JP6612607B2 - マーキング機能付き締結具およびボルトナット類へのマーキング方法 - Google Patents

マーキング機能付き締結具およびボルトナット類へのマーキング方法 Download PDF

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Description

本発明は、マーキング機能付き締結具およびボルトナット類へのマーキング方法に関する。
従来から、ガスメータ等に連結した配管(被締結部材)に対して、例えば、ガス機器(ガスコンロやガスファンヒータ等)に連結した配管の端部に取り付けたソケット(ボルトナット類)を締結している。
ここで、被締結部材にボルトナット類を締結した際に、そのボルトナット類に一定値以上のトルクが掛かると、インクをボルトナット類のボルト頭部に付けることができるマーカー付プリセット形トルクレンチ(マーキング機能付き締結具)がある(特許文献1参照)。ボルトナット類に付けられたインクは、被締結部材にボルトナット類が十分に締結されていることを表す目印となる。
実開平5−41674号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、ボルトナット類に付けるインクを適切に管理する必要があったり、ボルトナット類にインクを付ける精密な機構が破損しやすかったり、ボルトナット類を手で回して被締結部材に簡易的にねじ込んだ上で作為的にインクを塗布されても分からなかったりする問題がある。このようなことから、被締結部材に対してボルトナット類が適切に締結されているか否かを確認することは容易でない。
本発明の目的は、被締結部材に対してボルトナット類が適切に締結されているか否かを容易に確認することができるマーキング機能付き締結具およびボルトナット類へのマーキング方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明のマーキング機能付き締結具は、ボルトナット類のネジ頭の対向する面を挟持する第1挟持部と、第2挟持部と、を備えた挟持部と、前記挟持部を支持する支持部と、を、有し、前記第2挟持部は、前記第1挟持部よりも前記面に当接する面積が小さく構成され、前記挟持部が回転されて、前記ボルトナット類が被締結部材にねじ込まれ、前記第2挟持部に一定値以上のトルクが掛かると、前記第2挟持部が前記面と当該面に隣接する面との間の角部を滑りつつ前記角部を部分的に塑性変形させてマークを付ける。締結対象である前記ボルトナット類の対向する前記面の幅よりも長く構成する前記第1挟持部と前記第2挟持部との幅によって前記トルクの値を規定する。
上記目的を達成するための本発明のボルトナット類へのマーキング方法は、ボルトナット類のネジ頭の対向する面を挟持する第1挟持部と、第2挟持部と、を備え、前記第2挟持部が前記第1挟持部よりも前記面に当接する面積を小さく構成された挟持部を備えたマーキング機能付き締結具を用い、前記ボルトナット類を被締結部材にねじ込むときに、前記第2挟持部に一定値以上のトルクが掛かると、前記第2挟持部を前記面と当該面に隣接する面との間の角部で滑らせつつ前記角部を部分的に塑性変形させてマークを付ける。締結対象である前記ボルトナット類の対向する前記面の幅よりも長く構成する前記第1挟持部と前記第2挟持部との幅によって前記トルクの値を規定する。
上記のような構成によれば、ボルトナット類を被締結部材にねじ込むときに、第2挟持部に一定値以上のトルクが掛かると、ボルトナット類のネジ頭の角部にマークが付く。したがって、マーキング機能付き締結具およびボルトナット類へのマーキング方法は、被締結部材に対してボルトナット類が適切に締結されているか否かを容易に確認することができる。
実施形態に係るマーキング機能付きトルクスパナを示す斜視図である。 図1のマーキング機能付きトルクスパナの要部を示す斜視図である。 フレキシブル片ネジソケットを配管に接続する状態を示す斜視図であって、(A)は手によってフレキシブル片ネジソケットを配管にねじ込んでいる状態を示す図、(B)は(A)の状態から引き続きマーキング機能付きトルクスパナを用いてフレキシブル片ネジソケットを配管にねじ込んでいる状態を示す図、(C)は(B)の状態から引き続きフレキシブル片ネジソケットにフレキシブル配管を接続した状態を示す図である。 図3(B)の状態におけるマーキング機能付きトルクスパナとフレキシブル片ネジソケットを模式に示す上面図であって、(A)はマーキング機能付きトルクスパナによってフレキシブル片ネジソケットにマークを付ける直前の状態を示す図、(B)はマーキング機能付きトルクスパナによってフレキシブル片ネジソケットにマークを付けた直後の状態を示す図である。 配管に対して十分にねじ込まれたフレキシブル片ネジソケットにマークが付いている状態を示す斜視図である。 マーキング機能付きトルクスパナのくわえ幅と締結トルクとの関係を示すグラフである。 実施形態の変形例に係るマーキング機能付きトルクスパナの要部を示す斜視図であって、(A)は角が面取りされた第2挟持部を備えた変形例1に係るマーキング機能付きトルクスパナを示す図、(B)は断面が半円形の第2挟持部を備えた変形例2に係るマーキング機能付きトルクスパナを示す図、(C)はスライド式の第2挟持部を備えた変形例3に係るマーキング機能付きトルクスパナを示す図である。 実施形態の変形例4に係るマーキング機能付きトルクスパナの要部を示す斜視図であって、(A)はマーキング機能付きトルクスパナを一の方向から示す図、(B)はマーキング機能付きトルクスパナを他の方向から示す図である。 図8のマーキング機能付きトルクスパナの要部を示す上面図である。 図3(B)の状態に相当するマーキング機能付きトルクスパナとフレキシブル片ネジソケットを模式に示す上面図であって、(A)はオープンエンド部の先端に位置する第1当接部および第3当接部によって挟持したフレキシブル片ネジソケットを回転させる状態を示す図、(B)はオープンエンド部の内周面をフレキシブル片ネジソケットに押し付けた状態を示す図、(C)はオープンエンド部の第2当接部をフレキシブル片ネジソケットの角部に押圧しつつ滑らせてフレキシブル片ネジソケットにマークを付けた直後の状態を示す図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図面における各部材の大きさや比率は、説明の都合上誇張され実際の大きさや比率とは異なる場合がある。
(実施形態)
実施形態のマーキング機能付き締結具(マーキング機能付きトルクスパナ10)は、概説すれば、ボルトナット(フレキシブル片ネジソケット101)類のネジ頭101aの対向する面(一面101cおよび他面101d)を挟持する第1挟持部11aと、第2挟持部11bと、を備えた挟持部(オープンエンド部11)と、オープンエンド部11を支持する支持部(グリップ部12)と、を、有し、第2挟持部11bは、第1挟持部11aよりも面(他面101d)に当接する面積が小さく構成され、オープンエンド部11が回転されて、フレキシブル片ネジソケット101が被締結部材(ガス配管103)にねじ込まれ、第2挟持部11bに一定値以上のトルク(規定トルク)が掛かると、第2挟持部11bが他面101dと当該他面101dに隣接する面(隣接面101e)との間の角部101fを滑りつつ角部101fを部分的に塑性変形させてマーク101gを付ける。
実施形態のボルトナット(フレキシブル片ネジソケット101)類へのマーキング方法は、概説すれば、フレキシブル片ネジソケット101のネジ頭101aの対向する面(一面101cおよび他面101d)を挟持する第1挟持部11aと、第2挟持部11bと、を備え、第2挟持部11bが第1挟持部11aよりも面(他面101d)に当接する面積を小さく構成された挟持部(オープンエンド部11)を備えたマーキング機能付き締結具(マーキング機能付きトルクスパナ10)を用い、フレキシブル片ネジソケット101を被締結部材(ガス配管103)にねじ込むときに、第2挟持部11bに一定値以上のトルク(規定トルク)が掛かると、第2挟持部11bを他面101dと当該他面101dに隣接する(隣接面101e)との間の角部101fで滑らせつつ角部101fを部分的に塑性変形させてマーク101gを付ける。
以下、実施形態のマーキング機能付きトルクスパナ10について詳述する。
まず、マーキング機能付きトルクスパナ10の構成を図1および図2を参照しつつ説明する。
図1は、実施形態に係るマーキング機能付きトルクスパナ10を示す斜視図である。図2は、図1のマーキング機能付きトルクスパナ10の要部を示す斜視図である。
マーキング機能付きトルクスパナ10は、図1に示すように、オープンエンド部11が回転方向に沿った一部が径方向に対して開放された、スパナ型からなる。
オープンエンド部11は、フレキシブル片ネジソケット101のネジ頭101aの対向する面(一面101cおよび他面101d)を挟持する第1挟持部11aと、第2挟持部11bと、を備えている。
第1挟持部11aは、平滑な面からなり、フレキシブル片ネジソケット101の一面101cに当接する。
第2挟持部11bは、平滑な面からなり、フレキシブル片ネジソケット101の他面101dに当接する。第2挟持部11bは、第1挟持部11aよりも他面101dに当接する面積が小さく構成されている。具体的には、第2挟持部11bは、第1挟持部11aと対向した部分において、フレキシブル片ネジソケット101の他面101dに当接する部分以外を切除(切削)して形成されている。その結果、第2挟持部11bは、基面11cから第1挟持部11aに向かって突出した形状からなる。第2挟持部11bは、オープンエンド部11の回転方向に沿って長尺状に形成されている。第2挟持部11bは、角部101fの一端から他端を横断する長さから形成されている。
第2挟持部11bは、第1挟持部11aよりもフレキシブル片ネジソケット101に当接する面積が小さいことから、第1挟持部11aよりもフレキシブル片ネジソケット101を相対的に強く押圧することができる。すなわち、第2挟持部11bによって押圧した部分は十分に塑性変形させつつ、第1挟持部11aによって押圧した部分は軽微な塑性変形に留めたり塑性変形を防止したりすることができる。
グリップ部12は、オープンエンド部11を支持する部分である。グリップ部12は、オープンエンド部11の開放した部分と対向する端部から延在して形成されている。グリップ部12を手200で回して、オープンエンド部11を回転させる。
つぎに、マーキング機能付きトルクスパナ10の使用方法を図3〜図6を参照しつつ説明する。
図3は、フレキシブル片ネジソケット101をガス配管103に接続する状態を示す斜視図であって、(A)は手200によってフレキシブル片ネジソケット101をガス配管103にねじ込んでいる状態を示す図、(B)は(A)の状態から引き続きマーキング機能付きトルクスパナ10を用いてフレキシブル片ネジソケット101をガス配管103にねじ込んでいる状態を示す図、(C)は(B)の状態から引き続きフレキシブル片ネジソケット101にフレキシブル配管102を接続した状態を示す図である。図4は、図3(B)の状態におけるマーキング機能付きトルクスパナ10とフレキシブル片ネジソケット101を模式に示す上面図であって、(A)はマーキング機能付きトルクスパナ10によってフレキシブル片ネジソケット101にマーク101gを付ける直前の状態を示す図、(B)はマーキング機能付きトルクスパナ10によってフレキシブル片ネジソケット101にマーク101gを付けた直後の状態を示す図である。図5は、ガス配管103に対して十分にねじ込まれたフレキシブル片ネジソケット101にマーク101gが付いている状態を示す斜視図である。図6は、マーキング機能付きトルクスパナ10のくわえ幅と締結トルクとの関係を示すグラフである。
図3(A)に示すように、手200によってフレキシブル片ネジソケット101のネジ頭101aを把持して、フレキシブル片ネジソケット101のネジ101bを、ある程度まで、ガス配管103にねじ込む。
さらに、図3(B)および図4(A)に示すように、マーキング機能付きトルクスパナ10の第1挟持部11aおよび第2挟持部11bによって、ネジ頭101aの一面101cおよび他面101dを挟持する。この状態で、マーキング機能付きトルクスパナ10のグリップ部12を手200で回して、オープンエンド部11を回転させることによって、ネジ101bをガス配管103に対してきつくねじ込んでいく。
ここで、図4(A)から図4(B)に示すように、マーキング機能付きトルクスパナ10の第2挟持部11bに一定値以上のトルクが掛かると、第2挟持部11bが角部101fを押圧しながら滑り、その角部101fを部分的に塑性変形させる。
具体的には、フレキシブル片ネジソケット101のネジ頭101aの側方には、6つの面(一面101c、他面101d、隣接面101e等)が形成され、各々の面と面との間(例えば、他面101dと隣接面101eとの間)に角部101fが備えられている。マーキング機能付きトルクスパナ10の第1挟持部11aと第2挟持部11bは、一定値以上のトルクが掛かると、6つの面(一面101c、他面101d、隣接面101e等)よりも径方向外側に位置する角部101fの表面を滑る。第2挟持部11bは、図2に示すように、第1挟持部11aよりも角部101fに当接する面積が小さいことから、第1挟持部11aよりも相対的に大きな力によって角部101fを押圧して、その角部101fを塑性変形させる。
その結果、図4(B)および図5に示すように、フレキシブル片ネジソケット101の角部101fに、水平方向に沿って線状のマーク101gが付く。角部101fに付けられたマーク101gは、ガス配管103に対してフレキシブル片ネジソケット101のネジ101bが十分に締結されていることを表す目印となる。
ここで、図6に示すように、フレキシブル片ネジソケット101の角部101fにマーク101gが付くときのトルクは、任意に設定することができる。図6は、マーキング機能付きトルクスパナ10について、横軸にくわえ幅を表し、縦軸に締結トルクを表したグラフである。くわえ幅は、第1挟持部11aと第2挟持部11bの幅に相当する。くわえ幅を広げる程、第1挟持部11aと第2挟持部11bの間が離間して、第2挟持部11bがフレキシブル片ネジソケット101の角部101fを滑り易くなる。したがって、マーキング機能付きトルクスパナ10は、くわえ幅を広く設定する程、相対的に小さいトルクによって、角部101fにマーク101gを付けることができる。
その後、図3(C)に示すように、フレキシブル片ネジソケット101に、例えば、屈曲自在に構成されたフレキシブル配管102の一端を挿入しつつ接続する。
上述した実施形態に係るマーキング機能付きトルクスパナ10によれば、以下の構成によって作用効果を奏する。
マーキング機能付きトルクスパナ10は、フレキシブル片ネジソケット101のネジ頭101aの対向する一面101cおよび他面101dを挟持する第1挟持部11aと、第2挟持部11bと、を備えたオープンエンド部11と、オープンエンド部11を支持するグリップ部12と、を、有し、第2挟持部11bは、第1挟持部11aよりも他面101dに当接する面積が小さく構成され、オープンエンド部11が回転されて、フレキシブル片ネジソケット101がガス配管103にねじ込まれ、第2挟持部11bに一定値以上のトルクが掛かると、第2挟持部11bが他面101dと当該他面101dに隣接する隣接面101eとの間の角部101fを滑りつつ角部101fを部分的に塑性変形させてマーク101gを付ける。
フレキシブル片ネジソケット101へのマーキング方法は、フレキシブル片ネジソケット101のネジ頭101aの対向する一面101cおよび他面101dを挟持する第1挟持部11aと、第2挟持部11bと、を備え、第2挟持部11bが第1挟持部11aよりも他面101dに当接する面積を小さく構成されたオープンエンド部11を備えたマーキング機能付きトルクスパナ10を用い、フレキシブル片ネジソケット101をガス配管103にねじ込むときに、第2挟持部11bに一定値以上のトルクが掛かると、第2挟持部11bを他面101dと当該他面101dに隣接する隣接面101eとの間の角部101fで滑らせつつ角部101fを部分的に塑性変形させてマーク101gを付ける。
このような構成によれば、フレキシブル片ネジソケット101をガス配管103にねじ込むときに、第2挟持部11bに一定値以上のトルクが掛かると、フレキシブル片ネジソケット101のネジ頭101aの角部101fにマーク101gが付く。したがって、マーキング機能付きトルクスパナ10およびフレキシブル片ネジソケット101へのマーキング方法は、ガス配管103に対してフレキシブル片ネジソケット101が適切に締結されているか否かを容易に確認することができる。
さらに、第2挟持部11bは、オープンエンド部11の回転方向に沿って長尺状に形成されている。
このような構成によれば、オープンエンド部11の回転方向に合わせて、第2挟持部21bをフレキシブル片ネジソケット101の角部101fへ徐々に押し付けつつ、角部101fを連続的に塑性変形させて、角部101fに対して滑らかに線状のマーク101gを付けることができる。
さらに、第2挟持部11bは、角部101fの一端から他端を横断する長さから形成されている。
このような構成によれば、フレキシブル片ネジソケット101の角部101fに対して、視認性が高い長尺のマーク101gを付けることができることから、そのマーク101gの有無を容易に確認することができる。
さらに、第2挟持部11bは、第1挟持部11aと対向した部分において、他面101dに当接する部分以外を切除して形成されている。
このような構成によれば、既存のマーキング機能付きトルクスパナを部分的に削り出す追加工を行うことによって、第2挟持部11bを備えたマーキング機能付きトルクスパナ10を構成することができる。したがって、マーキング機能付きトルクスパナ10を容易かつ廉価に形成することができる。
さらに、オープンエンド部11は、回転方向に沿った一部が径方向に対して開放されたスパナ型からなる。
このような構成によれば、フレキシブル片ネジソケット101を挟持し易く使い勝手の良いスパナ型として、マーキング機能付きトルクスパナ10を構成することができる。
さらに、締結対象であるフレキシブル片ネジソケット101の対向する一面101cおよび他面101dの幅よりも長く構成する第1挟持部11aと第2挟持部11bとの幅によってトルクの値を規定する。
このような構成によれば、第2挟持部11bが角部101fを滑りつつ、その角部101fが部分的に塑性変形することによって、角部101fにマーク101gが付くときのトルクを、任意に設定することができる。
(実施形態の変形例1)
実施形態の変形例1に係るマーキング機能付きトルクスパナ20について、図7(A)を参照しながら説明する。実施形態の変形例1のマーキング機能付きトルクスパナ20は、第2挟持部21bの角を面取りしている点において、前述した実施形態に係るマーキング機能付きトルクスパナ10と相違する。マーキング機能付きトルクスパナ20については、前述した実施形態と同様の構成からなるものについて同一の符号を付加し、重複する説明を省略する。
マーキング機能付きトルクスパナ20の構成を図7(A)を参照しながら説明する。
図7(A)は、角が面取りされた第2挟持部21bを備えた変形例1に係るマーキング機能付きトルクスパナ20を示す図である。
第2挟持部21bは、図7(A)に示すように、オープンエンド部21の回転方向に沿った断面視において、端部が面取りされている。すなわち、第2挟持部21bは、基面21cから第1挟持部に向かって突出した先端部分において、マーキング機能付きトルクスパナ20の厚み方向に沿った上端と下端が、例えば切削して形成されている。
上述した実施形態の変形例1に係るマーキング機能付きトルクスパナ20によれば、以下の構成によって作用効果を奏する。
マーキング機能付きトルクスパナ20は、第2挟持部21bが、オープンエンド部21の回転方向に沿った断面視において端部を面取りして形成されている。
このような構成によれば、第2挟持部31bの端部が凹んでいることから、第2挟持部21bを押し付けて塑性変形させるフレキシブル片ネジソケット101の角部101fへの負荷を軽減させつつ、角部101fに対して容易にマーク101gを付けることができる。
また、このような構成によれば、角部101fに形成されたマーク101gの角部が緩やかになり、かつ、バリの発生が抑制されることから、そのマーク101gに接触した作業者や部材に対する影響を軽減することができる。
特に、このような構成によれば、例えば角部101fの表面を保護するために、その角部101fにメッキ処理を行っている場合、メッキ処理された金属薄膜がマーク101gから剥離することを軽減したり防止したりすることができる。
(実施形態の変形例2)
実施形態の変形例2に係るマーキング機能付きトルクスパナ30について、図7(B)を参照しながら説明する。実施形態の変形例2のマーキング機能付きトルクスパナ30は、第2挟持部31bを半円形状に形成している点において、前述した実施形態に係るマーキング機能付きトルクスパナ10と相違する。マーキング機能付きトルクスパナ30については、前述した実施形態と同様の構成からなるものについて同一の符号を付加し、重複する説明を省略する。
マーキング機能付きトルクスパナ30の構成を図7(B)を参照しながら説明する。
図7(B)は、断面が半円形の第2挟持部31bを備えた変形例2に係るマーキング機能付きトルクスパナ30を示す図である。
第2挟持部31bは、図7(B)に示すように、オープンエンド部31の回転方向に沿った断面視において、端部が半円形状に形成されている。すなわち、第2挟持部31bは、基面31cから第1挟持部に向かって半円形状に突出するように、例えば切削して形成されている。
上述した実施形態の変形例2に係るマーキング機能付きトルクスパナ30によれば、以下の構成によって作用効果を奏する。
マーキング機能付きトルクスパナ30は、第2挟持部31bが、オープンエンド部31の回転方向に沿った断面視において半円形状に形成されている。
このような構成によれば、第2挟持部31bの形状が滑らかであることから、第2挟持部31bを押し付けて塑性変形させるフレキシブル片ネジソケット101の角部101fへの負荷を大幅に軽減させつつ、角部101fに対して非常に容易にマーク101gを付けることができる。
また、このような構成によれば、角部101fに形成されたマーク101gの形状が半円状に緩やかになり、かつ、バリの発生が抑制されることから、そのマーク101gに接触した作業者や部材に対する影響を大幅に軽減することができる。
特に、このような構成によれば、例えば角部101fの表面を保護するために、その角部101fにメッキ処理を行っている場合、メッキ処理された金属薄膜がマーク101gから剥離することを軽減したり防止したりすることができる。
(実施形態の変形例3)
実施形態の変形例3に係るマーキング機能付きトルクスパナ40について、図7(C)を参照しながら説明する。実施形態の変形例3のマーキング機能付きトルクスパナ40は、第2挟持部43が移動可能である点において、前述した実施形態に係るマーキング機能付きトルクスパナ10と相違する。マーキング機能付きトルクスパナ40については、前述した実施形態と同様の構成からなるものについて同一の符号を付加し、重複する説明を省略する。
マーキング機能付きトルクスパナ40の構成を図7(C)を参照しながら説明する。
図7(C)は、スライド式の第2挟持部43を備えた変形例3に係るマーキング機能付きトルクスパナ40を示す図である。
第2挟持部43は、台形台形状からなるスライド部43aと、スライド部43aの長手方向に沿った一端に連結されたバネ部43bから構成されている。スライド部43aは、オープンエンド部41と同等の硬度を備えた材質からなり、例えば、長尺状であって断面が台形形状に形成されている。バネ部43bは、螺旋形状に形成された金属バネからなる。スライド部43aは、長尺状であって断面が半円形状の形状から構成してもよい。
オープンエンド部41の基面41cには、オープンエンド部41の回転方向に沿って直線状の溝部41dが形成されている。溝部41dの形状は、スライド部43aの底面(上面よりも長い)を含む部分に対応した形状からなる。溝部41dは、スライド部43aとバネ部43bを移動自在に収容し、バネ部43bの端部を接合している。
スライド部43aは、フレキシブル片ネジソケット101の角部101fに当接しつつ角部101fに追随するように、バネ部43bの張力を受けながらオープンエンド部41の回転方向に沿って直線状に移動する。スライド部43aが、フレキシブル片ネジソケット101の角部101fから離間すると、バネ部43bの張力によって初期の位置に戻る。
上述した実施形態の変形例3に係るマーキング機能付きトルクスパナ40によれば、以下の構成によって作用効果を奏する。
マーキング機能付きトルクスパナ40は、第2挟持部43が、オープンエンド部41の回転に伴い、角部101fに当接しつつオープンエンド部41の回転方向に沿って移動自在に構成されている。
このような構成によれば、第2挟持部43が移動して角部101fに追随することから、第2挟持部43を押し付けて塑性変形させるフレキシブル片ネジソケット101の角部101fに対して過度に押圧することなく、角部101fへの負荷を軽減させつつ、角部101fに対して容易にマーク101gを付けることができる。
特に、このような構成によれば、例えば角部101fの表面を保護するために、その角部101fにメッキ処理を行っている場合、メッキ処理された金属薄膜がマーク101gから剥離することを軽減したり防止したりすることができる。
(実施形態の変形例4)
実施形態の変形例4に係るマーキング機能付きトルクスパナ50について、図8〜図10を参照しながら説明する。実施形態の変形例4のマーキング機能付きトルクスパナ50は、第2挟持部51bを、フレキシブル片ネジソケット101の他面101dに当接させる第1当接部51Rと、フレキシブル片ネジソケット101の角部101fに当接(押圧)させる第2当接部51Sから構成している点において、前述した実施形態に係るマーキング機能付きトルクスパナ10と相違する。マーキング機能付きトルクスパナ50は、変形例2に係るマーキング機能付きトルクスパナ30の要部(第2挟持部31b)を部分的(オープンエンド部31の中央部に位置する部分)に採用した形態に相当する。マーキング機能付きトルクスパナ50については、前述した実施形態と同様の構成からなるものについて同一の符号を付加し、重複する説明を省略する。
マーキング機能付きトルクスパナ50の構成を図8および図9を参照しながら説明する。
図8は、実施形態の変形例4に係るマーキング機能付きトルクスパナ50の要部を示す斜視図であって、(A)はマーキング機能付きトルクスパナ50を一の方向から示す図、(B)はマーキング機能付きトルクスパナ50を他の方向から示す図である。図9は、図8のマーキング機能付きトルクスパナ50の要部を示す上面図である。
第2挟持部51bは、オープンエンド部51の開放された端部に臨む部分に、フレキシブル片ネジソケット101の他面101dに当接する平面形状の第1当接部51Rを備えている。さらに、第2挟持部51bは、フレキシブル片ネジソケット101の角部101fに当接(押圧)する第2当接部51Sを備えている。第2当接部51Sは、角部101fに対向し、第1当接部51Rよりもオープンエンド部51の径方向外方に離間している。第2当接部51Sは、第1当接部51Rに隣接し、オープンエンド部51の中央の側に位置している。
第2当接部51Sは、第1挟持部51aと対向した部分において、フレキシブル片ネジソケット101の角部101fに対向するように、オープンエンド部51の回転方向に沿って長尺状に形成されている。第2当接部51Sは、第1当接部51Rに隣接した基面51cから第1挟持部51aに向かって突出している。
第1挟持部51aは、オープンエンド部51の開放された端部に臨む部分に、フレキシブル片ネジソケット101の一面101cに当接する平面形状の第3当接部51Pを備えている。第3当接部51Pは、第2挟持部51bの第1当接部51Rと対向している。さらに、第1挟持部51aは、角部101fに対向し、第3当接部51Pよりもオープンエンド部51の径方向外方に離間した第4当接部51Qを備えている。第4当接部51Qは、フレキシブル片ネジソケット101の角部101fに当接する。第4当接部51Qは、第3当接部51Pに隣接し、オープンエンド部51の中央の側に位置している。
ここで、図9に示すように、オープンエンド部51の回転方向に沿って同心円状(一点鎖線)に形成され基面51cを含む部分は、フレキシブル片ネジソケット101の角部101fに接触しない。一方、第2当接部51Sは、フレキシブル片ネジソケット101の角部101fに干渉するように、基面51cから径方向内方に突出している。このように構成し、第2当接部51Sと第4当接部51Qによって、適正なトルクを規定する。
つぎに、マーキング機能付きトルクスパナ50の使用方法を図10を参照しつつ説明する。
図10は、図3(B)の状態に相当するマーキング機能付きトルクスパナ50とフレキシブル片ネジソケット101を模式に示す上面図であって、(A)はオープンエンド部51の先端に位置する第1当接部51Rおよび第3当接部51Pによって挟持したフレキシブル片ネジソケット101を回転させる状態を示す図、(B)はオープンエンド部51の内周面をフレキシブル片ネジソケット101に押し付けた状態を示す図、(C)はオープンエンド部51の第2当接部51Sをフレキシブル片ネジソケット101の角部101fに押圧しつつ滑らせてフレキシブル片ネジソケット101にマーク101gを付けた直後の状態を示す図である。
図10(A)に示すように、オープンエンド部51の先端に位置する第1当接部51Rおよび第3当接部51Pのみによってフレキシブル片ネジソケット101を挟持しつつ、そのフレキシブル片ネジソケット101を回転させる。第1当接部51Rおよび第3当接部51Pは、それぞれ十分な表面積を備えた平面形状であることから、フレキシブル片ネジソケット101の他面101dおよび一面101cを傷付けることがない。ここで、第2当接部51Sは、オープンエンド部51がフレキシブル片ネジソケット101に対して少しだけ差し込まれた状態であることから、フレキシブル片ネジソケット101の角部101fに接触することがなく、その角部101fに不要な傷を付けることがない。このような方法によって、フレキシブル片ネジソケット101をガス配管103に対してある程度(規定トルクの直前)まで締め込む。
さらに、図10(B)に示すように、オープンエンド部51をフレキシブル片ネジソケット101に差し込む。この結果、オープンエンド部51の内周面がフレキシブル片ネジソケット101に押し付けられ、第2当接部51Sの両端がフレキシブル片ネジソケット101の角部101fに近接する。
さらに、図10(C)に示すように、オープンエンド部51を回転させて、フレキシブル片ネジソケット101をガス配管103に対して、一定値以上のトルク(規定トルク)が掛かるように締め付ける。このとき、第2当接部51Sは、フレキシブル片ネジソケット101の角部101fを押圧しつつ滑り、その角部101fを部分的に塑性変形させてマーク101gを付けることができる。
上述した実施形態の変形例4に係るマーキング機能付きトルクスパナ50によれば、以下の構成によって作用効果を奏する。
マーキング機能付きトルクスパナ50は、第2挟持部51bが、他面101dに当接する平面形状の第1当接部51Rと、第1当接部51Rよりも表面積が小さく径方向外方に離間し角部101fに当接する第2当接部51Sと、を備えている。
このような構成によれば、平面形状の第1当接部51Rによってフレキシブル片ネジソケット101の他面101dを押圧して、フレキシブル片ネジソケット101を安定して回転させることができる。さらに、オープンエンド部11を滑らせつつ、第2当接部51Sによってフレキシブル片ネジソケット101の角部101fに対してマーク101gを付けることができる。
特に、このような構成によれば、図10(A)に示すように、第2当接部51Sをフレキシブル片ネジソケット101の角部101fに接触させることなく、第1当接部51Rによってフレキシブル片ネジソケット101をある程度(規定トルクの直前)まで回転させることによって、フレキシブル片ネジソケット101の角部101fに不要な傷が付くことを防止できる。
マーキング機能付きトルクスパナ50は、第2当接部51Sを、オープンエンド部51の回転方向に沿った断面視において、半円形状に形成している。
このような構成によれば、第2当接部51Sの形状が滑らかであることから、第2当接部51Sを押し付けて塑性変形させるフレキシブル片ネジソケット101の角部101fへの負荷を大幅に軽減させつつ、角部101fに対して非常に容易にマーク101gを付けることができる。
また、このような構成によれば、角部101fに形成されたマーク101gの形状が半円状に緩やかになり、かつ、バリの発生が抑制されることから、そのマーク101gに接触した作業者や部材に対する影響を軽減することができる。
特に、このような構成によれば、例えば角部101fの表面を保護するために、その角部101fにメッキ処理を行っている場合、メッキ処理された金属薄膜がマーク101gから剥離することを軽減したり防止したりすることができる。
そのほか、本発明は、特許請求の範囲に記載された構成に基づき様々な改変が可能であり、それらについても本発明の範疇である。
例えば、実施形態では、マーキング機能付きトルクスパナを、オープンエンド部が回転方向に沿って一部が開放されたスパナタイプとして説明したが、このような構成に限定されることはない。一例として、マーキング機能付きトルクスパナは、オープンエンド部が回転方向に沿って環状に形成されたレンチタイプとして構成してもよい。
また、実施形態では、マーキング機能付きトルクスパナに備えられた1つの第2挟持部によって、フレキシブル片ネジソケット101に1つのマーク101gを付ける構成として説明したが、このような構成に限定されることはない。一例として、複数の第2挟持部によって、フレキシブル片ネジソケット101に複数のマーク101gを付ける構成してもよい。
また、実施形態では、マーキング機能付きトルクスパナの基面から凸状に突出し線状に延在した第2挟持部によって、フレキシブル片ネジソケット101に線状のマーク101gを付ける構成として説明したが、このような構成に限定されることはない。一例として、基面から間欠的に凸状に突出した第2挟持部によって、フレキシブル片ネジソケット101にマーク101gを付ける構成してもよい。
また、実施形態では、第2挟持部を、マーキング機能付きトルクスパナの基面の中央から第1挟持部に向かって凸状に突出した構成として説明したが、このような構成に限定されることはない。一例として、第2挟持部を、基面の上端および下端から第1挟持部に向かって突出した台形台のように構成してもよい。
また、実施形態では、マーキング機能付きトルクスパナに備えられた第2挟持部のみによって、フレキシブル片ネジソケット101に1つのマーク101gを付ける構成として説明したが、このような構成に限定されることはない。一例として、第1挟持部および第2挟持部によって、フレキシブル片ネジソケット101に対向する2つのマーク101gを付ける構成してもよい。
また、実施形態では、既存のマーキング機能付きトルクスパナを部分的に削り出す追加工を行うことによって、フレキシブル片ネジソケット101の他面101dに当接する第2挟持部を形成する構成として説明したが、このような構成に限定されることはない。
10,20,30,40,50 マーキング機能付きトルクスパナ(マーキング機能付き締結具)、
11,21,31,41,51 オープンエンド部(挟持部)、
11a,51a 第1挟持部、
11b,21b,31b,43,51b 第2挟持部、
43a スライド部、
43b バネ部、
11c,21c,31c,41c,51c 基面、
41d 溝部、
51P 第3当接部、
51Q 第4当接部、
51R 第1当接部、
51S 第2当接部、
12 グリップ部(支持部)、
101 フレキシブル片ネジソケット(ボルトナット類)、
101a ネジ頭、
101b ネジ、
101c 一面、
101d 他面、
101e 隣接面、
101f 角部、
101g マーク、
102 フレキシブル配管、
103 ガス配管(被締結部材)、
200 手。

Claims (10)

  1. ボルトナット類のネジ頭の対向する面を挟持する第1挟持部と、第2挟持部と、を備えた挟持部と、
    前記挟持部を支持する支持部と、を、有し、
    前記第2挟持部は、前記第1挟持部よりも前記面に当接する面積が小さく構成され、
    前記挟持部が回転されて、前記ボルトナット類が被締結部材にねじ込まれ、前記第2挟持部に一定値以上のトルクが掛かると、前記第2挟持部が前記面と当該面に隣接する面との間の角部を滑りつつ前記角部を部分的に塑性変形させてマークを付けてなり、
    締結対象である前記ボルトナット類の対向する前記面の幅よりも長く構成する前記第1挟持部と前記第2挟持部との幅によって前記トルクの値を規定するマーキング機能付き締結具。
  2. 前記第2挟持部は、前記挟持部の回転方向に沿って長尺状に形成されている請求項1に記載のマーキング機能付き締結具。
  3. 前記第2挟持部は、前記角部の一端から他端を横断する長さから形成されている請求項2に記載のマーキング機能付き締結具。
  4. 前記第2挟持部は、前記第1挟持部と対向した部分において、前記面に当接する部分以外を切除して形成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のマーキング機能付き締結具。
  5. 前記第2挟持部は、前記挟持部の回転方向に沿った断面視において端部を面取りして形成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載のマーキング機能付き締結具。
  6. 前記第2挟持部は、前記挟持部の回転方向に沿った断面視において半円形状に形成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載のマーキング機能付き締結具。
  7. 前記第2挟持部は、前記挟持部の回転に伴い、前記角部に当接しつつ前記挟持部の回転方向に沿って移動自在に構成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載のマーキング機能付き締結具。
  8. 前記第2挟持部は、
    前記面に当接する平面形状の第1当接部と、
    前記第1当接部よりも表面積が小さく径方向外方に離間し前記角部に当接する第2当接部と、を備えた請求項1〜6のいずれか1項に記載のマーキング機能付き締結具。
  9. 前記挟持部は、回転方向に沿った一部が径方向に対して開放されたスパナ型からなる請求項1〜8のいずれか1項に記載のマーキング機能付き締結具。
  10. ボルトナット類のネジ頭の対向する面を挟持する第1挟持部と、第2挟持部と、を備え、前記第2挟持部が前記第1挟持部よりも前記面に当接する面積を小さく構成された挟持部を備えたマーキング機能付き締結具を用い、
    前記ボルトナット類を被締結部材にねじ込むときに、前記第2挟持部に一定値以上のトルクが掛かると、前記第2挟持部を前記面と当該面に隣接する面との間の角部で滑らせつつ前記角部を部分的に塑性変形させてマークを付けてなり、
    締結対象である前記ボルトナット類の対向する前記面の幅よりも長く構成する前記第1挟持部と前記第2挟持部との幅によって前記トルクの値を規定するボルトナット類へのマーキング方法。
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