JP6603914B2 - 検査ケーブル用ガイド、検査ケーブル及び検査用センサ - Google Patents

検査ケーブル用ガイド、検査ケーブル及び検査用センサ Download PDF

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Description

本発明は、検査ケーブル用ガイド、検査ケーブル及び検査用センサに関する。
検査用センサは、検査ケーブルと、検査ケーブルの先端に取り付けられた検査プローブとを有する。配管内に検査プローブが取り付けられた検査ケーブルを挿通することで、配管内面を検査する。検査用センサは、種々の工業用配管内面におけるスケール(析出物)の付着状況や腐食状況等を検査するツールとして用いられている。
特許文献1には、表面に複数の摺動部材を備えた複数の楕円状の瘤体がケーブルに沿って設けられた細径管の探傷装置が記載されている。摺動部材により管内面との摩擦を低減し、ケーブルを細径管内にスムーズに送り込むことができる。
特開平8−338829号公報
特許文献1に記載の探傷装置における瘤体は、形状が楕円状であり、曲げ半径の小さい配管に使用することができない。楕円状の瘤体自体が、引っ掛かりや擦れの原因となり、挿入を阻害するためである。また摺動部材を瘤体に設けただけでは、充分に摩擦抵抗を低減することができない。
本発明は、検査用センサを挿通する配管に対する摩擦抵抗を低減できる検査ケーブル用ガイド、検査ケーブル及び検査用センサを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明の第1の態様にかかる検査ケーブル用ガイドは、配管内を検査する検査用センサに用いられる検査ケーブル用ガイドであって、外周面が球状をなして、軸線に沿って延びるケーブルが挿通する取付孔部が形成されたガイド本体と、該ガイド本体の外周面の接線方向に軸線と交差して延びる回転軸回りに回転可能に、かつ、周方向及び軸線方向に間隔をあけて設けられた複数の回転体と、を備え、前記複数の回転体のうち前記軸線方向に隣り合う回転体の間に、前記外周面から凹む溝部が形成されている。
このような構成によれば、軸線方向に隣り合う回転体の間に外周面から凹む溝部が設けられているため、軸線方向に隣り合う回転体が何れも配管内面と接触している場合でも、ガイド本体が配管内面と接触することを避けることができる。特に、配管の屈曲部において、溝部を有することにより、ガイド本体と配管内面との接触を低減することができる。その結果、検査ケーブル用ガイドを配管に挿通する際の摩擦抵抗を低減することができる。
本発明の第2の態様にかかる検査ケーブル用ガイドでは、第1の態様において、前記複数の回転体は、軸線と交差する同一の仮想円上に存在する回転体からなる回転体群を複数構成し、前記回転体群は、前記軸線方向に間隔をあけて複数設けられ、前記溝部は、前記軸線方向に隣り合う回転体群の間に、前記外周面から凹んで前記軸線の周方向に延びている構成でもよい。
このような構成によれば、回転体群に沿って溝部が軸線に対して対称な周方向に延在するため、ガイド本体の軸線を中心とした周方向のいずれの位置でもガイド本体と配管内面の接触を避けることができる。そのため、検査ケーブル用ガイドを配管に挿通する際の摩擦抵抗を低減することができる。
本発明の第3の態様における検査ケーブル用ガイドでは、第1の態様又は第2の態様において、前記複数の回転体の回転軸が、前記軸線に対して直交する直交面に対していずれも一方向に傾斜している構成でもよい。
このような構成によれば、検査ケーブル用ガイドの進退方向を軸に回転しながら進退移動させることができる。そのため、配管内部に溶接ビード等の突起部がある場合でも、突起部に対して回転体を斜めに進行させることができ、突起部の乗り越えを容易に行うことができる。
本発明の第4の態様における検査ケーブル用ガイドでは、第1の態様において、前記複数の回転体は、前記軸線を中心に前記外周面に沿って螺旋状に配設されている構成でもよい。
このような構成によれば、検査ケーブル用ガイドの進退方向を軸に回転しながら進退移動させることができる。そのため、配管内部に溶接ビード等の突起部がある場合でも、突起部に対して回転体を斜めに進行させることができ、突起部の乗り越えを容易に行うことができる。また配管の内面と検査ケーブル用ガイドの回転体が複数の場所で接触する場合でも、検査ケーブル用ガイドを同一方向に回転させる回転力を得ることができる。
本発明の第5の態様における検査ケーブル用ガイドでは、第1の態様から第4の態様において、前記複数の回転体は、前記ガイド本体の径方向からの押圧に応じて、前記回転体の径方向の位置を変動可能な回転軸を有する構成でもよい。
このような構成によれば、回転体が径方向にも動作可能となる。そのため、配管内部の突起部の影響をガイド本体に伝えずに、回転体で緩衝することができる。そのため、突起部が存在する度に、ガイド本体が配管の径方向に動くことを避け、ガイド本体と配管との接触をより避けることができる。
本発明の第6の態様における検査ケーブル用ガイドでは、第1の態様から第5の態様において、前記溝部は、前記軸線方向に前記回転体と離間して形成され、前記軸線方向に隣り合う前記回転体と前記溝部の間に、前記ガイド本体の前記配管内における進退を補助する段差乗り越えガイド部を有する構成でもよい。
このような構成によれば、段差乗り越えガイド部により配管内部の突起部を乗り越える補助をすることができる。ガイド本体の段差乗り越えガイド部が回転体より先に配管内部の突起部と接触すると、ガイド本体は突起部に乗り上げる。その後、回転体は、突起部と接触し、突起部を乗り越す。回転体が突起部と接触する前に、ガイド本体を突起部に対して乗り上げることで、回転体が突起部を乗り越える際に乗り越える必要のある段差を小さくすることができる。その結果、突起部の段差が回転体に比べて大きく、回転体だけでこれを乗り越えることが困難な場合でも、検査ケーブル用ガイドの進退移動が容易になる。
本発明の第7の態様における検査ケーブル用ガイドでは、第1の態様から第6の態様において、前記ガイド本体の取付孔部に設けられ、前記ガイド本体を前記軸線周りに相対回転可能にする軸受をさらに有する構成でもよい。
このような構成によれば、軸受によりガイド本体が前記軸線周りに相対回転可能となる。そのため、ガイド本体が進行方向を軸に回転する場合でも、検査ケーブル用ガイドの取付孔部を挿通するケーブルが捩れることを避けることができる。
本発明の第8の態様における検査ケーブル用ガイドでは、第7の態様において、前記軸受は、前記ガイド本体の前記軸線方向の位置を固定する固定治具を有し、前記ガイド本体の径方向において、前記固定治具と前記ガイド本体との間には隙間が設けられ、前記ガイド本体は、前記隙間により前記固定治具を中心に前記軸線周りに相対回転可能である構成でもよい。
このような構成によれば、ケーブルが捩れることを避ける軸受を簡便な構造とすることができる。
本発明の第9の態様における検査ケーブルは、第1の態様から第8の態様に記載の検査ケーブル用ガイドと、前記検査ケーブル用ガイドに取付けられたケーブルと、を備える。
このような構成によれば、検査ケーブル用ガイドにより検査ケーブルの座屈を避け、検査ケーブルと検査ケーブルが挿通する配管内面との摩擦抵抗を低減することができる。
本発明の第10の態様にかかる検査用センサは、第9の態様に記載の検査ケーブルと、前記検査ケーブルのいずれかに設けられた検査プローブとを備える。
このような構成によれば、検査ケーブルと検査ケーブルが挿通する配管内面の摩擦抵抗が少ないため、配管の奥まで検査プローブを送ることができ、より簡便に配管内面におけるスケール(析出物)の付着状況や腐食状況等を検査することができる。
本発明によれば、検査用センサを挿通する配管に対する摩擦抵抗を低減できる検査ケーブル用ガイドを提供することができる。
本発明の一実施形態における検査用センサの斜視模式図である。 本発明の第1実施形態における検査ケーブル用ガイドの斜視模式図である。 本発明の第1実施形態における検査ケーブル用ガイドを軸線に沿って切断した断面模式図である。 本発明の第1実施形態における検査ケーブル用ガイドの回転体近傍を回転軸に沿って切断した断面模式図である。 比較例における検査ケーブルを配管内に挿通する様子を示す模式図である。 本発明の第1実施形態における検査ケーブルを配管内に挿通する様子を示す模式図である。 比較例における検査ケーブルにおいて、配管内面に接触する回転体近傍を拡大した模式図である。 本発明の第1実施形態における検査ケーブルにおいて、配管内面に接触する回転体近傍を拡大した模式図である。 本発明の第2実施形態における検査ケーブル用ガイドを軸線に沿って切断した断面模式図である。 本発明の第1実施形態における検査ケーブルが配管内面の突起部を通過する様子を示した模式図である。 本発明の第2実施形態における検査ケーブルが配管内面の突起部を通過する様子を示した模式図である。 本発明の第3実施形態における検査ケーブル用ガイドの側面模式図である。 本発明の第3実施形態における検査ケーブル用ガイドを軸線に沿って切断した断面模式図である。 本発明の第3実施形態における検査ケーブル用ガイドの軸受の取付について説明するための模式図である。 本発明の第3実施形態における検査ケーブル用ガイドが配管内部を挿通する様子を示す模式図である。 検査ケーブル用ガイドの回転体が、配管内部の突起部を乗り越す様子を示す模式図である。 本発明の第3実施形態における検査ケーブル用ガイドの変形例の側面模式図である。 本発明の第4実施形態における検査ケーブル用ガイド側面模式図である。 本発明の第4実施形態における検査ケーブル用ガイドが配管内部を挿通する様子を示す模式図である。
以下、本発明にかかる各種実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
「検査用センサの実施形態」
検査用センサの一実施形態について、図1を参照して説明する。
図1は、本発明にかかる一実施形態における検査用センサの斜視模式図である。
図1に示すように、本実施形態にかかる検査用センサ100は、検査ケーブル用ガイド1と、ケーブル2と、検査プローブ3とを備える。検査用センサ100は、配管内部に挿入され、配管内面におけるスケールの付着状況や腐食状況等を検査する。
ここで、検査用センサ100における各方向を定義する。ケーブル2の中心軸を軸線Arとし、軸線Arが伸びている方向を軸線方向Daとする。また軸線Arを基準にした径方向を単に径方向Drとする。また径方向Drで軸線Arから遠ざかる側を径方向外側とし、この径方向Drで軸線Arに近づく側を径方向内側とする。軸線Arを中心軸とした周方向を単に周方向Dcという。
検査ケーブル用ガイド1は、ケーブル2により連結され、全体で検査ケーブルをなす。検査ケーブルの一端側には、検査プローブ3が設けられている。
検査プローブ3は、配管内面の状態を確認できるものであれば、公知のものを用いることができる。例えば、カメラ、工業用内視鏡、超音波プローブ等を用いることができる。
検査用センサ100は、検査プローブ3が設けられた端部と反対側の端部から検査ケーブルを配管内部に送り込むことで、検査プローブ3を配管奥まで進行させる。その結果、配管奥の配管内面の状態を検査することができる。
「検査ケーブル用ガイドの第1実施形態」
検査ケーブル用ガイドの第1実施形態について、図2〜図8を参照して説明する。
図2は、第1実施形態にかかる検査ケーブル用ガイド1の斜視模式図である。また図3は、本発明の第1実施形態における検査ケーブル用ガイドを軸線Arに沿って切断した断面模式図である。検査ケーブル用ガイド1は、ガイド本体10と、複数の回転体21とを有する。
ガイド本体10は、外周面が球状をなし、軸線Arに沿って延びるケーブル2が挿通する取付孔部10aが形成されている。ここで、球状とは真球に限られず、楕円球、一部を切り欠いた球等も含む。
複数の回転体21は、ガイド本体10の外周面に、周方向Dc及び軸線方向Daに間隔をあけて設けられている。図2において、軸線Arと直交する同一の仮想円I上に、周方向Dcに間隔をあけて存在する複数の回転体21は、一つの回転体群20を構成する。回転体群20は、軸線方向Daに複数形成されている。
各回転体21は、回転軸21Aと回転部21Bを有する。回転軸21Aは、軸線Arと直交する仮想円Iの接線方向に沿って延びる。各回転体21は、回転軸21Aを軸に回転する。
図4は、本発明の第1実施形態における検査ケーブル用ガイドの回転体近傍を回転軸に沿って切断した断面模式図である。回転体21は、ガイド本体10の径方向Drからの押圧に応じて、回転体21の径方向Drの位置を変動可能である。図4では、回転軸21Aが弾性を有する弾性軸であり、回転部21Bに径方向Drから押圧が加わることで、回転軸21Aがたわむ。その結果、回転体21は、ガイド本体10の内側に沈み込む。
また、図2及び図3に示すように、複数の回転体21のうち軸線方向Daに隣り合う回転体21の間には、ガイド本体10の外周面から凹む溝部12が形成されている。図2において、溝部12は、隣接する回転体群20の軸線方向Daの間に設けられている。そのため、溝部12は回転体群20に沿って周方向Dcに延びる。
上述のような構成の検査ケーブル用ガイド1によれば、検査ケーブル用ガイド1を有する検査ケーブルを配管に挿通する際の摩擦抵抗を低減することができる。
以下、比較例を提示しながら、検査ケーブルを配管に挿通する際の摩擦抵抗を低減できる理由について説明する。
図5は、比較例における検査ケーブルを配管内に挿通する様子を示す模式図である。比較例における検査ケーブルは、検査ケーブル用ガイド1’と、検査ケーブル用ガイド1’を挿通するケーブル2を有する。
比較例における検査ケーブル用ガイド1’は、ガイド本体10’と、ガイド本体10’の外周面に設けられた複数の回転体21’とを備える。ガイド本体10’に溝部が形成されていない点が、第1実施形態にかかる検査ケーブル用ガイド1と異なる。
まず、屈曲部Pbを有する配管P内に、比較例の検査ケーブルを挿通する際を例に説明する。配管Pは屈曲部Pbを有するため、屈曲部Pbにおける内周側の内周面Pbiは、配管内部に向かって突出している。一方で、検査ケーブル用ガイド1’において、隣接する回転体21’の間におけるガイド本体10’の外周面は、ガイド本体10’の軸線Arから外側に向かって突出している。そのため、屈曲部Pbにおける内周側の内周面Pbiにおいて、内周面Pbiに対して回転体21’よりも先にガイド本体10’の外周面が接触する領域R1が生じる。
ガイド本体10’が内周面Pbiを滑る滑り抵抗は、回転体21’が内周面Pbi上を転がる転がり抵抗より大きい。また回転体21’とガイド本体10’のいずれもが内周面Pbiと接触する場合は、検査ケーブル用ガイド1’を配管に挿入する挿入抵抗には、回転体21’の転がり抵抗に加えて、ガイド本体10’の滑り抵抗が加わる。そのため、いずれの場合においても、検査ケーブルガイド1’を配管に挿入する挿入抵抗が大きくなる。
これに対し、図6に示すように、第1実施形態にかかる検査ケーブル用ガイド1は、溝部12を有する。溝部12は、ガイド本体10の外周面から内側に向かって凹んでいる。そのため、配管内部に向かって突出する内周面Pbiにおいても、ガイド本体10よりも先に回転体21が接触し、ガイド本体10の外周面が接触しない。検査ケーブル用ガイド1を配管に挿入する挿入抵抗は回転体21の転がり抵抗が主となり、挿入抵抗が小さくなる。つまり、第1実施形態にかかる検査ケーブル用ガイド1によれば、配管Pの屈曲部Pbにおいて検査ケーブルを配管に挿通する際の摩擦抵抗を低減できる。
また摩擦抵抗は、屈曲部に限られず、直管部においても低減することができる。
図7は、比較例における検査ケーブルにおいて、配管内面に接触する回転体近傍を拡大した模式図である。また、図8は、本発明の第1実施形態における検査ケーブルにおいて、配管内面に接触する回転体近傍を拡大した模式図である。
図7に示すように、比較例における検査ケーブルは、隣接する回転体21’の間に位置するガイド本体10’の外周面10’oが、直管部Psの内壁Psiに向かって突出している。そのため、直管部Psの内壁Psiとガイド本体の外周面10’oが回転体21’と接触することがある。
また回転体21’は、径方向Drからの押圧に応じて径方向Drの位置が変動する。そのため、回転体21’が内壁Psiと接触した場合、回転体21’がガイド本体10’の径方向Drに沈み込み、直管部Psの内壁Psiとガイド本体の外周面10’oが接触しやすくなる。そのため、直管部Psにおいてもガイド本体10’と配管Pが接触し、検査ケーブル用ガイド1’を配管に挿入する際の挿入抵抗が大きくなる。
これに対し、本実施形態にかかる検査ケーブル用ガイド1は、図8に示すように、溝部12を有する。そのため、隣接する回転体21の間に位置するガイド本体10の外周面10oは、直管部Psの内壁Psiに対して凹んでいる。そのため、直管部Psの内壁Psiとガイド本体の外周面10oとが接触することを避けられる。また回転体21の径方向の位置が、径方向Drからの押圧に応じて変動した場合でも、溝部12により直管部Psの内壁Psiとガイド本体の外周面10oが接触することが避けられる。
すなわち、第1実施形態にかかる検査ケーブル用ガイド1によれば、配管Pの直管部Psにおいても、ガイド本体10と内壁Psiが直接接触することを避け、検査ケーブルを配管に挿通する際の摩擦抵抗を低減できる。
「検査ケーブル用ガイドの第2実施形態」
図9は、本発明の第2実施形態における検査ケーブル用ガイドを軸線に沿って切断した断面模式図である。図9に示すように、第2実施形態にかかる検査ケーブル用ガイド5は、溝部12が回転体21とそれぞれ離間して形成されている点が、第1実施形態にかかる検査ケーブル用ガイド1と異なる。その結果、軸線方向Daに隣り合う回転体21と溝部12の間に、ガイド本体10の配管内における進退を補助する段差乗り越えガイド部13が設けられている点が、第1実施形態にかかる検査ケーブル用ガイド1と異なる。以下の説明では、共通な箇所の説明は省略する。また、説明に用いる各図面において、図1〜図8と共通の構成要素には同一の符号を付すものとする。
図9において、段差乗り越えガイド部13は、ガイド本体10の外周面から溝部12を形成した後に、回転体21と溝部12の間に残存した部分である。段差乗り越えガイド部13は、その機能を発揮することができれば、当該構成に限られない。例えば、段差乗り越えガイド部13の最外面は、ガイド本体10の外周面より内側に位置していてもよい。
ここで、段差乗り越えガイド部13の機能について説明する。
図10は、本発明の第1実施形態における検査ケーブルが配管内面の突起部を通過する様子を示した模式図である。また図11は、本発明の第2実施形態における検査ケーブルが配管内面の突起部を通過する様子を示した模式図である。
一般に配管Pは、複数の配管を接続して得るため、溶接ビード等の突起部P1を有する。第1実施形態にかかる検査ケーブル用ガイド1の場合、図10(a)に示すように、突起部P1には回転体21が接触する。回転体21が突起部P1を乗り越えるためには、図10(b)に示すように、突起部P1の高さa1を超えるだけの推力F1を与える必要がある。特に、回転体21の回転軸21Aが弾性軸等で、回転体21の位置が、径方向Drからの押圧に応じて径方向Drに変動する場合は、大きな推力F1が必要になる。回転体21の位置が変動することで、突起部P1を乗り越えるための推力が、回転体21をガイド本体10の径方向Drに押す押圧に変換されるためである。
これに対し、第2実施形態にかかる検査ケーブル用ガイド5は、段差乗り越えガイド部13を有する。そのため、図11(a)に示すように、突起部P1と段差乗り越えガイド部13がまず接触する。そして、図11(b)に示すように、推力F2により段差乗り越えガイド部13が突起部P1に対して高さa2だけ乗り上げる。その後、推力F2’を加えることにより、図11(c)に示すように、回転体21が突起部P1に乗り上げ、図11(d)に示すように、突起部P1を乗り越える。回転体21が突起部P1を乗り上げる際に超える必要がある高さa3は、突起部P1の高さa1から段差乗り越えガイド部13によって突起部P1に対して乗り上げた高さP2を減じた高さである。
高さa3は高さa1より低いため、高さa3の段差を乗り越えるために必要な推力F2’は、高さa1の段差を乗り越えるために必要な推力F1より小さい。また段差乗り越えガイド部13は軸線方向に回転しないため、段差乗り越えガイド部13を有する検査ケーブル用ガイド1が高さa1の突起部P1を乗り越えるために必要な推力F2+F2’も、段差乗り越えガイド部13を有さない検査ケーブル用ガイド5が高さa1の突起部P1を乗り越えるために必要な推力F1よりも小さい。すなわち、段差乗り越えガイド部13を設けることで、突起部P1の段差a1が回転体に比べて大きく、回転体だけでこれを乗り越えることが困難な場合でも、検査ケーブル用ガイドの進退移動が容易になる。
特に、回転体21の位置が径方向に変動する場合は、段差乗り越えガイド部13を設けることで、回転体21と突起部P1が接触する時間を短くでき、突起部P1を乗り越えるための推力が、回転体21をガイド本体10の径方向Drに押す押圧に変換されることを避けることができる。そのため、回転体21の位置が径方向に変動する場合は、段差乗り越えガイド部13を設けることによる効果がより顕著となる。
なお、第2実施形態の検査ケーブル用ガイド5における段差乗り越えガイド部13が、配管Pの内壁と接触するおそれがある。そのため、第1実施形態の検査ケーブル用ガイド1と第2実施形態の検査ケーブル用ガイド5は、検査する配管の状態によって、それぞれ使い分けることが好ましい。例えば、屈曲部が多い配管を検査する場合は第1実施形態の検査ケーブル用ガイド1を用い、複数の配管を接合し溶接ビードのような突起部が多い配管を検査する場合は第2実施形態の検査ケーブル用ガイド5を用いる等の使い分けができる。
「検査ケーブル用ガイドの第3実施形態」
図12は、本発明の第3実施形態における検査ケーブル用ガイドの側面模式図である。また図13は、本発明の第3実施形態における検査ケーブル用ガイドを軸線に沿って切断した断面模式図である。
図12及び図13に示すように、第3実施形態にかかる検査ケーブル用ガイド6は、回転体31の回転軸31Aが軸線Arに対して直交する直交面に対していずれも一方向に傾斜している点と、ケーブル2に対してガイド本体10を固定する固定態様が、第1実施形態にかかる検査ケーブル用ガイド1と異なる。以下の説明では、共通な箇所の説明は省略する。また、説明に用いる各図面において、図1〜図8と共通の構成要素には同一の符号を付すものとする。
図12に示すように、第3実施形態にかかる検査ケーブル用ガイド6において、複数の回転体31は、ガイド本体10の外周面に周方向及び軸線方向に間隔をあけて設けられている。図12において、軸線Arと交差する同一の仮想円I’上に、周方向Dcに間隔をあけて存在する複数の回転体31は、一つの回転体群30を構成する。回転体群30は、軸線方向Daに複数形成されている。
仮想円I’は、軸線Arと直交する面に対して1方向に傾斜している。そのため、仮想円I’に沿って配置される各回転体31の回転軸31Aも、軸線Arと直交する面に対して1方向に傾斜している。
また図13に示すように、ガイド本体10の取付孔部10aには、軸受40が設置されている。軸受40は、ガイド本体10の軸線方向Daの位置を固定する固定治具41を有する。ガイド本体10の径方向Drにおいて、固定治具41とガイド本体10との間には隙間42が設けられ、ガイド本体10は軸線Arに沿って設けられた固定治具41を中心に軸線Ar周りに相対回転可能である。図13においては、ガイド本体10が軸線周りに相対回転する際の摩擦力を低減するために、固定治具41とガイド本体10の間の隙間42にスリーブ43が設置されている。
図14(a)に示すように、固定治具41は、挿入部材44と嵌合部材45からなる。図14は、本発明の第3実施形態における検査ケーブル用ガイドの軸受の取付について説明するための模式図である。
挿入部材44は、基部44Aと、基部44Aから径方向Drに突出する支持部44Bと、基部44Aから軸線方向Daに突出する挿入部44Cとを有する。挿入部44Cには、雄ネジ44Dが切られている。また、挿入部44Cの先端には、先端から基部44Aに向かって拡幅する傾斜面44Eaを有する先端部44Eが設けられている。
また、嵌合部材45は、基部45Aと、基部45Aから径方向Drに突出する支持部45Bと、基部45Aから軸線方向Daに突出する受け部45Cとを有する。受け部45Cは、挿入されるケーブル2と径方向Drに隙間を有し、隙間は嵌合部45Eをなす。受け部45Cの内面には雌ネジ45Dが切られている。また受け部45Cと基部45Aとは、受け部45Cの先端から基部45Aに向かって拡幅する傾斜面45Eaによって連続している。嵌合部45Eにおける傾斜面45Eaの軸線方向Daに対する傾斜角は、先端部44Eにおける傾斜面44Eaの軸線方向Daに対する傾斜角より大きい。
図14(b)に示すように、固定治具41は、嵌合部材45に挿入部材44を挿入して形成される。嵌合部材45の雌ネジ45Dに対して、挿入部材44の雄ネジ44Dを捩ることで、嵌合部材45と挿入部材44が締結される。
そして、嵌合部材45と挿入部材44が締結されると、図14(c)に示すように、挿入部材44の先端部44Eにおける傾斜面44Eaと、嵌合部材45の嵌合部45Eにおける傾斜面45Eaとが接触する。嵌合部45Eにおける傾斜面45Eaの軸線方向Daに対する傾斜角は、先端部44Eにおける傾斜面44Eaの軸線方向Daに対する傾斜角より大きいため、先端部44Eが径方向Dr内側に傾き、先端部44Eがケーブル2に噛みこむ。その結果、ケーブル2に対して固定治具41が固定される。
図14では、簡便のためガイド本体10を図示していないが、実際の使用態様においては、ガイド本体10の取付孔部10aに挿入部材44及び嵌合部材45がそれぞれ挿入される。その結果、ガイド本体10の軸線方向Daの位置は、ケーブルに固定された固定治具41における挿入部材44の支持部44B及び嵌合部材45の支持部45Bによって決定される。
次に、第3実施形態にかかる検査ケーブル用ガイド6の動作について説明する。図15は、本発明の第3実施形態における検査ケーブル用ガイドが配管内部を挿通する様子を示す模式図である。
配管P内に検査ケーブル用ガイド6を挿通する場合、検査ケーブル用ガイド6の一端側に推力Fを与えて、配管内を進行させる。上述のように回転体31は、軸線Arと直交する面に対して1方向に傾斜している。そのため、回転体31を有する検査ケーブル用ガイド6が軸線方向Daに進行すると、検査ケーブル用ガイド6を軸線周りに回転させる力が加わる。ガイド本体10は軸線Arを中心に軸線Ar周りに相対回転可能である。そのため、検査ケーブル用ガイド6は、軸線Ar周りに相対回転しながら、螺旋状に配管P内を進行する。またこの際、検査ケーブル用ガイド6はケーブル2と独立に回転するため、ケーブル2が捩れることを防ぐことができる。
検査ケーブル用ガイド6が螺旋状に回転しながら配管P内を進行すると、配管Pの突起部P1を乗り越える際に必要な推力を小さくすることができる。以下、その理由について説明する。
図16は、検査ケーブル用ガイドの回転体が、配管内部の突起部を乗り越す様子を示す模式図である。図16(a)は、一方向に延在する突起部P1に対して回転体が斜めに入射した様子を示す図であり、図16(b)は、一方向に延在する突起部P1に対して回転体が平行に入射した様子を示す図である。
配管Pにおける突起部P1が配管繋ぎ目の溶接ビードの場合、配管の延在方向(軸線方向Da)に対して垂直な配管内周に突起部P1は延在する。そのため、第3実施形態にかかる検査ケーブル用ガイド6における回転体31は、図16(a)に示すように、突起部P1に入射する。
これに対し、第1実施形態にかかる検査ケーブル用ガイド1の場合、回転体21は軸線Arと直交する面に沿って延在している。そのため、回転体21は、図16(b)に示すように、突起部P1に入射する。
図16(a)に示すように、回転体31が突起部P1に対して斜めに入射する場合は、回転体31の軸線方向Da先端側から徐々に突起部P1に乗り上げる。すなわち、突起部P1に対して回転体31が角度θaで乗り上げる。これに対し、図16(b)に示すように、突起部P1に対して回転体が平行に入射する場合は、突起部P1に対して回転体21がθaよりも大きな角度θbで乗り上げる。そのため、回転体31が突起部P1に対して斜めに入射する場合に突起部P1を乗り越えるために必要な推力f1は、突起部P1に対して回転体が平行に入射する場合に突起部P1を乗り越えるために必要な推力f2より小さくなる。
上述のように、本実施形態にかかる検査ケーブル用ガイドによれば、検査ケーブル用ガイドの進退方向を軸に回転しながら進退移動させることができる。そのため、配管内部に溶接ビード等の突起部がある場合でも、突起部に対して回転体を斜めに進行させることができ、突起部の乗り越えを容易に行うことができる。
また、第3実施形態にかかる検査ケーブル用ガイドは、当該構成に限られない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
図17は、本発明の第3実施形態における検査ケーブル用ガイドの変形例の側面模式図である。図17に示す検査ケーブル用ガイド7は、回転体51の回転軸51Aが軸線Arに対して直交する直交面に対していずれも一方向に傾斜している点は、上述の検査ケーブル用ガイド6と同じだが、回転体51の回転軸51Aの延在方向と回転体群50を構成する仮想円Iの延在方向が一致していない点が異なる。
変形例の検査ケーブル用ガイド7において、回転体51は、軸線Arと直交する仮想円I上に周方向Dcに間隔をあけて存在する。仮想円I上に周方向Dcに間隔をあけて存在する複数の回転体51は、回転体群50を構成している。回転体群50は、軸線方向Daに複数形成されている。
回転体51の回転軸51Aは、軸線Arに対して直交する直交面に対していずれも一方向に傾斜している。すなわち、回転体群50を構成する仮想円Iに対して回転体51は、一方向に傾斜している。
また軸線方向Daに隣り合う回転体群50の間に配設される溝部12は、各回転体51に沿って周方向に延在している。そのため、溝部12は、周方向に折れ曲がり部を有しながら、ジグザグに延在している。
上述のように、図17に示す変形例の検査ケーブル用ガイド7の回転体51は、軸線Arと直交する面に対して1方向に傾斜している。そのため、回転体51を有する検査ケーブル用ガイド7が軸線方向Daに進行すると、検査ケーブル用ガイド7を軸線周りに回転させる力が加わる。そのため、検査ケーブル用ガイド7は、軸線Ar周りに相対回転しながら、螺旋状に配管P内を進行する。
すなわち、変形例の検査ケーブル用ガイド7においても、検査ケーブル用ガイドの進退方向を軸に回転しながら進退移動させることができる。そのため、配管内部に溶接ビード等の突起部がある場合でも、突起部に対して回転体を斜めに進行させることができ、突起部の乗り越えを容易に行うことができる。
「検査ケーブル用ガイドの第4実施形態」
図18は、本発明の第4実施形態における検査ケーブル用ガイドの側面模式図である。図18において、検査ケーブル用ガイド8の図示反対側の側面に存在する回転体61は一点鎖線で図示している。
図18に示すように、第4実施形態にかかる検査ケーブル用ガイド8は、複数の回転体61が軸線Arを中心に外周面に沿って螺旋状に配設されている点が、第1実施形態にかかる検査ケーブル用ガイド1と異なる。以下の説明では、共通な箇所の説明は省略する。また、説明に用いる各図面において、図1〜図8と共通の構成要素には同一の符号を付すものとする。
第4実施形態にかかる検査ケーブル用ガイド8は、複数の回転体61が軸線Arを中心にガイド本体10の外周面に沿って螺旋状に配設されている。すなわち、複数の回転体61が回転体群を形成していない。
複数の回転体61が軸線Arを中心にガイド本体10の外周面に沿って螺旋状に配設されていると、より細い配管や配管の狭窄部においても、検査ケーブル用ガイド8を容易に進退移動させることができる。
図19は、本発明の第4実施形態における検査ケーブル用ガイドが配管内部を挿通する様子を示す模式図である。検査ケーブル用ガイド自体が、配管で詰まらないように、配管Pに挿通する検査ケーブル用ガイド8の径は、配管Pの径より小さくするのが通常である。そのため、配管P内を挿通する検査ケーブル用ガイド8の外周面に沿って存在する複数の回転体61のうち、いずれかの回転体61が配管Pの内面と接触する。この配管Pと接触している回転体61が、軸線Arを中心に検査ケーブル用ガイド8を相対回転させる回転力を生み出す。
これに対し、狭窄部Pnでは、狭窄部Pnの内径と検査ケーブル用ガイド8の外径が略一致し、検査ケーブル用ガイド8の周方向に存在する全ての回転体61が配管Pの内面と周方向で接触する場合がある。この場合、各回転体61により軸線Arを中心に検査ケーブル用ガイド8を相対回転させる回転力の方向を一致させる必要がある。生み出される回転力の方向が異なると、検査ケーブル用ガイド8が軸線Arを中心にスムーズに回転できず、挿通抵抗を生み出す原因となる。
検査ケーブル用ガイド8は、複数の回転体61が軸線Arを中心にガイド本体10の外周面に沿って螺旋状に配設されている。そのため、狭窄部Pnにおいても、検査ケーブル用ガイド8を同一方向に回転させることができる。すなわち、本実施形態にかかる検査ケーブル用ガイドによると、より細い配管や配管の狭窄部においても、検査ケーブル用ガイド8を容易に進退移動させることができる。
100…検査用センサ、1,1’,5,6,7,8…検査ケーブル用ガイド、2…ケーブル、3…検査プローブ、10,10’…ガイド本体、10a…取付孔部、10o,10’o…外周面、12…溝部、13…段差乗り越えガイド部、20,30,50…回転体群、21,21’,31,51,61…回転体、21A,31A,51A…回転軸、21B…回転部、40…軸受、41…固定治具、42…隙間、43…スリーブ、44…挿入部材、44A…基部、44B…支持部、44C…挿入部、44D…雄ネジ、44E…先端部、44Ea…傾斜面、45…嵌合部材、45A…基部、45B…支持部、45C…受け部、45D…雌ネジ、45E…嵌合部、45Ea…傾斜面、I,I’…仮想円、Da…軸線方向、Dr…径方向、Dc…周方向、Ar…軸線、P…配管、Pb…屈曲部、Pbi…内周面、Psi…内壁、P1…突起部

Claims (10)

  1. 配管内を検査する検査用センサに用いられる検査ケーブル用ガイドであって、
    外周面が球状をなして、軸線に沿って延びるケーブルが挿通する取付孔部が形成されたガイド本体と、
    該ガイド本体の外周面の接線方向に軸線と交差して延びる回転軸回りに回転可能に、かつ、周方向及び軸線方向に間隔をあけて設けられた複数の回転体と、を備え、
    前記複数の回転体のうち前記軸線方向に隣り合う回転体の間に、前記外周面から凹む溝部が形成されている検査ケーブル用ガイド。
  2. 前記複数の回転体は、軸線と交差する同一の仮想円上に存在する回転体からなる回転体群を複数構成し、
    前記回転体群は、前記軸線方向に間隔をあけて複数設けられ、
    前記溝部は、前記軸線方向に隣り合う回転体群の間に、前記外周面から凹んで前記軸線の周方向に延びている請求項1に記載の検査ケーブル用ガイド。
  3. 前記複数の回転体の回転軸が、前記軸線に対して直交する直交面に対していずれも一方向に傾斜している請求項1又は2のいずれか一項に記載の検査ケーブル用ガイド。
  4. 前記複数の回転体は、前記軸線を中心に前記外周面に沿って螺旋状に配設されている請求項1に記載の検査ケーブル用ガイド。
  5. 前記複数の回転体は、前記ガイド本体の径方向からの押圧に応じて前記回転体の径方向の位置を変動可能な回転軸を有する請求項1〜4のいずれか一項に記載の検査ケーブル用ガイド。
  6. 前記溝部は、前記軸線方向に前記回転体と離間して形成され、
    前記軸線方向に隣り合う前記回転体と前記溝部の間に、前記ガイド本体の前記配管内における進退を補助する段差乗り越えガイド部を有する請求項1〜5のいずれか一項に記載の検査ケーブル用ガイド。
  7. 前記ガイド本体の取付孔部に設けられ、前記ガイド本体を前記軸線周りに相対回転可能にする軸受をさらに有する請求項1〜6のいずれか一項に記載の検査ケーブル用ガイド。
  8. 前記軸受は、前記ガイド本体の前記軸線方向の位置を固定する固定治具を有し、
    前記ガイド本体の径方向において、前記固定治具と前記ガイド本体との間には隙間が設けられ、
    前記ガイド本体は、前記隙間により前記固定治具を中心に前記軸線周りに相対回転可能である請求項7に記載の検査ケーブル用ガイド。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の検査ケーブル用ガイドと、
    前記検査ケーブル用ガイドに取付けられたケーブルと、
    を備える検査ケーブル。
  10. 請求項9に記載の前記検査ケーブルと、
    前記検査ケーブルのいずれかに設けられた検査プローブと、
    を備える検査用センサ。
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