JP6602676B2 - 地中外殻構造体の構築方法 - Google Patents

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Description

本発明は、非開削により地下に大断面の地中外殻構造体を構築する方法に関する。
従来より、地下にトンネル状に大断面の地中外殻構造体を構築する方法が提案されている。具体的には、特殊な継手を有する角型鋼殻エレメントを、前記継手を繋ぎ合わせながら連続して土中に推進工法により設置し、その鋼殻エレメント内にコンクリートを充填して、それを部材とする構造物本体を構築し、その後に、構造物本体の内部の土砂を掘削し、地中に外殻構造体を構築する工法が提案されている。
例えば、下記特許文献1では、鋼殻エレメントを推進して隣接位置に複数のトンネルを構築する際に、隣接する一方のトンネルの鋼殻エレメントの端部に形成した雄継手部と、他方のトンネルの鋼殻エレメントの端部に形成した雌継手部とを嵌合しつつ推進するための鋼殻エレメントの継手構造であって、前記雄継手部は、前記鋼殻エレメントの応力材部の厚さに略相当する段差を有して隣接する前記鋼殻エレメントの応力材部の外面を覆う突部を有し、前記雌継手部は、前記応力材部端面を前記雄継手部側の応力材部端面との間に隙間を残して対向させると共に、前記雄継手部の突部を覆う被覆部を有し、前記鋼殻エレメントの推進施工後、前記隙間を残して対向する応力材部の端面同士を溶接して連結可能とし、かつ 前記被覆部は、前記雄継手部の突部との間に施工クリアランスを残して覆い、推進施工時には前記施工クリアランス内に止水材を充填可能とした鋼殻エレメントの継手構造とともに、この鋼殻エレメントの継手構造を用いたトンネルの施工方法であって、鋼殻エレメントを推進して先行のトンネルを構築する工程と、この先行のトンネルの鋼殻エレメントに形成された雄継手部または雌継手部に後行のトンネル用の鋼殻エレメントの雌継手部または雄継手部を嵌合させ、かつ、雌継手部の被覆部と雄継手部の突部との間の施工クリアランスに止水材を充填した状態で後行の鋼殻エレメントを推進して後行のトンネルを構築する工程と、前記トンネルの推進施工終了後、前記先行及び後行の鋼殻エレメントの対向する応力材部の端面同士を溶接して連結する工程とを含むことを特徴とする鋼殻エレメントの継手構造を用いたトンネルの施工方法が提案されている。
特開2006−200294号公報
前記鋼殻エレメントを推進工法によって設置する際には、発進部にエレメントの外周形状に整合するエントランスパッキンを設置することによりエレメントの外周面から発進部内に地下水が漏水するのを防止しているが、雌継手部の端面は発進部側に開口しているため、この継手部分から漏水するのを防止する何らかの止水対策が必要となる。前記特許文献1に係るトンネル施工方法では、雌継手内部に粘土等の止水材を充填することにより漏水を防止するようにしていた。
しかしながら、施工深度が深いため水圧が高く、かつ長距離施工に対応するべく雌継手の断面形状を大きくした場合には、粘土を充填しただけでは強度が足らず漏水する危険性があった。また、この粘土は雄継手の嵌入によって自動的に除去されることになるが、雌継手と雄継手との間には余裕があるため、この余裕空間内の粘土については除去されず、雌継手内にグラウト材を充填して止水を図る際に、粘土分が残置した状態のままとなり止水性確保や強度確保の障害になることが懸念された。
そこで本発明の主たる課題は、非開削により地下に大断面の地中外殻構造体を構築する方法において、高水圧下でも鋼殻エレメントの継手から発進部側に漏水するのを確実に防止でき、さらに継手内へグラウト材を確実に充填できるようにすることにある。
上記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、断面視で周方向に閉合するように、継手を介して相互に連結された多数の角型鋼殻エレメントを推進工法により地中に設置した後、前記角型鋼殻エレメント内にコンクリートを充填して構造体を構築し、その後に構造体の内部の土砂を掘削し、地中に外殻構造体を構築する地中外殻構造体の構築方法において、
前記継手は、隣接する一方の角型鋼殻エレメントに備えられた凹型継手と、隣接する他方の角型鋼殻エレメントに備えられた凸型継手との嵌合による継手構造とし、
前記角型鋼殻エレメントの設置は、隣接する角型鋼殻エレメント間において、相対的に先行して設置される角型鋼殻エレメントを先行エレメントとし、相対的に後行で設置される角型鋼殻エレメントを後行エレメントとし、
前記凹型継手を備えた角型鋼殻エレメントについては推進工法によって設置する前に、単位エレメント毎に凹型継手内の一部又は全部にパラフィンを充填することにより地下水が凹型継手内を流路として発進部側に漏水しないように止水を図っておき、
前記先行エレメントを推進用掘進機に後続させながら地中に設置した後、前記後行エレメントの凸型継手を設置済みの先行エレメントの凹型継手内に嵌合させた状態とし、推進用掘進機に後続させながら地中に設置する工程において、前記先行エレメントの凹型継手内に充填してあるパラフィンを前記後行エレメントの施工前に、凹型継手内に温水又はスチームを送り込んでパラフィンを溶解させ撤去するとともに、凹型継手内に水を充填した状態とした後、前記後行エレメントの設置を行い、その後、前記後行エレメントの設置後に前記凹型継手内にグラウト材を注入することにより充填水をグラウト材によって置換して各エレメント間の止水を行い、
その後、隣接するエレメント間の隔壁を撤去してエレメント間を連通させ、前記エレメント内部にコンクリートを充填して構造体を構築した後、この構造体の内部の土砂を掘削することにより地中に外殻構造体を構築することを特徴とする地中外殻構造体の構築方法が提供される。
上記請求項1記載の発明では、前記凹型継手を備えた角型鋼殻エレメントについては推進工法によって設置する前に、単位エレメント毎に凹型継手内の一部又は全部にパラフィンを充填することにより地下水が凹型継手内を流路として発進部側に漏水しないように止水を図るようにしてあるため、先行エレメントの推進中は、凹型継手内に充填したパラフィンによって高水圧下でも鋼殻エレメントの継手から発進部側に漏水するのを確実に防止できるようになる。なお、前記パラフィンは水中に拡散しない性質があるため、水質汚染の心配が無く、環境に影響を与えない材料である。
更に、前記先行エレメントの凹型継手内に充填してあるパラフィンを前記後行エレメントの施工前に、凹型継手内に温水又はスチームを送り込んでパラフィンを溶解させ撤去するとともに、凹型継手内に水を充填した状態とするため、後行エレメントの推進設置に当たって障害になることがない。
その後、後行エレメントを設置した後は、前記凹型継手内にグラウト材を注入することにより充填水をグラウト材によって置換して各エレメント間の止水を行うようにするため、凹型継手内にはグラウト材が完全に充填された状態となり確実な止水を行うことができる。
請求項2に係る本発明として、前記多数の角型鋼殻エレメントの設置手順は、一つ置きの角型鋼殻エレメントを先行エレメントとし、これら先行エレメントを設置した後、隣接する二つの先行エレメントの間に設置される角型鋼殻エレメントを後行エレメントとし、かつ前記先行エレメントは四隅にそれぞれ後行エレメント側に開口を向けたコ字状断面の凹型継手を備えているとともに、前記後行エレメントは四隅にそれぞれ前記凹型継手内に挿入される板状の凸型継手を備えている請求項1記載の地中外殻構造体の構築方法が提供される。
上記請求項2記載の発明では、多数の角型鋼殻エレメントの内、一つ置きの角型鋼殻エレメントを先行エレメントとし、これら先行エレメントを設置した後、隣接する二つの先行エレメントの間に設置される角型鋼殻エレメントを後行エレメントとし、かつ前記先行エレメントは四隅にそれぞれ後行エレメント側に開口を向けたコ字状断面の凹型継手を備えているとともに、前記後行エレメントは四隅にそれぞれ前記凹型継手内に挿入される板状の凸型継手を備えている。
すなわち、従来のように、設置済みの鋼殻エレメントに隣接する鋼殻エレメントを継手同士を嵌合させながら順番に推進設置していく手順による場合は、施工誤差が累積することになるが、本発明のように、多数の角型鋼殻エレメントの内、一つ置きの角型鋼殻エレメントを先行エレメントとして設置した後、隣接する二つの先行エレメントの間に後行エレメントを設置する手順とした場合には、施工誤差が分散し累積することが無いため、たとえ長距離施工であってもすべてのエレメントを円滑に設置できるようになる。
請求項3に係る本発明として、前記多数の角型鋼殻エレメントの設置手順は、隣接方向に並び順とし、隣接する2つの角型鋼殻エレメントの内、先順で設置される角型鋼殻エレメントを先行エレメントとし、これに続いて後順で設置される角型鋼殻エレメントを後行エレメントとし、かつ各角型鋼殻エレメントは、左右の一方側に後行エレメント側に開口を向けたコ字状断面の凹型継手を備えているとともに、左右の他方側に先行エレメント側に前記凹型継手内に挿入される板状の凸型継手を備えている請求項1記載の地中外殻構造体の構築方法が提供される。
上記請求項3記載の発明は、多数の角型鋼殻エレメントの設置手順を、隣接方向に並び順、すなわち前記特許文献1と同様に、設置済みの鋼殻エレメントに隣接する鋼殻エレメントを継手同士を嵌合させながら順番に設置する場合について規定したものである。このように従来のエレメント設置手順に対しても、本発明は同様に適用が可能である。
請求項4に係る本発明として、前記角型鋼殻エレメントの凹型継手の開口部に止水部を備えているとともに、該止水部は前記開口の両側からそれぞれ開口中央方向に向けて延びる板バネ状のパッキンを有し、前記凹継手と凸継手の嵌合時に、前記板状の凸型継手が前記パッキンを拡開させるように変形させながら前記両側のパッキンの間に嵌挿されるようにしてある請求項1〜3いずれかに記載の地中外殻構造体の構築方法が提供される。
上記請求項4記載の発明は、先行エレメントの凹型継に対して後行エレメントの凸型継手が嵌合した状態で、凹型継手内に土砂等が流入するのを防止できるシール構造を採用するものである。また、このようなシール構造を採用することにより、エレメントの設置が完了した後、凹型継手内にグラウト材を充填する際に、注入したグラウト材が外部に流出するのを防止できるようになる。
請求項5に係る本発明として、隣接するエレメント同士を上部及び下部に配設した複数の鋼棒により相互に連結する請求項1〜4いずれかに記載の地中外殻構造体の構築方法が提供される。
上記請求項5記載の発明は、隣接するエレメント同士を上部及び下部に配設した複数の鋼棒により相互に連結することにより、各エレメント同士を剛結でき十分な強度特性を確保することが可能となる。
請求項6に係る本発明として、前記隣接する角型鋼殻エレメント間において、凹型継手と凸型継手との嵌合部の内面側に防水シートを張設して二重の止水構造とする請求項1〜5いずれかに記載の地中外殻構造体の構築方法が提供される。
上記請求項6記載の発明では、凹型継手と、凸型継手との嵌合部の内面側に防水シートを張設して二重の止水構造とするものである。二重の止水構造とすることにより確実な止水性を確保することが可能となる。
以上詳説のとおり本発明によれば、非開削により地下に大断面の地中外殻構造体を構築する方法において、高水圧下でも鋼殻エレメントの継手から発進部側に漏水するのを確実に防止でき、さらに継手内へグラウト材を確実に充填できるようになる。
角型鋼殻エレメントのエレメント割付け図である。 継手部の構造を示す要部拡大図である。 先行エレメント1の断面図である。 先行エレメント1の凹型継手部分の拡大図である。 先行エレメント1の凹型継手へのパラフィン充填状態を示す、(A)は平面図、(B)はB-B線断面図である。 凹型継手内へのパラフィン充填要領を示す図である。 凹型継手内の壁面に拡幅部形成状態を示す断面図である。 後行エレメント2の断面図である。 先行エレメント用掘削機3を示す、(A)は縦断面図、(B)は正面図である。 後行エレメント用掘削機4を示す、(A)は縦断面図、(B)は正面図である。 後行エレメント用掘削機4に装備した継手部補助カッター43を示す横断面図である。 先行エレメント1の凹型継手内に充填したパラフィンの撤去要領を示す要部拡大断面図である。 (A)は先行エレメント設置後の端部補強対策及び凹型継手へのパッキン設置状態図、(B)は後行エレメント2のエントランスパッキン設置状態図である。 後行エレメント設置後の凹型継手内の充填水をグラウト材に置換する要領を示す手順図(A)(B)である。 継手部の施工を完了した状態を示す継手部拡大図である。 各エレメント間の土砂撤去要領作業図である。 各エレメント同士を鋼棒で連結した状態を示す継手部拡大図である。 地中に構築した構造体60の断面図である。 角型鋼殻エレメントを並び順に設置する手順(第2形態例)を示したエレメント割付け図である。 その継手部の構造を示す要部拡大図である。 第2形態例で用いる先行エレメント用掘削機3’の正面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
〔第1形態例〕
本発明に係る地中外殻構造体の構築方法は、断面視で周方向に閉合するように、例えば図1に示されるように、円形状に沿って、継手を介して相互に連結された多数の角型鋼殻エレメント1…、2…を推進工法により地中に設置した後、鋼殻エレメント1…、2…内にコンクリートを充填して構造体を構築し、その後に構造体の内部の土砂を掘削し、地中に外殻構造体を構築するものである。
前記推進工法は、発進部(発進立坑等)と到達部(到達立坑等)を設け、推進設備を備えた発進部から元押し油圧ジヤッキにより掘進機を地中に押し出し、掘進機の後続に設置管を順次継ぎ足し、管列を推進することで掘進機を到達部に到達させ、地中に連続した管体を設置する工法であり、下水道、水道、ガス、電力、通信等のライフラインのための管きょを地中に設置したり、トンネル状に大断面の地中外殻構造体を構築する際、前記地中外殻構造体を構成する鋼殻エレメントを地中に設置するために採用されている工法である。
以下、具体的に本発明の地中外殻構造体の構築方法について詳述する。
〔角型鋼殻エレメント1,2の構造〕
本発明では、角型鋼殻エレメント1…、2…(以下、単にエレメントという。)の割り付けに当たって、図1に示されるように、多数の角型鋼殻エレメント1…、2…の内、一つ置きの角型鋼殻エレメントを先行エレメント1、1…として割り付け(着色で示したエレメント)、好ましくはすべての先行エレメント1、1…を設置した後、隣接する二つの先行エレメント1、1の間に設置される角型鋼殻エレメントを後行エレメント2、2…として割り付ける(白抜きで示したエレメント)。すなわち、従来のように、設置済みの鋼殻エレメントに隣接する鋼殻エレメントを継手同士を嵌合させながら順番に推進設置していく手順によるのではなく、図2にも示されるように、一つ置きの角型鋼殻エレメントを先行エレメント1、1…として設置した後、隣接する二つの先行エレメント1、1の間に後行エレメント2を設置する手順による。従って、施工誤差が分散し累積することが無いため、たとえ長距離施工であってもすべてのエレメントを円滑に設置できるようになる。
前記先行エレメント1は、図3に示されるように、頂版10、底版11及び側壁12,13によって構成される台形断面のエレメントであり、四隅にそれぞれ後行エレメント2側に開口を向けたコ字状断面の凹型継手14〜17を備えている。前記凹型継手14〜17は、図4に示されるように(代表的に凹型継手15を示す。)、凹型継手15の開口部に止水部Sを備えている。この止水部Sは、前記開口の両側からそれぞれ開口中央方向に向けて延びる板バネ状のパッキン5A、5Bを備え、前記凹型継手15と凸型継手24との嵌合時に、前記板状の凸型継手24が前記パッキン5A、5Bを拡開させるように変形させながら前記両側のパッキン5A,5Bの間に嵌挿されるようにしてある。
前記パッキン5A、5Bは、両側からそれぞれ開口中央方向に向けて延びる板厚約0.3〜1.0mm程度の2枚の屈曲板状体を対向させることによって構成され、外側端部が凹型継手の開口縁に固定され、中央端側が自由端とされることにより板バネとして作用するものである。前記パッキン5A、5Bの自由端同士は、突き合わされるように設けられている。後行エレメント2の板状の凸型継手25を嵌合させたときに、パッキン5A、5Bが溝部内側に向けて拡開するようになる。
更に、図示されるように、前記パッキン5A,5Bの外側には、前記開口の両側からそれぞれ開口中央方向に向けて延びる板バネ状の補助パッキン6A,6Bを設けることもできる。前記止水部Sを二重のパッキンによって構成することにより、確実な止水を図ることができる。また、これら二重のパッキンの間に、シール材を注入しておくことにより、更に確実な止水を図ることができる。
前記パッキン5A、5B及び補助パッキン6A、6Bの取り付けは、外側に配設された押え金具7A(7B)を介して、ボルト8A(8B)によって固設されている。
本工法では、図5に示されるように、前記先行エレメント1は、単位エレメント1A毎に(推進施工で接続される前の長さ1〜3m程度の分割エレメントをいう。)、前記凹型継手14〜17内の一部にパラフィン18を充填することにより地下水が凹型継手14〜17を流路として発進部側に漏水しないように止水対策が施されている。前記パラフィン18の充填箇所は、推進施工時に単位エレメント1A毎に順次、溶接接合されて地中に押し出されるため、両端部分が溶接による熱の影響を受けるため中央部分にのみパラフィン18を充填するようにするのが望ましいが、前記凹型継手14〜17内の全長に亘って充填するようにしてもよい。
また、図5(B)に示されるように、前記凹型継手14〜17には、後述するように、パレフィン18を水と置換したり、その後にグラウト材19と置換したりするために、液体注入管50と液体排出管51とが設けられている。
前記パラフィン18の充填要領は、図6に示されるように、単位エレメント1Aを床面に立てて、最初に砂52を所定高さまで凹型継手14〜17に充填した後、溶解したパラフィン18を流し込むことにより、凹型継手14〜17内の中央部分に充填することが可能である。充填したパラフィン18が硬化したならば単位エレメント1Aを上方に引き上げるようにすれば、砂52は簡単に撤去することができ、凹型継手14〜17の中央部分のみにパラフィン18を充填することが可能である。
前記凹型継手14〜17に充填したパラフィン18が、推進中に過大な水圧等により移動したりしないようにするために、図7に示されるように、凹型継手14〜17の内面に拡幅部14a、14bを設けるようにすると、プラグ効果により水圧によるパラフィン押出しへの抵抗力を増大させることができるため望ましい。
一方、前記後行エレメント2は、図8に示されるように、頂版20、底版21及び側壁22、23によって構成される台形断面のエレメントであり、四隅にそれぞれ先行エレメント1の凹型継手14〜17に挿入される板状(鋼製)の凸型継手24〜27を備えている。
前述のように、本発明では、先行エレメント1の凹型継手14〜17をコ字状断面の継手とし、前項後行エレメントの凸型継手24〜27を板状の継手として前記コ字状断面の凹型継手に差し込むようにした継手構造を採用しているため、長距離推進による施工誤差を十分に吸収することが可能となっている。
〔推進用掘進機3,4の構造〕
前記先行エレメント1の推進設置時に先頭に装備される掘削機3(以下、先行エレメント用掘削機という。)は、前面部分に、図9に示されるように、先行エレメント1の断面形状で掘削するために、回転式掘削ヘッド30と、遊星カッター31、31…と、サブカッター32とを備えたカッター部を備える。また、前面部分に、掘削面の四隅に前記凹型継手14〜17を含む領域を掘削するための継手部カッター33〜36が装備されている。具体的には、先行エレメント用掘削機4の四隅にそれぞれ、3方向に伸びるスポーク状の掘削アームからなる継手カッター33〜36が装備されている。
一方、前記後行エレメント2の推進設置時に先頭に装備される掘削機4(以下、後行エレメント用掘削機という。)は、前面部分に、図10に示されるように、後行エレメント2の断面形状で掘削するために、回転式掘削ヘッド40と、遊星カッター41、41…と、サブカッター42、42…とを備えたカッター部を備える。また、後行エレメント用掘削機4の後方側には、四隅にそれぞれ継手部補助カッター43、43…を備える。この継手部補助カッター43は、図8に示されるように、電動機によって駆動される水平板状の回転式カッターであり、前記先行エレメント1の凹型継手14〜17の開口部近傍を掘削する。前記先行エレメント用掘削機3の継手部カッター33〜36によって掘削された領域は置換材9によって置換されるが、その後に後行エレメント用掘削機4を掘進させた際に、前記置換材9によって置換された領域が荒らされ、この領域に土砂が肌落ちし、前記凸型継手24〜27による推進力の増大を招く可能性があるため、後行エレメント用掘削機4に前記継手部補助カッター43、43…を設けておき、前記凹型継手14〜17の開口部近傍の土砂を粉砕するようにする。
〔地中外殻構造体60の構築手順〕
先ず、最初に前述した先行エレメント1、1…を推進工法により地中に設置する。発進部から先行エレメント用掘削機3を発進させるとともに、この掘削機3の後部に所定長さの先行エレメント1(単位エレメント1A)を順次継ぎ足しながら後続させ、かつ発進部に設置された元押しジャッキにより先行エレメント1の後部から推力を与えるようにする。
前記先行エレメント1の推進設置時に、図9(A)に示されるように、前記先行エレメント用掘削機3に前記先行エレメント1を後続させながら地中に設置する際、前記継手部カッター33〜36によって前記凹型継手14〜17を含む領域を掘削した直後に、この掘削領域に掘削機内部から置換材9を注入し、置換材9によって置き換える。
前記置換材9としては、低強度性能と、掘削壁崩壊防止性能と、止水性能とを備えた材料が好適に用いられる。例えば、ベントナイト、粘土、スラグ微粉末又はセメント、ポリマー、流動化剤等をそれぞれ所定割合で配合することにより、前記性能を備えるようにすると同時に、水中不分離性、非圧縮性、高流動性を備えた材料とする。この材料の目標強度は概ね1.0〜2.0(N/m2)程度とするのが望ましい。また、スラグ微粉末やセメントを適量配合することにより自硬性を有し、施工完了後に徐々に強度を増すようにすることが望ましい。
また、先行エレメント1の凹型継手14〜17内に充填してあるパラフィン18は、次工程で後行エレメント2の凸型継手24〜27を先行エレメント1の凹型継手14〜17に嵌合させた状態で推進させる関係上障害になるため、後行エレメント2の推進設置作業前に撤去する。パラフィン18は58℃で融解するため、その撤去作業は、図12に示されるように、温水又はスチームを液体注入管50から注入すると同時に、融解したパラフィン18は比重の関係で上層側に浮くため液体排出管51から排出するようにしてパラフィン18を温水又はスチームによって置換する。注入した温水又はスチームは温度がその後低下し水となって凹型継手14〜17内に充填される。なお、パラフィン18の撤去作業は、後行エレメント2の推進作業前であれば任意の時期に行うことができる。先行エレメント1の推進設置作業を終えた時に行っても良いし、推進中に行ってよい。推進中は、発進部に近い箇所で1又は幾つかのパラフィン18が存在していれば漏水は防止できるため、それ以外のパラフィン18については、推進が進んだ段階でパラフィン10を撤去しても問題はない。
設置を終えた先行エレメント1の端部には、図13(A)に示されるように、上部及び下部に補強板53、54を取り付けるとともに、凹型継手14〜17部位には止水のためのパッキン55を設置する。このパッキン55には、次工程で推進設置される後行エレメント2の凸型継手24〜27が挿入できるように切り込み55aが形成されている。
以上の要領により、すべての先行エレメント1,1…の設置作業が完了したならば、次に隣接する二つの先行エレメント1,1の間に前記後行エレメント2を推進工法により設置する。
先ず、発進部において、図13(B)に示されるように、後行エレメント2の発進箇所にエントランスパッキン56を設置して、後行エレメント2の外周面から発進部側に地下水が漏水するのを防止する。
次に、前記先行エレメント1の設置要領と同様に、発進部から後行エレメント用掘削機4を発進させるとともに、この掘削機4の後部に所定長さの後行エレメント2(単位エレメント2A)を順次継ぎ足しながら後続させ、かつ発進部に設置された元押しジャッキにより後行エレメント2の後部から推力を与えるようにする。この際、後行エレメント2の凸型継手24〜27は設置済みの先行エレメント1,1の凹型継手14〜17内に嵌合させた状態で推進させるようにする。
前記後行エレメント2を設置済みの先行エレメント1,1の間に設置する作業が完了したならば、先行エレメント1の凹型継手14〜17内にグラウト材19を充填する。グラウト材19の充填作業は、図14に示されるように、液体注入管50からグラウト材19を注入すると同時に、凹型継手14〜17内に充填されている水を液体排出管51から排出させる。グラウト材19の方が水よりも比重が大きく下側に存在することになるため、液体排出管51からグラウト材19が排出されたことを確認してグラウト材19の充填を完了する。
前記先行エレメント1,1…と後行エレメント2,2…とを地中に設置するとともに、グラウト材19の充填を完了した状態の継手部断面を図15に示す。
同図に示されるように、先行エレメント1の凹型継手16に対して、後行エレメント2の板状の凸型継手27が挿入された状態となっているとともに、その外部(地山側)には、置換材9によって置換された領域が存在している。また、前記先行エレメント1の凹型継手16内にはグラウト材19が充填されており、各エレメント1,2間の止水が確保されている。
次に、図16に示されるように、先行エレメント1の側壁12,13と、後行エレメント2の側壁22,23とを取り外し(主桁は残置し、スキンプレートのみを撤去)、これら側壁間に存在している土砂を手作業によって撤去し、周方向に各エレメント1,2間を連通させるようにする。
次いで、図17に示されるように、隣接するエレメント1,2同士を上部及び下部に配設した複数の鋼棒57、57…、好ましくはPC鋼棒により相互に連結し、エレメント1,2同士を剛結する。なお、前記鋼棒57、57…はエレメントの幅方向に沿って所定間隔が多数設置するようにする。また、同図に示されるように、前記先行エレメント1の凹型継手14〜17と、前記後行エレメント2の凸型継手24〜27との嵌合部の内面側に防水シート58を張設して二重の止水構造としてもよい。
以上の工程が完了したならば、図18に示されるように、エレメント内部にコンクリートを充填して構造体60を構築した後、この構造体60の内部の土砂を掘削することにより地中に外殻構造体を構築する。
〔第2形態例〕
上記第1形態例では、角型鋼殻エレメント1…、2…(以下、単にエレメントという。)の割り付けに当たって、図1に示されるように、多数の角型鋼殻エレメント1…、2…の内、一つ置きの角型鋼殻エレメントを先行エレメント1、1…(着色で示したエレメント)として割り付け、好ましくはすべての先行エレメント1、1…を設置した後、隣接する二つの先行エレメント1、1の間に設置される角型鋼殻エレメントを後行エレメント2、2…(白抜きで示したエレメント)として割り付けるようにしたが、図19に示されるように、角型鋼殻エレメント1’の設置手順は、隣接方向に並び順とする場合でも、本発明を同様に適用することが可能である。
この場合は、角型鋼殻エレメント1’は、隣接する2つの角型鋼殻エレメントの内、先順で設置される角型鋼殻エレメントを先行エレメントとし、後順で設置される角型鋼殻エレメントを後行エレメントとする。すなわち、角型鋼殻エレメント1’は、先行エレメントとなるし、後行エレメントともなる。各角型鋼殻エレメント1’は、図20に示されるように、左右の一方側(設置順序方向の下流側)に後行エレメント側に開口を向けたコ字状断面の凹型継手15、17を備えているとともに、左右の他方側(設置順序方向の上流側)に先行エレメント側に前記凹型継手15、17内に挿入される板状の凸型継手24、26を備えている。
本第2形態例において使用する推進用掘削機3’は、図21に示されるように、前記凹継手15、17に対応する部位に、該継手を含む領域を掘削するための継手部カッター34,36が装備されている掘削機とする。
施工要領は、前記角型鋼殻エレメント1’を推進設置する前に、単位エレメント毎に凹型継手15、17内の一部又は全部にパラフィン18を充填することにより地下水が凹型継手15、17内を流路として発進部側に漏水しないように止水を図っておき、
前記角型鋼殻エレメント1’(後行エレメント)の凸型継手24、26を設置済みの角型鋼殻エレメント1’(先行エレメント)の凹型継手15、17内に嵌合させた状態とし、前記推進用掘進機3’に後続させながら地中に設置する工程において、前記先行エレメントの凹型継手15、17内に充填してあるパラフィンを前記後行エレメントの施工前に、凹型継手15、17内に温水又はスチームを送り込んでパラフィン18を溶解させ撤去するとともに、凹型継手15、17内に水を充填した状態とした後、前記後行エレメントの設置を行い、その後、前記後行エレメントの設置後に前記凹型継手15、17内にグラウト材を注入することにより充填水をグラウト材によって置換して各エレメント間の止水を行う。
その後は、前記第1形態例と同様に、図16に示されるように、角型鋼殻エレメント1’の側壁を取り外し(主桁は残置し、スキンプレートのみを撤去)、これら側壁間に存在している土砂を手作業によって撤去し、周方向に各角型鋼殻エレメント1’、1’間を連通させるようにする。
次いで、図17に示されるように、隣接する角型鋼殻エレメント1’、1’同士を上部及び下部に配設した複数の鋼棒57、57…、好ましくはPC鋼棒により相互に連結し、エレメント1,2同士を剛結する。
以上の工程が完了したならば、図18に示されるように、エレメント内部にコンクリートを充填して構造体60を構築した後、この構造体60の内部の土砂を掘削することにより地中に外殻構造体を構築する。
〔他の形態例〕
(1)上記第1形態例では、すべての先行エレメント1,1…を設置した後、先行エレメント1,1の間に後行エレメント2を設置する手順としたが、後行エレメント2は両側の先行エレメント1,1の設置が完了していれば、それらの間に設置することが可能であるため、すべての先行エレメント1,1…の設置が完了する前の任意の時期に設置するようにしてもよい。
1…先行エレメント、2…後行エレメント、3…先行エレメント用掘削機、4後行エレメント用掘削機…、5…パッキン、6…補助パッキン、9…置換材、10・20…頂版、11・21…底版、12・13・22・23…側壁、14〜17…凹型継手、19…グラウト材、24〜27…凸型継手、33〜36…継手部カッター、43…継手部補助カッター、57…鋼棒、58…防水シート、60…構造体

Claims (6)

  1. 断面視で周方向に閉合するように、継手を介して相互に連結された多数の角型鋼殻エレメントを推進工法により地中に設置した後、前記角型鋼殻エレメント内にコンクリートを充填して構造体を構築し、その後に構造体の内部の土砂を掘削し、地中に外殻構造体を構築する地中外殻構造体の構築方法において、
    前記継手は、隣接する一方の角型鋼殻エレメントに備えられた凹型継手と、隣接する他方の角型鋼殻エレメントに備えられた凸型継手との嵌合による継手構造とし、
    前記角型鋼殻エレメントの設置は、隣接する角型鋼殻エレメント間において、相対的に先行して設置される角型鋼殻エレメントを先行エレメントとし、相対的に後行で設置される角型鋼殻エレメントを後行エレメントとし、
    前記凹型継手を備えた角型鋼殻エレメントについては推進工法によって設置する前に、単位エレメント毎に凹型継手内の一部又は全部にパラフィンを充填することにより地下水が凹型継手内を流路として発進部側に漏水しないように止水を図っておき、
    前記先行エレメントを推進用掘進機に後続させながら地中に設置した後、前記後行エレメントの凸型継手を設置済みの先行エレメントの凹型継手内に嵌合させた状態とし、推進用掘進機に後続させながら地中に設置する工程において、前記先行エレメントの凹型継手内に充填してあるパラフィンを前記後行エレメントの施工前に、凹型継手内に温水又はスチームを送り込んでパラフィンを溶解させ撤去するとともに、凹型継手内に水を充填した状態とした後、前記後行エレメントの設置を行い、その後、前記後行エレメントの設置後に前記凹型継手内にグラウト材を注入することにより充填水をグラウト材によって置換して各エレメント間の止水を行い、
    その後、隣接するエレメント間の隔壁を撤去してエレメント間を連通させ、前記エレメント内部にコンクリートを充填して構造体を構築した後、この構造体の内部の土砂を掘削することにより地中に外殻構造体を構築することを特徴とする地中外殻構造体の構築方法。
  2. 前記多数の角型鋼殻エレメントの設置手順は、一つ置きの角型鋼殻エレメントを先行エレメントとし、これら先行エレメントを設置した後、隣接する二つの先行エレメントの間に設置される角型鋼殻エレメントを後行エレメントとし、かつ前記先行エレメントは四隅にそれぞれ後行エレメント側に開口を向けたコ字状断面の凹型継手を備えているとともに、前記後行エレメントは四隅にそれぞれ前記凹型継手内に挿入される板状の凸型継手を備えている請求項1記載の地中外殻構造体の構築方法。
  3. 前記多数の角型鋼殻エレメントの設置手順は、隣接方向に並び順とし、隣接する2つの角型鋼殻エレメントの内、先順で設置される角型鋼殻エレメントを先行エレメントとし、これに続いて後順で設置される角型鋼殻エレメントを後行エレメントとし、かつ各角型鋼殻エレメントは、左右の一方側に後行エレメント側に開口を向けたコ字状断面の凹型継手を備えているとともに、左右の他方側に先行エレメント側に前記凹型継手内に挿入される板状の凸型継手を備えている請求項1記載の地中外殻構造体の構築方法。
  4. 前記角型鋼殻エレメントの凹型継手の開口部に止水部を備えているとともに、該止水部は前記開口の両側からそれぞれ開口中央方向に向けて延びる板バネ状のパッキンを有し、前記凹継手と凸継手の嵌合時に、前記板状の凸型継手が前記パッキンを拡開させるように変形させながら前記両側のパッキンの間に嵌挿されるようにしてある請求項1〜3いずれかに記載の地中外殻構造体の構築方法。
  5. 隣接するエレメント同士を上部及び下部に配設した複数の鋼棒により相互に連結する請求項1〜4いずれかに記載の地中外殻構造体の構築方法。
  6. 前記隣接する角型鋼殻エレメント間において、凹型継手と凸型継手との嵌合部の内面側に防水シートを張設して二重の止水構造とする請求項1〜5いずれかに記載の地中外殻構造体の構築方法。
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