JP6607245B2 - 情報処理装置、その制御方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、その制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、日影の時刻が属する時間帯に応じたクラス情報を設定することの可能な情報処理装置、その制御方法、及びプログラムに関する。
建築物を建築することにより周辺に日照の障害が発生することから、建築基準法上、日影規制が定められている。日影規制は、建築物により発生する日影の時間を制限するものである。
規制される範囲は、建築物から5メートルラインと10メートルラインの2種類の範囲があり、この範囲ごとに日影の時間が制限されている。例えば、5メートルラインの範囲は3時間以上影を落としてはいけないといった規制が存在する。
こうした規制に対応するべく、建築CADアプリケーションにおいて、所定の時刻ごとの日影をシミュレーションし、日影の輪郭を図形(例えば線)で表現する時刻日影図を作成している。この時刻日影図を用いて、日影の時間が同じところ(例えば3時間)を線で結んだ図である等時間日影図を作成し、日影規制に該当しないかを確認する。
時刻日影図を作成する際には、建築CADアプリケーションの機能により図面上に線が描画されるのだが、この線の色は建築CADアプリケーションに設定されたデフォルトの色(一般的には黒)である。
時刻日影図では、冬至の8時から16時までの60分ごとの時刻をそれぞれ表す線を建築CADアプリケーションが描画する。しかしながら、これらの線が同一の色で描画されてしまうと、いつの時刻を表す線なのかを建築CADアプリケーションの利用者が認識しにくいという問題がある。
そこで引用文献1では、建物データを用いて、ある季節のある時間帯における日影のシミュレーションを行い、時刻ごとに日影の領域を色分けする仕組みが開示されている。
特開2002−139576号公報
ところで、時刻日影図で描画される線の表示間隔は60分単位に限らない。すなわち、地方自治体によっては30分単位で線を描画しなければならない場合もある。こうした場合に、線ごとに異なる色で当該線を彩色しようとすると、表示間隔が短くなればなるほど、必要な色の数が増えてしまう問題がある。
本発明は、日影の時刻が属する時間帯に応じたクラス情報を設定することの可能な仕組みを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明の情報処理装置は、図形の表示形態が定義されたクラス情報を所定の時間帯ごとに記憶する記憶手段と、建築物を示す図形を用いて、任意の時刻における日影を計算する日影計算手段と、前記日影計算手段で計算した日影を示す図形を作成するよう制御する図形制御手段と、前記日影計算手段で計算した日影の時刻が属する前記時間帯を特定する時間帯特定手段と、前記時間帯特定手段で特定された時間帯に対応する前記クラス情報を、前記図形制御手段による制御で作成された図形に設定するよう制御するクラス制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、日影の時刻が属する時間帯に応じたクラス情報を設定することが可能となる。
情報処理装置100のハードウェア構成を示す図である。 情報処理装置100の機能構成を示す図である。 本発明の実施形態における一連の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に関する説明で用いる建物を示す図である。 クラス管理テーブル500、図形管理テーブル510、地域・方位設定管理テーブル520、及び計算設定管理テーブル530のテーブル構成を示す図である。 本発明の実施形態で用いる各種高さを示す図である。 地盤の図形と建物の図形を示す図である。 建物の図形、みなし敷地の図形、第1測定線の図形、第2測定線の図形、及び評価面の図形を配置した場合の画面例を示す図である。 地域/方位設定画面900の画面構成を示す図である。 時刻日影計算処理の詳細な処理の流れを示すフローチャートである。 計算設定画面1100の画面構成を示す図である。 時刻日影クラス管理テーブル1200のテーブル構成を示す図である。 時刻日影計算処理を実行した場合のクラス管理テーブル500及び図形管理テーブル510を示す図である。 時刻日影計算処理を実行した結果、表示される時刻日影図を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、情報処理装置100のハードウェア構成を示す図である。尚、図1に示すハードウェア構成はあくまで一例であり、用途や目的に応じて様々な構成例があるため、これに限定されない。
情報処理装置100は、建築CADアプリケーションがインストールされたコンピュータである。ユーザは、情報処理装置100を操作し、建築CADアプリケーションを動作させて建築物(以下、建物という。)の設計を行う。また、建築CADアプリケーションは、仮想的な三次元空間上に建物を示す三次元モデルを作成するためのアプリケーションである。建築CADアプリケーションはプラグイン(アドオン、アドインも含む。)としてプログラムを追加することが可能となっており、プラグインからの指示に応じて建築CADアプリケーションを動作させることができる。
CPU101は、システムバス104に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
また、ROM102あるいは外部メモリ111には、CPU101の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / OutputSystem)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OSという。)が記憶されている。また外部メモリ111には、各種装置が実行する機能を実現するために必要な各種プログラム等が記憶されている。RAM103は、CPU101の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
CPU101は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM103にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、入力コントローラ105は、キーボードやマウス等のポインティングデバイスといった入力デバイス109からの入力を制御する。
ビデオコントローラ106は、ディスプレイ110等の表示器への表示を制御する。表示器はCRTや液晶ディスプレイでも構わない。
メモリコントローラ107は、ハードディスクやフレキシブルディスク或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるカード型メモリ等の外部メモリ111(記憶手段)へのアクセスを制御する。外部メモリ111は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶する。
通信I/Fコントローラ108は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。
尚、CPU101は、例えばRAM103内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ110上での表示を可能としている。また、CPU101は、ディスプレイ110上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明の情報処理装置100が後述する各種処理を実行するために用いられる各種プログラム等は外部メモリ111に記録されており、必要に応じてRAM103にロードされることによりCPU101によって実行されるものである。さらに、本発明に係わるプログラムが用いる定義ファイルや各種情報テーブルは外部メモリ111に格納されている。
図2は、情報処理装置100の機能構成を示す図である。尚、図2に示す機能構成はあくまで一例であり、用途や目的に応じて様々な構成例があるため、これに限定されない。
情報処理装置100には、建築CADアプリケーション200がインストールされており、CPU101の制御によりこれを実行可能となっている。建築CADアプリケーション200は機能部として、図形制御部201、クラス制御部202、レイヤ制御部203、表示制御部204、及び日影計算プラグイン210を備える。
図形制御部201は、建築CADアプリケーション200において図形の作成や編集、削除、図形の配置や移動、また図形に関する属性情報の追加、編集、削除等、図形に関する処理を制御するための機能部である。クラス制御部202は、図形制御部201で作成された図形に対して、図形の表示形態が定義されたクラス(クラス情報)を管理し、必要に応じて図形に対してクラスを設定するための機能部である。クラスの追加、削除、編集等も実行することが可能である。
レイヤ制御部203は、図形の階層構造を管理するための機能部である。階層のことをレイヤと呼び、レイヤごとにレイヤの表示/非表示の設定を行うことができる。レイヤを非表示の設定にすると、当該レイヤに属する図形のみが非表示となる。レイヤ制御部203は、レイヤに対する図形の割り当て、レイヤの追加、編集、削除等を実行することも可能である。
表示制御部204は、建築CADアプリケーション200で作成された図形や画面等をディスプレイ110に表示するための機能部である。図形を表示する際には、クラス制御部202で当該図形に設定されたクラスに定義されている表示形態を適用した上で、当該図形を表示する。例えば、線の色を青にするクラスが設定されている図形であれば、表示する際に当該図形の線を青くして表示する。また、ディスプレイ110に表示する図形が属するレイヤが非表示設定になっているのであれば、当該図形は表示しない。このように、クラスとレイヤに応じて、図形の表示形態が決定される。
日影計算プラグイン210は、建築CADアプリケーション200で設計された建物の日影を計算するためのプラグインである。特に、本実施形態では時刻日影図を作成するためのプラグインである。日影計算プラグイン210は機能部として、図形制御指示部211、クラス制御指示部212、レイヤ制御指示部213、高さ算出部214、動作設定部215、及び時刻日影制御部216を備える。
図形制御指示部211は、図形制御部201に対して図形に関する処理の指示を行うための機能部である。図形の作成や編集、削除、図形の配置や移動、また図形に関する属性情報の追加、編集、削除等、図形に関する処理を図形制御部201に指示する。
クラス制御指示部212は、クラス制御部202に対してクラスに関する処理の指示を行うための機能部である。図形に対するクラスの設定、クラスの追加、削除、編集等、クラスに関する処理をクラス制御部202に対して指示する。
レイヤ制御指示部213は、レイヤ制御部203に対してレイヤに関する処理の指示を行うための機能部である。レイヤの表示/非表示設定、レイヤに対する図形の割り当て、レイヤの追加、編集、削除等、レイヤに関する処理をレイヤ制御部203に対して指示する。
高さ算出部214は、時刻日影計算を行う際に必要となる各種高さの情報を算出するための機能部である。特に、本実施形態で算出する高さは、平均地盤面高さと評価面高さである。平均地盤面高さと評価面高さの詳細については、後述する。また、高さ算出部214は、高さを算出するために必要な情報の入力を受け付ける機能や、図形制御部201が作成した図形が示す建物の高さを取得する機能を有する。
動作設定部215は、時刻日影計算を実行するにあたり、建物が建築される地域や建物が建築される向き(方位)、時刻日影を計算する時刻の範囲やその計算間隔・表示間隔、時刻日影計算をする日影の年月日に関する設定を行うための機能部である。
時刻日影制御部216は、時刻日影計算を実行するための機能部である。各種機能部で取得した情報を用いて、任意の年月日・時刻における建物の日影を計算する。日影の計算方法については、従来技術を用いるため説明は省略する。本発明は、時刻ごとに日影計算ができれば、どのような計算方法であってもよい。
図3は、本発明の実施形態における一連の処理の流れを示すフローチャートである。尚、図3に示すフローチャートはあくまで一例であり、これに限定されない。以下説明する、ステップS301乃至ステップS315の各ステップは、情報処理装置100のCPU101が各機能部を動作することにより実行される処理である。
ステップS301では、情報処理装置100のレイヤ制御部203は、建物レイヤを作成し、図形制御部201は、作成された建物レイヤに建物を示す図形を作成する。ユーザから入力デバイス109の操作を受け付けて、クリックやドラッグ操作に応じて図形を作成し、これに縦・横・奥行きといった長さを与えることにより、立体的な三次元モデルとしての図形を作成する。本実施形態の説明で用いる建物の図形400を、図4に示す。図4(a)は、建物の三次元形状を示す図形であり、図4(b)は建物の図形の平面図(上面図)とその寸法を示す。このようなL字型の建物を例に説明を行う。
また、作成された図形には、クラス制御部202が寸法クラスをデフォルト設定として割り当てる。寸法クラスは、建築CADアプリケーション200がデフォルトで備えているクラスであり、図形が作成されると最初に割り当てられるクラスである。以下、図形が作成される場合には、同様に寸法クラスがデフォルトで割り当てられるものとして説明する。クラスは、クラス制御部202によって建築CADアプリケーションのクラス管理テーブルで管理されている。クラス管理テーブル500のテーブル構成を図5に示す。クラス管理テーブル500は、クラスの名称であるクラス名501、面の色を示す面の属性502、線の色を示す線の属性503、線の種類を示す線種504、線の太さを示す線の太さ505を項目として備えている。例えば寸法クラスは、図5に示すように、面の色は「なし」、線の色は「黒」、線の種類は「実線」、線の太さは「1pt」である。クラスに定義された表示形態は、建築CADアプリケーションが表示する画面を介して、ユーザが自由に変更可能である。
クラス管理テーブル500で管理されているクラスを図形に割り当てる場合には、図形制御部201が管理する図形管理テーブルを更新する。図形管理テーブル510のテーブル構成を図5に示す。図形管理テーブル510は、図形の名称を示す図形名511、図形に設定されたクラスの名称を示すクラス512、図形が割り当てられたレイヤの名称を示すレイヤ513を項目として備えている。そのため、図形制御部201の機能によって図形が作成されると、当該図形に関するレコードが図形管理テーブル510に作成され、各項目に情報が格納される。すなわち、クラス制御部202によって図形に寸法クラスが設定されると、その図形のレコードのクラス512に寸法クラスを示す「寸法」が格納される。
ステップS302では、情報処理装置100のクラス制御指示部212は、ステップS301で作成された建物の図形を、日影計算の対象として設定するべく、当該図形に対して建物クラスを設定するよう、クラス制御部202に指示する。クラス制御部202はこの指示を受け付けると、ステップS301で作成された建物の図形に対して、建物クラスを設定する。このように、日影計算の対象となる建物の図形に対して建物クラスを設定することで、日影計算を行わない図形に対しては日影計算を行わずに済むので、CPU101の処理負荷が軽減される。
ステップS303では、情報処理装置100の図形制御部201は、ステップS301で作成された建物の図形400を、ユーザから入力された基準高さに移動する。建物は、仮想三次元空間上のZ=0のXZ平面、すなわち海抜0mに建築されるのではない。そのため、建物が建築される高さとしての基準高さの入力を受け付けて、建物の図形を基準高さまで移動させている。図6に、本実施形態で用いる各種高さに関する図を示す。斜線の図形は、建物の図形400の正面図である。ステップS303では、601に示すZ=0の高さから、基準高さとして入力を受け付けた602の高さまで、建物の図形400を移動させる。
ステップS304では、情報処理装置100のレイヤ制御部203は、新たに地盤レイヤを作成し、図形制御部201は、作成された地盤レイヤに地盤を示す図形を作成する。ここで作成する地盤は、図6でいうと603の破線に相当し、建物が建築される場所の地盤である。地盤レイヤは、建物レイヤよりも階層が下のレイヤである。すなわち、地盤レイヤよりも建物レイヤの階層が上なので、地盤レイヤに作成された地盤の図形よりも、建物レイヤに作成された建物の図形の方が手前に表示される。地盤の図形700と建物の図形400の表示例を図7に示す。図7に示すように建物が建築される場所の地盤を建物の図形の下に描く。更に、図形制御部201は、作成した地盤の図形を基準高さに移動する。
ステップS305では、情報処理装置100のクラス制御部202は、ステップS304で作成された地盤の図形に、地盤クラスを設定する。地盤クラスが存在しない場合には、クラス管理テーブル500に地盤クラスを追加した後に、地盤の図形に地盤クラスを設定する。
ステップS306では、情報処理装置100の高さ算出部214は、ステップS305で地盤クラスが設定された図形、すなわち地盤の図形の高さを取得するよう、図形制御部201に対して指示をする。そして、図形制御部201はこれに応じて、地盤の図形が示す凹凸から平均地盤面の高さを算出するための高さを取得し、高さ算出部214にこれを返す。高さ算出部は受け取った高さを用いて、平均地盤面の高さを算出する。平均地盤面の高さを算出する方法は、従来技術を用いるため、詳細な説明は省略する。算出した結果得られる平均地盤面の高さは、図6の604に示す高さである。日影計算を行う場合には、この平均地盤面の高さから所定の高さ(評価面レベル)を加算した水平面(すなわち、評価面)にできる日影を計算することになる。
ステップS307では、情報処理装置100のレイヤ制御指示部213は、建物レイヤ以外のレイヤを非表示に設定するよう、レイヤ制御部203に指示をする。レイヤ制御部203はこれを受けると、建物レイヤ以外のレイヤを非表示に設定する。不要な図形は非表示にすることで、CPU101の処理負荷を軽減すると共に、画面が見やすくなる効果がある。
ステップS308では、情報処理装置100の図形制御部201は、建物レイヤに対して、建物のみなし敷地(みなし境界線)を示す図形を作成する。みなし敷地の図形は、図8の801に示す図形である。このみなし敷地を示す図形に基づいて、日影測定線を作成する。
ステップS309では、情報処理装置100の図形制御指示部211は、建物レイヤに対して、ステップS308で作成されたみなし敷地の図形に基づいて、二本の日影測定線(第1測定線と第2測定線)を作成するよう、図形制御部201に指示する。図形制御部201はこの指示を受けると、建物レイヤに対して、二本の日影測定線を作成する。日影測定線は、日影時間の規制が設けられている範囲を示す。主に、5メートルラインと10メートルラインがあり、それぞれ第1測定線と第2測定線と称する。図8では、第1測定線が802、第2測定線が803である。
ステップS310では、情報処理装置100のレイヤ制御指示部213は、評価面レイヤを作成するよう、レイヤ制御部203に対して指示をする。レイヤ制御部203はこの指示を受けると、評価面レイヤを作成する。そして、図形制御部201は、ユーザから指定された大きさの評価面の図形を、評価面レイヤに作成する。日影計算はこの図形の範囲内で行われるので、CPU101の処理負荷を軽減することができる。評価面の図形は、図8の805に示す図形である。
ステップS311では、情報処理装置100の高さ算出部214は、評価面レベルの入力を受け付ける。評価面レベルは、平均地盤面からの高さである。用途地域ごとに、使用すべき評価面レベルが異なるため、建物が建築される用途地域にあった評価面レベルの入力を受け付ける。そして、高さ算出部214は、入力を受け付けた評価面レベルと、ステップS306で算出した平均地盤面の高さとを加算し、評価面の高さを算出する。図6の604から605までの高さが評価面レベルであり、605が評価面の高さである。
ステップS312では、情報処理装置100の図形制御指示部211は、ステップS311で算出した評価面の高さまで、ステップS310で作成した評価面の図形を移動するよう、図形制御部201に対して指示をする。図形制御部201はこの指示を受けると、ステップS311で算出した評価面の高さまで、ステップS310で作成した評価面の図形を移動する。
ステップS313では、情報処理装置100のクラス制御指示部212は、ステップS312で移動した評価面の図形に対して、評価面クラスを設定するよう、クラス制御部202に対して指示をする。クラス制御部202はこの指示を受けると、ステップS312で移動した評価面の図形に対して、評価面クラスを設定する。評価面クラスが存在しない場合には、クラス管理テーブル500に評価面クラスを追加した後に、評価面の図形に評価面クラスを設定する。こうして設定された評価面に対して建物の影ができた場合を計算することになる。
ステップS314では、情報処理装置100の動作設定部215は、建物が建築される場所や建物の向き(方位)に関する設定を受け付けるために、地域/方位設定画面をディスプレイ110に表示する(設定受付手段)。図9は、地域/方位設定画面900の画面構成の一例である。地域設定901では、建物が建築される場所(建築場所)が属する地方自治体(地方公共団体)の入力を受け付ける入力欄である。また、都市データ一覧902において、建物が建築される場所が属する地方自治体の選択を受け付けた上で入力ボタン903が押下されると、選択された地方自治体に関する情報が地域設定901に自動的に入力される。これを実現するために、あらかじめ地方自治体ごとに緯度の情報を外部メモリ111に保持しておく。そして、選択された地方自治体に対応する緯度の情報を外部メモリ111から取得し、地域設定901に入力する。また、方位設定904では、建物の向きである方位の入力を受け付ける。入力する形式は、度分秒形式でもよいし、角度形式でもよい。
入力が完了し、OKボタン905の押下を受け付けると、動作設定部215は、地域・方位設定管理テーブルに入力を受け付けた各種設定を保存する。図5に地域・方位設定管理テーブル520のテーブル構成の一例を示す。都市名521は地方自治体の名称を示し、北緯522は入力を受け付けた緯度の情報を示す。本実施形態は、日本国内に建物を建築する場合を想定しているため北緯に限定しているが、特にこれに限らない。方位523は、入力を受け付けた方位の情報を示す。本実施形態は、方位523に度分秒形式のデータを格納しているが、角度形式であってもよい。設定が保存できたら、ステップS315に処理を進める。
ステップS315では、情報処理装置100は、時刻日影計算処理を実行する。時刻日影計算処理の詳細は、後述する図10を用いて説明する。
図10は、本発明の実施形態における一連の処理の流れを示すフローチャートである。尚、図10に示すフローチャートはあくまで一例であり、これに限定されない。以下説明する、ステップS1001乃至ステップS1012の各ステップは、情報処理装置100のCPU101が各機能部を動作することにより実行される処理である。
ステップS1001では、情報処理装置100の動作設定部215は、時刻日影計算を実行するための動作設定を受け付けるべく、計算設定画面をディスプレイ110に表示する。図11は、計算設定画面1100の画面構成の一例である。計算時刻1101は、何時から何時までの日影を計算するのかの設定を受け付ける入力欄である。測定日1102は、時刻日影を計算する対象の年月日を受け付ける入力欄である。日照角度に特徴のある特異日(冬至/夏至/春分/秋分)については、ポップアップメニューで選択可能となっており、選択された特異日に応じた年月日が自動的に設定される。計算精度1103は、計算間隔と表示間隔の入力を受け付ける入力欄である。計算間隔は、時刻日影を計算する時間の間隔である。計算間隔を60分と設定した場合には、計算時刻1101で入力を受け付けた計算開始時刻から60分ごとに日影の計算を行う。表示間隔は、時刻日影を表示する時間の間隔である。表示間隔を60分と設定した場合には、60分ごとの日影を表示する。
入力が完了して計算実行ボタン1104が押下されると、動作設定部215は、入力された各種設定を計算設定管理テーブルに格納する。図5に計算設定管理テーブル530のテーブル構成の一例を示す。計算開始時刻531と計算終了時刻532は、計算時刻1101で入力を受け付けた計算する日影の開始時刻と終了時刻であり、測定日533は、測定日1102で入力を受け付けた日影の測定日である。計算間隔534と表示間隔535は、計算精度1103で入力を受け付けた計算間隔と表示間隔である。設定が保存できたら、ステップS1002に処理を進める。
ステップS1002では、情報処理装置100の時刻日影制御部216は、「計算時刻」という変数を定義し、変数「計算時刻」に計算開始時刻531を格納する。
ステップS1003では、情報処理装置100の時刻日影制御部216は、建物クラスを有する図形が示す形状と配置位置に関する情報と、評価面クラスを有する図形の形状と配置位置に関する情報の取得を図形制御部201に対して指示する(日影計算手段)。図形制御部201は、この指示を受けると、建物クラスを有する図形(建物の図形)に関する情報を取得し、同様に評価面クラスを有する図形(評価面の図形)に関する情報を取得する。そして、これらを時刻日影制御部216に渡す。時刻日影制御部216は、受け取った建物の図形に関する情報と評価面の図形に関する情報、更には、地域・方位設定管理テーブル520の情報と測定日533の情報を用いて、変数「計算時刻」が示す時刻の日影を計算する。特定の時刻における日影を算出する方法は、従来技術を用いるため説明は省略する。この計算により、変数「計算時刻」が示す時刻における日影を示す図形の形状と配置位置が特定される。
ステップS1004では、情報処理装置100の図形制御指示部211は、ステップS1003で特定された日影を示す図形をアクティブなレイヤ(選択中のレイヤ)に対して作成するよう、図形制御部201に対して指示をする(図形制御手段)。図形制御部201はこの指示を受けると、アクティブなレイヤに日影を示す図形を作成する。
ステップS1005では、情報処理装置100の図形制御指示部211は、ステップS1004で作成された図形の図形名511に、変数「計算時刻」が示す時刻(時刻情報)を付与するよう図形制御部201に指示する。図形制御部201はこの指示を受けると、ステップS1004で作成した日影の図形の名前、すなわち図形名511に指示された時刻を付与する。例えば、「08時00分00秒」の時刻における日影の図形を作成した場合には、当該図形の図形名511に「08:00:00」と付与する。こうすることで、どの図形がどの時刻の日影を示す図形なのかが識別可能になる。
ステップS1006では、情報処理装置100の時刻日影制御部216は、変数「計算時刻」が示す時刻と、計算終了時刻532が示す時刻が一致するか否かを判定する。すなわち、計算終了時刻532が示す時刻の日影まで、すべて作成が終了したか否かを判定する。変数「計算時刻」が示す時刻と、計算終了時刻532が示す時刻が一致すると判定した場合には、ステップS1008に処理を進める。そうでない場合には、ステップS1007に処理を進める。
ステップS1007では、情報処理装置100の時刻日影制御部216は、変数「計算時刻」が示す時刻に計算間隔534が示す時間を加算し、これを変数「計算時刻」とする。そして、ステップS1003に処理を戻す。このようにして時刻を進めて、時刻ごとに日影を示す図形を作成していく。
ステップS1008では、情報処理装置100のクラス制御指示部212は、都市名521が示す地方自治体に対応するすべての時間帯の時刻日影クラスを時刻日影クラス管理テーブルから取得する。時刻日影クラス管理テーブルには、地方自治体ごと・所定の時間帯ごとに、日影の図形の表示形態が定義された時刻日影クラスが用意されている。地方自治体によっては日影の図形の表示形態を時刻ごとに変えるよう求めている。特に時刻ごとに日影の図形の色を指定している地方自治体も存在する。こうした地方自治体に応じた表示形態を調べて、適切な表示形態になるよう対応することはユーザにとって手間である。よって、このようにあらかじめ地方自治体ごと・所定の時間帯ごとに時刻日影クラスを用意しておく。そして、取得した時刻日影クラスをクラス管理テーブル500に追加するよう、クラス制御部202に対して指示をする。クラス制御部202はこの指示を受けると、指示のあった時刻日影クラスをクラス管理テーブル500に追加する。すでに追加する時刻日影クラスがクラス管理テーブル500に存在する場合には、これを追加しない。すなわち、あらかじめクラス制御指示部212がクラス制御部202からクラス管理テーブル500を取得し、必要な時刻日影クラスだけ追加する形態が望ましい。
図12は、時刻日影クラス管理テーブル1200のテーブル構成の一例を示す図である。地方自治体名1201は、地方自治体の名称を示す。クラス名1202、面の属性1203、線の属性1204、線種1205、線の太さ1206は、クラス管理テーブル500のクラス名501、面の属性502、線の属性503、線種504、線の太さ505と同様である。例えば、都市名521が「東京」であれば、地方自治体名1201が「東京」の時刻日影クラスを時刻日影クラス管理テーブル1200から取得することになる。そして、取得した時刻日影クラスはクラス管理テーブル500に追加され、図13(a)に示すようなクラス管理テーブル500となる。図13(a)の破線部分は、地方自治体名1201が「東京」の時刻日影クラスが追加された様子を示している。
ステップS1009では、情報処理装置100の図形制御指示部211は、アクティブなレイヤに配置されたいずれかの図形の図形名511を取得するよう、図形制御部201に対して指示をする。図形制御部201はこの指示を受けると、アクティブなレイヤに配置された図形の図形名511を取得する。図形制御部201はこれを取得すると図形制御指示部211に図形名511を渡す。図形制御指示部211はこれを受け取ると、図形名511から当該図形が示す日影の時刻を特定する。ステップS1005で日影の時刻を図形名511として付与しているので、図形名511を参照すれば、いつの時刻の日影を示す図形なのかが特定できる。ここで、アクティブなレイヤにはステップS1004で作成された図形以外の図形も含まれている可能性がある。よって、図形名511に時刻が付与されていないことがわかった場合、ステップS1010を実行せずに、ステップS1011に処理を進めることが望ましい。
ステップS1010では、情報処理装置100のクラス制御指示部212は、ステップS1009で特定した時刻が属する時間帯を特定する(時間帯特定手段)。この時間帯は、ステップS1008で追加された時刻日影クラスに基づく時間帯である。例えば、図12の時刻日影クラス管理テーブル1200では、1時間ごとに時刻日影クラスが設けられている。よって、1時間ごとに区切られた時間帯と定義する。すなわち、ステップS1009で特定した時刻が「08:30:00」であれば、「08:00:00」から「08:59:59」までの時間帯であるので、特定される時間帯は「8時」となる。そして、クラス制御指示部212は、特定した時間帯の時刻日影クラスを、ステップS1009で図形名511を取得した日影の図形に対して設定するよう、クラス制御部202に指示する。クラス制御部202はこの指示を受けると、特定した時間帯の時刻日影クラスを、ステップS1009で図形名511を取得した日影の図形に対して設定する(クラス制御手段)。このように、1つの時刻に対して1つの時刻日影クラスを作成せずに、時間帯ごとに時刻日影クラスを作成することで、同じ時間帯に属する時刻日影を、同じ表示形態で表示することが可能となる。
ステップS1011では、情報処理装置100の時刻日影制御部216は、アクティブなレイヤに配置されたすべての図形に対して、ステップS1009が実行されたか否かを判定する。すべての図形に対して実行されたと判定された場合には、ステップS1012に処理を進める。そうでない場合には、ステップS1009に処理を戻し、未実行の図形がなくなるまでステップS1009乃至ステップS1011を繰り返す。
ステップS1012では、情報処理装置100の時刻日影制御部216は、ステップS1004で作成された日影を示す図形のうち、表示間隔535が示す条件に合致する図形を表示させ、そうでない図形は非表示にするよう、表示制御部204に指示をする。表示制御部204はこの指示を受けると、ステップS1004で作成された日影を示す図形のうち、表示間隔535が示す条件に合致する図形を表示させ、そうでない図形は非表示にする(表示制御手段)。例えば、表示間隔535が「60分」であれば、計算間隔534が「30分」であっても60分ごとの日影を表示するようにする。表示される図形に関しては、当該図形に設定されたクラスに定義されている表示形態で表示する。
こうして時刻日影計算処理が実行されると、図14に示すような時刻日影図がディスプレイ110に表示される。図14は、計算間隔534が「30分」、表示間隔535が「30分」、「08:00:00」から「16:00:00」までの時刻日影を示しており、更には時刻日影クラスを1時間ごとに設けた場合の、建物の図形400に関する時刻日影図である。この図を見ながら、どのくらいの位置まで日影が発生するのかをユーザが確認する。また、説明は省略するが、時刻日影図から等時間日影図を作成し、等時間日影図と第1測定線802や第2測定線803とを比較することで、規制上問題ないかどうかを確認することが望ましい。
1401aの図形は「08:00:00」の時刻における日影を示しており、1401bの図形は「08:30:00」の時刻における日影を示している。この2つは、どちらも8時の時間帯に属する時刻である。そのため、図13(b)の図形管理テーブル510の破線に示すように、これら2つの図形は同じクラス(「時刻日影(8時)」)が割り当てられる。この時刻日影クラス「時刻日影(8時)」は、図13(a)に示すように、面の属性502はなし、線の属性503は茶色、線種は実線、線の太さは1ptと定義されている。よって、これらの表示形態を1401aの図形と1401bの図形に適用する。同様に図14では、30分ごとに日影を示す図形が描かれており、1時間ごとに時刻日影クラスが設定されている。
こうした時間帯ごとに表示形態を統一するためには、ユーザが手作業で図形に対して時刻日影クラスを設定する必要があったが、本発明を適用することにより、こうした手間を軽減することが可能となる。また、時刻日影クラスを所定の時間帯ごとに用意することで、日影を示す図形ごとに時刻日影クラスを用意したり、図形ごとに表示形態を定義したりする必要がなくなるので、管理の手間も軽減される。更には、地方公共団体ごとに定められた表示形態を容易に適用することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態によれば日影の時刻が属する時間帯に応じたクラス情報を設定することが可能となる。
本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接、或いは遠隔から供給するものを含む。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合も本発明に含まれる。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現(実行可能と)するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、若しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
なお、前述した実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100 情報処理装置
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 システムバス
105 入力コントローラ
106 ビデオコントローラ
107 メモリコントローラ
108 通信I/Fコントローラ
109 入力デバイス
110 ディスプレイ
111 外部メモリ

Claims (6)

  1. 自治体と、図形の表示形態定義を対応付けて記憶する記憶手段と、
    建築物にかかる日影を示す図形を、当該建築物の建築場所にかかる自治体の前記定義に応じた表示形態で表示させるべく制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記日影を示す図形に前記定義を設定する制御を行うことを特徴とし、
    前記情報処理装置はさらに、
    前記定義に従って前記日影を示す図形を表示する表示手段
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記定義は、時間帯ごとの前記表示形態を特定可能な定義であり、
    前記制御手段は、ある時刻における前記日影を示す図形を、当該時刻が属する前記時間帯の定義に従って表示させるための制御をすることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記定義は、図形を表示する色の設定を少なくとも含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 自治体と、図形の表示形態定義を対応付けて記憶する記憶手段を備える情報処理装置の制御方法であって、
    建築物にかかる日影を示す図形を、当該建築物の建築場所にかかる自治体の前記定義に応じた表示形態で表示させるべく制御する制御ステップと
    含む制御方法。
  6. 自治体と、図形の表示形態定義を対応付けて記憶する記憶手段を備える情報処理装置を、
    建築物にかかる日影を示す図形を、当該建築物の建築場所にかかる自治体の前記定義に応じた表示形態で表示させるべく制御する制御手段として機能させるためのプログラム。
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