JP6613053B2 - 加飾装置及び成形加飾システム - Google Patents

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Description

本発明は、製品に加飾を施す加飾装置及び当該加飾装置を有する成形加飾システムに関する。なお、加飾は、印刷、塗装又は成膜等によって製品の表面を装飾乃至は保護するための処理である。成形加飾システムは、材料から成形品を成形するとともに、その成形品に対して加飾を施すシステムである。
インクジェット式のプリントヘッド(以下、単に「ヘッド」ということがある。)によって製品を加飾する装置が知られている(例えば特許文献1)。特許文献1では、加飾される製品を3次元的に移動させる移動装置が開示されている。製品が3次元的に移動されることによって、製品とヘッドとは3次元的に相対移動し、ひいては、製品の複数の面乃至は曲面に対して加飾が施される。また、特許文献1では、ヘッドを移動させることによって製品とヘッドとを相対移動させることにも言及されている。
特開2014−221439号公報
ヘッドをロボットによって3次元的に移動させるような場合、例えば、ロボットの先端の速度(ヘッドの移動速度)が、ヘッドの印刷速度(別の観点ではインクの液滴の吐出周期)に対応した速さで定速になるまでには、助走期間(加速期間)が必要である。従って、ロボットによってヘッドを移動させる期間(別の観点では距離)のうち、助走期間等を除いた一部においてのみしか、加飾を行うことができない。その結果、例えば、加飾時間の長期化、及び、消費電力の増加が生じる。
従って、ヘッド及びその移動装置(例えばロボット)を好適に制御できる加飾装置及び成形加飾システムが提供されることが望ましい。
本発明の一態様に係る加飾装置は、複数のノズルから液滴を吐出するヘッドと、複数軸の駆動によって前記ヘッドを移動させることが可能な移動装置と、前記ヘッドを制御するヘッド制御部と、前記移動装置を制御する移動制御部と、を有し、前記移動制御部は、前記ヘッドの移動速度の情報を含む速度信号を前記ヘッド制御部に出力し、前記ヘッド制御部は、前記速度信号に基づいて、前記ヘッドの移動速度が遅いほど液滴の吐出周期が長くなるように前記ヘッドを制御する。
好適には、前記移動制御部は、前記移動装置に対する速度指令値から前記ヘッドの移動速度を算出し、その算出した移動速度の情報を含む前記速度信号を前記ヘッド制御部に出力する。
好適には、前記移動装置は、前記ヘッドの移動に係る速度を検出可能なセンサを有し、前記移動制御部は、前記センサによる速度の検出値から前記ヘッドの移動速度を算出し、その算出した移動速度の情報を含む前記速度信号を前記ヘッド制御部に出力する。
好適には、前記移動装置は、前記ヘッドの移動に係る速度を検出可能なセンサを有し、前記移動制御部は、前記移動装置に対する速度指令値と、前記センサによる速度の検出値との差である速度ドループ量に応じた速度で前記ヘッドを移動させる制御信号を前記移動装置に出力し、且つ、前記速度指令値及び速度ループゲインに基づいて前記ヘッドの移動速度の推定速度を算出し、その算出した推定速度の情報を含む前記速度信号を前記ヘッド制御部に出力する。
好適には、前記移動装置は、前記ヘッドの移動に係る位置を検出可能なセンサを有し、前記移動制御部は、前記移動装置に対する位置指令値と、前記センサによる位置の検出値との差である位置ドループ量に応じた速度で前記ヘッドを移動させる制御信号を前記移動装置に出力し、且つ、前記位置ドループ量から前記ヘッドの移動速度を算出し、その算出した移動速度の情報を含む前記速度信号を前記ヘッド制御部に出力する。
好適には、前記移動制御部は、前記移動装置の複数軸の速度を合成して前記ヘッドの移動速度を算出し、その算出した移動速度の情報を含む前記速度信号を前記ヘッド制御部に出力する。
本発明の一態様に係る成形加飾システムは、材料から成形品を成形する成形機と、前記成形機とインラインで接続され、前記成形品に加飾を施す上記の加飾装置と、を有する。
上記の構成によれば、ヘッド及びその移動装置(例えばロボット)を好適に制御できる。
本発明の実施形態に係る成形加飾システムの構成を模式的に示す上面図。 図1の成形加飾システムにおけるプリンタの一部の構成を模式的に示す斜視図。 図2のプリンタにおけるロボットの信号処理系の一部の構成を示すブロック図。 図2のプリンタにおけるロボットの速度制御を説明するための図。 図2のプリンタの効果を説明するための図。
(成形加飾システム1の全体構成)
図1は、本発明の実施形態に係る成形加飾システム1の構成を示す模式的な上面図(一部に断面図を含む)である。
成形加飾システム1は、材料から成形品を成形するとともに、成形品の表面に加飾を施すものである。成形品は、例えば、種々の容器、電子機器(例えば携帯電話機)の筐体、又は、比較的大型の機器の部品(例えば自動車のサイドミラー)である。
成形加飾システム1は、例えば、材料から成形品を成形する成形機3と、成形品に金属膜を形成するスパッタ装置5と、成形品に画像を印刷するプリンタ7と、成形品にトップコーティングを施すコート装置9と、これら装置の間で成形品を搬送する搬送部11とを有している。なお、本実施形態において、画像は、絵だけでなく、例えば、模様、単色のベタパターン、及び、文字を含むものとする。
なお、スパッタ装置5、プリンタ7及びコート装置9は、いずれも成形品に加飾を施すもの(加飾装置)であるが、本発明に係る加飾装置の一例(本実施形態において本発明の特徴を有している加飾装置)は、プリンタ7である。
成形機3は、例えば、樹脂材料から成形品を成形する射出成形機である。成形機3の構成は、公知の種々の方式のものと同様とされてよい。例えば、成形機3は、固定型13及び移動型15の型開閉及び型締めを行う型締装置17と、型締めされた固定型13及び移動型15の間(キャビティ19)に溶融状態の樹脂材料を射出する射出装置21と、キャビティ19にて凝固した成形品を固定型13又は移動型15から押し出す不図示の押出装置等を有している。
スパッタ装置5の構成は、公知の種々の方式のものと同様とされてよい。例えば、スパッタ装置5は、成形品及びターゲット(金属)を収容する容器23と、容器23内の雰囲気に電圧を印加してプラズマを発生させる不図示の電極及び電源装置と、(必要に応じて)容器23内に磁界を発生させる不図示の磁石とを有している。容器23内では、ターゲットの原子がイオンにより跳ね飛ばされて成形品の表面に付着し、これにより金属膜が形成される。
プリンタ7は、例えば、インクジェット方式のプリンタ(インクジェットプリンタ)により構成されている。プリンタ7は、例えば、成形品を保持する保持部25と、保持部25に保持された成形品に複数のノズルからインク滴を吐出するヘッド27とを有している。
コート装置9は、例えば、インクジェット方式のプリンタと同様の構成とされている。ただし、コート装置9は、インクの液滴を成形品に向けて吐出するのではなく、塗料の液滴を成形品に向けて吐出する。
なお、一般に、塗料は有機溶剤を含み、インクは有機溶剤を含まない。ただし、近年は、水性の塗料も多くなっている。また、塗料は成形品の表面を保護する機能を有するもの、インクはそのような機能を有さないものとして分類し、樹脂の成分乃至は量が両者の相違とされる場合もある。塗料及び/又はインクの提供業者においては、当然に、塗料であるのかインクであるのか、製品名若しくはカタログ等において明示しているので、これを塗料であるか否かの判断基準としてもよい。
コート装置9は、成形品を最終的にコーティングするものであるから、コート装置9が用いる塗料は、透光性を有しており、一般的には無色である。ただし、塗料は、透光性を有する有色の塗料であってもよい。
コート装置9は、例えば、プリンタ7と同様に、成形品を保持する保持部29と、保持部29に保持された成形品に複数のノズルからインク滴を吐出するヘッド31とを有している。
搬送部11は、公知の種々の方式の搬送装置を含んで構成されてよい。図1では、搬送部11が2台の多関節式のロボット33を含んで構成されている場合を例示している。2台のロボット33は、把持又は吸着等により成形品を保持し、成形機3、スパッタ装置5、プリンタ7、コート装置9の順に成形品を搬送する。なお、2台のロボット33の役割分担は、適宜に設定されてよい。
スパッタ装置5、プリンタ7及びコート装置9は、搬送部11により成形機3から搬送される成形品に対して順次に処理を行う。すなわち、成形加飾システム1は、成形材料に対して、成形機3、スパッタ装置5、プリンタ7及びコート装置9が流れ作業を行うライン生産を実現している。別の観点では、成形機3、スパッタ装置5、プリンタ7及びコート装置9は、互いにインラインで接続されている。
なお、インラインで接続されているか否かは、適宜に判断されてよい。例えば、任意の2つの装置間において、ロボット又はコンベアのように比較的搬送距離の短い搬送装置のみにより成形品が搬送されており、自動車のように比較的搬送距離の長い輸送手段が成形品の搬送に利用されていなければ、その2つの装置はインラインで接続されているといえる。任意の2つの装置は、必ずしも同一の建物内に配置されている必要はないが、同一の建物内に配置されていれば、その2つの装置は、インラインで接続されているといえる場合が多い。
成形加飾システム1内の各種装置(3、5、7、9及び11)は、互いに同期がとられており、成形加飾システム1においては、常に一定の数の成形品がラインを流れる。同期は、各装置間において信号が送受信されることによってとられてもよいし、各種装置の動作タイミングを調整する制御装置と各種装置との間で信号が送受信されることによってとられてもよい。
(プリンタの基本構成)
図2は、プリンタ7のプリントヘッド側の構成を模式的に示す斜視図である。
プリンタ7は、ヘッド27と、ヘッド27を保持するロボット35と、ヘッド27及びロボット35を制御する制御装置37とを有している。
ロボット35によってヘッド27を3次元的に移動させることにより、ヘッド27と不図示の成形品とが3次元的に相対移動される。この相対移動とともにヘッド27からのインク滴の吐出がなされることにより、成形品の複数の面及び/又は曲面からなる表面に画像が形成される。なお、成形品を保持する保持部25(図1)は、成形品を移動させる機能を有していない。ただし、保持部25は、印刷の前後又は印刷中に成形品を移動させる機能を有していてもよい。
ヘッド27の構成は、公知の種々の方式のインクジェットヘッドと同様とされてよい。ヘッド27の複数のノズルの、主走査方向における数、副走査方向における数、及び、その配置も適宜に設定されてよい。また、ヘッド27は、1色のインクを吐出するものであってもよいし、複数色のインクを吐出するものであってもよい。
ヘッド27は、ロボット35によって、成形品に対して、互いに直交する2方向において移動可能である。従って、ヘッド27及び後述するヘッド制御部53は、シリアルヘッドのように主走査方向への移動及び副走査方向への移動の双方を前提として構成されたものであってもよいし、(一般的な)ラインヘッドのように副走査方向への移動のみを前提として構成されたものであってもよい。
ロボット35は、例えば、6軸の垂直多関節ロボットによって構成されており、ベース39と、ベース39に対して垂直な第1軸A1回りに回転可能な第1部材41と、第1部材41に対して水平な第2軸A2回りに回転可能な第2部材43と、第2部材43に対して水平な第3軸A3回りに回転可能な第3部材45と、第3部材45に対して第3軸A3に直交する第4軸A4回りに回転可能な第4部材47と、第4部材47に対して第4軸A4に直交する第5軸A5回りに回転可能な第5部材49と、第5部材49に対して第5軸A5に直交する第6軸A6回りに回転可能な第6部材51とを有している。ヘッド27は、インクを吐出する方向が第6軸A6に平行になる向きで、第6部材51(ロボット35の先端(手先))に取り付けられている。
制御装置37は、特に図示しないが、例えば、CPU、ROM、RAM及び外部記憶装置を含むコンピュータによって構成されている。CPUがROM及び/又は外部記憶装置に記憶されているプログラムを実行することにより、制御装置37には種々の機能部が構成される。機能部は、例えば、ヘッド27の制御を行うヘッド制御部53、ロボット35の制御を行うロボット制御部55、及び、これらの制御部を制御する統括制御部57である。
これらの制御部のハードウェア構成は、適宜に統合又は分割されてよい。例えば、これら3つの制御部は、互いに異なる筐体に収容され、ケーブルによって接続されていてもよいし、互いに異なる回路基板によって構成され、同一の筐体に収容されていてもよいし、互いに同一の回路基板によって構成されていてもよい。なお、少なくとも、ヘッド制御部53と、ロボット制御部55とは、互いに異なる筐体に収容されているなど、互いに異なるハードウェアによって構成されていることが好ましい。一般に、ヘッド27及びヘッド制御部53の製造者と、ロボット35及びロボット制御部55の製造者とは異なるからである。
統括制御部57は、ユーザの入力操作を受け付ける入力装置59、及び、画像を表示する表示器61と接続されている。なお、これら入力装置59及び表示器61を含んで統括制御部又は制御装置が定義されてもよい。また、統括制御部57は、例えば、市販のパーソナルコンピュータ(PC)によって構成されてよく、入力装置59及び表示器61は、そのPCに接続された(又は含まれる)キーボード及びディスプレイであってよい。
統括制御部57は、例えば、画像データをヘッド制御部53に送信するとともに、その画像データに基づく印刷の開始を指示する制御信号をヘッド制御部53に出力する。なお、画像データの送信自体が印刷の開始を指示する制御信号となっていてもよい。また、この動作は、例えば、市販のPCから市販のプリンタに印刷を指示するときの動作と概ね同様とされてもよい。また、統括制御部57は、印刷の開始を指示する制御信号のヘッド制御部53への出力と概ね同じ時期に、所定のパターンの動作を指示する制御信号をロボット制御部55に出力する。
図3は、ロボット35の信号処理系の構成を示すブロック図である。
ロボット35は、第1軸A1〜第6軸A6における駆動力を生じる回転式の第1電動機63A〜第6電動機63F(以下、単に「電動機63」といい、これらを区別しないことがある。)と、これら電動機63の回転を検出する第1センサ65A〜第6センサ65Fとを有している(以下、単に「センサ65」といい、これらを区別しないことがある。)。
電動機63は、直流モータ及び交流モータのいずれであってもよいし、同期機又は誘導機であってもよいし、ブレーキ付きのものであってもよい。センサ65は、例えば、エンコーダ又はレゾルバであり、電動機63の回転量に応じた数のパルスを出力する。この場合、公知のように、単位時間当たりのパルスの数によって速度が示され、パルスの積算値によって位置が示される。すなわち、センサ65は、速度センサと捉えられてもよいし、位置センサと捉えられてもよい。センサ65は、インクリメンタル式のものであってもよいし、アブソリュート式のものであってもよい。
ロボット制御部55は、複数の電動機63に共通する主制御部67と、電動機63毎に設けられた第1軸制御部69A〜第6軸制御部69F(以下、単に「軸制御部69」といい、これらを区別しないことがある。)とを有している。
主制御部67は、例えば、位置速度指令部71を有している。位置速度指令部71は、各電動機63が実現すべき位置及び速度並びにその変化の、複数の電動機63についての組み合わせを記憶しており、その組み合わせが実現されるように、複数の軸制御部69に概略並行して位置指令及び速度指令を出力する。軸制御部69は、位置速度指令部71に指令された位置及び速度が実現されるように、センサ65からの検出信号に基づいて、電動機63をフィードバック制御する。これにより、ロボット35では、統括制御部57から指示された所定のパターンの動作が実現される。
この動作のための構成は、公知の種々の構成と同様とされてよい。また、主制御部67と軸制御部69との間の具体的な役割分担は適宜に設定されてよい。軸毎の制御(演算)の一部を主制御部67が担ってもよい。主制御部67は、位置指令及び速度指令を出力するだけでなく、各軸のセンサ65からの検出信号に基づいて、軸間の相互干渉の低減等の処理を行ってもよい。
より具体的には、例えば、まず、プリンタ7による印刷に先立って、電動機63の位置及び速度並びにその変化の、複数の電動機63についての組み合わせ(動作パターン)が主制御部67の位置速度指令部71に入力され、記録される。この入力は、例えば、ティーチングペンダント75による教示によってなされる。
その後、統括制御部57によって印刷が指示されると、位置速度指令部71は、記憶している動作パターンに基づいて、現時点において各電動機63に指令すべき速度指令値及び位置指令値を算出(特定)する。速度指令値は、例えば、現時点における目標速度である。位置指令値は、例えば、単位時間後の目標位置である。
次に、位置速度指令部71は、単位時間当たりの数が速度指令値に比例し、その積算値が位置指令値に比例する指令パルスを生成し、軸制御部69に出力する。なお、この指令パルスの生成は、軸制御部69においてなされてもよい。また、速度指令値及び位置指令値の一方のみが算出され、指令パルスが生成されてもよい。
一方、軸制御部69は、不図示の偏差カウンタにより、指令パルスを積算しつつ、その積算値からセンサ65からのパルスを減算する。すなわち、溜りパルスの数(位置ドループ量)が算出される。そして、軸制御部69は、その溜りパルスの数に応じた速度(通常は比例する速度)で電動機63が回転するように電動機63に供給する電力を生成する。
そして、指令値の算出、当該指令値に基づく指令パルスの生成、及び、溜りパルスの数に応じた電力生成が繰り返され、所定のパターンの動作が実現される。
なお、位置ドループ量は、電動機63にとって、偏差によって補正した後の速度指令値と捉えることができるが、位置速度指令部71が出力する速度指令値(偏差によって補正がなされる前の速度指令値)と区別するために、本実施形態の説明では、速度指令値とは言わないものとする。ただし、速度指令値は、偏差によって補正される前のものであれば、他の予めなされる補正(例えば軸間の相互干渉を低減するための補正)がなされた後のものであってもよい。
主制御部67及び複数の軸制御部69のハードウェア構成は、適宜に分割又は統合されてよい。例えば、主制御部67及び各軸制御部69は、互いに別個のICによって構成されている。その複数のICは、互いに別個の回路基板に実装されていてもよいし、互いに同一の回路基板に実装されていてもよい。また、主制御部67は、各軸に対応して設けられた複数のICを含んでいてもよい。
(ヘッドの移動速度と吐出周期との調整のための構成)
本実施形態では更に、主制御部67は、ヘッド27の移動速度と、ヘッド27による液滴の吐出周期とを好適に調整するために、合成速度算出部73を有している。なお、ここでいう吐出周期は、ベタパターンの画像を印刷するときの吐出周期のように、画像の内容により変化しない吐出周期をいうものとする。例えば、画像が、インクが塗布される2つの領域の間にインクが塗布されない領域があるようなものである場合、インクが塗布される一の領域に対して液滴を吐出してから、インクが塗布される他の領域に対して液滴を吐出するまでの期間は長くなるが、この期間(インクが塗布されない領域上をヘッド27が移動する期間)は、ここでいう吐出周期ではない。
合成速度算出部73は、例えば、現在の各軸の電動機63の速度を位置速度指令部71から取得する。そして、合成速度算出部73は、取得した回転速度と、予め保持している第1軸A1〜第6軸A6の軸間の距離等に基づいて、現在のヘッド27の移動速度を算出し、その算出したヘッド27の移動速度をヘッド制御部53に出力する。
なお、後述するように、合成速度算出部73は、各軸の電動機63の速度を、位置速度指令部71ではなく、軸制御部69等から取得してもよい。また、軸間の距離は、例えば、プリンタ7の製造者によって合成速度算出部73に記録されている。ロボット35の手先とヘッド27の吐出面との距離は、例えば、プリンタ7のユーザによって入力装置59を介して合成速度算出部73に入力されてよい。
ヘッド制御部53においては、受信した現在のヘッド27の移動速度が遅いほど吐出周期が長くなるように、吐出周期を調整する。これにより、例えば、ヘッド27の移動速度が定速になっていない状態でヘッド27から液滴を吐出させても、画像が走査方向において伸長又は短縮されるおそれが低減される。
より具体的には、例えば、合成速度算出部73は、単位時間当たりのパルスの数が、算出した現在の合成速度に比例する信号を生成し、ヘッド制御部53に出力する。ヘッド制御部53においては、受信したパルスの数を積算し、その積算数が所定数に到達すると、液滴を吐出させる駆動信号をヘッド27に出力するとともにパルスの積算数をクリアする。これにより、ヘッド27が一定の距離を移動する毎に液滴の吐出が行われる。すなわち、ヘッド27の移動速度が遅いほど、吐出周期は長くなる。
合成速度算出部73からヘッド制御部53への信号の出力は、例えば、複数の軸制御部69のいずれか(図3では第1軸制御部69A)を介して行われる。複数の軸制御部69(を構成するIC)のいずれかは、ロボット35の動作状態を示す信号を外部に出力するなどの目的で、信号(パルス)を出力する機能を有していることがあり、この機能を利用できるからである。ただし、主制御部67(を構成するIC)から直接にヘッド制御部53に信号が出力されてもよい。
なお、本実施形態では、ヘッド制御部53によるヘッド27の制御が、ロボット制御部55によるロボット35の制御に追従する。従って、統括制御部57は、ヘッド27の動作がロボット35の動作に遅れないように、ヘッド27における印刷準備が完了してから、ロボット制御部55への所定のパターンでの動作を指示することが好ましい。例えば、統括制御部57は、ヘッド制御部53への画像データの送信を完了した後、ロボット制御部55へ動作を指示することが好ましい。
(速度の種類)
図4は、上記のようなヘッド27の移動速度に基づくヘッド27の吐出周期の制御において利用される、ヘッド27の移動速度の種類を説明するための図である。図4において、横軸は時間を示し、図4のうち上段の図の縦軸は速度を示し、図4のうちの下段の図の縦軸は位置ドループ量を示している。
上述のように、ロボット制御部55においては、位置速度指令部71が速度指令を生成し、センサ65が速度を検出し、軸制御部69がドループに基づく制御を行う。従って、ロボット制御部55は、速度を示す情報(速度に相関する値)として、速度指令値、速度の検出値、及び、位置ドループ量を利用可能である。
図4において、実線L1は速度指令値を示し、点線L2は速度の検出値を示し、実線L3は位置ドループ量を示している。なお、簡単のために、この図は一の電動機63に係る速度を示すものであるとする。ただし、複数の電動機63の合成速度についても、同様に考えることができる。
この例では、実線L1(速度指令値)で示されているように、電動機63の速度は、一定の加速度で上昇されて定速とされ、その後、一定の加速度で減速されることが意図されている。これに対して、点線L2(速度の検出値)で示されているように、実際の速度は、この速度指令値に遅れて追従する。また、実線L3(位置ドループ量)で示されているように、両者の積算値の差のパターンは、速度指令値のパターンを速度の検出値のパターンに近づけた様な形状となる。
この図に示されているように、いずれの値も、互いに若干の差異はあるものの、概略同様のパターンである。従って、ロボット制御部55が、いずれの値に基づく信号をヘッド制御部53に入力しても、上述したヘッド27の移動速度に応じた吐出周期での液滴の吐出が実現される。
また、速度ドループ量の考え方を応用した予測速度が用いられてもよい。例えば、軸制御部69は、位置速度指令部71からの速度指令値とエンコーダ65の速度の検出値との差(速度ドループ量)に基づいて電動機63をフィードバック制御する。ここで、速度指令値をω、速度ループゲインをKv、速度ドループ量をDとすると、速度ドループ量Dは、近似的にKを用いて表わすことができる。そして、推定速度ωdは、加速時においてはωd=ωD、減速時においてはωd=ωDで表わすことができる。なお、この推定速度は、図4の点線L2の曲線状部分が直線状になるものの、概ね点線L2と同様である。

なお、速度指令値を用いる場合においては、合成速度算出部73は、例えば、位置速度指令部71から6軸の速度指令値を取得すればよい。速度の検出値を用いる場合においては、合成速度算出部73は、例えば、6軸のセンサ65から6軸の軸制御部69及び/又は位置速度指令部71を介して6軸の速度の検出値を取得してもよいし、6軸のセンサ65から直接的に6軸の速度の検出値を取得してもよい。位置ドループ量を用いる場合においては、合成速度算出部73は、例えば、6軸の軸制御部69から位置速度指令部71を介して又は位置速度指令部71を介さずに6軸の位置ドループ量を取得すればよい。推定速度を用いる場合においては、合成速度算出部73は、例えば、位置速度指令部71から6軸の速度指令値を取得し、6軸の軸制御部69から速度ループゲインを取得すればよい。
以上のとおり、本実施形態では、プリンタ7は、複数のノズルから液滴を吐出するヘッド27と、複数軸の駆動によってヘッド27を移動させることが可能なロボット35と、ヘッド27を制御するヘッド制御部53と、ロボット35を制御するロボット制御部55と、を有している。ロボット制御部55は、ヘッド27の移動速度の情報を含む速度信号をヘッド制御部53に出力する。ヘッド制御部53は、ヘッド制御部53からの速度信号に基づいて、ヘッド27の移動速度が遅いほど液滴の吐出周期が長くなるようにヘッド27を制御する。
従って、例えば、ヘッド27の移動速度が定速になっていない状態でヘッド27から液滴を吐出させても、画像が走査方向(ヘッド27の移動方向)において伸長又は短縮されるおそれが低減される。すなわち、ロボット35の加速期間(助走期間)及び/又は減速期間において、ヘッド27からインクを吐出させて印刷を行うことも可能となる。その結果、例えば、定速でのみインクを吐出する場合に比較して、ロボット35によるヘッド27の移動距離(移動時間)を短くし、サイクルタイムの短縮及び消費電力の削減を図ることができる。
また、本実施形態の一例では、ロボット制御部55は、ロボット35に対する速度指令値からヘッド27の移動速度を算出し、その算出した移動速度の情報を含む速度信号をヘッド制御部53に出力する。
この場合、ロボット制御部55の構成を簡素にすることが可能である。例えば、ヘッド27の移動速度を算出するためには、複数軸の速度の情報を取得することが必要である。一方、主制御部67は、全ての軸制御部69に速度指令を出力するために、従来から、全ての速度指令値を特定乃至は算出している。従って、主制御部67(合成速度算出部73)は、軸制御部69及び/又はセンサ65から情報を取得せずに、ヘッド27の移動速度を算出することができる。
また、本実施形態の他の例では、ロボット35は、ヘッド27の移動に係る速度を検出可能なセンサ65を有し、ロボット制御部55は、センサ65による速度の検出値からヘッド27の移動速度を算出し、その算出した移動速度の情報を含む速度信号をヘッド制御部53に出力する。
この場合、実際のヘッド27の速度に基づく速度信号がヘッド制御部53に出力されることになるから、上記の速度指令値に基づく場合に比較して、印刷の精度が向上する。当該効果は特に、後述する図5において示すように、ヘッド27の移動速度が速いときに顕著となる。
また、本実施形態の更に他の例では、ロボット35は、ヘッド27の移動に係る速度を検出可能なセンサ65を有し、ロボット制御部55は、ロボット35に対する速度指令値と、センサ65による速度の検出値との差である速度ドループ量に応じた速度でヘッド27を移動させる制御信号をロボット35に出力し、且つ、速度指令値及び速度ループゲインに基づいてヘッド27の移動速度の推定速度を算出し、その算出した推定速度の情報を含む速度信号をヘッド制御部53に出力する。
この場合、速度指令値を用いる場合よりも精度が向上し、且つ、センサ65による速度の検出値を用いる場合よりも遅れが少ない。ひいては、印刷の精度が向上する。
また、本実施形態の更に他の例では、ロボット35は、ヘッド27の移動に係る位置を検出可能なセンサ65を有し、ロボット制御部55は、ロボット35に対する位置指令値と、センサによる位置の検出値との差である位置ドループ量に応じた速度でヘッド27を移動させる制御信号をロボット35に出力し、且つ、その位置ドループ量からヘッド27の移動速度を算出し、その算出した移動速度の情報を含む速度信号をヘッド制御部53に出力する。
この場合、実際のヘッド27の速度が加味された速度信号がヘッド制御部53に出力されることになるから、速度指令値に基づく場合に比較して、印刷の精度が向上する。
また、本実施形態では、ロボット制御部55は、ロボット35の複数軸の速度を合成してヘッド27の移動速度を算出し、その算出した移動速度の情報を含む速度信号をヘッド制御部53に出力する。
従って、例えば、ヘッド27の先端に速度を検出する速度を設けるような必要はなく、各軸の速度に基づいてヘッド27の移動速度を特定できる。その結果、例えば、従来のセミクローズドループの制御のための構成を利用することができ、設計変更が少なくて済む。
(計測実験)
実施形態に係るプリンタ7を実際に作製し、画像の誤差を計測する実験を行った。具体的には、図4に示したような速度パターンでロボット35を移動させつつ、その加速期間、定速期間及び減速期間に亘って平面に画像を印刷し、その画像がヘッド27の移動方向において短縮又は伸長された量を計測した。
特に図示しないが、本実施形態とは異なり、ロボット制御部55からヘッド制御部53へ出力される速度信号に基づく吐出周期の制御を行わない場合においては、当然に、加速期間及び減速期間においては画像が短縮された。これに対して、本実施形態では、加速期間及び減速期間における短縮又は伸長が抑制された。
さらに、速度の情報として速度指令値を用いた場合と、速度の検出値を用いた場合について、画像の短縮量を計測した。より具体的には、ヘッド27の定速時の速度について、100mm/s、200mm/s、300mm/s、400mm/s、420mm/s、500mm/sの6通り設定し、その加速期間において200mmの画像を印刷し、その画像の誤差(短縮量)を計測した。なお、420mm/sは、使用したヘッド27において想定されている最高印刷速度である。
図5は、その計測結果を示している。横軸は速度v(mm/s)を示し、縦軸は誤差Δd(mm)を示している。線L12は、速度指令値を用いた場合を示し、線L11は、速度の検出値を用いた場合を示している。
この図では、速度の検出値を用いることにより、速度指令値を用いる態様よりも印刷の精度が向上することが確認された。また、速度が大きいほど、この効果が顕著になることが確認された。
なお、以上の実施形態において、プリンタ7は加飾装置の一例であり、ロボット35は移動装置の一例であり、ロボット制御部55は移動制御部の一例である。
本発明は、以上の実施形態に限定されず、種々の態様で実施されてよい。
成形加飾システムが含む装置は、実施形態に例示したものに限定されない。例えば、成形加飾システムは、加飾後の成形品における加飾等の不良を検査する検査装置、成形品と他の部品とを固定する組立装置、及び/又は、加飾後(場合によっては更に組立後)の成形品をストッカに整列させる整列装置(ただし、整列装置は搬送部の一部として捉えられてもよい。)を含んでいてもよい。また、例えば、成形加飾システムは、スパッタ装置及び/又はコート装置を含んでいなかったり、液滴を吐出するプリンタとは異なるプリンタを含んでいたりしてもよい。
液滴を吐出する加飾装置は、インクを吐出するものに限定されず、例えば、塗料を吐出するものであってもよい。また、加飾装置は、製品の表面の一部又は全部を着色するものに限定されず、製品の表面の一部又は全部に、光沢及び/又は保護を目的とした透明な層を形成するものであってもよい。この場合であっても、例えば、加速期間及び/又は減速期間であっても、一様に加飾できるという効果が奏される。従って、例えば、実施形態のコート装置9は、プリンタ7と同様の構成とされて、本発明に係る加飾装置の一例とされてもよい。
ヘッドを移動させる移動装置は、ロボットに限定されない。一般に、産業用ロボットは、動作の教示ができるか否かによって、NC工作機械等の他の産業用機械と区別されるが、移動装置は、教示ができないものであってもよい。例えば、移動装置は、NC工作機械のように、製品のCADデータに基づいて動作を決定するものであってもよい。また、移動装置が動作の教示がなされるものである場合において、教示は、ティーチングペンダントによるものに限定されず、オフラインティーチング等の他の方法によってなされるものであってもよい。
また、移動装置の構造は、垂直多関節ロボットのような構成に限定されず、例えば、スカラロボット又は直交ロボットのような構成であってもよい。また、別の観点では、移動装置の構造は、軸回りの回転だけでなく、軸方向の平行移動を含むものであってもよい。移動装置の軸の数は、適宜な数とされてよい。なお、ここでは、軸回りの回転と軸方向の平行移動とは、両者の軸心が一致しても、2つの軸の移動である。
ヘッドの移動に係る速度を検出するセンサは、電動機の回転を検出するもの(セミクローズドループのためのセンサ)に限定されず、ヘッドの移動速度自体を検出するもの(フルクローズドループのためのセンサ)であってもよい。同様に、ヘッドの位置移動に係る速度を検出するセンサは、電動機の回転を検出するもの(セミクローズドループのためのセンサ)に限定されず、ヘッドの移動速度自体を検出するもの(フルクローズドループのためのセンサ)であってもよい。
1…成形加飾システム、3…成形機、7…プリンタ(加飾装置)、27…ヘッド、35…ロボット(移動装置)、53…ヘッド制御部、55…ロボット制御部(移動制御部)。

Claims (6)

  1. 複数のノズルから液滴を吐出するヘッドと、
    複数軸の駆動によって前記ヘッドを3次元的に移動させることが可能な移動装置と、
    3次元的に移動している前記ヘッドが液滴を吐出するように前記ヘッドを制御するヘッド制御部と、
    前記移動装置を制御する、前記ヘッド制御部が収容されている筐体とは別個の筐体に収容されている移動制御部と、
    を有し、
    前記移動制御部は、
    前記移動装置における複数軸の駆動を個別に制御する、互いに別個のICによって構成されている複数の軸制御部と、
    前記移動装置の複数軸の速度を合成して前記ヘッドの移動速度を算出する、前記複数の軸制御部とは別個のICによって構成されている合成速度算出部と、を有しており、
    前記合成速度算出部が算出した移動速度の情報を含む速度信号を、前記複数の軸制御部のいずれかを介して前記ヘッド制御部に出力し、
    前記ヘッド制御部は、前記速度信号に基づいて、前記ヘッドの移動速度が遅いほど液滴の吐出周期が長くなるように前記ヘッドを制御する
    加飾装置。
  2. 前記移動制御部は、前記移動装置に対する速度指令値から前記ヘッドの移動速度を算出し、その算出した移動速度の情報を含む前記速度信号を前記ヘッド制御部に出力する
    請求項1に記載の加飾装置。
  3. 前記移動装置は、前記ヘッドの移動に係る速度を検出可能なセンサを有し、
    前記移動制御部は、前記センサによる速度の検出値から前記ヘッドの移動速度を算出し、その算出した移動速度の情報を含む前記速度信号を前記ヘッド制御部に出力する
    請求項1に記載の加飾装置。
  4. 複数のノズルから液滴を吐出するヘッドと、
    複数軸の駆動によって前記ヘッドを3次元的に移動させることが可能な移動装置と、
    3次元的に移動している前記ヘッドが液滴を吐出するように前記ヘッドを制御するヘッド制御部と、
    前記移動装置を制御する移動制御部と、
    を有し、
    前記移動制御部は、前記移動装置の複数軸の速度を合成して前記ヘッドの移動速度を算出し、その算出した移動速度の情報を含む速度信号を前記ヘッド制御部に出力し、
    前記ヘッド制御部は、前記速度信号に基づいて、前記ヘッドの移動速度が遅いほど液滴の吐出周期が長くなるように前記ヘッドを制御し、
    前記移動装置は、前記ヘッドの移動に係る速度を検出可能なセンサを有し、
    前記移動制御部は、前記移動装置に対する速度指令値と、前記センサによる速度の検出値との差である速度ドループ量に応じた速度で前記ヘッドを移動させる制御信号を前記移動装置に出力し、且つ、前記速度指令値に対して、前記速度指令値と前記速度の検出値との差である実際の前記速度ドループ量ではない、前記速度ループゲインに基づいて推定された速度ドループ量を加減した前記ヘッドの移動速度の推定速度を算出し、その算出した推定速度の情報を含む前記速度信号を前記ヘッド制御部に出力する
    飾装置。
  5. 前記移動装置は、前記ヘッドの移動に係る位置を検出可能なセンサを有し、
    前記移動制御部は、前記移動装置に対する位置指令値と、前記センサによる位置の検出値との差である位置ドループ量に応じた速度で前記ヘッドを移動させる制御信号を前記移動装置に出力し、且つ、前記位置ドループ量から前記ヘッドの移動速度を算出し、その算出した移動速度の情報を含む前記速度信号を前記ヘッド制御部に出力する
    請求項1に記載の加飾装置。
  6. 材料から成形品を成形する成形機と、
    前記成形機とインラインで接続され、前記成形品に加飾を施す請求項1〜5のいずれか1項に記載の加飾装置と、
    を有する成形加飾システム。
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