JP6603198B2 - 遠隔監視制御システム - Google Patents

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本発明は、遠隔監視制御システムに係り、特に、上下水道の給水、配水設備や、産業用の生産設備、販売データ収集設備等の遠隔監視や制御を、センタの管理装置が公衆電話回線経由でおこなう用途に用いて好適な遠隔監視制御システムに関する。
従来から、産業用設備のある現場に設置した通信装置に監視対象のデータを取り込み、通信を介して、遠隔地にある監視制御装置に監視対象の状態を転送して表示やデータ蓄積をおこなう、あるいは監視制御装置から通信装置経由で現場機器へ制御指令を送信して遠隔で操作をおこなう監視制御システムが知られている。このような監視制御システムでは、通信コスト低減を図るため、常時通信回線ではなく公衆電話回線を使用する場合もある。例えば、特許文献1には、遠方にある複数の監視対象機器から、テレメータ子局を介して、電話回線により遠方監視局がデータを連続的に収集するデータ収集システムが開示されている。
特開2001−177657号公報
公衆電話回線においては、常時通信ができないため、通常は通信を切っておいて、必要な時だけ通信をおこなう、いわゆる都度通信を採用している。そのため、公衆電話回線を使用した監視制御システムでは、中央監視制御装置から現場の公衆回線通報装置に発呼して、中央監視制御装置と公衆回線通報装置間の通信が確立した後に中央監視制御装置からデータの取得や制御指令の送信をおこなうことが多い。一方、現場で異常が発生した際には通信の切れている中央監視制御装置には異常の発生が判らないため、公衆回線通報装置から中央監視制御装置に発呼して異常を通知する。
公衆電話回線経由での遠隔制御の操作では、制御指令の送信時以外は通信をおこなわないことと、機器の動作自体は異常ではないことから、制御指令以外の原因で制御対象機器が誤動作したとしても、監視者はこれを知ることはできない。特に、上下水道の監視制御システムでは現場側が無人の設備で利用される場合が多く、対象が水道設備のため制御対象機器が誤動作した場合の影響が大きいこともあるため、誤った制御指令の出力を防止することは重要度が高い。
公衆電話回線により、中央のセンタに設置される監視制御装置から監視対象の設備機器を監視・制御するシステムにおいては、公衆回線通報装置の性質上、制御指令を送信する際の監視制御装置のデータは、前回通信した時点のデータが残っていることになる。すなわち、監視対象の設備機器の現在の状態を必ずしもアップトゥデイトに反映されたものでない可能性がある。そして、この状態で制御指令を送信すると、制御対象機器の故障や断水、水が溢れるなどの事故につながる怖れがある。
さらに、監視制御装置から制御指令の送信中に、意図しない回線切断が発生する場合もある。その際、制御指令が現場側に伝わっているか把握することが不可能となる。
上記のように、監視制御装置と現場の設備機器が公衆回線にて通信をおこなう際には、IP(Internet Protocol)通信とは異なり、通信確立までに時間を要する。中央のセンタにある監視制御装置が現場の設備機器を制御している最中に回線が切断され、監視制御装置が再度、公衆回線通報装置に接続した際に、現場の設備機器制御が完了していた場合、制御が実施されたか否かを把握することが不可能となる。
本発明は、監視制御装置と現場の設備機器が公衆回線にて通信をおこなう遠隔監視制御システムにおいて、意図しない回線の切断等が発生しても、現場の最新状態や制御結果を把握することができ、監視者の誤操作を防止することができる遠隔監視制御システムを提供することにある。
本発明による遠隔監視制御システムの構成は、中央監視制御装置と制御対象の制御情報を中央監視制御装置に通報する公衆回線通報装置とが、公衆回線により接続された遠隔監視制御システムである。公衆回線通報装置は、中央監視制御装置からの制御に関する指令の状態である制御処理ステータスを保持し、中央監視制御装置から公衆回線通報装置に制御に関する指令が発せられた後に、公衆回線の通信が切断されたとき、公衆回線通報装置は、公衆回線による通信の再開時に、中央監視制御装置に、制御処理ステータスの情報を送信する。
本発明によれば、監視制御装置が公衆回線により通信して現場の設備機器を制御する遠隔監視制御システムにおいて、意図しない回線の切断等が発生しても、現場の最新状態や制御結果を把握することができ、監視者の誤操作を防止することができる遠隔監視制御システムを提供することができる。
一実施形態に係る遠隔監視制御システムのシステム構成図である。 遠隔監視制御システムの各コンポーネントのハードウェア・ソフトウェア構成を詳細に示した図である。 監視制御画面の一例を示す図である。 中央監視制御装置における制御ステータスにおける状態遷移図である。 公衆回線通報装置における制御処理ステータスの状態遷移図である。 中央監視制御装置から公衆回線通報装置への制御指令が受取られ、制御対象の制御が成功したときのシーケンス図である。 中央監視制御装置から公衆回線通報装置への制御指令が中止されたときのシーケンス図である。 制御処理ステータスが初期情報以外のときの動作を示すシーケンス図である。 制御対象にアラートが発生したときの動作を示すシーケンス図である。
以下、図1ないし図8を用いて本発明の一実施形態を説明する。
先ず、本発明の一実施形態の概要について説明する。
本発明の一実施形態に係る遠隔監視制御システムは、公衆回線通報装置と中央監視制御装置が公衆回線で接続された構成である。中央監視制御装置とは、システムに応じた専用のアプリケーションが組み込まれたパソコン(Personal Computer)や汎用のパソコンである。また、スマートフォン、タブレット端末などのモバイル端末であってもよい。
先ず、制御指令を送信する際には、監視者が中央監視制御装置の監視制御画面の制御指令ボタンを、マウスなどによりクリックする。制御指令ボタンとは、ポンプ等の運転や停止など、制御対象機器に対して送信する名称で表示されたボタンを指す。その次に、中央監視制御装置が公衆回線通報装置に発呼して、通信が可能な状態を作る。通信が確立した後に、中央監視制御装置は、公衆回線通報装置に対して、現在の設備における最新データを取得するよう要求し、中央監視制御装置の監視制御画面へ結果を表示する。その結果を見て、監視者は、制御を実行する、あるいは、中止するか判断をおこなう。制御を実行した場合、公衆回線通報装置へ実行命令を送信する。制御指令を受取った公衆回線通報装置は、制御指令受信のステータスを中央監視制御装置へ送信する。最終的に公衆回線通報装置が制御完了または失敗のステータスを中央監視制御装置に送信し、監視者が制御結果を確認する。
次に、中央監視制御装置から公衆回線通報装置へ制御指令を送信中または制御実行中に意図せず、回線が切断された場合について説明する。制御指令送信中に回線が切断された場合、公衆回線通報装置側に制御指令が伝わっている場合と伝わっていない場合の二通りがある。その結果を中央監視制御装置へ知らせるため、公衆回線通報装置から中央監視制御装置に、発呼して通信を再開する。監視者は、中央監視制御装置に表示される公衆回線通報装置内にあるステータスから、再度制御指令を送信するか否かを判断する。
回線が切断されて、再度通信開始する前に制御が完了した場合は、公衆回線通報装置内のステータスを、制御完了にし、接続後に中央監視制御装置がこのステータスを読込み、監視制御画面に表示する。
また、制御を実行中に現場側で警報が発生する場合がある。本来、公衆回線通報装置は警報が発生した場合、中央監視制御装置へ警報内容を通報する。しかしながら、制御中は中央監視制御装置が常時最新データを取得しているため、警報に関する情報が監視制御画面に表示される。制御中に回線が切断された状態時に警報が発生した場合に、音声やEメール通報などの警報を実施すると、監視者が制御状態の確認ができず事故につながる可能性が発生する。そこで、本実施形態では、音声・メール通報などの警報を中央監視制御装置に対して実施しない処理とした。
次に、図1および図2を用いて一実施形態に係る遠隔監視制御システムの構成について説明する。
本実施形態に係る遠隔監視制御システムは、図1に示されるように、中央監視制御装置100、公衆回線通報装置200が、公衆回線5により接続されている構成である。公衆回線通報装置200は、PLC(Programmable Logic Controller)400の配下に、制御対象としてポンプ410と弁420が接続され、かつ、水位計430が接続され、現在の状態、計測値を公衆回線通報装置200に、一定時間ごとに、あるいは、異常時には、その異常がおこったときに、報告するようになっている。
中央監視制御装置100は、機能部として、データ表示入出力部160、公衆回線I/F(InterFace)部120、通信部130、監視部140、制御部150を有する。
データ表示入出力部160は、表示装置の監視のために表示したり、監視者からのコマンドを入力する部分である。通信部130と公衆回線I/F(InterFace)部120は、公衆回線通報装置200と情報をやり取りするための公衆回線5とのインタフェースを受け持つ部分である。制御部150は、監視者からの指示にしたがい、公衆回線通報装置200を介して、配下の制御対象の制御のための指令をする部分である。監視部140は、監視ステータスを主メモリ(後述)から取得し、データ表示入出力部160に受け渡したり、監視ステータスをチェックして、異常があるときには、警報を発して、データ表示入出力部160に表示させる。
公衆回線通報装置200は、機能部として、公衆回線I/F部220、通信部230、監視部240、制御部250、通報部270、信号入出力I/F部280を有する。
データ表示入出力部160は、表示装置の監視のために表示したり、監視者からのコマンドを入力する部分である。通信部230と公衆回線I/F部220は、中央監視制御装置100と情報をやり取りするための公衆回線5とのインタフェースを受け持つ部分である。制御部250は、中央監視制御装置100からの指示にしたがい、信号入出力I/F部280を介して、配下の制御対象の制御のための指令をする部分である。監視部140は、配下の制御対象の監視ステータスを取得し、制御対象に異常が起こったときに、通報部270に通知する部分である。通報部270は、制御対象に異常が起こったときに、監視部140からの通知を受けて中央監視制御装置100に通報する部分である。制御部250は、内部で参照する制御処理ステータス(後述)260と、中央監視制御装置100からの制御指令に基づいて、信号入出力I/F部280を介して、配下の制御対象を制御する部分である。
信号入出力I/F部280には、PLC400と計測装置として水位計430が接続されている。PLC400には、ポンプ410と弁410が接続されており、PLC400は、公衆回線通報装置200の指令に従って、ポンプ410と弁410を制御したり、ポンプ410と弁410の状態を報告する。水位計430は、計測している対象(池、貯水槽など)の水位を公衆回線通報装置200に報告する。
次に、図2を用いて遠隔監視制御システムのハードウェア構成・ソフトウェア構成について説明する。
中央監視制御装置100は、ハードウェアとして、一般的なPC(Personal Computer)のような情報処理装置により構成され、図2に示されるように、CPU(Central Processing Unit)170、主メモリ171、表示I/F172、入出力I/F173、補助記憶I/F174、シリアルI/F175、アナログモデム176が、バスにより結合された形態になっている。
CPU170は、中央監視制御装置100の各部を制御し、主メモリ171に必要なプログラムをロードして実行する。主メモリ171は、通常、RAMなどの揮発メモリで構成され、CPU170が実行するプログラム、参照するデータが記憶される。表示I/F172は、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置180を接続するためのインタフェースである。入出力I/F173は、入出力装置を接続するためのインタフェースである。図2の例では、キーボード181とポインティングデバイスのマウス182が接続されている。補助記憶I/F174は、HDD(Hard Disk Drive)183やSSD(Solid State Drive)などの補助記憶装置を接続するためのインタフェースである。
シリアルI/F175は、アナログモデム176とシリアル通信接続するためのインタフェースであり、例えば、RS232C、USB(Universal Serial Bus)などの規格によるインタフェースである。アナログモデム176は、デジタルインタフェースとアナログ通信のなかだちをし、デジタル信号を公衆回線網5の伝送路のアナログ信号に変調して送信し、公衆回線網5の伝送路からのアナログ信号をデジタル信号に復調して受信する装置である。
HDD183は、大容量の記憶容量を有しており、本実施形態を実行するためのプログラムが格納されている。中央監視制御装置100には、UIプログラム190、監視プログラム191、制御プログラム192、通信プログラム193がインストールされている。
UIプログラム190、監視プログラム191、制御プログラム192、通信プログラム193は、それぞれ、図1に示したデータ表示入出力部160、監視部140、制御部150、通信部130の各機能を実現するプログラムである。
公衆回線通報装置200は、ハードウェアとして、一般的な組込機器用OS上で動作する制御装置により構成され、図2に示されるように、CPU280、主メモリ281、フラッシュメモリ282、シリアルI/F283、アナログモデム284、信号入出力I/F285が、バスにより結合された形態になっている。
CPU280は、公衆回線通報装置200の各部を制御し、主メモリ281に必要なプログラムをロードして実行する。主メモリ281は、通常、RAMなどの揮発メモリで構成され、CPU280が実行するプログラム、参照するデータが記憶される。フラッシュメモリ282は、通常主メモリ281より大容量な不揮発性半導体メモリである。シリアルI/F283、アナログモデム284は、それぞれ中央監視制御装置100のシリアルI/F175、アナログモデム176と同様である。信号入出力I/F285は、PLC400や計測装置との信号のインタフェースを受け持つ部分である。
フラッシュメモリ282には、本実施形態を実行するためのプログラムが格納されている。公衆回線通報装置200には、監視プログラム290、制御プログラム291、通信プログラム293、通報プログラム294がインストールされている。
監視プログラム290、制御プログラム291、通信プログラム292、通報プログラム294は、それぞれ、図1に示した監視部240、制御部250、通信部230、通報部270の各機能を実現するプログラムである。
次に、図3および図4を用いて監視制御画面について説明する。
監視制御画面500は、中央監視制御装置100の表示装置180に、この遠隔監視制御システムの監視者のために表示される画面であり、図3に示されるように、制御対象指令欄510、制御システムビジュアル表示欄530、システムステータス表示欄540、制御ステータス表示欄550からなる。
制御対象指令欄510は、遠隔監視制御システムの制御対象への制御指令を入力する欄である。図3の例では、一号ポンプの運転・停止を指示する一号ポンプ制御対象指令欄510aと、弁1の開閉を支持する弁1制御対象指令欄510bが表示されている。制御システムビジュアル表示欄530は、遠隔監視制御システムの構成、現在の状況をビジュアルに表示する欄である。故障があり、警報を受信した制御対象は、点滅や、警告のポップアップ表示、赤色表示されるなど監視者が監視しやすいように工夫されている。また、制御対象の故障履歴を表示するようにしてもよい。システムステータス表示欄540は、現在のシステムの状態を各制御対象、計測装置ごとに表示する欄である。図3の例では、水位系の計測による「池の水位:4.5m」、「一号ポンプ:運転」、「弁1:開」と表示されている。制御ステータス表示欄550には、中央監視制御装置100における制御のためのステータスが表示される。「未指令」は、制御対象に対して制御指令(後述)を発行していない状態を示している。「制御中」は、中央監視制御装置100から公衆回線通報装置200に制御指令が送られ、制御が終了するまでの状態を示している。「制御完了」は、公衆回線通報装置200への制御が終わった状態を示している。「制御失敗」は、中央監視制御装置100から公衆回線通報装置200への制御指令を送ったがなんらか要因で失敗に終わった状態を示している。「回線切断」は、中央監視制御装置100と公衆回線通報装置200の間の公衆回線網5の通信が切断された状態を示している。
中央監視制御装置100における制御ステータスは、図4に示される状態遷移図に示されるように遷移する。先ず、監視制御画面500を開いたときには、制御ステータスは、「未指令」となり、後述する中央監視制御装置100と公衆回線通報装置200のやり取りに従って、各状態に遷移する。そして、「制御完了」または「制御失敗」のときに、監視制御画面500が閉じられて処理は終了する。
次に、図5ないし図8を用いて遠隔監視制御システムの動作について説明する。
公衆回線通報装置200の制御処理ステータス260は、「初期状態」、「制御指令待ち」、「制御中」、「制御完了」の状態を持ち、図5に示されるように遷移する。
「初期状態」は、公衆回線通報装置200が中央監視制御装置100と交渉を持っておらず、制御開始の指令を受取るまでの状態である。「制御指令待ち」は、中央監視制御装置100から制御開始の指令を受取り、制御指令を受取るまでの状態である。「制御中」は、中央監視制御装置100から制御指令を受取り、制御を完了するまでの状態である。「制御完了」は、制御対象の制御が完了し、中央監視制御装置100にそれを報告するまでの状態である。
なお、各状態の遷移の詳細は、後のシーケンス図の動作の説明の所で説明する。
先ず、図6AおよびE2を用いて中央監視制御装置が公衆回線通報装置の制御対象を制御指令しようとするときの動作について説明する。
監視制御画面500を開いたときの制御ステータス表示欄550の制御ステータス表示は「未指令」である。
監視者は、図3に示した監視制御画面500の制御対象指令欄510より、制御対象に対する指令を入力する(S01)。制御部150は、制御指令を作成し(S02)、公衆回線通報装置200に対して、制御開始の指令を送信する(A01)。公衆回線通報装置200の制御部250は、制御処理ステータスを「初期状態」から「制御指令待ち」に変更する(S10)。そして、中央監視制御装置100に対して、制御処理ステータス(制御指令待ち)を送信する(A02)。
中央監視制御装置100は、これを受けて、監視者は、指令入力をおこなう(S03)。監視者に対するユーザインタフェースとしては、例えば、制御指令ダイアローグ(図示せず)を監視制御画面500上にポップアップとして、「制御実行」「制御中止」を選択させればよい。監視者が「制御実行」を選択したときには、図6Aに示されるように、制御指令が公衆回線通報装置200に送られる(A03)。そして、制御ステータス表示欄550の制御ステータス表示を「制御指令待ち」から「制御中」に更新する(S04)。一方、公衆回線通報装置200では、制御指令を受け、制御処理ステータスを「制御指令待ち」から「制御中」に変更する(S12)。公衆回線通報装置200は、制御対象に対して、制御指令(ポンプに対して、「運転」「停止」、弁に対して「開」「閉」など)を送り(S13)、制御結果(成功、失敗)を受取る(S14)。公衆回線通報装置200は、制御処理ステータスを「制御中」から「制御完了」に変更する(S15)。そして、中央監視制御装置100に対して、制御処理ステータス(制御完了)を送信する(A04)。中央監視制御装置100は、公衆回線通報装置200に受信アンサーを返信し(A05)、制御ステータス表示欄550の制御ステータス表示を「制御中」から「制御完了」に更新する(S05)。図3には示さなかったが、別に制御指令結果欄、制御指令履歴欄を設けて、制御指令の結果を表示させるようにしてもよい。また、制御システムビジュアル表示欄530の該当する制御対象の表示アイテムの近傍に、制御結果を表示するようにしてもよい。
一方、監視者が「制御中止」を選択したときには、図6Bに示されるように、制御指令(中止)が公衆回線通報装置200に送られる(A06)。公衆回線通報装置200では、制御指令(中止)を受け、制御処理ステータスを「制御指令待ち」から「初期状態」に変更し(S17)、中央監視制御装置100に制御処理ステータスを送る(A07)。これを受けて、中央監視制御装置100は、公衆回線通報装置200に受信アンサーを返信する(A08)。制御ステータス表示欄550の制御ステータスは、元の「未指令」のままである(S06)。
次に、図7を用いて中央監視制御装置が公衆回線通報装置の制御対象を制御指令しようとしたときに、途中で回線が切断されたときの動作について説明する。
公衆回線通報装置200における制御処理ステータスが、「初期状態」以外、すなわち、「制御指令待ち」、「制御中」、「制御完了」であるとする。そして、その状態のときに、中央監視制御装置100と公衆回線通報装置200間の公衆回線5が切断されたとする(E01)。
通信が再開されたときには、公衆回線通報装置200の通信部230は、通信再開のときに、中央監視制御装置100に発呼する(A10)。そして、制御処理ステータス(「制御指令待ち」、「制御中」、「制御完了」のいずれか)を送信する(A11)。
中央監視制御装置100は、もし、受取った制御処理ステータスが「制御指令待ち」のときには、公衆回線通報装置200に対して制御指令を送信する(A12)。(図6Aに該当するとき)。そして、制御ステータス表示を「未指令」から「制御中」に更新する(S20)。
中央監視制御装置100は、もし、受取った制御処理ステータスが、「制御中」のときには、待機する(S21)。
中央監視制御装置100は、もし、受取った制御処理ステータスが「制御完了」のときには、公衆回線通報装置200に対して受信アンサーを送信する(A13)。そして、制御ステータス表示を「制御中」から「制御完了」に更新する(S22)。
本実施形態では、上記のように、公衆回線5の通信が切断されたときに、通信が再開された段階で、公衆回線通報装置200から中央監視制御装置100に対してアクティブに発呼して、処理ステータスを報告するので、中央監視制御装置100は、適切な対応をとることができる。
なお、特に、図示しなかったが、公衆回線通報装置200における制御処理ステータスが、「初期状態」のときには、中央監視制御装置100と公衆回線通報装置200が通信による交渉を持っていないときなので、公衆回線の通信が切断されても、それによりどちらも動作をおこすことはない。
次に、図8を用いて制御対象に異常が起こり、公衆回線通報装置200に対してアラートを発したときの動作について説明する。
制御対象に異常が起こり、公衆回線通報装置200に対してアラートを発したとする(S50)。
公衆回線通報装置200における制御処理ステータスが、「初期状態」であるとする。このときには、発呼して音声による警報通知、Eメールによる警報通知をおこなう(A20)。
公衆回線通報装置200における制御処理ステータスが、「初期状態」以外、すなわち、「制御指令待ち」、「制御中」、「制御完了」であるとする。このときには、回線は接続されており(A21)、公衆回線通報装置200は、一定周期で制御対象の監視ステータスを共有領域に書き込んでいる(S51)。中央監視制御装置100では、その監視ステータスをアクセスして(A21)、図3の制御システムビジュアル表示欄530などに表示する(S30)。このようにすることにより、リアルタイムで制御対象の状態を知ることができるので、公衆回線通報装置200における制御処理ステータスが、「初期状態」以外の場合には、制御対象に異常がおこったときには、音声による警報通知、Eメールによる警報通知はおこなわなくてもよい。
これにより、公衆回線通報装置200は、常時、中央監視制御装置100側が制御対象の状態を把握できるときに、警報を発せず、必要なときにのみ、警報を発することができる。
5…公衆回線、
100…中央監視制御装置、120…公衆回線I/F部、130…通信部、140監視部、150…制御部、160…データ表示入出力部、
200…公衆回線通報装置、220…公衆回線I/F部、230…通信部、240…監視部、250…制御部、270…通報部、280…信号入出力I/F部、
400…PLC、410…ポンプ、420…弁、430…水位計。

Claims (5)

  1. 中央監視制御装置と制御対象の制御情報を前記中央監視制御装置に通報する公衆回線通報装置とが、公衆回線により接続された遠隔監視制御システムであって、
    前記公衆回線通報装置は、前記中央監視制御装置からの制御に関する指令の状態である制御処理ステータスを保持し、
    前記中央監視制御装置から前記公衆回線通報装置に制御に関する指令が発せられた後に、前記公衆回線の通信が切断されたとき、
    前記公衆回線通報装置は、前記公衆回線による通信の再開時に、前記中央監視制御装置に、前記制御処理ステータスの情報を送信することを特徴とする遠隔監視制御システム。
  2. 前記中央監視制御装置は、表示装置を有し、前記表示装置の画面に前記公衆回線通報装置に対する制御に関する情報を表示することを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御システム。
  3. 前記中央監視制御装置から前記公衆回線通報装置に制御に関する指令が発せられていない状態で、前記制御対象からアラートが発せられたときに、前記公衆回線通報装置は、前記中央監視制御装置に警報を通知することを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御システム。
  4. 前記中央監視制御装置から前記公衆回線通報装置に制御に関する指令が発せられている状態のときに、前記中央監視制御装置は、前記制御対象の一定時間ごとの監視ステータスを参照することを特徴とする請求項3記載の遠隔監視制御システム。
  5. 前記中央監視制御装置から前記公衆回線通報装置に制御に関する指令が発せられている状態で、前記制御対象からアラートが発せられたときに、前記公衆回線通報装置は、前記中央監視制御装置に警報を通知しないことを特徴とする請求項4記載の遠隔監視制御システム。
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