JP6605570B2 - 磁気センサ - Google Patents

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Description

本発明は、磁気センサに関する。
移動体の位置を検出するためのセンサとして、磁気抵抗効果を有する素子を備えた磁気センサが知られている(特許文献1参照)。磁気センサは、磁石に対して相対移動することで磁石が発生する外部磁場の変化を検出し、更に検出した外部磁場の変化に基づいて移動体の移動量を算出する。
特許文献1に開示されている磁気センサは、その図1に示すように、磁気抵抗効果を有する巨大磁気抵抗薄膜と、一対の軟磁性薄膜とを備えている。この磁気センサでは、巨大磁気抵抗薄膜は長尺とされ、一対の軟磁性薄膜は巨大磁気抵抗薄膜の短手方向の両側に配置されている。また、各軟磁性薄膜は、巨大磁気抵抗薄膜の膜厚方向から見ると、矩形とされている。すなわち、巨大磁気抵抗薄膜の膜厚方向から見ると、各軟磁性薄膜のすべての角部には頂部(尖った部分)が形成されている。そして、この磁気センサでは、磁界感度の悪い巨大磁気抵抗薄膜を軟磁性薄膜と複合化することにより、磁界感度を高くしている。
特開平11−87804号公報
特許文献1の磁気センサの場合、巨大磁気抵抗薄膜の両側に軟磁性薄膜を配置することにより、巨大磁気抵抗薄膜の感度軸方向以外の方向に向く磁場はある程度遮蔽される。しかしながら、磁気センサには、軟磁性体の形状等を工夫することにより、さらに感度軸方向以外の方向に向く磁場の遮蔽性の向上が望まれている。
本発明は、軟磁性体をシールドとして用いる場合には感度軸方向以外の方向の磁場遮蔽性が高く、軟磁性体をヨークとして用いる場合にはヒステリシス値が小さい磁気センサの提供を目的とする。
本発明の磁気センサは、積層構造と磁場の変化を検出する方向に沿った感度軸とを有し、前記積層構造の積層方向及び前記感度軸と直交する方向に配列した複数の磁気抵抗効果素子と、各々が前記磁気抵抗効果素子の前記積層方向の両側に前記磁気抵抗効果素子と対向して配置され、前記直交する方向に配列した、前記磁気抵抗効果素子に入力する磁場を遮蔽する複数対の軟磁性体とを備え、前記積層方向から見て、各軟磁性体は矩形状であり且つ少なくとも1つの角部が面取り形状とされている。
本発明の磁気センサによれば、軟磁性体をシールドとして用いる場合には感度軸方向以外の方向の磁場遮蔽性が高く、軟磁性体をヨークとして用いる場合にはヒステリシス値が小さい。
第1実施形態の磁気センサの要部の斜視図である。 第1実施形態の磁気センサの回路構成図である。 第1実施形態の磁気センサの要部を構成する素子部の断面図である。 第1実施形態の磁気センサを構成する軟磁性体の長手方向の端部領域の拡大図である。 第1比較形態の磁気センサを構成する軟磁性体の長手方向の端部領域の拡大図である。 面取り面積と、不要磁区に起因する他軸方向の磁場のシールド率との関係を示すグラフである。 面取り面積と、軟磁性体の長手方向の端部領域の体積に起因する他軸方向の磁場のシールド率との関係を示すグラフである。 面取り面積と、総合的な(図3Aのグラフ及び図3Bのグラフから導かれた)他軸方向の磁場のシールド率との関係を示すグラフである。 第1実施形態の場合における軟磁性体の他軸方向の各位置での他軸方向の磁場の透過率と、第1比較形態の場合における軟磁性体の他軸方向の各位置での他軸方向の磁場の透過率とを示すグラフである。 第2実施形態の磁気センサを構成する軟磁性体の長手方向の端部領域の拡大図である。 第1実施形態の軟磁性体の長手方向の端部領域の拡大図であって、第1実施形態が有し第2実施形態が有していない部分の磁区を説明するための図である。 第3実施形態の磁気センサを構成する軟磁性体の長手方向の端部領域の拡大図である。 第1応用例の磁気センサの要部の平面図である。 第1応用例の磁気センサの要部の側面図である。 面取り面積と、ヒステリシス値との関係を示すグラフである。 面取り面積と、Q値(エネルギー変換効率)との関係を示すグラフである。 面取り面積と、Q値/ヒステリシス値との関係を示すグラフである。 第2応用例の磁気センサの要部の平面図である。 第2応用例の磁気センサの要部の側面図である。 第1変形例の軟磁性体の長手方向の端部領域の拡大図である。 第2変形例の軟磁性体の長手方向の端部領域の拡大図である。 第3変形例の軟磁性体の長手方向の端部領域の拡大図である。 第4変形例の軟磁性体の長手方向の端部領域の拡大図である。 第5変形例の軟磁性体の長手方向の端部領域の拡大図である。 第6変形例の軟磁性体の長手方向の端部領域の拡大図である。 第7変形例の軟磁性体の長手方向の端部領域の拡大図である。 第8変形例の軟磁性体の長手方向の端部領域の拡大図である。 第9変形例の軟磁性体の長手方向の端部領域の拡大図である。 第10変形例の軟磁性体の長手方向の端部領域の拡大図である。
≪概要≫
以下、第1〜第3実施形態について説明する。次いで、第1〜第3実施形態の応用例である第1及び第2応用例について説明する。次いで、各実施形態及び各応用例の変形例について説明する。
≪第1実施形態≫
<構成及び作用>
本実施形態の磁気センサ10(図1A〜図1D参照)は、一例として、磁石を有する移動体(図示省略)の位置を検出するためのセンサ、すなわち、位置センサとされている。本実施形態の磁気センサ10は、上記磁石に対して相対移動することで磁石が発生する外部磁場の変化を検出し、更に検出した当該変化に基づいて移動体の移動量を算出するようになっている。この場合、本実施形態の磁気センサ10は、後述するY軸(図1A等参照)を感度軸として、Y軸方向からの磁場の変化を検出するようになっている。なお、以下の説明では、後述する各素子部20の上下方向をZ軸方向(図1A参照)、Z軸方向と直交しかつY軸方向と直交する方向をX軸方向(図1A参照)とする。
本実施形態の磁気センサ10は、例えば、携帯情報端末向けカメラのオートフォーカス機構又は光学式手振れ補正機構を構成するレンズ位置検知機構その他の機構に用いられる。
本実施形態の磁気センサ10は、複数の素子部20(磁気抵抗効果素子の一例)と、複数の上部シールド32(軟磁性体の一例)と、複数の下部シールド34(軟磁性体の他の一例)とで構成される磁気抵抗効果素子部100を備えている(図1A及び図1B参照)。なお、上部シールド32と、下部シールド34とは、後述するように一対のシールド30を構成している。また、一対のシールド30は複数とされ、複数の一対のシールド30は、それぞれ後述する姿勢でX軸方向に沿って並べられている(図1A参照)。
本実施形態の磁気センサ10は、図1Bに示すように、複数の磁気抵抗効果素子部100と複数の固定抵抗素子110とがブリッジ接続されているセンサ部200と、センサ部200と電気接続された入力端子310、グランド端子320、差動増幅器330、外部出力端子340等を有する集積回路300とを備えている。
〔素子部〕
本実施形態の各素子部20は、後述するように複数の膜が積層されている膜構成(積層構造)を有している(図1C参照)。ここで、Z軸方向は、積層方向の一例である。また、各素子部20は、後述する磁気抵抗効果を有している。
複数の素子部20は、一例として、Y軸方向に定められた間隔で並べられた群を形成している(図1A参照)。そして、複数の当該群は、一例として、X軸方向に沿って定められた間隔で並べられている。上記の各群を構成する複数の素子部20は互いに隣接する素子部20がそれぞれ電極(図示省略)により連結されており、上記の各群と各電極との組み合せはミアンダ形状を構成している。また、上記の各群と各電極との組み合せは、X軸方向において隣接する他の組み合せと電極(図示省略)で連結されている。以上より、本実施形態の複数の素子部20は、複数の電極により直列に連結されている。
なお、前述のとおり、複数の素子部20で形成されている前記群は一例としてX軸方向に沿って定められた間隔で並べられているとしたが、前記群はX軸方向以外の方向に沿って並べられていてもよい。
本実施形態の各素子部20は、図1Cに示すように、一例として、一般的なスピンバルブ型の膜構成を有している。具体的には、各素子部20は、外部磁場に応じて磁化方向が変化するフリー層151と、外部磁場に対して磁化方向が固定されたピンド層153と、フリー層151とピンド層153との間に位置し、フリー層151及びピンド層153に接するスペーサ層152と、スペーサ層152の反対側でピンド層153に隣接する反強磁性層154と、を有している。フリー層151、スペーサ層152、ピンド層153及び反強磁性層154は、基板(図示省略)上に積層されている。反強磁性層154は、ピンド層153との交換結合によってピンド層153の磁化方向を固定している。ピンド層153は、非磁性中間層を挟んで2つの強磁性層が設けられたシンセティック構造を有していてもよい。スペーサ層152は、Al2O3等の非磁性絶縁体からなるトンネルバリア層とされている。以上より、本実施形態の各素子部20は、トンネル磁気抵抗効果を有するトンネル磁気抵抗効果素子(TMR素子)とされている。なお、TMR素子は、例えば、GMR素子に比べて、MR変化率が大きく、ブリッジ回路の出力電圧を大きくすることができるという点で有利となる。
〔一対のシールド〕
本実施形態の一対のシールド30は、各素子部20の近傍に配置されて、X軸方向に向く磁場を遮断する(X軸方向から作用する外部磁場を吸収する)機能を有する。一対のシールド30は、図1Aに示すように、素子部20の上側に配置されている上部シールド32と、素子部20の下側に配置されている下部シールド34とで構成される。上部シールド32と下部シールド34とは、一例として、互いに同形状とされている。上部シールド32と下部シールド34とは、それぞれ長尺状とされ、互いの長手方向をY軸方向に沿わせた状態でZ軸方向から見て重なるように配置されている。すなわち、本実施形態において、Y軸方向とは上部シールド32及び下部シールド34の長手方向を意味し、X軸方向とは上部シールド32及び下部シールド34の短手方向を意味する。上部シールド32と下部シールド34とは、Z軸方向から見て、矩形状とされている。そして、上部シールド32と下部シールド34とは、Y軸方向に沿って並べられている複数の素子部20の群を挟んで各群の上下に配置されている。各一対のシールド30は、X軸方向に沿って並ぶ各群を挟んでいる。なお、各上部シールド32及び各下部シールド34は、一例として、NiFe、CoFe、CoFeSiB、CoZrNb等で形成されている。
以上の構成により、X軸方向に沿って並べられている複数の一対のシールド30は、X軸方向の磁場を吸収することで、複数の素子部20が配置されている部分へのX軸方向からの磁場を遮断するようになっている。
次に、本実施形態の各上部シールド32及び各下部シールド34の長手方向の両方向の端部領域35の形状について図1A及び図1Dを参照しつつ説明する。なお、前述のとおり、下部シールド34は上部シールド32と同じ形状、同じ材料で構成されていることから、以下の説明では上部シールド32についてのみ行う。下部シールド34については後述する上部シールド32の説明を援用されたい。また、一方の端部領域35と他方の端部領域35とはZ軸方向から見てX軸方向に沿う仮想直線に対して線対称とされていることから、図1Dでは他方の端部領域35の図示を省略する。
各上部シールド32は、前述のとおり、Z軸方向から見て、矩形状とされている(図1A参照)。そして、各上部シールド32は、Z軸方向から見て、すべての角部36、すなわち、4つの角部36が面取りされたような形状とされている。本明細書では、面取りされたような形状を面取り形状という。すなわち、Z軸方向から見た各上部シールド32の4つの角部36の形状は、元々存在していた頂部37(図2参照。図1D中において一点線と角部36の実線とで囲まれた二等辺三角形の部分)が削られて形成されたような、いわゆるC面取り形状、すなわち、45°面取り形状とされている。なお、本実施形態の各シールド32、34のZ軸方向に垂直な断面は、各シールド32、34をZ軸方向から見た形状と同じである。
ここで、本実施形態の場合、Z軸方向から見た頂部37の面取り面積Sは、S1(μm2)以上S2(μm2)以下の範囲とされている。本実施形態の場合、S1は1.0×10-3、S2は2.5×10とされている。また、面取り面積Sは、以下のようにして求められる。すなわち、図1Dに示すように、上部シールド32をZ軸方向から見た場合に、上部シールド32の長手方向に沿った長辺を辺30Y(任意の線分の一例)、短手方向に沿った短辺を辺30X(任意の線分に対して角度を有する他の線分の一例)、辺30Yの延長線と辺30Xの延長線との交点を交点ISとする。ここで、「任意の線分に対して角度を有する」とは、任意の線分に対して非平行であることを意味する。そのうえで、辺30Yの延長線における辺30Yと交点ISとを結ぶ仮想線分を仮想線分30YA、辺30Xの延長線における辺30Xと交点ISとを結ぶ仮想線分を仮想線分30XAとする。そして、Z軸方向から見た場合に、仮想線分30YAと、仮想線分30XAと、角部36とで囲まれた部分の面積を面取り面積Sとする。なお、前述のとおり、Z軸方向から見た各シールド32、34は4つの角部36が45°面取り形状とされる六角形であるから、Z軸方向から見た各角はそれぞれ135°、すなわち鈍角とされている。そのため、本実施形態において、Z軸方向から見た各シールド32、34は、少なくとも一部に鈍角の周縁を有する形状とされている。なお、前述では、辺30Yを任意の線分の一例、辺30Xを任意の線分に対して角度を有する他の線分の一例としたが、辺30Xを任意の線分の一例、辺30Yを任意の線分に対して角度を有する他の線分の一例としてもよい。また、前述では、任意の線分及び他の線分の一方が長辺で他方が短辺であるとしたが、そうでなくてもよい。例えば、任意の線分及び他の線分の両方が同等の長さであってもよい。
以上が、本実施形態の磁気センサ10の構成及び作用についての説明である。
<効果>
次に、本実施形態の効果(第1及び第2の効果)について図面を参照しながら説明する。以下、必要に応じて本実施形態を第1比較形態(図2参照)と比較して行うが、第1比較形態で本実施形態と同じ要素を用いる場合、本実施形態と同じ名称及び符号を用いて行うこととする。
〔第1の効果〕
第1の効果は、上部シールド32又は下部シールド34の少なくとも1つの角部36が面取り形状とされていることの効果である(図1A及び図1D参照)。第1の効果については、本実施形態を後述する第1比較形態(図2参照)と比較して説明する。なお、第1比較形態における本実施形態と同じ要素については、本実施形態と同じ名称及び符号を用いて説明する。
第1比較形態の磁気センサ10Aの各シールド32A、34Aは、すべての角部36が面取り形状ではなく、頂部37が残った状態の形状とされている(図2参照)。第1比較形態の磁気センサ10Aは、上記の点以外は本実施形態の磁気センサ10と同様の構成とされている。
第1比較形態の磁気センサ10Aの場合、図2に示すように、端部領域35の角部において、X軸方向を向く不安定な磁場成分Bxが発生する。すなわち、各シールド32A、34Aが遮蔽したい磁場の向きに沿った磁区が発生する。その結果、第1比較形態の磁気センサ10Aの場合、不安定な磁場成分Bxにより各シールド32、34による磁場遮蔽性が阻害される。
これに対して、本実施形態の磁気センサ10の各シールド32、34(図1A及び図1D参照)は、第1比較形態の各シールド32A、34A(図2参照)に対して角部36に頂部37に相当する部分がない面取り形状とされている。すなわち、本実施形態の各シールド32、34は、第1比較形態の各シールド32A、34Aに対して頂部37がない。
したがって、本実施形態の磁気センサ10によれば、第1比較形態の磁気センサ10Aの場合に発生する不安定な磁場成分Bxが発生しない又は発生し難い。これに伴い、本実施形態の磁気センサ10によれば、第1比較形態の磁気センサ10Aに比べて、感度軸方向以外の方向の磁場遮蔽性が高い。なお、本実施形態の場合、各シールド32、34のすべての角部36が面取り形状とされている。そのため、本実施形態の場合、各シールド32、34のすべての角部36のうちの一部が面取り形状とされ、残りが頂部37で形成されている形状である場合に比べて、感度軸方向以外の方向の磁場遮蔽性が高いといえる。
〔第2の効果〕
第2の効果は、Z軸方向から見た各シールド32、34の角部36の面取り面積SがS1(μm2)以上S2(μm2)以下の範囲とされていることの効果である。ここで、S1は1.0×10-3、S2は2.5×10である。第2の効果については、本実施形態を後述する第2及び第3比較形態(図示省略)と比較して説明する。なお、第2及び第3比較形態における本実施形態と同じ要素については、本実施形態と同じ名称及び符号を用いて説明する。
第2比較形態は、各シールドの面取り面積SがS1(μm2)よりも小さい点で本実施形態の場合と異なる。また、第3比較形態は、各シールドの面取り面積SがS2(μm2)よりも大きい点で本実施形態の場合と異なる。ここで、S1は1.0×10-3、S2は2.5×10である。第2及び第3比較形態の磁気センサは、それぞれ、上記の点以外は本実施形態の磁気センサ10と同様の構成とされている。
図3Aのグラフは、面取り面積Sと、不要磁区(前述の磁場成分Bxを発生させる領域という意味)に起因するX軸方向における、各シールド32、34による磁場のシールド率(以下、第1シールド率という。)との関係を示している。図3Aのグラフが示すように、面取り面積Sが大きいほど、より正確にはZ軸方向から見た面取り面積Sの部分の体積が大きいほど、すなわち、不要磁区の面積(より正確には、不要磁区の体積)が大きいほど第1シールド率が高くなる。ここで、本実施形態におけるX軸方向は、磁気センサ10において磁場を遮断したい方向とされている。なお、本明細書では、「X軸方向」を「他軸方向」とする。
これに対して、図3Bのグラフは、面取り面積Sと、各シールド32、34の長手方向の端部領域35における(Z軸方向から見た)面積に起因する他軸方向における、各シールド32、34による磁場のシールド率(以下、第2シールド率という。)との関係を示している。図3Bのグラフが示すように、面取り面積Sが大きいほど、より正確にはZ軸方向から見た面取り面積Sの部分の体積が大きくなるほど第2シールド率が低くなる。
図3Cのグラフは、面取り面積Sに対する、第1シールド率及び第2シールド率の平均との関係を示している。すなわち、図3Cのグラフは、面取り面積Sと、総合的な(図3Aのグラフ及び図3Bのグラフから導かれた)他軸方向の磁場のシールド率との関係を示している。そして、図3Cでは、第1比較形態(図2参照、面取り面積S=0)、第2比較形態(面取り面積S<S1)及び第3比較形態(S2<面取り面積S)のシールド率は、本実施形態(S1≦面取り面積S≦S2)のシールド率よりも、低かった。ここで、S1は1.0×10-3、S2は2.5×10である。
したがって、本実施形態の磁気センサ10によれば、第1〜第3比較形態の場合に比べて、感度軸方向以外の方向の磁場遮蔽性が高い。
なお、図4のグラフは、本実施形態の場合(図1D参照)における各シールド32、34のX軸方向の各位置での磁場の透過率と、第1比較形態の場合(図2参照)における軟磁性体のX軸方向の各位置での磁場の透過率とについてのシミュレーション結果を示している。図4のグラフが示すように、本実施形態は、第1比較形態に比べて、各シールド32、34の短手方向の中央における磁場の透過率が低い。そのため、本実施形態は、第1比較形態に比べて、感度軸方向以外の方向の磁場遮断性が高い。この理由は、前述の不要磁区の有無、大きさに起因すると考えられる。
以上が第1実施形態についての説明である。
≪第2実施形態≫
次に、第2実施形態の磁気センサ10Bについて図5A及び図5Bを参照しつつ説明する。以下の説明では、本実施形態における第1実施形態と異なる部分について説明する。また、本実施形態で第1実施形態と同じ要素を用いる場合、第1実施形態と同じ名称及び符号を用いて行うこととする。
本実施形態の磁気センサ10Bの各シールド32B、34B(軟磁性体の他の一例)は、図5Aに示すように、第1実施形態におけるC面取り形状の角部36(図1D参照)の長辺30Y及び短辺30Xとの各繋ぎ部分がR面取り形状(図中の矢視Rの部分の形状)とされている。すなわち、本実施形態の角部36の周縁は、Z軸方向から見ると、R面取り形状部分に相当する曲線と、C面取り形状部分に相当する直線とを組み合せた線とされている。そのため、Z軸方向から見た各シールド32B、34Bは、周縁の一部に上記各繋ぎ部分を有することから、少なくとも一部に曲線の周縁を有する形状とされている。本実施形態の磁気センサ10Bは、上記の点以外は第1実施形態の磁気センサ10と同様の構成とされている。
ここで、図5Bは、第1実施形態の各シールド32、34の端部領域35をZ軸方向から見た拡大図である。第1実施形態の各シールド32、34の場合、C面取り形状の角部36の長辺30Y及び短辺30Xとの各繋ぎ部分に角となる部分(磁区)が残っているため、当該磁区に起因する不安定な磁場成分Bxが発生し得る。
これに対して、本実施形態の場合、前述のとおり角部36に角がないため、上記磁場成分Bxが発生することがない。
したがって、本実施形態の磁気センサ10Bによれば、第1実施形態の磁気センサ10Bに比べて、感度軸方向以外の方向の磁場遮蔽性が高い。
以上が第2実施形態についての説明である。
≪第3実施形態≫
次に、第3実施形態の磁気センサ10Cについて図6を参照しつつ説明する。以下の説明では、本実施形態における第1実施形態と異なる部分について説明する。また、本実施形態で第1実施形態と同じ要素を用いる場合、第1実施形態と同じ名称及び符号を用いて行うこととする。
本実施形態の磁気センサ10Cの各シールド32C、34C(軟磁性体の他の一例)は、第1実施形態の角部36におけるC面取り形状の部分がR面取り形状とされている。すなわち、本実施形態の角部36の周縁は、Z軸方向から見ると、R面取り形状部分に相当する曲線(図中の矢視Rの部分の曲線)とされている。そのため、Z軸方向から見た各シールド32B、34Bは、周縁の一部に上記R面取り形状部分に相当する曲線を有することから、少なくとも一部に曲線の周縁を有する形状とされている。本実施形態の磁気センサ10は、上記の点以外は第1実施形態の磁気センサ10と同様の構成とされている。
本実施形態の効果は、第1実施形態の効果及び第2実施形態の効果と同様である。
以上が第3実施形態についての説明である。
≪第1応用例≫
次に、第1応用例の磁気センサ10D(図7A及び図7B参照)について説明する。以下の説明では、本応用例における第1実施形態と異なる部分について説明する。また、本応用例で第1実施形態と同じ要素を用いる場合、第1実施形態と同じ名称及び符号を用いて行うこととする。
<構成及び作用>
本応用例の磁気センサ10Dは、図7A及び図7Bに示すように、素子部20と、一対のヨーク30D(ヨーク32D、34D)とを備えている。各ヨーク32D、34D(軟磁性体の他の一例)は、前述の上部シールド32(図1A及び図1D参照)と同じ形状、同じ材料で構成されている。そして、各ヨーク32D、34Dは、それぞれの長手方向をY軸方向に沿わせた姿勢で素子部20を挟んでY軸方向に並んでいる。また、素子部20はその感度軸方向をY軸方向に向けている。すなわち、本応用例では、素子部20は、その積層方向とされるZ軸方向に交差する方向に、より具体的にはZ軸方向にほぼ直交する方向にその感度軸方向がある。また、本応用例において、Y軸方向とは各ヨーク32D、34Dの長手方向を意味し、X軸方向とは各ヨーク32D、34Dの短手方向を意味する。本応用例の各ヨーク32D、34Dは、Y軸方向の磁場を集磁しつつ、集磁した磁場をY軸方向に沿って流すようになっている。本応用例は、上記の点以外は第1実施形態の磁気センサ10と同様の構成とされている。なお、以上のとおりであるから、Z軸方向から見た各ヨーク32D、34Dは、少なくとも一部に鈍角の周縁を有する形状とされている。
<効果>
次に、本応用例の効果について図8A〜図8Cを参照しながら説明する。ここで、本応用例の効果は、Z軸方向から見た各ヨーク32D、34Dの角部36が面取り形状とされており、かつ、面取り面積SがS1(μm 2 )以上S2(μm 2 )以下の範囲とされていることの効果である。ここで、S1は1.0×10-3、S2は2.5×10である。本応用例の効果については、本応用例を後述する第4〜第6比較形態(図示省略)と比較して説明する。なお、第4〜第6比較形態における本応用例と同じ要素については、本応用例と同じ名称及び符号を用いて説明する。
第4比較形態は、各ヨークがそれぞれ第1比較形態の各シールド32A、34A(図2参照)とされている。すなわち、第4比較形態の各ヨークの角部は面取りされていない。第5比較形態は、各ヨークの面取り面積SがS1(μm 2 )よりも小さい点で本応用例の場合と異なる。第6比較形態は、各ヨークの面取り面積SがS2(μm 2 )よりも大きい点で本応用例の場合と異なる。ここで、S1は1.0×10-3、S2は2.5×10である。第4〜第6比較形態の磁気センサは、それぞれ、上記の点以外は本応用例の磁気センサ10Dと同様の構成とされている。
図8Aのグラフは、面取り面積Sと、ヒステリシス値との関係を示している。別言すると、図8Aのグラフは、不要磁区に起因するヒステリシス値を示している。ここで、ヒステリシス値とは、ヒステリシス曲線により囲まれた面積の大きさに比例する値をいう。ヒステリシス値は小さいほどその磁気センサの性能はよい。そして、図8Aのグラフが示すように、面取り面積Sが小さいほど、ヒステリシス値は大きくなる。この理由は、面取り面積Sが小さいほど、不要磁区に起因する不安定な磁場成分Bx(図2参照)が発生し得るためと考えられる。
これに対して、図8Bのグラフは、面取り面積Sと、各ヨークにより集磁される磁場のエネルギー変換効率(Q値)との関係を示している。図8Bのグラフが示すように、面取り面積Sが大きくなるほど、すなわち、端部領域35が小さくなくなるほど、Q値は低くなる。
図8Cのグラフは、面取り面積Sと、Q値/ヒステリシス値との関係を示している。そして、図8Cでは、第4比較形態(面取り面積S=0)、第5比較形態(面取り面積S<S1)及び第6比較形態(S2<面取り面積S)のQ値/ヒステリシス値は、本実施形態(S1≦面取り面積S≦S2)のQ値/ヒステリシス値よりも、低かった。ここで、S1は1.0×10-3、S2は2.5×10である。
したがって、本応用例の磁気センサ10Dによれば、第4〜第6比較形態の場合に比べて、Q値を維持しつつヒステリシス値を小さくできる。これに伴い、本応用例の磁気センサ10Dは、Q値を維持しつつヒステリシス曲線の直線性(リニアリティ性)を高くすることができる。
以上が第1応用例(その変形例も含む)についての説明である。
<第1応用例の変形例>
なお、本応用例の場合、前述のとおり、各ヨーク32D、34Dの形状は第1実施形態のシールドと同じとしたが、第2実施形態(図5A参照)及び第3実施形態(図6参照)のシールドと同じにしてもよい。これらの変形例の各ヨークの端部領域35の形状は、図5Aのような形状(Z軸方向から見た角部36の縁が曲線と直線とを組み合せた線で構成される形状)又は図6の場合のような形状(Z軸方向から見た角部36の縁が曲線で構成される形状)となることから、不要磁区に起因する不安定な磁場成分Bx(図5B参照)が発生し難くなると考えられる。
したがって、本応用例の変形例によれば、本応用例の場合に比べて、更にヒステリシス値を小さくできる。これに伴い、本応用例の変形例は、更にヒステリシス曲線の直線性(リニアリティ性)を高くすることができる。
≪第2応用例≫
次に、第2応用例の磁気センサ10E(図9A及び図9B参照)について説明する。以下の説明では、本応用例における第1応用例と異なる部分について説明する。また、本応用例で第1応用例と同じ要素を用いる場合、第1応用例と同じ名称及び符号を用いて行うこととする。
<構成及び作用>
本応用例の磁気センサ10Eは、図9A及び図9Bに示すように、素子部20と、一対のヨーク30E(ヨーク32E、34E)とを備えている。各ヨーク32E、34E(軟磁性体の他の一例)は、前述の上部シールド32(図1A及び図1D参照)と同じ材料で構成されている。また、各ヨーク32E、34Eは、Z軸方向から見ると四隅が面取り形状の正方形状とされ、X軸方向又はY軸方向から見るとZ軸方向を長手方向とする矩形状とされる直方体とされている。ヨーク34Eは、Z軸方向から見たヨーク32Eに対して、X軸方向の下流側かつY軸方向の下流側の定められた位置に配置されている(図9A参照)。Z軸方向から見たヨーク32E、34Eは、素子部20を挟んでいる。素子部20は、Y軸方向に感度軸方向を向けている。また、X軸方向から見た素子部20及び各ヨーク32E、34Eは、素子部20を基準として、ヨーク32EがZ軸方向上側に、ヨーク34EがZ軸方向下側に位置している(図9B参照)。そして、本応用例の各ヨーク32E、34Eは、Z軸方向の磁場を集磁しつつ、集磁した磁場をY軸方向に沿って流すようになっている。本応用例は、上記の点以外は第1応用例の磁気センサ10Dと同様の構成とされている。
なお、以上のとおりであるから、Z軸方向から見た各ヨーク32E、34Eは、少なくとも一部に鈍角の周縁を有する形状とされている。また、本応用例の場合も、第1応用例の変形例のように角部36の形状を第2実施形態(図5A参照)及び第3実施形態(図6参照)の角部36の形状にしてもよい(第2応用例の変形例)。
<効果>
本応用例の効果は、第1応用例の効果と同様である。
以上が第2応用例(その変形例も含む)についての説明である。
以上のとおり、本発明について各実施形態(第1実施形態、第2実施形態及びこれらの変形例)及び各応用例(第1応用例、第2応用例及びこれらの変形例)を用いて説明したが、本発明は前述した各例に限定されるものではない。本発明の技術的範囲には、例えば、下記のような形態(変形例)も含まれる。
例えば、各実施形態では、上部シールド32及び下部シールド34は一例としてX軸方向、すなわち短手方向からの磁場を遮蔽するとして説明した。しかしながら、上部シールド32及び下部シールド34がY軸方向、すなわち長手方向からの磁場を遮蔽するような構成であっても、当該構成が本発明の技術的範囲に含まれることはいうまでもない。
また、第1実施形態では各シールド32、32の角部36をC面取りした形状とし(図1D参照)、第2実施形態では各シールド32A、34Aの角部36をC面取り形状の両側をR面取りしたような形状(図5A参照)とした。しかしながら、端部領域35の不要磁区が削除されることで前述の効果を奏する構成であれば、端部領域35の形状は各実施形態等と異なる形状であってもよい。例えば、図10Aの第1変形例のシールド32Fのように、Z軸方向から見て長手方向の端部領域35が短手方向全域に亘ってR面取り形状となっていてもよい。本変形例の場合、Z軸方向から見たシールド32Fは、面取り形状とされる角部を有するといえる。また、Z軸方向から見たシールド32Fは、少なくとも一部に曲線の周縁を有するといえる。
また、端部領域35の不要磁区が削除されることで前述の効果を奏する構成であれば、例えば、図10Bの第2変形例のシールド32Gのように、Z軸方向から見て、短辺30Xがなくなる(またはほとんどなくなる)ような各角部36の形状としてもよい。本変形例の場合、Z軸方向から見たシールド32Gは、面取り形状とされる角部を有するといえる。また、Z軸方向から見たシールド32Gは、少なくとも一部に鈍角の周縁を有するといえる。
また、端部領域35の不要磁区が削除されることで前述の効果を奏する構成であれば、例えば、図10Cの第3変形例のシールド32Hのように、Z軸方向から見て、面取り形状部分の縁が曲線のみ(この場合は、変曲点を有する曲線)で構成されていてもよい。本変形例の場合、Z軸方向から見たシールド32Hは、面取り形状とされる角部を有するといえる。また、Z軸方向から見たシールド32Hは、少なくとも一部に曲線の周縁を有するといえる。
また、端部領域35の不要磁区が削除されることで前述の効果を奏する構成であれば、例えば、図10Dの第4変形例のシールド32Iのように、Z軸方向から見て、少なくとも1つの角部36が面取り形状ではなく(頂部37を有し)、少なくとも1つの角部36が面取り形状であってもよい。本変形例の場合、Z軸方向から見たシールド32Iは、面取り形状とされる,少なくとも1つの角部を有するといえる。また、Z軸方向から見たシールド32Iは、少なくとも一部に鈍角の周縁を有するといえる。
また、端部領域35の不要磁区が削除されることで前述の効果を奏する構成であれば、例えば、図10Eの第5変形例のシールド32Jのように、Z軸方向から見て、第1実施形態における短辺30X及び長辺30Yがなくなるように面取りされたような菱形形状としてもよい。本変形例の場合、Z軸方向から見たシールド32Jは、面取り形状とされる角部を有するといえる。また、Z軸方向から見たシールド32Jは、少なくとも一部に鈍角の周縁を有するといえる。なお、本変形例の場合の面取り面積Sは、各角を通る矩形、すなわち、図中の一点鎖線で形成される矩形と、シールド32Jとで囲まれた部分の面積をいう。
また、端部領域35の不要磁区が削除されることで前述の効果を奏する構成であれば、例えば、図10Fの第6変形例のシールド32Kのように、Z軸方向から見て、第1実施形態における短辺30Xがなくなるように面取りされたような平行四辺形状としてもよい。本変形例の場合、Z軸方向から見たシールド32Kは、面取り形状とされる角部を有するといえる。また、Z軸方向から見たシールド32Kは、少なくとも一部に鈍角の周縁を有するといえる。なお、本変形例の場合の面取り面積Sは、シールド32KのY軸方向の一端から他端に亘る線分とX軸方向の一端から他端に亘る線分とで形成される矩形、すなわち、図中の一点鎖線で形成される矩形と、シールド32Kとで囲まれた部分の面積をいう。
また、端部領域35の不要磁区が削除されることで前述の効果を奏する構成であれば、例えば、図10Gの第7変形例のシールド32Lのように、Z軸方向から見て、第1実施形態における短辺30Xがなくなるように面取りされたような台形状としてもよい。本変形例の場合、Z軸方向から見たシールド32Lは、面取り形状とされる角部を有するといえる。また、Z軸方向から見たシールド32Lは、少なくとも一部に鈍角の周縁を有するといえる。なお、本変形例の場合の面取り面積Sは、シールド32LのY軸方向の一端から他端に亘る線分(上底又は下底のうち長い方の線分)とX軸方向の一端から他端に亘る線分(台形の高さ方向の線分)とで形成される矩形、すなわち、図中の一点鎖線で形成される矩形と、シールド32Lとで囲まれた部分の面積をいう。
また、端部領域35の不要磁区が削除されることで前述の効果を奏する構成であれば、例えば、図10Hの第8変形例のシールド32Mのように、Z軸方向から見て、第1実施形態における短辺30X及び長辺30Yがなくなるように面取りされたような楕円形状としてもよい。本変形例の場合、Z軸方向から見たシールド32Mは、面取り形状とされる角部を有するといえる。また、Z軸方向から見たシールド32Mは、少なくとも一部に曲線の周縁を有するといえる。なお、本変形例の場合の面取り面積Sは、シールド32Mの長軸と短軸とで形成される矩形、すなわち、図中の一点鎖線で形成される矩形と、シールド32Mとで囲まれた部分の面積をいう。
また、各実施形態及び上記各変形例では、各シールドが長尺状であるとして説明した。しかしながら、周縁付近の不要磁区が削除されることで前述の効果を奏する構成であれば、例えば、図10Iの第9変形例のシールド32Nのように、Z軸方向から見て、X軸方向及びY軸方向が同等の長さとされる正方形状でもよい。すなわち、長尺状でなくてもよい。本変形例の場合、Z軸方向から見たシールド32Nは、面取り形状とされる角部を有するといえる。また、Z軸方向から見たシールド32Nは、少なくとも一部に曲線の周縁を有するといえる。なお、本変形例の場合、面取り面積Sは、本実施形態の場合に準じて求めることができる。
また、各実施形態及び上記各変形例では、各シールドが矩形状であるとして説明した。しかしながら、周縁付近の不要磁区が削除されることで前述の効果を奏する構成であれば、例えば、図10Jの第10変形例のシールド32Oのように、Z軸方向から見て、X軸方向及びY軸方向が同等の長さとされる円形状でもよい。すなわち、矩形状でなくてもよい。本変形例の場合、Z軸方向から見たシールド32は、面取り形状とされる角部を有するといえる。また、Z軸方向から見たシールド32は、曲線の周縁を有するといえる。なお、本変形例の場合、面取り面積Sは、シールド32の直径に相当する長さの4つの線分で囲まれた正方形、すなわち、図中の一点鎖線で形成される矩形と、シールド32とで囲まれた部分の面積をいう。
なお、第1〜第10変形例については、各応用例のヨーク32D、32E等に適用してもよい。
また、各実施形態及び各応用例では、本明細書において定義した面取り面積SがS1(μm2)以上S2(μm2)以下の範囲であることを説明した。ここで、S1は1.0×10-3、S2は2.5×10である。例えば、Z軸方向から見た交点IS(図1D参照)と角部36とを通る法線のうち交点ISと角部36とを結ぶ線分の長さ(交点ISと角部36との距離)を距離dと定義する。そのうえで、面取り面積S1(μm2)に相当する距離dを距離d1(μm)、面取り面積S2(μm2)に相当する距離dを距離d2(μm)とすれば、各実施形態及び各応用例における距離dはd1(μm)以上d2(μm)以下の範囲といえる。なお、距離d1は1.0×10-3、距離d2は5.0である。
また、第1応用例では、各ヨーク32D、34DがY軸方向の磁場を集磁しつつ、集磁した磁場をY軸方向に沿って流すとして説明した(図7A及び図7B参照)。また、第2応用例では、各ヨーク32E、34EがZ軸方向の磁場を集磁しつつ、集磁した磁場をY軸方向に沿って流すとして説明した(図9A及び図9B参照)。しかしながら、各ヨーク32D、34D及び各ヨーク32E、34EがX軸方向の磁場を集磁しつつ、集磁した磁場をX軸方向に流す場合等、各応用例と異なる方向の磁場を集磁しつつ集磁した磁場を異なる方向に流すような構成であっても、当該構成が本発明の技術的範囲に含まれることはいうまでもない。
また、各実施形態等(各応用例も含む)では、素子部20を構成するスペーサ層をトンネルバリア層とし、素子部20をTMR素子であるとして説明した。しかしながら、素子部20を構成するスペーサ層をCuなどの非磁性金属からなる非磁性導電層とし、素子部20を巨大磁気抵抗効果素子(GMR素子)としてもよい。また、素子部20を異方性磁気抵抗素子(AMR素子)としてもよい。
また、各実施形態等(各応用例も含む)では、一例として、位置センサであるとして説明した。しかしながら、磁気センサは位置センサでなくてもよい。例えば、磁気センサは、地磁気を検知するコンパス、角度センサ、エンコーダその他のセンサであってもよい。
なお、各実施形態並びにこれらの変形例及び第1〜第4変形例のうちの一形態に他の形態の要素(又は思想)を組み合せた形態も、本発明の技術的範囲に含まれることはいうまでもない。応用例の場合についても同様である。
10 磁気センサ
10B 磁気センサ
10C 磁気センサ
10D 磁気センサ
10E 磁気センサ
20 素子部
30 一対のシールド
30X 辺(任意の線分と交差する他の線分の一例)
30Y 辺(任意の線分の一例)
30D 一対のヨーク
30E 一対のヨーク
32 上部シールド(軟磁性体の一例)
32B 上部シールド(軟磁性体の一例)
32C 上部シールド(軟磁性体の一例)
32D ヨーク(軟磁性体の一例)
32E ヨーク(軟磁性体の一例)
32F シールド(軟磁性体の一例)
32G シールド(軟磁性体の一例)
32H シールド(軟磁性体の一例)
32I シールド(軟磁性体の一例)
32J シールド(軟磁性体の一例)
32K シールド(軟磁性体の一例)
32L シールド(軟磁性体の一例)
32M シールド(軟磁性体の一例)
32N シールド(軟磁性体の一例)
32O シールド(軟磁性体の一例)
34 下部シールド(軟磁性体の一例)
34E ヨーク(軟磁性体の一例)
34B 下部シールド(軟磁性体の一例)
34C 下部シールド(軟磁性体の一例)
34D ヨーク(軟磁性体の一例)
34E ヨーク(軟磁性体の一例)
35 端部領域
36 角部
37 頂部
100 磁気抵抗効果素子部
110 固定抵抗素子
151 フリー層
152 スペーサ層
153 ピンド層
154 反強磁性層
200 センサ部
300 集積回路
310 入力端子
320 グランド端子
330 差動増幅器
340 外部出力端子
Bx 不要磁区の磁場成分
IS 交点
S 面取り面積

Claims (12)

  1. 積層構造と磁場の変化を検出する方向に沿った感度軸とを有し、前記積層構造の積層方向及び前記感度軸と直交する方向に配列した複数の磁気抵抗効果素子と、
    各々が前記磁気抵抗効果素子の前記積層方向の両側に前記磁気抵抗効果素子と対向して配置され、前記直交する方向に配列した、前記磁気抵抗効果素子に入力する磁場を遮蔽する複数対の軟磁性体と、を備え、
    前記積層方向から見て、各軟磁性体は矩形状であり且つ少なくとも1つの角部が面取り形状とされている、磁気センサ。
  2. 前記軟磁性体のすべての角部は、前記積層方向から見て面取り形状とされている、請求項1に記載の磁気センサ。
  3. 前記積層方向から見た前記角部の縁は、曲線のみで構成されている、請求項1または2に記載の磁気センサ。
  4. 前記積層方向から見た前記角部の縁は、曲線と直線とを組み合せた線で構成されている、請求項1または2に記載の磁気センサ。
  5. 前記積層方向から見た前記角部の面取り面積は、1.0×10-3(μm2)以上2.5×10(μm2)以下とされている、請求項1〜の何れか1項に記載の磁気センサ。
  6. 積層構造を有する磁気抵抗効果素子と、
    前記磁気抵抗効果素子の前記積層構造の積層方向と直交する方向の両側に前記磁気抵抗効果素子と対向して配置され、前記磁気抵抗効果素子に入力する磁場を集磁する一対の軟磁性体と、を備え、
    前記磁気抵抗効果素子は磁場の変化を検出する方向に沿った感度軸を有し、前記一対の軟磁性体は前記感度軸の両側に配置されており、
    前記積層方向から見て、各軟磁性体は矩形状であり且つ少なくとも1つの角部が面取り形状とされている、磁気センサ。
  7. 前記積層方向から見た前記角部の面取り面積は、1.0×10-3(μm2)以上2.5×10(μm2)以下とされている、請求項に記載の磁気センサ。
  8. 前記軟磁性体のすべての角部は、前記積層方向から見て面取り形状とされている、請求項6または7に記載の磁気センサ。
  9. 前記積層方向から見た前記角部の縁は、曲線のみで構成されている、請求項の何れか1項に記載の磁気センサ。
  10. 前記積層方向から見た前記角部の縁は、曲線と直線とを組み合せた線で構成されている、請求項に記載の磁気センサ。
  11. 前記磁気抵抗効果素子は、トンネル磁気抵抗効果を有する、
    請求項1〜1の何れか1項に記載の磁気センサ。
  12. 前記磁気抵抗効果素子は、巨大磁気抵抗効果を有する、
    請求項1〜1の何れか1項に記載の磁気センサ。
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