JP6606552B2 - 特異的に精製された抗プレセプシン抗体 - Google Patents
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Description
[1] 配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチドに特異的に結合する抗プレセプシンポリクローナル抗体。
[2] 抗プレセプシンポリクローナル抗体中の、配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチドに特異的に結合する抗プレセプシンポリクローナル抗体の含有率が、S68抗体中の、配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチドに特異的に結合する抗プレセプシンポリクローナル抗体の含有率と比較して高い、抗プレセプシンポリクローナル抗体。
[2−1] 抗プレセプシンポリクローナル抗体中の、配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチドに特異的に結合する抗プレセプシンポリクローナル抗体の含有率が40%以上である、抗プレセプシンポリクローナル抗体。
[3] 抗体とプレセプシンとの結合が阻止されるように、配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチドを競合反応させる反応系において、抗体とプレセプシンとの結合が30%以上競合阻止され、
抗体とプレセプシンとの結合が阻止されるように、配列番号9のアミノ酸配列からなるペプチドを競合反応させる反応系において、抗体とプレセプシンとの結合の競合阻止が30%未満である、
上記[1]ないし[2−1]のいずれか1項に記載の抗体。
[3−1] さらに、次の(A)〜(C)から選択される少なくとも1つを満たす[1]ないし[3]のいずれか1項に記載の抗体。
(A)抗体とプレセプシンとの結合が阻止されるように、配列番号6のアミノ酸配列からなるペプチドを競合反応させる反応系において、抗体とプレセプシンとの結合の競合阻止が30%未満である
(B)抗体とプレセプシンとの結合が阻止されるように、配列番号7のアミノ酸配列からなるペプチドを競合反応させる反応系において、抗体とプレセプシンとの結合の競合阻止が30%未満である
(C)抗体とプレセプシンとの結合が阻止されるように、配列番号8のアミノ酸配列からなるペプチドを競合反応させる反応系において、抗体とプレセプシンとの結合の競合阻止が30%未満である
[4] 抗体を用いたELISAアッセイ系は、S68抗体を用いたELISAアッセイ系と比較して、ヒト血中に存在する高分子量可溶型CD14に対する交叉反応の発生率が低い、上記[1]ないし[3−1]のいずれか1項に記載の抗体。
[5] 抗体を用いたELISAアッセイ系により、プレセプシンを含有する検体(プレセプシン濃度既知)のプレセプシン濃度を測定して、測定値と既知濃度との相関分析を行うとき、回帰直線の傾きの変動係数(CV)が15%以下である、上記[1]ないし[4]のいずれか1項に記載の抗体。
[6] 抗体は、プレセプシンに対して、10−7未満の親和性(KD)で結合する、上記[1]ないし[5]のいずれか1項に記載の抗体。
[7] 配列番号2のアミノ酸配列の1位〜9位のアミノ酸残基を含み、かつ配列番号2のアミノ酸配列中の連続した9個以上のアミノ酸残基を含むペプチドを免疫原として用いて免疫した非ヒト哺乳動物から得られたポリクローナル抗体を精製して得られる、上記[1]ないし[6]のいずれか1項に記載の抗体。
[8] 配列番号2のアミノ酸配列の1位〜9位のアミノ酸残基を含み、かつ配列番号2のアミノ酸配列中の連続した9個以上のアミノ酸残基を含むペプチドを免疫原として用いて免疫した非ヒト哺乳動物から得られたポリクローナル抗体に、配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチドに特異的に結合する抗体の割合を高める処理を施すことにより得られた、上記[1]ないし[6]のいずれか1項に記載の抗体。
[9] 配列番号2のアミノ酸配列の1位〜9位のアミノ酸残基を含み、かつ配列番号2のアミノ酸配列中の連続した9個以上のアミノ酸残基を含むペプチドを免疫原として用いて免疫した非ヒト哺乳動物から得られたポリクローナル抗体を、配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチドを固定化したカラムを用いて精製して得られる、抗プレセプシンポリクローナル抗体。
[10] さらに、配列番号8のアミノ酸配列からなるペプチドに結合する抗体を除去する処理が施された、上記[9]に記載の抗体。
[11] さらに、配列番号8のアミノ酸配列からなるペプチドに結合する抗体の結合活性を弱める処理が施された、上記[9]に記載の抗体。
[11−1] 抗体とプレセプシンとの結合が阻止されるように、配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチドを競合反応させる反応系において、抗体とプレセプシンとの結合が30%以上競合阻止され、
抗体とプレセプシンとの結合が阻止されるように、配列番号9のアミノ酸配列からなるペプチドを競合反応させる反応系において、抗体とプレセプシンとの結合の競合阻止が30%未満である、
上記[9]ないし[11]のいずれか1項に記載の抗体。
[11−2] 抗体を用いたELISAアッセイ系は、S68抗体を用いたELISAアッセイ系と比較して、ヒト血中に存在する高分子量可溶型CD14に対する交叉反応の発生率が低い、上記[9]ないし[11−1]のいずれか1項に記載の抗体。
[11−3] 抗体を用いたELISAアッセイ系により、プレセプシンを含有する検体(プレセプシン濃度既知)のプレセプシン濃度を測定して、測定値と既知濃度との相関分析を行うとき、回帰直線の傾きの変動係数(CV)が15%以下である、上記[9]ないし[11−2]のいずれか1項に記載の抗体。
[11−4] 抗体は、プレセプシンに対して、10−7未満の親和性(KD)で結合する、上記[9]ないし[11−3]のいずれか1項に記載の抗体。
[12] 少なくとも、配列番号2のアミノ酸配列の1位〜9位のアミノ酸残基を含み、かつ配列番号2のアミノ酸配列中の連続した9個以上のアミノ酸残基を含むペプチドを免疫原として用いて免疫した非ヒト哺乳動物からポリクローナル抗体を得る工程と、得られた抗体を、配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチドを固定化したカラムを用いて精製する工程とを含む、抗プレセプシンポリクローナル抗体の製造方法。
[13] さらに、配列番号8のアミノ酸配列からなるペプチドに結合する抗体を除去する工程を含む、上記[12]に記載の製造方法。
[14] 少なくとも、上記[1]ないし[11−4]のいずれか1項に記載の抗体と、プレセプシンを含有する検体とを接触させる工程を含む、プレセプシンの測定方法。
[15] 少なくとも、上記[1]ないし[11−4]のいずれか1項に記載の抗体を含む、プレセプシン測定用キット。
[16] 少なくとも、上記[1]ないし[11−4]のいずれか1項に記載の抗体を含む、敗血症を検出するためのキット、又は、敗血症の検出若しくは診断を補助するためのキット。
本発明は、以下の抗プレセプシンポリクローナル抗体(「本発明の抗体」という)を提供する。
(1)配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチドに特異的に結合する抗プレセプシンポリクローナル抗体(P03特異ポリクローナル抗体);または
(2)抗プレセプシンポリクローナル抗体中の、配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチドに特異的に結合する抗プレセプシンポリクローナル抗体(P03特異ポリクローナル抗体)の含有率が、S68抗体中の、配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチドに特異的に結合する抗プレセプシンポリクローナル抗体(P03特異ポリクローナル抗体)の含有率と比較して高い、抗プレセプシンポリクローナル抗体。
1) 非還元条件下SDS−PAGEでは、分子量13±2kDaである、
2) N末端配列に配列番号3のアミノ酸配列(ヒト全長可溶型CD14のアミノ酸配列)の1位〜11位のアミノ酸配列を有する、及び、
3) 配列番号2に記載の16アミノ酸残基(配列番号3のアミノ酸配列の53位から68位のアミノ酸配列に相当する)からなるペプチド(S68ペプチド)を抗原として作製した抗体に特異的に結合する。
「他のペプチド」は、例えば、配列番号6のアミノ酸配列からなるペプチド(P01ペプチド)、配列番号7のアミノ酸配列からなるペプチド(P02ペプチド)、配列番号8のアミノ酸配列からなるペプチド(P04ペプチド)、配列番号9のアミノ酸配列からなるペプチド(P05ペプチド)、配列番号10のアミノ酸配列からなるペプチド(P06ペプチド)、配列番号11のアミノ酸配列からなるペプチド(P07ペプチド)、および配列番号12のアミノ酸配列からなるペプチド(P08ペプチド)である。「配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチドに特異的に結合する」ことには、カラムに固定化したP03ペプチドに特異的に結合することが含まれる。「カラムに固定化したP03ペプチド」には、N末端またはC末端にシステインを結合し、当該システインを介してカラムに結合したP03ペプチドが含まれ得る。
該抗体とプレセプシンとの結合が阻止されるように、P03ペプチドを競合反応させる(好ましくは、吸光度を利用する)反応系において、抗体とプレセプシンとの結合が30%以上競合阻止され、
該抗体とプレセプシンとの結合が阻止されるように、P05ペプチドを競合反応させる(好ましくは、吸光度を利用する)反応系において、抗体とプレセプシンとの結合の競合阻止が30%未満である、
ことで特徴づけられてもよい。当該反応系は、好ましくはサンドイッチELISAである。より好ましくは、(a)本発明の抗体と、(b)F1106−13−3抗体又はF1031−8−3抗体(WO2004/044005の実施例3に記載)が用いられるサンドイッチELISAである。より具体的には、競合阻止反応は、実施例3に記載の方法により評価されうる。
交叉反応性(%)=(抗体を用いて測定された、血中高分子量sCD14を含有する検体の吸光度を、プレセプシン標準曲線上にプロットして求められる濃度÷測定に用いた高分子量sCD14濃度)×100
本発明の抗体は、例えば、配列番号2のアミノ酸配列の1位〜9位のアミノ酸残基を含み、かつ配列番号2のアミノ酸配列中の連続した9個以上のアミノ酸残基を含むペプチド(例えば、S68ペプチド)を免疫原として用いて免疫した非ヒト哺乳動物から得られたポリクローナル抗体を精製して得られる。
本発明は、配列番号2のアミノ酸配列の1位〜9位のアミノ酸残基を含み、かつ配列番号2のアミノ酸配列中の連続した9個以上のアミノ酸残基を含むペプチドを免疫原として用いて免疫した非ヒト哺乳動物からポリクローナル抗体を得る工程と、得られた抗体を、配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチド(P03ペプチド)を固定化したカラムを用いて精製する工程とを含む、抗プレセプシンポリクローナル抗体の製造方法を提供する。
本発明は、本発明の抗体を用いて、プレセプシンを免疫学的に測定する方法であり、本発明の抗体とプレセプシンを含有する検体とを接触させる工程を含む、方法(「本発明の測定方法」という)を提供する。本発明において「測定」の語は、「検出」「定量」「アッセイ」等の語と相互に変換して用いることができ、定量的及び定性的な決定を含む意味で用いられる。プレセプシンの測定は、好ましくは、in vitroで行う。
心疾患としては、例えば、急性冠症候群(ACS)、急性心不全、急性非代償性心不全(ADHF)、慢性心不全、冠動脈疾患、狭心症、心筋梗塞、虚血性脳卒中、出血性脳卒中及び一過性脳虚血発作が挙げられる。
本発明は、本発明の抗体を必須の構成要素するプレセプシン測定用キット(「本発明の測定キット」という)を提供する。
本発明は、本発明の抗体を用いて、敗血症の検出を補助するための方法が施行された被験者に対して、敗血症治療を行う、敗血症患者の治療方法を提供する。
本発明は、本発明の抗体、あるいは、本発明の測定キットを用いて、被験薬(又は治療薬)が投与された被験者の検体中のプレセプシン濃度を決定する工程を含む、被験薬(又は治療薬)のスクリーニング方法を提供する。被験薬が対象とする疾患は、被験者の検体中のプレセプシン濃度が上昇する疾患であれば特に限定されない。好ましくは、被験薬の投薬前と投与後で被験者の検体中のプレセプシン濃度を比較して、被験薬投与後のプレセプシン濃度が投与前と比較して低下するか否かを決定する。あるいは、被験薬投与後の被験者の検体中のプレセプシン濃度が正常人レベルまで低下するか否かを決定してもよい。
1)被検薬が投与された被験者の検体中のプレセプシン濃度を決定する工程
本発明は、少なくとも下記の工程を含む、検体中のプレセプシン測定に有用な抗プレセプシンポリクローナル抗体を得るための、抗体のスクリーニング方法である。
2)当該候補の抗体を用いてプレセプシン測定系を構築し、当該抗体とプレセプシンとの結合が阻止されるように、配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチド(P03ペプチド)を競合反応させる反応系において、前記抗体とプレセプシンとの結合が30%以上競合阻止され、
前記抗体とプレセプシンとの結合が阻止されるように、配列番号9のアミノ酸配列からなるペプチド(P05ペプチド)を競合反応させる反応系において、前記抗体とプレセプシンとの結合の競合阻止が30%未満である抗体を選択する工程
以下の実施例により本発明を更に詳述するが、本発明はこれら実施例に限定して理解されるべきものではない。
S68ペプチドを免疫原としてウサギに免疫して得られたウサギ抗S68ペプチドポリクローナル抗体について、P03ペプチド(配列番号1)又はS68ペプチド(配列番号2)をそれぞれ固体化したアフィニティーカラムを用いて特異精製を実施した。
WO2004/044005の実施例1に記載の方法に従って、免疫原としてS68ペプチド−KLHを使用してウサギを免疫した後、定法に従い抗血清を調製し、硫安塩析、プロテインA精製(Prosep−A、ミリポア)により、3ロットの精製IgG画分(A、B、C)を調製した。
マニュアルに従い、3.0mLのSulfoLink Coupling Gel(サーモサイエンス)をカラムに充填し、カラム体積の6倍量の50mM Tris、5mM EDTA(pH8.5)で洗浄した。カラムの底にフタをした。次に、N末にシステインを結合したS68ペプチド(2.5mg)、N末又はC末にシステインを結合したP03ペプチド(3.0mg、配列番号4及び5の等量混合物)をそれぞれ、50mM Tris、5mM EDTA(pH8.5)で1mg/mLに溶解した。
C末にシステインを結合したP03ペプチド(配列番号5:KRVDADADPRC)
1−2で調製したS68ペプチド固定化ゲル及びP03ペプチド固定化ゲルをそれぞれ1mL/カラムに分注し、PBSで洗浄し平衡化した。次に、1−1で得られた3ロットの精製IgG画分(各50mg)を、2種類のペプチド固定化アフィニティーカラムにそれぞれ0.5mL/minの流速でアプライし、PBSで未吸着分画を洗浄した。続けて0.1M Glycine−HCl緩衝液(pH2.5)で溶出し、ピーク画分を回収した。得られた溶出画分を中和し、濃縮後、PBS(pH7.4)で透析した。得られたそれぞれの抗体の純度をSDS−PAGEで確認したところ、150kDa付近に単一バンドが確認された。また、DC Protein Assay(バイオラッド)でタンパク濃度を測定した。表1に調製した各抗体のタンパク濃度の結果を示した。S68−A、S68−BおよびS68−Cは、S68ペプチド固定化アフィニティーカラムにより特異精製して得られた抗体を表し、P03−A、P03−BおよびP03−Cは、P03ペプチド固定化アフィニティーカラムにより精製して得られた抗体を表す。
実施例1で調製した6種類の特異精製抗体をそれぞれ用いたサンドイッチELISAを作製してプレセプシン標準品(WO2005/108429の実施例16に記載のrsCD14−ST)を測定し、各抗体の反応性を評価した。(以下、P03ペプチド固定化アフィニティーカラムにより特異精製して得られた抗体を「P03精製ポリクローナル抗体」、S68ペプチド固定化アフィニティーカラムにより特異精製して得られた抗体を「S68抗体」という。)
実施例1で調製した6種類の抗体をそれぞれPBS(pH7.4)で5μg/mLに希釈し、イムノプレート(MAXISORP、C8プレート、ヌンク)に分注した。プレートをシールし4℃一夜静置した。翌日プレートを冷蔵PBS(pH7.4)で5回洗浄後、ブロッキング液200mLを添加し、各抗体を固相化したプレートを調製した。
プレセプシン標準品を検体希釈液(0.1%BSAを含むD−PBS(pH7.4))で500pg/mLに希釈した。2−1で調製した各プレートに検体希釈液(プレセプシン標準品0pg/mLに相当)及びプレセプシン標準品500pg/mLをウエル当たり50μL添加し、シェイカー(TAITEC bioShakerM−BR−022UP)を用いて、500rpm、25℃で1時間反応させた。反応終了後、プレートウォッシャー(バイオテックMW−96AR・Nunc−ImmunoWash)を用いて0.05%Tween20を含む生理食塩水で5回洗浄し、ペルオキシダーゼ標識F1106−13−3抗体(WO2004/044005の実施例3に記載)を標識抗体希釈液で0.125μg/mLに希釈した溶液を各ウエルに50μL添加した。25℃、500rpmで2時間反応後、同様に5回洗浄し、テトラメチルベンジジン溶液(TMB、BioFx)を各ウエルに添加し、室温で20分間反応した。各ウエルに1M硫酸溶液を50μL添加し反応を停止し、引き続きプレート分光光度計(CORONA ELECTRIC MTP-300)で450nm/650nmの吸光度を測定した。プレセプシン標準品0pg/mL又は500pg/mLを添加したときの各抗体の吸光度を表2に示した。
実施例1で調製した6種類の抗体の特異性を評価するため、実施例2で作製したサンドイッチELISAを用いて、各抗体とプレセプシンとの反応に対して、S68ペプチド由来の部分ペプチド(各10アミノ酸、表3参照)を添加し、競合阻止反応試験を行った。
S68ペプチドのN末端3アミノ酸を含む10アミノ酸をP01ペプチドとし、3アミノ酸ずつC末側にずらしたペプチド8種類を合成した(表3)。それら合成ペプチドをPBS(pH7.4)で20mg/mLに希釈し、阻止ペプチドとした。
プレセプシン標準品をPBS(pH7.4)で希釈し、400pg/mLの標準品を調製した。また、コントロールとしてペプチドを含まないPBS(pH7.4)を使用した。実施例2に記載の方法にしたがって、各特異精製抗体で調製したプレートに3−1で調製した阻止ペプチド25μLとプレセプシン標準品25μLを添加し、25℃、500rpmで1時間反応させた。プレートを洗浄後、標識抗体を添加し、同様に反応させた。得られた吸光度から、コントロールと比較して吸光度が30%以上低下したペプチドを結合活性ありと判断した。
実施例1で得られた6種類の抗体の血中高分子量sCD14に対する交叉反応性をサンドイッチELISAを用いて測定した。実施例3の結果から、P03精製ポリクローナル抗体にはP03ペプチドにもP04ペプチドにも結合する抗体が含まれていることが明らかになった。そこで、P03精製ポリクローナル抗体を用いたELISAでは、血中高分子量sCD14及びプレセプシン標準品の希釈液中に最終濃度20μg/mLとなるようにP04ペプチドを添加し、P04ペプチドに結合する抗体の結合活性をブロックすることにより、P03ペプチドに特異的に結合する抗体(P03特異ポリクローナル抗体)の評価を実施した。
血中高分子量sCD14の調製は、次のように実施した。抗CD14抗体(F1024−1−3:WO01/072993の実施例2に記載)を固定化したカラムに正常ヒト血清をアプライし、CD14を吸収することによりCD14吸収ヒト血清を調製した。CD14吸収ヒト血清及び正常ヒト血清の血中高分子量sCD14濃度はCD14 ELISAキット(R&D社、#DC140)を用いて測定した。それぞれの血中高分子量sCD14濃度は正常ヒト血清1603ng/mL、CD14吸収ヒト血清21ng/mLであり、これらを混合することにより高分子量sCD14希釈列を調製した。
血中高分子量sCD14(21〜1603ng/mL)の希釈系列を調製し、希釈液で20倍希釈して、実施例2に記載の方法に従い、各抗体を用いたELISAにより吸光度を測定した。また、プレセプシン標準品(0〜500pg/mL)を測定し、得られた吸光度を用いてプレセプシンの標準曲線を作成した。抗体を用いたELISAにより、血中高分子量sCD14を含有する検体(1603ng/mL)の吸光度を測定し、これをプレセプシン標準曲線上にプロットし、この吸光度に対応する濃度を求めた。この得られた濃度を、測定に用いた血中高分子量sCD14濃度(20倍希釈して測定するため、80ng/mLを使用)で割ることにより、交叉反応性を算出した。
その結果、P03特異ポリクローナル抗体を用いたELISAアッセイ系では、血中高分子量sCD14に対する交叉反応は検出感度以下であり、P03特異ポリクローナル抗体は、血中高分子量sCD14に対する交叉反応が極めて起こりにくいことが分かった。このことから、P03特異ポリクローナル抗体を用いて作製したELISAは、S68抗体を用いたELISAと比較して、プレセプシンをより精度よく測定できることが示された。
実施例1で得られた6種の抗体で作製したELISAを用いて、濃度既知の敗血症患者検体22例を測定し、相関分析を行った。濃度既知の検体のプレセプシン測定は、S68抗体を用いたプレセプシン測定キットを用いて行った。P03精製ポリクローナル抗体は、実施例4に準じて、プレセプシン標準品及び患者検体の希釈液中にP04ペプチドが最終濃度20μg/mLとなるようにP04ペプチドを添加し、P04ペプチドに結合する抗体をブロックし、P03特異ポリクローナル抗体の評価を実施した。
実施例2に記載のサンドイッチELISAを用いて、プレセプシン標準品(0〜500pg/mL、8点を各n=2)及び検体希釈液で20倍に希釈した敗血症患者検体を測定した(n=2)。SoftMax Pro(モレキュラデバイス)を用いて、プレセプシン標準品の吸光度から標準曲線を作成し、各検体濃度を算出した。変動係数(CV)30%以上の測定値は解析より除外した。
5−1で得られた測定値と既知濃度を用いて、excel2007で相関分析を実施し、回帰直線を求めた。P03特異ポリクローナル抗体(3ロット)について作製された回帰直線を図1〜3に示す。回帰分析の結果を表6に示した。
実施例3の結果、P03ペプチド固定化アフィニティーカラムにより調製した抗体には、P03ペプチドにもP04ペプチドにも結合する抗体が含まれることが分かった。そこで、得られた抗体からP04ペプチドに結合する抗体を除去することにより、P03ペプチドに特異的に結合する抗プレセプシンポリクローナル抗体を調製する。以下の方法は、他のペプチドに結合する抗体を除去する場合にも応用可能である。
実施例1に記載の方法に従って、P04ペプチドを用いて、P04ペプチド固定化アフィニティーカラムを調製する。実施例1−3に従い、P04ペプチド固定化アフィニティーカラムに実施例1−1で得られたIgG画分を通す。P04ペプチドと結合する抗体は、P04ペプチド固定化アフィニティーカラムを通すことにより除去される。次に、得られた未吸着画分を実施例1に記載の方法に従ってP03ペプチド固定化アフィニティーカラムにより精製することにより、P03特異ポリクローナル抗体が得られる。
実施例1−1で得られたIgG画分にP04ペプチドを添加した後に、P03ペプチド固定化アフィニティーカラムで精製する。この処理により、P04ペプチドと結合する抗体を除去して精製することが可能であり、P03特異ポリクローナル抗体が得られる。
[配列番号:2]S68ペプチドのアミノ酸配列である。
[配列番号:3]ヒト全長可溶型CD14のアミノ酸配列である。
[配列番号:4]N末にシステインを結合したP03ペプチドのアミノ酸配列である。
[配列番号:5]C末にシステインを結合したP03ペプチドのアミノ酸配列である。
[配列番号:6]P01ペプチドのアミノ酸配列である。
[配列番号:7]P02ペプチドのアミノ酸配列である。
[配列番号:8]P04ペプチドのアミノ酸配列である。
[配列番号:9]P05ペプチドのアミノ酸配列である。
[配列番号:10]P06ペプチドのアミノ酸配列である。
[配列番号:11]P07ペプチドのアミノ酸配列である。
[配列番号:12]P08ペプチドのアミノ酸配列である。
Claims (14)
- 配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチドに特異的に結合する抗プレセプシンポリクローナル抗体。
- 抗プレセプシンポリクローナル抗体中の、配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチドに特異的に結合する抗プレセプシンポリクローナル抗体の含有率が、S68抗体中の、配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチドに特異的に結合する抗プレセプシンポリクローナル抗体の含有率と比較して高い、抗プレセプシンポリクローナル抗体。
- 抗体とプレセプシンとの結合が阻止されるように、配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチドを競合反応させる反応系において、抗体とプレセプシンとの結合が30%以上競合阻止され、
抗体とプレセプシンとの結合が阻止されるように、配列番号9のアミノ酸配列からなるペプチドを競合反応させる反応系において、抗体とプレセプシンとの結合の競合阻止が30%未満である、
請求項1または2に記載の抗体。 - 抗体を用いたELISAアッセイ系は、S68抗体を用いたELISAアッセイ系と比較して、ヒト血中に存在する高分子量可溶型CD14に対する交叉反応の発生率が低い、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の抗体。
- 抗体を用いたELISAアッセイ系により、プレセプシンを含有する検体(プレセプシン濃度既知)のプレセプシン濃度を測定して、測定値と既知濃度との相関分析を行うとき、回帰直線の傾きの変動係数(CV)が15%以下である、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の抗体。
- 抗体は、プレセプシンに対して、10−7未満の親和性(KD)で結合する、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の抗体。
- 配列番号2のアミノ酸配列の1位〜9位のアミノ酸残基を含み、かつ配列番号2のアミノ酸配列中の連続した9個以上のアミノ酸残基を含むペプチドを免疫原として用いて免疫した非ヒト哺乳動物から得られたポリクローナル抗体を精製して、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の抗体を得ることを含む、抗プレセプシンポリクローナル抗体の製造方法。
- 配列番号2のアミノ酸配列の1位〜9位のアミノ酸残基を含み、かつ配列番号2のアミノ酸配列中の連続した9個以上のアミノ酸残基を含むペプチドを免疫原として用いて免疫した非ヒト哺乳動物から得られたポリクローナル抗体に、配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチドに特異的に結合する抗体の割合を高める処理を施すことにより、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の抗体を得ることを含む、抗プレセプシンポリクローナル抗体の製造方法。
- 少なくとも、配列番号2のアミノ酸配列の1位〜9位のアミノ酸残基を含み、かつ配列番号2のアミノ酸配列中の連続した9個以上のアミノ酸残基を含むペプチドを免疫原として用いて免疫した非ヒト哺乳動物からポリクローナル抗体を得る工程と、得られた抗体を、配列番号1のアミノ酸配列からなるペプチドを固定化したカラムを用いて精製する工程とを含む、抗プレセプシンポリクローナル抗体の製造方法。
- さらに、配列番号8のアミノ酸配列からなるペプチドに結合する抗体を除去する工程を含む、請求項9に記載の製造方法。
- さらに、配列番号8のアミノ酸配列からなるペプチドに結合する抗体の結合活性を弱める処理を施す工程を含む、請求項9に記載の製造方法。
- 少なくとも、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の抗体と、プレセプシンを含有する検体とを接触させる工程を含む、プレセプシンの測定方法。
- 少なくとも、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の抗体を含む、プレセプシン測定用キット。
- 少なくとも、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の抗体を含む、敗血症を検出するためのキット、又は、敗血症の検出若しくは診断を補助するためのキット。
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