータは、少なくともトルク系制御パラメータ及び角度系制御パラメータを含む請求項1乃至5のいずれかに記載の電動パワーステアリング制御装置の検査装置。
  7. 前記伝達関数Lは、前記制御パラメータに加えて、少なくともモデルパラメータにより定義される請求項6に記載の電動パワーステアリング制御装置の検査装置。
  8. 前記モデルパラメータは、少なくともトルク系モデルパラメータ及び角度系モデルパラメータを含む請求項7に記載の電動パワーステアリング制御装置の検査装置。
  9. 前記伝達関数Lは、前記トルク系制御パラメータで定義される伝達関数C、前記角度系制御パラメータで定義される伝達関数Cθ、前記トルク系モデルパラメータで定義される伝達関数P及び前記角度系モデルパラメータで定義される伝達関数Pθより、L=−(C+Cθθ)として定義される請求項8に記載の電動パワーステアリング制御装置の検査装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の電動パワーステアリング制御装置の検査装置及び前記電動パワーステアリング制御装置を搭載し、
    前記判定部が、前記フロア振動が発生し難いと判定した場合、前記制御パラメータを更新し、前記フロア振動が発生し難いと判定しない場合、前記制御パラメータを更新しない電動パワーステアリング装置。
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