JP6603611B2 - 情報表示システムおよび情報表示方法 - Google Patents

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Description

本発明は、情報表示システムおよび情報表示方法に関する。
オフィスビルや空港や鉄道駅構内等の施設において、災害時に災害の情報を表示器に表示させて施設の利用者を避難させるシステムがある。
従来技術として、ユーザが保持する携帯端末装置において、位置に応じた避難経路情報を取得する技術が知られている。また、ビルに設置された表示装置において、地震時の避難経路や津波時の避難経路を表示する技術が知られている。
特開2009−267844号公報
従来技術では、災害が発生した場合における避難経路情報を表示装置等に表示することに留まっていた。
しかし、災害が発生した場合であっても、災害の発生場所が遠方である場合や災害の発生規模が極めて小規模である場合には施設の利用者が避難を必要とせず、災害が発生したことに伴って必要となる情報が避難経路の情報のみであるとは限らない。
一側面では、本発明は、状況に応じた情報を表示することが可能になる情報表示システムおよび情報表示方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、以下に示すような情報表示システムを提供する。情報表示システムは、情報処理装置と第1の表示器と第2の表示器とを含む。情報処理装置は、記憶部と制御部とを備える。記憶部は、表示器を識別する情報である表示器識別情報と表示器の設置場所を示す情報である設置場所情報と、災害の種別に応じて避難情報を報知するまで待機する時間である避難待機時間とを含む表示器管理情報を記憶する。制御部は、災害の種別を含む情報である災害情報とセンサーが検知した情報であるセンサー検知情報を受信し、災害情報とセンサー検知情報に基づき避難誘導が必要か否かを判定し、避難誘導が必要である場合、表示器管理情報に基づき、第1の表示器の設置場所から避難するための第1の避難情報を報知する指示を第1の表示器に送信し、第2の表示器の設置場所から避難するための第2の避難情報を報知する指示を第2の表示器に送信し、避難誘導が必要でない場合、表示器管理情報に基づき、第1の利用情報を報知する指示を第1の表示器に送信し、第2の利用情報を報知する指示を第2の表示器に送信する。
一態様によれば、状況に応じた情報を表示することが可能になる情報表示システムおよび情報表示方法を提供できる。
第1の実施形態の情報表示システムの一例を示す図である。 第2の実施形態の情報表示システムの一例を示す図である。 第2の実施形態のサーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 第2の実施形態の情報表示システムを適用した空港ロビーの一例を示す図である。 第2の実施形態の表示器管理情報(パターン1)の一例を示す図である。 第2の実施形態の表示器の画面の一例を示す図である。 第2の実施形態の空港情報報知処理のフローチャートを示す図である。 第2の実施形態の情報表示システムを適用した駅構内の一例を示す図である。 第2の実施形態の表示器管理情報(パターン2)の一例を示す図である。 第2の実施形態の避難情報表示画面(パターン1)の一例を示す図である。 第2の実施形態の避難情報表示画面(パターン2)の一例を示す図である。 第2の実施形態の避難情報表示画面(パターン3)の一例を示す図である。 第2の実施形態の鉄道情報報知処理のフローチャートを示す図である。
以下、図面を参照して実施の形態を詳細に説明する。
[第1の実施形態]
まず、第1の実施形態の情報表示システムについて図1を用いて説明する。図1は、第1の実施形態の情報表示システムの一例を示す図である。
情報表示システム10は、情報処理装置1と、第1の表示器5aと、第2の表示器6aとを含む。
情報処理装置1は、制御部2と、記憶部3とを備える。情報処理装置1は、情報処理を行う装置であり、たとえば、コンピュータ等である。情報処理装置1は、ネットワークを介して第1の表示器5a、第2の表示器6a、他のコンピュータ、センサー等とデータの送受信が可能であるが、他のコンピュータやセンサーの図示は省略する。また、ネットワークの形態は、有線無線を問わない。
制御部2は、災害情報やセンサー検知情報を受信し、記憶部3に記憶された表示器管理情報4aを読み出し、避難誘導が必要か否かを判定し、判定結果に応じて第1の表示器5aと第2の表示器6aに対して情報を報知させる指示を送信する。災害情報は、災害に関する情報であり、災害の種別(地震、火災、大雨等)を含む情報である。センサー検知情報は、センサーから情報処理装置1へ送信される情報であり、温度や煙や振動等のセンサーが検知した情報だけでなく、センサーが設置された場所を示す情報も含めることができる。
記憶部3は、表示器管理情報4aを記憶可能であり、たとえば、HDD(Hard Disk Drive)や各種メモリ等の記憶装置である。表示器管理情報4aは、表示器を管理する情報であり、表示器を識別する情報である表示器識別情報4bと、表示器の設置場所を示す情報である設置場所情報4cとを含む情報である。たとえば、第1の表示器5aを識別する情報が「ABC001」であり、第1の表示器5aの設置場所が「第1のエリア」である場合、制御部2は、表示器識別情報4b「ABC001」と設置場所情報4c「第1のエリア」を対応づけて表示器管理情報4aに記憶する。また、第2の表示器6aを識別する情報が「ABC002」であり、第2の表示器6aの設置場所が「第2のエリア」である場合、制御部2は、表示器識別情報4b「ABC002」と設置場所情報4c「第2のエリア」を対応づけて表示器管理情報4aに記憶する。
また、表示器管理情報4aは、災害の種別に応じて避難情報を報知するまで待機する時間である避難待機時間も含めることができる。なお、避難待機時間は、表示器ごとに設定することができる。
第1の表示器5aと第2の表示器6aは、情報を表示出力および音声出力して報知する機能を備えている機器であり、たとえば、スピーカーを備えたディスプレイや電光掲示板や液晶パネル等である。
ここで、情報処理装置1が、災害情報とセンサー検知情報を受信し、第1の表示器5aと第2の表示器6aに情報を表示させる指示を送信する場合について説明する。
制御部2は、災害情報とセンサー検知情報に基づき避難誘導が必要か否かを判定し、避難誘導が必要である場合、表示器管理情報4aに基づき、第1の表示器5aの設置場所から避難するための第1の避難情報を報知する指示を第1の表示器5aに送信し、第2の表示器6aの設置場所から避難するための第2の避難情報を報知する指示を第2の表示器6aに送信する。また、制御部2は、判定した結果、避難誘導が必要でない場合、表示器管理情報4aに基づき、第1の利用情報5cを報知する指示を第1の表示器5aに送信し、第2の利用情報6cを報知する指示を第2の表示器6aに送信する。このようにして、情報処理装置1は、受信した情報に基づき避難誘導が必要か否かを判定し、判定結果に応じた表示指示を表示器に送信できる。なお、第1の利用情報5cは、第1の表示器5aが設置された場所に関連して利用者が利用する情報である。第2の利用情報6cは、第2の表示器6aが設置された場所に関連して利用者が利用する情報である。
制御部2は、避難誘導が必要である場合において、第1の表示器5aについての避難待機時間である第1の避難待機時間が経過したか否かを判定し、第1の避難待機時間が経過した場合に第1の避難情報5bを報知する指示を第1の表示器5aに送信する。また、制御部2は、第2の表示器6aについての避難待機時間である第2の避難待機時間が経過したか否かを判定し、第2の避難待機時間が経過した場合に第2の避難情報6bを報知する指示を第2の表示器6aに送信する。このようにして、情報処理装置1は、表示器ごとに、又は、表示器が設置された場所ごとに避難情報を報知する時間を定めることで、利用者が避難を開始する時間をずらすよう促すことができる。これにより、多数の利用者が同時に非常口を利用することを回避できる。
情報処理装置1は、受信した災害情報とセンサー検知情報に基づき、避難誘導が必要であるか否かを判定することにより、状況に応じた情報を表示器に表示させることが可能となる。これにより、情報処理装置1は、状況に応じた情報を表示することが可能になる情報表示システムおよび情報表示方法を提供できる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態として、情報処理装置1をサーバに適用した情報表示システムについて図2を用いて説明する。図2は、第2の実施形態の情報表示システムの一例を示す図である。
情報表示システム400は、図2に示すように、施設100、サーバ300およびデータベース350を含む。なお、図2のシステムは一例に過ぎず、サーバ300およびデータベース350が施設100内に含まれる構成であってもよいし、複数の施設がネットワーク150を介して接続する構成であってもよい。
施設100は、利用者が利用する施設であり、たとえば、オフィスビルや、空港や、鉄道駅構内等である。施設100は、施設100を管理するサーバ300とネットワーク150を介して接続する。なお、ネットワーク150は、無線ネットワークであっても良いし、有線ネットワークであっても良い。
施設100は、表示器200とセンサー210と電波受信機220が備えられる。表示器200とセンサー210と電波受信機220は、ネットワーク150を介してサーバ300と接続されている。
表示器200は、情報を報知する装置であり、情報を表示する装置と音声を出力する装置とを備える。情報を表示する装置とは、たとえば、CRT(Cathode Ray Tube)を用いた表示装置や液晶表示装置等である。また、音声を出力する装置とは、たとえば、スピーカー等である。以下の説明において、どの表示器であるかを特定しない場合は表示器200と記載する。
センサー210は、検知する装置であり、たとえば、熱センサーや、煙センサーや、振動センサーや、人感センサーである。また、センサー210は、火災報知器や、非常ベルや、カメラ等を備える装置であってもよい。
電波受信機220は、電波を受信する装置であり、たとえば、テレビ放送受信機や信号検出器等を含む。
サーバ300は、表示器200やセンサー210や電波受信機220や他のコンピュータとデータ通信が可能なコンピュータである。サーバ300は、取得した情報に基づいて、表示器200に表示指示を送信できる。
サーバ300は、データベース350とデータ通信が可能であり、データベース350から取得した情報を表示器200に表示させる指示ができる。
データベース350は、サーバ300が他のコンピュータから収集した情報や施設情報を記憶する記憶装置である。たとえば、施設100が空港ロビーである場合、施設情報は、空港ロビーの地図情報、表示器管理場所、センサー210が設置された場所、空港および周辺の避難経路情報、センサー210が検知した情報、航空運航状況、を含む情報である。表示器管理情報は、表示器200を識別する表示器識別情報と表示器200の設置場所情報とを含む情報である。また、施設100が鉄道駅構内である場合、施設情報は、駅構内の地図情報、表示器管理情報、センサー210が設置された場所、駅および周辺の避難経路情報、センサー210が検知した情報、鉄道運行状況、を含む情報である。
次に、第2の実施形態のサーバのハードウェア構成について図3を用いて説明する。図3は、第2の実施形態のサーバのハードウェア構成の一例を示す図である。
サーバ300は、制御部310を含む。制御部310は、プロセッサ311、RAM(Random Access Memory)312、HDD313、入出力信号インタフェース314、記憶媒体インタフェース315、通信インタフェース316を含む。サーバ300は、プロセッサ311によって装置全体が制御されている。プロセッサ311には、バス317を介してRAM312と複数の周辺機器が接続されている。プロセッサ311は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ311は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、又はPLD(Programmable Logic Device)である。また、プロセッサ311は、CPU、MPU、DSP、ASIC、PLDのうちの2以上の要素の組み合わせであってもよい。
RAM312は、サーバ300の主記憶装置として使用される。RAM312には、プロセッサ311に実行させるOSのプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM312には、プロセッサ311による処理に必要な各種データが格納される。
バス317に接続されている周辺機器としては、HDD313、入出力信号インタフェース314、記憶媒体インタフェース315および通信インタフェース316がある。
HDD313は、内蔵したディスクに対して、磁気的にデータの書き込みおよび読み出しを行う。HDD313は、サーバ300の補助記憶装置として使用される。HDD313には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。なお、補助記憶装置としては、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置を使用することもできる。
入出力信号インタフェース314には、入出力デバイス318が接続されている。入出力デバイス318は、入力デバイスと出力デバイスを含む。入力デバイスの一例として、キーボードや、マウスや、タッチパネル等がある。また、出力デバイスの一例には、モニタや、液晶表示や、各種パネル表示装置等がある。
入出力信号インタフェース314は、キーボードやマウスやタッチパネルから送られてくる信号をプロセッサ311に送信する。なお、マウスは、ポインティングデバイスの一例であり、他のポインティングデバイスを使用することもできる。他のポインティングデバイスとしては、ペンタブレット、タッチパッド、トラックボール等がある。
入出力デバイス318の出力デバイスは、プロセッサ311からの命令に従って、画像をモニタ画面に表示させる。モニタとしては、CRTを用いた表示装置や液晶表示装置等がある。
記憶媒体インタフェース315は、磁気やレーザ等を利用して記憶媒体319に記録されたデータの読み取りや書き込みを行う。また、記憶媒体インタフェース315は、半導体メモリ等の記憶媒体に記録されたデータの読み取りを行うものであってもよい。記憶媒体319とは、たとえば、光ディスクや、フラッシュメモリ等の半導体メモリ等を含む。光ディスクは、光の反射によって読み取り可能なようにデータが記録された可搬型の記録媒体である。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disk)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc − Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)等がある。
記憶媒体インタフェース315は、サーバ300に周辺機器を接続するための通信インタフェースとしても用いることができる。たとえば、記憶媒体インタフェース315には、メモリ装置やメモリリーダライタを接続することができる。メモリ装置は、記憶媒体インタフェース315との通信機能を搭載した記録媒体である。メモリリーダライタは、メモリカードへのデータの書き込み、又はメモリカードからのデータの読み出しを行う装置である。メモリカードは、カード型の記録媒体である。
通信インタフェース316は、ネットワーク150に接続されている。通信インタフェース316は、ネットワーク150を介して、他のコンピュータ又は通信機器との間でデータの送受信を行う。なお、通信インタフェース316は、データベース350と接続してもよいし、ネットワーク150を介してデータベース350と接続してもよい。通信インタフェース316は、双方向デジタル通信を送受信可能なインタフェースでもよいし、一方向性の通信を受信可能なインタフェースでもよい。
以上のようなハードウェア構成によって、第2の実施形態のサーバ300の処理機能を実現することができる。
サーバ300は、たとえばコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、第2の実施形態の処理機能を実現する。サーバ300に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。たとえば、サーバ300に実行させるプログラムをHDD313に格納しておくことができる。プロセッサ311は、HDD313内のプログラムの少なくとも一部をRAM312にロードし、プログラムを実行する。また、サーバ300に実行させるプログラムを、光ディスク、メモリ装置、メモリカード等の可搬型記録媒体に記録しておくこともできる。可搬型記録媒体に格納されたプログラムは、たとえばプロセッサ311からの制御により、HDD313にインストールされた後、実行可能となる。またプロセッサ311が、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み出して実行することもできる。
また、第1の実施形態に示した情報処理装置1も、図3で示したサーバ300と同様のハードウェアにより実現できる。なお、上記のハードウェアの構成は一例であり、適宜決定できる。上記構成のうち必要のないものを削除してもよいし、必要なものを加えてもよい。
次に、第2の実施形態の情報表示システムを適用した空港ロビーについて図4を用いて説明する。図4は、第2の実施形態の情報表示システムを適用した空港ロビーの一例を示す図である。
空港ロビー600は、出発ロビーと到着ロビーが設けられている。また、空港ロビー600には、搭乗手続きや、荷物の手配や、観光案内等を行うため複数のカウンターが設けられている。出発ロビーは、主に出発便の利用者が利用するエリアであり、カウンターAに表示器601が設置され、カウンターBに表示器602が設置され、カウンターCに表示器603が設置されている。また、出発ロビーは、センサー611,612,613,614が設置されている。到着ロビーは、主に到着便の利用者が利用するエリアであり、カウンターDに表示器651が設置され、カウンターEに表示器652が設置され、カウンターFに表示器653が設置されている。また、到着ロビーは、センサー661,662,663,664が設置されている。なお、表示器601,602,603,651,652,653は、カウンターに限らず壁面や柱等にも設置できる。また、センサー611,612,613,614,661,662,663,664は床や天井等に設置できる。
次に、第2の実施形態の表示器管理情報について図5を用いて説明する。図5は、第2の実施形態の表示器管理情報(パターン1)の一例を示す図である。
表示器管理情報(パターン1)500は、施設100が空港ロビー600である場合において、サーバ300が表示器を管理するための情報である。以下の説明において、表示器管理情報(パターン1)500を、表示器管理情報500と記載する。
表示器管理情報500は、予めデータベース350やHDD313等の記憶部に記憶される情報である。表示器管理情報500は、表示器識別情報と設置場所情報とを含む情報である。表示器識別情報は、表示器200を識別する情報である。設置場所情報は、表示器識別情報で識別される表示器200が設置された場所の情報である。
ここで、空港ロビー600に設置された表示器200についての表示器管理情報500を説明する。表示器601は、表示器識別情報が「AP001」であり、設置場所情報が「出発ロビー カウンターA」である。表示器602は、表示器識別情報が「AP002」であり、設置場所情報が「出発ロビー カウンターB」である。表示器603は、表示器識別情報が「AP003」であり、設置場所情報が「出発ロビー カウンターC」である。表示器651は、表示器識別情報が「AP051」であり、設置場所情報が「到着ロビー カウンターD」である。表示器652は、表示器識別情報が「AP052」であり、設置場所情報が「到着ロビー カウンターE」である。表示器653は、表示器識別情報が「AP053」であり、設置場所情報が「到着ロビー カウンターF」である。表示器管理情報500は、サーバ300によって記憶部から読み出され、表示器200の設置場所に応じた表示指示を送信するために用いられる。
次に、第2の実施形態の表示器の画面について図6を用いて説明する。図6は、第2の実施形態の表示器の画面の一例を示す図である。
図6(A)は、サーバ300から表示指示を受信した場合における表示器200の画面である。図6(A)は、表示器200の画面を複数に分割した一例を示している。表示器200は、サーバ300からの表示指示に応じて各表示領域に情報を表示する。表示器200の画面は、気象情報表示領域と、テレビ放送表示領域と、エリア固有情報表示領域とを含む。気象情報表示領域は、気象に関する情報を表示する領域であり、たとえば、緊急地震速報や、津波警報や、大雨警報や、噴火警報等を表示する領域である。テレビ放送表示領域は、緊急地震速報等に対応した報道番組等を表示する領域である。エリア固有情報表示領域は、施設100内の各エリア、言い換えると、表示器200の設置場所に応じた情報を表示する領域である。エリア固有情報には、避難情報や、出発利用情報や、到着利用情報等を含む。避難情報は、各エリアに応じた避難経路や、避難に関する情報である。出発利用情報は、施設100が空港である場合、利用者が空港から出発する際に利用する情報である。出発利用情報には、出発便が欠航となった場合や出発便のダイヤが乱れた場合に利用者が必要とする情報を含む。到着利用情報は、施設が空港である場合、利用者が空港に到着した際に利用する情報である。到着利用情報には、到着便のダイヤが乱れた場合に利用者が必要とする情報や、到着便が空港に到着した際の空港周辺の交通情報や宿泊情報等を含む。
なお、空港ロビー600に設置された表示器200は、通常は出発便や到着便の情報を表示し、サーバ300からの指示に応じて画面を切り替える。表示器200は、サーバ300から受信した情報に応じて、それぞれの表示領域に情報を表示し、必要に応じて情報を音声出力する。
サーバ300は、災害検知情報を受信した場合に、図6(A)の画面を表示する指示を表示器200に送信する。災害検知情報とは、たとえば、緊急地震速報や、施設100が備えるセンサーが異常を検知した情報等である。災害検知情報には、災害の種別(火災、地震、大雨、台風等)や、災害の規模(震度、風速、降水量等)や、災害の場所(施設外である場合は地名や住所等、施設内の場合は階数やエリア名や方角等)等を含む。
図6(B)は、表示器200のエリア固有情報表示領域に出発利用情報を表示した一例を示している。サーバ300から出発利用情報を表示する指示を受信した場合、表示器200は、出発利用情報を表示する。図6(B)は、出発利用情報として、出発便の運航情報と出発便のチケット払戻情報を表示しているが、これらは一例に過ぎず、他の情報も表示できる。
図6(C)は、表示器200のエリア固有情報表示領域に到着利用情報を表示した一例を示している。サーバ300から到着利用情報を表示する指示を受信した場合、表示器200は、到着利用情報を表示する。図6(C)は、到着利用情報として、鉄道やバス等の交通についての運行情報と、周辺道路情報と、宿泊施設情報を表示しているが、これらは一例に過ぎず、他の情報も表示できる。
次に、第2の実施形態の空港情報報知処理について図7を用いて説明する。図7は、第2の実施形態の空港情報報知処理のフローチャートを示す図である。
空港情報報知処理は、情報表示システム400を適用した施設100(たとえば、空港ロビー600)において、サーバ300が災害検知情報を受信したことに伴い、サーバ300が表示器200に対して情報を表示する指示を送信する処理である。
サーバ300の制御部310(プロセッサ311)は、災害検知情報を受信し、空港情報報知処理を実行する。なお、制御部310は、施設100の保安要員やシステム管理者から災害検知情報の入力を受け付け、空港情報報知処理を実行することもできる。
[ステップS11]制御部310は、災害検知情報を受信したことに伴い、施設外から災害の情報を収集する。たとえば、制御部310は、災害検知情報に含まれる情報(災害の種別、災害発生場所の地名、災害発生の日時等)に応じて検索エンジンやクローラやロボット等のプログラムを用いて災害に関する情報を収集できる。以下の説明において、制御部310が、他のコンピュータから情報を受信する場合にも、同様に検索エンジンやクローラやロボット等のプログラムを用いて情報を収集できるものとする。
なお、制御部310は、災害検知情報として緊急地震速報等を受信した場合、緊急地震速報を表示する指示を表示器200に送信する。また、制御部310は、受信した災害検知情報に応じた報道番組を表示する指示を表示器200に送信する。
[ステップS12]制御部310は、施設100内のセンサー210から情報を取集する。たとえば、制御部310は、センサー611,612,613,614,661,662,663,664から、異常の有無について情報を収集する。
[ステップS13]制御部310は、収集した情報に基づき避難誘導が必要か否かを判断する。たとえば、災害検知情報として大雨警報を受信した場合であっても、施設100から離れた場所で大雨が発生しており施設100に影響が無いならば、施設100の利用者に対して避難誘導が必要でないと判断する。センサー210から収集した情報に基づき施設100内で異常が検出された場合、制御部310は、避難誘導が必要と判断する。
制御部310は、避難誘導が必要である場合にステップS14にすすみ、避難誘導が必要でない場合にステップS16にすすむ。
[ステップS14]制御部310は、災害に応じた避難経路を特定する。たとえば、制御部310は、施設100内で火災が発生した場合、火災発生場所を避けて非常口へ通じる経路を避難経路として特定する。
[ステップS15]制御部310は、全ての表示器200に対して表示器200の所在に応じた避難情報を報知する指示を送信する。たとえば、制御部310は、表示器200それぞれの設置場所から火災発生場所を避けて非常口へ通じる避難経路の情報(画像情報、音声情報)を避難情報として送信できる。また、制御部310は、画像情報を表示させる指示を表示器200に送信するとともに、表示器200が備えるスピーカーで音声情報を出力させる指示を送信できる。
[ステップS16]制御部310は、空港における運航情報を受信する。たとえば、制御部310は、空港の運航管理を行うサーバから運航情報を受信してもよいし、データベース350に格納された運航情報を読み出すこともできる。
[ステップS17]制御部310は、周辺の交通情報を受信する。たとえば、制御部310は、空港にアクセスする電車やバスの運行情報や、道路の渋滞の情報を他のコンピュータから受信できる。
[ステップS18]制御部310は、空港の利用者に対する案内情報を受信する。たとえば、制御部310は、欠航となった便のチケット払い戻しの情報や、代替便の出発ゲートの変更の情報や、空港周辺の宿泊施設の情報を他のコンピュータから受信できる。
[ステップS19]制御部310は、ステップS16で受信した運航情報に基づき、運航状況の変更があるか否かを判定する。制御部310は、運航情報のうち出発便の運航に変更があった場合にステップS20にすすみ、到着便の運航に変更があった場合にステップS22にすすみ、運航状況に変更がない場合にステップS24にすすむ。
[ステップS20]制御部310は、ステップS16〜S18で受信した情報から、出発利用情報を特定する。出発利用情報として特定する情報は、出発便の運航情報、出発便のチケット払い戻し情報、出発便が翌日まで遅延した場合における宿泊施設情報等、空港から出発する利用者に提供する情報である。
[ステップS21]制御部310は、表示器管理情報500を読み出し、設置場所情報に「出発ロビー」を含む表示器識別情報を特定し、特定した表示器識別情報に対応する表示器601,602,603に対し出発利用情報を報知する指示を送信する。指示を受信した表示器601,602,603は、受信した出発利用情報を表示し、必要に応じてスピーカーから音声出力する。
[ステップS22]制御部310は、ステップS16〜S18で受信した情報から、到着利用情報を特定する。到着利用情報として特定する情報は、到着便の運航情報、到着便が空港に到着した時間以降における交通情報、空港周辺の宿泊施設情報等、空港に到着した利用者に提供する情報である。
[ステップS23]制御部310は、表示器管理情報500を読み出し、設置場所情報に「到着ロビー」を含む表示器識別情報を特定し、特定した表示器識別情報に対応する表示器651,652,653に到着利用情報を報知する指示を送信する。指示を受信した表示器651,652,653は、受信した到着利用情報を表示し、必要に応じてスピーカーから音声出力する。
[ステップS24]制御部310は、全ての表示器200に対して運航状況に変更が無い旨を報知する指示を送信する。また、制御部310は、発生した災害について施設100に影響が無い旨や、運航状況に影響が無い旨を併せて報知する指示を送信できる。指示を受信した表示器200は、受信した到着利用情報等を表示し、必要に応じてスピーカーから音声出力する。
このように、制御部310は、避難誘導が必要な場合は避難情報を全ての表示器200から報知し、避難誘導が必要でない場合は運航状況に応じて報知する情報を特定すると共に表示器200の設置場所に応じた情報を報知することができる。
なお、ステップS19において出発便と到着便の両方に変更があると判定した場合、制御部310は、ステップS20,S21の処理とステップS22,S23の処理の両方を実行してもよい。
次に、第2の実施形態の情報表示システムを適用した駅構内について図8を用いて説明する。図8は、第2の実施形態の情報表示システムを適用した駅構内の一例を示す図である。
駅構内700は、地上階と地下階が設けられている。地上階は、表示器705が設置されている。地下階は、エリアA751、エリアB752、エリアC753、エリアD754、エリアE755、エリアF756の6つの区画に分けて管理される。エリアA751には、表示器701とセンサー710,719が設置されている。エリアB752には、地下階から地上階に繋がる非常口Aが設けられ、表示器702とセンサー711が設置されている。エリアC753には、表示器703とセンサー712,713が設置されている。エリアD754には、非常口Bが設けられ、センサー714,715が設置されている。エリアE755には、通路Cが設けられ、センサー716が設置されている。エリアF756には、表示器704とセンサー717,718が設置されている。なお、表示器701,702,703,704,705は壁面や柱等に設置でき、センサー710,711,712,713,714,715,716,717,718,719は床や天井等に設置できる。
以下の説明において、地下階のエリアE755に設けられた通路Cの入り口で、火災が発生したものとする。
次に、第2の実施形態の表示器管理情報について図9を用いて説明する。図9は、第2の実施形態の表示器管理情報(パターン2)の一例を示す図である。
表示器管理情報(パターン2)510は、施設100が駅構内700である場合において、サーバ300が表示器を管理するための情報である。以下の説明において、表示器管理情報(パターン2)510を、表示器管理情報510と記載する。
表示器管理情報510は、予めデータベース350やHDD313等の記憶部に記憶される情報である。表示器管理情報510は、表示器識別情報と設置場所情報と避難待機時間とを含む情報である。表示器識別情報と設置場所情報は、図5と同様であるため説明を省略する。
避難待機時間は、災害の種別に応じて定めた避難情報を報知するまでに待機する時間である。たとえば、災害検知情報に含まれる災害の種別が「地震」である場合に避難待機時間を「4分」と定め、災害の種別が「火災」である場合に避難待機時間を「30秒」と定めることができる。駅等の公共施設は耐震性に優れているため、地震によりすぐに倒壊が起こる恐れは少なく、地震初期の振動から数十秒間の強い揺れが収まった後で避難を開始したほうが安全に避難できる。また、同じ施設であっても、発生した災害が火災である場合は煙の回りが早いことが想定されるため、避難待機時間を短く定めて地震が発生した場合よりも早く避難するよう注意を促す必要がある。このため、災害の種別に応じて、避難待機時間を定める。また、大勢の利用者が避難しやすいよう、表示器200の設置場所に応じて避難待機時間を定めることもできる。なお、表示器管理情報510においては、避難待機時間の災害種別が「地震」「火災」「大雨」の3種類であるが、これは一例に過ぎず、その他の災害種別を含めることができる。
ここで、駅構内700に設置された表示器200についての表示器管理情報510を説明する。表示器701は、表示器識別情報が「ST01」であり、設置場所情報が「地下階 エリアA」である。また、避難待機時間は、災害種別が地震の場合に「4分」、火災の場合に「30秒」、大雨の場合に「5分」である。表示器702は、表示器識別情報が「ST02」であり、設置場所情報が「地下階 エリアB」である。また、避難待機時間は、災害種別が地震の場合に「3分」、火災の場合に「30秒」、大雨の場合に「4分」である。表示器703は、表示器識別情報が「ST03」であり、設置場所情報が「地下階 エリアC」である。また、避難待機時間は、災害種別が地震の場合に「4分」、火災の場合に「30秒」、大雨の場合に「5分」である。表示器704は、表示器識別情報が「ST04」であり、設置場所情報が「地下階 エリアF」である。また、避難待機時間は、災害種別が地震の場合に「4分」、火災の場合に「30秒」、大雨の場合に「5分」である。表示器705は、表示器識別情報が「ST05」であり、設置場所情報が「地上階 地下階から地上階に向かう非常口A近隣」である。また、避難待機時間は、災害種別が地震の場合に「2分」、火災の場合に「0秒」、大雨の場合に「3分」である。表示器管理情報510は、サーバ300によって記憶部から読み出され、表示器200の設置場所および避難待機時間に応じた表示指示を送信するために用いられる。
次に、第2の実施形態の避難情報表示画面(パターン1)について図10を用いて説明する。図10は、第2の実施形態の避難情報表示画面(パターン1)の一例を示す図である。
避難情報表示画面(パターン1)800は、表示器705に避難情報を表示した画面の一例である。以下の説明において、避難情報表示画面(パターン1)800を避難情報表示画面800と記載する。避難情報表示画面800は、地下階から避難する利用者を考慮した情報を表示した画面である。避難情報表示画面800を表示する表示器705は、地上階に設置された表示器200の中で、地上階と地下階を繋ぐ非常口Aに最も近い場所に存在する。このため、表示器705においては、安全な場所へ避難するための避難情報だけでなく、地下階から避難する利用者のために避難スペースの確保に協力するよう注意喚起する情報を避難情報として報知する。
次に、第2の実施形態の避難情報表示画面(パターン2)について図11を用いて説明する。図11は、第2の実施形態の避難情報表示画面(パターン2)の一例を示す図である。
避難情報表示画面(パターン2)810は、表示器701に避難情報を表示した画面の一例である。以下の説明において、避難情報表示画面(パターン2)810を避難情報表示画面810と記載する。避難情報表示画面810は、表示器701に対面している利用者の視点で避難経路、火災発生場所、立ち入り禁止場所等を表示した画面である。避難情報表示画面810を表示する表示器701は、地下階に設置されている。表示器701の設置場所からは、非常口Aに向かう避難経路と非常口Bに向かう避難経路がある。しかし、通路Cの入り口において火災が発生しているため、非常口Bに向かう避難経路は使うことができない。このため、表示器701から非常口Bに向かう避難経路は立ち入り禁止である旨を表示する。また、表示器701は、左手方向に進み非常口Aから地上階へ避難できる旨や、右手方向に進むと火災発生場所に接近するため立ち入り禁止である旨を音声出力してもよい。
次に、第2の実施形態の避難情報表示画面(パターン3)について図12を用いて説明する。図12は、第2の実施形態の避難情報表示画面(パターン3)の一例を示す図である。
避難情報表示画面(パターン3)820は、表示器704に避難情報を表示した画面の一例である。以下の説明において、避難情報表示画面(パターン3)820を避難情報表示画面820と記載する。避難情報表示画面820は、表示器704に対面している利用者の視点で避難経路、火災発生場所、立ち入り禁止場所等を表示した画面である。避難情報表示画面820を表示する表示器704は、地下階に設置されている。表示器704の設置場所からは、非常口Bに向かう避難経路が非常口へ向かう最短の避難経路である。しかし、通路Cの入り口において火災が発生しているため、非常口Bに向かう避難経路は使うことができない。このため、表示器704から非常口Bに向かう避難経路は立ち入り禁止である旨を表示する。また、表示器704は、左手方向に進み突き当りを右に進み非常口Aから地上階へ避難できる旨や、右手方向に進むと火災発生場所に接近するため立ち入り禁止である旨を音声出力してもよい。
次に、第2の実施形態の鉄道情報報知処理について図13を用いて説明する。図13は、第2の実施形態の鉄道情報報知処理のフローチャートを示す図である。
鉄道情報報知処理は、情報表示システム400を適用した施設100(たとえば、駅構内700)において、サーバ300が災害検知情報を受信したことに伴い、サーバ300が表示器200に対して情報を表示する指示を送信する処理である。
サーバ300の制御部310(プロセッサ311)は、災害検知情報を受信し、鉄道情報報知処理を実行する。なお、制御部310は、施設100の保安要員やシステム管理者から災害検知情報の入力を受け付け、鉄道情報報知処理を実行することもできる。
[ステップS31]制御部310は、災害検知情報を受信したことに伴い、施設外から災害の情報を収集する。たとえば、制御部310は、災害検知情報に含まれる情報(災害の種別、災害発生場所の地名、災害発生の日時等)に応じて検索エンジンやクローラやロボット等のプログラムを用いて災害に関する情報を収集できる。以下の説明において、制御部310が、他のコンピュータから情報を受信する場合にも、同様に検索エンジンやクローラやロボット等のプログラムを用いて情報を収集できるものとする。
なお、制御部310は、災害検知情報として緊急地震速報等を受信した場合は緊急地震速報を表示する指示を表示器に送信する。また、制御部310は、受信した災害検知情報に応じた報道番組を表示する指示を表示器に送信する。
[ステップS32]制御部310は、施設100内のセンサー210から情報を取集する。たとえば、制御部310は、センサー710,711,712,713,714,715,716,717,718,719から、異常の有無について情報を収集する。
[ステップS33]制御部310は、収集した情報に基づき避難誘導が必要か否かを判断する。制御部310は、避難誘導が必要でない場合にステップS34にすすみ、避難誘導が必要である場合にステップS35にすすむ。
[ステップS34]制御部310は、全ての表示器200に対して表示器200の所在に応じた避難情報を報知する指示を送信する。たとえば、制御部310は、表示器200それぞれの設置場所から火災発生場所を避けて非常口へ通じる避難経路の情報(画像情報、音声情報)を避難情報として送信できる。また、制御部310は、画像情報を表示させる指示を表示器200に送信するとともに、表示器200が備えるスピーカーで音声情報を出力させる指示を送信できる。
[ステップS35]制御部310は、ステップS32で収集した情報に基づき、施設100内の災害発生場所に近接する表示器200に避難情報を報知する指示を送信する。制御部310は、センサー210から収集した情報に基づき、災害発生場所を特定できる。
たとえば、制御部310は、センサー716から異常を検知する情報を受信し、エリアE755で火災が発生したことを特定できる。制御部310は、エリアE755に近接するエリアF756に設置された表示器704に避難情報表示画面820を表示する指示を送信する。制御部310は、災害発生場所に近接する表示器200に避難情報を報知する場合、避難待機時間が経過するのを待たず、すぐに報知する指示を送信する。
なお、駅構内700で発生した火災は極めて小規模であるため、制御部310は、火災発生場所に近接する表示器200に対して避難情報を報知する指示を送信することとしたが、災害の規模に応じて災害発生場所と同じ階の全ての表示器200に避難情報を報知してもよい。また、制御部310は、施設100内に災害発生場所が存在しない場合、本ステップを省略できる。
[ステップS36]制御部310は、利用者の所在の情報を受信する。たとえば、制御部310は、利用者の所在の情報を人感センサーやカメラ等から受信できる。
[ステップS37]制御部310は、地上階の利用者が存在するか否かを判定する。制御部310は、地上階の利用者が存在する場合にステップS38にすすみ、地上階の利用者が存在しない場合にステップS42にすすむ。
[ステップS38]制御部310は、地上階に設置された表示器200について、避難待機時間が経過したか否かを判定する。言い換えると、制御部310は、表示器管理情報510を読み出し、設置場所情報に地上階が含まれる表示器200について、災害検知情報を受信した時点から避難待機時間が経過したか否かを判定する。
制御部310は、避難待機時間が経過した場合にステップS39にすすみ、避難待機時間が経過していない場合にステップS38にもどる。
[ステップS39]制御部310は、地上階に設置された表示器200に対して、避難情報を報知する指示を送信する。たとえば、制御部310は、地上階に設置された表示器200から施設100の外部へ通じる非常口への避難経路を避難情報として報知する指示を送信できる。
また、制御部310は、地上階に設置された表示器200のうち、地下階からの非常口付近に設置された表示器705に対し、安全な場所へ避難するための避難情報だけでなく、地下階から避難する利用者のために避難スペースの確保に協力するよう注意喚起する情報を避難情報として報知する指示を送信する。たとえば、制御部310は、避難情報表示画面800を表示する指示を表示器705に対して送信する。
[ステップS40]制御部310は、センサー210から情報を収集し、地下階と地上階を繋ぐ非常口付近の利用者が減少したか否かを判定する。制御部310は、非常口付近の利用者が減少した場合にステップS42にすすみ、利用者が減少していない場合にステップS41にすすむ。
[ステップS41]制御部310は、地下階に設置された表示器200について、避難待機時間が経過したか否かを判定する。言い換えると、制御部310は、表示器管理情報510を読み出し、設置場所情報に地下階が含まれる表示器200について、災害検知情報を受信した時点から避難待機時間が経過したか否かを判定する。
制御部310は、避難待機時間が経過した場合にステップS42にすすみ、避難待機時間が経過していない場合にステップS40にもどる。
[ステップS42]制御部310は、地下階に設置された表示器200に対して避難情報を報知する指示を送信し、鉄道情報報知処理を終了する。たとえば、制御部310は、まだ避難情報を報知する指示を送信していない表示器701,702,703に対して避難情報を報知する指示を送信し、鉄道情報報知処理を終了する。表示器701,702,703は、それぞれの設置場所から非常口Aに通じる避難経路を表示すると共に、非常口Aに通じる避難経路について音声出力できる。
このように、施設内で災害が発生した場合、災害発生場所から利用者を避難させる必要がある。災害が発生した施設100が地上階と地下階を備える駅構内700である場合、全ての利用者を地上に避難させるためには、最初に地上階の利用者を避難させ、地下階の利用者の避難スペースを確保する必要がある。
このため、サーバ300は、まず災害発生場所に近接する表示器200に避難情報を報知させ、次に地上階に設置された表示器200に避難情報を報知させ、次に地下階に設置された表示器200に避難情報を報知させる。サーバ300は、施設100においてエリアごとに時間差を設けて避難情報を報知させることにより、避難スペースを確保し利用者の避難が困難になることを軽減する。また、災害の種別や表示器200の設置場所に応じた避難待機時間設定をすることで、避難が遅れることを防ぐ。
なお、鉄道情報報知処理における地上階とは、地上の避難口を有する階と読み替えることができる。また、鉄道情報報知処理における地下階とは、地上階以外の階又は地上の避難口を有さない階と読み替えることができる。
こうして、サーバ300は、エリアごとに応じた情報を生成し表示器200に報知する指示を送信することにより、状況に応じた情報を表示器200に報知させることが可能となる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、情報処理装置1、サーバ300が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記憶装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等がある。磁気記憶装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD:Flexible Disk)、磁気テープ等がある。光ディスクには、DVD、DVD−RAM、CD−ROM/RW等がある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)等がある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムにしたがった処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムにしたがった処理を実行することもできる。また、コンピュータは、ネットワークを介して接続されたサーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムにしたがった処理を実行することもできる。
また、上記の処理機能の少なくとも一部を、DSP、ASIC、PLD等の電子回路で実現することもできる。
1 情報処理装置
2 制御部
3 記憶部
4a 表示器管理情報
4b 表示器識別情報
4c 設置場所情報
5a 第1の表示器
5b 第1の避難情報
5c 第1の利用情報
6a 第2の表示器
6b 第2の避難情報
6c 第2の利用情報
10 情報表示システム
100 施設
150 ネットワーク
200 表示器
210 センサー
220 電波受信機
300 サーバ
350 データベース
400 情報表示システム

Claims (6)

  1. 情報処理装置と第1の表示器と第2の表示器とを含む情報表示システムにおいて、
    前記情報処理装置は、
    表示器を識別する情報である表示器識別情報と表示器の設置場所を示す情報である設置場所情報と、災害の種別に応じて避難情報を報知するまで待機する時間である避難待機時間とを含む表示器管理情報を記憶した記憶部と、
    前記災害の種別を含む情報である災害情報とセンサーが検知した情報であるセンサー検知情報を受信し、
    前記災害情報と前記センサー検知情報に基づき避難誘導が必要か否かを判定し、
    前記避難誘導が必要である場合、前記表示器管理情報に基づき、前記第1の表示器の設置場所から避難するための情報である第1の避難情報を報知する指示を前記第1の表示器に送信し、前記第2の表示器の設置場所から避難するための情報である第2の避難情報を報知する指示を前記第2の表示器に送信し、
    前記避難誘導が必要でない場合、前記表示器管理情報に基づき、第1の利用情報を報知する指示を前記第1の表示器に送信し、第2の利用情報を報知する指示を前記第2の表示器に送信する制御部とを備える、
    情報表示システム。
  2. 前記制御部は、
    前記避難誘導が必要である場合において、
    前記第1の表示器についての避難待機時間である第1の避難待機時間が経過したか否かを判定し、前記第1の避難待機時間が経過した場合に前記第1の避難情報を報知する指示を前記第1の表示器に送信し、
    前記第2の表示器についての避難待機時間である第2の避難待機時間が経過したか否かを判定し、前記第2の避難待機時間が経過した場合に前記第2の避難情報を報知する指示を前記第2の表示器に送信する、
    請求項記載の情報表示システム。
  3. 前記制御部は、
    前記第1の避難情報を報知する指示を送信する際に、前記第2の表示器が設置された場所から避難する利用者のための避難スペースを確保するよう注意喚起する情報を報知する指示を前記第1の表示器に送信する、
    請求項記載の情報表示システム。
  4. 前記第1の利用情報は、前記第1の表示器が設置された場所に関連して利用者が利用する情報であり、
    前記第2の利用情報は、前記第2の表示器が設置された場所に関連して利用者が利用する情報である、
    請求項1記載の情報表示システム。
  5. 前記制御部は、
    前記避難誘導が必要でない場合において、
    前記第1の表示器についての設置場所情報に空港の出発ロビーが含まれる場合、前記第1の利用情報として前記空港の出発便の運航が変更された際に利用者が利用する情報を報知する指示を送信し、
    前記第2の表示器についての設置場所情報に空港の到着ロビーが含まれる場合、前記第2の利用情報として前記空港の到着便の運航が変更された際に利用者が利用する情報を報知する指示を送信する、
    請求項1記載の情報表示システム。
  6. 記憶部と制御部を備える情報処理装置と第1の表示器と第2の表示器とを含む情報表示システムにおける情報表示方法であって、
    前記記憶部は、
    表示器を識別する情報である表示器識別情報と表示器の設置場所を示す情報である設置場所情報と、災害の種別に応じて避難情報を報知するまで待機する時間である避難待機時間とを含む表示器管理情報を記憶し、
    前記制御部は、
    前記災害の種別を含む情報である災害情報とセンサーが検知した情報であるセンサー検知情報を受信し、
    前記災害情報と前記センサー検知情報に基づき避難誘導が必要か否かを判定し、
    前記避難誘導が必要である場合、前記表示器管理情報に基づき、前記第1の表示器の設置場所から避難するための第1の避難情報を報知する指示を前記第1の表示器に送信し、前記第2の表示器の設置場所から避難するための第2の避難情報を報知する指示を前記第2の表示器に送信し、
    前記避難誘導が必要でない場合、前記表示器管理情報に基づき、第1の利用情報を表示する指示を前記第1の表示器に送信し、第2の利用情報を表示する指示を前記第2の表示器に送信する、
    情報表示システムにおける情報表示方法。
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