JP6610184B2 - ドア錠制御装置、ドア錠制御システム、およびドア錠制御方法 - Google Patents

ドア錠制御装置、ドア錠制御システム、およびドア錠制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ドア錠の施錠および解錠を自動化する技術に関する。
特許文献1には、携帯端末により施錠および解錠が可能な電子錠が開示されている。この電子錠は、携帯端末から送信されたNFC(Near Field Communication)通信用の電波を電源として駆動し、認証回路および解錠装置を備えている。認証回路は、NFC通信により携帯端末から認証情報を受信して、この認証情報と予め記憶している認識情報とを照合する。そして、両者が一致しているならば解錠信号を生成する。解錠装置は、認証回路により解錠信号が生成されると、ロックを解錠する。
特開2015−94123号公報
例えば、特許文献1に記載の電子錠をホテルの部屋のドア錠制御装置に利用することにより、ホテルの利用者は、ドアの鍵穴に鍵を差し込んで回すことなく、解錠することが可能となる。しかしながら、認証情報が記憶された携帯端末をドアに近付けて、ドアに組み込まれた電子錠に電力を供給するとともに、携帯端末に記憶されている認証情報を電子錠に読み込ませる必要があるため、チェックインして部屋に入室する際など、荷物で両手が塞がっている場合、ドア前で荷物を一旦手放し、携帯端末を取り出してドアに近付ける操作が必要となり、煩雑である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、特別な操作を必要とすることなく、ドアの施錠および解錠を可能とする技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のドア錠制御装置は、認証情報が付加された制御信号を定期的に無線送信するワイヤレスキー装置を用いてドア錠の施錠および解錠を制御する。施錠状態において、ワイヤレスキー装置より定期的に受信している制御信号に付加された認証情報が自身に記憶されている認証情報と一致し、且つこの制御信号の受信電波強度が所定の第一基準値以上である場合に、ドア錠を解錠する。そして、解錠状態においては、ワイヤレスキー装置より定期的に受信している、自身に記憶されている認証情報と一致する認証情報が付加された制御信号の受信電波強度が第一基準値未満となった場合に、ドア錠を施錠する。
例えば、本発明のドア錠制御装置は、
ワイヤレスキー装置から定期的に無線送信される制御信号に基づいてドア錠の施錠および解錠を制御するドア錠制御装置であって、
認証情報を記憶する第一認証情報記憶手段と、
前記ワイヤレスキー装置から制御信号を受信する制御信号受信手段と、
前記制御信号受信手段により受信された制御信号に基づいて前記ドア錠の施錠および解錠を制御するドア錠制御手段と、
前記ワイヤレスキー装置を保持可能な保持装置における当該ワイヤレスキー装置の保持状態を検知する保持状態検知手段と、を有し、
前記ドア錠制御手段は、
施錠状態において、前記制御信号受信手段が定期的に受信している制御信号に付加された認証情報が、前記第一認証情報記憶手段に記憶されている認証情報と一致し、且つ当該制御信号の受信電波強度が所定の第一基準値以上である場合に、前記ドア錠を解錠し、
解錠状態において、前記制御信号受信手段が定期的に受信している、前記第一認証情報記憶手段に記憶されている認証情報と一致する認証情報が付加された制御信号の受信電波強度が、前記第一基準値未満となった場合に、前記ドア錠を施錠するとともに、
前記保持状態検知手段により前記ワイヤレスキー装置が前記保持装置に保持されていることが検知されている場合、前記制御信号受信手段が定期的に受信している制御信号に付加された認証情報が前記第一認証情報記憶手段に記憶されている認証情報と一致し、且つ当該制御信号の受信電波強度が前記所定の第一基準値以上であっても、前記ドア錠を施錠する
また、本発明のドア錠制御システムは、
認証情報が付加された制御信号を定期的に無線送信するワイヤレスキー装置と、
前記ワイヤレスキー装置から定期的に無線送信される制御信号に基づいてドア錠の施錠および解錠を制御するドア錠制御装置と、
前記ドア錠制御装置に接続されたドア錠管理装置と、を備え、
前記ドア錠制御装置は、
解錠を許可する認証情報を記憶する第一認証情報記憶手段と、
前記ワイヤレスキー装置から制御信号を受信する制御信号受信手段と、
前記制御信号受信手段により受信された制御信号に基づいて前記ドア錠の施錠および解錠を制御するドア錠制御手段と、
前記ドア錠管理装置から登録要求を受信した場合に、当該登録要求に付加された認証情報を前記第一認証情報記憶手段に記憶し、前記ドア錠管理装置から消去要求を受信した場合に、前記第一認証情報記憶手段に記憶されている認証情報を消去する第一認証情報記憶制御手段と、を有し、
前記ワイヤレスキー装置は、
認証情報を記憶する第二認証情報記憶手段と、
前記第二認証情報記憶手段に認証情報が記憶されている場合に、当該認証情報が付加された制御信号を定期的に無線送信する無線送信手段と、を有し、
前記ドア錠管理装置は、
前記ワイヤレスキー装置の前記第二認証情報記憶手段に対する認証情報の記憶および消去を制御する第二認証情報記憶制御手段と、
前記第二認証情報記憶制御手段により前記ワイヤレスキー装置の前記第二認証情報記憶手段に認証情報が記憶された場合に、当該認証情報が付加された登録要求を前記ドア錠制御装置に送信し、前記第二認証情報記憶制御手段により前記ワイヤレスキー装置の前記第二認証情報記憶手段から認証情報が消去された場合に、消去要求を前記ドア錠制御装置に送信する要求送信手段と、を有し、
前記ドア錠制御手段は、
施錠状態において、前記制御信号受信手段が定期的に受信している制御信号に付加された認証情報が、前記第一認証情報記憶手段に記憶されている認証情報と一致し、且つ当該制御信号の受信電波強度が所定の第一基準値以上である場合に、前記ドア錠を解錠し、
解錠状態において、前記制御信号受信手段が定期的に受信している、前記第一認証情報記憶手段に記憶されている認証情報と一致する認証情報が付加された制御信号の受信電波強度が、前記第一基準値未満となった場合に、前記ドア錠を施錠する。
本発明では、ドア錠制御装置が、ワイヤレスキー装置より定期的に受信している制御信号に付加された認証情報が自身に記憶されている認証情報と一致し、且つこの制御信号の受信電波強度が所定の第一基準値以上である場合に、ドア錠を解錠する。そして、この自身に記憶されている認証情報と一致する認証情報が付加された制御信号の受信電波強度が第一基準値未満となった場合に、ドア錠を施錠する。したがって、本発明によれば、第一基準値を適切な値に設定することにより、ワイヤレスキー装置を携帯する利用者は、ワイヤレスキー装置を手にしてドアに近付けるといった特別な操作を行うことなく、ドアに近づくあるいはドアから離れるだけで、ドアを解錠あるいは施錠することが可能となる。
図1は、本発明の一実施の形態に係るドア錠制御システムの概略構成図である。 図2は、本発明の一実施の形態に係るドア錠制御システムの第一の動作例を説明するためのシーケンス図である。 図3は、本発明の一実施の形態に係るドア錠制御システムの第二の動作例を説明するためのシーケンス図である。 図4は、ドア錠制御装置1の概略機能構成図である。 図5は、ドア錠制御装置1の動作フローを説明するための図である。 図6は、ドア錠制御装置1のドア錠制御処理のフローを説明するための図である。 図7は、ドア錠制御装置1のドア錠制御処理のフローを説明するための図である。 図8は、ワイヤレスキーホルダ2の概略機能構成図である。 図9は、ワイヤレスキーホルダ2の動作フローを説明するための図である。 図10は、ワイヤレスキー3の概略機能構成図である。 図11は、ワイヤレスキー3の動作フローを説明するための図である。 図12は、ドア錠管理装置4の概略機能構成図である。 図13は、部屋利用・予約状況記憶部44の登録内容を模式的に表した図である。 図14は、ドア錠管理装置4の動作フローを説明するための図である。
以下に、本発明の一実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係るドア錠制御システムの概略構成図である。
本実施の形態に係るドア錠制御システムは、ホテル、旅館等の施設に利用され、施設の各部屋(A号室〜C号室)に設置されたドア錠制御装置1−1〜1−3(以下、単にドア錠制御装置1とも呼ぶ)およびワイヤレスキーホルダ(WKホルダ)2−1〜2−3(以下、単にワイヤレスキーホルダ2とも呼ぶ)と、予め施設の利用者に配布されたワイヤレスキー(WK)3と、施設の受付カウンタ等に設置され、LAN、無線LAN等の通信ネットワーク7を介して各部屋のドア錠制御装置1に接続されたドア錠管理装置4と、を備える。なお、施設の各部屋のドアにはドア錠5−1〜5−3(以下、単にドア錠5とも呼ぶ)が設置され、さらに、ドア上方の壁には、案内灯6−1〜6−3(以下、単に案内灯6とも呼ぶ)が設置されている。
ドア錠制御装置1は、ワイヤレスキー3から定期的に無線送信されるビーコン信号、ワイヤレスキーホルダ2から出力される信号、およびドア錠管理装置4から受信する認証情報に基づいて、自ドア錠制御装置1が設置された部屋のドア錠5の施錠および解錠と、自ドア錠制御装置1が設置された部屋の案内灯6の点灯および消灯を制御する。
ワイヤレスキーホルダ2は、自ワイヤレスキーホルダ2に対するワイヤレスキー3の載置状態を示す信号を、自ワイヤレスキーホルダ2と同じ部屋に設置されたドア錠制御装置1に出力する。また、ワイヤレスキーホルダ2は、自ワイヤレスキーホルダ2に載置されているワイヤレスキー3を充電する。
ワイヤレスキー3は、ドア錠管理装置4によって解除パスワードが自ワイヤレスキー3に書き込まれると、この解除パスワードと自ワイヤレスキー3に予め登録されている会員IDとを含む認証情報が付加されたビーコン信号を定期的に無線送信する。そして、ドア錠管理装置4によって解除パスワードが自ワイヤレスキー3から消去されると、ビーコン信号の無線送信を停止する。
ドア錠管理装置4は、ワイヤレスキー3に対して解除パスワードの書込みおよび消去を行う。また、ワイヤレスキー3から会員IDを読み出して、このワイヤレスキー3を携帯する利用者に割り当てた部屋に設置されているドア錠制御装置1に対して、会員IDおよび解除パスワードを含む認証情報の設定および解除を要求する。
図2は、本実施の形態に係るドア錠制御システムの第一の動作例を説明するためのシーケンス図である。このフローでは、施設の利用者がチェックインして、自身に割り当てられたA号室に入室する際の動作例を示している。
まず、利用者が、受付カウンタに移動し、ドア錠管理装置4をワイヤレスキー3でタッチする等の所定のチェックイン操作を行うと(S101)、ドア錠管理装置4は、ワイヤレスキー3から、ワイヤレスキー3に予め記憶されている利用者の会員IDを読み込む(S102)。
つぎに、ドア錠管理装置4は、部屋割当処理を実施して、利用者に、利用を許可する部屋を割り当てる(S103)。ここでは、A号室が割り当てられたものとする。それから、ドア錠管理装置4は、割り当てたA号室の部屋番号を利用者に通知するとともに、料金算出処理を実施して、利用者にA号室の利用料金を要求する(S104)。
その後、ドア錠管理装置4は、ワンタイムパスワードである解除パスワード(PW)を発行する(S105)。そして、ドア錠管理装置4は、発行した解除パスワードを伴う解除パスワード書込要求をワイヤレスキー3に送信するとともに(S106)、利用者の会員IDおよび解除パスワードを含む認証情報を伴う認証情報設定要求を、通信ネットワーク7を介して、利用者に割り当てたA号室に設置されているドア錠制御装置1−1に送信する(S107)。
ワイヤレスキー3は、ドア錠管理装置4から解除パスワード書込要求を受信すると、この解除パスワード書込要求に付加されている解除パスワードを記憶する(S108)。それから、ワイヤレスキー3は、利用者の会員IDおよび解除パスワードを含む認証情報を伴うビーコン信号の定期(例えば1秒毎)送信を開始する(S109)。
一方、ドア錠制御装置1−1は、ドア錠管理装置4から認証情報設定要求を受信すると、この認証情報設定要求に付加されている認証情報(会員ID、解除パスワード)を自ドア錠制御装置1−1に設定する(S110)。また、ワイヤレスキー3から定期送信されるビーコン信号の受信を開始する(S111)。そして、受信したビーコン信号に付加されている認証情報が、自ドア錠制御装置1−1に設定されている認証情報と一致するか否かを判断し、一致するならばそのビーコン信号の受信電波強度を測定する。
さて、利用者が、自身に割り当てられたA号室を探しながら、この部屋の近くまで移動してくると、ワイヤレスキー3から定期送信されるビーコン信号のドア錠制御装置1−1での受信電波強度が強くなる。そして、ドア錠制御装置1−1は、受信したビーコン信号に付加されている認証情報が、自ドア錠制御装置1−1に設定されている認証情報と一致し、且つこのビーコン信号の受信電波強度が所定の第二基準値T2以上となったことを検出すると(S112)、A号室の案内灯6−1を点灯させ(S113)、利用者にA号室の位置を知らせる。
つぎに、利用者が案内灯6−1に気付いてA号室の近くまでさらに移動すると、ワイヤレスキー3から定期送信されるビーコン信号のドア錠制御装置1−1での受信電波強度がさらに強くなる。そして、ドア錠制御装置1−1は、受信したビーコン信号に付加されている認証情報が、自ドア錠制御装置1−1に設定されている認証情報と一致し、且つこのビーコン信号の受信電波強度が第二基準値T2より大きな所定の第一基準値T1以上となったことを検出すると(S114)、A号室のドア錠5−1を解錠する(S115)。これにより、利用者は、荷物で両手が塞がっている場合に、ドア前で荷物を一旦手放してワイヤレスキー3をドアに近付けるなどの特別な操作をしなくても、ドアを解錠することができる。
その後、利用者がA号室に入室し、ワイヤレスキー3をA号室のワイヤレスキーホルダ2−1に載置したものとする(S116)。ワイヤレスキーホルダ2−1は、自ワイヤレスキーホルダ2−1にワイヤレスキー3が載置されたことを検知すると(S117)、載置状態が「非載置」から「載置」に変化したことを示す載置信号をドア錠制御装置1−1に送信する。また、自ワイヤレスキーホルダ2−1に載置されたワイヤレスキー3の充電を開始する(S118)。
つぎに、ドア錠制御装置1−1は、ワイヤレスキーホルダ2−1から載置信号を受信すると、ドア錠5−1を施錠して、案内灯6−1を消灯する(S119)。また、ワイヤレスキー3から定期送信されるビーコン信号の受信を停止する(S120)。
図3は、本実施の形態に係るドア錠制御システムの第二の動作例を説明するためのシーケンス図である。このフローでは、施設の利用者がA号室から退室してチェックアウトする際の動作例を示している。
まず、A号室に在室中の利用者が、ワイヤレスキー3をA号室のワイヤレスキーホルダ2−1から取り出して携帯したものとする(S151)。ワイヤレスキーホルダ2−1は、自ワイヤレスキーホルダ2−1からワイヤレスキー3が取り外されたことを検知すると(S152)、載置状態が「載置」から「非載置」に変化したことを示す非載置信号をドア錠制御装置1−1に送信する。また、ワイヤレスキー3の充電を終了する(S153)。
つぎに、ドア錠制御装置1−1は、ワイヤレスキーホルダ2−1から非載置信号を受信すると、ワイヤレスキー3から定期送信されるビーコン信号の受信を再開する(S154)。そして、受信したビーコン信号に付加されている認証情報が、自ドア錠制御装置1−1に設定されている認証情報と一致するか否かを判断し、一致するならばそのビーコン信号の受信電波強度を測定する。ここで、ワイヤレスキー3を携帯する利用者は、A号室内にいるので、ワイヤレスキー3から定期送信されるビーコン信号のドア錠制御装置1−1での受信電波強度は第一基準値T1以上となる。ドア錠制御装置1−1は、これを検知して(S155)、ドア錠5−1を解錠する(S156)。
利用者がA号室から退室して、A号室から離れると、ワイヤレスキー3から定期送信されるビーコン信号のドア錠制御装置1−1での受信電波強度が弱くなる。そして、ドア錠制御装置1−1は、受信したビーコン信号に付加されている認証情報が、自ドア錠制御装置1−1に設定されている認証情報と一致し、且つこのビーコン信号の受信電波強度が第一基準値T1未満となったことを検出すると(S157)、ドア錠5−1を施錠する(S158)。
つぎに、利用者が、受付カウンタに移動して、ドア錠管理装置4をワイヤレスキー3でタッチする等の所定のチェックアウト操作を行うと(S159)、ドア錠管理装置4は、ワイヤレスキー3から、このワイヤレスキー3に予め記憶されている利用者の会員IDを読み込む(S160)。
つぎに、ドア錠管理装置4は、部屋割当解除処理を実施して、ワイヤレスキー3から読み込んだ会員IDにより特定される利用者に対する部屋(A号室)の割り当てを解除する(S161)。それから、ドア錠管理装置4は、追加料金算出処理を実施して、必要に応じて、利用者にA号室の延長利用料金等の追加料金を要求する(S162)。
その後、ドア錠管理装置4は、解除パスワード消去要求をワイヤレスキー3に送信するとともに(S163)、認証情報解除要求を、通信ネットワーク7を介して、利用者への割り当てを解除したA号室に設置されているドア錠制御装置1−1に送信する(S164)。
ワイヤレスキー3は、ドア錠管理装置4から解除パスワード消去要求を受信すると、自ワイヤレスキー3に記憶されている解除パスワードを削除する(S165)。また、ワイヤレスキー3は、ビーコン信号の定期送信を終了する(S166)。
一方、ドア錠制御装置1−1は、ドア錠管理装置4から認証情報解除要求を受信すると、自ドア錠制御装置1−1に設定されている認証情報(会員ID、解除パスワード)を解除する(S167)。また、ビーコン信号の受信を終了する(S168)。
つぎに、本実施の形態に係るドア錠制御システムを構成するドア錠制御装置1、ワイヤレスキーホルダ2、ワイヤレスキー3、およびドア錠管理装置4の詳細を説明する。なお、ドア錠5および案内灯6には、既存の装置を用いることができるので、その詳細な説明を省略している。
まず、ドア錠制御装置1について説明する。
図4は、ドア錠制御装置1の概略機能構成図である。
図示するように、ドア錠制御装置1は、通信ネットワークインターフェース部10と、ビーコン信号受信部11と、ワイヤレスキーホルダインターフェース部12と、ドア錠インターフェース部13と、案内灯インターフェース部14と、ドア錠制御部15と、案内灯制御部16と、認証情報記憶部17と、主制御部18と、を備えている。
通信ネットワークインターフェース部10は、通信ネットワーク7を介してドア錠管理装置4と通信を行うためのインターフェースである。
ビーコン信号受信部11は、Bluetooth(登録商標) Low Energy等の近距離無線通信を用いてワイヤレスキー3から定期送信されるビーコン信号を受信する。また、ビーコン信号受信部11は、受信したビーコン信号の受信電波強度を測定する。
ワイヤレスキーホルダインターフェース部12は、ワイヤレスキーホルダ2と通信を行うためのインターフェースである。
ドア錠インターフェース部13は、ドア錠5に制御信号を送信するためのインターフェースである。
案内灯インターフェース部14は、案内灯6に制御信号を送信するためのインターフェースである。
ドア錠制御部15は、ドア錠インターフェース部13を介してドア錠5に制御信号を送信することによりドア錠5の施錠および解錠を制御する。
案内灯制御部16は、案内灯インターフェース部14を介して案内灯6に制御信号を送信することにより案内灯6の点灯および消灯を制御する。
認証情報記憶部17は、ドア錠管理装置4から受け取った認証情報(会員ID、解除パスワード)を記憶する。
主制御部18は、ドア錠制御装置1の各部10〜17を統括的に制御する。
図5は、ドア錠制御装置1の動作フローを説明するための図である。
主制御部18は、通信ネットワーク7を介してドア錠管理装置4から認証情報設定要求を受信すると(S200でYES)、この認証情報設定要求に付加されている認証情報を認証情報記憶部17に記憶して、自ドア錠制御装置1に認証情報を設定する(S201)。また、ビーコン信号受信部11を有効にして、ワイヤレスキー3から定期送信されるビーコン信号の受信を開始するとともに(S202)、後述のドア錠制御処理を開始する(S203)。その後、主制御部18は、ドア錠管理装置4から認証情報解除要求が送られてくるのを待つ(S204)。
つぎに、主制御部18は、通信ネットワーク7を介してドア錠管理装置4から認証情報解除要求を受信すると(S204でYES)、認証情報記憶部17に記憶されている認証情報を消去して、自ドア錠制御装置1に設定されている認証情報を解除する(S205)。また、ビーコン信号受信部11を無効にして、ワイヤレスキー3から定期送信されるビーコン信号の受信を停止するとともに(S206)、ドア錠制御処理を終了する(S207)。その後、S200に戻り、主制御部18は、ドア錠管理装置4から認証情報設定要求が送られてくるのを待つ。
図6および図7は、ドア錠制御装置1のドア錠制御処理のフローを説明するための図である。この処理は、図5において、S203で開始され、S207で終了する。
まず、主制御部18は、ビーコン信号受信部11を介してワイヤレスキー3からビーコン信号を受信すると(S210でYES)、このビーコン信号に付加されている認証情報と、認証情報記憶部17に記憶されている認証情報とを比較する。両者が一致しない場合(S211でNO)、S210に戻って、新たにビーコン信号を受信するのを待つ。一方、両者が一致する場合(S211でYES)、このビーコン信号の受信電波強度をビーコン信号受信部11から取得し、この受信電波強度が所定の第二基準値T2以上であるか否かを調べる(S212)。
ビーコン信号の受信電波強度が第二基準値T2未満である場合(S212でNO)、主制御部18は、案内灯6が点灯中であるか否かを判断する(S213)。案内灯6が点灯中であるならば(S213でYES)、案内灯制御部16に消灯を指示する。これを受けて、案内灯制御部16は、案内灯インターフェース部14を介して案内灯6に消灯のための制御信号を送信し、案内灯6を消灯する(S214)。それから、S210に戻り、新たにビーコン信号を受信するのを待つ。一方、消灯中であるならば(S213でNO)、案内灯6を消灯のままS210に戻り、新たにビーコン信号を受信するのを待つ。
一方、ビーコン信号の受信電波強度が第二基準値T2以上である場合(S212でYES)、主制御部18は、案内灯6が消灯中であるか否かを判断する(S215)。案内灯6が消灯中であるならば(S215でYES)、案内灯制御部16に点灯を指示する。これを受けて、案内灯制御部16は、案内灯インターフェース部14を介して案内灯6に点灯のための制御信号を送信し、案内灯6を点灯する(S216)。それから、S217に進む。一方、点灯中であるならば(S215でNO)、案内灯6を点灯のままS217に進む。
つぎに、S217において、主制御部18は、ビーコン信号の受信電波強度が所定の第一基準値T1(>T2)以上であるか否かを調べる。ビーコン信号の受信電波強度が第一基準値T1未満である場合(S217でNO)、主制御部18は、ドア錠5が解錠中であるか否かを判断する(S218)。ドア錠5が解除中であるならば(S218でYES)、ドア錠制御部15に施錠を指示する。これを受けて、ドア錠制御部15は、ドア錠インターフェース部13を介してドア錠5に施錠のための制御信号を送信し、ドア錠5を施錠する(S219)。それから、S210に戻り、新たにビーコン信号を受信するのを待つ。一方、施錠中であるならば(S218でNO)、ドア錠5を施錠のままS210に戻り、新たにビーコン信号を受信するのを待つ。
一方、ビーコン信号の受信電波強度が第一基準値T1以上である場合(S217でYES)、主制御部18は、ドア錠5が施錠中であるか否かを判断する(S220)。ドア錠5が施錠中であるならば(S220でYES)、ドア錠制御部15に解錠を指示する。これを受けて、ドア錠制御部15は、ドア錠インターフェース部13を介してドア錠5に解錠のための制御信号を送信し、ドア錠5を解錠する(S221)。それから、S210に戻り、新たにビーコン信号を受信するのを待つ。一方、解錠中であるならば(S220でNO)、ドア錠5を解錠のままS210に戻り、新たにビーコン信号を受信するのを待つ。
また、主制御部18は、ワイヤレスキーホルダインターフェース部12を介してワイヤレスキーホルダ2から載置信号を受信すると(S230でYES)、ドア錠制御部15に施錠を指示するとともに、案内灯制御部16に消灯を指示する。これを受けて、ドア錠制御部15は、ドア錠インターフェース部13を介してドア錠5に施錠のための制御信号を送信し、ドア錠5を施錠する。また、案内灯制御部16は、案内灯インターフェース部14を介して案内灯6に消灯のための制御信号を送信し、案内灯6を消灯する(S231)。
なお、ワイヤレスキーホルダ2は、ドア錠制御装置1と同じ部屋に設置されているため、この部屋に入室した利用者が携帯するワイヤレスキー3から送信されるビーコン信号の受信電波強度は第一基準値T1以上となる。このため、ワイヤレスキー3がワイヤレスキーホルダ2に載置される直前の状態においては、ドア錠5、案内灯6が、それぞれ施錠中、点灯中となっている。
つぎに、主制御部18は、ビーコン信号受信部11を無効にして、ワイヤレスキー3から定期送信されるビーコン信号の受信を中断し(S233)、その後、ワイヤレスキーホルダインターフェース部12を介してワイヤレスキーホルダ2から非載置信号を受信するのを待つ(S234)。そして、非載置信号を受信したならば(S234でYES)、S240に進む。
つぎに、S240において、主制御部18は、ビーコン信号受信部11を有効にして、ワイヤレスキー3から定期送信されるビーコン信号の受信を再開する。主制御部18は、ビーコン信号受信部11を介してワイヤレスキー3からビーコン信号を受信するごとに(S241でYES)、このビーコン信号に付加されている認証情報と、認証情報記憶部17に記憶されている認証情報とを比較する。両者が一致しない場合(S242でNO)、S241に戻って新たにビーコン信号を受信するのを待つ。一方、両者が一致する場合(S242でYES)、このビーコン信号の受信電波強度をビーコン信号受信部11から取得し、この受信電波強度が第一基準値T1未満であるか否かを調べる(S243)。
ビーコン信号の受信電波強度が第一基準値T1以上である場合(S243でNO)、主制御部18は、ドア錠5が施錠中であるか否かを判断する(S244)。ドア錠5が施錠中であるならば(S244でYES)、ドア錠制御部15に解錠を指示する。これを受けて、ドア錠制御部15は、ドア錠インターフェース部13を介してドア錠5に解錠のための制御信号を送信し、ドア錠5を解錠する(S245)。それから、S241に戻り、新たにビーコン信号を受信するのを待つ。一方、解錠中であるならば(S244でNO)、ドア錠5を解錠のままS241に戻り、新たにビーコン信号を受信するのを待つ。
ビーコン信号の受信電波強度が第一基準値T1未満である場合(S243でYES)、主制御部18は、ドア錠5が解錠中であるか否かを判断する(S246)。ドア錠5が解錠中であるならば(S246でYES)、ドア錠制御部15に施錠を指示する。これを受けて、ドア錠制御部15は、ドア錠インターフェース部13を介してドア錠5に施錠のための制御信号を送信し、ドア錠5を施錠する(S247)。それから、S248に進む。一方、施錠中であるならば(S246でNO)、ドア錠5を施錠のままS248に進む。
つぎに、S248において、主制御部18は、ビーコン信号の受信電波強度が第二基準値T2(<T1)未満であるか否かを調べる。ビーコン信号の受信電波強度が第二基準値T2以上である場合(S248でNO)、S241に戻って、新たにビーコン信号を受信するのを待つ。一方、ビーコン信号の受信電波強度が第二基準値T2未満である場合(S248でYES)、S210に戻って、新たにビーコン信号を受信するのを待つ。
また、主制御部18は、ワイヤレスキーホルダインターフェース部12を介してワイヤレスキーホルダ2から載置信号を受信すると(S250でYES)、ドア錠制御部15に施錠を指示する。これを受けて、ドア錠制御部15は、ドア錠インターフェース部13を介してドア錠5に施錠のための制御信号を送信し、ドア錠5を施錠する(S251)。
なお、ワイヤレスキーホルダ2は、ドア錠制御装置1と同じ部屋に設置されているため、この部屋に入室中の利用者が携帯するワイヤレスキー3から送信されるビーコン信号の受信電波強度は第一基準値T1以上となる。このため、ワイヤレスキー3がワイヤレスキーホルダ2から取り外されるとドア錠5が解錠され、ワイヤレスキー3がワイヤレスキーホルダ2に再度載置される直前の状態においてはドア錠5が解錠中となっている。
つぎに、主制御部18は、ビーコン信号受信部11を無効にして、ワイヤレスキー3から定期送信されるビーコン信号の受信を中断し(S252)、その後、ワイヤレスキーホルダインターフェース部12を介してワイヤレスキーホルダ2から非載置信号を受信するのを待つ(S253)。そして、非載置信号を受信したならば(S253でYES)、S240に戻り、ワイヤレスキー3から定期送信されるビーコン信号の受信を再開する。
つぎに、ワイヤレスキーホルダ2について説明する。
図8は、ワイヤレスキーホルダ2の概略機能構成図である。
図示するように、ワイヤレスキーホルダ2は、ドア錠制御装置インターフェース部20と、載置部21と、載置状態検出部22と、載置状態通知部23と、送電部24と、送電制御部25と、を備えている。
ドア錠制御装置インターフェース部20は、ドア錠制御装置1と通信を行うためのインターフェースである。
載置部21は、ワイヤレスキー3を載置するための台座である。
載置状態検出部22は、赤外線センサ、重量センサ、検出スイッチ等を用いて、ワイヤレスキー3の載置部21への載置状態を検出する。
載置状態通知部23は、載置状態検出部22により検出されたワイヤレスキー3の載置状態に従い、ドア錠制御装置インターフェース部20を介してドア錠制御装置1に、ワイヤレスキー3の載置状態を示す信号(載置信号あるいは非載置信号)を送信する。
送電部24は、非接触電力伝送等により、載置部21に載置されているワイヤレスキー3に送電する。
送電制御部25は、載置状態検出部22により検出されたワイヤレスキー3の載置状態に従い、送電部24から載置部21に載置されているワイヤレスキー3に伝送する電力を制御する。
図9は、ワイヤレスキーホルダ2の動作フローを説明するための図である。
載置状態検出部22は、載置部21へのワイヤレスキー3の載置状態が変化すると、これを検出して(S300でYES)、その変化内容を判断する(S301)。載置状態が「非載置」から「載置」に変化したならば(S301で「非載置」→「載置」)、その旨を載置状態通知部23および送電制御部25に通知する。これを受けて、載置状態通知部23は、ドア錠制御装置インターフェース部20を介してドア錠制御装置1に載置信号を送信する(S302)。また、送電制御部25は、送電部24を介して、載置部21に載置されているワイヤレスキー3への送電を開始する(S303)。
一方、載置状態が「載置」から「非載置」に変化したならば(S301で「載置」→「非載置」)、その旨を載置状態通知部23および送電制御部25に通知する。これを受けて、載置状態通知部23は、ドア錠制御装置インターフェース部20を介してドア錠制御装置1に非載置信号を送信する(S304)。また、送電制御部25は、送電部24による送電を終了する(S305)。
つぎに、ワイヤレスキー3について説明する。
図10は、ワイヤレスキー3の概略機能構成図である。
図示するように、ワイヤレスキー3は、ドア錠管理装置インターフェース部30と、ビーコン信号送信部31と、受電部32と、充電制御部33と、会員ID記憶部34と、解除パスワード記憶部35と、主制御部36と、を備えている。
ドア錠管理装置インターフェース部30は、NFC(Near Field Communication)等の近距離無線通信を用いてドア錠管理装置4と通信を行うためのインターフェースである。
ビーコン信号送信部31は、Bluetooth(登録商標) Low Energy等の近距離無線通信を用いて、認証情報(会員ID、解除パスワード)が付加されたビーコン信号を定期的に送信する。
受電部32は、非接触電力伝送等により、自ワイヤレスキー3が載置されているワイヤレスキーホルダ2から受電する。
充電制御部33は、受電部32によりワイヤレスキーホルダ2から受電した電力を用いて、自ワイヤレスキー3に電源を供給するバッテリ(不図示)を充電する。
会員ID記憶部34には、自ワイヤレスキー3が配布された利用者に固有の識別情報である会員IDが記憶されている。
解除パスワード記憶部35には、ドア錠管理装置4により発行された解除パスワードが記憶される。
主制御部36は、ワイヤレスキー3の各部30〜35を統括的に制御する。
図11は、ワイヤレスキー3の動作フローを説明するための図である。
主制御部36は、ドア錠管理装置インターフェース部30を介してドア錠管理装置4から会員ID読出要求を受信すると(S400でYES)、会員ID記憶部34から会員IDを読み出して、ドア錠管理装置インターフェース部30を介してドア錠管理装置4に送信する(S401)。
また、主制御部36は、ドア錠管理装置インターフェース部30を介してドア錠管理装置4から解除パスワード書込要求を受信すると(S402でYES)、この解除パスワード書込要求に付加されている解除パスワードを解除パスワード記憶部35に記憶する(S403)。それから、主制御部36は、会員ID記憶部34に記憶されている会員IDおよび解除パスワード記憶部35に記憶されている解除パスワードを含む認証情報をビーコン信号送信部31に通知して、ビーコン信号の送信開始を指示する。これを受けて、ビーコン信号送信部31は、主制御部36から通知された認証情報が付加されたビーコン信号の定期送信を開始する(S404)。
また、主制御部36は、ドア錠管理装置インターフェース部30を介してドア錠管理装置4から解除パスワード消去要求を受信すると(S405でYES)、解除パスワード記憶部35から解除パスワードを消去する(S406)。それから、主制御部36は、ビーコン信号送信部31にビーコン信号の送信停止を指示する。これを受けて、ビーコン信号送信部31は、ビーコン信号の定期送信を停止する(S407)。
また、受電部32は、自ワイヤレスキー3が載置されたワイヤレスキーホルダ2から受電すると(S408でYES)、受電電力を充電制御部33に送る。これを受けて、充電制御部33は、自ワイヤレスキー3に電源を供給するバッテリ(不図示)を充電する(S409)。
つぎに、ドア錠管理装置4について説明する。
図12は、ドア錠管理装置4の概略機能構成図である。
図示するように、ドア錠管理装置4は、通信ネットワークインターフェース部40と、ワイヤレスキーインターフェース部41と、マンマシンインターフェース部42と、解除パスワード生成部43と、部屋利用・予約状況記憶部44と、部屋管理部45と、料金算出部46と、主制御部47と、を備えている。
通信ネットワークインターフェース部40は、通信ネットワーク7を介してドア錠制御装置1と通信を行うためのインターフェースである。
ワイヤレスキーインターフェース部41は、NFC等の近距離無線通信を用いてワイヤレスキー3と通信を行うためのインターフェースである。
マンマシンインターフェース部42は、利用者に情報を表示したり、利用者から各種操作を受け付けたりするためのインターフェースであり、タッチセンサ付き液晶ディスプレイ等の入出力装置を備える。
解除パスワード生成部43は、会員ID、現在日時等を用いて、ワンタイムパスワードである解除パスワードを生成する。
部屋利用・予約状況記憶部44は、ドア錠制御装置1が設置されている管理対象の各部屋の利用状況に関する情報を記憶する。図13は、部屋利用・予約状況記憶部44の登録内容を模式的に表した図である。
図示するように、部屋利用・予約状況記憶部44には、管理対象の部屋毎に、その部屋に設置されているドア錠制御装置1のアドレス441に対応付けられてテーブル440が記憶されており、テーブル440には、日付毎のレコード442が日付順に記憶されている。レコード442は、日付を登録するフィールド443と、その日付の日に部屋の利用が許可された利用者(部屋に割り当てられた利用者)の会員IDを登録するフィールド444と、その利用者がその日付の日にチェックインした場合に、チェックイン時刻を登録するフィールド445と、その利用者がその日付の日にチェックアウトした場合に、チェックアウト時刻を登録するフィールド446と、その利用者に対して発行された解除パスワードを登録するフィールド447と、を有する。
部屋管理部45は、部屋利用・予約状況記憶部44を用いて管理対象の各部屋の利用・予約状況を管理する。そして、管理結果に基づいて部屋利用・予約状況記憶部44を更新する。
料金算出部46は、部屋利用・予約状況記憶部44を用いて利用者の料金算出処理を行う。
主制御部47は、ドア錠管理装置4の各部40〜46を統括的に制御する。
図14は、ドア錠管理装置4の動作フローを説明するための図である。
まず、主制御部47は、利用者がワイヤレスキー3で自ドア錠管理装置4をタッチすることにより、ワイヤレスキーインターフェース部41とワイヤレスキー3との間に通信路が確立された状態で、マンマシンインターフェース部42を介して利用者から所定のチェックイン操作を受け付けると(S500でYES)、ワイヤレスキーインターフェース部41を介して、ワイヤレスキー3に会員ID読出要求を送信し、ワイヤレスキー3から会員IDを受信する(S501)。
つぎに、主制御部47は、ワイヤレスキー3から受信した会員IDを部屋管理部45に通知して、部屋の割り当てを指示する。これを受けて、部屋管理部45は、部屋利用・予約状況記憶部44を参照し、利用者が部屋を予約済みであるか否かを判断する(S502)。具体的には、部屋利用・予約状況記憶部44に記憶されているテーブル440のなかから、本日の日付がフィールド443に登録され、且つワイヤレスキー3から受信した会員IDがフィールド444に登録されているレコード442を有するテーブル440を検索する。このようなテーブル440を検索できた場合、部屋管理部45は、このテーブル440に対応付けられている部屋を利用者が予約済みと判断し(S502でYES)、S505に進む。
一方、このようなテーブル440を検索できなかった場合、部屋管理部45は、利用者が部屋を予約していないものと判断し(S502でNO)、その旨を主制御部47に知らせる。これを受けて、主制御部47は、マンマシンインターフェース部42に宿泊日数の問合せを表示して、利用者から宿泊日数の入力を受け付ける(S503)。そして、受け付けた宿泊日数を部屋管理部45に知らせる。
それから、部屋管理部45は、部屋利用・予約状況記憶部44を参照し、本日から宿泊最終日まで誰にも割り当てられていない空き部屋を検索する。具体的には、部屋利用・予約状況記憶部44に記憶されているテーブル440のなかから、本日の日付がフィールド443に登録されたレコード442から、宿泊最終日(本日から宿泊日数後の日)の日付がフィールド443に登録されたレコード442までの各レコード442において、いずれのレコード442のフィールド444にも会員IDが登録されていないテーブル440を検索し、検索したテーブル440に対応付けられた部屋(空き部屋)を利用者に割り当てる。そして、このテーブル440において、本日の日付がフィールド443に登録されたレコード442から宿泊最終日の日付がフィールド443に登録されたレコード442までの各レコード442のフィールド444に、ワイヤレスキー3から受信した会員IDを登録する(S504)。その後、S505に進む。
つぎに、S505において、部屋管理部45は、S502で利用者が予約済みと判断された部屋、あるいはS504で利用者に割り当てられた部屋に対応付けられているテーブル440から、本日の日付がフィールド443に登録されたレコード442を特定する。そして、このレコード442のフィールド445にチェックイン時刻として現在時刻を登録する。それから、部屋管理部45は、主制御部47に、このテーブル440に対応付けられている部屋およびドア錠制御装置1のアドレス441の指定を伴う部屋割当完了を通知する。
主制御部47は、部屋管理部45から部屋割当完了を受け取ると、料金算出部46に、この部屋割当完了で指定されている部屋およびワイヤレスキー3から受信した会員IDの指定を伴う料金算出指示を通知する。これを受けて、料金算出部46は、部屋利用・予約状況記憶部44を参照して、料金算出指示で指定されている部屋に対応付けられているテーブル440を特定する。そして、このテーブル440において、本日の日付がフィールド443に登録されたレコード442を始点として、料金算出指示で指定された会員IDがフィールド444に登録されているレコード442がいくつ連続しているかを調べ、この連続するレコード数より特定される宿泊日数に応じた利用料金を算出する(S506)。それから、料金算出部46は、主制御部47に、算出した利用料金を通知する。主制御部47は、マンマシンインターフェース部42に、料金算出部46から受け取った利用料金を表示して、利用者に利用料金の清算を要求する。
つぎに、主制御部47は、解除パスワード生成部43に、部屋管理部45から受け取った部屋割当完了で指定されている部屋およびワイヤレスキー3から受信した会員IDの指定を伴う解除パスワード生成指示を通知する。これを受けて、解除パスワード生成部43は、現在日時および解除パスワード生成指示で指定されている会員IDを用いてワンタイムパスワードを生成する。また、解除パスワード生成部43は、部屋利用・予約状況記憶部44を参照して、解除パスワード生成指示で指定されている部屋に対応付けられているテーブル440を特定する。そして、このテーブル440において、本日の日付がフィールド443に登録されているレコード442を始点として連続する、解除パスワード生成指示で指定された会員IDがフィールド444に登録されているレコード442を特定し、この特定した連続するレコード442各々のフィールド447に、生成したワンタイムパスワードを解除パスワードとして登録する(S507)。それから、解除パスワード生成部43は、解除パスワードを主制御部47に通知する。
つぎに、主制御部47は、ワイヤレスキーインターフェース部41を介してワイヤレスキー3に、解除パスワード生成部43から受け取った解除パスワードを伴う解除パスワード書込要求を送信する(S508)。また、主制御部47は、解除パスワード生成部43から受け取った解除パスワードおよびワイヤレスキー3から受信した会員IDを含む認証情報を伴う認証情報設定要求を生成し、この認証情報設定要求を、通信ネットワークインターフェース部40を介して、部屋割当完了で指定されているアドレス441により特定されるドア錠制御装置1に送信する(S509)。
また、主制御部47は、利用者がワイヤレスキー3で自ドア錠管理装置4をタッチすることにより、ワイヤレスキーインターフェース部41とワイヤレスキー3との間に通信路が確立された状態で、マンマシンインターフェース部42を介して利用者から所定のチェックアウト操作を受け付けると(S510でYES)、ワイヤレスキーインターフェース部41を介してワイヤレスキー3に会員ID読出要求を送信して、ワイヤレスキー3から会員IDを受信する(S511)。
つぎに、主制御部47は、ワイヤレスキー3から受信した会員IDを部屋管理部45に通知して、部屋の割り当ての解除を指示する。これを受けて、部屋管理部45は、部屋利用・予約状況記憶部44を参照し、この会員IDにより特定される利用者に割り当てられている部屋を検索する(S512)。具体的には、部屋利用・予約状況記憶部44に記憶されているテーブル440のなかから、本日の日付がフィールド443に登録され、且つ受信した会員IDがフィールド444に登録されているレコード442を有するテーブル440を検索する。それから、部屋管理部45は、検索したテーブル440において、本日の日付がフィールド443に登録され、且つ受信した会員IDがフィールド444に登録されているレコード442のフィールド446に現在の時刻をチェックアウト時刻として登録する(S513)。この際、このテーブル440に登録されている各レコード442のフィールド447をリセットして解除パスワードを削除するようにしてもよい。その後、部屋管理部45は、主制御部47に、このテーブル440に対応付けられている部屋およびドア錠制御装置1のアドレス441の指定を伴う部屋割当解除完了を通知する。
主制御部47は、部屋管理部45から部屋割当解除完了を受け取ると、料金算出部46に、この部屋割当解除完了で指定されている部屋およびワイヤレスキー3から受信した会員IDの指定を伴う追加料金算出指示を通知する。これを受けて、料金算出部46は、部屋利用・予約状況記憶部44を参照して、追加料金算出指示で指定されている部屋に対応付けられているテーブル440を特定する。そして、このテーブル440において、本日の日付がフィールド443に登録されたレコード442のフィールド446に登録されているチェックアウト時刻が所定時刻を越えているか否かを調べ、超えている場合はその超過時間に応じた追加料金を算出する(S514)。それから、料金算出部46は、主制御部47に、算出した追加料金を通知する。主制御部47は、マンマシンインターフェース部42に、料金算出部46から受け取った追加料金を表示して、利用者に追加料金の清算を要求する。なお、利用者が利用料金を清算済みか否かについて登録するフィールドをテーブル440の各レコード442に設けておき、料金算出部46が、S506において、利用者が利用料金を清算した各日付のレコード442に、利用料金清算済みである旨を登録し、S514において、利用料金清算済みである旨が登録されていないレコード442に対応する日数分の料金を追加料金として算出するようにしてもよい。
つぎに、主制御部47は、ワイヤレスキーインターフェース部41を介してワイヤレスキー3に解除パスワード消去要求を送信する(S515)。また、主制御部47は、通信ネットワークインターフェース部40を介して、部屋割当解除完了で指定されているアドレス441により特定されるドア錠制御装置1に認証情報解除要求を送信する(S516)。
なお、S506、S514における利用料金、追加料金の精算は、ワイヤレスキー3から受信した会員IDにより特定される利用者に、後日、請求書を発行することにより実施してもよいし、あるいは、ドア錠管理装置4の料金算出部46が、利用者から入金を受け付けることにより実施してもよい。
以上、本発明の一実施の形態を説明した。
本実施の形態において、ドア錠制御装置1は、ワイヤレスキー3より定期的に受信しているビーコン信号に付加された認証情報が自ドア錠制御装置1に設定されている認証情報と一致し、且つこのビーコン信号の受信電波強度が所定の第一基準値T1以上である場合に、ドア錠5を解錠する。そして、このビーコン信号の受信電波強度が第一基準値T1未満となった場合にドア錠5を施錠する。したがって、本実施の形態によれば、第一基準値T1を適切な値に設定することにより、ワイヤレスキー3を携帯する利用者は、ワイヤレスキー3を手にしてドアに近付けるといった特別な操作を行うことなく、ドアに近づくあるいはドアから離れるだけで、ドアの解錠あるいは施錠をすることが可能となる。
また、本実施の形態において、ドア錠制御装置1は、ワイヤレスキー3より定期的に受信しているビーコン信号に付加された認証情報が自ドア錠制御装置1に設定されている認証情報と一致し、且つこのビーコン信号の受信電波強度が第一基準値T1より低い所定の第二基準値T2以上である場合に、案内灯6を点灯する。そして、このビーコン信号の受信電波強度が第二基準値T2未満となった場合に案内灯6を消灯する。したがって、本実施の形態によれば、第二基準値T2を適切な値に設定することにより、ワイヤレスキー3を携帯する利用者は、自身に割り当てられた部屋にある程度まで近づくことにより、この部屋の案内灯6が点灯するので、自身に割り当てられた部屋を探し出す手間が省略され、利用者の使い勝手を向上させることができる。
また、本実施の形態において、ドア錠制御装置1は、自ドア錠制御装置1と同じ部屋に設置されたワイヤレスキーホルダ2にワイヤレスキー3が載置されている間、このワイヤレスキー3から定期送信される、自ドア錠制御装置1に設定されている認証情報と同じ認証情報が付加されたビーコン信号の受信電波強度にかかわらず、ドア錠5を施錠する。したがって、本実施の形態によれば、部屋に入室した利用者は、ワイヤレスキー3をワイヤレスキーホルダ2に置くだけでドアを自動的に施錠することができるので、利用者の使い勝手をさらに向上させることができる。
また、本実施の形態において、ワイヤレスキー3は、解除パスワードが記憶されている場合にのみ、この解除パスワードを含む認証情報が付加されたビーコン信号を定期送信し、解除パスワードが記憶されていない場合にはビーコン信号を送信しない。また、ドア錠管理装置4は、ワイヤレスキー3に対する解除パスワードの記憶および消去を制御する。そして、ワイヤレスキー3に解除パスワードを記憶した場合に、この解除パスワードを含む認証情報を、利用者に割り当てられた部屋に設置されているドア錠制御装置1に設定し、ワイヤレスキー3から解除パスワードを消去した場合に、利用者に割り当てられた部屋に設置されているドア錠制御装置1に設定されている認証情報を解除する。したがって、本実施の形態によれば、ドア錠管理装置4を受付カウンタに設置して、利用者が携帯するワイヤレスキー3に対する解除パスワードの記憶および消去を行わせることにより、利用者は受付カウンタで施設の従業員等からキーを受け取ることなく、つまり、受付カウンタで施設の従業員等と顔を合わせることなく部屋を利用することが可能となる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記の実施の形態において、図4に示すドア錠制御装置1および図12に示すドア錠管理装置4の機能構成は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積ロジックICによりハード的に実現されるものでもよいし、あるいはDSP(Digital Signal Processor)などの計算機によりソフトウエア的に実現されるものでもよい。または、CPU、メモリ、HDD、DVD−ROM等の補助記憶装置、およびNIC(Network Interface Card)、Bluetooth(登録商標)アダプタ、NFCアダプタ等の通信機を備えたPC(Personal Computer)等の汎用コンピュータにおいて、CPUが所定のプログラムを補助記憶装置からメモリ上にロードして実行することで実現されるものでもよい。
同様に、図10に示すワイヤレスキー3の機能構成も、ASIC、FPGAなどの集積ロジックICによりハード的に実現されるものでもよいし、あるいはDSPなどの計算機によりソフトウエア的に実現されるものでもよい。または、CPU、メモリ、HDD、DVD−ROM等の補助記憶装置、およびBluetooth(登録商標)アダプタ、NFCアダプタ等の通信機を備えたスマートホン等の携帯端末において、CPUが所定のプログラムを補助記憶装置からメモリ上にロードして実行することで実現されるものでもよい。
1、1−1〜1−3:ドア錠制御装置、 2、2−1〜2−3:ワイヤレスキーホルダ、 3:ワイヤレスキー、 4:ドア錠管理装置、 5、5−1〜5−3:ドア錠、 6、6−1〜6−3:案内灯、 7:通信ネットワーク、 10:通信ネットワークインターフェース部、 11:ビーコン信号受信部、 12:ワイヤレスキーホルダインターフェース部、 13:ドア錠インターフェース部、 14:案内灯インターフェース部、 15:ドア錠制御部、 16:案内灯制御部、 17:認証情報記憶部、 18:主制御部、 20:ドア錠制御装置インターフェース部、 21:載置部、 22:載置状態検出部、 23:載置状態通知部、 24:送電部、 25:送電制御部、 30:ドア錠管理装置インターフェース部、 31:ビーコン信号送信部、 32:受電部、 33:充電制御部、 34:会員ID記憶部、 35:解除パスワード記憶部、 36:主制御部、 40:通信ネットワークインターフェース部、 41:ワイヤレスキーインターフェース部、 42:マンマシンインターフェース部、 43:解除パスワード生成部、 44:部屋利用・予約状況記憶部、 45:部屋管理部、 46:料金算出部、 47:主制御部

Claims (7)

  1. ワイヤレスキー装置から定期的に無線送信される制御信号に基づいてドア錠の施錠および解錠を制御するドア錠制御装置であって、
    解錠を許可する認証情報を記憶する第一認証情報記憶手段と、
    前記ワイヤレスキー装置から制御信号を受信する制御信号受信手段と、
    前記制御信号受信手段により受信された制御信号に基づいて前記ドア錠の施錠および解錠を制御するドア錠制御手段と、
    前記ワイヤレスキー装置を保持可能な保持装置における当該ワイヤレスキー装置の保持状態を検知する保持状態検知手段と、を有し、
    前記ドア錠制御手段は、
    施錠状態において、前記制御信号受信手段が定期的に受信している制御信号に付加された認証情報が、前記第一認証情報記憶手段に記憶されている認証情報と一致し、且つ当該制御信号の受信電波強度が所定の第一基準値以上である場合に、前記ドア錠を解錠し、
    解錠状態において、前記制御信号受信手段が定期的に受信している、前記第一認証情報記憶手段に記憶されている認証情報と一致する認証情報が付加された制御信号の受信電波強度が、前記第一基準値未満となった場合に、前記ドア錠を施錠するとともに、
    前記保持状態検知手段により前記ワイヤレスキー装置が前記保持装置に保持されていることが検知されている場合、前記制御信号受信手段が定期的に受信している制御信号に付加された認証情報が前記第一認証情報記憶手段に記憶されている認証情報と一致し、且つ当該制御信号の受信電波強度が前記所定の第一基準値以上であっても、前記ドア錠を施錠する
    ことを特徴とするドア錠制御装置。
  2. 請求項1に記載のドア錠制御装置であって、
    ドアに前記ドア錠が取り付けられた部屋の案内灯の点灯および消灯を制御する案内灯制御手段をさらに有し、
    前記案内灯制御手段は、
    消灯状態において、前記制御信号受信手段が定期的に受信している制御信号に付加された認証情報が、前記第一認証情報記憶手段に記憶されている認証情報と一致し、且つ当該制御信号の受信電波強度が、前記第一基準値より低い所定の第二基準値以上である場合に、前記案内灯を点灯し、
    点灯状態において、前記制御信号受信手段が定期的に受信している、前記第一認証情報記憶手段に記憶されている認証情報と一致する認証情報が付加された制御信号の受信電波強度が前記第二基準値未満となった場合に、前記案内灯を消灯する
    ことを特徴とするドア錠制御装置。
  3. 証情報が付加された制御信号を定期的に無線送信するワイヤレスキー装置と、
    前記ワイヤレスキー装置から定期的に無線送信される制御信号に基づいてドア錠の施錠および解錠を制御するドア錠制御装置と、
    前記ドア錠制御装置に接続されたドア錠管理装置と、を備え、
    前記ドア錠制御装置は、
    解錠を許可する認証情報を記憶する第一認証情報記憶手段と、
    前記ワイヤレスキー装置から制御信号を受信する制御信号受信手段と、
    前記制御信号受信手段により受信された制御信号に基づいて前記ドア錠の施錠および解錠を制御するドア錠制御手段と、
    前記ドア錠管理装置から登録要求を受信した場合に、当該登録要求に付加された認証情報を前記第一認証情報記憶手段に記憶し、前記ドア錠管理装置から消去要求を受信した場合に、前記第一認証情報記憶手段に記憶されている認証情報を消去する第一認証情報記憶制御手段と、を有し、
    前記ワイヤレスキー装置は、
    認証情報を記憶する第二認証情報記憶手段と、
    前記第二認証情報記憶手段に認証情報が記憶されている場合に、当該認証情報が付加された制御信号を定期的に無線送信する無線送信手段と、を有し、
    前記ドア錠管理装置は、
    前記ワイヤレスキー装置の前記第二認証情報記憶手段に対する認証情報の記憶および消去を制御する第二認証情報記憶制御手段と、
    前記第二認証情報記憶制御手段により前記ワイヤレスキー装置の前記第二認証情報記憶手段に認証情報が記憶された場合に、当該認証情報が付加された登録要求を前記ドア錠制御装置に送信し、前記第二認証情報記憶制御手段により前記ワイヤレスキー装置の前記第二認証情報記憶手段から認証情報が消去された場合に、消去要求を前記ドア錠制御装置に送信する要求送信手段と、を有し、
    前記ドア錠制御手段は、
    施錠状態において、前記制御信号受信手段が定期的に受信している制御信号に付加された認証情報が、前記第一認証情報記憶手段に記憶されている認証情報と一致し、且つ当該制御信号の受信電波強度が所定の第一基準値以上である場合に、前記ドア錠を解錠し、
    解錠状態において、前記制御信号受信手段が定期的に受信している、前記第一認証情報記憶手段に記憶されている認証情報と一致する認証情報が付加された制御信号の受信電波強度が、前記第一基準値未満となった場合に、前記ドア錠を施錠する
    ことを特徴とするドア錠制御システム。
  4. 請求項3に記載のドア錠制御システムであって、
    前記ドア錠制御装置は、
    ドアに前記ドア錠が取り付けられた部屋の案内灯の点灯および消灯を制御する案内灯制御手段をさらに有し、
    前記案内灯制御手段は、
    消灯状態において、前記制御信号受信手段が定期的に受信している制御信号に付加された認証情報が、前記第一認証情報記憶手段に記憶されている認証情報と一致し、且つ当該制御信号の受信電波強度が、前記第一基準値より低い所定の第二基準値以上である場合に、前記案内灯を点灯し、
    点灯状態において、前記制御信号受信手段が定期的に受信している、前記第一認証情報記憶手段に記憶されている認証情報と一致する認証情報が付加された制御信号の受信電波強度が前記第二基準値未満となった場合に、前記案内灯を消灯する
    ことを特徴とするドア錠制御システム
  5. 請求項3またはに記載のドア錠制御システムであって、
    前記ドア錠制御装置は、
    前記ワイヤレスキー装置を保持可能な保持装置における当該ワイヤレスキー装置の保持状態を検知する保持状態検知手段をさらに有し、
    前記ドア錠制御手段は、
    前記保持状態検知手段により前記ワイヤレスキー装置が前記保持装置に保持されていることが検知されている場合、前記制御信号受信手段が定期的に受信している制御信号に付加された認証情報が前記第一認証情報記憶手段に記憶されている認証情報と一致し、且つ当該制御信号の受信電波強度が所定の第一基準値以上であっても、前記ドア錠を施錠する
    ことを特徴とするドア錠制御システム
  6. ドア錠制御装置を用いて、ワイヤレスキー装置から定期的に無線送信される制御信号に基づいてドア錠の施錠および解錠を制御するドア錠制御方法であって、
    前記ドア錠制御装置は、
    施錠状態において、前記ワイヤレスキー装置より定期的に受信している制御信号に付加された認証情報が自身に記憶されている認証情報と一致し、且つこの制御信号の受信電波強度が所定の第一基準値以上である場合に、前記ドア錠を解錠し、
    解錠状態において、前記ワイヤレスキー装置より定期的に受信している、自身に記憶されている認証情報と一致する認証情報が付加された制御信号の受信電波強度が、前記第一基準値未満となった場合に、前記ドア錠を施錠するとともに、
    前記ワイヤレスキー装置を保持可能な保持装置における当該ワイヤレスキー装置の保持状態の検知結果が、前記ワイヤレスキー装置が前記保持装置に保持されていることを示している場合、前記ワイヤレスキー装置より定期的に受信している制御信号に付加された認証情報が自身に記憶されている認証情報と一致し、且つ当該制御信号の受信電波強度が前記所定の第一基準値以上であっても、前記ドア錠を施錠する
    ことを特徴とするドア錠制御方法。
  7. ドア錠管理装置が接続されたドア錠制御装置を用いて、ワイヤレスキー装置から定期的に無線送信される制御信号に基づいてドア錠の施錠および解錠を制御するドア錠制御方法であって、
    前記ワイヤレスキー装置は、
    認証情報を記憶している場合に、当該認証情報が付加された制御信号を定期的に無線送信し、
    前記ドア錠制御装置は、
    前記ドア錠管理装置から登録要求を受信した場合に、当該登録要求に付加された認証情報を記憶し、前記ドア錠管理装置から消去要求を受信した場合に、記憶している認証情報を消去し、
    施錠状態において、前記ワイヤレスキー装置より定期的に受信している制御信号に付加された認証情報が自身に記憶されている認証情報と一致し、且つこの制御信号の受信電波強度が所定の第一基準値以上である場合に、前記ドア錠を解錠し、
    解錠状態において、前記ワイヤレスキー装置より定期的に受信している、自身に記憶されている認証情報と一致する認証情報が付加された制御信号の受信電波強度が、前記第一基準値未満となった場合に、前記ドア錠を施錠し、
    前記ドア錠管理装置は、
    前記ワイヤレスキー装置に認証情報を記憶した場合に、当該認証情報が付加された登録要求を前記ドア錠制御装置に送信し、
    前記ワイヤレスキー装置に記憶されている認証情報を消去した場合に、消去要求を前記ドア錠制御装置に送信する
    ことを特徴とするドア錠制御方法。
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