JP6613107B2 - 配管の異常音検知方法および異常音検知装置 - Google Patents
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Description
本発明の他の目的は、消火栓の漏水位置を確実に検知する配管の異常音検知方法、配管の異常音検知装置を提供することである。
一局面に従う配管の異常音検知方法は、配管の異常音を検知する異常音検知方法であって、水密可能な筐体と配管とを水密性を維持して接続する接続工程と、接続工程により接続された筐体内に液体を流入する流入工程と、筐体内から気体を抜く脱気工程と、筐体内に配置される音検知部により異常音を検知する検知工程と、を含むものである。
第2の発明に係る配管の異常音検知方法は、一局面に従う配管の異常音を検知する異常音検知方法であって、配管内の水圧は、0.5MPa以上1.5MPa以下である。
第3の発明に係る配管の異常音検知方法は、一局面または第2の発明に従う配管の異常音を検知する異常音検知方法であって、水密可能な筐体内に音検知部を配置する配置工程を含み、配置工程は、振動を吸収する取付部材によって、音検知部を筐体内に取り付けるものである。
第4の発明に係る配管の異常音検知装置は、第3の発明に従う配管の異常音を検知する異常音検知方法であって、取付部材が、連続気泡を有する樹脂である多孔質部材を含むものである。
第5の発明に係る配管の異常音検知装置は、一局面から第4の発明に従う配管の異常音を検知する異常音検知方法であって、音検知部が拡径部を有する集音部材を含むものである。
他の局面に従う配管の異常音を検知する異常音検知装置は、配管の異常音を検知する異常音検知装置であって、水密可能な筐体と、配管内の音を検知する音検知部と、筐体の振動を吸収し、かつ、音検知部を筐体内に取り付ける取付部材と、筐体内と配管内とを連通可能に接続する接続部と、を含むものである。
第7の発明に係る配管の異常音を検知する異常音検知装置は、他の局面に従う配管の異常音を検知する異常音検知装置であって、音検知部は、配管内の音を集音する集音部材と、集音部材により集音された音により振動する振動部材と、振動部材の振動を検知する圧電センサとを備える。
第8の発明に係る配管の異常音を検知する異常音検知装置は、他の局面または第7の発明に従う配管の異常音を検知する異常音検知装置であって、取付部材は、音検知部の外周面の少なくとも一部に取り付けられ、筐体の振動を吸収する、ものである。
第9の発明に係る配管の異常音を検知する異常音検知装置は、他の局面から第8の発明に従う配管の異常音を検知する異常音検知装置であって、取付部材の少なくとも一部が、連続気泡を有する樹脂である多孔質部材である。
なお、本実施形態では、「気体」は空気を例示して説明し、「液体」は水を例示し、「異常音」は漏水音を例示して説明する。
漏水検知装置100は、水密可能な筐体200と、配管800等の管路内の音を検知する音検知部300と、音検知部300を筐体200内に取り付ける取付部材400と、筐体200内の水が溢れ出ないようにするための蓋部材500と、筐体200を配管800と直接的または間接的に連通可能に接続する接続部である管接続部材700とからなる。
音検知部300は、配管800内の音を集音する集音部材310と、集音部材310により集音された音により振動する振動部材320と、振動部材320の振動を検知し電圧に変換する圧電センサ330とからなる。
取付部材400は、音検知部300を筐体200内に取り付けるものであり、図1乃至図4に示すように、音検知部300の側周面と筐体200の内側の側周面との間に位置する。
なお、上記の管接続部材700は、筐体200と配管800との接続が可能な場合には、管接続部材700は不要となる。
図6は、本発明にかかる配管800に対して異常音検知装置を取り付け、異常音を検出するための処理工程の一例を示すフローチャートである。図6では、異常音検知装置は漏水検知装置100を例示して説明し、異常音は漏水音を例示して説明する。
図7は、本発明にかかる消火栓の分岐部に対して異常音検知装置を取り付け、異常音を検出するための処理工程の一例を示すフローチャートである。配管に直接、異常音検知装置を取り付けた場合の異常音検知方法の一例のフローチャートと同様の説明は省略する。
最後に、音検知部300により配管800の漏水音を検知する(ステップS25)。
また、
α=D−2S・・・(2)
で示すことができる。
S=(D−V・Td)/2・・・(3)
と表すことができる。
以上のように距離Sを求めることができる。
次に、本発明にかかる漏水検知装置100と、配管800に直接圧電センサを取付けた場合と、を比較する。まず配管800の外周面に直接圧電センサを設けた場合(比較例)について説明する。
図8は、配管800の外周面に直接圧電センサを取付け、0Hz以上500Hz以下の周波数で、騒音がほとんどない通常状態(I1)、漏水なしで騒音が発生している状態(N1)、並びに騒音および漏水5L/minが発生している状態(L1)の信号強度(V)の結果である。
図9は、本発明にかかる漏水検知装置100を上記比較例と同様の条件下で実施したものであり、0Hz以上500Hz以下の周波数で、騒音がない通常状態(I2)、漏水なしで騒音が発生している状態(N2)、並びに騒音および漏水5L/minが発生している状態(L2)の信号強度(V)の結果である。取付部材400である多孔質部材はポリエチレン製で連続気泡をもつ発泡体とし、見かけ比重は0.03とした。
200 筐体
300 音検知部
310 集音部材
320 振動部材
330 圧電センサ
400 取付部材
500 蓋部材
700 管接続部材(接続部)
800 配管
Claims (7)
- 配管の異常音を検知する異常音検知方法であって、
水密可能な筐体内に音検知部を配置する配置工程と、
前記筐体と前記配管とを水密性を維持して接続する接続工程と、
前記接続工程により接続された前記筐体内に液体を流入する流入工程と、
前記筐体内から気体を抜く脱気工程と、
前記筐体内に配置される前記音検知部により前記異常音を検知する検知工程と、を含み、
前記配置工程は、内部に液体が浸透可能な多孔質の樹脂からなる取付部材によって、前記音検知部を前記筐体内に取り付ける工程を含む、配管の異常音検知方法。 - 前記配管内の水圧は、0.5MPa以上1.5MPa以下である、請求項1記載の配管の異常音検知方法。
- 前記配置工程は、振動を吸収する取付部材によって、前記音検知部を前記筐体内に取り付けるものである、請求項1または2記載の配管の異常音検知方法。
- 前記音検知部が拡径部を有する集音部材を含む、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の配管の異常音検知方法。
- 配管の異常音を検知する異常音検知装置であって、
水密可能な筐体と、
前記配管内の音を検知する音検知部と、
振動を吸収し、かつ、前記音検知部を前記筐体内に取り付ける取付部材と、
前記筐体内と前記配管内とを連通可能に接続する接続部と、を含み、
前記取付部材は、内部に液体が浸透可能な多孔質の樹脂からなる、配管の異常音検知装置。 - 前記音検知部が、前記配管内の音を集音する集音部材と、
前記集音部材により集音された音により振動する振動部材と、
前記振動部材の振動を検知する圧電センサと、を含む、請求項5記載の配管の異常音検知装置。 - 前記取付部材が、前記音検知部の外周面の少なくとも一部に取り付けられ、前記筐体の振動を吸収する、請求項5または6記載の配管の異常音検知装置。
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