JP6612318B2 - 自動分析装置及び蓋開閉機構 - Google Patents

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Description

本発明は、臨床検査における生化学分析や免疫分析等の化学分析に用いる自動分析装置及び前記装置に搭載される蓋付容器の蓋開閉機構に関する。
免疫分析等では、例えば、測定対象物を含む試料に、磁性粒子、標識物質を含む標識抗体、及び磁性粒子を測定対象物に結合させる抗体を混合して抗原抗体反応を起こさせ、測定対象物、磁性粒子及び標識物質が結合した反応生成物を磁気分離手段で捕捉し、捕捉した反応生成物に電圧を印加してその発光量を計測することで測定対象物を定量化する。このような化学分析を機械的に行う場合に、自動分析装置が用いられることがある。
自動分析装置では、磁性粒子を含む溶液を収容した試薬容器、標識物質を含む溶液を収容した試薬容器、及び抗体を含む溶液を収容した試薬容器等が測定項目毎に1セット準備される。試薬容器にはそれぞれ蓋が付いており、不必要時に蓋を閉じることで試薬の蒸発や劣化が抑制されている(特許文献1参照)。
WO11/074472
しかしながら、特許文献1に示された試薬容器の蓋開閉機構は、複数の試薬容器の蓋を選択的に開閉することができるものの、これら複数の試薬容器の蓋の開閉状態に合わせた複雑な制御を必要とするため、例えば自動分析装置が異常停止し、試薬容器の蓋の開閉状態の情報が失われた場合には、全ての蓋が閉じた状態(初期状態)に復帰させることが困難であった。
そこで本発明は、複数の試薬容器の蓋を選択的に開閉可能であり、かつ、これら複数の試薬容器の蓋を現在の開閉状態に関わらず全て閉じることが可能な蓋開閉機構を備えた自動分析装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、試料の分析に使用する試薬を収容した複数の試薬容器を搭載可能な容器搬送装置と、前記複数の試薬容器のうち分注攪拌位置にある特定の複数の試薬容器の蓋を同時に開閉可能な蓋開閉機構とを備えた自動分析装置において、前記蓋開閉機構は、前記容器搬送装置に対して固定されたユニットベースと、前記ユニットベースに回動可能に連結されたフック基部と、前記フック基部を前記ユニットベースに対して前記特定の複数の試薬容器の蓋の開閉方向に平行移動させる蓋開閉用駆動装置と、前記フック基部に回動可能に連結され、前記特定の複数の試薬容器の蓋に引っ掛けることが可能な複数のフックと、前記複数のフックを前記フック基部に対して個別に回動可能な複数のフック用駆動装置とを備え、前記複数のフックのそれぞれは、前記特定の複数の試薬容器のうちの1つの試薬容器の蓋に引っ掛けた姿勢において前記1つの試薬容器の蓋に開方向の力を作用させることが可能な鉤爪部と、前記1つの試薬容器の蓋に引っ掛けた姿勢において前記1つの試薬容器の蓋に閉方向の力を作用させることが可能な根元部と、前記1つの試薬容器の蓋に引っ掛けていない姿勢において前記1つの試薬容器の蓋に閉方向の力を作用させることが可能な閉栓用突起部とを有するものとする。

本発明によれば、複数の試薬容器の蓋を選択的に開閉することにより、使用していない試薬容器の開放時間を短縮して試薬の蒸発や劣化を抑えるとともに、自動分析装置が異常停止した場合に、これら複数の試薬容器の蓋を現在の開閉状態に関わらず全て閉じることができる。
自動分析装置の全体構成を示す平面図である。 上部カバーを取り外した試薬保冷庫の斜視図である。 上部カバーを取り外した試薬保冷庫を分注撹拌位置で切断した断面図である。 試薬容器蓋開閉装置の斜視図である。 フック基部を基準位置に保持した試薬容器蓋開閉装置の正面図である。 フックを用いて全ての蓋を開ける動作を示す試薬容器蓋開閉装置の正面図である。 フックを用いて全ての蓋を開ける動作を示す試薬容器蓋開閉装置の正面図である。 フックを用いて全ての蓋を開ける動作を示す試薬容器蓋開閉装置の正面図である。 フックを用いて全ての蓋を閉じる動作を示す試薬容器蓋開閉装置の正面図である。 フックを用いて一部の蓋を開けたまま残りの蓋を閉じる動作を示す試薬容器蓋開閉装置の正面図である。 フックを用いて一部の蓋を開けたまま残りの蓋を閉じる動作を示す試薬容器蓋開閉装置の正面図である。 フックを用いて一部の蓋を開けたまま残りの蓋を閉じる動作を示す試薬容器蓋開閉装置の正面図である。 フックを用いて一部の蓋を閉じる動作を示す試薬容器蓋開閉装置の正面図である。 試薬容器蓋開閉装置の不具合発生時の動作を示す模式図である。 フックの斜視図である。 フックの正面図である。 フックの正面図である。 閉栓用突起部を用いて蓋を閉じる動作を示す試薬容器蓋開閉装置の正面図である。 閉栓用突起部を用いて蓋を閉じる動作を示す試薬容器蓋開閉装置の正面図である。 閉栓用突起部を用いて蓋を閉じる動作を示す試薬容器蓋開閉装シャフト部置の正面図である。 閉栓用突起部を用いて蓋を閉じる動作を示す試薬容器蓋開閉装置の正面図である。 閉栓用突起部を用いて蓋を閉じる動作を示す試薬容器蓋開閉装置の正面図である。
以下に図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、各図中、同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は適宜省略する。
図1により、本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の構成について説明する。図1は自動分析装置の全体構成を示す平面図である。図1に示す自動分析装置10は、臨床検査における生化学分析や免疫分析等の化学分析を自動で実行するものである。ここでは、試料の分析に磁性粒子試薬を用いる自動分析装置を例に挙げて説明するが、試薬の種類等に特に限定はない。
図1において、自動分析装置10は主に、磁気分離撹拌装置11、試薬保冷庫115、試薬容器蓋開閉装置121、インキュベータ12、試薬分注機構13、反応検出部14、反応液をインキュベータ12から反応検出部14に輸送するシッパ15、検体分注ノズル16、使い捨ての反応容器17、検体分注用チップ18、反応容器17をインキュベータ12から磁気分離撹拌装置11に輸送するグリッパ19、反応容器17と検体分注用チップ18の搬送機構20、試薬撹拌機構21から構成されている。
次に、自動分析装置10の基本的動作について説明する。始めに容器ホルダ22に設置された反応容器17が搬送機構20によりインキュベータ12上に設置される。検体は試験管等の検体容器23に入れられており、検体搬送ラック24に載せられて検体吸引場所まで運ばれる。
検体分注用チップホルダ25に設置された検体分注用チップ18は、搬送機構20によりチップ装着場所26に運ばれる。ここで検体分注ノズル16の先端に検体分注用チップ18が装着され、検体分注用チップ18を装着した検体分注ノズル16により検体が吸引され、検体分注場所27でインキュベータ12上の反応容器17に吐出される。検体分注後の検体分注用チップ18は図示されていない廃棄箱に廃棄される。
試薬保冷庫115には、複数の試薬容器116−118が設置されている。試薬保冷庫115の上部開放部及び試薬容器蓋開閉装置121は、上部カバー115a(一部図示)によって覆われており、断熱による保冷効率向上、ホコリやゴミの侵入の防止等が図られている。試薬分注機構13は水平方向に平行移動が可能であり、上部カバー115aに形成された開口部から試薬吸引用プローブ108(図4参照)の先端を所定の試薬容器116−118内の試薬に浸漬して、所定量の試薬を吸引する。次いで、試薬分注機構13は上昇した後に、インキュベータ12の所定位置の上方に平行移動して、反応容器17に試薬を吐出する。試薬撹拌機構21も同じく水平方向に平行移動が可能であり、上部カバー115aに形成された開口部から試薬撹拌棒109(同)の先端を所定の試薬容器116−118内の試薬に浸漬して、試薬を撹拌する。
インキュベータ12上で所定の時間反応させた後、グリッパ19により、反応容器17は磁気分離撹拌装置11に移動される。磁気分離撹拌装置11により反応液の磁気分離やノズル部28による洗浄が行われた後は、再びグリッパ19により反応容器17は磁気分離撹拌装置11からインキュベータ12へ移送される。さらに、インキュベータ12上で所定の時間反応させた後、シッパ15により反応液を反応検出部14に輸送して、反応液からの信号の検出がなされる。また、シッパ15は、あらかじめ決められた動作指示に従い、反応液の他に緩衝液と検出流路洗浄溶液をそれぞれ吸引する。
図2は上部カバー115aを取り外した試薬保冷庫115の斜視図であり、図3は上部カバー115aを取り外した試薬保冷庫115を分注撹拌位置113で切断した断面図である。
試薬保冷庫115は、試料の分析に使用する試薬を収容した3つ一組の試薬容器116−118を複数組搭載可能な試薬ディスク(容器搬送装置)120と、この試薬ディスク120上の分注撹拌位置113にある試薬容器116−118の蓋101を開閉する試薬容器蓋開閉装置121とを備えている。
試薬容器116−118は、試薬ディスク120上に放射状に配置される。試薬ディスク120には、外周ディスク110と内周ディスク111が備えられていて、外周ディスク110のみが鉛直軸周りに水平回転する。内周ディスク111は固定されていて、試薬の分注及び撹拌を行う上記の分注撹拌位置113を備えている。試薬容器内外周移動手段(図示なし)により、分析処理のために試薬容器116−118を内周ディスク111及び外周ディスク110間で移動させることができる。試薬ディスク120には、外周ディスク110及び内周ディスク111を跨ぐようにしてフレーム114が架設されていて、このフレーム114に試薬容器蓋開閉装置121が固定され分注撹拌位置113の上方に配設されている。
自動分析装置10(図1参照)で分析処理を行う場合、例えば試薬容器116に磁性粒子試薬、試薬容器117,118に異なる試薬A,Bをそれぞれ収容し三種類の試薬を1セットとしたとき、まず、試薬A,Bの少なくとも一方を検体(試料)に混合して一定時間加温して反応を進行させる。その後、磁性粒子試薬と必要に応じて試薬A,Bのいずれかを混合し更に一定時間加温して反応を進行させる。自動分析装置10では、こうして生成された反応液を後段の分析手段(図示せず)によって分析する。但し、分析項目によって、各試薬の混合順序や加温時間が変わる場合、また、必要に応じて検体の希釈や分析前の洗浄処理等を実行する場合もある。
また、試薬をそれぞれ分注、撹拌する試薬吸引用プローブ108(図4参照)及び試薬撹拌棒109(同)は、外周ディスク110及び内周ディスク111上の各コンテナ100にセットされた目的の試薬容器116−118に同時にアクセス可能である。分注撹拌位置113の外周ディスク110側は、この位置にある試薬容器116−118のうちの目的の容器に試薬吸引用プローブ108をアクセスして試薬を分注する位置であり、分注撹拌位置113の内周ディスク111側は、この位置にある試薬容器116の磁性粒子試薬を試薬撹拌棒109で撹拌する位置である。分注撹拌位置113は基本的に次のサイクルで使用する試薬を撹拌する。つまり、現在の分析サイクルから次の分析サイクルに移行する際、磁性試薬の撹拌処理が終了したコンテナ100を試薬容器内外周移動手段(図示せず)によって内周ディスク111上から外周ディスク110上に移動させ、次の分析サイクルで撹拌済みの磁性粒子試薬が分注される。但し、例えば緊急処理の場合や分析項目によっては、内周ディスク111上の試薬容器116−118から試薬を分注する場合もある。
図4は試薬容器蓋開閉装置121の斜視図である。試薬容器蓋開閉装置121は、フレーム114に固定されたユニットベース107と、このユニットベース107に連結したフック基部104と、このフック基部104をユニットベース107に対して試薬容器116−118の蓋101の開閉方向に平行移動させる蓋開閉用駆動装置(フック基部駆動装置)106と、フック基部104に設けた複数のフック102とを備えている。特に図示していないが、フック基部104には、各フック102をフック基部104に対して個別に回動させ、各試薬容器116−118の蓋101に対して対応するフックを係脱させる複数のフック用駆動装置が備えられている。
ここで、一組の試薬容器116−118は1つのコンテナ100にセットされており、それぞれに異なる試薬を入れることで、一つのコンテナ100に3種類の試薬が保持される。本実施形態において、分注撹拌位置113には、試薬容器116−118が試薬ディスク120の径方向に2セット並ぶ。
なお、本実施形態では3つで1組の試薬容器116−118を分注撹拌位置113に二組並べて配置しているが、試薬ディスク120の大きさに応じて組数が増減する場合があり、分注撹拌位置113には試薬容器116−118が一組しか配置できない構成となる場合、或いは三組以上配置できる構成となる場合もある。また、1つのコンテナ100に3つの試薬容器116−118が搭載される場合を例に挙げて説明したが、試薬ディスク120やコンテナ100によっては、コンテナ100にセットされる試薬容器が2本になることも4本以上になることもあり得る。また、複数の試薬容器が1つのコンテナ100で1セットを構成する場合に限らず、他の試薬容器と組になっていない単体の試薬容器が個別に分注撹拌位置113にセットされる構成となる場合もある。
ユニットベース107は先のフレーム114に対してボルト等で固定されていて、試薬ディスク120に対して固定した位置関係にある。本実施形態では、このユニットベース107上に蓋開閉用駆動装置106がブラケット等を適宜介して固定されている。蓋開閉用駆動装置106には、モータやシリンダ等が適用可能であり、本実施形態ではパルスモータを使用している。
フック基部104は、2本のアーム105で構成した平行リンクで蓋開閉用駆動装置106に連結されており、蓋開閉用駆動装置106の動作によってアーム105が回動すると試薬容器116−118の蓋101の開閉方向に平行移動する(図8に蓋101の開方向が点線矢印で、フック基部104の移動方向が実線矢印で示されている)。本実施形態の場合、蓋101の開閉動作は円弧運動であるため、フック基部104も円弧軌跡を描いて平行移動する。
フック102は、試薬容器116−118の蓋101を引っ掛けるための鉤爪状の部品であり、分注撹拌位置113に並び得る試薬容器116−118の数量に合わせて試薬ディスク120の径方向に沿ってフック基部104の下部に6個設けられている。勿論、フック102の数量は分注撹拌位置113に並び得る試薬容器116−118の数量によって設計変更され得る。フック102はフック用軸103を介してフック基部104内の対応のフック用駆動装置(図示せず)の出力軸に連結されていて、フック用駆動装置の動作によってフック用軸103を中心に回動変位する。フック用駆動装置には、モータやシリンダ等が適用可能であり、本実施形態ではパルスモータを使用している。
次に上記構成の試薬容器蓋開閉装置121の動作を説明する。本実施形態の試薬容器蓋開閉装置121は、概略すれば、分注撹拌位置113にある6つの試薬容器116−118のうち開閉したい容器の蓋101に対応のフック102を選択的に係合させ、その状態でフック基部104を開方向又は閉方向に変位させることによってフック102を係合させた蓋101のみを開閉する。例えば、特定の試薬容器(ここでは内周ディスク111上の試薬容器117とする)の蓋101を開ける場合、フック基部104が下位置(閉方向に下がった位置)にある状態で対応のフック102を係合位置に下ろし、蓋開閉用駆動装置106を駆動してフック基部104を上位置(開方向に上がった位置)に変位させ、当該フック102を掛けた試薬容器117の蓋101のみを引き上げる。反対に試薬容器117の蓋101を閉める場合、対応のフック102を係合位置に下ろした状態で蓋開閉用駆動装置106を駆動し、フック基部104を上位置から閉方向に変位させ、当該フック102で試薬容器117の蓋101を押し下げる。すなわち、試薬容器117の蓋101を開けて次の動作で閉めるときは、開動作後の姿勢からそのままフック基部104を閉方向に変位させて下位置に移動させれば良い。
試薬容器蓋開閉装置121による蓋開閉の具体的なシーケンスを図5−図9を用いて説明する。図5−図9は試薬容器蓋開閉装置の正面図であり、フック基部104の動作を太い実線で表し、フック102の動作を細い実線矢印で表し、試薬容器116−118の蓋101の動作を点線矢印で表している。また、図5−図9では、説明の便宜上、フック102及び蓋101について左から順に添え字a−fを付けている。
まず、図5はフック基部104が基準位置にある状態を示しており、試薬容器116−118の蓋101a−101fはいずれも閉じていて、フック基部104は上位置で静止し、フック102a−102fは鉛直下向きの姿勢を採っている。
図6はフック102a−102fを試薬容器116−118の蓋101a−101fに引っ掛ける直前の状態を表しており、図5に示した状態から、アーム105の動作によりフック基部104を上位置から下位置へ移動させるとともに、対応する蓋101a−101fと接触しないようにフック102a−102fを図中時計回り方向(以下「脱離方向」という)に所定角度だけ回動変位させている。
図7はフック102a−102fを試薬容器116−118の蓋101a−101fに引っ掛けた状態を表しており、図6に示した状態から、フック102a−102fを係合位置に変位させて対応の試薬容器116−118の蓋101a−101fに引っ掛けている。
図8は全ての試薬容器116−118の蓋101a−101fを開ける動作を表しており、図7に示した状態から蓋開閉用駆動装置106を駆動し、フック基部104を開方向に変位させて上位置に移動させている。
図9は全ての試薬容器116−118の蓋101a−101fを閉じる動作を表しており、図8に示した状態から蓋開閉用駆動装置106を駆動し、フック基部104を閉方向に変位させて下位置に移動させている。この際、フック基部104を図7に示した位置よりも若干下側へ移動させ、フック102a−102fの根元部で蓋101a−101fを下方向に押すことで、試薬容器116−118の蓋101a−101fを確実に閉める。
図9に示した状態からフック基部104を基準位置(図5参照)に戻す際は、まずフック102a−102fを脱離方向に変位させ(図6参照)、フック基部104を開方向に変位させて上位置に移動させるとともに、フック102a−102fを係合方向に変位させて鉛直下向きの姿勢に戻す。
なお、図5−図9では6つの試薬容器116−118の蓋101a−101fを同時に開閉するシーケンスを表したが、本実施形態によれば、フック基部104を変位させる際のフック102a−102fの姿勢を個別に変更することで、試薬容器116−118の蓋101a−101fを選択的に開閉することができる。例えば、内周ディスク111側(図5−図9中左側)のコンテナ100上の試薬容器117のみを開閉する場合、先のシーケンスで図6から図7の状態に移行する際に、フック102a,102c−102fは図6の姿勢を保ったまま試薬容器117に対応するフック102bのみを図7のように鉛直方向に変位させれば、図8の動作に移行した際に蓋101bのみが開く。この蓋101bを閉じる際には、フック102a−102fの姿勢を保ったまま図9の動作を実行すれば、傾斜しているフック102a,102c−102fが対応の蓋101a,101c−101fに干渉することなく、係合位置にあるフック102bで蓋101bを閉じることができる。
また、本実施形態では、試薬容器116−118の蓋101a−101fを開けた際には、開放された試薬容器に試薬吸引用プローブ108或いは試薬撹拌棒109がアクセスする。例えば、1セットの試薬容器116−118のうちの試薬容器116に沈殿し易い磁性粒子を含んだ溶液を入れた場合、均一な溶液を分注できるようにするために試薬撹拌棒109によって試薬容器116内の当該溶液を撹拌する必要がある。この撹拌には比較的長時間が必要で、試薬撹拌棒109は試薬吸引用プローブ108よりも長く試薬容器にアクセスする必要がある。つまり、溶液の違いにより試薬容器116と試薬容器117,118とでアクセス時間に差異が生じるところ、例えば試薬容器116に試薬撹拌棒109を、試薬容器117に試薬吸引用プローブ108を同時にアクセスしても、撹拌の途中で吸引が終わってしまう。したがって、試薬容器116の試薬の撹拌の途中でも、試薬を吸引し終えた試薬容器117の蓋101bは極力早く閉めて試薬の蒸発や劣化を抑えたい。
このような場面でも、本実施形態の試薬容器蓋開閉装置121は対応可能である。例えば、全ての試薬容器の蓋(蓋101a−101f)が開いた状態(図8参照)から、特定の試薬容器の蓋(例えば蓋101a)が開いた状態を維持したまま他の試薬容器の蓋(蓋101b−101f)を閉める場合、図10に示すように、フック102b−102fを係合位置に保ったまま、蓋開閉用駆動装置106を駆動してフック基部104を閉方向に移動させつつ、フック102aが開いている蓋101aと干渉しないようにフック102aを脱離方向に変位させる。これにより、一番左の試薬容器116の蓋101aを開けた状態のまま、他の試薬容器の蓋101b−101fを閉めることができる。
その後、蓋101aを閉める際には、図11に示すように、まず、フック基部104を僅かに上昇させ、蓋101b−101fを閉じたフック102b−102fを脱離方向に所定角度だけ回動変位させて蓋101b−101fから脱離させる。次に図12に示すように、フック基部104の上位置に変位させる動作と同期させてフック102a−102fを係合位置に下げ、基準位置においてフック102aのみが蓋101aと係合した状態とする。次に図13に示すように、フック基部104を下位置に変位させる動作と同期させてフック102b−102fを脱離方向に所定角度だけ回動変位させ、フック102aの根元部で蓋101aを押さえて閉める。最後に図6の状態を経由してフック基部104を基準位置(図5参照)に戻す。
次に、自動分析装置10による分析処理中の試薬容器蓋開閉装置121の動作について説明する。
特に図示していないが、本実施形態の自動分析装置10には、試料の分析依頼情報を基に試薬容器蓋開閉装置121の蓋開閉用駆動装置106及びフック用駆動装置を制御し、試薬の分注及び撹拌の実行開始時に対応の試薬容器の蓋101を開けるとともに、試薬の分注及び撹拌の実行終了時に対応の試薬容器の蓋101を閉める制御装置が備えられている。
本実施形態によれば、以上説明したように複数のフック102a−102fをフック基部104に設けて試薬容器116−118の蓋101a−101fにフック102a−102fを個別に係脱させ、フック基部104を単一の蓋開閉用駆動装置106で蓋101a−101fの開閉方向に変位させることによって、試薬容器116−118の蓋101a−101fを選択的に開閉することができる。
これにより、目的の試薬容器の蓋を開けるために、開ける必要のない他の試薬容器の蓋を開けずに済む。また、例えば撹拌処理と分注処理を並行して実行するときのように一方の処理が早く終了した場合には、他方の処理の終了を待たずに処理の終了したものから順に蓋を閉めることができる。このように、本実施形態によれば、使用していない試薬容器の開放時間を短縮することにより、試薬の蒸発や劣化を抑えることができる。
次に、試薬容器蓋開閉装置121による初期状態復帰動作にについて説明する。ここでいう「初期状態復帰動作」とは、分注撹拌位置113にある6つの試薬容器116−118の蓋を、現在の開閉状態によらず全て閉じた状態(初期状態)に復帰させる動作のことをいう。
自動分析装置10による分析処理中は、上述したように複数のフック102a−102fの鉤爪部203により選択的に蓋101a−101fを開閉する為、蓋101a−101fの開閉状態は試薬容器ごとに異なる可能性がある。鉤爪部203を用いた蓋の開閉動作は、1)閉栓状態を維持する動作、2)開栓する動作、3)閉栓する動作、4)開栓状態を維持する動作の4通りに分けられ、それぞれ固有の動作を伴う。言い換えれば、蓋101a−101fの開閉状態に合わせてフック102a−102fを回動させないと、フック基部104の動作中にフック102a〜102fが試薬容器116−118と干渉し、蓋開閉動作に不具合がおきる可能性がある。試薬容器蓋開閉装置121の不具合発生時の動作を示す模式図を図14に示す。図中、基準位置にあるフック基部104及びフック102a−102bを破線で示す。図14に示すように、試料容器116,117の蓋101a,101bが閉じており、かつ試料容器118の蓋101cが開いている状態で自動分析装置10が異常停止すると、制御装置は蓋の開閉状態の情報を失う。この状態で、蓋101aが開いており、かつ蓋101b、101cが閉じていると誤認識し、蓋101aのみを閉じようとしてフック102aを係合位置の保持し、かつフック102b、102cを脱離位置に保持した状態でフック基部104を下方向に回動させた場合、係合位置にあるフック102aが実際には閉じている蓋101aと干渉し、また、脱離位置にあるフック102cが実際には開いている蓋101cと干渉する。このように、フック102a−102fの位置が蓋101a−101fの開閉状態と一致していないと開閉動作に不具合が生じる場合がある。
分析処理中は制御装置が蓋の開閉状態の情報を保持しているため上述のような不具合は生じないが、例えば停電等の瞬停により自動分析装置10が異常停止すると、制御装置が保持していた蓋の開閉状態の情報が失われ、それ以後蓋の開閉状態が不能となる。従って、自動分析装置10が異常停止した場合は、分析処理を再開する前に全ての蓋が閉じた状態(初期状態)に戻す必要が生じる。
本実施の形態におけるフック102は、蓋101a〜101fの現在の開閉状態によらず全ての蓋閉じることが可能な形状を備えている。図15Aは本実施の形態におけるフック102の斜視図である。図15Aに示すように、フック102は、フック用軸103(図4参照)に連結される連結部205と、この連結部205の先端から鉛直下方向に延びるアーム部204と、このアーム部204の先端から連結部205と反対側の水平方向に延びる根元部202と、この根元部202の両端から鉛直下方向に延びる2つの鉤爪部203と、アーム部204の先端から根元部202に対して直角かつ水平方向に延びる閉栓用突起部201とを有している。なお、図2〜図13においては、説明の簡略化のため閉栓用突起部201の図示を省略しているが、通常動作においては閉栓用突起部201の有無による違いはない。
図15Bは蓋と係合する姿勢にあるフック102の正面図である。図15Cは蓋と係合しない姿勢にあるフック102の正面図であり、蓋と係合する姿勢にあるフック102を破線で示している。図15B及び図15Cに示すように、閉栓用突起部201の先端(作用点)と、通常閉栓時に用いられる根元部202の作用点とがフック102の回転中心から同一半径上に位置している。これにより、図15Cに示す様にフック102を回動させるだけで、鉤爪部203を蓋101と干渉しない位置に退避するとともに、蓋と係合する姿勢における根元部202の作用点に閉栓用突起部201の作用点を一致させることができる。なお、必ずしも両者を同一半径上に配置する必要はなく、フック102の回動とフック基部104の回動と組み合わせることで閉栓用突起部201の作用点を根元部202の作用点と同位置に移動することが可能である。
以上のように構成した試薬容器蓋開閉装置121による初期状態復帰動作について図16―図20を用いて説明する。ここでは内周ディスク111側の3つの試薬容器116―118が開状態であり、外周ディスク110側の3つの試薬容器116−118が閉状態である場合を想定する。自動分析装置10の制御装置は、自動分析装置10が前回の作動終了時に異常停止したことを検出すると、試薬容器蓋開閉装置121が初期状態復帰動作を行うように試薬容器蓋開閉装置121の動作を以下のように制御する。
まず、フック基部104を基準位置に戻す(図16)。次に、フック102a−102cが閉栓されている蓋101a−101cと干渉しない位置までフック基部104を回動させる(図17)。次に、フック102を全て回動させ、蓋101と係合する位置を根元部202から閉栓用突起部201に切り替える(図18)。次に、フック基部104を閉栓位置まで下降させる(図19)。最後に、フック基部104を基準位置に戻すとともにフック102a−102fを係合位置に戻し、基準位置に復帰する(図20)。このように、現在閉じている蓋101に鉤爪部203を干渉させることなく、現在開いている蓋102を閉栓用突起部202によって閉じることにより、現在の蓋101の開閉状態によらず全ての蓋101を閉じることが可能となる。
また、閉栓用突起部201は、蓋101と鉤爪部203が干渉しない姿勢において蓋101と接触できるような位置に形成されていれば、上述のような初期状態復帰動作が可能となるが、図18や図19に示すように閉栓用突起部201によって閉方向の力を蓋101作用させる姿勢において、閉栓用突起部201の作用点がフック102全体における最下点となるように形成することにより、試薬容器116−118が内周ディスク111と外周ディスク110の間を移動中に自動分析装置10が異常停止した後、この移動途中にある試薬容器116−118に対して初期状態復帰動作を行った場合でも、フック102の鉤爪部203が閉じている蓋101と干渉することを防止できる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内の様々な変形例を含んでいる。例えば、本発明は、上記の実施の形態で説明した全ての構成を備えるものに限定されず、その構成の一部を削除したものも含んでいる。
10…自動分析装置、11…磁気分離撹拌装置、12…インキュベータ、13…試薬分注機構、14…反応検出部、15…シッパ、16…検体分注ノズル、17…反応容器、18…検体分注用チップ、19…グリッパ、20…搬送機構、21…試薬撹拌機構、22…容器ホルダ、23…検体容器、24…検体搬送ラック、25…検体分注用チップホルダ、26…チップ装着場所、27…検体分注場所、28…ノズル部、100…コンテナ、101,101a−101f…蓋、102,102a−101f…フック、103…フック用軸、104…フック基部、105…アーム、106…蓋開閉用駆動装置、107…ユニットベース、108…試薬吸引用プローブ、109…試薬撹拌棒、110…外周ディスク、111…内周ディスク、112…ストック位置、113…分注撹拌位置、114…フレーム、115…試薬保冷庫、115a…上部カバー、116−118…試薬容器、120…試薬ディスク(容器搬送装置)、121…試薬容器蓋開閉装置(蓋開閉機構)、201…閉栓用突起部、202…根元部、203…鉤爪部、204…アーム部205…連結部

Claims (5)

  1. 試料の分析に使用する試薬を収容した複数の試薬容器を搭載可能な容器搬送装置と、
    前記複数の試薬容器のうち分注攪拌位置にある特定の複数の試薬容器の蓋を同時に開閉可能な蓋開閉機構とを備えた自動分析装置において、
    前記蓋開閉機構は、
    前記容器搬送装置に対して固定されたユニットベースと、
    前記ユニットベースに回動可能に連結されたフック基部と、
    前記フック基部を前記ユニットベースに対して前記特定の複数の試薬容器の蓋の開閉方向に平行移動させる蓋開閉用駆動装置と、
    前記フック基部に回動可能に連結され、前記特定の複数の試薬容器の蓋のそれぞれに引っ掛けることが可能な複数のフックと、
    前記複数のフックを前記フック基部に対して個別に回動可能な複数のフック用駆動装置とを備え、
    前記複数のフックのそれぞれは、
    前記特定の複数の試薬容器のうちの1つの試薬容器の蓋に引っ掛けた姿勢において前記1つの試薬容器の蓋に開方向の力を作用させることが可能な鉤爪部と、
    前記1つの試薬容器の蓋に引っ掛けた姿勢において前記1つの試薬容器の蓋に閉方向の力を作用させることが可能な根元部と、
    前記1つの試薬容器の蓋に引っ掛けていない姿勢において前記1つの試薬容器の蓋に閉方向の力を作用させることが可能な閉栓用突起部と
    を有することを特徴とする自動分析装置。
  2. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記複数のフックのそれぞれは、前記1つの試薬容器の蓋に引っ掛けていない姿勢において前記閉栓用突起部の作用点が最下点となるように形成されたことを特徴とする自動分析装置。
  3. 請求項1又は2に記載の自動分析装置において、
    前記複数のフックのそれぞれは、前記根元部の作用点と前記閉栓用突起部の作用点とが回転中心から同一半径上に位置するように形成されたことを特徴とする自動分析装置。
  4. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記自動分析装置が前回の作動終了時に異常停止したことを検出すると、前記蓋開閉機構が初期状態復帰動作を行うように前記蓋開閉機構の動作を制御する制御装置を備えたことを特徴とする自動分析装置。
  5. 請求項4に記載の自動分析装置において、
    前記初期状態復帰動作は、
    前記閉栓用突起部が前記特定の複数の試薬容器の蓋に作用する姿勢となるように前記複数のフックを回動させる第1の動作と、
    前期第1の動作に続いて前記フック基部が前記特定の複数の試薬容器の蓋の閉方向に平行移動するように前記フック基部を回動させる第2の動作と
    を有することを特徴とする自動分析装置。
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