JP6609038B2 - 腐食環境モニタリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、屋内環境、主に電気電子装置が設置されている環境を対象に、当該環境中に存在する腐食性ガスによる腐食度合いを測定する腐食環境モニタリング装置に関する。
電気電子装置では、対象装置を安定に稼動させる目的のために、長期にわたる信頼性が要求されている。また高速化や省スペース化のために、高密度実装構造が採用され微細配線構造や薄膜めっき構造からなる電気電子部品が数多く搭載されている。これらの電気電子部品ではわずかな腐食損傷が電気特性または磁気特性を変動させて故障や誤動作の原因となるため、その腐食損傷を抑制することが電気電子装置の信頼性上の課題に挙げられている。環境の腐食性の程度に応じた防食対策を設計および保守に反映させるため、電気電子装置の設置環境の腐食性を、簡単に短期間で精度良く評価し続けることが求められている。また電気電子装置では、省スペース化のため環境の腐食性を診断する装置も小型軽量であることが求められている。
これに対し電気電子装置の設置環境の腐食性を評価する方法として、ISO11844−1規格では一定期間暴露した銅、銀、アルミニウム、鉄、亜鉛の腐食度合いを評価する方法が通常用いられている。銅、銀、アルミニウム、鉄、亜鉛は、影響程度は異なるがSO,NO,HSのいずれの腐食性ガスで腐食することが知られている。ISO規格では、1年間暴露した金属の腐食度合いを重量法で、または暴露した金属の腐食生成物を電気化学測定で定量化する。
また設置環境の腐食性を評価する他の方法として、ASHRAE(アメリカ暖房冷凍空調学会)からデータセンタ設置環境の腐食性を評価するガイドライン(ASHRAE TC9.9、2011 Gaseous and Particulate Contamination Guidelines For Data Centers)が報告されている。ASHRAEガイドラインでは、1カ月間暴露した金属の腐食度合いを電気化学測定で定量化する。
さらに本技術分野の背景技術として、特許文献1、2には、「環境雰囲気中に存在する腐蝕性ガスの種類と濃度とを測定する方法として、銅、銀、アルミニウム、鉄および52アロイからなる5種類の金属片について腐蝕性ガスの濃度と所定期間の放置により生じた腐蝕生成物のX線強度との相関関係を示すX線マイクロアナライザの検量線を予め求めておき、被調査環境雰囲気中に前記5種類の金属片を所定期間に亙って放置し、腐蝕状態から腐蝕性ガスの種類を推定した後、該腐蝕生成物をX線マイクロアナライザにより腐蝕性ガス成分のX線強度を求め、前記検量線と比較してガスの濃度を求めることを特徴とする雰囲気調査方法」とすることが記載されている。
また、環境の腐食性を金属の腐食厚さにより定量化するものとして特許文献3には、「金属あるいはその合金、あるいはその化合物からなる2種類以上の異なる材料からなる薄膜を一枚の絶縁物基板上に順次形成し、各々の薄膜が異なる物理的あるいは/および化学的性質を有し、該薄膜の有する物理的あるいは/および化学的性質の違いを用いて複数の環境中のガス成分を検知する検出素子を構成し、該素子の材料の物理的あるいは/および化学的特性の変化を検出することにより環境評価を行ったことを特徴とする環境評価方式およびそれを用いた環境評価装置」とすることが記載されている。
また、環境の腐食性を金属の腐食厚さにより定量化するものとして特許文献4には、「一つの開口部を有する通路構造と、前記開口部からの腐食性物質の拡散方向と平行な通路構造の一部の壁面が透明基板で形成され、前記透明基板の上に形成した金属薄膜とで構成される第一及び第二の腐食環境モニタリング装置を備え、前記第一及び第二の腐食環境モニタリング装置は、所定期間に渡り被測定環境中に放置した前記金属薄膜の腐食生成物によって変化した色調の領域の形状寸法について、前記透明基板を通して測定でき、前記第一の腐食環境モニタリング装置の金属薄膜は所定の材料で構成され、かつ前記第二の腐食環境モニタリング装置の金属薄膜は、前記第一の腐食環境モニタリング装置の金属薄膜の材料とは異なる材料で構成されることを特徴とする腐食環境モニタリング装置」とすることが記載されている。
特開昭63−305232号公報 特開平6−117976号公報 特開2003−294606号公報 特許第5798955号
上記したように、電気電子装置の設置環境の腐食性を評価する手法について、種々の提案がなされているが、例えば特許文献1、2の雰囲気調査方法では、電気電子装置の設置環境雰囲気中に所定の期間放置したのち、金属板を回収して持帰り、その金属板の表面に吸着したガスは蛍光X戦分析装置などの分析装置を用いて分析される。このため、電気電子装置の設置環境のその場で、金属板を分析して環境の腐食性を定量的に診断するのが難しいという課題がある。またこれらの雰囲気調査装置は高密度実装された電気電子装置内に設置するのが難しいという課題がある。
また例えば特許文献3の環境評価方式およびそれを用いた環境評価装置では、薄膜素子の光反射率、光透過率、電気抵抗素子の変化を検出し電気信号に変換するため、電気回路を駆動する電源が必要となる。顧客環境で使用する場合、顧客の都合で電源を準備できず、環境測定装置を使用するのが難しいという課題がある。
また例えば特許文献4の腐食環境モニタリング装置では、一つの開口部を有する通路構造と、前記開口部からの腐食性物質の拡散方向と平行な通路構造の一部の壁面が透明基板で形成され、前記透明基板の上に形成した金属薄膜とで構成される腐食環境モニタリング装置であり、金属薄膜の変色領域の長さから金属板を暴露した場合の腐食厚さに換算できる。データセンタなど比較的清浄な環境では、ASHRAEガイドラインで指定されている1カ月間の暴露では金属薄膜の変色領域がわずかでありその長さが短いため、金属の腐食度合いをASHRAEガイドラインで評価(許容される銀の腐食厚さ20nm以下、銅の腐食厚さ30nm以下)するのが難しいという課題がある。
特許文献4の比較的清浄な環境向けに設定した腐食環境モニタリング装置を比較的汚染された環境で用いた場合、ISO11844−1規格で指定されている1年間の曝露では金属薄膜が全て変色するため腐食度合いを測定するのが難しいという課題がある。
またこれらの特許文献1,2、3、4に共通する課題としては、いずれの腐食環境モニタリング装置であっても、一つのセンシング部のみ有しており、ばらつきの大きい腐食データの補正が難しいという課題がある。
以上のことから本発明においては、特別な分析機器を必要とせずにその場で、診断の対象となる電子機器筐体内の狭小の場所で、商用電源や蓄電池などの電源不要で、短期から長期にわたり金属の腐食度合いを測定できる腐食環境モニタリング装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明においては、箱型形状の一方端が閉止され、他方端が開口部とされた通路構造の、開口部に対する上下面または側面の一部面に金属薄膜2を配置し、金属薄膜を透明基板で覆って形成されたセンサ部を備える腐食環境モニタリング装置であって、腐食環境モニタリング装置は、開口部が隣接して配置された複数の腐食環境モニタリング部を備え、複数の腐食環境モニタリング部における金属薄膜の腐食検知条件が相違するようにされたことを特徴とする腐食環境モニタリング装置である。
本発明によれば、特別な分析機器を必要とせずにその場で、診断の対象となる電子機器筐体内の狭小の場所で、商用電源や蓄電池などの電源不要で、短期から長期にわたり金属の腐食度合いを測定できる。
例えば本発明の実施例によれば、1カ月間の短期間の暴露で比較的清浄な環境での腐食性をASHRAEガイドラインに則り診断でき、さらに1年間の長期間の曝露で比較的汚染された環境での腐食性をISO11844−1規格に則り診断できる。
実施例1の腐食環境モニタリング装置の斜視図。 実施例1の腐食環境モニタリング装置の上面図。 図2の腐食環境モニタリング装置のA−A断面図。 図2の腐食環境モニタリング装置のB−B断面図。 実施例1の腐食環境モニタリング装置の暴露後における金属薄膜の腐食状況を示す上面図。 図5の腐食環境モニタリング装置のA−A断面図。 図5の腐食環境モニタリング装置のB−B断面図。 広幅センサと狭幅センサにおける、金属薄膜の変色領域の長さと腐食厚さの関係を示す図。 実施例の腐食環境モニタリング装置における、広幅金属薄膜の変色領域の長さに対する狭幅金属薄膜の変色領域の長さの比と腐食厚さの関係を示す図。 従来の腐食環境モニタリング装置の斜視図。 従来の腐食環境モニタリング装置の上面図。 図11の腐食環境モニタリング装置のB−B断面図。 従来の腐食環境モニタリング装置の暴露後における金属薄膜の腐食状況を示す上面図。 従来の腐食環境モニタリング装置の暴露後における金属薄膜の腐食状況を示す図11のB−B断面図。 従来の腐食環境モニタリング装置における、金属薄膜の変色領域の長さと腐食厚さの関係例を示す図。 実施例2に係る腐食環境モニタリング装置の斜視図。 実施例2の腐食環境モニタリング装置の上面図。 実施例2の腐食環境モニタリング装置の暴露後における金属薄膜の腐食状況を示す上面図。 実施例2における金属薄膜の変色領域の長さと腐食厚さの関係を示す図。 実施例2における低開口部の変色領域の長さに対する高開口部の変色領域の長さの比と腐食厚さの関係を示す図。 実施例3に係る腐食環境モニタリング装置の斜視図。 実施例4に係る腐食環境モニタリング装置の斜視図。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。本実施例では、主に電気電子装置の設置環境中に存在する腐食性物質による腐食度合いを測定する腐食環境モニタリング装置の例を説明する。
本発明の実施例を説明するに当たり、この構造の特徴を理解するには、従来における構造と対比して説明を行うのが好都合である。このため以下の説明においては、まず従来の腐食環境モニタリング装置の構成を説明することにする。
まず従来における腐食環境モニタリング装置の構成例を図10〜12に示して説明する。図10は従来の腐食環境モニタリング装置の斜視図、図11は従来の腐食環境モニタリング装置の上面図、図12は図11のB−B断面図である。
図10の斜視図に示すように腐食環境モニタリング装置1は、箱型形状の中央部に一方端が閉止され、他方端が開口部5とされた通路構造4を形成している。また通路構造4を構成する側面、上下面、奥面のうち、上面を金属薄膜2で形成し、さらに金属薄膜2を透明基板3で覆っている。これにより金属薄膜2の腐食具合が腐食環境モニタリング装置1の上方から目視可能とされている。
この構造によれば、金属薄膜2がセンサ部を構成しており、開口部5を有する通路構造4内の一部の壁面(図10の場合には上面)に取付けられている。また金属薄膜2の成膜面が通路構造4側で、透明基板3が周囲雰囲気側になるように、すなわち透明基板3を通して金属薄膜2を周囲雰囲気側(図10では上側)から観察できるように取り付けられている。金属薄膜2には、電気電子装置設置環境の腐食環境モニタリングに使用されている銅、銀に加えて、アルミニウム、鉄、亜鉛など、金属と腐食生成物の色調が異なる金属を用いることができる。
従来の腐食環境モニタリング装置1を環境中に暴露すると、環境中に存在する腐食性物質6は通路構造4の開口部5から侵入して、金属薄膜2を腐食させる。この場合に通路構造4は、環境中に存在する腐食性物質6によるセンサ部である金属薄膜部2の腐食速度を制御する役割をもつ。通路構造4は、開口部5が一つであり(図11、12で通路構造の左側)、通路構造の右側には開口部はなく周囲環境から遮断されている。ここで腐食性物質は、腐食性ガス、飛来海塩、塵埃などがあるが、以下腐食性ガスを代表として述べる。
図11の上面図によれば、一方端が閉止(図の右側)されたことで通路構造4は通風路とならないために、環境中に存在する腐食性ガス6は通路構造4の開口部5から時間経過とともに徐々に侵入してくる。この図で6’は通路構造4内に進入した腐食性ガス6を表しており、図11のB−B断面を示す図12によれば内部侵入した腐食性物質6’が開口部5側の金属薄膜2に接触する。
つぎに、従来の腐食環境モニタリング装置1により通路構造4内に侵入し、拡散した開口部5近傍の腐食性ガス6’を定量化する方法について述べる。
図10の腐食環境モニタリング装置1では、腐食性ガス6’の拡散を紙面左からの方向に限定して、腐食環境モニタリング装置1上での腐食を制御している。開口部5からの距離が近い程腐食性ガス6’の濃度流束は大きいため、金属薄膜2では、開口部5に近い左側ほど腐食量が大きくなる。この挙動は、例えば「硫黄ガス環境での銀の腐食速度の推定」材料と環境第56巻、p265−271(2007)に記載されている。この文献では、腐食性ガス6’の発生源から離れるに従い腐食速度が減少することを金属板による実験および解析で求めている。この手法を用いることで、腐食環境モニタリング装置の腐食挙動を解析することができる。
ここでは金属薄膜2を使用しているため、腐食厚さが金属薄膜2の厚さと同じになった領域(透明基板3との界面まで金属薄膜2が腐食した領域)で腐食の進行は止まる。この金属薄膜2の領域を、透明基板3側から観察すると、金属薄膜2の金属の色調から腐食生成物の色調に変化していることを確認できる。
腐食環境モニタリング装置1の暴露後の金属薄膜2の腐食状況を図13の上面図や図14のB−B断面図に示す。図13によれば、金属薄膜2の腐食の進行により腐食厚さが薄膜厚さと同じになった領域(基板との界面まで金属薄膜が腐食した領域)では、それ以上腐食は進行しない。環境中に存在する腐食性ガス6は開口部5に近い左側から拡散し続けてさらに右側の金属薄膜を腐食させる。図13の上面図や図14のB−B断面図に示すように、膜厚方向全てが腐食した金属薄膜2の領域7(図中左端からB点までの距離)は、暴露時間の経過とともに右側に広がる。
ASHRAEガイドラインでは、1ヶ月間暴露した金属の腐食生成物の厚さにより環境の腐食性を診断する。暴露した金属の腐食生成物の厚さは、従来技術により腐食環境モニタリング装置で膜厚方向全てが腐食した金属薄膜の領域7の長さから換算できる。膜厚方向全てが腐食した金属薄膜の領域7の長さの伸長速度は、金属薄膜の厚さと開口部の高さに依存する。その伸長速度は、金属薄膜が薄いほど、開口部が高いほど早い。
腐食環境モニタリング装置1で膜厚方向全てが腐食した金属薄膜2の領域7の長さと暴露した金属板の腐食生成物の厚さの関係の一例を図15に示す。図15は、横軸に変色した領域7の長さをとり、縦軸に暴露した金属板の腐食生成物の厚さを示したものであり、具体的には銀薄膜厚さ20nm、通路高さ2mm、通路幅5mm、通路長さ20mmとしたときの特性を示している。
この特性によれば、曲線の傾きは比較的大きく、腐食した金属薄膜の領域7の長さがわずかに伸長しても暴露した金属板の腐食生成物の厚さが大きく増大する(測定精度が低い)ことがわかる。暴露した金属板の腐食生成物の厚さを精度良く求めるためには、曲線の傾きの小さい(腐食した金属薄膜の領域7の長さが大きく伸長しても暴露した金属板の腐食生成物の厚さがわずかに増大する)腐食環境モニタリング装置が必要である。
なおASHRAEガイドラインでは1ヶ月間暴露した金属の腐食生成物の厚さにより、またISO11844−1規格では1年間暴露した金属の腐食生成物の厚さにより環境の腐食性を診断する。
このため、両方の規格に適用できる腐食環境モニタリング装置が必要とされている。
以上、従来における腐食環境モニタリング装置の構成と課題が明確になったことから、以下に本発明の腐食環境モニタリング装置の構成について説明する。本発明の実施例1に係る腐食環境モニタリング装置の構成例と作用を図1〜図7に示す。図1は本発明の実施例1に係る腐食環境モニタリング装置の全体構成を示す斜視図、図2はその上面図、図3は図2のA−A断面図、図4は図2のB−B断面図である。また図5、図6、図7は、実施例1の腐食環境モニタリング装置の暴露後における金属薄膜の腐食状況を示す上面図、図5の腐食環境モニタリング装置のA−A断面図、図5の腐食環境モニタリング装置のB−B断面図をそれぞれ表している。
図1の本発明の実施例1に係る腐食環境モニタリング装置1を図10の従来の腐食環境モニタリング装置1と比較して明らかなように、実施例1の腐食環境モニタリング装置1では腐食環境モニタリング部を複数組(図1では2組)設けている。かつ腐食環境モニタリング部における腐食検知条件が相違するものとされている。図1の実施例1では、センサ部である金属薄膜2について、図10と同じ条件(通路構造4の上面全体を金属薄膜で覆う)の第1の金属薄膜2と、異なる条件(通路構造4の上面の一部に奥行き方向に金属薄膜を配置)の第2の金属薄膜2’を設けたものである。なおその他の条件(痛風構造4の構造、腐食性ガス6など)は同じとされている。
さらに具体的に説明する。腐食環境モニタリング装置1には、透明基板3上に付設した金属薄膜2、2’からなるセンサ部がある。金属薄膜2は通路構造4と同じ幅であり、金属薄膜2’は通路構造4より狭い幅である。
実施例1の構成の場合に、図2の上面図に示したように、腐食性ガス6’の流れは、金属薄膜2の通路構造では腐食性ガス6’は通路構造と平行な方向に拡散して金属薄膜と反応するのに対し、金属薄膜2’の通路構造では腐食性ガス6’は通路構造と平行な方向とともに垂直方向に拡散(金属薄膜2の側面から拡散)する。
このため、実施例1の腐食環境モニタリング装置の暴露後における金属薄膜の腐食状況を示す図5に示しているように、同じ厚さの金属薄膜でも、金属薄膜2’の変色領域の長さ(図5の左端からA点までの距離)のほうが、金属薄膜2の変色領域の長さ(図5の左端からB点までの距離)に比べて長いという腐食結果が得られる。このことについてさらに詳細に説明する。
図8は、図15と同様に腐食環境モニタリング装置1で膜厚方向全てが腐食した金属薄膜2の領域7の長さと暴露した金属板の腐食生成物の厚さの関係の一例を示した図であるが、広幅センサ(金属薄膜2)と狭幅センサ(金属薄膜2’)における特性の相違を対比して示している。
図8の事例は、狭幅金属薄膜2’について、銀薄膜幅1mm、銀薄膜厚さ20nm、通路高さ2mm、通路幅20mm、通路長さ20mmとし、広幅金属薄膜2について、銀薄膜幅5mm、銀薄膜厚さ20nm、通路高さ2mm、通路幅5mm、通路長さ20mmとして計測した結果を示している。このように幅の異なる金属薄膜を採用すると、狭幅の金属薄膜2’でASHRAEガイドライン向けに1ヶ月間暴露した金属の腐食生成物の厚さを求め、広幅の金属薄膜2でISO11844−1規格では1年間暴露した金属の腐食生成物の厚さを求めることができる。
この図8の関係から、金属薄膜2を通路構造4より狭い幅とするにあたり、狭幅金属薄膜2’は広幅金属薄膜2に比べて1/5以下の幅で構成することが好ましい。これによりASHRAEガイドラインにおける1ヶ月間暴露やISO11844−1規格における1年間暴露した金属の腐食度合いをともに測定することができる。
このように本発明の腐食環境モニタリング装置1では、2種類の金属薄膜2、2’を使用しているため、2種類の方法で腐食生成物の厚さを求めて平均値を求めることができる。さらに広幅金属薄膜の変色領域の長さに対する狭幅金属薄膜の変色領域の長さの比を算出し、この値から腐食生成物の厚さを求めることができる。さらに本発明の腐食環境モニタリング装置1では、3種類の方法で腐食生成物の厚さを求め平均化することで、精度よく腐食生成物の厚さを推定できる。
ここで、広幅金属薄膜2の変色領域7の長さに対する狭幅金属薄膜2’の変色領域7の長さの比から腐食生成物の厚さを求める方法を説明する。金属薄膜の変色領域の長さと腐食厚さの関係は、図8で示したとおり、通路構造の幅に対して金属薄膜の幅が狭くなるに従い線形性を、反対に通路構造の幅に対して金属薄膜の幅が等しくなると非線形性を示すことがわかった。この線形性の違いを利用すれば、広幅金属薄膜の変色領域の長さに対する狭幅金属薄膜の変色領域の長さの比から腐食生成物の厚さを求めることができる。
図8から求めた広幅金属薄膜の変色領域の長さに対する狭幅金属薄膜の変色領域の長さの比と腐食厚さの関係の例を、図9に示す。腐食厚さの絶対量が少ない範囲で、変色領域の長さの比と腐食厚さは良い直線関係を有している。この方法は、腐食生成物の厚さを精度良く推定するのに好適な方法である。
本発明の実施例2に係る腐食環境モニタリング装置の構成例を図16〜17に示す。図16は斜視図、図17は上面図である。
図16の本発明の実施例2に係る腐食環境モニタリング装置1を図1の実施例1の腐食環境モニタリング装置1と比較して明らかなように、同じ構成の金属薄膜を複数組(図16では2組)設けている点で共通するが、腐食環境モニタリング部における腐食検知条件として通路構造4、従って開口部5の大きさが相違するものとされている。
さらに具体的に説明する。腐食環境モニタリング装置1には、透明基板3上に付設した二組の金属薄膜2からなるセンサ部が配置されている。金属薄膜2はともに通路構造4と同じ幅である。ただし、通路構造4の開口部5と5’の高さが異なる構造である。
この場合の、腐食環境モニタリング装置1の暴露後の金属薄膜の腐食状況を図18の上面図に示す。開口部5の通路に対し、開口部5’の通路では腐食性ガス6は開口部5’が広い分だけ通路内部にまで拡散する。このため、同じ厚さの金属薄膜2でも、開口部5’の変色領域の長さ(図18の左端からA点までの距離)のほうが、開口部5の変色領域の長さ(図18の左端からB点までの距離)に比べて長いという計測結果が得られる。
図19に金属薄膜の変色領域の長さと腐食厚さの関係の一例を示している。これは、高通路構造について、銀薄膜厚さ20nm、通路高さ10mm、通路幅5mm、通路長さ20mmとし、低通路構造について銀薄膜厚さ20nm、通路高さ2mm、通路幅5mm、通路長さ20mmとして計測を行った結果である。このように高さの異なる開口部を採用すると、高開口部5’でASHRAEガイドライン向けに1ヶ月間暴露した金属の腐食生成物の厚さを求め、低開口部5でISO11844−1規格では1年間暴露した金属の腐食生成物の厚さを求めることができる。
実施例2の腐食環境モニタリング装置1では、2種類の開口部を使用しているため、2種類の方法で腐食生成物の厚さを求めて平均値を求めることができる。さらに2種類の金属薄膜を使用しているため、低開口部(広開口部)の変色領域の長さに対する高開口部(狭開口部)の変色領域の長さの比を算出し、この値から腐食生成物の厚さを求めることができる。さらに実施例2の腐食環境モニタリング装置1では、3種類の方法で腐食生成物の厚さを求め平均化することで、精度よく腐食生成物の厚さを推定できる。
ここで、高開口部の変色領域の長さに対する低開口部の変色領域の長さの比から腐食生成物の厚さを求める方法を説明すると、この理由は前述の狭金属薄膜と広金属薄膜の方法と同様である。金属薄膜の変色領域の長さと腐食厚さの関係は、図19で示したとおり、開口部が高くなるに従い線形性を、反対に開口部が低くなると非線形性を示すことがわかった。この線形性の違いを利用すれば、低開口部の変色領域の長さに対する高開口部の変色領域の長さの比から腐食生成物の厚さを求めることができる。
さらに図19から求めた低開口部の金属薄膜の変色領域の長さに対する高開口部の金属薄膜の変色領域の長さの比と腐食厚さの関係の例を、図20に示す。これによれば、腐食厚さの絶対量が少ない範囲で、変色領域の長さの比と腐食厚さは良い直線関係を有している。この方法は、腐食生成物の厚さを精度良く推定するのに好適な方法である。
本発明の実施例3に係る腐食環境モニタリング装置の構成例を図21に示す。図21は、実施例1の広狭幅金属薄膜の関係と、実施例2の高低開口部の関係を併用した方式である。
ここでは、実施例2の開口部の高さが異なる通路構造と異なる幅の金属薄膜を組み合わせて、高開口部の通路に狭幅金属薄膜を付設したセンシング部と、低開口部の通路に広幅金属薄膜を付設したセンシング部を有する装置を構成する。
これにより、変色領域の長さの比と腐食厚さの良い直線関係を維持できるうえ、低開口部の通路に広幅金属薄膜を付設したセンシング部でASHRAEガイドライン向けに1ヶ月間暴露した金属の腐食生成物の厚さを求め、低開口部の通路に広幅金属薄膜を付設したセンシング部でISO11844−1規格では1年間暴露した金属の腐食生成物の厚さを求めることができる。
本発明の実施例4に係る腐食環境モニタリング装置の構成例を図22に示す。図22は、実施例1の広狭幅金属薄膜の関係と、実施例2の高低開口部の関係を併用した方式である。
実施例4では、腐食環境モニタリング装置1には、透明基板3上に付設した金属薄膜2、2’からなるセンサ部がある。金属薄膜2は通路構造4と同じ幅であり、金属薄膜2’は通路構造4より狭い幅である。ここで金属薄膜2’は開口部の側壁面に接するように付設する。
これにより金属薄膜2を開口部の中央に付設する構造に比べて、側壁面に接するように付設することで実質2倍の幅を有する構造と同等の効果が得ら、環境モニタリング装置の省スペース化に貢献できる。
1:腐食環境モニタリング装置,2、2’:金属薄膜,3:透明基板,4:通路構造,5:開口部,6、6’:腐食性ガス,7:膜厚方向全てが腐食した金属薄膜の領域

Claims (8)

  1. 箱型形状の一方端が閉止され、他方端が開口部とされた通路構造の、前記開口部に対する上下面または側面の一部面に金属薄膜2を配置し、該金属薄膜を透明基板で覆って形成されたセンサ部を備える腐食環境モニタリング装置であって、
    腐食環境モニタリング装置は、前記開口部が隣接して配置された複数の腐食環境モニタリング部を備え、複数の腐食環境モニタリング部における前記金属薄膜の腐食検知条件を相違させるために、前記通路構造の開口部面積が相違するようにされたことを特徴とする腐食環境モニタリング装置。
  2. 請求項1に記載の腐食環境モニタリング装置であって、
    前記金属薄膜の腐食検知条件を相違させるために、前記通路構造の奥行き方向に対する前記金属薄膜の幅が相違するようにされたことを特徴とする腐食環境モニタリング装置。
  3. 請求項2に記載の腐食環境モニタリング装置であって、
    前記腐食環境モニタリング部における前記金属薄膜の幅は、その比が1/5以下の金属薄膜で構成されることを特徴とする腐食環境モニタリング装置。
  4. 請求項1に記載の腐食環境モニタリング装置であって、
    前記腐食環境モニタリング部における前記通路構造の開口部面積は、その比が1/5以下の開口部面積とされることを特徴とする腐食環境モニタリング装置。
  5. 請求項1から請求項4の何れか1項に記載の腐食環境モニタリング装置であって、
    前記金属薄膜の材料には、銅、銀、金めっき、鉄、鉄ニッケル合金、アルミニウム又は亜鉛のうち少なくとも一つが含まれることを特徴とする腐食環境モニタリング装置。
  6. 一つの開口部を有する通路構造と、前記開口部からの腐食性物質の拡散方向と平行な通路構造の一部の壁面が透明基板で形成され、前記透明基板の上に形成した金属薄膜とで構成される第一及び第二の腐食環境モニタリング部を備え、
    前記第一及び第二の腐食環境モニタリング部は、所定の期間に渡り被測定環境中に放置した前記金属薄膜の腐食生成物によって変化した色調の領域の形状寸法について、前記透明基板を通じて測定でき、
    前記第一の腐食環境モニタリング部と前記第二の腐食環境モニタリング部は、各々の開口部の高さが異なる通路構造、もしくは各々の幅が異なる所定の材料の金属薄膜で構成されるとともに、腐食環境モニタリング部における前記金属薄膜の腐食検知条件を相違させるために、前記通路構造の開口部面積が相違するようにされたことを特徴とする腐食環境モニタリング装置。
  7. 一つの開口部を有する通路構造と、前記開口部からの腐食性物質の拡散方向と平行な通路構造の一部の壁面が透明基板で形成され、前記透明基板の上に形成した金属薄膜とで構成される第一及び第二の腐食環境モニタリング部を備え、
    前記第一及び第二の腐食環境モニタリング部は、所定の期間に渡り被測定環境中に放置した前記金属薄膜の腐食生成物によって変化した色調の領域の形状寸法について、前記透明基板を通じて測定でき、
    前記第一の腐食環境モニタリング部は所定の材料で開口部と同じ幅の金属薄膜で構成され、かつ前記第二の腐食環境モニタリング部は前記第一の腐食環境モニタリング部の金属薄膜の材料と同じ材料で開口部より狭い幅の金属薄膜で構成されるとともに、腐食環境モニタリング部における前記金属薄膜の腐食検知条件を相違させるために、前記通路構造の開口部面積が相違するようにされたことを特徴とする腐食環境モニタリング装置。
  8. 一つの開口部を有する通路構造と、前記開口部からの腐食性物質の拡散方向と平行な通路構造の一部の壁面が透明基板で形成され、前記透明基板の上に形成した金属薄膜とで構成される第一及び第二の腐食環境モニタリング部を備え、
    前記第一及び第二の腐食環境モニタリング部は、所定の期間に渡り被測定環境中に放置した前記金属薄膜の腐食生成物によって変化した色調の領域の形状寸法について、前記透明基板を通じて測定でき、
    前記第一の腐食環境モニタリング部と前記第二の腐食環境モニタリング部は、同じ材料での金属薄膜で構成され、前記開口部の高さが異なる構造を有していることを特徴とする腐食環境モニタリング装置。
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