JP6604616B2 - エレベータ用監視装置 - Google Patents

エレベータ用監視装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6604616B2
JP6604616B2 JP2018555382A JP2018555382A JP6604616B2 JP 6604616 B2 JP6604616 B2 JP 6604616B2 JP 2018555382 A JP2018555382 A JP 2018555382A JP 2018555382 A JP2018555382 A JP 2018555382A JP 6604616 B2 JP6604616 B2 JP 6604616B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elevator
video data
video
storage unit
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018555382A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018105059A1 (ja
Inventor
清泰 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2018105059A1 publication Critical patent/JPWO2018105059A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6604616B2 publication Critical patent/JP6604616B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B11/00Main component parts of lifts in, or associated with, buildings or other structures
    • B66B11/02Cages, i.e. cars
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B3/00Applications of devices for indicating or signalling operating conditions of elevators
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)

Description

本発明は、エレベータかご内に設置される監視カメラで撮影された映像を記録するエレベータ用監視装置に関するものである。
近年、防犯意識の高まりによって、ビル、駅、エレベータ等の様々な公共施設に、監視カメラおよび監視レコーダの設置が進んでいる。特に、エレベータにおいては、閉じ込められた空間内での防犯を目的として、エレベータかご内に監視カメラが設置されている。また、監視カメラで撮影された映像を、監視センターで監視するとともにエレベータかご内に設置されたモニターに一時的に表示したり、エレベータかご上、機械室等に設置された監視装置に記録したりすることが一般的におこなわれている。
ここで、デジタル映像技術の進展に伴い、上記の監視装置は、監視カメラで撮影した映像を、静止画圧縮技術、動画圧縮技術等を用いてエンコードし、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置に記憶するように構成されている。また、記憶装置の記憶容量は有限である。そこで、映像の長時間記録を実現するために、エレベータの運転状況およびエレベータかご内の乗客の有無に従って記憶装置への映像の記録を制御する技術、エンコーダの圧縮パラメータの変更によってフレームレートおよび画質を変更する技術等が提案されている。(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開2010−202374号公報 特開2000−351546号公報 特開2008−273637号公報
ここで、エンコーダの圧縮パラメータを変更する際、Motion JPEG(Joint Photographic Experts Group)、JPEG2000等が適用され、映像を1フレーム単位の静止画で処理するエンコーダであれば、フレーム単位で記録するパラメータを変更することができる。しかしながら、MPEG(Moving Picture Experts Group)で規定される動画圧縮技術が適用されたエンコーダでは、フレーム間の差分情報を用いて高圧縮を実現している。そのため、エンコーダ動作中に圧縮パラメータを変更できないものが一般的であり、圧縮パラメータを変更する場合には、エンコーダを一旦停止して、圧縮パラメータを設定し、再度エンコーダを動作させる必要がある。
このように、動画圧縮技術が適用された一般的なエンコーダを使用した監視装置においては、エンコーダの圧縮パラメータを変更する場合、一旦エンコーダの処理を停止する必要があるので、監視カメラで撮影された映像を記憶装置に連続的に記録できないという問題がある。
本発明は、上記の問題点を考慮してなされたものであり、監視カメラで撮影された映像を記録する記憶装置の記憶容量を削減しつつ、記憶装置に記録された映像を連続的に再生することのできるエレベータ用監視装置を得ることを目的とする。
本発明におけるエレベータ用監視装置は、揮発性記憶部と、不揮発性記憶部と、エレベータかご内に設置された監視カメラから映像ストリームを受信し、映像ストリームを受信した時刻を映像ストリームに時刻情報として付加して映像ストリームを揮発性記憶部に保存する入力制御部と、揮発性記憶部に保存されている映像ストリームをデコードして映像データを生成し、映像ストリームに付加された時刻情報を映像データに付加して映像データを揮発性記憶部に保存するデコード部と、揮発性記憶部に保存されている映像データの容量を縮小して縮小映像データを生成し、映像データに付加された時刻情報を縮小映像データに付加して縮小映像データを揮発性記憶部に保存する画像処理部と、揮発性記憶部に保存されている縮小映像データをエンコードして縮小映像ストリームを生成し、縮小映像データに付加された時刻情報を縮小映像ストリームに付加して縮小映像ストリームを揮発性記憶部に保存するエンコード部と、エレベータ制御装置からエレベータの状況を示すエレベータ情報を受信し、エレベータ情報に従って、揮発性記憶部に保存されている映像ストリームおよび縮小映像ストリームのいずれかを映像記録情報として選択し、選択した映像記録情報を不揮発性記憶部に記録する制御部と、を備えたものである。
本発明によれば、監視カメラで撮影された映像を記録する記憶装置の記憶容量を削減しつつ、記憶装置に記録された映像を連続的に再生することのできるエレベータ用監視装置を得ることができる。
本発明の実施の形態1におけるエレベータ用監視システムの構成を示すブロック図である。 図1の制御部が、受信したエレベータ情報に対応して行う動作を示す説明図である。 図1の制御部の動作例を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態2におけるエレベータ用監視システムの構成を示すブロック図である。 図4の参照映像記憶部に保存されている参照映像データの一例を示す図である。 図4の揮発性記憶部に保存されている映像データの一例を示す図である。 図4の抽出部によって抽出された抽出領域を示す図である。 本発明の実施の形態4における抽出部によって生成される縮小映像データに含まれる一連のズームアップ映像データの一例を示す図である。 本発明の実施の形態4における制御部の動作例を示すタイムチャートである。
以下、本発明によるエレベータ用監視装置を、好適な実施の形態にしたがって図面を用いて説明する。なお、図面の説明においては、同一部分または相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1におけるエレベータ用監視システムの構成を示すブロック図である。図1において、エレベータ用監視システムは、エレベータ用監視装置1(以下、監視装置1と略す)、ネットワーク2、監視カメラ3およびエレベータ制御装置4を備える。
監視装置1は、ネットワーク2を介して、エレベータかご内に設置された監視カメラ3と通信可能に接続される。監視カメラ3としては、例えば、ネットワークカメラが用いられる。
監視カメラ3は、エレベータかご内の乗客を監視対象として監視する。監視カメラ3は、撮影した映像を、MPEG−4/AVC(H.264とも呼ばれる)等の動画圧縮規格でエンコードして映像ストリームを生成する。監視カメラ3は、生成した映像ストリームを、ネットワーク2を介して監視装置1に送信する。
エレベータ制御装置4は、エレベータの動作を制御するとともに、エレベータの動作状況を把握する。また、エレベータ制御装置4は、監視装置1と通信可能に接続されており、エレベータの状況を示すエレベータ情報を監視装置1に送信する。エレベータ情報は、エレベータの運転状況を示す運転情報、エレベータドアの開閉状況を示すドア開閉情報、およびエレベータかご内の乗客の有無を示す乗車情報を含む。乗客の有無を判断する方法としては、例えば、エレベータに設置された秤での測定結果に基づいてエレベータかご内の乗客の有無を判断する方法が挙げられる。
監視装置1およびエレベータ制御装置4は、例えば、演算処理を実行するマイコンと、プログラムデータ、固定値データ等のデータを記憶するROM(Read Only Memory)と、格納されているデータを更新して順次書き換えられるRAM(Random Access Memory)とによって実現される。
次に、監視装置1の構成要素について説明する。監視装置1は、入力制御部11、揮発性記憶部12、デコード部13、画像処理部14、エンコード部15、制御部16、不揮発性記憶部17、不揮発性一時記憶部18およびコピー制御部19を備える。
入力制御部11は、監視カメラ3からネットワーク2を介して送信される映像ストリームを受信する。入力制御部11は、受信した映像ストリームに、その映像ストリームを受信した時刻を時刻情報として付加し、時刻情報が付加された映像ストリームを、揮発性記憶部12に保存する。揮発性記憶部12としては、例えば、揮発性メモリが用いられる。
具体的には、入力制御部11は、映像ストリーム内に含まれる映像のまとまった単位、例えばGOP(Group Of Picture)単位で、Iピクチャ(Intra Picture)と呼ばれる基準のフレームを受信した時の時刻を、時刻情報としてそのIピクチャに付加する。
このように、入力制御部11は、エレベータかご内に設置された監視カメラ3から映像ストリームを受信し、映像ストリームを受信した時刻を映像ストリームに時刻情報として付加して映像ストリームを揮発性記憶部12に保存する。
デコード部13は、揮発性記憶部12に保存されている映像ストリームを読み出してデコードし、デコードされた映像ストリームを映像データとして生成し、その映像データを揮発性記憶部12に保存する。デコード部13は、監視カメラ3に適用される動画圧縮規格に対応したデコーダとして動作する。すなわち、監視カメラ3にH.264が適用される場合、デコード部13は、H.264に対応したデコーダとして動作する。
デコード部13は、映像ストリームをデコードして映像データを生成する際に、映像ストリームに付加されている時刻情報を映像データに付加し、時刻情報が付加された映像データを揮発性記憶部12に保存する。
具体的には、デコード部13は、映像ストリームをデコードするとき、GOP単位に含まれるIピクチャに加えて、GOP単位に含まれる他のフレーム、すなわち、Pピクチャ(Predictive Picture)、Bピクチャ(Bidirectionally Predictive Picture))等を用いて、GOP単位に含まれるすべてのフレームをデコードする。
フレームレートは、監視カメラ3が映像ストリームを生成するときに決められており、映像ストリームにフレームレートの情報(例えば、秒15フレーム、秒30フレーム等)が含まれている。デコード部13は、映像ストリームのIピクチャに付加される時刻情報と、映像ストリームのフレームレートの情報とから、各フレームの時刻を指定し、各フレームに時刻情報を付加する。
このように、デコード部13は、揮発性記憶部12に保存されている映像ストリームをデコードして映像データを生成し、映像ストリームに付加された時刻情報を映像データに付加して映像データを揮発性記憶部12に保存する。
画像処理部14は、映像データの容量を縮小し、容量が縮小された映像データを縮小映像データとして生成し、その縮小映像データを揮発性記憶部12に保存する。具体的には、画像処理部14は、揮発性記憶部12に保存されている映像データの解像度を縮小し、解像度が縮小された映像データを縮小映像データとして生成し、その縮小映像データを揮発性記憶部12に保存する解像度縮小部141を有する。解像度縮小部141は、例えば、解像度が、1920×1080ドットの映像データを、640×360ドットに縮小する、すなわち、縦横ともに1/3にする等の画像処理を行うことで、縮小映像データを生成する。
解像度縮小部141は、映像データの解像度を縮小して縮小映像データを生成する際に、映像データに付加されている時刻情報を縮小映像データに付加し、時刻情報が付加された縮小映像データを揮発性記憶部12に保存する。
このように、画像処理部14は、揮発性記憶部12に保存されている映像データの容量を縮小して縮小映像データを生成し、映像データに付加された時刻情報を縮小映像データに付加して縮小映像データを揮発性記憶部12に保存する。具体的には、画像処理部14は、揮発性記憶部12に保存されている映像データの解像度を縮小し、解像度が縮小された映像データを縮小映像データとして生成する。
エンコード部15は、揮発性記憶部12に保存されている縮小映像データを、H.264等の動画圧縮規格でエンコードし、エンコードされた縮小映像データを縮小映像ストリームとして生成し、その縮小映像ストリームを揮発性記憶部12に保存する。エンコード部15は、監視カメラ3に適用される動画圧縮規格と同じ規格が適用されたエンコーダとして動作する。
エンコード部15は、縮小映像データをエンコードして縮小映像ストリームを生成する際に、縮小映像データに付加されている時刻情報を縮小映像ストリームに付加し、時刻情報が付加された縮小映像ストリームを揮発性記憶部12に保存する。
具体的には、エンコード部15は、縮小映像ストリーム内に含まれる映像のまとまった単位、例えばGOP単位で、時刻情報をIピクチャに付加する。
このように、エンコード部15は、揮発性記憶部12に保存されている縮小映像データをエンコードして縮小映像ストリームを生成し、縮小映像データに付加された時刻情報を縮小映像ストリームに付加して縮小映像ストリームを揮発性記憶部に保存する。
制御部16は、エレベータ制御装置4から送信されるエレベータ情報を受信し、そのエレベータ情報に従って、揮発性記憶部12に保存されている映像ストリームおよび縮小映像ストリームのいずれかを映像記録情報として選択し、選択した映像記録情報を不揮発性記憶部17に記録する。なお、不揮発性記憶部17としては、例えば、ハードディスクドライブが用いられる。
このように、制御部16は、エレベータ情報に従って、監視カメラ3から送信される映像ストリームをそのまま不揮発性記憶部17に記録する動作と、その映像ストリームに対して、時間情報を保持したまま一度デコードした後、データ容量を縮小して再エンコードする画像処理が施された縮小映像ストリームを不揮発性記憶部17に記録する動作とを切り替えて行う。また、制御部16は、映像記録情報を映像ストリームおよび縮小映像ストリームに切り替えて不揮発性記憶部17に記録する際、切り替え前後の映像記録情報の時間情報が連続するように制御する。
不揮発性一時記憶部18は、コピー範囲情報を保存する。不揮発性一時記憶部18としては、例えば、USBメモリ、SDカード等が用いられる。利用者は、不揮発性記憶部17に記録されている映像記録情報をパーソナルコンピュータで再生したい場合、映像の再生を開始する開始時刻と、映像の再生を終了する終了時刻を、コピー範囲情報として不揮発性一時記憶部18に保存する。その後、利用者は、不揮発性一時記憶部18を監視装置1に接続する。
コピー制御部19は、接続された不揮発性一時記憶部18に保存されているコピー範囲情報に含まれる開始時刻と終了時刻に従って、不揮発性記憶部17に記録されている映像記録情報のうち該当する映像記録情報を抽出し、抽出した映像記録情報を不揮発性一時記憶部18に保存する。このように、コピー制御部19がコピー範囲情報に従って、映像記録情報を不揮発性一時記憶部18に保存するので、利用者は、不揮発性記憶部17に記録されている映像記録情報をパーソナルコンピュータで再生することができる。
次に、監視装置1の一連の動作の流れについて説明する。監視カメラ3から送信される映像ストリームは、ネットワーク2を介して、監視装置1の入力制御部11に入力される。入力制御部11は、監視カメラ3から受信した映像ストリームに時刻情報を付加し、時刻情報が付加された映像ストリームを揮発性記憶部12に保存する。時刻情報は、映像ストリームのIピクチャに付加される。
デコード部13は、揮発性記憶部12に保存されている映像ストリームを読み出してデコードし、デコードされた映像ストリームを映像データとして生成し、その映像データを揮発性記憶部12に保存する。デコード部13は、映像ストリームのIピクチャに付加される時刻情報と、映像ストリームのフレームレートの情報とから、生成する映像データの各フレームに時刻情報を付加する。
続いて、画像処理部14の解像度縮小部141は、揮発性記憶部12に保存されている映像データの解像度を縮小し、解像度が縮小された映像データを縮小映像データとして生成し、その縮小映像データを揮発性記憶部12に保存する。解像度縮小部141は、映像データの各フレームに付加されている時刻情報を、縮小映像データに引き継ぐように付加する。
続いて、エンコード部15は、揮発性記憶部12に保存されている縮小映像データを、H.264等の動画圧縮規格でエンコードし、エンコードされた縮小映像データを縮小映像ストリームとして生成し、その縮小映像ストリームを揮発性記憶部12に保存する。
続いて、制御部16は、エレベータ制御装置4から受信したエレベータ情報に従って、揮発性記憶部12に保存されている映像ストリームおよび縮小映像ストリームのいずれかを映像記録情報として選択し、選択した映像記録情報を不揮発性記憶部17に記録する。
次に、エレベータ制御装置4から送信されるエレベータ情報と、そのエレベータ情報に対応した制御部16の動作との関係について、図2を参照しながら説明する。図2は、図1の制御部16が、受信したエレベータ情報に対応して行う動作を示す説明図である。
図2では、エレベータ制御装置4から送信されるエレベータ情報に含まれる運転情報、ドア開閉情報および乗車情報の種類と、制御部16が不揮発性記憶部17に記録する映像記録情報の種類とが関連付けられて図示されている。
No3およびNo4に示すように、制御部16は、エレベータが停止し、ドアが開いていると判断した場合には、エレベータかご内の乗客の有無に関わらず、揮発性記憶部12に保存されている映像ストリームを映像記録情報として選択し、選択した映像記録情報を不揮発性記憶部17に記録する。
このように、エレベータが停止し、ドアが開いている状況では、エレベータかご内の乗客の有無に関わらず、監視対象がエレベータの乗降中である可能性があり、その監視対象を監視する必要がある。そこで、制御部16は、エレベータ情報から、このような状況が発生していると判断した場合、映像ストリームを映像記録情報として選択するように構成されている。
No7およびNo8に示すように、制御部16は、エレベータが走行中であり、ドアが開いていると判断した場合には、エレベータかご内の乗客の有無に関わらず、揮発性記憶部12に保存されている映像ストリームを映像記録情報として不揮発性記憶部17に記録する。
このように、エレベータが走行中であり、ドアが開いている状況では、エレベータかご内の乗客の有無に関わらず、エレベータに異常が発生している。つまり、エレベータが走行中に関わらずドアが開いている状況は、エベータの通常使用時には発生しない状況である。また、このような異常な状況を記録する必要がある。そこで、制御部16は、エレベータ情報から、このような状況が発生していると判断した場合、映像ストリームを映像記録情報として選択するように構成されている。
以上、No3,4,7,8から分かるように、制御部16は、エレベータ情報から、エレベータドアが開いていると判断した場合、映像の解像度が高い映像ストリームを映像記録情報として選択する。
No2に示すように、制御部16は、エレベータが停止し、ドアが閉じており、エレベータかご内に乗客がいると判断した場合には、揮発性記憶部12に保存されている映像ストリームを映像記録情報として選択し、選択した映像記録情報を不揮発性記憶部17に記録する。
このように、エレベータが停止し、ドアが閉じており、エレベータかご内に乗客がいる状況では、監視対象がエレベータかご内にいるにもかかわらず、エレベータが停止中であり、例えば、監視対象が倒れている、監視対象が動けないでいる等、監視対象にトラブルが発生している可能性がある。そこで、制御部16は、エレベータ情報から、このような状況が発生していると判断した場合、映像ストリームを映像記録情報として選択するように構成されている。
以上、No2から分かるように、制御部16は、エレベータ情報から、エレベータが停止し、エレベータドアが閉じており、エレベータかご内に乗客がいると判断した場合、映像の解像度が高い映像ストリームを映像記録情報として選択する。
No6に示すように、制御部16は、エレベータが走行中であり、ドアが閉じており、エレベータかご内に乗客がいると判断した場合には、揮発性記憶部12に保存されている縮小映像ストリームを映像記録情報として選択し、選択した映像記録情報を不揮発性記憶部17に記録する。
このように、エレベータが走行中であり、ドアが閉じており、エレベータかご内に乗客がいる状況では、監視対象がエレベータかご内にいるものの、エレベータが走行している間は、監視対象の動きが少なく、監視対象への事故発生の可能性も低くなる。したがって、縮小映像ストリームよりも映像の解像度が高い映像ストリームを不揮発性記憶部17に記録する必要はなく、縮小映像ストリームを不揮発性記憶部17に記録すれば十分である。映像ストリームではなく、縮小映像ストリームを不揮発性記憶部17に記録すれば、不揮発性記憶部17の記憶容量を節約することができる。そこで、制御部16は、エレベータ情報から、このような状況が発生していると判断した場合、縮小映像ストリームを映像記録情報として選択するように構成されている。
以上、No6から分かるように、制御部16は、エレベータ情報から、エレベータが走行中であり、エレベータドアが閉じており、エレベータかご内に乗客がいると判断した場合、映像の解像度が低い縮小映像ストリームを映像記録情報として選択する。
No1に示すように、制御部16は、エレベータが停止し、ドアが閉じており、エレベータかご内に乗客がいないと判断した場合には、揮発性記憶部12に保存されている映像ストリームおよび縮小映像ストリームのいずれかを映像記録情報として選択し、選択した映像記録情報を不揮発性記憶部17に記録する動作を停止する。
このように、エレベータが停止し、ドアが閉じており、エレベータかご内に乗客がいない状況では、監視対象がエレベータかご内にいない。そこで、制御部16は、エレベータ情報から、このような状況が発生していると判断した場合、映像記録情報を不揮発性記憶部17に記録する動作を停止するように構成されている。
No5に示すように、制御部16は、エレベータが走行中であり、ドアが閉じており、エレベータかご内に乗客がいないと判断した場合には、揮発性記憶部12に保存されている映像ストリームおよび縮小映像ストリームのいずれかを映像記録情報として選択し、選択した映像記録情報を不揮発性記憶部17に記録する動作を停止する。
このように、エレベータが走行中であり、ドアが閉じており、エレベータかご内に乗客がいない状況では、監視対象がエレベータかご内にいない。そこで、制御部16は、エレベータ情報から、このような状況が発生していると判断した場合、映像記録情報を不揮発性記憶部17に記録する動作を停止するように構成されている。
以上、No1,5から分かるように、制御部16は、エレベータ情報から、エレベータドアが閉じており、エレベータかご内に乗客がいないと判断した場合、映像記録情報を不揮発性記憶部に記録する動作を停止する。
以上の例のように、制御部16は、エレベータ制御装置4からエレベータの状況を示すエレベータ情報を受信し、エレベータ情報に従って、揮発性記憶部12に保存されている映像ストリームおよび縮小映像ストリームのいずれかを映像記録情報として選択し、選択した映像記録情報を不揮発性記憶部17に記録する。
次に、制御部16の動作例について、図3を参照しながらさらに説明する。図3は、図1の制御部16の動作例を示すタイムチャートである。
図3では、エレベータ制御装置4から送信されるエレベータ情報を受信した時刻と、エレベータ情報に含まれる運転情報、ドア開閉情報および乗車情報のそれぞれの経時変化と、制御部16が映像ストリームおよび縮小映像ストリームのいずれかを映像記録情報として不揮発性記憶部17に記録する動作の経時変化とが、図示されている。
また、図3では、運転情報、ドア開閉情報および乗車情報のそれぞれの経時変化の一例として、これらの情報が次のように変化すると想定している。
すなわち、運転情報は、12:00:00〜12:00:17の期間、および12:00:30以降の期間では、エレベータが停止していることを示す情報である。運転情報は、12:00:17〜12:00:30の期間では、エレベータが走行中であることを示す情報である。
ドア開閉情報は、12:00:00〜12:00:05の期間、12:00:15〜12:00:32の期間、および12:00:45以降の期間では、エレベータドアが閉じていることを示す情報である。ドア開閉情報は、12:00:05〜12:00:15の期間、および12:00:32〜12:00:45の期間では、エレベータのドアが開いていることを示す情報である。
乗車情報は、12:00:00〜12:00:08の期間、および12:00:40以降の期間では、エレベータかご内に乗客無しであることを示す情報である。乗車情報は、12:00:08〜12:00:40の期間では、エレベータかご内に乗客有りであることを示す情報である。
図3に示すように、12:00:00〜12:00:05の期間では、制御部16は、エレベータ制御装置4から受信したエレベータ情報から、エレベータが停止し、ドアが閉じており、エレベータかご内に乗客がいないと判断する。この場合、制御部16は、映像記録情報を不揮発性記憶部17に記録する動作を停止する。
続いて、12:00:05にエレベータ制御装置4がドアを開ける。12:00:05〜12:00:08の期間では、制御部16は、エレベータ制御装置4から受信したエレベータ情報から、エレベータが停止し、ドアが開いており、エレベータかご内に乗客がいないと判断する。この場合、制御部16は、揮発性記憶部12に保存されている映像ストリームを映像記録情報として選択する。
続いて、12:00:08にエレベータに乗客が乗車する。12:00:08〜12:00:15の期間では、制御部16は、エレベータ制御装置4から受信したエレベータ情報から、エレベータが停止し、ドアが開いており、エレベータかご内に乗客がいると判断する。この場合、制御部16は、揮発性記憶部12に保存されている映像ストリームを映像記録情報として選択する。
続いて、12:00:15にエレベータ制御装置4がドアを閉める。12:00:15〜12:00:17の期間では、制御部16は、エレベータ制御装置4から受信したエレベータ情報から、エレベータが停止し、ドアが閉じており、エレベータかご内に乗客がいると判断する。この場合、制御部16は、揮発性記憶部12に保存されている映像ストリームを映像記録情報として選択する。
続いて、12:00:17にエレベータ制御装置4がエレベータの走行を開始する。12:00:17〜12:00:30の期間では、制御部16は、エレベータ制御装置4から受信したエレベータ情報から、エレベータが走行中であり、ドアが閉じており、エレベータかご内に乗客がいると判断する。この場合、制御部16は、揮発性記憶部12に保存されている縮小映像ストリームを映像記録情報として選択する。
また、12:00:17において、制御部16は、映像記録情報を映像ストリームから縮小映像ストリームへ切り替えて不揮発性記憶部17に記録する。この場合、制御部16は、図2に示すように、切り替え前の映像ストリームと切り替え後の縮小映像ストリームの時間情報が連続するようにする。そのため、切り替え前後の映像記録情報の時間情報が連続しているので、映像記録情報を連続して再生することができる。
続いて、12:00:30にエレベータが停止する階に到着したためエレベータ制御装置4がエレベータの走行を停止する。12:00:30〜12:00:32の期間では、制御部16は、エレベータ制御装置4から受信したエレベータ情報から、エレベータが停止し、ドアが閉じており、エレベータかご内に乗客がいると判断する。この場合、制御部16は、揮発性記憶部12に保存されている映像ストリームを映像記録情報として選択する。
また、12:00:30において、制御部16は、映像記録情報を縮小映像ストリームから映像ストリームへ切り替えて不揮発性記憶部17に記録する。この場合、制御部16は、図2に示すように、切り替え前の縮小映像ストリームと切り替え後の映像ストリームの時間情報が連続するようにする。そのため、切り替え前後の映像記録情報の時間情報が連続しているので、映像記録情報を連続して再生することができる。
続いて、12:00:32にエレベータ制御装置4がドアを開ける。12:00:32〜12:00:40の期間では、制御部16は、エレベータ制御装置4から受信したエレベータ情報から、エレベータが停止し、ドアが開いており、エレベータかご内に乗客がいると判断する。この場合、制御部16は、揮発性記憶部12に保存されている映像ストリームを映像記録情報として選択する。
続いて、12:00:40にエレベータからすべての乗客が降車する。12:00:40〜12:00:45の期間では、制御部16は、エレベータ制御装置4から受信したエレベータ情報から、エレベータが停止し、ドアが開いており、エレベータかご内に乗客がいないと判断する。この場合、制御部16は、揮発性記憶部12に保存されている映像ストリームを映像記録情報として選択する。
続いて、12:00:45にエレベータ制御装置4がドアを閉める。12:00:45以降では、エレベータかご内には乗客がおらず、ドアも閉まっている。そこで、制御部16は、不揮発性記憶部17への映像記録情報の無駄な記録を抑えるために、次のように動作する。
すなわち、例えばドアが閉まった時刻から1秒後の12:00:46までは、制御部16は、揮発性記憶部12に保存されている映像ストリームを映像記録情報として選択する。12:00:46以降では、制御部16は、映像記録情報を不揮発性記憶部17に記録する動作を停止する。
以上、本実施の形態1によれば、エレベータ制御装置から受信したエレベータ情報に従って、揮発性記憶部に保存されている映像ストリームおよび縮小映像ストリームのいずれかを映像記録情報として選択し、選択した映像記録情報を不揮発性記憶部に記録するように構成されている。
これにより、監視カメラで撮影された映像を記録する記憶装置の記憶容量を削減しつつ、記憶装置に記録された映像を連続的に再生することができる。
すなわち、エレベータの乗客が乗降中である状況、すなわち、乗客の動きがあって、事故などが発生しやすい状況では、映像の解像度が高い映像ストリームを不揮発性記憶部に記録することができる。また、エレベータの乗客が乗降中でない状況、すなわち、エレベータが走行中で、乗客の動きが少なく、事故などが発生しにくい状況では、映像の解像度が低い縮小映像ストリームを不揮発性記憶部に記録することができる。したがって、不揮発性記憶部で使用する記憶領域を削減することができるので、その結果、不揮発性記憶部の記憶容量を削減することができる。
また、不揮発性記憶部に記録されている映像ストリームおよび縮小映像ストリームのうち、縮小映像ストリームは、元の映像ストリームから時刻情報を引き継いで生成される。したがって、映像記録情報を映像ストリームから縮小映像ストリームへ切り替えて記録する場合、および、映像記録情報を縮小映像ストリームから映像ストリームへ切り替えて記録する場合、切り替え前後の映像記録情報の時間情報が連続している。その結果、映像記録情報の時間情報が連続しているので、映像記録情報を連続して再生することができる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2では、先の実施の形態1の構成に対して、先の実施の形態1と異なる手法によって縮小映像データを生成するように構成された監視装置1について説明する。なお、本実施の形態2では、先の実施の形態1と同様である点の説明を省略し、先の実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
ここで、先の実施の形態1では、画像処理部14は、揮発性記憶部12に保存されている映像データの解像度を縮小し、解像度が縮小された映像データを縮小映像データとして生成するように構成されている。
これに対して、本実施の形態2では、画像処理部14は、次のように構成されている。すなわち、画像処理部14は、予め準備された参照映像データと、揮発性記憶部12に保存されている映像データとを比較することで映像データから相違部分を検出する。また、画像処理部14は、検出した相違部分を含む領域を映像データから抽出領域として抽出する。さらに、画像処理部14は、揮発性記憶部12に保存されている映像データの全領域から抽出領域のみを切り出した映像データを縮小映像データとして生成する。
図4は、本発明の実施の形態2におけるエレベータ用監視システムの構成を示すブロック図である。図4において、監視装置1は、入力制御部11、揮発性記憶部12、デコード部13、画像処理部14、エンコード部15、制御部16、不揮発性記憶部17、不揮発性一時記憶部18およびコピー制御部19を備える。
画像処理部14は、参照映像記憶部142、動き検出部143および抽出部144を有する。
参照映像記憶部142は、予め準備された参照映像データを保存する。予め準備された参照映像データは、揮発性記憶部12に保存されている映像データから、相違部分を検出するための比較対象となるデータである。
次に、参照映像記憶部142に保存されている参照映像データの一例について、図5を参照しながら説明する。図5は、図4の参照映像記憶部142に保存されている参照映像データの一例を示す図である。図5に示すように、エレベータのドアが閉まっており、人が乗車していないときのエレベータかご内を監視カメラ3が撮影した映像が、参照映像データとして、参照映像記憶部142に予め保存されている。
動き検出部143は、揮発性記憶部12に保存されている映像データと、参照映像記憶部142に保存されている参照映像データとを比較することで、相違部分を映像データから検出する。
次に、動き検出部143の動作の一例について、図6を参照しながら説明する。図6は、図4の揮発性記憶部12に保存されている映像データの一例を示す図である。図6に示すように、エレベータかご内に人が乗車している時に監視カメラ3が撮影した映像が、映像データとして、揮発性記憶部12に保存されている。
動き検出部143は、例えば、図5に示すような参照映像データと、図6に示すような映像データとを比較した場合、相違部分として、2人の乗客を映像データから検出する。
抽出部144は、揮発性記憶部12に保存されている映像データから、動き検出部143によって検出された相違部分を含む領域を抽出領域として抽出する。続いて、抽出部144は、揮発性記憶部12に保存されている映像データの全領域から抽出領域のみを切り出した映像データ(以下、抽出映像データと称す)を縮小映像データとして生成し、その縮小映像データを揮発性記憶部12に保存する。
次に、抽出部144の動作の一例について、図7を参照しながら説明する。図7は、図4の抽出部144によって抽出された抽出領域を示す図である。なお、図7では、図6に示すような映像データに対して、抽出部144によって抽出された抽出領域を、破線で囲んだ領域(以下、破線領域と称す)として図示している。
図7に示すように、抽出部144は、動き検出部143によって検出された相違部分に相当する2人の乗客を含む領域、すなわち破線領域を抽出領域として抽出する。具体的には、抽出部144は、動き検出部143によって検出された相違部分を含む領域の上下左右の座標値を求め、その座標値に予め指定した定数を加えることで得られる領域を、抽出領域として抽出する。さらに、抽出部144は、揮発性記憶部12に保存されている元の映像データのアスペクト比と同じになるように抽出領域を抽出する。
エンコード部15は、先の実施の形態1と同様に、抽出部144によって揮発性記憶部12に保存されている縮小映像データを、H.264等の動画圧縮規格でエンコードして縮小映像ストリームを生成し、その縮小映像ストリームを揮発性記憶部12に保存する。
以上、本実施の形態2によれば、先の実施の形態1の構成に対して、解像度が縮小された映像データを縮小映像データとして生成する代わりに、映像データから抽出領域を抽出し、映像データの全領域から抽出領域のみを切り出した抽出映像データを縮小映像データとして生成するように構成されている。
これにより、エレベータの乗客が乗降中でない状況では、エレベータかご内で動きのある領域の映像、すなわち乗客の映像のみを不揮発性記憶部に記録することができ、その結果、不揮発性記憶部で使用する記憶領域をより削減することができる。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3では、先の実施の形態2の構成に対して、映像データから抽出領域以外の領域で相違部分が検出された場合、映像ストリームを優先的に映像記録情報として不揮発性記憶部17に記録するように構成された監視装置1について説明する。なお、本実施の形態3では、先の実施の形態1、2と同様である点の説明を省略し、先の実施の形態1、2と異なる点を中心に説明する。
ここで、先の実施の形態2では、動き検出部143が、揮発性記憶部12に保存されている映像データから、抽出部144によって抽出される抽出領域以外で相違部分を検出した場合であっても、制御部16は、先の実施の形態1と同様の動作を行う。すなわち、制御部16は、エレベータ制御装置4から受信したエレベータ情報に従って、揮発性記憶部12に保存されている映像ストリームおよび縮小映像ストリームのいずれかを映像記録情報として選択する。
これに対して、本実施の形態3では、揮発性記憶部12に保存されている映像データから、動き検出部143が、抽出部144によって抽出される抽出領域以外で相違部分を検出した場合、制御部16は、次のような動作を行う。すなわち、制御部16は、エレベータ制御装置4から受信したエレベータ情報に関わらず、揮発性記憶部12に保存されている映像ストリームを優先的に映像記録情報として選択する。
すなわち、制御部16は、エレベータ情報から、エレベータが走行中であり、エレベータドアが閉じており、エレベータかご内に乗客がいると判断した場合であっても、動き検出部143が抽出領域以外で相違部分を検出すれば、縮小映像ストリームではなく、映像ストリームを映像記録情報として選択する。
なお、映像データから抽出領域以外の領域で相違部分が検出された場合、制御部16は、その相違部分が検出された時刻よりも数秒前の映像ストリームを不揮発性記憶部17に保存するように構成されていてもよい。
以上、本実施の形態3によれば、先の実施の形態2の構成に対して、揮発性記憶部に保存されている映像データから抽出領域以外で相違部分が検出された場合、エレベータ情報に関わらず、揮発性記憶部に保存されている映像ストリームを優先的に映像記録情報として選択するように構成されている。
これにより、エレベータの乗客が乗降中でない状況において、抽出領域以外で動きがある状況、すなわち例えば、監視カメラで撮影していない場所にいた乗客に動きがあってその乗客が監視カメラの撮影範囲内に入る状況、エレベータかご内に設置した絵画などが突然外れる状況等が発生した場合、縮小映像ストリームよりも映像領域が広い映像ストリームを不揮発性記憶部に記録することができる。その結果、エレベータが走行中であり、エレベータドアが閉じており、エレベータかご内に乗客がいる場合であっても、上記のような想定外の状況を映像として不揮発性記憶部に記録することができる。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4では、先の実施の形態2の構成に対して、揮発性記憶部12に保存されている映像データの全領域に対して、抽出領域を徐々にズームアップするときのズームアップの変化の過程を示す一連のズームアップ映像データを含んだ縮小映像データを生成するように構成された監視装置1について説明する。なお、本実施の形態4では、先の実施の形態1〜3と同様である点の説明を省略し、先の実施の形態1〜3と異なる点を中心に説明する。
ここで、先の実施の形態2では、抽出部144は、映像データから抽出領域を抽出し、映像データの全領域から抽出領域のみを切り出した抽出映像データを縮小映像データとして生成するように構成されている。
これに対して、本実施の形態4では、抽出部144は、上記の縮小映像データに対して、映像データの全領域に対して、抽出領域を徐々にズームアップするときのズームアップの変化の過程を示す一連のズームアップ映像データを含んだ縮小映像データを生成するように構成されている。
次に、抽出部144によって生成される縮小映像データに含まれる一連のズームアップ映像データについて、図8を参照しながら説明する。図8は、本発明の実施の形態4における抽出部144によって生成される縮小映像データに含まれる一連のズームアップ映像データの一例を示す図である。図8に示す破線領域は、拡大する領域を説明するために図示しており、実際のデータでは、破線領域は表示されない。
図8に示すように、抽出部144は、揮発性記憶部12に保存されている映像データの全領域に対して、抽出領域、すなわち破線領域を徐々にズームアップするときのズームアップの変化の過程を示す一連のズームアップ映像データを含んだ縮小映像データを生成する。一連のズームアップ映像データは、例えば、映像データ(a)と、映像データ(a)の全領域に対して、解像度が同じになるように抽出領域を徐々にズームアップすることで得られる、抽出領域が拡大された映像データ(b),(c)と、映像データ(a)の全領域から抽出領域のみを切り出した映像データ(d)とを含んで構成される。
このように、抽出部144は、揮発性記憶部12に保存されている映像データの全領域に対して、抽出領域を徐々にズームアップするときのズームアップの変化の過程を示す一連のズームアップ映像データを含んだ縮小映像データを生成する。
なお、抽出部144は、上記の構成に対して、抽出映像データの全領域に対して、抽出領域を徐々にズームバックするときのズームバックの変化の過程を示す一連のズームバック映像データをさらに含んだ縮小映像データを生成してもよい。一連のズームバック映像データは、例えば、映像データ(d)と、映像データ(d)の全領域に対して、解像度が同じになるように抽出領域を徐々にズームバックすることで、抽出領域が縮小された映像データ(c),(b)と、映像データ(a)とを含んで構成される。
図9は、本発明の実施の形態4における制御部16の動作例を示すタイムチャートである。なお、図9では、運転情報、ドア開閉情報および乗車情報のそれぞれの経時変化は、先の図3と同様である。
図9に示すように、12:00:17において、制御部16は、エレベータ制御装置4から受信したエレベータ情報から、エレベータが走行中であり、ドアが閉じており、エレベータかご内に乗客がいると判断する。この場合、制御部16は、一連のズームアップ映像データが含まれるように縮小映像ストリームを不揮発性記憶部17に記録する。
また、12:00:30において、制御部16は、エレベータ制御装置4から受信したエレベータ情報から、エレベータが停止し、ドアが閉じており、エレベータかご内に乗客がいると判断する。この場合、はじめに一連のズームバック映像データが含まれるように縮小映像ストリームを不揮発性記憶部17に記録し、その後、映像ストリームを不揮発性記憶部17に記録する。
なお、先の実施の形態3で説明したような映像データから抽出領域以外の領域で相違部分が検出された場合等、緊急性が求められる場合、制御部16は、映像ストリームを優先的に不揮発性記憶部17に記録するように構成されていてもよい。
以上、本実施の形態4によれば、先の実施の形態2の構成に対して、揮発性記憶部に保存されている映像データの全領域に対して、抽出領域を徐々にズームアップするときのズームアップの変化の過程を示す一連のズームアップ映像データを含んだ縮小映像データを生成するように構成されている。これにより、映像記録情報の再生時に映像データの全領域のどこの部分に監視範囲に相当する抽出領域が存在するのかを容易に確認することができる。
なお、実施の形態1〜4について個別に説明してきたが、実施の形態1〜4のそれぞれで開示した構成例は、任意に組み合わせることが可能である。
1 エレベータ用監視装置、2 ネットワーク、3 監視カメラ、4 エレベータ制御装置、11 入力制御部、12 揮発性記憶部、13 デコード部、14 画像処理部、15 エンコード部、16 制御部、17 不揮発性記憶部、18 不揮発性一時記憶部、19 コピー制御部、141 解像度縮小部、142 参照映像記憶部、143 動き検出部、144 抽出部。

Claims (8)

  1. 揮発性記憶部と、
    不揮発性記憶部と、
    エレベータかご内に設置された監視カメラから映像ストリームを受信し、前記映像ストリームを受信した時刻を前記映像ストリームに時刻情報として付加して前記映像ストリームを前記揮発性記憶部に保存する入力制御部と、
    前記揮発性記憶部に保存されている前記映像ストリームをデコードして映像データを生成し、前記映像ストリームに付加された前記時刻情報を前記映像データに付加して前記映像データを前記揮発性記憶部に保存するデコード部と、
    前記揮発性記憶部に保存されている前記映像データの容量を縮小して縮小映像データを生成し、前記映像データに付加された前記時刻情報を前記縮小映像データに付加して前記縮小映像データを前記揮発性記憶部に保存する画像処理部と、
    前記揮発性記憶部に保存されている前記縮小映像データをエンコードして縮小映像ストリームを生成し、前記縮小映像データに付加された前記時刻情報を前記縮小映像ストリームに付加して前記縮小映像ストリームを前記揮発性記憶部に保存するエンコード部と、
    エレベータ制御装置からエレベータの状況を示すエレベータ情報を受信し、前記エレベータ情報に従って、前記揮発性記憶部に保存されている前記映像ストリームおよび前記縮小映像ストリームのいずれかを映像記録情報として選択し、選択した前記映像記録情報を前記不揮発性記憶部に記録する制御部と、
    を備えたエレベータ用監視装置。
  2. 前記制御部は、
    前記エレベータ情報から、エレベータドアが開いていると判断した場合、前記映像ストリームを前記映像記録情報として選択し、
    前記エレベータ情報から、前記エレベータが停止し、前記エレベータドアが閉じており、前記エレベータかご内に乗客がいると判断した場合、前記映像ストリームを前記映像記録情報として選択し、
    前記エレベータ情報から、前記エレベータが走行中であり、前記エレベータドアが閉じており、前記エレベータかご内に乗客がいると判断した場合、前記縮小映像ストリームを前記映像記録情報として選択する
    請求項1に記載のエレベータ用監視装置。
  3. 前記制御部は、
    前記エレベータ情報から、前記エレベータドアが閉じており、前記エレベータかご内に乗客がいないと判断した場合、前記映像記録情報を前記不揮発性記憶部に記録する動作を停止する
    請求項2に記載のエレベータ用監視装置。
  4. 前記画像処理部は、
    前記揮発性記憶部に保存されている前記映像データの解像度を縮小し、前記解像度が縮小された前記映像データを前記縮小映像データとして生成する解像度縮小部を有する
    請求項1から3のいずれか1項に記載のエレベータ用監視装置。
  5. 前記画像処理部は、
    予め準備された参照映像データを保存する参照映像記憶部と、
    前記揮発性記憶部に保存されている前記映像データと、前記参照映像記憶部に保存されている前記参照映像データとを比較することで、相違部分を前記映像データから検出する動き検出部と、
    前記揮発性記憶部に保存されている前記映像データから、前記動き検出部によって検出された前記相違部分を含む領域を抽出領域として抽出し、前記映像データの全領域から前記抽出領域のみを切り出した抽出映像データを前記縮小映像データとして生成する抽出部と、
    を有する請求項1から3のいずれか1項に記載のエレベータ用監視装置。
  6. 前記制御部は、
    前記動き検出部が、前記揮発性記憶部に保存されている前記映像データから、前記抽出部によって抽出される前記抽出領域以外で相違部分を検出した場合、前記エレベータ制御装置から受信した前記エレベータ情報に関わらず、前記映像ストリームを優先的に前記映像記録情報として選択する
    請求項5に記載のエレベータ用監視装置。
  7. 前記抽出部は、
    前記揮発性記憶部に保存されている前記映像データの全領域に対して、前記抽出領域を徐々にズームアップするときのズームアップの変化の過程を示す一連のズームアップ映像データを含んだ前記縮小映像データを生成する
    請求項5または6に記載のエレベータ用監視装置。
  8. 前記抽出部は、
    前記抽出領域から、前記揮発性記憶部に保存されている前記映像データの全領域に徐々にズームバックするときのズームバックの変化の過程を示す一連のズームバック映像データを含んだ前記縮小映像データを生成する
    請求項7に記載のエレベータ用監視装置。
JP2018555382A 2016-12-07 2016-12-07 エレベータ用監視装置 Active JP6604616B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2016/086394 WO2018105059A1 (ja) 2016-12-07 2016-12-07 エレベータ用監視装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018105059A1 JPWO2018105059A1 (ja) 2019-03-07
JP6604616B2 true JP6604616B2 (ja) 2019-11-13

Family

ID=62490849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018555382A Active JP6604616B2 (ja) 2016-12-07 2016-12-07 エレベータ用監視装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6604616B2 (ja)
CN (1) CN110035967B (ja)
WO (1) WO2018105059A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020095424A1 (ja) * 2018-11-09 2020-05-14 三菱電機株式会社 エレベータの映像出力装置及びエレベータ装置
JP7287575B2 (ja) * 2020-04-02 2023-06-06 三菱電機株式会社 エレベーターの画像データ処理装置およびエレベーターの画像データ処理方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10243379A (ja) * 1997-02-25 1998-09-11 Techno Field:Kk エレベータ監視システム
JP2002037555A (ja) * 2000-07-07 2002-02-06 Otis Elevator Co エレベータの映像音声配信システム
JP2004352452A (ja) * 2003-05-29 2004-12-16 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd エレベータ用監視カメラシステム
JP2005239355A (ja) * 2004-02-26 2005-09-08 Tietech Co Ltd エレベータかご内映像記録装置
JP2006021852A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータのかご内映像記録システム
EP2316772B1 (en) * 2008-08-27 2016-09-21 Mitsubishi Electric Corporation Elevator monitoring device
CN202729499U (zh) * 2012-08-16 2013-02-13 浙江西屋电梯股份有限公司 一种基于物联网接口的电梯监控系统
CN204224015U (zh) * 2014-10-31 2015-03-25 宝鸡文理学院 基于arm嵌入式电梯轿厢人数检测装置及双保险电梯
CN105120205A (zh) * 2015-02-17 2015-12-02 深圳市安星装饰设计工程有限公司 智能网络视频监控与安防管理平台联动系统

Also Published As

Publication number Publication date
CN110035967A (zh) 2019-07-19
CN110035967B (zh) 2020-09-11
WO2018105059A1 (ja) 2018-06-14
JPWO2018105059A1 (ja) 2019-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105991976B (zh) 生成事件视频序列的方法和系统以及包括此系统的摄像机
US10277901B2 (en) Encoding a video stream having a privacy mask
WO2009113280A1 (ja) 画像処理装置およびそれを搭載した撮像装置
JP5100667B2 (ja) 画像符号化装置及び画像符号化方法
AU2005272046A1 (en) Method and apparatus for detecting motion in MPEG video streams
JP6604616B2 (ja) エレベータ用監視装置
JP2009021983A (ja) 監視画像記録装置
US8155185B2 (en) Image coding apparatus and method
JP7346518B2 (ja) 画像処理デバイス、カメラ、およびビデオ画像のシーケンスをエンコードするための方法
CN114513629A (zh) 基于在视频馈送中的事件检测的警报生成
JP4474063B2 (ja) ディジタル監視カメラシステムおよび制御装置
JPH07222137A (ja) 遠隔監視システム
JPH07231442A (ja) 防犯監視装置
JPH09298739A (ja) 画像抽出装置
JP4698260B2 (ja) 画像記録装置及び監視システム
JP2001069510A (ja) 映像監視装置
JPH10285542A (ja) 録画装置および録画方法
JP2004180345A (ja) 撮影画像記録装置
KR200452908Y1 (ko) 디지털 비디오 레코더 겸용 감시용 카메라
US20070053015A1 (en) Still image printing method and apparatus corresponding to printing request timing
JP2008244580A (ja) 監視装置
JP5288988B2 (ja) 画像符号化装置
JP2007068214A (ja) ディジタル監視カメラシステムおよび制御装置
KR20240084469A (ko) 비디오 시퀀스를 프루닝하는 방법 및 장치
JPH0826115A (ja) 踏切監視装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181029

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190910

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191008

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6604616

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250