JP6608670B2 - エンジン点火装置 - Google Patents

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Description

本発明はエンジン点火装置に関し、圧縮速度の変化に応じて点火時期を適正に制御して始動性を向上させるようにしたものである。
2サイクルエンジン等の小型汎用エンジンのエンジン点火装置には、エンジンによって駆動される磁石式発電機の発電コイル誘起電圧により充放電コンデンサを充電し、この充放電コンデンサの電荷をスイッチング素子を通じて点火コイルに放電することにより、エンジン回転数に応じて所定の点火時期特性に従って点火制御を行う。
この種のエンジンの点火装置では、エンジンの始動時の始動特性を向上させるために、発電コイルの誘起電圧の出力波形中の速度判定区間に対応する判定時間を求め、その判定時間を第1判定基準及び第2判定基準と比較して、判定時間が第1判定基準以下でエンジンの圧縮行程の角速度が大きく圧縮速度が速い場合には直ちに点火信号を出力し、判定時間が第1判定基準を越え第2判定基準以下であって角速度が小さく圧縮速度が遅い場合には所定時間遅延させて点火信号を出力するようにしたものがある(特許文献1)。
特開2007−327343号公報
実機エンジンの気筒内の筒内圧は周囲温度、空燃比、圧縮比により大きく異なり、同じエンジンでも気筒周辺部分の温度等によって筒内圧が変動するため、圧縮行程の初期と上死点近くの終盤とで圧縮速度が大きく変化することがある。また人力によりリコイルスタータを操作する始動時には、ユーザーの個人差によって操作力に大きなバラツキがある上に、操作力の加え具合等の操作要領にも個々人によって大きな違いがある。その結果、圧縮行程の終盤で圧縮速度が極端に速くなったり、逆に圧縮速度が遅くなったりすることがある。
しかし、従来のエンジン点火装置は、出力波形中の一つの速度判定区間を計測対象として、その速度判定区間の判定時間の計測結果に従って点火時期を制御しているため、判定時間の計測後の圧縮速度に変化があっても、その圧縮速度の変化を反映して点火制御をすることができず、エンジンの始動不良やケッチン(始動逆転)を十分に解消し得ない問題がある。
例えば、運転後にエンジンの温度が十分に低下しないままの高温状態で再始動する場合には、気筒内に供給された燃料が温められて膨張するため、上死点に近づくに連れて筒内圧が急激に上昇して圧縮速度が低下することがある。
このような場合に速度判定区間の判定時間の計測結果に従ってそのまま点火信号を出力すれば、ピストンが上死点に到達するまでの時間が長くなるため、ピストンが上死点を越える前に燃料に着火して爆発することとなり、ピストンが反圧縮方向に移動するケッチンが発生する。
また速度判定区間を通過した後の圧縮行程の後半部分に大きな力が加わるようにリコイル操作をした場合には、速度判定区間での圧縮速度が遅く、速度判定区間を通過した後に圧縮速度が速くなるようなことがある。この場合には速度判定区間を通過した後の実際の圧縮速度が速いにも拘わらず、それ以前の速度判定区間の遅い圧縮速度に従って点火信号を出力するため、点火時期が遅れて始動不良を招く問題がある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、始動時の圧縮速度の変化を反映して点火時期を制御でき始動性の向上を図ることができるエンジン点火装置を提供することを目的とする。
本発明は、発電コイルからの出力波形に基づいてエンジン回転数に応じて点火時期を制御するようにしたエンジン点火装置において、圧縮行程でのエンジン回転時に発電コイルに誘起する出力波形から、その出力波形中の予め定められた第1速度判定区間にする第1判定時間と、第1速度判定区間よりも後の第2速度判定区間にする第2判定時間とを夫々計測する判定時間計測手段と、第1判定時間が点火判定値未満の場合に、第2判定時間が点火判定値未満のときに点火信号を出力し、第2判定時間が点火判定値以上のときに失火させる第1制御部と、第1判定時間が点火判定値以上の場合に、第2判定時間が失火判定値未満のときに点火信号を出力し、第2判定時間が失火判定値以上のときに失火させる第2制御部とを備えたものである。
第1制御部は、第2判定時間が即点火判定値未満のときに点火信号を即出力し、第2判定時間が即点火判定値以上で遅延点火判定値未満のときに点火信号を遅延出力し、第2判定時間が遅延点火判定値以上のときに失火させるようにしてもよい。
遅延点火判定値は第1判定値と、これより大きい第2判定値とを含み、第1制御部は第2判定時間が第1判定値未満のときに第1遅延時間の経過後に、第2判定時間が第1判定値以上で第2判定値未満のときに第1遅延時間よりも大の第2遅延時間の経過後に夫々点火信号を遅延出力するようにしてもよい。
第2制御部は、第2判定時間が失火判定値未満のときに点火信号を即出力するようにしてもよい。第2制御部の失火判定値は第1制御部の即点火判定値よりも小であってもよい。判定時間計測手段は第2速度判定区間よりも後の第3速度判定区間に要する第3判定時間を計測し、第1制御部は、第3判定時間が切り替え判定値未満のときに遅延時間の経過後に点火信号を出力し、第3判定時間が切り替え判定値以上のときに波形契機の点火に切り替えて遅延時間の経過後の出力波形を契機に点火信号を出力するようにしてもよい。
本発明によれば、始動時の圧縮速度の変化を反映して点火時期を制御でき始動性の向上を図ることができる利点がある。
本発明の第1の実施形態を示すエンジン点火装置の回路図である。 同点火時期制御手段のブロック図である。 同点火制御のタイムチャートである。 同点火制御の説明図である。 同始動点火制御のフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示す点火制御の説明図である。 同始動点火制御のフローチャートである。 同点火制御のタイムチャートである。 本発明の第3の実施形態を示す点火制御の説明図である。 同始動点火制御のフローチャートである。 同点火制御のタイムチャートである。 同点火制御のタイムチャートである。 本発明の第4の実施形態を示す点火制御のフローチャートである。 同点火制御のタイムチャートである。 同点火制御のタイムチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。
図1〜図5は本発明の第1の実施形態を例示する。図1は本発明の磁石式エンジン点火装置1を示し、このエンジン点火装置1は、エンジン回転により駆動される磁石式発電機2と、点火プラグ3に接続された点火コイル4と、磁石式発電機2のソースコイル5に発生する第2の正の半波出力C(図3(a)参照)によりダイオード6,7を介して充電される充放電用コンデンサ8と、点火信号pによるオン時に充放電用コンデンサ8の電荷を点火コイル4の一次側に放電させる放電用スイッチング素子9と、ソースコイル5に発生する第1の負の半波出力Bによりダイオード10を介して充電される電源回路11と、電源回路11の電源電圧Vccの立ち上がりによって動作するマイコン12により構成され且つ始動運転時及びその後の通常運転時に所定の条件に基づいて放電用スイッチング素子9に点火信号pを出力して点火時期を制御する点火時期制御手段13とを備えている。なお、ソースコイル5は発電コイルを構成する。
ソースコイル5には、図3(a)に示すように、エンジンの正転時の1回転毎に上死点Qの前後近傍を中心に第1の正の半波出力A、第1の負の半波出力B、第2の正の半波出力C、第2の負の半波出力Dの順に半波出力A〜Dが交互に発生する。なお、磁石式発電機2は、そのソースコイル5に二つ又は三つの半波出力がでるように構成したものでもよい。
点火時期制御手段13は、図2に示すように、エンジンの始動運転時に圧縮速度の変化に対応した点火時期に点火信号pを出力する始動運転制御手段14と、始動後の通常運転時に所定の点火時期特性に従ってエンジン回転数に対応した点火時期に点火信号pを出力する通常運転制御手段15とを有する。なお、点火時期特性はエンジンが搭載される作業機の種類等に応じて最適なエンジン出力が得られるように適宜設定されている。
始動運転制御手段14は判定時間計測手段16と点火制御手段17とを備えている。判定時間計測手段16は、図3(a)に示すように、ソースコイル5の出力波形中の少なくとも第1速度判定区間Xの圧縮速度に対応する第1判定時間Tx及び第1速度判定区間Xよりも後の第2速度判定区間Yの圧縮速度に対応する第2判定時間Tyを計測するように構成されている。
ソースコイル5の出力波形は、第1の正の半波出力Aと第1の負の半波出力Bとがエンジンの圧縮行程に対応しており、その第1の正の半波出力Aの立ち上がりから立ち下がりまでが第1速度判定区間Xとなり、第1の正の半波出力Aの立ち下がりから第1の負の半波出力Bの立ち上がりまでが第2速度判定区間Yとなっている。
そして、判定時間計測手段16はエンジンの回転毎に、第1速度判定区間Xの圧縮速度に対応する第1判定時間Txと、第2速度判定区間Yの圧縮速度に対応する第2判定時間Tyとを計測するように構成されている。
点火制御手段17は第1判定時間Tx及び第2判定時間Tyの長短の組み合わせにより圧縮速度の変化に対応して点火信号pを制御するためのもので、点火可否判定手段18と第1制御部19と第2制御部20と遅延時間記憶手段21とを備えている。
点火可否判定手段18は、第1判定時間Txが点火判定値tx未満か否かにより点火可能か否かを判定するもので、図4に示すように、第1判定時間Txが点火判定値tx未満のときに点火可能と判定し、第1判定時間Txが点火判定値tx以上のときに点火不可と判定するようになっている。
第1制御部19は第1判定時間Txが点火判定値tx未満で点火可否判定手段18が点火可能と判定したときに第2判定時間Tyの長短に対応して点火信号pを制御するもので、図4に示すように、第2判定時間Tyが即点火判定値ty1未満のときに点火信号pを即時に出力し、第2判定時間Tyが即点火判定値ty1以上で遅延点火判定値ty23未満のときに遅延して点火信号pを出力し、第2判定時間Tyが遅延点火判定値ty23以上(失火判定値)のときに点火信号pを出力せずに失火させるように構成されている。
遅延点火判定値ty23には第1判定値ty2とこれよりも時間が大の第2判定値ty3との少なくとも二つがあり、その第1判定値ty2に対応して短い第1遅延時間s1が、第2判定値ty3に対応して長い第2遅延時間s2が夫々設定されている。
従って、第1制御部19は第2判定時間Tyが第1判定値ty2未満のときに第1遅延時間s1の経過後に、第2判定時間Tyが第2判定値ty3未満のときに第2遅延時間s2の経過後に夫々点火信号pを遅延出力するようになっている。
第2制御部20は第1判定時間Txが点火判定値tx以上で点火可否判定手段18が点火不可と判定したときに第2判定時間Tyに従って制御するもので、図4に示すように、第2判定時間Tyが失火判定値ty4未満(即点火判定値内)のときに点火信号pを即出力し、第2判定時間Tyが失火判定値ty4以上のときに点火信号pを出力せずに失火させるように構成されている。第2制御部20の失火判定値ty4は第1制御部19の即点火判定値ty1よりも小さく短時間に設定されている。なお、失火判定値ty4は即点火判定値ty1と略同じ程度でもよい。
遅延時間記憶手段21は第1制御部19により所定時間遅延させて点火信号pを出力する遅延制御時の第1遅延時間s1、第2遅延時間s2等の遅延時間を記憶するものであり、第1制御部19が第2判定時間Tyの判定結果に従って第1遅延時間s1と第2遅延時間s2との何れかを読み出すようになっている。
次に図5のフローチャートを参照しながら、このエンジン点火装置1における始動運転時の点火制御を説明する。ユーザーのリコイル操作によりエンジンの始動回転が始まると、ソースコイル5に図3(a)に示すように第1の正の半波出力A、第1の負の半波出力B、第2の正の半波出力C、第2の負の半波出力Dが順次発生する。
このソースコイル5の誘起電圧によって点火時期制御手段13が動作可能になると、その始動運転制御手段14がエンジンの回転毎の圧縮行程における第1判定時間Tx、第2判定時間Tyを順次計測して圧縮速度(角速度)の変化の有無を確認しながら、その時点の圧縮速度に対応した最適な点火タイミングで点火信号pを出力し、エンジンの始動逆転等を防止してエンジンの始動性の向上を図る。
始動運転制御手段14では、先ず判定時間計測手段16が第1速度判定区間Xに対応する第1判定時間Txを計測し(ステップS1)、次いで第2速度判定区間Yに対応する第2判定時間Tyを計測する(ステップS2)。この第1判定時間Tx、第2判定時間Tyは各速度判定区間X,Yの圧縮速度に比例している。次に点火可否判定手段18が第1判定時間Txを点火判定値txと比較して、点火判定値tx未満か否かにより点火可能か否かの判定を行う(ステップS3)。
第1速度判定区間Xの圧縮速度が速く始動点火に適した速度であれば、第1判定時間Txが点火判定値tx未満となって点火可否判定手段18が点火可能と判定し、第1制御部19が第2速度判定区間Yの圧縮速度に対応する第2判定時間Tyに応じて即点火、遅延点火又は失火の制御を行う(ステップS4〜S11)。
即ち、第1速度判定区間Xを通過して第2速度判定区間Yに入った後も依然として圧縮速度が低下せずに即点火に適した状況であれば、第2判定時間Tyが即点火判定値ty1未満となるため、図3(a)(b)の左側に示すように、第2制御部20がその判定結果に従って第1の負の半波出力Bの立ち上がり付近で直ちに点火信号pを放電用スイッチング素子9に出力し(ステップS5)、上死点Q前の適正な点火時期で点火するように制御を行う。
一方、第1速度判定区間Xの通過後の第2速度判定区間Yの圧縮時において、エンジンの筒内圧が上昇する等によって圧縮速度が遅くなれば、図3(a)の右側の出力波形に示すように圧縮時間が長くなり、第2速度判定区間Yの圧縮速度に対応する第2判定時間Tyも長くなる。そこで、第1制御部19が第2判定時間Tyを遅延点火判定値ty23の第1判定値ty2及び第2判定値ty3等と比較して、そのときの圧縮速度に相応する遅延点火制御又は失火制御を行う。
例えば、第2判定時間Tyが即点火判定値ty1以上で遅延点火判定値ty23の第1判定値ty2未満のときには(ステップS6)、第1制御部19が遅延時間記憶手段21の第1遅延時間s1を読み出して(ステップS7)、第1の負の半波出力Bの立ち上がり時点から第1遅延時間s1の経過を待って放電用スイッチング素子9に点火信号pを遅延出力する(ステップS8,S5)。
また第2判定時間Tyが遅延点火判定値ty23の第1判定値ty2以上で第2判定値ty3未満のときには(ステップS9)、第1制御部19が遅延時間記憶手段21の第2遅延時間s2を読み出して(ステップS10)、第1の負の半波出力Bの立ち上がり時点から第2遅延時間s2の経過を待って放電用スイッチング素子9に点火信号pを遅延出力する(ステップS8,S5)。
更に第2速度判定区間Yでの圧縮速度が非常に遅くなれば、第2判定時間Tyが遅延点火判定値ty23の第2判定値ty3以上となり(ステップS9)、第1制御部19は点火信号pを出力せずに失火制御を行う(ステップS11)。
第1速度判定区間Xの圧縮速度が遅く始動点火に適しない速度であれば、第1判定時間Txが点火判定値tx以上となって点火可否判定手段18が点火不可と判定し(ステップS3)、第2制御部20が第2速度判定区間Yの圧縮速度に対応する第2判定時間Tyに応じて即点火又は失火の制御を行う(ステップS12,S5,S11)。
即ち、第1判定時間Txが点火判定値tx以上であって(ステップS3)、第2速度判定区間Yに入った後の圧縮速度も始動点火できない程の低速であれば、低速の圧縮速度に対応して第2判定時間Tyが大となって失火判定値ty4以上となり(ステップS12)、第2制御部20は点火信号pを出力せずに失火制御を行う(ステップS11)。
しかし、第1判定時間Txは点火判定値tx以上であるが(ステップS3)、その後に圧縮速度が始動点火可能な程度まで速くなれば、第2判定時間Tyが失火判定値ty4未満となり(ステップS12)、第1の負の半波出力Bの立ち上がりで点火信号pを即出力して即点火制御をする(ステップS5)。
この実施形態では、第1速度判定区間Xに対応する第1判定時間Txと第2速度判定区間Yに対応する第2判定時間Tyとを計測して、その第1判定時間Txと第2判定時間Tyの長短の組み合わせにより圧縮速度の変化に対応して点火信号pを制御する。従って、各速度判定区間X,Yの実際の圧縮速度の変化を確実に把握して、その圧縮速度に相応しい点火時期で始動点火することができ、従来に比較してエンジンの始動性を著しく向上させることができる。
特に第1判定時間Txが点火判定値tx未満か否かにより点火可否判定手段18で始動点火が可能か否かを判定し、点火可能の判定結果があったときに第1制御部19で第2判定時間Tyの長短に対応して点火制御、失火制御をし、また点火不可の判定結果があったときに第2制御部20で失火判定値ty4以上のときに失火制御をすることにより、圧縮速度の変化の有無に従って容易に点火制御、失火制御を行うことができる。
また第1制御部19は第2判定時間Tyが即点火判定値ty1未満のときに点火信号pを即出力するため、二つの速度判定区間X,Yの判定時間Tx,Tyを条件に制御しているにも拘わらず、点火時期の遅れを防止できエンジンの始動性を向上させることができる。
また第1制御部19は第2判定時間Tyが即点火判定値ty1以上で遅延点火判定値ty23内の場合には点火信号pを遅延出力するため、即点火に比較して点火時期を十分に遅く遅角させて上死点Qの通過後まで爆発を遅らせることが可能であり、エンジンの始動時のケッチンを未然に防止することができる。
更に第2判定時間Tyが遅延点火判定値ty23内にある場合にも、第2判定時間Tyを第1判定値ty2及び第2判定値ty3と比較して、その第2判定時間Tyが第1判定値ty2と第2判定値ty3との何れであるかによって遅延時間s1,s2を変える。そのため実際の第2速度判定区間Yの圧縮速度に対応した遅延時間s1,s2で点火信号pを出力することができ、圧縮速度のバラツキ等による上死点Q前での不測の爆発を防止できるのは勿論のこと、その爆発をエンジンの始動回転の加速に有効に活用できる。
また第1判定時間Txから点火可能と判定しても第2判定時間Tyが遅延点火判定値ty23以上の場合には、第1制御部19が点火信号pを出力せずに失火制御を行うので、筒内圧の上昇、リコイル操作の操作不良等により、第1速度判定区間Xを通過した後の第2速度判定区間Yにおいて、遅延点火制御では回復できない程度まで圧縮速度が低下するような事態が発生したとしても、その失火制御によって始動運転を速やかに終了することができる。
第1判定時間Txが点火判定値tx以上で点火可否判定手段18が点火不可と判定したときには、一般的にはその後も圧縮速度が低下して第2判定時間Tyが失火判定値ty4以上になる傾向にあるが、そのような場合には第2制御部20の失火制御によって始動運転を速やかに終了することができる。
しかし、第1判定時間Txが点火判定値tx以上で点火可否判定手段18が点火不可と判定した場合であっても、その後の第2速度判定区間Yでの圧縮速度が速くなって第2判定時間Tyが失火判定値ty4未満になれば、点火信号pを即時に出力する即点火を行う。そのためコイル操作の最終段階で操作力が十分に伝わり圧縮速度が増すような操作をした場合にも、確実にエンジンの始動に繋げることができる。
図6〜図8は本発明の第2の実施形態を例示する。この実施形態では、第1制御部19の遅延点火判定値ty23は、図6に示すように一つに設定されている。第1制御部19は、第2判定時間Tyが即点火判定値ty1以上で遅延点火判定値ty23未満のときに、第1の負の半波出力Bの立ち下がりまで遅延させて点火信号pを出力するように構成されている。
始動点火に際して、第1制御部19は、図7、図8に示すように、第2判定時間Tyが即点火判定値ty1以上で遅延点火判定値ty23未満のときには(ステップS4,S6)、第1の負の半波出力Bの立ち下がりまで遅延させて(ステップS13)、第1の負の半波出力Bの立ち下がりを検出したときに点火信号pを出力する(ステップS5)。
なお、第1の負の半波出力Bの立ち下がりは上死点Q前であるが、その点火信号pの出力による爆発は上死点Qの通過後となるように設定されている。
このようにすれば、ソースコイル5の出力波形の変化点を契機に点火信号pを出力することが可能であり、実質的には第1制御部19の判定結果から第1の負の半波出力Bの立ち下がりまで遅延させて点火信号pを出力するにも拘わらず、遅延時間を設ける必要がない。従って、遅延時間記憶手段21は省略できる。他の構成は第1の実施形態と同じである。
図9〜図12は本発明の第3の実施形態を例示する。この実施形態では、第1制御部19は第2判定時間Tyが遅延点火判定値ty23内と判断した場合に、判定値ty2,ty3で決まる遅延時間s1,s2と、ソースコイル5の出力波形の変化点できまる遅延時間との速い方を契機に点火信号pを出力するように構成されている。
即ち、第1制御部19は、図10に示すように、第2判定時間Tyが第1判定値ty2未満のときには第1遅延時間s1を読み出し(ステップS6,S7)、第2判定時間Tyが第2判定値ty3未満のときには第2遅延時間s2を読み出す(ステップS9,S10)。そして、その遅延時間s1,s2の経過を待つ一方、ソースコイル5の出力波形の第1の負の半波出力Bの立ち上がりを待ち、何れか速い方に従って点火信号pを出力する(ステップS14,S5)。
このように構成すれば、第2速度判定区間Yの第2判定時間Tyが遅延点火判定値ty23内の場合でも、その後に圧縮速度が変化すれば、その圧縮速度の変化を考慮して点火信号pを出力する点火制御が可能である。
例えば、図11(a)(b)の右側の波形に示すように、第1速度判定区間X、第2速度判定区間Yを経て順次圧縮速度が低下する場合には、第1の実施形態等と同様に遅延時間s1,s2を置いて上死点Q前で点火信号pを出力し、上死点Qの通過後に爆発すべく制御する。
しかし、図12(a)(b)の右側の波形に示すように、第2速度判定区間Yの通過後に圧縮速度が速くなる場合には、第1の負の半波出力Bの幅が狭くなり上死点Qまでの時間が短くなるので、第1の負の半波出力Bの立ち下がりを契機に遅延時間s1,s2の経過前に点火信号pを出力する。
即ち、図12に点線で示すように遅延時間s1,s2を置いて点火信号pを出力すれば、上死点Qの前側近傍又は後側近傍で点火するため、上死点Qの遥か後方で爆発する空爆発となる。従って、このような場合には、第1の負の半波出力Bの立ち下がりを契機に上死点Q前で早期に点火信号pを出力する。これによって上死点Qの通過後の速い段階で爆発させることが可能であり、効率的にエンジン回転を加速することができる。なお、他の構成は各実施形態と同様である。
図13〜図15は本発明の第4の実施形態を例示する。この実施形態では、始動運転制御手段14は、図13〜図15に示すように、第1判定時間Tx、第2判定時間Ty及び第3判定時間Tzを条件に始動運転時の点火制御を行う。
判定時間計測手段16は、第1判定時間Tx及び第2判定時間Tyの他に第3速度判定区間Zの第3判定時間Tzを計測するようになっている。第3速度判定区間Zは第3判定時間Tzが最小の第1判定値ty2に対応する第1遅延時間s1よりも短い時間となるように設定されている。なお、第3速度判定区間Zはソースコイル5の第1の負の半波出力Bの立ち上がりから、その第1の負の半波出力Bの波高値が所定の閾値b1になるまでにすればよい。
第1制御部19は第2判定時間Tyが遅延点火判定値ty23内の場合に、第2判定時間Tyを各判定値ty2,ty3の何れかによって遅延時間s1,s2を求める他に、第3判定時間Tzを切り替え判定値tz1と比較して、第3判定時間Tzが切り替え判定値tz1未満のときに遅延時間s1,s2の経過後に点火信号pを出力し、第3判定時間Tzが切り替え判定値tz1以上のときにソースコイル5の出力波形の変化点を契機に点火信号pを出力するように構成されている。他の構成は各実施形態と同様である。
始動運転の点火制御に際しては、第2判定時間Tyが第1判定値ty2未満のときには第1遅延時間s1を(ステップS6,S7)、第2判定時間Tyが第2判定値ty3未満のときには第2遅延時間s2を夫々読み出し(ステップS9,S10)、その遅延時間s1,s2の計時を開始し(ステップS15)、第3判定時間Tzを計測する(ステップS16)。
次に第3判定時間Tzを切り替え判定値tz1と比較して、第3判定時間Tzが切り替え判定値tz1未満のときには、遅延時間s1,s2の経過後に点火信号pを出力し(ステップS8,S5)、また第3判定時間Tzが切り替え判定値tz1以上のときには、ソースコイル5の出力波形の第1の負の半波出力Bの立ち下がりを待ち、その立ち下がりを契機に点火信号pを出力する(ステップS13,S5)。
このようにしても圧縮速度が変化すれば、その圧縮速度の変化を考慮して点火信号pを出力する点火制御が可能である。例えば、図14(a)(b)の右側の波形に示すように、第1速度判定区間X、第2速度判定区間Yを経て順次圧縮速度が低下する場合でも、第3判定時間Tzが切り替え判定値tz1未満で未だ圧縮速度に余裕があれば、上死点Qの通過後に爆発すべく、遅延時間s1,s2が経過するまで点火信号pを遅延させることができる。
しかし、第2速度判定区間Yから又はその後に圧縮速度が極端に遅くなる場合には、第2速度判定区間Yから上死点Qに到達するまでの到達時間が長くなるため、遅延時間s1,s2の経過時点で点火信号pを出力すれば、図15に点線で示すように、上死点Q前で爆発してケッチンが発生する惧れがある。
従って、第3速度判定区間Zの第3判定時間Tzが切り替え判定値tz1以上のときには、図15に示すように、ソースコイル5の第1の負の半波出力Bの立ち下がりを契機に点火信号pを出力することにより点火時期が遅くなり、上死点Q前での爆発によるケッチンを未然に防止することができる。
以上、本発明の各実施形態について詳述したが、本発明は各実施形態に限定されるものではない。例えば、第1実施形態では第1速度判定区間Xと第2速度判定区間Yとを設け、第4の実施形態では更に第3速度判定区間Zを設けているが、各速度判定区間X,Y,Zの長短は任意に設定することができる。また各速度判定区間X,Y,Zは連続して設ける必要はなく、必要に応じて適宜間隔を設けることも可能である。
また各実施形態では、説明の都合上、第2の正の半波出力Cの立ち上がり近傍を上死点Qとし、第1の正の半波出力Aの立ち上がりから第2の正の半波出力Cの立ち上がりまでを圧縮行程としているが、これに限定されるものではなく、例えば第2の正の半波出力Cの立ち上がり時点よりも後方に上死点Qを設定してよい。
実施形態では、即点火判定値ty1未満、失火判定値ty4未満のときに即時に点火信号pを出力しているが、必ずしも即時点火である必要はなく、遅延時間s1よりも短い所定の時間が経過した後に点火信号pを出力するようにしてもよい。従って、その場合に即時点火ではないので、そのときの判定値は即点火判定値ty1ではなく点火判定値ty1となる。
第2判定時間Tyが即点火判定値ty1以上で遅延点火判定値ty23未満(遅延点火判定値ty23の範囲内)のときに点火信号pを遅延させる遅延時間s1,s2は、点火による爆発が上死点Qを超えた後に生じる時間であればよい。
従って、第2判定時間Tyが即点火判定値ty1未満(又は点火判定値ty1未満)、失火判定値ty4未満のときの点火時期はエンジンの始動回転を加速するに必要な進角点火とし、遅延点火判定値ty23未満(遅延点火判定値ty23の範囲内)のときの点火時期はエンジンの逆転を防止し且つ始動回転を補助するに必要な遅角点火とすることもできる。
点火制御手段17は第1判定時間Txが点火判定値tx未満の場合に、第2判定時間Tyが即点火判定値ty1未満(又は点火判定値ty1未満)であれば即点火(又は進角点火)とし、第2判定時間Tyが遅延点火判定値ty23未満であれば遅延時間s1,s2後の遅延点火(又は遅角点火)とする一方、第1判定時間Txが点火判定値tx以上の場合には第2判定時間Tyの大小に関係なく点火信号pを出力しない失火制御としてもよい。
各判定時間Tx,Ty,Tzは、速度判定区間X,Y,Zでの圧縮動作に要する時間であって、速度判定区間X,Y,Zでの圧縮速度に対応するものである。一方、速度判定区間X,Y,Zでの圧縮速度を角速度として把握することも可能である。従って、各判定時間Tx,Ty,Tzは、制御上からすれば角速度と同義である。
1 エンジン点火装置
2 磁石式発電機
3 点火プラグ
4 点火コイル
13 点火時期制御手段
14 始動運転制御手段
15 通常運転制御手段
16 判定時間計測手段
17 点火制御手段
18 点火可否判定手段
19 第1制御部
20 第2制御部
21 遅延時間記憶手段
X 第1速度判定区間
Y 第2速度判定区間
Tx 第1判定時間
Ty 第2判定時間
tx 点火判定値
ty1 即点火判定値
ty23 遅延点火判定値
ty2 第1判定値
ty3 第2判定値
ty4 失火判定値
s1 第1遅延時間
s2 第2遅延時間
p 点火信号

Claims (6)

  1. 発電コイルからの出力波形に基づいてエンジン回転数に応じて点火時期を制御するようにしたエンジン点火装置において、
    圧縮行程でのエンジン回転時に発電コイルに誘起する出力波形から、その出力波形中の予め定められた第1速度判定区間にする第1判定時間と、第1速度判定区間よりも後の第2速度判定区間にする第2判定時間とを夫々計測する判定時間計測手段と、
    第1判定時間が点火判定値未満の場合に、第2判定時間が点火判定値未満のときに点火信号を出力し、第2判定時間が点火判定値以上のときに失火させる第1制御部と、
    第1判定時間が点火判定値以上の場合に、第2判定時間が失火判定値未満のときに点火信号を出力し、第2判定時間が失火判定値以上のときに失火させる第2制御部とを備えた
    ことを特徴とするエンジン点火装置。
  2. 第1制御部は、第2判定時間が即点火判定値未満のときに点火信号を即出力し、第2判定時間が即点火判定値以上で遅延点火判定値未満のときに点火信号を遅延出力し、第2判定時間が遅延点火判定値以上のときに失火させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のエンジン点火装置。
  3. 遅延点火判定値は第1判定値と、これより大きい第2判定値とを含み、
    第1制御部は第2判定時間が第1判定値未満のときに第1遅延時間の経過後に、第2判定時間が第1判定値以上で第2判定値未満のときに第1遅延時間よりも大の第2遅延時間の経過後に夫々点火信号を遅延出力する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジン点火装置。
  4. 第2制御部は、第2判定時間が失火判定値未満のときに点火信号を即出力する
    ことを特徴とする請求項1〜の何れかに記載のエンジン点火装置。
  5. 第2制御部の失火判定値は第1制御部の即点火判定値よりも小である
    ことを特徴とする請求項1〜の何れかに記載のエンジン点火装置。
  6. 判定時間計測手段は第2速度判定区間よりも後の第3速度判定区間に要する第3判定時間を計測し、
    第1制御部は、第3判定時間が切り替え判定値未満のときに遅延時間の経過後に点火信号を出力し、第3判定時間が切り替え判定値以上のときに波形契機の点火に切り替えて遅延時間の経過後の出力波形を契機に点火信号を出力する
    ことを特徴とする請求項〜5の何れかに記載のエンジン点火装置。
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