JP6611123B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記メカニカル演出装置が、前記可動部材をレールに沿って直線移動させるものであることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記駆動装置がモータであり、その主軸の回転運動が、ラック・ピニオン機構を介して、前記可動部材の直線運動、回転運動に変換されることを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明によれば、メカニカル演出装置が可動部材をレールに沿って直線移動させるものであり、メカニカル演出装置の作動が素早く、かつ、スムーズであるので、遊技の趣向性が非常に高く、遊技者の遊技に対する意欲をきわめて長期間に亘って高く保持することができる。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、メカニカル演出装置が、駆動装置であるモータの主軸の回転運動をラック・ピニオン機構を介して可動部材の直線運動、回転運動に変換するものであるため、駆動装置の運動をロスなく可動部材の直線運動、回転運動に変換することができるため、少ない電力消費量で、可動部材をダイナミックに直線移動させ、かつ、回転させることができる。また、長期間に亘って故障しにくく、メンテナンスが容易である。
以下、本発明に係る遊技機の一種としてのパチンコ機について、図面にしたがって詳細に説明する。図1は、本発明に係るパチンコ機を示したものであり、パチンコ機1は、周囲を覆う機枠2の片側縁に、前面枠3が、左端縁を中心として片開き自在に蝶着されている。当該前面枠3の下側には、遊技球を発射装置(図示せず)へ供給するための供給皿5と、遊技球を貯留させるための貯留皿6とが上下に併設されており、その貯留皿6の右側には、発射装置を操作するための発射ハンドル7が突設されている。
大型遊技部材11の中央より下側の内部には、左右一対のメカニカル演出装置31a,31bが、遮蔽板13に隠れた状態で設置されている。図3〜図6は、左側のメカニカル演出装置31aを示したものであり、メカニカル演出装置31aは、ベース部材32、駆動装置であるモータ33、駆動歯車34、伝達歯車35,35、作動歯車36、カバー部材48(図7参照)、支持部材38、ボールベアリング機構を搭載したガイドレール39、金属製で長尺な円柱状のガイドポール40、作動補助部材41、アーム部材42、相撲取りの形を模した合成樹脂製の可動部材43等によって構成されている。なお、右側のメカニカル演出装置31bは、左側のメカニカル演出装置31aと左右対称に形成されており、可動部材43の外観は左側のメカニカル演出装置31aのものと異なっているが、基本的な構造、形状、作動内容は、左側のメカニカル演出装置31aと同様である。
上記の如く構成されたパチンコ機1においては、発射ハンドル7の回動操作によって発射装置(図示せず)から遊技球が発射され、発射された遊技球が始動入賞口15に入賞した場合に、内部に設置された制御装置において大当たり抽選(乱数の選択)が実行され、大当たり抽選の結果、「大当たり」になった場合には、「大当たり状態」が生起する。また、遊技球が始動入賞口15に入賞する毎に、上記大当たり抽選と同時に、図柄の変動態様の抽選が実行され、制御装置の記憶手段に記憶された複数の変動態様の中から一つの変動態様が選択され、当該変動態様に基づいて、図柄表示装置19において所定の時間だけ図柄の変動表示を実行する。そして、当該変動表示の後に「大当たり図柄」あるいは「はずれ図柄」を表示することによって大当たり抽選の結果を表示する。
パチンコ機1においては、上記の如く、遊技球が始動入賞口15に入賞する毎に、図柄の変動態様の抽選を実行するが、所定の変動態様(たとえば、所謂リーチ変動態様)が選択された場合には、所定のタイミングで、左右のメカニカル演出装置31a,31bが演出動作を実行する。すなわち、左右のメカニカル演出装置31a,31bにおける各可動部材43は、当初、図10に示すように可動部材43の大部分が液晶画面外に位置する下降位置(退避位置)にあったところ、所定のタイミングで斜め上方にスライドする。そして、可動部材43、43の大部分が液晶画面の前に露出する演出位置(上昇位置)に達し、互いに接近し合った状態となった後(図7)、上腕部74a,74bおよび腕部75a,75bを前後に移動・回動させて手を出し合うかの如く作動する。その結果、大当たり抽選の結果に応じ、左側のメカニカル演出装置31aの可動部材43、あるいは、右側のメカニカル演出装置31bの可動部材43のいずれかが傾動(後方へ回動)することにより、あたかも相撲取りが押し倒されたかの如く作動する。
パチンコ機1は、上記の如く、メカニカル演出装置31a,31bが、装飾を施した可動部材43を、駆動装置であるモータ33によってガイドレール39に沿って直線移動させた後に回動可能なものであり、作動内容が斬新でダイナミックであるため、非常に高い演出効果を発現させることができるので、遊技の趣向性が高く、遊技者の遊技に対する意欲を長期間に亘って高く保持することができる。加えて、単一のモータ33によって、可動部材43をスライドおよび回転させるものであるため、安価に構成することができる。
なお、本発明のパチンコ機の構成は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、機枠、前面枠、遊技盤、供給皿、貯留皿、発射ハンドル、図柄表示装置、入賞装置、電動役物ユニット、大型遊技部材、メカニカル演出装置(ベース部材、駆動装置、支持部材、作動補助部材、アーム部材、可動部材等)等の形状、構造、材質等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
Claims (3)
- 多数の障害釘および各種の入賞装置を設置してなる遊技盤が前面に設けられているとともに、その遊技盤面上に、所定のタイミングでメカニカルに作動することによって遊技を演出するメカニカル演出装置が設けられた遊技機であって、
前記メカニカル演出装置が、
装飾を施した可動部材と、直線移動する作動補助部材と、前記作動補助部材とは独立して同方向へ直線移動可能な支持部材とを備えているとともに、前記可動部材を、前記作動補助部材及び前記支持部材に夫々回転可能に枢着してなり、
単一の駆動装置によって、前記所定のタイミングで前記作動補助部材と前記支持部材とが共に所定位置まで上昇することにより、前記可動部材が所定の姿勢のまま直線移動して上昇位置に達し、その後、さらに前記支持部材のみが上昇することにより、前記可動部材が前記上昇位置において前記所定の姿勢から特定の姿勢へと回動することを特徴とする遊技機。 - 前記メカニカル演出装置が、前記可動部材をレールに沿って直線移動させるものであることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記駆動装置がモータであり、その主軸の回転運動が、ラック・ピニオン機構を介して、前記可動部材の直線運動、回転運動に変換されることを特徴とする請求項1、または請求項2に記載の遊技機。
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