JP6605671B2 - 熱発泡性材料、半固形物、半固形物の成形方法、及び発泡体の製造方法 - Google Patents
熱発泡性材料、半固形物、半固形物の成形方法、及び発泡体の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6605671B2 JP6605671B2 JP2018141136A JP2018141136A JP6605671B2 JP 6605671 B2 JP6605671 B2 JP 6605671B2 JP 2018141136 A JP2018141136 A JP 2018141136A JP 2018141136 A JP2018141136 A JP 2018141136A JP 6605671 B2 JP6605671 B2 JP 6605671B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- semi
- solid
- epoxy resin
- foamable material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
度域に下げる必要がある(図11のC)。
エポキシ樹脂と、
第1温度において前記エポキシ樹脂との反応を開始する低温硬化剤と、
第2温度において熱膨張を開始する発泡剤と、
第3温度において前記エポキシ樹脂との反応を開始する高温硬化剤とを含み、
前記第1温度は60〜120℃の範囲内にあり、前記第2温度は80〜160℃の範囲内にあり、前記第3温度は120〜180℃の範囲内にあるともに、前記第2温度は前記第1温度よりも高く、前記第3温度は前記第2温度よりも高く、
前記熱発泡性材料は、23℃の粘度が10〜60Pa・sであり、
前記熱発泡性材料を、前記第1温度以上前記第2温度以下に加熱して前記低温硬化剤と
前記エポキシ樹脂との反応を生じさせた後、前記熱発泡性材料を冷却することで、前記熱発泡性材料を、60℃の粘度が200〜800Pa・sである半固形物とすることができ、
前記半固形物を前記第3温度以上に加熱することで、前記発泡剤の熱膨張を生じさせて前記半固形物を発泡体にするとともに、前記高温硬化剤と前記エポキシ樹脂との反応を生じさせて、前記発泡体を硬化させることが可能である、熱発泡性材料。
前記低温硬化材は、アミンアダクト系の硬化剤、マイクロカプセル型の硬化剤のいずれかであり、
前記高温硬化剤は、ノボラック樹脂、アミン類、ジシアンジアミド類、イミダゾール類、又は酸無水物であり、
前記発泡剤は、揮発性液体を熱可塑性高分子殻で内包した熱膨張性マイクロカプセル、或いは、加熱による分解で、窒素ガス、炭酸ガス、一酸化炭素、アンモニアガス、又は水素ガスを発生する薬剤である、項1に記載の熱発泡性材料。
前記発泡剤は、粒子状であり、
前記低温硬化材及び前記前記高温硬化剤は、液状又は固体状であり、18℃〜23℃でエポキシ樹脂と反応しない潜在性を有している項1乃至3のいずれかに記載の熱発泡性材料。
前記低温硬化剤と前記エポキシ樹脂との反応が生じたことで、60℃の粘度が200〜800Pa・sとされている半固形物。
項1乃至4のいずれかに記載の熱発泡性材料を混練する混練工程と、
混練された前記熱発泡性材料を、離型シートの表面に塗布するとともに、前記熱発泡性材料が塗布された離型シートを、前記第1温度以上前記第2温度以下の雰囲気下で加熱することで、前記熱発泡性材料に含まれる前記低温硬化剤と前記エポキシ樹脂との反応を生じさせ、この後、前記熱発泡性材料を冷却することで、前記熱発泡性材料を、60℃の粘度が200〜800Pa・sであるシート状の半固形物とするシート化工程と、
前記シート状の半固形物を前記離型シートから剥離する剥離工程とを有する、成形方法。
項1乃至4のいずれかに記載の熱発泡性材料を混練する混練工程と、
混練された前記熱発泡性材料を、離型シートの表面に塗布するとともに、前記熱発泡性材料が塗布された離型シートを、前記第1温度以上前記第2温度以下の雰囲気下で加熱す
ることで、前記熱発泡性材料に含まれる前記低温硬化剤と前記エポキシ樹脂との反応を生じさせ、この後、前記熱発泡性材料を冷却することで、前記熱発泡性材料を、60℃の粘度が200〜800Pa・sであるシート状の半固形物とするシート化工程と、
前記シート状の半固形物を前記離型シートから剥離する剥離工程と、
前記シート状の半固形物を細断するとともに、細断物の各々を所定粒径の粒状とすることで、粒状の半固形物を得る細断工程とを有する、成形方法。
前記半固形物を板材の表面に貼り付ける貼付工程と、
前記半固形物が貼り付けられた板材を金型内部に投入して、金型内部を前記第3温度以上に加熱することで、前記発泡剤の熱膨張を生じさせて前記半固形物を発泡体にするとともに、前記発泡体に含まれる前記高温硬化剤と前記エポキシ樹脂との反応を生じさせて、前記発泡体を硬化させる発泡硬化工程とを有する、発泡体の製造方法。
前記発泡硬化工程では、前記箱体を金型内部に投入して、金型内部を前記第3温度以上に加熱することが行われる、項11に記載の発泡体の製造方法。
前記半固形物を板材の表面に形成される凹部に投入する投入工程と、
前記半固形物が前記凹部に投入された前記板材を金型の内部に投入して、金型内部を前記第3温度以上に加熱することで、前記半固形物に含まれる前記発泡剤の熱膨張を生じさせて前記半固形物を発泡体にするとともに、前記発泡体に含まれる前記高温硬化剤と前記エポキシ樹脂との反応を生じさせて、前記発泡体を硬化させる発泡硬化工程とを有する、発泡体の製造方法。
FXR-1032(株式会社T&K TOKA製)を使用できる。
ュアHX3921HP,ノバキュアHX3748、ノバキュアHX3742,ノバキュアHX3741,ノバキュアHX3722,ノバキュアHX3721,ノバキュアHX3613,ノバキュアHX3088(旭化成イーマテリアルズ株式会社製)を使用できる。
)を使用できる。
適添加量の4/5を超えると、熱発泡性材料の粘度が高くなりすぎて発泡が生じ難くなる虞がある。
剤の添加量が最適添加量の4/5を超えると、高温硬化剤の含有量が過剰となり、耐湿性
の低下等が生じる。
ト化工程における加熱温度(乾燥機内の雰囲気温度)は、60〜120℃とし、加熱時間は1〜120分とすることが好ましい。加熱温度が60℃未満では低温硬化剤が反応せず熱発泡性材料の粘度が高まらない。加熱温度が120℃を超えると加熱時に発泡剤の膨張が始まる虞がある。
(1)混練から離型シートに塗布するまでの間の作業(図7のA,B)を常温で実施できる。このため、離型シートに塗布される熱発泡樹脂は、硬化反応や発泡が生じておらず、熱履歴に差の無いものとなる。
(2)シート化工程の加熱及び冷却を行うことで(図7のC)、低温硬化剤とエポキシ樹脂との化学反応で、熱発泡樹脂の粘度を発泡に適した粘度域(60℃で200〜800Pa・s)に高めることができ、且つ、このように粘度が高められた状態で熱発泡樹脂をシート化できる。
3,10 半固形物
5,6,50 板材
7 箱体
8 箱体の内部空間
51 凹部
Claims (8)
- 発泡体を製造するために使用される熱発泡性材料であって、
エポキシ樹脂と、
第1温度において前記エポキシ樹脂との反応を開始する低温硬化剤と、
第2温度において熱膨張を開始する発泡剤と、
第3温度において前記エポキシ樹脂との反応を開始する高温硬化剤とを含み、
前記第1温度は60〜120℃の範囲内にあり、前記第2温度は80〜160℃の範囲内にあり、前記第3温度は120〜180℃の範囲内にあるともに、前記第2温度は前記第1温度よりも高く、前記第3温度は前記第2温度よりも高く、
前記熱発泡性材料は、23℃の粘度が10〜60Pa・sであり、
前記熱発泡性材料を、前記第1温度以上前記第2温度以下に加熱して前記低温硬化剤と前記エポキシ樹脂との反応を生じさせた後、前記熱発泡性材料を冷却することで、前記熱発泡性材料を、60℃の粘度が200〜800Pa・sである半固形物とすることができ、
前記半固形物を前記第3温度以上に加熱することで、前記発泡剤の熱膨張を生じさせて前記半固形物を発泡体にするとともに、前記高温硬化剤と前記エポキシ樹脂との反応を生じさせて、前記発泡体を硬化させることが可能である、熱発泡性材料。 - 前記エポキシ樹脂は、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂のうちの1種、または2種以上を混合してなるものであり、
前記低温硬化材は、アミンアダクト系の硬化剤、マイクロカプセル型の硬化剤のいずれかであり、
前記高温硬化剤は、ノボラック樹脂、アミン類、ジシアンジアミド類、イミダゾール類、又は酸無水物であり、
前記発泡剤は、揮発性液体を熱可塑性高分子殻で内包した熱膨張性マイクロカプセル、或いは、加熱による分解で、窒素ガス、炭酸ガス、一酸化炭素、アンモニアガス、又は水素ガスを発生する薬剤である、請求項1に記載の熱発泡性材料。 - 前記発泡剤の含有量は、前記エポキシ樹脂100質量部に対して、10〜30質量部である、請求項1又は2に記載の熱発泡性材料。
- 前記エポキシ樹脂は、液状であり、
前記発泡剤は、粒子状であり、
前記低温硬化材及び前記高温硬化剤は、液状又は固体状であり、18℃〜23℃でエポキシ樹脂と反応しない潜在性を有している請求項1乃至3のいずれかに記載の熱発泡性材料。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の熱発泡性材料から形成されて、発泡体を製造するために使用される半固形物であって、
前記低温硬化剤と前記エポキシ樹脂との反応が生じたことで、60℃の粘度が200〜800Pa・sとされている半固形物。 - シート状を呈する請求項5に記載の半固形物。
- 請求項6に記載のシート状の半固形物を成形する方法であって、
請求項1乃至4のいずれかに記載の熱発泡性材料を混練する混練工程と、
混練された前記熱発泡性材料を、離型シートの表面に塗布するとともに、前記熱発泡性材料が塗布された離型シートを、前記第1温度以上前記第2温度以下の雰囲気下で加熱することで、前記熱発泡性材料に含まれる前記低温硬化剤と前記エポキシ樹脂との反応を生じさせ、この後、前記熱発泡性材料を冷却することで、前記熱発泡性材料を、60℃の粘度が200〜800Pa・sであるシート状の半固形物とするシート化工程と、
前記シート状の半固形物を前記離型シートから剥離する剥離工程とを有する、成形方法。 - 前記シート化工程では、ブレードの下方を前記離型シートが移動すること、或いは、前記離型シートの上方をブレードが移動することによって、前記離型シートの表面に塗布された前記熱発泡性材料の余剰部分が、前記ブレードで掻き取られる、請求項7に記載の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018141136A JP6605671B2 (ja) | 2018-07-27 | 2018-07-27 | 熱発泡性材料、半固形物、半固形物の成形方法、及び発泡体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018141136A JP6605671B2 (ja) | 2018-07-27 | 2018-07-27 | 熱発泡性材料、半固形物、半固形物の成形方法、及び発泡体の製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016151531A Division JP6416830B2 (ja) | 2016-08-01 | 2016-08-01 | 熱発泡性材料、半固形物、半固形物の成形方法、及び発泡体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018199818A JP2018199818A (ja) | 2018-12-20 |
JP6605671B2 true JP6605671B2 (ja) | 2019-11-13 |
Family
ID=64667937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018141136A Active JP6605671B2 (ja) | 2018-07-27 | 2018-07-27 | 熱発泡性材料、半固形物、半固形物の成形方法、及び発泡体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6605671B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000006287A (ja) * | 1998-06-26 | 2000-01-11 | Zeon Kasei Co Ltd | 制振構造体 |
US8021752B2 (en) * | 2004-02-27 | 2011-09-20 | Toray Industries, Inc. | Epoxy resin composition for carbon-fiber-reinforced composite material, prepreg, integrated molding, fiber-reinforced composite sheet, and casing for electrical/electronic equipment |
-
2018
- 2018-07-27 JP JP2018141136A patent/JP6605671B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018199818A (ja) | 2018-12-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4273480B2 (ja) | ハニカムサンドイッチパネルの充填および強化方法 | |
JP5523106B2 (ja) | 膨張性充填挿入物および膨張性充填挿入物の製造方法 | |
EP1430093B1 (en) | Homopolymerized epoxy-based foam-in-place material | |
CN102862255B (zh) | 成形的可膨胀材料 | |
KR100504652B1 (ko) | 분말화가능한반응성수지조성물 | |
JP6416830B2 (ja) | 熱発泡性材料、半固形物、半固形物の成形方法、及び発泡体の製造方法 | |
JPH04364937A (ja) | パネル補強用シート材料及びそれを用いた車輌外板パネル構造体 | |
JP6605671B2 (ja) | 熱発泡性材料、半固形物、半固形物の成形方法、及び発泡体の製造方法 | |
MX2013000017A (es) | Proceso para la produccion de materiales de plastico expandidos, en particular espumas polimericas basadas en pvc y una formulacion de una mezcla polimerica para efectuar tal proceso. | |
JP2001162709A (ja) | 積層体およびその製造方法ならびに熱可塑性発泡接着剤 | |
JP2010239478A (ja) | スピーカー用振動板、およびその製造方法 | |
JP6430593B1 (ja) | シート材、発泡体の製造方法、成形材料、及びシート材の製造方法 | |
US20210187548A1 (en) | Method for pretreating substrates made of plastic | |
JPH11291275A (ja) | 熱可塑性樹脂発泡成形方法 | |
US20030187099A1 (en) | Coherent insert | |
JPH03183511A (ja) | 複合成形品の製造法 | |
JP2001062860A (ja) | 複合発泡成形体及びその製造方法 | |
AU2001254804A1 (en) | Coherent insert | |
Wimmer | High Temperature Epoxy Composites for Material Extrusion Additive Manufacturing | |
JPH0632931A (ja) | 熱硬化性発泡材料 | |
JP2013203987A (ja) | ポリ乳酸系樹脂発泡成形体およびその製造方法 | |
JPH03227223A (ja) | フィンの製造方法 | |
Beauregard et al. | Process for Continuous Foam Extrusion of Thermoplastic Polymers Via Syntactic and Chemical Foaming Agents | |
SE200108C1 (ja) | ||
JP2002128854A (ja) | 発泡体組成物およびそれを利用した制振材料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180803 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180807 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190917 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20191016 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6605671 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |