JP2001069510A - 映像監視装置 - Google Patents

映像監視装置

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JP2001069510A
JP2001069510A JP24652499A JP24652499A JP2001069510A JP 2001069510 A JP2001069510 A JP 2001069510A JP 24652499 A JP24652499 A JP 24652499A JP 24652499 A JP24652499 A JP 24652499A JP 2001069510 A JP2001069510 A JP 2001069510A
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Yoshihide Nakajima
佳秀 中島
Fujio Ito
富士雄 伊藤
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力画像データ内の動体の動きにより符号化
後の符号量を可変して画質を変更することができるよう
にした映像監視装置を提供すること。 【解決手段】 映像監視装置に、画像データを符号化し
圧縮して出力する手段11を備え、入力された画像デー
タを圧縮した符号データとして記録する映像監視装置に
おいて、入力された画像デ−タから動体を検出する動体
検出手段13と、動体を検出した画像部分について、動
体を検出しない画像部分より符号量を多く割り振る符号
量制御手段14とを備えた。これにより、時々刻々と入
力される画像データの符号量を必要に応じて可変し、高
画質の画像を得る一方で画像の全体データ量を略一定の
値にすることができるという効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入力画像データ
に対して画像データ内の対象物の動きにより符号化後の
符号量を可変して画質を変更することができるようにし
た映像監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、監視装置等において、特開平5−
304664号公報に代表される、撮影対象を撮影して
いるビデオカメラからの画像データを撮影シーンの変化
点において符号量を増減するように変化させ、1画像に
おいて、画面の動きの大きい領域の符号量を相対的に減
少させることにより、全体的なデータ量を少なくしよう
とするものがある。
【0003】また、他の方法として、特開平9−322
154号公報に代表される、記録すべきフレーム数の多
少によって、圧縮方式を切り換えるようにし、動く物体
を検出する外部センサから動体の入力がないときには、
記録フレームの採取レートを落とす(即ち、表示コマ数
を間引く)等により、監視画像のデータ量を減少するも
のとしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来における動画像に対応するデータの増減は、時々
刻々と画像内の物体が移動するのに追従するために前画
像と注目画像との間のデータの差分が大きくなり、その
差分を補充するために必然的に符号量を多くするもので
あり、動画像の動き(差分)としてはそれほど大きくな
い場合は、データの増減は殆どなされないというのが実
情であった。
【0005】すなわち、例えば監視装置などでは通常は
画像内に入ってくる動き物体(例えば人間)は殆どな
く、しかもその人間の行動はそれほど急激ではないとい
った場合、前画像と注目画像との間のデータの差分が大
きくなく、動画像の動きに追従するために符号量の増減
が必要である場合はといった要求は起こらない。しかし
監視装置の目的からすれば、例えばセキュリティの関係
上人間が近づいてはいけないとか、或る特定の方向へ向
かうと警報を出す必要があるといった場合が少なくなく
そのような場合には、従来におけるような符号量の可変
技術では充分に対応できないという不具合があった。
【0006】本発明は上記従来の課題に鑑みてなされた
もので、その目的は、入力画像データに対して画像デー
タ内の対象物の動きにより符号化後の符号量を可変して
画質を変更することができるようにした映像監視装置を
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、映像監視装置に、画像データを符号化し圧
縮して出力するエンコーダを備え、入力された画像デー
タを圧縮した符号データとして記録する映像監視装置に
おいて、入力された画像デ−タから動体を検出する動体
検出手段と、動体を検出した画像部分について、動体を
検出しない画像部分より符号量を多く割り振る符号量制
御手段とを備え、監視目的から重要とみなすことのでき
る画像の高画質化とともに映像画像の全体データ量を目
標とする概略一定の値にするようにしたことを要旨とす
る。
【0008】本発明の各種態様として、本発明の請求項
1に記載の発明は、映像監視装置を、入力画像データを
圧縮して出力するエンコーダと、前記エンコーダから出
力された符号化データの符号量を可変する可変長符号化
手段と、前記入力画像デ−タから動体を検出する動体検
出手段と、前記動体検出手段からの信号に基づいて、前
記入力画像データに対して符号量を可変制御する符号量
制御手段とから構成したものであり、前記符号量制御手
段は、前記入力画像データ中で動体を検出した画像部分
について、動体を検出しない画像部分より符号量を多く
割り当てるようにすることにより、時々刻々と入力され
る画像データの符号量を必要に応じて可変し、監視目的
から重要とみなすことのできる画像を高画質化するとい
う作用を有する。
【0009】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の映像監視装置において、前記動体検出制御手段
は、前記可変長符号化手段および前記動体検出手段から
の信号に基づいて、前記入力画像データ中で動体を検出
した画像部分について、画像データ全体のデータ量の目
標値を高く設定するとともに、動体を検出しない画像部
分より符号量を多く割り当てるようにしたものであり、
監視目的から重要とみなすことのできる画像を高画質化
するという作用を有する。
【0010】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1または2記載の映像監視装置において、前記動体検出
制御手段は、画像データ全体のデータ量の目標値を、動
体を検出した画像データについては、動体を検出しない
画像データより高い目標値に設定するようにしたもので
あり、動きのある重要な画像部分の画質を高くするとい
う作用を有する。
【0011】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
3記載の映像監視装置において、前記動体検出制御手段
は、画像データ全体のデータ量の目標値を、動体を検出
しないときの目標値と、動体を注意レベルで検出したと
きの目標値と、動体を警報レベルで検出したときの目標
値との3段階以上に設定するようにしたものであり、目
標値を多段階にすることにより、それぞれの重要度に応
じた画質の映像が得られるという作用を有する。
【0012】本発明の請求項5に記載の発明は、映像監
視装置として、入力画像データをMPEG−2圧縮して
出力するエンコーダと、前記エンコーダから出力された
MPEG−2符号化データの符号量を可変する可変長符
号化手段と、前記入力画像デ−タから動体を検出する動
体検出手段と、前記入力画像データに対して符号量を可
変制御する前記符号量制御手段とを備え、前記符号量制
御手段は、MPEG−2符号化データを構成するI,
P,Bフレームの選択および並び順序を変更することに
より画像データの全体の符号量を可変し得るようにした
ものであり、画質の変更動作を簡易且つ迅速に行なえる
という作用を有する。
【0013】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1記載の映像監視装置において、前記符号量制御手段
は、前記動体検出手段からの信号に基づいて、前記入力
画像データに対して画像データの符号量を可変制御する
ようにしたものであり、データ符号量を可変することに
より画質の変換をするとともに記憶媒体の容量を有効に
使うことができるという作用を有する。
【0014】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
6記載の映像監視装置において、前記符号量制御手段
は、前記可変長符号化手段および前記動体検出手段から
の信号に基づいて、前記入力画像データ中で動体を検出
した画像部分について、画像データ全体のデータ量の目
標値を高く設定するとともに、動体を検出しない画像部
分より符号量を多く割り当てるようにしたものであり、
監視目的から重要とみなすことのできる画像を高画質化
するという作用を有する。
【0015】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
5乃至7のいずれかに記載の映像監視装置において、前
記符号量制御手段は、MPEG−2符号化データのI,
P,Bフレームの選択および同種フレームのフレーム間
隔を調整することにより符号量を可変するようにしたも
のであり、画質の変更動作を簡易且つ迅速に行なえると
いう作用を有する。
【0016】本発明の請求項9に記載の発明は、請求項
5乃至7のいずれかに記載の映像監視装置において、前
記符号量制御手段は、MPEG−2符号化データのI,
P,Bの各フレームの選択出現回数を調整することによ
り符号量を可変するようにしたものであり、画質の変更
動作を簡易且つ迅速に行なえるとともに記憶媒体の容量
を有効に使うことができるという作用を有する。
【0017】本発明の請求項10に記載の発明は、映像
監視装置として、入力画像データを圧縮して出力するエ
ンコーダと、 前記エンコーダから出力された符号化デ
ータの符号量を可変する前記可変長符号化手段と、前記
入力画像デ−タから動体を検出する前記動体検出手段
と、前記動体検出手段からの信号に基づいて、前記入力
画像データに対して符号量を可変制御する前記符号量制
御手段とを備え、前記符号量制御手段は、前記入力画像
データ中で動体を検出しない画像部分について、他の画
像部分より符号量を少なく割り当てるようにするように
したものであり、時々刻々と入力される画像データの符
号量を必要に応じて可変し、監視目的から重要とみなす
ことのできる画像を高画質化するという作用を有する。
【0018】本発明の請求項11に記載の発明は、請求
項10記載の映像監視装置において、前記動体検出制御
手段は、前記可変長符号化手段および前記動体検出手段
からの信号に基づいて、前記入力画像データ中で動体を
検出しない画像部分について、画像データ全体のデータ
量の目標値を低く設定するとともに、他の画像部分より
符号量を少なく割り当てるようにしたものであり、画像
データ全体のデータ量の目標値を低く設定することによ
り画質の変更動作を簡易且つ迅速に行なえるとともに記
憶媒体の容量を有効に使うことができるという作用を有
する。
【0019】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は本発明の
一実施の形態に係る映像監視装置の構成を示すブロック
図である。図1において、映像監視装置は、入力された
画像データを圧縮処理して符号化するエンコ−ダ(符号
化器)11と、エンコーダ11から出力された符号化デ
ータの符号量を可変する可変長符号化手段としての可変
長符号器12と、入力された画像デ−タから動体を検出
する動体検出手段13と、動体検出手段13からの信号
に基づいて、入力画像データに対して符号量を可変制御
する符号量制御手段14とを備えて成る。動体検出手段
13は画像データ入力部に接続されて入力画像データを
取込み、その検出結果を符号量制御手段14に出力す
る。符号量制御手段14は動体検出手段13および可変
長符号器12から出力された信号を入力するように接続
され、動体検出結果および可変長符号器12から出力さ
れた符号量をもとにエンコーダ11において符号化され
るデータ量を制御するようになっている。
【0020】図2は図1に示された映像監視装置のエン
コーダ11の構成をMPEG−2符号化に適用し、より
詳細に示したブロック図である。この実施の形態におい
て、エンコーダ11は、符号化のための離散コサイン変
換するDCT16と、その出力データを量子化して圧縮
符号化データを可変長符号器12へ出力する量子化器1
7と、量子化器17からの出力信号を入力して逆量子化
する逆量子化器18と、逆量子化されたデータを符号化
前のデータに変換する逆DCT19と、符号化前のデー
タにもどされた画像データを格納するフレームメモリ2
0と、フレームメモリ20から画像データを読み出して
画像データ中の動体の動きを補償する動き補償手段21
とを備えている。符号量制御手段14は、量子化器17
および逆量子化器18へ量子化ステップを出力するよう
に接続されている。また量子化器17は符号量制御手段
14からの出力信号を入力するように当該符号量制御手
段14に接続されている。また、フレームメモリ20は
逆DCT19および動き補償手段21の出力の加算値を
入力するように接続されている。なおエンコーダ11
は、入力画像データをMPEG−2方式により圧縮符号
化するタイプのものでもよいし、或いはVBR(バリア
ブル・ビット・レート)符号化を利用するMPEG−2
以外の方式で圧縮符号化するものであってもよい。
【0021】かかる構成を有する映像監視装置の動作に
ついて説明する。撮像カメラなどからの画像データが入
力されると、この画像データはエンコーダ11内におい
てDCT16へ送られ、離散コサイン変換した符号化デ
ータに変換される。その後符号化データは量子化器17
へ送られて量子化され、可変長符号器12において符号
長を可変されて出力される。他方において、量子化器1
7の出力データは逆量子化器18へ送られて逆量子化処
理され、その後、逆DCT19において符号化前の画像
データに戻されるとともに動き補償手段21により動き
補償されて次の入力画像データとともにDCT16へ入
力される。
【0022】他方において、入力画像データは動体検出
手段13へ入力され、ここで動体検出される。図3は動
体検出手段13における動体検出動作を説明する図であ
る。この動体検出手段13においては、過去の画像24
aと現在の画像24bとの間を比較して動体検出結果を
出力する。過去の画像24aと現在の画像24bとの関
係は現在のフレームと1つ前のフレームであってもよい
し、或いは現在のフレームと何枚か前のフレームであっ
てもよい。また、フレームはフィールドであってもよ
い。本実施の形態における動体検出は、通常の動体検出
とは異なり動体の画像内における移動量の大小、或いは
移動速度の速さにより動体の検出、非検出を決めるもの
ではない。そして本実施の形態においては監視する区域
の画像内に予め要注意領域25、26を設定しておく。
図3の画像において、25は例えば機密書類保管室へ通
じる出入口であり、26は書類保管庫であるとする。こ
のような場合、出入口25は「要注意」領域として動体
検出手段13に認識させ、また書類保管庫26の場所は
「緊急警報」領域として動体検出手段13に認識させ、
それに応じて検出信号のレベルを変化させるようにして
いる。このように設定を行なった状態で動体検出を行な
うと、例えば図3(a)におけるように過去の画像24
aから現在の画像24bにかけて動体27が出入口25
および書類保管庫26に近づかない限り、当該動体27
がどのように動いても、且つ如何に激しく動いても動体
検出手段13は非検出の信号を出力する。これに対し
て、図3(b)に示すように、動体27が出入口25に
近づいた場合は動体検出手段13は「注意レベル検出」
の信号を出力する。また、図3(c)に示すように、動
体27が書類保管庫26に近づいた場合は動体検出手段
13は「緊急警報レベル検出」の信号を出力する。そし
て、上記「注意レベル検出」或いは「緊急警報レベル検
出」の信号を出力するときは、動体27の移動距離があ
らかじめ設定した閾値を越えた場合に動体検出手段13
は「検出」の信号を出力する。
【0023】動体検出手段13からの「検出」の信号を
受け取った符号量制御手段14は、エンコーダ11の量
子化器17および逆量子化器18へ制御信号を出力す
る。図4は動体検出手段13からの検出信号に基づいて
符号量制御手段14が制御を行なう動作を説明する図で
ある。図4において、図4(a)は動体検出手段13か
らの検出信号を表す波形図である。この図に示すように
検出信号は「注意レベル検出」と「緊急警報レベル検
出」とではレベルの異なる信号が出力される。図4
(b)は動体検出手段13からの検出信号に基づいて符
号量制御手段14が出力する制御信号を表す図である。
また図4(c)は符号量制御手段14からの制御信号に
基づいて決定される符号化データ量を表す図である。図
4から明らかになるように、符号量制御手段14は符号
量の目標値として、3種類のレベルを設定しており、動
体27が非検出であるときは図4(b)中Aで示すよう
に最低レベルの符号量を目標値として設定している。し
たがって動体27を検出しないときは画像データの圧縮
率を高く設定し高圧縮処理により符号量を低く抑えてい
る。一方、動体27が「注意レベル検出」されたときは
図4(b)中Bで示すように中間レベルの符号量を目標
値として設定している。したがって動体27を注意レベ
ルで検出したときは画像データの圧縮率を中間レベルに
設定しある程度の画質の向上を達成する。また、動体2
7が「緊急警報レベル検出」されたときは図4(b)中
Cで示すように最高レベルの符号量を目標値として設定
している。したがって動体27を緊急警報レベルで検出
したときは画像データの圧縮率を低いレベルに設定して
符号量を増加させ、高画質の画像を得られるようにして
いる。
【0024】上記のような符号量制御動作におけるVB
R符号化の目標値を変化させる方式としては、例えば、 1)フレーム内相関を利用するVBR符号化 2)フィールド内相関を利用するVBR符号化 3)フレーム間相関を利用するVBR符号化 4)フィールド間相関を利用するVBR符号化 5)JPEGのフレーム内相関を利用するVBR符号化 6)Waveletのフレーム内相関を利用するVBR
符号化 7)MPEGのIフレームおよびP,Bフレームへの上
記1)、2)、3)、4)の適用 によるものがある。
【0025】これにより符号量制御手段14から出力さ
れた制御信号により符号量が可変され通常では低い画質
(高圧縮)で得ていた画像データを、必要に応じて符号
量を増加させ高画質で得ることができる。
【0026】(実施の形態2)次に本発明の第2の実施
の形態について説明する。図5は本発明の第2の実施の
形態に係る映像監視装置の構成を示すブロック図であ
る。図2において、映像監視装置は、入力された画像デ
ータを圧縮処理して符号化する符号化器31と、入力さ
れた画像デ−タから動体を検出する動体検出手段32と
を備えて成る。符号化器31は、MPEGによる圧縮符
号化処理を行なうMPEG符号化手段33と、このMP
EG符号化手段33における符号化動作をコントロール
する符号化制御部34とを備えており、またMPEG符
号化手段33は入力画像データのIフレームを符号化す
るIフレーム符号化部35と、入力画像データのPフレ
ームを符号化するPフレーム符号化部36と、入力画像
データのBフレームを符号化するBフレーム符号化部3
7とを有している。符号化制御部34は、MPEG符号
化手段33の符号化動作を制御するためのデータとし
て、例えば図6に示すようなI,P,Bフレームの並び
データのテーブル40を保有している。このテーブル4
0において、IはMPEG符号化された画像データのG
OP(グループ・オブ・ピクチャ)を構成するフレーム
の1つを表し、フレーム内符号化されたフレームデータ
である。Pは同じくMPEG符号化された画像データの
GOPを構成するフレームの1つを表し、前方向参照フ
レーム間符号化を行なうフレームデータである。Bは同
じくMPEG符号化された画像データのGOPを構成す
るフレームの1つを表し、双方向参照フレーム間符号化
を行なうフレームデータである。GOPはI,P,Bの
各フレームを並べて構成され、フレーム数は15フレー
ム以下である場合が多い。MはIフレームとPフレーム
との間隔を表す値であり、NはGOPを構成するフレー
ム数を表す。
【0027】かかる構成を有する映像監視装置の動作に
ついて説明する。撮像カメラなどからの画像データが入
力されると、この画像データは符号化器31に入力され
MPEG符号化手段33において符号化処理がされる。
このとき、動体が検出されていなくて通常(標準)の符
号化が行なわれるときは、MPEG符号データとして、 I,B,B,P,B,B,P,B,B,P,B,B,P
・・・ の各フレームの並び順序で構成されるGOPが出力され
る。
【0028】他方、図3における動き検出動作により、
動きが検出されたときは、符号化制御部34は図6のテ
ーブル40において、M=1 または M=2の段階の
符号化レベルを選択し符号化処理を行なわせる。M=2
の段階の符号化が選択されたときは、符号化データとし
て、 I,B,P,B,P,B,P,B,P,B,P,B,P
・・・ の各フレームの並び順序で構成されるGOPが出力され
る。これによりBフレームが減ってPフレームが増えた
ことにより、画像データの符号量がより増大して高画質
の画像が得られる。
【0029】また、M=1の段階の符号化が選択された
ときは、符号化データとして、 I,P,P,P,P,P,P,P,P,P,P,P,P
・・・ のフレームの並び順序で構成されるGOPが出力され
る。これにより画像データがIフレームとPフレームの
みで構成されることにより、画像データの符号量がより
一層増大して高画質の画像が得られる。
【0030】逆に、標準よりも圧縮率を大きくしたいと
きはM=4以下にする。こうすると画像データの符号量
が減少して高圧縮画像が得られる。
【0031】(実施の形態3)図7は動体検出手段13
または32における動体検出動作の他の例を示す本発明
の第3の実施の形態を説明する図である。この動体検出
手段13においては、過去の画像45aと現在の画像4
5bとの間を比較して動体検出結果を出力する点は上記
図3の場合と同様である。過去の画像45aと現在の画
像45bとの関係は現在のフレームと1つ前のフレーム
であってもよいし、或いは現在のフレームと何枚か前の
フレームであってもよい。また、フレームはフィールド
であってもよい。本実施の形態における動体検出では画
像45の一部に動体検出エリア46を設けておき、図7
(a)に示すように画像全体内に動体が存在しないとき
は「動体なし」と判定する。また、図7(b)に示すよ
うに画像内に動体は存在するが、その動体は動体検出エ
リア46にかかっていない場合は動体「非検出」と判定
する。そして、図7(c)に示すように画像内に動体が
存在し、且つその動体が動体検出エリア46にかかって
いる場合に動体「検出」と判定する。図8は動体検出手
段13からの検出信号に基づいて符号量制御手段14が
制御を行なう動作を説明する図である。図8において、
図8(a)は動体検出手段13からの検出信号を表す波
形図である。この図に示すように検出信号は画像全体内
に動体が存在しないとき「動体なし判定」を行なう。図
8(b)は動体検出手段13からの検出信号に基づいて
符号量制御手段14が出力する制御信号を表す図であ
る。また図8(c)は符号量制御手段14からの制御信
号に基づいて決定される符号化データ量を表す図であ
る。図8から明らかになるように、本実施の形態におい
ては、上記動体検出時、および動体非検出時は標準レベ
ルでの符号化処理を行ない、動体なしと判定されたとき
のみ符号量の目標値を下げる。そして、この動体なしの
場合のみ圧縮率を上げて符号量を少なくし所定の画質を
確保した画像を得る。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば映
像監視装置に、画像データを符号化し圧縮して出力する
手段を備え、入力された画像データを圧縮した符号デー
タとして記録する映像監視装置において、入力された画
像デ−タから動体を検出する動体検出手段と、動体を検
出した画像部分について、動体を検出しない画像部分よ
り符号量を多く割り振る符号量制御手段とを備えたた
め、時々刻々と入力される画像データの符号量を必要に
応じて可変し、監視目的から重要とみなすことのできる
画像を高画質化するという利点を得る一方で画像の全体
データ量を概略一定の値にすることができるという効果
が得られる。これにより、画質のよい画像を得る一方
で、全体としてはデータが増大するのを防止しデータ転
送速度の低減や、画像データを記録するときの記録媒体
の記憶容量を有効に使うことができるという効果も得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る映像監視装置の構
成を示すブロック図
【図2】前記実施の形態における映像監視装置のエンコ
ーダの構成をより詳細に示したブロック図
【図3】前記実施の形態の動体検出手段による動体検出
動作を説明するもので、 (a)過去の画像から現在の画像にかけて動体の動きに
より非検出の信号を出力する動作を表す図 (b)動体が出入口に近づいた場合の動体検出手段によ
る「注意レベル検出」の信号を出力する動作を説明する
図 (c)動体が書類保管庫に近づいた場合の動体検出手段
による緊急警報レベル検出」の信号を出力する動作を説
明する図
【図4】前記実施の形態における符号量制御手段が制御
を行なう動作を説明する図 (a)動体検出手段からの検出信号を表す波形図 (b)動体検出手段からの検出信号に基づいて符号量制
御手段が出力する制御信号を表す図 (c)符号量制御手段からの制御信号に基づいて決定さ
れる符号化データ量を表す図
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る映像監視装置
の構成を示すブロック図
【図6】前記実施の形態におけるI,P,Bフレームの
並びデータのテーブルを表す図
【図7】本発明の第3の実施の形態における動体検出手
段における動体検出動作の他の例を示す図
【図8】(a)動体検出手段からの検出信号を表す波形
図 (b)動体検出手段からの検出信号に基づいて符号量制
御手段が出力する制御信号を表す図 (c)符号量制御手段からの制御信号に基づいて決定さ
れる符号化データ量を表す図
【符号の説明】
11 エンコーダ 12 可変長符号器 13、32 動体検出手段 14 符号量制御手段 16 DCT 17 量子化器 18 逆量子化器 19 逆DCT 20 フレームメモリ 21 動き補償手段 31 符号化器 33 MPEG符号化手段 34 符号化制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C053 FA11 GA11 GB17 GB19 GB22 GB26 GB28 GB29 GB32 GB38 KA03 LA02 LA15 5C054 AA05 CA04 CC03 DA06 EG06 EG07 FC13 FE24 FF03 HA18 5C059 KK23 MA00 MA23 MC11 ME01 PP05 PP06 PP07 PP26 SS00 TA25 TA60 TB03 TB04 TC12 TC18 UA02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像データを圧縮して出力するエン
    コーダと、 前記エンコーダから出力された符号化データの符号量を
    可変する可変長符号化手段と、 前記入力画像デ−タから動体を検出する動体検出手段
    と、 前記動体検出手段からの信号に基づいて、前記入力画像
    データに対して符号量を可変制御する符号量制御手段と
    を備え、 前記符号量制御手段は、前記入力画像データ中で動体を
    検出した画像部分について、動体を検出しない画像部分
    より符号量を多く割り当てるようにすることを特徴とす
    る映像監視装置。
  2. 【請求項2】 前記動体検出制御手段は、前記可変長符
    号化手段および前記動体検出手段からの信号に基づい
    て、前記入力画像データ中で動体を検出した画像部分に
    ついて、画像データ全体のデータ量の目標値を高く設定
    するとともに、動体を検出しない画像部分より符号量を
    多く割り当てることを特徴とする請求項1記載の映像監
    視装置。
  3. 【請求項3】 前記動体検出制御手段は、画像データ全
    体のデータ量の目標値を、動体を検出した画像データに
    ついては、動体を検出しない画像データより高い目標値
    に設定することを特徴とする請求項1または2記載の映
    像監視装置。
  4. 【請求項4】 前記動体検出制御手段は、画像データ全
    体のデータ量の目標値を、動体を検出しないときの目標
    値と、動体を注意レベルで検出したときの目標値と、動
    体を警報レベルで検出したときの目標値との3段階以上
    に設定することを特徴とする請求項3記載の映像監視装
    置。
  5. 【請求項5】 前記入力画像データをMPEG−2圧縮
    して出力するエンコーダと、 前記エンコーダから出力されたMPEG−2符号化デー
    タの符号量を可変する可変長符号化手段と、 前記入力画像デ−タから動体を検出する前記動体検出手
    段と、 前記入力画像データに対して符号量を可変制御する前記
    符号量制御手段とを備え、 前記符号量制御手段は、MPEG−2符号化データを構
    成するI,P,Bフレームの選択および並び順序を変更
    することにより画像データの全体の符号量を可変し得る
    ことを特徴とする映像監視装置。
  6. 【請求項6】 前記符号量制御手段は、前記動体検出手
    段からの信号に基づいて、前記入力画像データに対して
    画像データの符号量を可変制御することを特徴とする請
    求項1記載の映像監視装置。
  7. 【請求項7】 前記符号量制御手段は、前記可変長符号
    化手段および前記動体検出手段からの信号に基づいて、
    前記入力画像データ中で動体を検出した画像部分につい
    て、画像データ全体のデータ量の目標値を高く設定する
    とともに、動体を検出しない画像部分より符号量を多く
    割り当てることを特徴とする請求項6記載の映像監視装
    置。
  8. 【請求項8】 前記符号量制御手段は、MPEG−2符
    号化データのI,P,Bフレームの選択および同種フレ
    ームのフレーム間隔を調整することにより符号量を可変
    することを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載
    の映像監視装置。
  9. 【請求項9】 前記符号量制御手段は、MPEG−2符
    号化データのI,P,Bの各フレームの選択出現回数を
    調整することにより符号量を可変することを特徴とする
    請求項5乃至7のいずれかに記載の映像監視装置。
  10. 【請求項10】 前記入力画像データを圧縮して出力す
    る前記エンコーダと、 前記エンコーダから出力された符号化データの符号量を
    可変する前記可変長符号化手段と、 前記入力画像デ−タから動体を検出する前記動体検出手
    段と、 前記動体検出手段からの信号に基づいて、前記入力画像
    データに対して符号量を可変制御する前記符号量制御手
    段とを備え、 前記符号量制御手段は、前記入力画像データ中で動体を
    検出しない画像部分について、他の画像部分より符号量
    を少なく割り当てるようにすることを特徴とする映像監
    視装置。
  11. 【請求項11】 前記動体検出制御手段は、前記可変長
    符号化手段および前記動体検出手段からの信号に基づい
    て、前記入力画像データ中で動体を検出しない画像部分
    について、画像データ全体のデータ量の目標値を低く設
    定するとともに、他の画像部分より符号量を少なく割り
    当てることを特徴とする請求項10記載の映像監視装
    置。
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