JP6604137B2 - 電気抵抗式腐食センサ - Google Patents
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Description
このような要求に対して、監視対象と同じ金属製の被検体を、監視対象がおかれる同じ腐食環境中に配置し、被検体の表面(腐食環境により腐食される被腐食面)の腐食状態を経時的に測定することで、代替的に監視対象の腐食状態を推定することがなされている。
特許文献1の腐食量測定センサでは、腐食の進行により電気抵抗値が増加する金属導電部材を有する腐食センサエレメントを設け、腐食センサエレメントの電気抵抗値を電気抵抗測定回路で測定することで、金属導電部材の腐食状態を測定することができる。
さらに、腐食センサエレメントを複数配置し、それぞれの断面積が異なるように設定することで、腐食が進行して細いものから順次断線しても、太さが異なる複数のエレメントが順次利用できるので、腐食測定に利用できる期間を延長することができる。
一般に、部材の電気抵抗は、長さL、断面積S、電気抵抗率ρとして、R=ρL/Sで表される。ここで、腐食により被検体の表面が浸食され、断面積Sが減少すると、電気抵抗Rが増加する。従って、腐食環境におかれた被検体に対し、電気抵抗Rの増加を検出することで、腐食の進行を検出することができる。
しかし、元の断面積Sが小さいと、被検体として長期間の腐食環境に耐えられない。
これに対し、特許文献1では、断面積が異なる複数の被検体を順次利用することで、全体としての腐食期間を拡張している。ただし、複数の被検体が必要であり、各々に対する信号線の接続など、腐食センサとしての構造の複雑化や、測定手順の煩雑化が避けられない。
ここで、本発明においては、張力付与機構により被検体に張力が付与されている。このため、前述した腐食による被検体の断面積の減少に伴って、張力に沿った方向(断面積を与える断面と交差する方向)の応力(=張力/断面積)が増加する。このような応力の増加により、張力に沿った方向の歪みが増加し、被検体の断面積は更に減少する。
その結果、断面積の更なる減少により電気抵抗が更に増加するとともに、張力方向の歪みにより、被検体の第1端部と第2端部との間の長さが増加し、この長さの増加分、電気抵抗が増加する。
このような検出感度の向上は、張力付与機構により被検体に張力を付与するという簡単な構成で実現することができ、取り扱いも容易である。
従って、本発明によれば、検出感度が高くかつ構造が簡素で取り扱いも容易にできる電気抵抗式腐食センサを提供することができる。
本発明において、被検体が塑性領域に至った状態とは、被検体の歪みが材料の降伏点あるいは耐力に達した状態あるいは超えた状態に限らず、これらに近い値、例えば被検体の歪みが材料の降伏点あるいは耐力の95%まで達した状態も含む。
また、予め被検体が塑性領域に至った状態での張力あるいは歪みを実験で計測しておき、同一諸元の別の被検体に張力を加える際に、加えた張力の値や歪みを監視する手順を採用してもよい。
このような本発明では、第1部材および第2部材のいずれかと連結部材であるねじ軸との係合位置をナットで簡単に調整することができ、これにより張力付与機構を簡単に実現することができる。
このような本発明では、第1部材または第2部材に対する被検体の係止位置をボルトで簡単に調整することができ、これにより張力付与機構を簡単に実現することができる。
本発明において、被検体の第1端部を上向き、第2端部を下向きに配置し、接続部材に紐などの吊下部材を介して錘部材を吊り下げる配置が利用できる。また、被検体を水平に配置し、接続部材に接続した紐状の吊下部材を水平に引き出したうえ、プーリ等を介して下向きに方向変更し、下向きの端部に錘部材を吊り下げる構成とすることもできる。
さらに、この構成では、重力を利用して張力を付与するため、腐食により被検体が伸びた場合でも一定の張力を維持することができ、検出感度を高めることができる。
このような本発明では、複数の被検体の腐食試験を同時に実施することができる。そして、複数の被検体が連結部材に対して対称に配置されることで、各被検体の張力バランスを調整することも容易である。
このような本発明では、複数の被検体を直列接続することにより、電気抵抗の変化を累積し、検出感度を高めることができる。
〔第1実施形態〕
図1および図2には、本発明の第1実施形態としての電気抵抗式腐食センサ1が示されている。
電気抵抗式腐食センサ1は、被検体10の腐食に伴う電気抵抗の変化を検出することで、腐食の進行を測定するものであり、被検体10の電気抵抗を測定するための電気抵抗検出器20を有するとともに、被検体10を保持するためのフレーム30を有する。
本実施形態においては、このような被検体10を2本一対として腐食測定を行う。
電気抵抗検出器20は、一対のケーブル21を介して、一対の被検体10のそれぞれ第1端部11に接続されている。一対の被検体10は、各々の第2端部12どうしをケーブル22で接続されている。
従って、一対の被検体10は、互いに直列に接続されたうえ、電気抵抗検出器20に接続されている。
フレーム30には、一対の被検体10が保持され、各々は第1部材31と第2部材32との間に掛け渡されている。
これらの被検体10の第1端部11は、第1部材31の側面に係止されている。また、被検体10の第2端部12は、第2部材32の側面に係止されている。
一対の被検体10は、連結部材40を挟んで反対側に配置され、連結部材40を中心に対称に配置されている。
ただし、第1部材31および第2部材32と被検体10との接触部分に絶縁材料を介在させれば、第1部材31および第2部材32が絶縁性材料である必要はない。
連結部材40は、ねじ軸41,42をそれぞれ第1部材31および第2部材32の中心孔に挿通され、ナット51,52が第1部材31および第2部材32に当接されている。
これらのねじ軸41,42およびナット51,52により、連結部材40と第1部材31および第2部材32との連結位置を調整する調整機構50が構成されている。
これらの第1部材31、第2部材32、連結部材40、調整機構50により、被検体10に張力を付与する張力付与機構60が構成されている。
本実施形態においては、張力付与機構60により被検体10に付与される張力は、被検体10が塑性領域に達する応力を生じる張力となるように設定されている。
本実施形態においては、被検体10の腐食面が腐食されることで、被検体10の断面積が減少する。これに伴い、被検体10の第1端部11と第2端部12との間の電気抵抗が増加し、この電気抵抗の変化を電気抵抗検出器20で検出することで、被検体10の腐食測定を行うことができる。
その結果、断面積Sの更なる減少により電気抵抗R=ρL/S(ρ=電気抵抗率)が更に増加するとともに、張力方向の歪みεにより、被検体10の第1端部11と第2端部12との間の長さLが増加し、この長さLの増加分、電気抵抗R=ρL/Sが増加する。
このような検出感度の向上は、張力付与機構60により被検体10に張力Tを付与するという簡単な構成で実現することができ、取り扱いも容易である。
従って、本実施形態によれば、検出感度が高くかつ構造が簡素で取り扱いも容易にできる電気抵抗式腐食センサ1を提供することができる。
これに対し、被検体10の張力Tが大きく、腐食量Cが大きく、被検体10が塑性領域APの状態にあれば、腐食により断面積Sが減少することで、電気抵抗Rに大きな変化が現れる(図3のグラフの傾きが大きい)。
このように、被検体10に張力を付与して塑性領域とすることにより、腐食の進行に伴う電気抵抗Rの変化を一層顕著にでき、検出感度を高めることができる。
さらに、連結部材40のねじ軸41,42およびナット51,52でねじ式の調整機構50を形成し、この調整機構50と連結部材40とで張力付与機構60を構成したため、それぞれ簡単な構造としつつ、十分な機能を得ることができる。
本実施形態では、複数の被検体10を順次直列接続するようにしたため、各被検体10の電気抵抗の変化を累積することができ、電気抵抗検出器20における検出感度を高めることができる。
図4および図5には、本発明の第2実施形態としての電気抵抗式腐食センサ1Aが示されている。
電気抵抗式腐食センサ1Aは、被検体10の腐食に伴う電気抵抗の変化を検出することで、腐食の進行を測定するものであり、被検体10の電気抵抗を測定するための電気抵抗検出器20を有するとともに、被検体10を保持するためのフレーム30Aを有する。
本実施形態のフレーム30Aは、互いに所定間隔をあけて対向配置された第1部材31および第2部材32を有し、各々の間には連結部材40および被検体10が設置されている。
これに対し、第2実施形態では、中心部に一対の被検体10が設置され、これを挟んで両側に一対の連結部材40が設置されている。
一対の被検体10は、各々の第1端部11および第2端部12を、それぞれスリット33を通して、第1部材31の係止ブロック34および第2部材32の係止ブロック34に係止されている。
さらに、第1部材31、第2部材32、連結部材40、調整機構50により、被検体10に張力を付与する張力付与機構60が構成されている。
そして、本実施形態においても、張力付与機構60により被検体10に付与される張力は、被検体10が塑性領域に達する応力を生じる張力となるように設定されている。
さらに、張力付与機構60および調整機構50を構成するねじ軸41,42およびナット51,52が、フレーム30Aの外側に沿って配置されるため、ナット51,52を回す操作を簡単に行うことができる。
図6および図7には、本発明の第3実施形態としての電気抵抗式腐食センサ1Bが示されている。
電気抵抗式腐食センサ1Bは、被検体10の腐食に伴う電気抵抗の変化を検出することで、腐食の進行を測定するものであり、被検体10の電気抵抗を測定するための電気抵抗検出器20を有するとともに、被検体10を保持するためのフレーム30Bを有する。
本実施形態のフレーム30Bは、互いに所定間隔をあけて対向配置された第1部材31および第2部材32を有し、各々の間には連結部材40Bおよび被検体10が設置されている。
これに対し、第3実施形態では、中心部に一対の被検体10が設置され、これを挟んで両側に一対、板状の連結部材40Bが設置されている。
さらに、本実施形態では、連結部材40Bと第1部材31および第2部材32との間には調整機構がなく、代わりに、被検体10と第1部材31および第2部材32との間に調整機構70が設置されている。
第1部材31および第2部材32の中央には、連結部材40Bが固定された側とは反対側からボルト71,72がねじ込まれており、その先端には係止ブロック73,74が螺合されている。
係止ブロック73,74は、ボルト71,72を締め付けることで、それぞれ最寄りの第1部材31および第2部材32に引きつけることができる。
これらのボルト71,72および係止ブロック73,74により、調整機構70が構成されている。
従って、第1部材31、第2部材32、連結部材40B、調整機構70により、被検体10に張力を付与する張力付与機構60Bが構成されている。
そして、本実施形態においても、張力付与機構60Bにより被検体10に付与される張力は、被検体10が塑性領域に達する応力を生じる張力となるように設定されている。
さらに、張力付与機構60および調整機構50を構成するボルト71,72が、フレーム30Bの外側、つまり連結部材40Bや被検体10が設置される側とは反対側に配置されている。このため、ボルト71,72を回す操作の際に、連結部材40Bや被検体10と干渉することがなく、張力の調整を簡単に行うことができる。
図8には、本発明の第4実施形態としての電気抵抗式腐食センサ1Cが示されている。
電気抵抗式腐食センサ1Cは、前述した第3実施形態の電気抵抗式腐食センサ1Bを変形したものであり、以下に相違する部分についてのみ説明する。
前述した第3実施形態の電気抵抗式腐食センサ1Bでは、2本の被検体10を設置していたが、第4実施形態の電気抵抗式腐食センサ1Cでは、被検体10は一本だけ設置されている。そして、被検体10に張力を付与するための張力付与機構60Cおよび調整機構70Cの構成が異なるものとされている。
これに対し、第4実施形態の電気抵抗式腐食センサ1Cでは、フレーム30Cにおいて、第1部材31および第2部材32の外側からボルト75,76を挿通し、反対側に突き出たねじ軸部分にナット77,78を螺合させ、これらのナット77,78の対向する一対の側面にL型の部材を固定して係止ブロック73,74を形成している。
被検体10の第1端部11および第2端部12は、それぞれ係止ブロック73,74に挟まれるように係止される。
従って、ナット77,78ないし係止ブロック73,74を押さえる等して廻り止めした状態で、ボルト75,76を回転させることで、係止ブロック73,74の位置を調整することができる。これにより、調整機構70Cが構成されている。
このような本実施形態においても、前述した第3実施形態と同様な効果を得ることができる。
図9には、本発明の第5実施形態としての電気抵抗式腐食センサ1Dが示されている。
前述した第4の実施形態では、フレーム30Cの上下にボルト75,76およびナット77,78を設け、係止ブロック73、74をそれぞれ位置調整可能としていた。
これに対し、第5実施形態の電気抵抗式腐食センサ1Dでは、フレーム30Dの上部のボルト75およびナット77により、係止ブロック73が上下に移動可能である。しかし、フレーム30Cの下部においては、第4実施形態(図8参照)のボルト76およびナット78が省略されており、係止ブロック74は第2部材32に直付けされている。
このような本実施形態においても、前述した第3実施形態と同様な効果を得ることができる。
図10には、本発明の第6実施形態としての電気抵抗式腐食センサ1Eが示されている。
前述した第1〜第5の実施形態で説明した電気抵抗式腐食センサ1〜1Dでは、いずれも調整機構50あるいは調整機構70,70C,70Dにより、被検体10の第1端部11および第2端部12の距離を機械的に変化させる張力付与機構60,60B,60C,60Dを構成し、これにより被検体10の張力を付与ないし調整していた。
これに対し、第5実施形態の電気抵抗式腐食センサ1Eでは、重力を利用して被検体10に張力を付与する張力付与機構80を用いている。
フレーム30Eは、第3〜第4の実施形態と同様に、第1部材31および第2部材32を、複数の連結部材40Bで連結して形成されている。
第1部材31の下面には、第4実施形態と同様な係止ブロック73が固定され、係止ブロック73には被検体10の第1端部11が係止されている。
被検体10の第2端部12には係止ブロック74が係止され、係止ブロック74は接続部材81の上面に固定されている。
錘部材83の重さは、被検体10に付与する張力に応じて選択されている。
この錘部材83にかかる重力が、吊下部材82および接続部材81を介して被検体10に伝達されることで、被検体10には所期の張力が付与される。
錘部材83は、吊下部材82、接続部材81および被検体10を介して第1部材31に吊り下げられた状態であるが、これらのガイド部材84により振れ止めがなされている。
これらの接続部材81、吊下部材82、錘部材83およびガイド部材84により、張力付与機構80が構成されている。
さらに、張力付与機構80にいては、常に一定の張力を被検体10に付与することができる。すなわち、第1〜第4の実施形態では、張力付与機構60が機械的な位置選択により被検体10に張力を付与するものであったため、被検体10が腐食に伴って断面積が減少し、試験開始時よりも伸びることで、張力が低下してしまうことがある。これに対し、本実施形態では、重力を利用することで、被検体10が伸びた場合でも、一定の張力を維持することができ、結果として検出感度を高めることができる。
図11には、本発明の第7実施形態としての電気抵抗式腐食センサ1Fが示されている。
前述した第6の実施形態では、被検体10、接続部材81、吊下部材82、錘部材83が垂直方向に連なる配置とされていた。
これに対し、第7実施形態では、被検体10、接続部材81および吊下部材82の一部が水平方向に配列されるとともに、吊下部材82を途中で下向きに偏向させ、その先端に錘部材83を吊り下げている。
被検体10の第1端部11を係止する係止ブロック73は、第2部材32Fに固定されている。
吊下部材82の下向きの端部には、錘部材83が吊り下げられている。錘部材83は、ガイド部材84の内側に収容され、昇降自在とされている。
これらの接続部材81、吊下部材82、錘部材83、ガイド部材84およびプーリ86により、張力付与機構80Fが構成されている。
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形などは本発明に含まれる。
例えば、前述した各実施形態では、電気抵抗式腐食センサ1〜1Fに、一対の被検体10または一本の被検体10を設置したが、被検体10は3枚以上、あるいは複数対で設置してもよい。
前述した各実施形態では、被検体10の片面だけを腐食面13としたが、被検体10の両面を腐食面13としてもよい。
Claims (8)
- 第1端部と第2端部との間に腐食面を有する被検体と、前記第1端部と前記第2端部との間の電気抵抗を検出する電気抵抗検出器と、を有する電気抵抗式腐食センサであって、
前記第1端部と前記第2端部とを互いに離れる方向に付勢して前記被検体に張力を付与する張力付与機構を有し、
前記張力付与機構から前記被検体に付与される張力が、前記被検体が塑性領域に至る応力を生じさせる張力であることを特徴とする電気抵抗式腐食センサ。 - 前記塑性領域に至る応力は、前記被検体が降伏点を有する場合において、前記降伏点を超える応力であることを特徴とする電気抵抗式腐食センサ。
- 請求項1または請求項2に記載された電気抵抗式腐食センサにおいて、
前記被検体の前記第1端部が係止される第1部材と、
前記被検体の前記第2端部が係止される第2部材と、
前記第1部材と前記第2部材とを所定間隔で連結する連結部材と、を有し、
前記張力付与機構は、前記連結部材と前記第1部材との連結位置、前記連結部材と前記第2部材との連結位置、前記被検体と前記第1部材との係止位置、前記被検体と前記第2部材との係止位置のうち、少なくともいずれか一つを調整可能な調整機構であることを特徴とする電気抵抗式腐食センサ。 - 請求項3に記載された電気抵抗式腐食センサにおいて、
前記調整機構は、前記連結部材の少なくとも一方の端部に形成されたねじ軸と、前記ねじ軸に螺合されかつ前記第1部材および前記第2部材のいずれかに係合されたナットと、を有することを特徴とする電気抵抗式腐食センサ。 - 請求項3に記載された電気抵抗式腐食センサにおいて、
前記調整機構は、前記被検体が係止されるナットと、前記被検体に対して前記第1部材または前記第2部材の反対側から挿通されかつ先端が前記ナットに螺合されたボルトと、を有することを特徴とする電気抵抗式腐食センサ。 - 請求項1または請求項2に記載された電気抵抗式腐食センサにおいて、
前記被検体の前記第1端部が係止される第1部材と、前記被検体の前記第2端部に接続された接続部材と、を有し、
前記張力付与機構は、前記接続部材に吊り下げられた錘部材を有することを特徴とする電気抵抗式腐食センサ。 - 請求項3から請求項5のいずれか一項に記載された電気抵抗式腐食センサにおいて、
複数の前記被検体が、前記連結部材を中心に対称に配置されていることを特徴とする電気抵抗式腐食センサ。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載された電気抵抗式腐食センサにおいて、
複数の前記被検体が、順次直列接続されていることを特徴とする電気抵抗式腐食センサ。
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