JP6608602B2 - シリカ配合ゴム組成物用添加剤組成物、ゴム組成物及びタイヤ - Google Patents

シリカ配合ゴム組成物用添加剤組成物、ゴム組成物及びタイヤ Download PDF

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Description

本発明は、シリカ配合ゴム組成物用添加剤組成物、ゴム組成物及びタイヤに関する。
近年、環境問題への関心の高まりに伴う世界的な二酸化炭素排出の規制の動きに関連して、自動車の低燃費化に関する要求が高まりつつある。このような要求に対応するため、タイヤ性能についても転がり抵抗の低減が求められている。同時に安全性への要求も高く、タイヤの転がり抵抗と安全性(特には、湿潤路面でのグリップ性能)との両立が強く求められている。
以上の背景から、ゴム組成物にシリカを配合することが、年々増加傾向にあり、シリカを配合したゴム組成物は、ヒステリシスロスが小さく(即ち、低ロス性に優れ)、ヒステリシスロスが小さいゴム組成物をタイヤに適用することで、タイヤの転がり抵抗を低減することができる。また、シリカを配合したゴム組成物をタイヤのトレッドゴムに適用することで、タイヤの湿潤路面でのグリップ性能を向上させることもできる。しかしながら、シリカは、ゴム組成物中で凝集するため、加工性(作業性)に問題がある。
これに対し、ゴム組成物中でのシリカの分散性を改良し、加工性を改善する薬品として、国際公開第2014/098155号(特許文献1)に記載のようなグリセリン脂肪酸エステル等が開発されている。
国際公開第2014/098155号
しかしながら、ゴム組成物の加工性の更なる改良だけではなく、タイヤの転がり抵抗を低減し、破壊特性を向上させるために、タイヤに使用するゴム組成物には、低ロス性(低tanδ)や、破壊特性の向上も求められており、本発明者が検討したところ、上記特許文献1に記載の技術には、低ロス性、破壊特性に改善の余地があることが分かった。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題を解決し、シリカ配合ゴム組成物の加工性、低ロス性、破壊特性を向上させることが可能な添加剤組成物を提供すること、並びに、加工性、低ロス性、破壊特性に優れたゴム組成物を提供することを課題とする。
また、本発明は、転がり抵抗が小さく、破壊特性に優れたタイヤを提供することを更なる課題とする。
上記課題を解決する本発明のシリカ配合ゴム組成物用添加剤組成物、ゴム組成物及びタイヤの要旨構成は、以下の通りである。
本発明のシリカ配合ゴム組成物用添加剤組成物は、グリセリン脂肪酸エステルからなり、該グリセリン脂肪酸エステルが、グリセリンと、2種以上の脂肪酸とのエステルであって、該グリセリン脂肪酸エステルを構成する2種以上の脂肪酸のうち、最も多い脂肪酸成分が全脂肪酸中に10〜90質量%であり、さらにモノエステル成分をグリセリン脂肪酸エステルに対し50〜100質量%含むことを特徴とする。そして、本発明の添加剤組成物をシリカ配合ゴム組成物に配合することで、シリカ配合ゴム組成物の加工性、低ロス性、破壊特性を向上させることができる。
ここで、脂肪酸成分とは、アルキル炭素数に加えその立体配置と結合状態において同一である脂肪酸ごと、即ち立体異性体ごとに一成分と考える。例えば、同じ炭素数18の脂肪酸でも、n−1−オクタデカン酸(一般的な直鎖ステアリン酸)、2−オクチル−1−デカン酸(2位分岐のステアリン酸)、シス−9−オクタデセン酸(一般的なオレイン酸)、シス,シス−9,12−オクタデカジエン酸(一般的なリノール酸)などで別々の成分として考える。
また、前記2種以上の脂肪酸の質量比率は、最も多い脂肪酸成分でも全脂肪酸中に10〜90質量%であるが、ゴム組成物の加工性、低ロス性、破壊特性を更に向上させる観点から、15〜80質量%であることが好ましく、20〜70質量%であることがより好ましく、30〜60質量%であることがよりさらに好ましい。この場合、シリカ配合ゴム組成物の加工性、低ロス性、破壊特性を更に向上させることができる。
本発明のシリカ配合ゴム組成物用添加剤組成物においては、前記グリセリン脂肪酸エステルを構成する脂肪酸が、炭素数8〜22であることが好ましく、炭素数12〜18であることがより好ましく、炭素数14〜18であることが更に好ましい。炭素数が8〜22である脂肪酸を構成脂肪酸とするグリセリン脂肪酸エステルからなる添加剤組成物をシリカ配合ゴム組成物に配合することで、シリカ配合ゴム組成物の加工性、低ロス性、破壊特性を高いレベルでバランスさせることができる。
本発明のシリカ配合ゴム組成物用添加剤組成物において、前記グリセリン脂肪酸エステルを構成する2種以上の脂肪酸のうち、最も多い脂肪酸成分と2番目に多い脂肪酸成分は、一方が炭素数16の脂肪酸で他方が炭素数18の脂肪酸であることが好ましい。この場合、シリカ配合ゴム組成物の加工性、低ロス性、破壊特性を更に向上させることができる。
ここで、前記炭素数16の脂肪酸と前記炭素数18の脂肪酸との質量比は、90/10〜10/90であることが好ましく、80/20〜20/80であることがより好ましく、75/25〜25/75であることがさらに好ましい。この場合、シリカ配合ゴム組成物の加工性、低ロス性、破壊特性を更に向上させることができる。
さらに、本発明のシリカ配合ゴム組成物用添加剤組成物において、前記グリセリン脂肪酸エステル中のモノエステル成分は、グリセリン脂肪酸エステル中に50〜100質量%含まれるが、60〜99質量%が好ましく、85〜98質量%がさらに好ましい。この場合、シリカ配合ゴム組成物の加工性、低ロス性、破壊特性を更に向上させることができ、製造上の観点からも好ましい。
グリセリン脂肪酸エステルは、グリセリンと脂肪酸をエステル化反応して得る方法、天然油脂等のグリセリン脂肪酸トリエステルを加水分解して得る方法、天然油脂等のグリセリン脂肪酸トリエステルと脂肪酸を用いてエステル交換する方法などのいずれでもよい。グリセリン脂肪酸エステルを得る方法は、特に限定されるものではないが、公知の方法を用いることができる。生産性の観点から、グリセリンと脂肪酸をエステル化反応して得る方法が好ましい。
脂肪酸の原料としては、植物油脂、動物油脂等の油脂を加水分解して得られたもの、及び、それらの油脂又は加水分解脂肪酸の硬化、反硬化して得られたものが使用できる。また、油脂原料としては、特に限定されないが、植物油脂、動物油脂が用いられ、具体的には、パーム油、大豆油、オリーブ油、綿実油、ヤシ油、パーム核油、牛脂、豚脂、魚油等を用いることができる。
なお、本発明(及び後述する製造例、実施例等を含む)において、グリセリン脂肪酸エステル中のグリセリン脂肪酸モノエステル、ジエステル、トリエステルの含有量(質量%)の測定は、国際公開第2014/098155号(特許文献1)に記載の方法に従って行った。また、脂肪酸成分の含有量(質量%)の測定は、該グリセリン脂肪酸モノエステルを日本油化学会制定の基準油脂分析試験法に従ってけん化およびメチルエステル化を行い、GPC分析により測定した。
また、本発明のゴム組成物は、ジエン系ゴムと、シリカと、前記シリカ配合ゴム組成物用添加剤組成物とを含むことを特徴とする。そして、本発明のゴム組成物は、加工性、低ロス性、破壊特性に優れる。
本発明のゴム組成物の好適例においては、前記シリカ配合ゴム組成物用添加剤組成物の配合量が、前記シリカ100質量部に対して0.5〜20質量部である。この場合、ゴム組成物の加工性、低ロス性、破壊特性を十分に向上させることができる。
本発明のゴム組成物においては、前記ジエン系ゴム100質量部に対して前記シリカが10〜120質量部であることが好ましい。この場合、ゴム組成物の加工性、低ロス性、破壊特性を十分に向上させることができる。
本発明のゴム組成物の他の好適例においては、前記ジエン系ゴムがスチレン−ブタジエン共重合体ゴムを含む。この場合、ゴム組成物の加工性、低ロス性、破壊特性を十分に向上させることができる。
また、本発明のタイヤは、上記のゴム組成物を用いたことを特徴とする。本発明のタイヤは、上述したゴム組成物が用いられているため、転がり抵抗が小さく、破壊特性に優れる。
本発明によれば、シリカ配合ゴム組成物の加工性、低ロス性、破壊特性を向上させることが可能な添加剤組成物を提供することができる。また、本発明によれば、加工性、低ロス性、破壊特性に優れたゴム組成物を提供することができる。また、本発明によれば、転がり抵抗が小さく、破壊特性に優れたタイヤを提供することができる。
<シリカ配合ゴム組成物用添加剤組成物>
以下に、本発明のシリカ配合ゴム組成物用添加剤組成物を、その実施形態に基づき、詳細に説明する。
本発明のシリカ配合ゴム組成物用添加剤組成物は、グリセリン脂肪酸エステルからなり、該グリセリン脂肪酸エステルが、グリセリンと、2種以上の脂肪酸とのエステルであって、該グリセリン脂肪酸エステルを構成する2種以上の脂肪酸のうち、最も多い脂肪酸成分が全脂肪酸に対して10〜90質量%であり、さらにモノエステル成分をグリセリン脂肪酸エステルに対し50〜100質量%含むことを特徴とする。
本発明のシリカ配合ゴム組成物用添加剤組成物を構成するグリセリン脂肪酸エステルは、グリセリンと、2種以上の脂肪酸とのエステルである。なお、グリセリン脂肪酸エステルとは、グリセリンの3つのOH基の少なくとも1つと、脂肪酸のCOOH基とがエステル結合してなる化合物である。
ここで、前記グリセリン脂肪酸エステルは、グリセリン1分子と脂肪酸1分子とがエステル化してなるグリセリン脂肪酸モノエステル(モノエステル成分)でも、グリセリン1分子と脂肪酸2分子とがエステル化してなるグリセリン脂肪酸ジエステル(ジエステル成分)でも、グリセリン1分子と脂肪酸3分子とがエステル化してなるグリセリン脂肪酸トリエステル(トリエステル成分)でもよいし、これらの混合物でもよいが、グリセリン脂肪酸モノエステルが好ましい。なお、グリセリン脂肪酸エステルがグリセリン脂肪酸モノエステル、グリセリン脂肪酸ジエステル、グリセリン脂肪酸トリエステルの混合物である場合、各エステルの含有率は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定することができる。また、グリセリン脂肪酸ジエステルを構成する2つの脂肪酸、並びに、グリセリン脂肪酸トリエステルを構成する3つの脂肪酸は、同一でも、異なってもよい。
本発明のシリカ配合ゴム組成物用添加剤組成物を構成するグリセリン脂肪酸エステルは、グリセリンと、2種以上の脂肪酸とのエステルであり、2種以上の脂肪酸がグリセリン1分子とエステル化してなるグリセリン脂肪酸ジエステルやグリセリン脂肪酸トリエステルでもよいが、グリセリン1分子と上記2種以上の脂肪酸のうち1種類の脂肪酸1分子とがエステル化してなるグリセリン脂肪酸モノエステルと、グリセリン1分子と他の種類の脂肪酸1分子とがエステル化してなるグリセリン脂肪酸モノエステルとの混合物であることが好ましい。
前記グリセリン脂肪酸エステルの原料となる2種以上の脂肪酸(即ち、グリセリン脂肪酸エステルの構成脂肪酸)としては、ゴム組成物の加工性、低ロス性、破壊特性の観点から、炭素数が8〜22である脂肪酸が好ましく、炭素数12〜18である脂肪酸がより好ましく、炭素数が14〜18である脂肪酸がさらに好ましく、炭素数が16の脂肪酸と炭素数が18の脂肪酸がよりさらに好ましい。また、前記グリセリン脂肪酸エステルの原料となる2種以上の脂肪酸のうち、最も多い脂肪酸成分と2番目に多い脂肪酸成分は、一方が炭素数16の脂肪酸で他方が炭素数18の脂肪酸であることがより好ましい。
また、前記グリセリン脂肪酸エステルがグリセリンと炭素数が16の脂肪酸及び炭素数が18の脂肪酸とのエステルである場合、炭素数が16の脂肪酸と炭素数が18の脂肪酸との質量比(炭素数16の脂肪酸/炭素数18の脂肪酸)は、90/10〜10/90の範囲が好ましく、80/20〜20/80の範囲がより好ましく、75/25〜25/75の範囲がより一層好ましい。炭素数が16の脂肪酸と炭素数が18の脂肪酸との質量比がこの範囲であれば、ゴム組成物の加工性、低ロス性、破壊特性を更に向上させることができる。
前記グリセリン脂肪酸エステルの構成脂肪酸は、直鎖状でも、分岐状でもよいが、直鎖状であることが好ましく、また、飽和脂肪酸でも、不飽和脂肪酸でもよいが、飽和脂肪酸であることが好ましい。
前記グリセリン脂肪酸エステルの構成脂肪酸として、具体的には、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラギン酸、アラキドン酸、ベヘン酸等が挙げられ、これらの中でも、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸が好ましく、パルミチン酸及びステアリン酸がより好ましい。
また、前記グリセリン脂肪酸エステルとして、具体的には、ラウリン酸モノグリセリド、ミリスチン酸モノグリセリド、パルミチン酸モノグリセリド、ステアリン酸モノグリセリドが好ましく、パルミチン酸モノグリセリド及びステアリン酸モノグリセリドがより好ましい。
<ゴム組成物>
次に、本発明のゴム組成物を、その実施形態に基づき、詳細に説明する。
本発明のゴム組成物は、ジエン系ゴムと、シリカと、上述したシリカ配合ゴム組成物用添加剤組成物とを含むことを特徴とする。本発明のゴム組成物においては、シリカ配合ゴム組成物用添加剤組成物を構成する、グリセリンと2種以上の脂肪酸とのエステルであるグリセリン脂肪酸エステルが、ゴム組成物中のシリカの分散性を向上させるため、加工性に優れる。また、ゴム組成物中のシリカの分散性が高いため、シリカの配合効果が十分に発揮されて、低ロス性、破壊特性にも優れる。
本発明のゴム組成物に用いるジエン系ゴムとしては、天然ゴム(NR)及び合成ジエン系ゴムが挙げられ、該合成ジエン系ゴムとして、具体的には、ポリブタジエンゴム(BR)、合成ポリイソプレンゴム(IR)、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、スチレン−イソプレン共重合体ゴム(SIR)等が挙げられる。ここで、該ジエン系ゴムは、スチレン−ブタジエン共重合体ゴムを含むことが好ましい。これらジエン系ゴムは、1種単独で用いてもよいし、2種以上のブレンドとして用いてもよい。また、使用するジエン系ゴムは、変性されていても、未変性であってもよい。
本発明のゴム組成物に用いるシリカとしては、特に制限はなく、例えば、湿式シリカ(含水ケイ酸)、乾式シリカ(無水ケイ酸)、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム等が挙げられ、これらの中でも、湿式シリカが好ましい。これらシリカは、一種単独で使用してもよいし、二種以上を併用してもよい。また、シリカのBET比表面積(ISO 5794/1に準拠して測定する)は40〜350m2/gの範囲が好ましく、80〜350m2/gの範囲がより好ましく、120〜350m2/gの範囲がさらに好ましい。BET比表面積がこの範囲であるシリカは、ゴム補強性とジエン系ゴム中への分散性とを両立できるという利点がある。このようなシリカとしては、東ソー・シリカ社製、商品名「ニプシルAQ」(BET比表面積=205m2/g)、「ニプシルKQ」、デグッサ社製、商品名「ウルトラジルVN3」(BET比表面積=175m2/g)等の市販品を用いることができる。
前記シリカの配合量は、低ロス性、破壊特性を向上させる観点から、前記ジエン系ゴム100質量部に対して、好ましくは5質量部以上、より好ましくは10質量部以上、さらに好ましくは20質量部以上、よりさらに好ましくは40質量部以上であり、また、加工性を向上させる観点から、前記ジエン系ゴム100質量部に対して、好ましくは200質量部以下、より好ましくは150質量部以下、さらに好ましくは120質量部以下である。前記シリカの配合量は、前記ジエン系ゴム100質量部に対して10〜120質量部の範囲が特に好ましい。
本発明のゴム組成物において、前記シリカ配合ゴム組成物用添加剤組成物の配合量は、ゴム組成物の加工性の観点から、前記シリカ100質量部に対して、好ましくは0.5質量部以上、より好ましくは1質量部以上、より一層好ましくは1.5質量部以上であり、また、ゴム組成物の破壊特性の観点から、前記シリカ100質量部に対して、好ましくは20質量部以下、より好ましくは10質量部以下、より一層好ましくは5質量部以下である。
また、前記シリカ配合ゴム組成物用添加剤組成物の配合量は、ゴム組成物の加工性の観点から、前記ジエン系ゴム100質量部に対して、好ましくは0.5質量部以上、より好ましくは1質量部以上、より一層好ましくは1.5質量部以上であり、また、ゴム組成物の破壊特性の観点から、前記ジエン系ゴム100質量部に対して、好ましくは10質量部以下、より好ましくは5質量部以下、より一層好ましくは3質量部以下である。
本発明のゴム組成物は、前記シリカの配合効果を向上させるために、更に、シランカップリッグ剤を含むことが好ましい。該シランカップリング剤としては、特に限定されるものではなく、例えば、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)トリスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)テトラスルフィド、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、2−メルカプトエチルトリメトキシシラン、2−メルカプトエチルトリエトキシシラン、3−トリメトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、2−トリエトキシシリルエチル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアゾリルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルベンゾリルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド、ビス(3−ジエトキシメチルシリルプロピル)テトラスルフィド、3−メルカプトプロピルジメトキシメチルシラン、ジメトキシメチルシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、ジメトキシメチルシリルプロピルベンゾチアゾリルテトラスルフィド等が挙げられる。これらシランカップリング剤は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、前記シランカップリング剤の配合量は、シリカの分散性を向上させる観点から、前記シリカ100質量部に対して1質量部以上が好ましく、4質量部以上が更に好ましく、また、20質量部以下が好ましく、12質量部以下が更に好ましい。
本発明のゴム組成物は、ゴム組成物の破壊特性の観点から、更にカーボンブラックを含むことが好ましい。該カーボンブラックとしては、特に限定されるものではなく、例えば、GPF、FEF、HAF、ISAF、SAFグレードのカーボンブラックが挙げられる。これらカーボンブラックは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。また、カーボンブラックの配合量は、前記ジエン系ゴム100質量部に対して1〜30質量部の範囲が好ましく、5〜20質量部の範囲が更に好ましい。
本発明のゴム組成物には、前記ジエン系ゴム、シリカ、シリカ配合ゴム組成物用添加剤組成物、シランカップリング剤、カーボンブラックの他、ゴム工業界で通常使用される配合剤、例えば、硫黄等の加硫剤、加硫促進剤、軟化剤、ステアリン酸、老化防止剤等を、本発明の目的を害しない範囲内で適宜選択して配合してもよい。これら配合剤としては、市販品を好適に使用することができる。
また、本発明のゴム組成物は、後述するタイヤを始め、防振ゴム、ベルト、ホース等の種々のゴム製品に利用できる。
<タイヤ>
本発明のタイヤは、上述したゴム組成物を用いたことを特徴とする。本発明のタイヤは、前記ゴム組成物が用いられているため、転がり抵抗が小さく、破壊特性に優れる。ここで、前記ゴム組成物を用いるタイヤの部位としては、トレッド、サイドウォール、ケース部材等が挙げられる。
本発明のタイヤは、適用するタイヤの種類に応じ、未加硫のゴム組成物を用いて成形後に加硫して得てもよく、又は予備加硫工程等を経た半架橋ゴム組成物(半加硫ゴム)を用いて成形後、さらに本加硫して得てもよい。なお、本発明のタイヤは、好ましくは空気入りタイヤであり、空気入りタイヤに充填する気体としては、通常の或いは酸素分圧を調整した空気の他、窒素、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガスを用いることができる。
以下に、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明は下記の実施例に何ら限定されるものではない。
<ゴム組成物の調製及び評価>
表1及び表2に示す配合処方で、通常のバンバリーミキサーを用いて、第1混練工程、第2混練工程の順に混練を行って、ゴム組成物を調製した。なお、第1混練工程におけるゴム組成物の最高温度は150℃とし、第2混練工程におけるゴム組成物の最高温度は110℃とした。得られたゴム組成物に対して、下記の方法で、破壊特性、低ロス性、ペイン効果、加工性を評価した。
(1)破壊特性
得られたゴム組成物を160℃で20分加硫後、JIS K6251に準拠して室温(23℃)で引張試験を行うことによって、EB(切断時伸び(%))及びTB(引張強さ(MPa))を測定し、TF(タフネス:EB×TB)を求め、表1においては、比較例2を100として指数表示し、表2においては、比較例4を100として指数表示した。指数値が大きい程、引張強さが大きい、或いは、ゴム強度(タフネス)が高く、良好であることを示す。
(2)低ロス性
(2−1)得られたゴム組成物を160℃で20分加硫後、粘弾性測定装置(レオメトリックス社製)を使用し、温度60℃、動歪5%、周波数15Hzでtanδを測定し、表1において、比較例2のtanδを100として逆数の指数表示とした。指数値が大きい程、tanδが小さく、低ロス性に優れることを示す。
(2-2)得られたゴム組成物を160℃で20分加硫後、JIS K6251に準拠した3号ダンベル試験片を作製後、疲労・耐久試験機(サーボパルサEMT、株式会社島津製作所製)を使用し、温度50℃に調温して、最小10Nから最大20Nの試験力で、10Hzのサイクルで印加し、7000回印加した時のtanδを測定して、表2において、比較例4のtanδを100として逆数の指数表示とした。指数値が大きいほど、tanδが小さく、低ロス性に優れることを示す。
(3)加工性
得られたゴム組成物の未加硫粘度及びスコーチタイムを、JIS K 6300−1:2001(ムーニー粘度、スコーチタイム)に従って測定した。未加硫粘度(ムーニー粘度)は、表1においては比較例2を100として逆数の指数表示とし、表2においては比較例4を100として逆数の指数表示とした。スコーチタイムは、表1においては比較例2を100として指数表示とし、表2においては比較例4を100として指数表示とした。未加硫粘度については、指数値が大きい程、未加硫粘度が低く、加工性(作業性)が良好であることを示し、また、スコーチタイムについては、指数値が大きい程、早期加硫が起こり難く、加工性(作業性)が良好であることを示す。
Figure 0006608602
Figure 0006608602
*1 SBR−1: スチレン−ブタジエン共重合体ゴム、JSR株式会社製、乳化重合SBR、商品名「JSR 1500」
*2 BR: ポリブタジエンゴム、JSR株式会社製、溶液重合BR、商品名「JSR BR01」
*3 アロマオイル: 富士興産社製、商品名「アロマックス#3」
*4 カーボンブラック: 三菱化学社製、商品名「ダイヤブラックN234」、ISAF−HS
*5 シリカ: 東ソー・シリカ社製、商品名「ニプシルAQ」
*6 シランカップリング剤: デグッサ社製、商品名「Si69」
*7 グリセリン脂肪酸エステルA: 国際公開第2014/098155号(特許文献1)の製造例4に記載の方法に従って合成した実施例4で使用のグリセリン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸モノエステル含有率=64質量%、グリセリン脂肪酸ジエステル含有率=34質量%、グリセリン脂肪酸トリエステル含有率=1質量%、グリセリン含有率=1質量%、構成脂肪酸の99質量%がパルミチン酸、1質量%がその他脂肪酸
*8 グリセリン脂肪酸エステルB: 上記グリセリン脂肪酸エステルAを分子蒸留することで調製したもの、グリセリン脂肪酸モノエステル含有率=97質量%、構成脂肪酸の99質量%がパルミチン酸、1質量%がその他脂肪酸
*9 グリセリン脂肪酸エステルC: 国際公開第2014/098155号(特許文献1)の製造例1に記載の方法に従い、脂肪酸をオクタン酸から同モル量のパーム由来硬化脂肪酸に変えて合成し、さらに分子蒸留することで調製したもの、グリセリン脂肪酸モノエステル含有率=97質量%、構成脂肪酸の54質量%がステアリン酸で且つ42質量%がパルミチン酸、4質量%がその他脂肪酸
*10 老化防止剤6C: N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン、大内新興化学工業社製、商品名「ノクラック6C」
*11 加硫促進剤DPG: 1,3−ジフェニルグアニジン、大内新興化学工業社製、商品名「ノクセラーD」
*12 加硫促進剤DM: ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィド、大内新興化学工業社製、商品名「ノクセラーDM」
*13 加硫促進剤CZ: N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、大内新興化学工業社製、商品名「ノクセラーCZ−G」
*14 SBR−2: スチレン−ブタジエン共重合体ゴム、JSR株式会社製、乳化重合SBR、商品名「JSR 1502」
*15 グリセリン脂肪酸エステルD: 国際公開第2014/098155号(特許文献1)の製造例1に記載の方法に従い、脂肪酸をオクタン酸から同モル量のステアリン酸(花王株式会社製 「ルナックS−98」)に変えて合成したもの、グリセリン脂肪酸モノエステル含有率=61質量%、構成脂肪酸の97%がステアリン酸、2質量%がパルミチン酸、1質量%がその他脂肪酸
*16 グリセリン脂肪酸エステルE: 国際公開第2014/098155号(特許文献1)の製造例1に記載の方法に従い、脂肪酸をオクタン酸から同モル量の動物油脂由来硬化脂肪酸に変えて合成したもの、グリセリン脂肪酸モノエステル含有率=56質量%、構成脂肪酸の65質量%がステアリン酸で且つ28質量%がパルミチン酸、7質量%がその他脂肪酸
*17 加硫促進剤TBBS: N−t−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、大内新興化学工業社製、商品名「ノクセラーNS」
表1の比較例1と比較例2、並びに、表2の比較例4と比較例5から、国際公開第2014/098155号(特許文献1)に開示の薬品を配合することで、加工性を改善できるものの、破壊特性及び低ロス性を十分に改善できないことが分かる。これに対して、表1の実施例1、並びに、表2の実施例2〜4から、本発明に従うゴム組成物は、加工性に優れるだけでなく、破壊特性、低ロス性にも優れることが分かる。
また、表2の比較例7と実施例4から、グリセリン脂肪酸エステルの構成脂肪酸の内、最も多い脂肪酸成分が全脂肪酸中に90質量%を超える添加剤組成物を配合するよりも、最も多い脂肪酸成分が全脂肪酸中に90質量%以下の添加剤組成物を配合する方が、ゴム組成物の加工性、破壊特性、低ロス性が向上することが分かる。
本発明のシリカ配合ゴム組成物用添加剤組成物は、シリカ配合ゴム組成物に添加して、該ゴム組成物の加工性、破壊特性、低ロス性の改善に使用できる。また、本発明のゴム組成物は、タイヤ及びその他のゴム製品に利用できる。また、本発明のタイヤは、各種車輌向けのタイヤとして利用できる。

Claims (11)

  1. グリセリン脂肪酸エステルからなり、該グリセリン脂肪酸エステルが、グリセリンと、2種以上の脂肪酸とのエステルであって、該グリセリン脂肪酸エステルを構成する2種以上の脂肪酸のうち、最も多い脂肪酸成分が全脂肪酸中に10〜90質量%であり、さらにモノエステル成分をグリセリン脂肪酸エステル中に50〜100質量%含むことを特徴とする、シリカ配合ゴム組成物用添加剤組成物。
  2. 前記グリセリン脂肪酸エステルを構成する脂肪酸が、炭素数8〜22である、請求項1に記載のシリカ配合ゴム組成物用添加剤組成物。
  3. 前記グリセリン脂肪酸エステルを構成する2種以上の脂肪酸のうち、最も多い脂肪酸成分と2番目に多い脂肪酸成分は、一方が炭素数16の脂肪酸で他方が炭素数18の脂肪酸である、請求項1又は2に記載のシリカ配合ゴム組成物用添加剤組成物。
  4. 前記炭素数16の脂肪酸と前記炭素数18の脂肪酸との質量比が、90/10〜10/90である、請求項3に記載のシリカ配合ゴム組成物用添加剤組成物。
  5. ジエン系ゴムと、シリカと、請求項1〜4のいずれか一項に記載のシリカ配合ゴム組成物用添加剤組成物とを含むことを特徴とする、ゴム組成物。
  6. 前記炭素数16の脂肪酸と前記炭素数18の脂肪酸との質量比が、75/25〜25/75である、請求項5に記載のゴム組成物。
  7. 前記モノエステル成分をグリセリン脂肪酸エステル中に85〜98質量%含む、請求項5に記載のゴム組成物。
  8. 前記シリカ配合ゴム組成物用添加剤組成物の配合量が、前記シリカ100質量部に対して0.5〜20質量部である、請求項5に記載のゴム組成物。
  9. 前記ジエン系ゴム100質量部に対して前記シリカが10〜120質量部である、請求項5に記載のゴム組成物。
  10. 前記ジエン系ゴムがスチレン−ブタジエン共重合体ゴムを含む、請求項5に記載のゴム組成物。
  11. 請求項5〜10のいずれか一項に記載のゴム組成物を用いたことを特徴とする、タイヤ。
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