JP6602428B1 - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】薄型の携帯用情報機器に対しても着脱可能な拡張装置及び携帯用情報機器と拡張装置とを備える電子機器を提供する。【解決手段】拡張装置12は、携帯用情報機器14の機器筐体18の前後方向の寸法よりも短い前後方向の寸法を有する装置筐体44と、装置筐体44の上面44aに臨んで設けられ、機器筐体18の下面18bに臨んで設けられた複数の磁石36aS〜36cS,37aN〜37cNに対して吸着可能な複数の磁石42aN〜42cN,43aS〜43cS又は鉄板等である被吸着体と、装置筐体44の上面44aに設けられ、機器筐体18の下面18bから突出した脚部28L,28Rと嵌合可能な嵌合穴48L,48Rと、を備える。【選択図】図2A

Description

本発明は、携帯用情報機器と、この携帯用情報機器に着脱可能な拡張装置とを備える電子機器に関する。
例えばノート型PCのような携帯用情報機器は、筐体の薄型化が急速に進んでいるため、その機能が制限されている場合が多い。そこで、こうした携帯用情報機器に対しては、機能を拡張する専用の装置として拡張装置が提供されている。本出願人は、例えば特許文献1において、携帯用情報機器の下面に設けた係合穴に対して係脱可能なフック状の係合部材を有する拡張装置を提案している。
特許第5782471号公報
ところで、上記特許文献1の拡張装置は、係合部材が挿入可能且つ係合可能な係合穴を携帯用情報機器の下面に設ける必要がある。このため、極めて薄い筐体を備える携帯用情報機器では、この係合穴の設置スペースを確保することが難しい場合がある。
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、薄型の携帯用情報機器に対しても着脱可能な拡張装置及び携帯用情報機器を備える電子機器を提供することを目的とする。
本発明の第1態様に係る電子機器は、上面にキーボード装置を有する機器筐体と、該機器筐体の後端部に連結されるディスプレイ筐体と、を備える携帯用情報機器と、前記携帯用情報機器に着脱可能な拡張装置と、を備える電子機器であって、前記拡張装置は、前記携帯用情報機器の前記機器筐体の前後方向の寸法よりも短い前後方向の寸法を有する装置筐体と、前記装置筐体の上面に臨んで設けられ、前記機器筐体の下面に臨んで設けられた複数の被吸着体に対して吸着可能な複数の磁石と、前記装置筐体の上面に設けられ、前記機器筐体の下面から突出した脚部と嵌合可能な嵌合穴と、を備え、前記装置筐体の前面には、当該拡張装置とは別の第2拡張装置の後面を位置決めし、且つ着脱可能に連結するための位置決め連結部と、前記第2拡張装置の後面に設けられた端子に接続可能な端子と、が設けられており、前記第2拡張装置の上面には、前記機器筐体の下面に臨んで設けられ、前記複数の被吸着体の前側に設けられた複数の第2被吸着体に対して吸着可能な複数の第2磁石が設けられている。
このような構成によれば、当該拡張装置は、携帯用情報機器の下面から突出している脚部が上面に干渉することを回避するだけでなく、この脚部に嵌合穴を嵌合させることによって位置決め用に有効に利用できる。しかも携帯用情報機器の機器筐体側には、少なくとも当該拡張装置の上面に臨んだ磁石と吸着する磁石や鉄板等の被吸着体を設けておけばよいため、薄型の機器筐体であっても容易に対応できる。つまり、携帯用情報機器は、機器筐体の下面側に拡張装置側から突出したフックのような係合部材を受け入れる係合穴を設ける必要がない。このため、携帯用情報機器の機器筐体を可及的に薄型化することができる。そして、当該拡張装置は、このような薄型の携帯用情報機器に対しても確実に着脱することができる。
前記装置筐体の上面には、前記機器筐体の下面に設けられた被接続部に対して非接触式及び接触式の少なくとも一方の接続方式によって電気的に接続される接続部と、前記接続部に対して前記嵌合穴よりも近い位置に配置され、前記機器筐体の下面に設けられた位置決め穴に対して嵌合可能な位置決め突起と、が設けられた構成としてもよい。そうすると、拡張装置と携帯用情報機器との間を電気的に接続し、情報伝達を行う接続部の位置決めを位置決め突起によってより高精度に行うことができる。
前記装置筐体の上面からの前記位置決め突起の突出高さは、前記機器筐体の下面からの前記脚部の突出高さよりも低い構成としてもよい。このため、脚部の頂面が装置筐体の上面に当接したとしても、位置決め突起の頂部は機器筐体の下面に当接しない。その結果、例えば細径の金属ピンで形成される位置決め突起が携帯用情報機器の下面を損傷させることを防止できる。一方、脚部は、携帯用情報機器の単独使用時には机の上等の使用面に直接的に着地するためのものであるため、拡張装置の上面に当接したとしてもこれを損傷させることはほとんどない。しかも、当該拡張装置を携帯用情報機器に装着する際には、先ず脚部が嵌合穴に嵌合し、次に位置決め突起が位置決め穴に嵌合する。このため、例えば位置決め突起と位置決め穴との嵌合公差を脚部と嵌合穴との嵌合公差よりも小さく構成したとしても、脚部と嵌合穴とである程度の位置決めがなされた後に位置決め突起が位置決め穴に嵌合する。このため、位置決め突起と位置決め穴とを円滑に嵌合させることができる。
前記脚部は、その頂面に向かって次第に縮径したテーパ形状を有し、前記嵌合穴は、その底面に向かって次第に縮径したテーパ形状を有する構成としてもよい。そうすると、脚部が、そのテーパ形状を介して嵌合穴に誘い込まれるため、脚部と嵌合穴とを一層容易に嵌合することができる。
前記脚部は、少なくとも表面に前記位置決め突起よりも軟質な材質を有する構成としてもよい。そうすると、脚部が上面に当接した際の装置筐体の損傷を一層確実に防止できる。
前記脚部は、前記機器筐体の下面の後端側に左右一対で設けられ、前記嵌合穴は、前記装置筐体の上面に左右一対で設けられた構成としてもよい。そうすると、脚部と嵌合穴との位置決め作用によって拡張装置の携帯用情報機器に対する位置決め精度が一層向上し、さらに拡張装置の携帯用情報機器に対する回転止め作用も得ることができる。
前記装置筐体は、後面から前面に向かう方向で、前記上面と下面との間の厚みが次第に小さくなる前下がりの傾斜形状を有する構成としてもよい。そうすると、例えば当該拡張装置を携帯用情報機器の下面の後端側に装着することにより、携帯用情報機器が使用面上に前下がりの傾斜姿勢で配置される。その結果、携帯用情報機器の上面に搭載されたキーボード装置が適度な前下がりの傾斜姿勢となるため、その操作性が向上する。
前記装置筐体の後面には、外部機器を接続可能な接続端子が設けられた構成としてもよい。当該拡張装置は、携帯用情報機器に対する外部接続端子の増設機能を担うことができる。
前記第2拡張装置の上面に設けられた前記第2磁石は、前記機器筐体の下面に臨んで設けられた前記被吸着体に対して吸着可能に配置された構成としてもよい。そうすると、第2拡張装置を単独で携帯用情報機器の下面に装着する際、携帯用情報機器に設けられた被吸着体を利用して第2拡張装置を携帯用情報機器に装着できる。
前記第2拡張装置の上面には、前記機器筐体の前記脚部と嵌合可能な第2嵌合穴が設けられた構成としてもよい。そうすると、第2拡張装置を単独で携帯用情報機器の下面に装着する際、携帯用情報機器の下面から突出した脚部をこの第2拡張装置の位置決め用として利用できる。
前記携帯用情報機器の下面に装着された前記拡張装置の前面に前記第2拡張装置を装着した状態では、前記第2拡張装置の上面が前記拡張装置の上面を前側に延在させた仮想平面上に配置され、前記第2拡張装置の下面は前記拡張装置の下面を前側に延在させた仮想平面上に配置された構成としてもよい。そうすると、携帯用情報機器の下面側にそれぞれ前後方向に並んで装着された拡張装置及び第2拡張装置の上面と下面とがそれぞれ仮想平面上に並んで配置される。これにより、第2拡張装置が拡張装置を前方に延出した位置に配置されるため、第2拡張装置が拡張装置と携帯用情報機器との装着状態を邪魔することがなく、拡張装置を装着した際の携帯用情報機器の角度姿勢も変化しない。
本発明の上記態様によれば、薄型の携帯用情報機器に対しても拡張装置を着脱可能に装着することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る電子機器において拡張装置を携帯用情報機器に装着する動作を示す分解斜視図である。 図2Aは、拡張装置を携帯用情報機器に装着する動作を示す側面図である。 図2Bは、拡張装置を携帯用情報機器に装着した電子機器の側面図である。 図3は、携帯用情報機器の機器筐体の下面の構成例を模式的に示す要部拡大底面図である。 図4Aは、拡張装置の平面図である。 図4Bは、拡張装置の背面図である。 図5Aは、嵌合状態にある脚部及び嵌合穴をそれぞれの短手方向に沿って切断した側面断面図である。 図5Bは、嵌合状態にある脚部及び嵌合穴をそれぞれの長手方向に沿って切断した側面断面図である。 図6は、位置決め穴と位置決めピンとの嵌合状態を示す側面断面図である。 図7は、拡張装置の前面に別の拡張装置を増設した電子機器を後方斜め下から見た斜視図である。 図8は、2台の拡張装置を装着した携帯用情報機器の下面の状態を模式的に示す要部拡大底面図である。 図9は、図7に示す別の拡張装置の平面図である。 図10Aは、図7に示す別の拡張装置を拡張装置及び携帯用情報機器に装着する動作を示す要部拡大側面図である。 図10Bは、図7に示す別の拡張装置を拡張装置及び携帯用情報機器に装着した電子機器の要部拡大側面図である。 図11は、図7に示す別の拡張装置を単独で装着した携帯用情報機器の下面の状態を模式的に示す要部拡大底面図である。 図12Aは、図7に示す別の拡張装置を単独で携帯用情報機器に装着する動作を示す要部拡大側面図である。 図12Bは、図7に示す別の拡張装置を単独で携帯用情報機器に装着した電子機器の要部拡大側面図である。
以下、本発明に係る拡張装置について、この装置に着脱される携帯用情報機器との関係で好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電子機器10において拡張装置12を携帯用情報機器14に装着する動作を示す分解斜視図である。図2Aは、拡張装置12を携帯用情報機器14に装着する動作を示す側面図である。図2Bは、拡張装置12を携帯用情報機器14に装着した電子機器10の側面図である。
本実施形態の電子機器10は、例えばノート型PCである携帯用情報機器14に拡張装置12を着脱可能に装着したものである。拡張装置12は、携帯用情報機器14に対する外部機器の接続可能数を増大させ、或いは記憶容量を増大させる等、その機能を拡張するものである。
以下、図2Bに示すように、拡張装置12を装着したノート型PCである携帯用情報機器14をユーザが使用する方向を基準とし、手前側を前、奥側を後、拡張装置12の厚み方向を上下、幅方向を左右と呼んで説明する。
図1〜図2Bに示すように、携帯用情報機器14は、機器筐体18と、ディスプレイ筐体20とをヒンジ22で回動可能に連結した構成である。機器筐体18は、薄型の矩形箱状に形成された筐体である。機器筐体18は、上面18aにキーボード装置24を有し、下面18bに拡張装置12が着脱される。キーボード装置24は、機器筐体18の上面18aに設けられたタッチパネル式のディスプレイに表示されるソフトウェア式のキーボード装置であってもよい。ディスプレイ筐体20は、薄型の矩形箱状に形成された筐体であり、前面の大部分にディスプレイ26を有する。ヒンジ22は、機器筐体18の後端部にディスプレイ筐体20の下端部を連結している。本実施形態のヒンジ22は、ディスプレイ筐体20を開いた際に機器筐体18の後面18cから後方に突き出す構造(図2B中に2点鎖線で示すヒンジ22参照)、いわゆるドロップダウン構造である。ヒンジ22は、ドロップダウン構造以外のものであってもよい。携帯用情報機器14は、クラムシェル型のノート型PC以外、例えばディスプレイ筐体20をタブレット型PCで構成し、機器筐体18をキーボード装置24として構成し、両者を着脱可能とした構成であってもよい。
図3は、携帯用情報機器14の機器筐体18の下面18bの構成例を模式的に示す要部拡大底面図である。
図2A〜図3に示すように、機器筐体18の下面18bには、左右一対の脚部28L,28Rと、位置決め穴30と、被接続部32とが設けられている。さらに機器筐体18は、複数の磁石36aS,36bS,36cS,37aN,37bN,37cNと、左右一対の磁石38S,39Nとが、下面18bに臨むように設けられている。
各脚部28L,28Rは、下面18bの後部左右にそれぞれ設けられ、下面18bから下方に突出している。各脚部28L,28Rは、長手方向が左右方向に沿う長楕円形のドーム形状である。つまり各脚部28L,28Rは、下面18bから頂面(突出方向)に向かって次第に水平方向の断面積が小さくなるように縮径したテーパ形状を有する(図5A及び図5Bも参照)。脚部28L,28Rは、長楕円形のドーム形状以外、例えば円形のドーム形状、矩形のドーム形状、直方体形等、各種形状としてもよい。本実施形態の場合、脚部28L,28Rは、下面18bに固着された台座状の基部28aと、基部28aの表面に固着されたゴム製の当接部28bとで構成されている。つまり脚部28L,28Rは、いわゆるゴム脚である。脚部28L,28Rは、少なくとも表面が軟質な材質であるゴムや樹脂で構成されていればよい。脚部28L,28Rは、基部28aを含めた全体をゴム等の軟質な材質で構成してもよい。
位置決め穴30は、下面18bの後端側の左右略中央部に形成された小径の穴である。位置決め穴30は、機器筐体18の下面18bを形成する筐体部材である樹脂や金属のプレートに形成されている。位置決め穴30は、被接続部32の後側に近接した位置に配置されている。
被接続部32は、下面18bの後端側の左右略中央部で位置決め穴30の前側に配置されている。被接続部32は、機器筐体18に埋設されると共に、表面が下面18bに露出している。被接続部32は、後述する拡張装置12の接続部40(図4A参照)と電気的に接続される通信部である。被接続部32は、非接触式の電気的接続手段である光通信モジュール32aと、接触式の電気的接続手段である端子板32bとを有する。被接続部32は、例えば光通信モジュール32a及び端子板32bのいずれか一方のみで構成されてもよい。被接続部32は省略されてもよい。
各磁石36aS〜36cS,37aN〜37cN,38S,39Nは、機器筐体18内の底部に配置されて下面18bを臨んで配置されることにより、機器筐体18の下面18bを介して磁力を発生できる磁石である。磁石36aS〜36cS,37aN〜37cNは、下面18bに対する拡張装置12の装着位置(図4中に2点鎖線で示す拡張装置12を参照)に重なる位置で左右方向に沿って設けられている。磁石36aS〜36cS,37aN〜37cNは、下面18bに対して拡張装置12が位置決めされた際、後述する拡張装置12側の複数の磁石42aN,42bN,42cN,43aS,43bS,43cS(図4A参照)とそれぞれ吸着可能である。磁石38S,39Nは、それぞれ左右両端の磁石36aS,37cNの前側に設けられている。
図1〜図2Bに示すように、拡張装置12は、装置筐体44を備える。装置筐体44は、左右方向に延在する角柱状に形成された筐体である。装置筐体44は、上面44aが携帯用情報機器14の機器筐体18の下面18bに対する装着面となり、下面44bが机の天板等の使用面46に対する着地面となる。
装置筐体44は、後面44cから前面44dに向かう方向、つまり後ろから前に向かう方向で、上面44aと下面44bとの間の厚みが次第に小さくなる前下がりの傾斜形状を有する(図2A及び図2B参照)。本実施形態の場合は、下面44bを後面44cに直交する水平面で構成し、上面44aを前下がりの傾斜面で構成している。装置筐体44は、その前後方向寸法が機器筐体18の前後方向寸法よりも短く構成され、機器筐体18の下面18bの後端側に装着される。これにより、電子機器10は、拡張装置12の下面44bが使用面46に対する後端側の着地面となり、携帯用情報機器14の機器筐体18の下面18bの前端部が前端側の着地面となって、使用面46上に前下がりの傾斜姿勢で配置される(図2B参照)。その結果、機器筐体18の上面18aに搭載されたキーボード装置24が適度な前下がりの傾斜姿勢となるため、その操作性が向上すると同時に、拡張装置12の前方にある程度のスペースSが形成される。装置筐体44の下面44bにはゴム板45(図7参照)を設けてもよい。図7に示すように、ゴム板45は左右方向に延在した帯状のゴム脚である。ゴム板45は携帯用情報機器14側の脚部28L,28Rと同様な構成としてもよい。
装置筐体44の前面44dは、上から下に向かって次第に後側に傾斜した傾斜面で構成されている。つまり、装置筐体44は、下面44bの前後方向長さが上面44aの前後方向長さよりも短い形状となっている。前面44dは、上下方向に沿う鉛直面でもよい。この前面44dには、後述する増設用の拡張装置12A(図7参照)を着脱可能に装着する際に利用される位置決め凹部47a、連結端子(端子)47b及び磁石47c(図4B参照)を備えた位置決め連結部47が設けられている。位置決め連結部47は、当該拡張装置12に別の拡張装置12A(図7参照)を増設可能な仕様としない場合は省略してもよい。
図4Aは、拡張装置12の平面図である。図4Bは、拡張装置12の背面図であり、拡張装置12を図4A中の矢印IVB方向から見た図である。
図4A及び図4Bに示すように、装置筐体44の上面44aには、左右一対の嵌合穴48L,48Rと、位置決めピン(位置決め突起)50と、接続部40とが設けられている。さらに装置筐体44は、複数の磁石42aN〜42cN,43aS〜43cSが上面44aに臨むように設けられている。装置筐体44の後面44cには、複数の接続端子52a,52b,52c,52d,52e,52fが設けられている。装置筐体44の内部には、記憶装置54が設けられている。
各嵌合穴48L,48Rは、上面44aの後部左右にそれぞれ設けられた凹部である。各嵌合穴48L,48Rは、長手方向が左右方向に沿う長楕円形のバスタブ形状である。各嵌合穴48L,48Rは、上面44aから底面(凹み方向)に向かって次第に水平方向の断面積が小さくなるように縮径したテーパ形状を有する(図5A及び図5Bも参照)。各嵌合穴48L,48Rは、携帯用情報機器14の各脚部28L,28Rが嵌合する穴である。従って、各嵌合穴48L,48Rの形状は、各脚部28L,28Rの形状に応じて、各脚部28L,28Rが所定の公差を持って嵌合可能な形状に構成されればよい。各嵌合穴48L,48Rは、各脚部28L,28Rと嵌合することにより、拡張装置12を携帯用情報機器14の下面18bに対して所定位置で前後左右方向に位置決めし、且つ拡張装置12の水平方向に対する回り止めをする。
位置決めピン50は、上面44aの後端側の左右略中央部から上方に突出した小径のピンであり、例えば金属製である。位置決めピン50は、携帯用情報機器14の下面18bの位置決め穴30に嵌合可能である。位置決めピン50は、位置決め穴30に嵌合することにより、拡張装置12を携帯用情報機器14の下面18bに対して所定位置でより高精度に前後左右方向の位置決めをする。位置決めピン50は、省略してもよい。
接続部40は、上面44aの後端側の左右略中央部で位置決めピン50の前側に配置されている。接続部40は、装置筐体44に埋設されると共に、表面が上面44aに露出している。接続部40は、携帯用情報機器14の下面18bに設けた被接続部32と電気的に接続される通信部である。接続部40は、非接触式の電気的接続手段である光通信モジュール40aと、接触式の電気的接続手段である端子ピン40bとを有する。光通信モジュール40aは、携帯用情報機器14側の光通信モジュール32aと対面配置される。端子ピン40bは、例えば前後一対設けられ、携帯用情報機器14側の端子板32bに接触する弾性進退式の金属ピン(スプリングピン)である。例えば、2本の端子ピン40bは、それぞれ電源ピンとグランドピンである。接続部40は、上記した被接続部32と同様に光通信モジュール40a及び端子ピン40bのいずれか一方のみで構成されてもよく、省略されてもよい。
各磁石42aN〜42cN,43aS〜43cSは、装置筐体44内の上部に配置されて上面44aを臨んで配置されることにより、装置筐体44の上面44aを介して磁力を発生できる磁石である。この際、磁石42aN〜42cNは上面44aにN極が臨み、磁石43aS〜43cSは上面44aにS極が臨んでいる。同様に、携帯用情報機器14側では、磁石36aS〜36cSは下面18bにS極が臨み、磁石37aN〜37cNは下面18bにN極が臨んでいる。また、磁石38Sは下面18bにS極が臨み、磁石39Nは下面18bにN極が臨んでいる。
各磁石42aN〜42cN,43aS〜43cSは、携帯用情報機器14の下面18bに配設された各磁石36aS〜36cS,37aN〜37cNに対してそれぞれ対向する位置に配置されている。具体的には、磁石42aNが磁石36aSに対向し、磁石42bNが磁石36bSに対向し、磁石42cNが磁石36cSに対向する。さらに、磁石43aSが磁石37aNに対向し、磁石43bSが磁石37bNに対向し、磁石43cSが磁石37cNに対向する。これにより、各磁石42aN〜42cN,43aS〜43cSと、各磁石36aS〜36cS,37aN〜37cNとの間で吸着力が発生し、拡張装置12の上面44aが携帯用情報機器14の下面18bに対して着脱可能に装着される。なお、本実施形態の場合は、磁石42aN〜42cN,43aS〜43cSは、その配列方向でN極とS極が交互に配置されている。このため、各磁石42aN〜42cN,43aS〜43cSと、各磁石36aS〜36cS,37aN〜37cNとの間にある程度の位置決め作用が発生する。
このように、嵌合穴48L,48R、磁石42aN〜42cN,43aS〜43cS及び位置決めピン50は、携帯用情報機器14の下面18bに対して拡張装置12を位置決めすると共に着脱可能に装着する位置決め装着部56を構成している。
接続端子52a〜52c,52fは、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格に準拠した端子や、その他各種規格に準拠した端子である。接続端子52a〜52c,52fは、例えば光ディスク装置や外部記憶装置等の外部機器(図示せず)を接続可能である。接続端子52dは、例えばマイクロSDカードのような各種メモリカード等を挿抜可能なカードスロットである。接続端子52eは、例えばHDMI(登録商標)のような各種通信規格のコネクタを接続可能な通信インタフェースである。接続端子52a〜52fに接続された外部機器は、接続部40及び被接続部32を介して携帯用情報機器14と電気的に接続され、携帯用情報機器14側で操作可能となる。接続端子52a〜52fは、その接続規格等や設置数を変更してもよい。
次に、このような拡張装置12の携帯用情報機器14に対する着脱動作及び着脱構造を説明する。図5Aは、嵌合状態にある脚部28L(28R)及び嵌合穴48L(48R)をそれぞれの短手方向(図3中のVA−VA線)に沿って切断した側面断面図である。図5Bは、嵌合状態にある脚部28L(28R)及び嵌合穴48L(48R)をそれぞれの長手方向(図3中のVB−VB線)に沿って切断した側面断面図である。図6は、位置決め穴30と位置決めピン50との嵌合状態を示す側面断面図である。
拡張装置12を携帯用情報機器14に装着する際は、拡張装置12の上面44aを携帯用情報機器14の下面18bの後端側の装着位置に近づけ、脚部28L,28Rに対して嵌合穴48L,48Rを嵌合させる。この際、図5A及び図5Bに示すように、脚部28L,28Rは、その外周側面が突出方向に向かって次第に縮径した外周テーパ面28cを形成している。同様に、嵌合穴48L,48Rは、その内周側面が凹み方向に向かって次第に縮径した内周テーパ面48aを形成している。このため、各脚部28L,28Rが、その外周テーパ面28cを介して各嵌合穴48L,48Rの内周テーパ面48aに誘い込まれるため、脚部28L,28Rと嵌合穴48L,48Rとを容易に嵌合することができる。
また、当該電子機器10では、脚部28L,28Rの下面18bからの突出高さH1(図5A参照)が、位置決めピン50の上面44aからの突出高さH2(図6参照)よりも高く構成されている。従って、脚部28L,28Rの少なくとも一部が嵌合穴48L,48Rに挿入された後、図6に示すように位置決めピン50が位置決め穴30に嵌合する。
ここで、本実施形態では、脚部28L,28Rと嵌合穴48L,48Rとの間の嵌合公差(例えば0.5mm)が、位置決めピン50と位置決め穴30との間の嵌合公差(例えば0.05mm)よりも大きく設定されている。つまり、脚部28L,28Rと嵌合穴48L,48Rとの間に形成される隙間G1は、位置決めピン50と位置決め穴30との間に形成される隙間G2よりも大きい。このため、脚部28L,28Rと嵌合穴48L,48Rとである程度の位置決めがなされた後、位置決めピン50が位置決め穴30に嵌合する。その結果、嵌合公差の厳しい位置決めピン50と位置決め穴30とを円滑に嵌合させることができると共に、嵌合完了後はより高精度な位置決め作用が得られる。
しかも当該電子機器10は、脚部28L,28Rの突出高さH1が、位置決めピン50の上面44aからの突出高さH2よりも高い。このため、拡張装置12の携帯用情報機器14への装着時、脚部28L,28Rの頂面(当接部28b)が上面44aに当接したとしても、位置決めピン50の頂部は下面18bに当接しない。その結果、金属ピンである位置決めピン50が携帯用情報機器14の下面18bを損傷させることを防止できる。一方、脚部28L,28Rは、少なくとも表面にある当接部28bが位置決めピン50よりも軟質なゴム材料で形成されているため、拡張装置12の上面44aを損傷させることはない。
脚部28L,28Rが嵌合穴48L,48Rに嵌合し、位置決めピン50が位置決め穴30に嵌合すると、これらの嵌合動作と前後して、拡張装置12側の各磁石42aN〜42cN,43aS〜43cSが携帯用情報機器14側の各磁石36aS〜36cS,37aN〜37cNと吸着する。これにより、拡張装置12が携帯用情報機器14の下面18bの所定位置に装着されるため、接続部40が被接続部32に接続される。その結果、携帯用情報機器14の下面18bに拡張装置12の装着が完了し、接続端子52a〜52fに接続した外部機器を携帯用情報機器14側から操作及び利用することができる。
この際、拡張装置12は、図2B及び図3に示すように、下面18bの後端側であって後面18cからある程度前側にオフセットした位置に後面44cが位置するように装着される。このため、電子機器10では、ドロップダウン構造であるヒンジ22やディスプレイ筐体20が拡張装置12に干渉することがなく、ディスプレイ筐体20を円滑に開閉できる。
ところで、上記したように拡張装置12の装置筐体44が機器筐体18の前後方向の寸法よりも短い前後方向の寸法を有する。このため、当該電子機器10は、拡張装置12を携帯用情報機器14の下面18bに装着した状態でその前側に十分なスペースSを確保できるため(図2B参照)、このスペースSを利用してさらに別の拡張装置12Aを装着することもできる。
図7は、拡張装置12の前面44dに別の拡張装置12Aを増設した電子機器10を後方斜め下から見た斜視図である。図8は、2台の拡張装置12,12Aを装着した携帯用情報機器14の下面18bの状態を模式的に示す要部拡大底面図である。図9は、拡張装置12Aの平面図である。
図7に示すように、本実施形態の電子機器10は、2台の拡張装置12,12Aを同時に装着することもできる。図7〜図9に示すように、拡張装置(第2拡張装置)12Aは、拡張装置12と比べて、形状や構成の異なる装置筐体60を備える。拡張装置12Aは、例えばバッテリ装置61や記憶装置62を装置筐体60内に搭載しており、携帯用情報機器14のバッテリ機能やメモリ機能を向上するものである。拡張装置12は、拡張装置12Aを連結しない仕様とする場合、位置決め連結部47は省略してもよい。
装置筐体60は、拡張装置12の装置筐体44よりも上下方向厚みが薄く、左右方向長さが同一に設定された角柱状の筐体である。装置筐体60は、上面60aが携帯用情報機器14の下面18bに対する装着面となり、下面60bが机の天板等の使用面46に対する着地面となり、後面60cが拡張装置12の前面44dに対する装着面となる。
装置筐体60は、後面60cから前面60dに向かう方向、つまり後ろから前に向かう方向で、上面60aと下面60bとの間の厚みが次第に小さくなる前下がりの傾斜形状を有する(図10A及び図10B参照)。本実施形態の場合は、下面60bを後面60cに直交する水平面で構成し、上面60aを前下がりの傾斜面で構成している。装置筐体60は、その前後方向寸法が拡張装置12の装置筐体44の前後方向寸法と略同一に構成され、装置筐体44の前面44dと機器筐体18の下面18bに対して装着される。
図12Bに示すように、拡張装置12Aは、拡張装置12と共に携帯用情報機器14の下面18bに装着された状態で、その上面60aが拡張装置12の上面44aを前側に延在させた仮想平面S1上、つまり携帯用情報機器14の下面18bに沿って配置され、その下面60bが拡張装置12の下面44bを前側に延在させた仮想平面S2上、つまり使用面46上に配置される。これにより、電子機器10は、拡張装置12Aを増設した場合であっても、拡張装置12,12Aの下面44b,60bが段差なく使用面46に着地し、携帯用情報機器14の機器筐体18の下面18bの前端部が前端側の着地面となって、使用面46上に前下がりの傾斜姿勢で配置される(図10B参照)。
装置筐体60は、後面60cが上から下に向かって次第に後側に傾斜した傾斜面で構成され、前面60dが上から下に向かって次第に後側に傾斜した傾斜面で構成されている。つまり装置筐体60は、側面視略平行四辺形状である。後面60cは、例えば拡張装置12の前面44dが鉛直面である場合、これと対面する鉛直面で構成されてもよい。また前面60dも上下方向に沿う鉛直面でもよい。拡張装置12Aの後面60cには、位置決め凸部64a、連結端子(端子)64b及び磁石64cが設けられている。位置決め凸部64aは、拡張装置12の位置決め凹部47aと嵌合可能である。連結端子64bは、位置決め凸部64aが位置決め凹部47aに嵌合した状態で連結端子47bと電気的に接続される。磁石64cは、位置決め凸部64aが位置決め凹部47aに嵌合した状態で磁石47cと吸着する。拡張装置12Aは、拡張装置12とは連結しない構成である場合、これら位置決め凸部64a、連結端子64b及び磁石64cは省略してもよい。
拡張装置12Aの前面60dには、さらに別の拡張装置(図示せず)を着脱可能に増設する際に利用される位置決め凹部47a、連結端子47b及び磁石47cを有する位置決め連結部47が設けられている。この位置決め連結部47は、拡張装置12の前面44dに設けられたものと同一のものでよい。なお、このように拡張装置12Aの前面60dに装着される拡張装置についても、拡張装置12Aと同様に、その上面が仮想平面S1に配置され、その下面が仮想平面S2上に配置される筐体構造とし、その後面に位置決め凸部64a、連結端子64b及び磁石64cを有した構成とればよい。拡張装置12Aは、このような別の拡張装置を連結しない仕様とする場合、位置決め連結部47は省略してもよい。
図9に示すように、拡張装置12Aについても、拡張装置12と同様、装置筐体60の上面60aには、左右一対の嵌合穴(第2嵌合穴)48L,48Rと、接続部40とが設けられている。さらに装置筐体60は、複数の磁石(第2磁石)42aN〜42cN,43aS〜43cSが上面60aに臨むように設けられている。なお、拡張装置12Aは、位置決めピン50は設けられていない。また下面60bにはゴム板45が設けられている。
次に、このような拡張装置12Aの拡張装置12及び携帯用情報機器14に対する着脱動作及び着脱構造を説明する。図10Aは、拡張装置12Aを拡張装置12及び携帯用情報機器14に装着する動作を示す要部拡大側面図である。図10Bは、拡張装置12Aを拡張装置12及び携帯用情報機器14に装着した電子機器10の要部拡大側面図である。
拡張装置12Aの携帯用情報機器14への装着は、拡張装置12を携帯用情報機器14に対して装着した後に行ってもよいし、予め拡張装置12に拡張装置12Aを装着した後、2台同時に携帯用情報機器14に装着してもよい。なお、拡張装置12の携帯用情報機器14への装着動作及び装着構造は上記した通りである。
ここでは、拡張装置12を携帯用情報機器14に対して装着した後に拡張装置12Aを装着する場合を例示する。先ず、拡張装置12Aの後面60cを拡張装置12の前面44dに近づけつつ、上面60aを携帯用情報機器14の下面18bの後端側の装着位置に近づける(図10A及び図10B参照)。そして、後面60cの位置決め凸部64aを拡張装置12の位置決め凹部47aに嵌合させ、連結端子64bを拡張装置12の連結端子47bに接続する。この際、磁石47c,64c間も吸着する。
そうすると、このような拡張装置12,12A間の装着動作と前後して、拡張装置12A側の左右両端の磁石42aN,43cSが、携帯用情報機器14側の左右の磁石(第2被吸着体)38S,39Nと吸着する(図8及び図10B参照)。これにより、拡張装置12Aが携帯用情報機器14の下面18bにおいて拡張装置12の前側となる位置に装着される。その結果、携帯用情報機器14の下面18bに拡張装置12,12Aの装着が完了し、接続端子52a〜52fに接続した外部機器だけでなく、拡張装置12Aに搭載したバッテリ装置61や記憶装置62を携帯用情報機器14側から利用することができる。この際、拡張装置12Aは、その後面60cが磁石64cを用いて拡張装置12の前面44dに吸着され、その上面60aが磁石42aN,43cSを用いて携帯用情報機器14の下面18bに吸着されるため、がたつきなく安定した装着状態が得られる。また、拡張装置12Aは、拡張装置12の前面44dに装着されるため、拡張装置12の後面44cに設けた接続端子52a〜52fを塞いでしまうことがない。
図11〜図12Bに示すように、拡張装置12Aは、単独で携帯用情報機器14に装着することもできる。すなわち、拡張装置12Aについても、拡張装置12と略同様、上面60aに設けた嵌合穴48L,48R及び磁石42aN〜42cN,43aS〜43cSが、携帯用情報機器14の下面18bに対して拡張装置12Aを位置決めすると共に着脱可能に装着する位置決め装着部56を構成している。
従って、拡張装置12Aは、装置筐体60の上面60aを携帯用情報機器14の下面18bの後端側に合わせると、脚部28L,28Rが上面60aの嵌合穴48L,48Rに嵌合する。また、この嵌合動作と前後して、拡張装置12A側の各磁石42aN〜42cN,43aS〜43cSが携帯用情報機器14側の各磁石36aS〜36cS,37aN〜37cNと吸着する。これにより、拡張装置12Aが携帯用情報機器14の下面18bの所定位置に装着されるため、接続部40が被接続部32に接続される。その結果、携帯用情報機器14の下面18bに拡張装置12Aの装着が完了し、拡張装置12Aに搭載したバッテリ装置61や記憶装置62を携帯用情報機器14側から利用することができる。
以上のように、当該拡張装置12は、携帯用情報機器14の機器筐体18の前後方向の寸法よりも短い前後方向の寸法を有する装置筐体44と、装置筐体44の上面44aに臨んで設けられ、機器筐体18の下面18bに臨んで設けられた複数の磁石36aS〜36cS,37aN〜37cNに対して吸着可能な複数の磁石42aN〜42cN,43aS〜43cSと、装置筐体44の上面44aに設けられ、機器筐体18の下面18bから突出した脚部28L,28Rと嵌合可能な嵌合穴48L,48Rと、を備える。
従って、当該拡張装置12は、携帯用情報機器14の下面18bから突出している脚部28L,28Rが上面44aに干渉することを回避するだけでなく、この脚部28L,28Rを位置決め用に有効に利用できる。しかも携帯用情報機器14の機器筐体18側には、少なくとも磁石42aN〜42cN,43aS〜43cSと吸着する磁石36aS〜36cS,37aN〜37cNを設けておけばよいため、薄型の機器筐体18であっても容易に対応できる。つまり、携帯用情報機器14は、機器筐体18の下面18b側に拡張装置12側から突出したフックのような係合部材を受け入れる係合穴を設ける必要がない。このため、携帯用情報機器14の機器筐体18を可及的に薄型化することができる。しかも拡張装置12は、上面44aにフックのような部材が突出しないため、その上面44aが略平坦面に構成され、意匠性が高い。なお、拡張装置12の磁石42aN〜42cN,43aS〜43cSに対する被吸着体である磁石36aS〜36cS,37aN〜37cNは、鉄板等で代用してもよい。
しかも、各嵌合穴48L,48Rは、各脚部28L,28Rと嵌合することにより、上記した拡張装置12(12A)の位置決め効果や回り止め効果に加えて、携帯用情報機器14の下面18bと平行する方向からの拡張装置12のずれ防止効果や、このずれ防止効果による磁石42aN等と磁石36aS等との外れ防止効果も得られる。すなわち、磁石は吸着力に対する垂直方向の力には弱いため、嵌合穴48L,48Rによって拡張装置12の下面18bと平行する方向での位置ずれを防止することにより、磁石42aN等と磁石36aS等との間の吸着状態をより確実に維持できる。
当該拡張装置12では、位置決めピン50は、接続部40に対して嵌合穴48L,48Rよりも近い位置に配置されている。つまり、その嵌合公差が、嵌合穴48L,48Rよりも相当に小さい位置決めピン50を接続部40の近傍に配置しておくことにより、高精度の位置決めを必要とする光通信モジュール32a,40a間の位置決めを位置決めピン50によって高精度に行うことができる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
例えば上記では、拡張装置12(12A)の嵌合穴48L,48Rは、ある程度の嵌合公差を持って脚部28L,28Rと嵌合可能な構成とした。しかしながら、例えば一方の嵌合穴48Lは、一方の脚部28Lよりも左右方向長さが十分に長い長穴等で構成されてもよい。そうすると、例えば拡張装置12の装着対象である携帯用情報機器14の仕様が異なり、脚部28L,28R間のピッチが異なる構成である場合であっても、各嵌合穴48L,48Rを各脚部28L,28Rにそれぞれ確実に位置決めさせることができる。このため、拡張装置12(12)の汎用性が向上する。
10 電子機器
12,12A 拡張装置
14 携帯用情報機器
18 機器筐体
18a,44a,60a 上面
18b,44b,60b 下面
18c,44c,60c 後面
20 ディスプレイ筐体
24 キーボード装置
26 ディスプレイ
28L,28R 脚部
28c 外周テーパ面
30 位置決め穴
32 被接続部
36aS〜36cS,37aN〜37cN,42aN〜42cN,43aS〜43cS,47c,64c 磁石
40 接続部
44,60 装置筐体
44d,60d 前面
46 使用面
47 位置決め連結部
47a 位置決め凹部
47b,64b 連結端子
48L,48R 嵌合穴
48a 内周テーパ面
50 位置決めピン
52a〜52f 接続端子
64a 位置決め凸部
S1,S2 仮想平面

Claims (11)

  1. 上面にキーボード装置を有する機器筐体と、該機器筐体の後端部に連結されるディスプレイ筐体と、を備える携帯用情報機器と、
    前記携帯用情報機器に着脱可能な拡張装置と、
    を備える電子機器であって、
    前記拡張装置は、
    前記携帯用情報機器の前記機器筐体の前後方向の寸法よりも短い前後方向の寸法を有する装置筐体と、
    前記装置筐体の上面に臨んで設けられ、前記機器筐体の下面に臨んで設けられた複数の被吸着体に対して吸着可能な複数の磁石と、
    前記装置筐体の上面に設けられ、前記機器筐体の下面から突出した脚部と嵌合可能な嵌合穴と、
    を備え
    前記装置筐体の前面には、当該拡張装置とは別の第2拡張装置の後面を位置決めし、且つ着脱可能に連結するための位置決め連結部と、前記第2拡張装置の後面に設けられた端子に接続可能な端子と、が設けられており、
    前記第2拡張装置の上面には、前記機器筐体の下面に臨んで設けられ、前記複数の被吸着体の前側に設けられた複数の第2被吸着体に対して吸着可能な複数の第2磁石が設けられていることを特徴とする電子機器
  2. 請求項に記載の電子機器であって、
    前記第2拡張装置の上面に設けられた前記第2磁石は、前記機器筐体の下面に臨んで設けられた前記被吸着体に対して吸着可能に配置されていることを特徴とする電子機器。
  3. 請求項又はに記載の電子機器であって、
    前記第2拡張装置の上面には、前記機器筐体の前記脚部と嵌合可能な第2嵌合穴が設けられていることを特徴とする電子機器。
  4. 請求項のいずれか1項に記載の電子機器であって、
    前記携帯用情報機器の下面に装着された前記拡張装置の前面に前記第2拡張装置を装着した状態では、前記第2拡張装置の上面が前記拡張装置の上面を前側に延在させた仮想平面上に配置され、前記第2拡張装置の下面は前記拡張装置の下面を前側に延在させた仮想平面上に配置されることを特徴とする電子機器。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子機器であって、
    前記装置筐体の上面には、前記機器筐体の下面に設けられた被接続部に対して非接触式及び接触式の少なくとも一方の接続方式によって電気的に接続される接続部と、
    前記接続部に対して前記嵌合穴よりも近い位置に配置され、前記機器筐体の下面に設けられた位置決め穴に対して嵌合可能な位置決め突起と、が設けられていることを特徴とする電子機器
  6. 請求項に記載の電子機器であって、
    前記装置筐体の上面からの前記位置決め突起の突出高さは、前記機器筐体の下面からの前記脚部の突出高さよりも低いことを特徴とする電子機器
  7. 請求項に記載の電子機器であって、
    前記脚部は、その頂面に向かって次第に縮径したテーパ形状を有し、
    前記嵌合穴は、その底面に向かって次第に縮径したテーパ形状を有することを特徴とする電子機器
  8. 請求項又はに記載の電子機器であって、
    前記脚部は、少なくとも表面に前記位置決め突起よりも軟質な材質を有することを特徴とする電子機器
  9. 請求項1〜のいずれか1項に記載の電子機器であって、
    前記脚部は、前記機器筐体の下面の後端側に左右一対で設けられ、
    前記嵌合穴は、前記装置筐体の上面に左右一対で設けられていることを特徴とする電子機器
  10. 請求項1〜のいずれか1項に記載の電子機器であって、
    前記装置筐体は、後面から前面に向かう方向で、前記上面と下面との間の厚みが次第に小さくなる前下がりの傾斜形状を有することを特徴とする電子機器
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の電子機器であって、
    前記装置筐体の後面には、外部機器を接続可能な接続端子が設けられていることを特徴とする電子機器
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