JP6609835B2 - 電子部品モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、センサモジュール等の電子部品モジュールに関する。
特許文献1には、圧力センサ素子等の主電子部品が表面に実装される回路基板を備える電子部品モジュールが開示されている。回路基板には、通常、主電子部品以外にも、ICチップ等の他の電子部品が実装されている。この種の電子部品モジュールでは、これら電子部品を保護するため、回路基板の外面を被覆樹脂(モールド樹脂)により被覆する場合がある。
特開2000−46669号公報
主電子部品がセンサ素子の場合、被覆樹脂には、主電子部品の周囲に流体室を形成するための凹部が形成される。この流体室の外部空間に対するシール性を確保する観点からは、被覆樹脂と回路基板との間を通して外部空間と流体室との間で流通しようとする流体に対するシール性が高められるとよい。この観点から検討すると、特許文献1の構造は特別の工夫がされておらず、更なる改善の余地があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされ、その目的は、被覆樹脂と回路基板との間のシール性を高めるのに適した構造の電子部品モジュールを提供することにある。
上記課題を解決するための本発明のある態様は電子部品モジュールである。
第1態様の電子部品モジュールは、主電子部品が表面に実装される回路基板と、前記表面を部分的に被覆する表側被覆樹脂と、を備え、前記表側被覆樹脂は、前記主電子部品とともに、前記主電子部品の周りにある前記表面の一部を露出させる表側凹部を有し、前記回路基板は、前記表側被覆樹脂により被覆される表面被覆領域において、前記表側被覆樹脂から露出する表面露出領域を取り囲むように環状に形成される表側平坦面と、前記表側平坦面に対して前記回路基板の裏面側を通るように形成され、前記表側平坦面に対して外周側に設けられる外部接続電極と前記主電子部品とを電気的に接続する裏側配線パターンと、を有することを特徴とする。
本態様によれば、表側平坦面がある範囲では、その周方向に向かう途中位置に導体パターンによる凹凸が形成されない。このため、回路基板の表側平坦面と表側被覆樹脂との間を通して表側平坦面の径方向に向かって流体が漏れ難くなり、これらの間のシール性が高められる。
本実施形態の電子部品モジュールの側面断面図を示す図である。 本実施形態のモジュールの平面図である。 本実施形態のモジュールの底面図である。 本実施形態の回路基板の表面を示す平面図である。 本実施形態の回路基板の裏面を示す底面図である。 本実施形態の回路基板の回路構成を模式的に示す図である。 本実施形態の回路基板の表面を示す他の平面図である。 本実施形態の回路基板の表面を示す更に他の平面図である。 工程S12の途中状態を示す側面断面図である。 工程S12の他の途中状態を示す側面断面図である。 本実施形態の回路基板の表面露出領域の拡大図である。 図1の貫通孔の拡大図である。
以下、実施形態、変形例では、同一の構成要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、各図面では、説明の便宜のため、構成要素の一部を適宜省略したり、構成要素の寸法を適宜拡大、縮小して示す。以下、共通点の多い別々の構成要素を区別するときは、符号の末尾に(A)、(B)等という表記を付し、区別せずに総称するときはこれら表記を省略する。
図1は、本実施形態の電子部品モジュール10(以下、単にモジュール10という)の側面断面図を示す。図2は、モジュール10の平面図である。図3は、モジュール10の底面図である。
モジュール10は、車両用空調装置の流体流路において二箇所を流れる流体の圧力差を検出する圧力センサモジュールである。モジュール10は、回路基板12と、センサ素子14(第1主電子部品)と、表側被覆樹脂16(A)と、裏側被覆樹脂16(B)とを備える。
回路基板12はエポキシ系樹脂等の樹脂材料を素材として構成される。回路基板12は、板厚方向の一面側にありセンサ素子14が実装される表面12aと、他面側にある裏面12bと、センサ素子14の裏側に形成される貫通孔12cとを有する。
また、回路基板12は、外部電子機器と電気的に接続するための三つの外部接続電極18(A)〜18(C)を有する。外部電子機器は、たとえば、空調装置を統括的に制御するECU(electric control unit)である。本実施形態の外部接続電極18はスルーホール電極である。外部接続電極18には外部端子20(図1参照)が接続され、モジュール10は外部端子20を介してECUに電気的に接続される。外部接続電極18には、電源端子が接続される電源電極18(A)と、グランド端子が接続されるグランド電極18(B)と、出力端子が接続される出力電極18(C)とが含まれる。
図1に示すように、センサ素子14は、ピエゾ抵抗型圧力センサ等の圧力センサ素子である。センサ素子14は、膜状の受圧変位部14aと、受圧変位部14aに対して回路基板12の裏面側に設けられる有底の中空部14bとを有する。センサ素子14は、中空部14bの入口を閉じるように回路基板12の表面12aに突き当てられ、回路基板12の表面12aに接着剤等により固定される。受圧変位部14aには半導体歪みゲージ等の複数の抵抗素子(不図示)が設けられ、その抵抗素子によりブリッジ回路が前述のセンサ回路として構成される。
図2に示すように、センサ素子14は、更に、センサ回路に電気的に接続される複数の外部電極14c(図2参照)を有する。複数の外部電極14cは、金線等のボンディングワイヤ22を介して後述する第1表側配線パターン42に導通される。
図1に示すように、被覆樹脂16は、後述の成形金型100を用いたモールド成形により成形され、エポキシ系樹脂等の樹脂材料を素材として構成される。被覆樹脂16は、各部位が一体に成形されている。
表側被覆樹脂16(A)は、回路基板12の表面12aを保護するためにその表面12aを部分的に被覆する。表側被覆樹脂16(A)は、センサ素子14の全体とともに、センサ素子14の周りにある回路基板12の表面12aの一部を露出させる表側凹部16aを有する。回路基板12の表面12aには、表側被覆樹脂16(A)から露出するとともにセンサ素子14が実装される表面露出領域24と、表側被覆樹脂16(A)により被覆される表面被覆領域26とが設けられる。
表側凹部16aには入口側から第1流体導入部材28(A)が接続され、表側凹部16a内には外部空間30から隔離された表側流体室32(A)が形成される。表側流体室32(A)には、センサ素子14による検出対象となる第1流体が第1流体導入部材28(A)を通して取り込まれる。
裏側被覆樹脂16(B)は、回路基板12の裏面12bを保護するためにその裏面12bを部分的に被覆する。裏側被覆樹脂16(B)は、回路基板12の貫通孔12cや、センサ素子14の裏側にある回路基板12の裏面12bの一部を露出させる裏側凹部16bを有する。回路基板12の裏面12bには、裏側被覆樹脂16(B)から露出するとともにセンサ素子14の裏側に配置される裏面露出領域34と、裏側被覆樹脂16(B)により被覆される裏面被覆領域36とが設けられる。
センサ素子14の中空部14bは、回路基板12の貫通孔12cを通して裏側凹部16bに連通される。裏側凹部16bには入口側から第2流体導入部材28(B)が接続され、裏側凹部16b内には外部空間30から隔離された裏側流体室32(B)が形成される。裏側流体室32(B)には、センサ素子14による検出対象となる第2流体が第2流体導入部材28(B)を通して取り込まれる。
図4は、回路基板12の表面12aを示す平面図である。本図では、表側被覆樹脂16(A)を省略し、表面被覆領域26を二点鎖線で示す。図5は、回路基板12の裏面12bを示す底面図である。本図では、裏側被覆樹脂16(B)を省略し、裏面被覆領域36を二点鎖線で示す。
モジュール10は、回路基板12の表面12aに実装されるICチップ38(第2主電子部品)と、回路基板12の表面12aに実装される副電子部品40とを備える。ICチップ38は、センサ素子14からの出力信号を処理するためのものであり、出力信号に対して増幅、キャリブレーション等の信号処理を実行する信号処理回路を内蔵する。副電子部品40は、コンデンサ、抵抗器、ツェナーダイオード、バリスタ等である。センサ素子14やICチップ38を含む全ての電子部品は回路基板12の表面12aに実装され、回路基板12の裏面12bには実装されない。また、センサ素子14は回路基板12の表面露出領域24に実装され、センサ素子14を除く他の全ての電子部品(ICチップ38及び副電子部品40)は回路基板12の表面被覆領域26に実装される。
図6は、回路基板12の回路構成を模式的に示す図である。本図では、副電子部品40を省略する。
図4〜図6に示すように、回路基板12は、四つの第1表側配線パターン42(A)〜(D)と、五つの裏側配線パターン44(A)〜44(E)と、複数の第2表側配線パターン46(A)〜46(E)と、複数の第3表側配線パターン48(A)〜48(C)とを有する。各配線パターン42、44、46、48は銅箔等の導電性をもつ金属材料により構成される。後述するシールドパターン56,ダミーパターン58、裏側導体パターン60、グランドパターン62、スルーホールパターン74等も同様である。
第1表側配線パターン42は、センサ素子14の外部電極14cと後述する第1スルーホールTh1とを電気的に接続し、回路基板12の表面12aに形成される。裏側配線パターン44(A)〜44(D)は、第1スルーホールTh1と後述する第2スルーホールTh2とを電気的に接続し、回路基板12の裏面12bに形成される。一つの裏側配線パターン44(E)は、第1スルーホールTh2(D)と第2スルーホールTh2(E)とを電気的に接続し、回路基板12の裏面12bに形成される。
第2表側配線パターン46は、第2スルーホールTh2とICチップ38とを電気的に接続し、回路基板12の表面12aに形成される。第3表側配線パターン48は、ICチップ38と外部接続電極18とを電気的に接続し、回路基板12の表面12aに形成される。第3表側配線パターン48には、電源電極18(A)に電気的に接続される複数の第3表側配線パターン48(A)が含まれる。また、第3表側配線パターン48には、回路基板12に形成される第3スルーホールTh3やグランドパターン62を介してグランド電極18(B)に電気的に接続される第3表側配線パターン48(B)が含まれる。また、第3表側配線パターン48には、出力電極18(C)に電気的に接続される複数の第3表側配線パターン48(C)が含まれる。
回路基板12は、後述する表側平坦面52の内周側に設けられる四つの第1スルーホールTh1(A)〜(D)と、表側平坦面52の外周側に設けられる五つの第2スルーホールTh2(A)〜(E)とを有する。各スルーホールTh1、Th2は、回路基板12の表面12aから裏面12bにかけて貫通する貫通スルーホールである。第1スルーホールTh1は第1表側配線パターン42(A)〜42(D)と裏側配線パターン44(A)〜44(D)を導通する。第2スルーホールTh2は、裏側配線パターン44(A)〜44(E)と第2表側配線パターン46(A)〜46(E)を導通する。第1スルーホールTh1や第2スルーホールTh2は表面被覆領域26や裏面被覆領域36を貫通するように形成される。第1スルーホールTh1や第2スルーホールTh2は、図示しないが、表側被覆樹脂16(A)や裏側被覆樹脂16(B)により塞ぐように被覆される。
図1に示すように、以上のモジュール10を差圧センサとして用いるとき、流体流路の絞り部の前後箇所のような、流体流路で圧力の異なる箇所を流れる第1流体と第2流体とが表側流体室32(A)、裏側流体室32(B)のそれぞれに取り込まれる。センサ素子14は、表側流体室32(A)内の第1流体の圧力と、裏側流体室32(B)内の第2流体の圧力との圧力差に応じて受圧変位部14aが変位し、その圧力差(変位量)に応じた検出信号をセンサ回路が生成する。
図6に示すように、センサ素子14は、その生成した検出信号を外部電極14cから後述する第1表側配線パターン42に出力する。センサ素子14からの出力信号は、第1表側配線パターン42、裏側配線パターン44、第2表側配線パターン46を通してICチップ38に出力され、そのICチップ38により処理される。ICチップ38により処理された出力信号は、第3表側配線パターン48(C)を通して出力電極18(C)からECUに出力される。
図7は、回路基板12の表面12aを示す他の平面図である。本図では、表側被覆樹脂16(A)や全ての電子部品(センサ素子14、ICチップ38等)を省略して示す。
回路基板12は、表面被覆領域26において、表面露出領域24を取り囲むように環状に形成される表側平坦面52を有する。本図では、表側平坦面52が形成される領域に斜線を付して示す。表側平坦面52は、表面露出領域24を中心とした周方向の全周に亘り、段差なく滑らかに連なるように平坦に形成される。表側平坦面52は、回路基板12の第1スルーホールTh1や第4スルーホールTh4(後述する)に対してセンサ素子14とは遠い側を通るように形成される。表側平坦面52は、回路基板12自体の外面により構成される。つまり、表側平坦面52は、樹脂材料を素材として構成される。
回路基板12は、表側平坦面52の内周側にて表面露出領域24に形成される複数の表側導体パターン42、56、58を有する。表側導体パターン42、56、58には、四つの第1表側配線パターン42の他に、シールドパターン56と、二つのダミーパターン58とが含まれる。シールドパターン56は、センサ素子14の裏側やセンサ素子14の周囲に形成される。シールドパターン56は、回路基板12に形成される第4スルーホールTh4を介してグランドパターン62(後述する)に電気的に接続され、グランドレベルの電位になる。ダミーパターン58は、二つの第1表側配線パターン42の間に形成され、他のパターンに電気的に接続されていない。
図5に示すように、回路基板12は、裏面被覆領域36において、裏面露出領域34を取り囲むように環状に形成される裏側平坦面54を有する。裏側平坦面54は、裏面露出領域34を中心として周方向の全周に亘り、段差なく滑らかに連なるよう平坦に形成される。裏側平坦面54は、回路基板12の第1スルーホールTh1や第4スルーホールTh4に対してセンサ素子14(貫通孔12c)に近い側を通るように形成される。裏側平坦面54は、回路基板12自体の外面により構成される。つまり、裏側平坦面54は、樹脂材料を素材として構成される。
回路基板12は、裏側平坦面54の内周側に形成される裏側導体パターン60と、裏側平坦面54の外周側に形成されるグランドパターン62とを有する。裏側導体パターン60は、後述するスルーホールパターン74を介してシールドパターン56に導通される。また、裏側導体パターン60は、シールドパターン56を介してグランドパターン62に電気的に接続され、グランドレベルの電位になる。グランドパターン62は、グランド電極18(B)に導通され、グランドレベルの電位になる。
図5、図7に示すように、前述の複数の第1スルーホールTh1は、回路基板12の表側平坦面52の内周側であって、回路基板12の裏側平坦面54の外周側に位置するように形成される。前述の複数の第2スルーホールTh2は、回路基板12の表側平坦面52や裏側平坦面54の外周側に位置するように形成される。図示しないが、ICチップ38や副電子部品40は、回路基板12の表側平坦面52の外周側に位置するように形成される。図示しないが、前述の第2表側配線パターン46や第3表側配線パターン48も、回路基板12の表側平坦面52の外周側に位置するように形成される。
図8は、回路基板12の表面12aを示す更に他の平面図である。本図では、表側被覆樹脂16(A)、全ての電子部品の他に、表側配線パターン42等の各パターンを省略して示す。
前述の複数の裏側配線パターン44は、回路基板12の表側平坦面52に対して回路基板12の裏面側を通るように形成される。図5に示すように、複数の裏側配線パターン44は、回路基板12の裏側平坦面54に対して外周側に位置するように形成される。図6〜図8に示すように、裏側配線パターン44は、回路基板12の表側平坦面52に対して外周側に設けられる前述の外部接続電極18に対して、他の配線パターン42、46、48、副電子部品40、ICチップ38を介してセンサ素子14を電気的に接続している。センサ素子14は、外部接続電極18やICチップ38に対して、回路基板12の表面12aに形成される表側配線パターン42、46、48のみでなく、回路基板12の裏面12bに形成される裏側配線パターン44も介して電気的に接続されることになる。
なお、図8に示すように、前述のグランドパターン62も、回路基板12の表側平坦面52に対して回路基板12の裏面側を通るように形成される。また、図5に示すように、グランドパターン62も、回路基板12の裏側平坦面54に対して外周側に位置するように形成される。
以上のモジュール10の作用効果を説明する。
回路基板12は、表面露出領域24を取り囲むように環状に形成される表側平坦面52を有する。よって、表側平坦面52がある範囲では、その周方向に向かう途中位置に導体パターンによる凹凸が形成されない。このため、回路基板12の表側平坦面52と表側被覆樹脂16(A)との間を通して表側平坦面52の径方向に向かって流体が漏れ難くなり、これらの間のシール性が高められる。この結果、表側被覆樹脂16(A)の表側凹部16a内に表側流体室32(A)を形成した場合に、外部空間30に対する表側流体室32(A)のシール性を確保し易くなる。
また、回路基板12は、表側平坦面52に対して回路基板12の裏面側を通るように形成され、外部接続電極18(A)〜18(C)とセンサ素子14とを電気的に接続する裏側配線パターン44(A)〜44(D)を有する。よって、回路基板12の表面12aに環状の表側平坦面52を設けた場合でも、その表側平坦面52の内周側のセンサ素子14と、表側平坦面52の外周側の外部接続電極18(A)〜18(C)とを裏側配線パターン44(A)〜44(D)により電気的に接続するようなレイアウトを実現できる。
また、回路基板12は、裏面露出領域34を取り囲むように環状に形成される裏側平坦面54を有する。よって、裏側平坦面54がある範囲では、その周方向に向かう途中位置で導体パターンによる凹凸が形成されない。このため、回路基板12の裏側平坦面54と裏側被覆樹脂16(B)との間を通して裏側平坦面54の径方向に向かって流体が漏れ難くなり、これらの間のシール性が高められる。この結果、裏側被覆樹脂16(B)の裏側凹部16b内に裏側流体室32(B)を形成した場合に、外部空間30に対する裏側流体室32(B)のシール性を確保し易くなる。
特に、回路基板12の表側平坦面52や裏側平坦面54は樹脂材料により構成されている。一般に、樹脂成形品の表面には、導体パターンと回路基板12との間に形成される凹凸よりも微細な凹凸が形成される。表側被覆樹脂16(A)や裏側被覆樹脂16(B)の成形工程では、後述のように、表側平坦面52や裏側平坦面54を被覆するように溶融樹脂が充填される。よって、微細な凹部に溶融樹脂が入り込んだ状態で溶融樹脂が硬化されて、表側被覆樹脂16(A)や裏側被覆樹脂16(B)が成形される。このため、表側被覆樹脂16(A)と表側平坦面52との間や、裏側被覆樹脂16(B)と裏側平坦面54との間でアンカー効果が発揮され、両者の間の密着性を高められる。この結果、外部空間30に対する表側流体室32(A)や裏側流体室32(B)のシール性を更に確保し易くなる。
なお、このような効果を更に効果的に得る観点からは、回路基板12の表側平坦面52や裏側平坦面54と、表側被覆樹脂16(A)や裏側被覆樹脂16(B)との両方が同じエポキシ系樹脂材料を素材として構成されると好ましい。この場合、表側被覆樹脂16(A)と表側平坦面52との間や、裏側被覆樹脂16(B)と裏側平坦面54との間で化学的結合力が生じ、両者の間の密着性を更に高められるためである。なお、回路基板12の表側平坦面52等と、表側被覆樹脂16(A)等との両方は、エポキシ系樹脂材料を素材としていればよく、その組成は同じでなくともよい。
また、センサ素子14、ICチップ38及び副電子部品40を含む全ての電子部品は回路基板12の表面12aに実装される。よって、回路基板12の裏面12bに対する電子部品の実装作業が不要となり、電子部品の実装時に良好な作業性を得られる。
次に、上述のモジュール10の製造方法を説明する。
モジュール10の製造方法には、主に、以下の工程が含まれる。
(S10)回路基板12を準備する。
(S12)後述の成形金型100を用いたモールド成形(インサート成形)によって、表側被覆樹脂16(A)と裏側被覆樹脂16(B)を同時に成形する。
工程S10において、回路基板12は、センサ素子14を除く他の電子部品38、40が予め実装され、配線パターン42、44、46、48等の各パターンが予め形成されているものを用いる。本実施形態では、センサ素子14も予め実装された回路基板12を用いるが、この時点でのセンサ素子14の実装の有無は問わない。
図9は、工程S12の途中状態を示す側面断面図である。
成形金型100は、上金型102(第1金型)と下金型104(第2金型)とを備える。上金型102は、第1ダミーキャビティ102aと、第1成形キャビティ102bと、第1隔壁部102cとを有する。下金型104は、第2ダミーキャビティ104aと、第2成形キャビティ104bと、第2隔壁部104cとを有する。
上金型102の第1ダミーキャビティ102aは、成形金型100を型締めしたとき、センサ素子14を取り囲む閉空間を回路基板12の表面12a側に形成するためのものである。第1ダミーキャビティ102aは、回路基板12の表面露出領域24となるべき領域の向かい側に設けられる。
第1成形キャビティ102bは、表側被覆樹脂16(A)を成形するために用いられる。第1成形キャビティ102bは、回路基板12の表面被覆領域26となるべき領域の向かい側に設けられる。第1成形キャビティ102bの内面は、表側被覆樹脂16(A)に応じた形状を有し、表側被覆樹脂16(A)の外面と相補形状となる。
第1隔壁部102cは、第1成形キャビティ102bと第1ダミーキャビティ102aを隔てるように設けられる。第1隔壁部102cの先端面は、成形金型100を型締めしたとき、回路基板12の表面露出領域24となるべき領域に部分的に面接触するように突き当てられる環状の第1突き当て面102dとなる。第1突き当て面102dは、回路基板12の表面露出領域24となるべき領域と表面被覆領域26となるべき領域との境目106から、表面露出領域24となるべき領域側に亘る一部の範囲に面接触する。
下金型104の第2ダミーキャビティ104aは、成形金型100を型締めしたとき、回路基板12の貫通孔12cを取り囲む閉空間を回路基板12の裏面12b側に形成するためのものである。第2ダミーキャビティ104aは、回路基板12の裏面露出領域34となるべき領域の向かい側に設けられる。
第2成形キャビティ104bは、裏側被覆樹脂16(B)を成形するために用いられる。第2成形キャビティ104bは、回路基板12の裏面被覆領域36となるべき領域の向かい側に設けられる。第2成形キャビティ104bの内面は、裏側被覆樹脂16(B)に応じた形状を有し、裏側被覆樹脂16(B)の外面と相補形状となる。
第2隔壁部104cは、第2成形キャビティ104bと第2ダミーキャビティ104aを隔てるように設けられる。第2隔壁部104cの先端面は、成形金型100を型締めしたとき、回路基板12の裏面露出領域34となるべき領域に部分的に面接触するように突き当てられる環状の第2突き当て面104dとなる。
前述の工程S12では、成形金型100を型閉めする。このとき、上金型102の第1突き当て面102dが回路基板12の表面12aに突き当てられ、下金型104の第2突き当て面104dが回路基板12の裏面12bに突き当てられる。
図10は、工程S12の他の途中状態を示す側面断面図である。
前述の状態のもとで、第1成形キャビティ102b内と第2成形キャビティ104b内との両方に溶融樹脂108を同時に充填して硬化させる。これにより、第1成形キャビティ102b内には、回路基板12の表面12aを部分的に被覆する表側被覆樹脂16(A)が成形され、第2成形キャビティ104b内には、回路基板12の裏面12bを部分的に被覆する裏側被覆樹脂16(B)が成形される。このように、モジュール10の表側被覆樹脂16(A)と裏側被覆樹脂16(B)とは一工程で同時に成形される。
ここで、第1スルーホールTh1や第2スルーホールTh2(図5、図7等参照)は、回路基板12の表面被覆領域26と裏面被覆領域36とを貫通するように形成されている。仮に、各スルーホールTh1、Th2が表面露出領域24や裏面露出領域34を貫通するように形成される場合、工程S10や後工程において、各スルーホールTh1、Th2を塞ぐための蓋材を取り付ける別工程が必要になる。この点、本実施形態によれば、工程S12において、表側被覆樹脂16(A)や裏側被覆樹脂16(B)を同時に成形するとき、表側被覆樹脂16(A)や裏側被覆樹脂16(B)を成形する溶融樹脂により各スルーホールTh1、Th2を塞ぐことができる。よって、各スルーホールTh1、Th2を塞ぐための蓋材を取り付ける別工程が不要となり、工程数の削減により製品コストの低減を図られる。なお、図10では、回路基板12の表面被覆領域26と裏面被覆領域36とを貫通するように形成される第4スルーホールTh4が溶融樹脂により塞がれた状態を示している。
また、図1に示すように、表面露出領域24と裏面露出領域34とは回路基板12の板厚方向Xに直交する仮想面Paに対して面対称な位置に配置される。これは、図4、図5に示すように、表面露出領域24と裏面露出領域34とが同等の面積、かつ、同形をなしており、更には、回路基板12の板厚方向に全体が重なる位置に配置されていることを意味する。
これにより、図9に示すように、表側被覆樹脂16(A)や裏側被覆樹脂16(B)を同時に成形するとき、上金型102の第1突き当て面102dの回路基板12の表面12aに対する突き当て位置と、下金型104の第2突き当て面104dの回路基板12の裏面12bに対する突き当て位置とを仮想面Paに対して面対称な位置に配置できる。仮に、上金型102の突き当て位置と下金型104の突き当て位置とが回路基板12の面内方向に大きくずれていると、回路基板12に過度の剪断荷重が付与され易くなり、回路基板12に要求される強度条件が高くなってしまう。この点、本実施形態によれば、これらの突き当て位置を仮想面Paに対して面対称な位置に配置できるため、成形金型100から回路基板12に付与される剪断荷重を緩和できる。よって、表側被覆樹脂16(A)と裏側被覆樹脂16(B)とを同時に成形しつつ、回路基板12に要求される強度条件を緩和できる。
モジュール10の他の特徴を説明する。図11は、回路基板12の表面露出領域24の拡大図である。
回路基板12は、前述の複数の表側導体パターン42、56、58と、隣り合う表側導体パターン42、56、58の間に形成される複数のパターン間領域64(A)、64(B)とを有する。
パターン間領域64は、シールドパターン56を間に挟んだ径方向の両側に配置される二つのパターン間領域群66に含まれる。一つのパターン間領域群66に属する複数のパターン間領域64は、表面露出領域24と裏面被覆領域36との境目68から表面露出領域24側(センサ素子14側)に向けて延びる線状をなしており、単一の第1合流点70で合流している。複数のパターン間領域64には、この境目68から第1合流点70まで延びる途中位置で他のパターン間領域64と合流しない第1パターン間領域64(A)と、この境目68から第1合流点70まで延びる途中位置の第2合流点72で合流する第2パターン間領域64(B)とが含まれる。
複数の表側導体パターン42、56、58は、このような複数のパターン間領域64の全てが線状をなすように形成されている。本実施形態の複数の表側導体パターン42、56、58は、全てのパターン間領域64が、表面露出領域24の直径での円相当径の0.15倍以下の線幅の線状をなすように形成されている。この利点を説明する。
一般に、物質の密度は、樹脂材料等の高分子材料より金属材料の方が高い。このため、気体や液体等の流体に対する透過性も樹脂材料より金属材料の方が高くなる。本実施形態によれば、回路基板12の表面露出領域24の大部分が表側導体パターン42、56、58により被覆される。よって、回路基板12の表面露出領域24からの回路基板12に対する冷媒ガス等の流体の透過を表側導体パターン42、56、58により防止できる。これにより、たとえば、冷媒ガス等の流体による回路基板12の膨潤等の影響を抑制できる。
他の特徴を更に説明する。図5に示すように、前述の通り、回路基板12は裏側導体パターン60を有する。裏側導体パターン60は、回路基板12の裏面露出領域34の全体を被覆している。よって、回路基板12の裏面露出領域34からの回路基板12に対する冷媒ガス等の流体の透過を裏側導体パターン60により防止できる。
図12は、図1の貫通孔12cの拡大図である。
回路基板12は、貫通孔12cの内壁面の全体を被覆するスルーホールパターン74を有する。スルーホールパターン74は、第1スルーホールTh1、第2スルーホールTh2と同様、スルーホールめっきにより形成される。これにより、回路基板12の貫通孔12c内からの回路基板12に対する冷媒ガス等の流体の透過をスルーホールパターン74により防止できる。
図11に戻る。前述の複数のパターン間領域64の全ては、表面露出領域24と表面被覆領域26との境目68から表面露出領域24側に向けて延びる途中位置に二つの屈曲部76(A)、76(B)が設けられている。二つの屈曲部76には、境目68に近い側に設けられる第1屈曲部76(A)と、境目68から遠い側に設けられる第2屈曲部76(B)とが含まれる。第1屈曲部76(A)は、境目68から直線状に延びる経路の突き当たりとなる位置に設けられる。第2屈曲部76(B)は、第1屈曲部76(A)からパターン間領域64(A)、64(B)において境目68とは反対側に直線状に延びる経路の突き当たりとなる位置に設けられる。
このような複数の屈曲部76の全ては、表面露出領域24と表面被覆領域26との境目68から表面露出領域24側に向けて所定の距離の範囲にある環状領域78内に配置される。本図では環状領域78を格子状のハッチングを付して示す。この環状領域78とは、前述の上金型102の第1突き当て面102dが突き当てられる範囲となる。この利点を説明する。
前述の工程(12)において、上金型102の第1成形キャビティ102b内に溶融樹脂を充填したときを考える。このとき、上金型102の第1突き当て面102dと回路基板12のパターン間領域64との間を通して、第1ダミーキャビティ102a内に溶融樹脂が浸入する恐れが懸念される。この点、本実施形態によれば、溶融樹脂の浸入経路となるパターン間領域64に浸入抵抗となる屈曲部76が設けられるため、溶融樹脂の屈曲部76より奥側(第1ダミーキャビティ102a側)に向かう浸入を抑制できる。
なお、この環状領域78を規定する前述の所定の距離Laは、たとえば、表面露出領域24の半径での円相当径Ra[mm]の0.2倍に設定される。本図では、表面露出領域24が円形状であるため、円相当径Raとして表面露出領域24がなす円の半径を示す。この根拠は次の通りである。上金型102の第1突き当て面102dの径寸法は、通常、上金型102の第1隔壁部102cの強度を確保する観点から、前述の表面露出領域24の円相当径Raの0.2倍以上に設定されている。よって、前述の距離Laを0.2倍に設定しておけば、この第1隔壁部102cの強度を確保しつつ、上金型102の第1突き当て面102dを回路基板12の屈曲部76に突き当てることで、前述の溶融樹脂の浸入を抑制する効果を得られる。
以上、本発明の実施形態の例について詳細に説明した。前述した実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体例を示したものにすぎない。実施形態は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、請求の範囲に規定された発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変更が可能である。また、図面の断面に付したハッチングは、ハッチングを付した対象の材質を限定するものではない。
モジュール10は、回路基板12の表面12aに主電子部品としてセンサ素子14が実装されるセンサモジュールを例に説明した。モジュール10は、回路基板12の表面12aに主電子部品が実装される電子部品モジュールであればよく、主電子部品の種類はセンサ素子14に限られない。
また、モジュール10は、流体流路の二箇所を流れる流体の圧力差を検出する例を説明したが、流体流路の一箇所を流れる流体の圧力のみを検出してもよい。この場合、回路基板12の貫通孔12cを形成せず、センサ素子14の中空部14b内を外部空間に対して閉じてもよい。この場合、センサ素子14の中空部14b内を真空状態に保持すると、表側流体室32(A)と真空厚との差圧である絶対圧をセンサ素子14により検出できる。また、センサ素子14の中空部14b内を大気圧に保持すると、表側流体室32(A)の圧力と大気圧との差圧であるゲージ圧をセンサ素子14により検出できる。また、表側流体室32(A)を真空状態に保持してもよいし、大気圧に保持してもよい。
センサ素子14は、流体室32に取り込まれる流体に関する物理量を検出するものであればよく、圧力センサ素子に限定されない。ここでの物理量とは、たとえば、流体の圧力、温度、湿度、特定成分の濃度等である。ここでの特定成分とは、たとえば、酸素、酸化性ガス等である。このセンサ素子14としては、たとえば、温度センサ素子、湿度センサ素子、ガスセンサ素子等が挙げられる。いずれのセンサ素子14の場合でも、流体室32に取り込まれる流体の物理量に応じた電気信号を生成のうえ出力できればよい。
複数の電子部品の全ては回路基板12の表面12aに実装される例を説明したが、これらのうちの一部は回路基板12の裏面12bに実装されてもよい。
表側平坦面52は回路基板12自体の外面により構成される例を説明したが、導体パターンの外面により構成されてもよい。裏側平坦面54も回路基板12自体の外面により構成される例を説明したが、導体パターンの外面により構成されてもよい。
主電子部品と外部接続電極18とは、裏側配線パターン44により電気的に接続されていればよく、ICチップ38を介して電気的に接続されているか否かは問われない。
スルーホールTh1、Th2は、回路基板12を貫通する貫通スルーホールを例に説明した。回路基板12が多層回路基板である場合、各スルーホールTh1、Th2は層間を貫通するビアホールとして構成されてもよい。スルーホールTh1、Th2がビアホールとして構成される場合、裏側配線パターン44は、回路基板12の裏面12bではなく、回路基板12の内層表面、つまり、回路基板12の内部に形成されてもよい。いずれの場合でも、裏側配線パターン44は、回路基板12の表側平坦面52に対して、回路基板12の裏面側を通るように形成されることになる。
第1スルーホールTh1は、表面被覆領域26や裏面被覆領域36とを貫通するように形成される例を説明した。この他にも、表面露出領域24及び裏面露出領域34の何れか一方又は両方を貫通するように形成されてもよい。この場合、第1スルーホールTh1は、電気絶縁性を有するはんだ、ゴム材料等の蓋材により塞いでもよい。
表面露出領域24と裏面露出領域34とは前述の仮想面Paに対して面対称な位置に配置される例を説明したが、非対称な位置に配置されていてもよいのは勿論である。この場合、表面露出領域24と裏面露出領域34とは同等の面積となるように構成されてもよいし、異なる面積となるように構成されてもよい。
回路基板12の表側導体パターン42、56、58、裏側導体パターン60の形状は前述の例に限定されるものではない。また、シールドパターン56、スルーホールパターン74は必須ではなく、これらはなくともよい。
10…電子部品モジュール、12…回路基板、12a…表面、12b…裏面、12c…貫通孔、14…センサ素子(主電子部品)、16(A)…表側被覆樹脂、16…裏側被覆樹脂(B)、16a…表側凹部、16b…裏側凹部、18…外部接続電極、24…表面露出領域、26…表面被覆領域、34…裏面露出領域、36…裏面被覆領域、42…第1表側配線パターン、44…裏側配線パターン、52…表側平坦面、54…裏側平坦面、60…裏側導体パターン、64…パターン間領域、68…境目、74…スルーホールパターン、76…屈曲部、78…環状領域。

Claims (8)

  1. 主電子部品が表面に実装される回路基板と、
    前記表面を部分的に被覆する表側被覆樹脂と、を備え、
    前記表側被覆樹脂は、前記主電子部品とともに、前記主電子部品の周りにある前記表面の一部を露出させる表側凹部を有し、
    前記回路基板は、
    前記表側被覆樹脂により被覆される表面被覆領域において、前記表側被覆樹脂から露出する表面露出領域を取り囲むように環状に形成される表側平坦面と、
    前記表側平坦面に対して前記回路基板の裏面側を通るように形成され、前記表側平坦面に対して外周側に設けられる外部接続電極と前記主電子部品とを電気的に接続する裏側配線パターンと、を有し、
    記回路基板の裏面を部分的に被覆する裏側被覆樹脂を備え、
    前記裏側被覆樹脂は、前記主電子部品に対して前記裏面側にある前記裏面の一部を露出させる裏側凹部を有し、
    前記回路基板は、前記裏側被覆樹脂により被覆される裏面被覆領域において、前記裏側被覆樹脂から露出する裏面露出領域を環状に取り囲むように形成される裏側平坦面を有することを特徴とする電子部品モジュール。
  2. 前記表面露出領域と前記裏面露出領域とは前記回路基板の板厚方向に直交する仮想面に対して面対称な位置に配置される請求項に記載の電子部品モジュール。
  3. 前記回路基板は、前記裏面露出領域の全体を被覆し、金属材料により構成される裏側導体パターンを有する請求項又はに記載の電子部品モジュール。
  4. 主電子部品が表面に実装される回路基板と、
    前記表面を部分的に被覆する表側被覆樹脂と、を備え、
    前記表側被覆樹脂は、前記主電子部品とともに、前記主電子部品の周りにある前記表面の一部を露出させる表側凹部を有し、
    前記回路基板は、
    前記表側被覆樹脂により被覆される表面被覆領域において、前記表側被覆樹脂から露出する表面露出領域を取り囲むように環状に形成される表側平坦面と、
    前記表側平坦面に対して前記回路基板の裏面側を通るように形成され、前記表側平坦面に対して外周側に設けられる外部接続電極と前記主電子部品とを電気的に接続する裏側配線パターンと、を有し、
    記回路基板は、
    前記主電子部品の裏側に形成される貫通孔と、
    前記貫通孔の内壁面の全体を被覆し、金属材料により構成されるスルーホールパターンとを有することを特徴とする電子部品モジュール。
  5. 主電子部品が表面に実装される回路基板と、
    前記表面を部分的に被覆する表側被覆樹脂と、を備え、
    前記表側被覆樹脂は、前記主電子部品とともに、前記主電子部品の周りにある前記表面の一部を露出させる表側凹部を有し、
    前記回路基板は、
    前記表側被覆樹脂により被覆される表面被覆領域において、前記表側被覆樹脂から露出する表面露出領域を取り囲むように環状に形成される表側平坦面と、
    前記表側平坦面に対して前記回路基板の裏面側を通るように形成され、前記表側平坦面に対して外周側に設けられる外部接続電極と前記主電子部品とを電気的に接続する裏側配線パターンと、を有し、
    記回路基板は、
    前記表面露出領域に形成され、金属材料により構成される複数の表側導体パターンと、
    隣り合う前記複数の表側導体パターンの間に形成される複数のパターン間領域と、を有し、
    前記複数の表側導体パターンは、前記複数のパターン間領域の全てが線状をなすように形成されていることを特徴とする電子部品モジュール。
  6. 主電子部品が表面に実装される回路基板と、
    前記表面を部分的に被覆する表側被覆樹脂と、を備え、
    前記表側被覆樹脂は、前記主電子部品とともに、前記主電子部品の周りにある前記表面の一部を露出させる表側凹部を有し、
    前記回路基板は、
    前記表側被覆樹脂により被覆される表面被覆領域において、前記表側被覆樹脂から露出する表面露出領域を取り囲むように環状に形成される表側平坦面と、
    前記表側平坦面に対して前記回路基板の裏面側を通るように形成され、前記表側平坦面に対して外周側に設けられる外部接続電極と前記主電子部品とを電気的に接続する裏側配線パターンと、を有し、
    記回路基板は、
    前記表面露出領域に形成される複数の表側導体パターンと、
    隣り合う前記複数の表側導体パターンの間に形成される複数のパターン間領域と、を有し、
    前記複数のパターン間領域は、前記表面露出領域と前記表面被覆領域との境目を通るように形成され、前記境目から前記表面露出領域側に向けて延びる途中位置に屈曲部が設けられていることを特徴とする電子部品モジュール。
  7. 前記屈曲部は、前記境目から前記表面露出領域側に向けて所定の距離の範囲にある環状領域内に配置される請求項に記載の電子部品モジュール。
  8. 前記主電子部品は、前記表側凹部内に取り込まれる流体に関する物理量を検出するためのセンサ素子である請求項1からのいずれかに記載の電子部品モジュール。
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