JP6601868B2 - エネルギ吸収構造体 - Google Patents

エネルギ吸収構造体 Download PDF

Info

Publication number
JP6601868B2
JP6601868B2 JP2015174424A JP2015174424A JP6601868B2 JP 6601868 B2 JP6601868 B2 JP 6601868B2 JP 2015174424 A JP2015174424 A JP 2015174424A JP 2015174424 A JP2015174424 A JP 2015174424A JP 6601868 B2 JP6601868 B2 JP 6601868B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
energy absorbing
absorbing member
cover
energy
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015174424A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017047839A (ja
Inventor
航 加藤
聡 池田
勇 長澤
秀基 沼内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Subaru Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Subaru Corp filed Critical Subaru Corp
Priority to JP2015174424A priority Critical patent/JP6601868B2/ja
Publication of JP2017047839A publication Critical patent/JP2017047839A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6601868B2 publication Critical patent/JP6601868B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vibration Dampers (AREA)

Description

本発明は、車両の衝突発生時に圧壊して衝突エネルギを吸収する繊維強化樹脂製のエネルギ吸収部材を含むエネルギ吸収構造体に関する。
車両には、衝突発生時に圧壊し、衝突エネルギを吸収するエネルギ吸収部材が備えられている。エネルギ吸収部材の代表的な例として、フロントバンパビームとフロントフレームとの間に配置されるクラッシュボックスが挙げられる。従来、鋼板等の金属材料により構成されたエネルギ吸収部材が用いられていたが、近年、車体の軽量化のために、炭素繊維等の強化繊維が混合された繊維強化樹脂(FRP)製のエネルギ吸収部材が実用化されている。
係る繊維強化樹脂製のエネルギ吸収部材においては、衝突荷重の入力時に、筒状のエネルギ吸収部材が圧縮されるにつれてエネルギ吸収部材の逐次破壊が進展する。特許文献1には、エネルギ吸収部材の逐次破壊が進展する過程で、破壊により開いたエネルギ吸収部材を別の筒状部材によって拘束することにより、エネルギ吸収部材の破壊に対して抵抗が付与されて圧壊荷重が増大することが記載されている。これにより、より多くのエネルギ吸収部材が破断し、エネルギ吸収量を増大させることができる。
特開平7−224874号公報
ここで、繊維強化樹脂製のエネルギ吸収部材は鋼板製のクラッシュボックスに比べて破損しやすいため、繊維強化樹脂製のエネルギ吸収部材を車両に用いる場合、耐チッピング性や耐候性等に考慮する必要がある。具体的には、車輪によって跳ね上げられる小石や雨水等によるエネルギ吸収部材の破損を防ぐことが望まれる。その対策として、エネルギ吸収部材の外周をカバーで覆うことが考えられるが、係るカバーに、破壊されるエネルギ吸収部材を拘束して、圧壊荷重を増大させる機能を持たせることができれば効率的である。
ただし、カバーとエネルギ吸収部材との間隔が狭すぎると、破壊されるエネルギ吸収部材を拘束することはできるものの、カバーがエネルギ吸収部材と干渉し、想定外の位置からエネルギ吸収部材が破壊されるおそれがある。一方、カバーとエネルギ吸収部材との間隔が広すぎると、破壊されたエネルギ吸収部材を拘束することが困難となって、圧壊荷重を増大させることができなくなる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、エネルギ吸収部材の耐チッピング性及び耐候性を得るためのカバーによって、破壊されるエネルギ吸収部材を拘束し、所望の荷重特性を実現可能な、エネルギ吸収構造体を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、荷重入力時に軸方向に圧壊して衝突エネルギを吸収する繊維強化樹脂製の筒状のエネルギ吸収部材と、前記エネルギ吸収部材の外周を覆う筒状のカバーと、を備え、前記カバーが軸方向の所定の位置に縮径部を有するとともに、前記縮径部と前記エネルギ吸収部材との間に間隙を設けた、エネルギ吸収構造体が提供される。
前記縮径部が、前記軸方向に沿って所定の長さを有する面により構成されてもよい。
前記カバーの両端側は、それぞれ端部に向かって断面積が拡大するテーパ部とされてもよい。
前記カバーの横断面形状が多角形であってもよい。
前記カバーにおける荷重入力側の端部が車両のフロントバンパビーム又は前記フロントバンパビームに連結された固定部材に固定される一方、前記エネルギ吸収部材における荷重入力側の端部は前記フロントバンパビーム又は前記固定部材から離間してもよい。
前記カバーにおける前記縮径部よりも荷重入力側の部分の剛性が、前記荷重入力側とは反対側の部分の剛性よりも小さくてもよい。
前記カバーにおける前記荷重入力側の部分に、周方向に沿って形成されたビード部又は薄肉部、あるいは、開口部を備えてもよい。
所望の荷重特性に応じて前記縮径部の軸方向の位置が設定されてもよい。
以上説明したように本発明によれば、エネルギ吸収部材の耐チッピング性及び耐候性を得るためのカバーによって、破壊されるエネルギ吸収部材が拘束され、所望の荷重特性を実現することができる。
本発明の実施の形態に係るエネルギ吸収構造体を示す断面図である。 同実施形態に係るエネルギ吸収構造体の圧壊初期の様子を示す断面図である。 同実施形態に係るエネルギ吸収構造体の逐次破壊が進展する様子を示す断面図である。 同実施形態に係るエネルギ吸収構造体の逐次破壊が進展する様子を示す断面図である。 同実施形態に係るエネルギ吸収構造体の荷重特性の例を示す説明図である。 同実施形態に係るエネルギ吸収構造体の縮径部の位置をずらした例を示す断面図である。 縮径部の位置をずらしたエネルギ吸収構造体の荷重特性の例を示す説明図である。 第1の変形例に係るエネルギ吸収構造体を示す断面図である。 第1の変形例に係るエネルギ吸収構造体の荷重特性の例を示す説明図である。 第2の変形例に係るエネルギ吸収構造体を示す断面図である。 縮径部の形態を異ならせたエネルギ吸収構造体を示す断面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
<1.エネルギ吸収構造体>
図1は、本発明の実施の形態に係るエネルギ吸収構造体100の一例を示す。図1は、エネルギ吸収構造体100が、車両のフロントバンパビーム2とフロントフレーム4との間に取り付けられた様子を示す断面図である。図1は、エネルギ吸収構造体100が保持されている様子を車両の上方側から見た図である。以下の説明においては、エネルギ吸収構造体100のフロントバンパビーム2側を先端側といい、フロントフレーム4側を後端側という場合がある。
エネルギ吸収構造体100は、エネルギ吸収部材10と、固定部材20と、カバー30と、保持部材40とを備える。エネルギ吸収部材10は、先端側が固定部材20に固定され、後端側が保持部材40によって保持されている。固定部材20は、フロントバンパビーム2に接合されている。また、保持部材40は、フロントフレーム4の先端側に接合されている。エネルギ吸収構造体100は、フロントバンパビーム2とフロントフレーム4との間に配置され、フロントバンパビーム2に固定された先端側が、衝突荷重の入力側となっている。
(1−1.エネルギ吸収部材)
エネルギ吸収部材10は、車両が、先行車両や障害物その他の対象物に衝突したときに衝突荷重を受けて圧壊し、衝突エネルギを吸収する。また、エネルギ吸収部材10は、衝突荷重が大きい場合には、衝突荷重をフロントフレーム4に効率的に伝達する役割も担う。係るエネルギ吸収部材10は、繊維強化樹脂により形成される。本実施形態では、エネルギ吸収部材10は、熱硬化性樹脂と炭素繊維とを用いた炭素繊維強化樹脂(CFRP)を用いて形成される複数層の複合材料であり、高強度、かつ、軽量化を実現可能になっている。
本実施形態において、エネルギ吸収部材10は円筒形状を有する。繊維強化樹脂製のエネルギ吸収部材10は、衝突荷重の入力時に先端側から逐次破壊しながら潰れることによって圧壊荷重が発現する。繊維強化樹脂製のエネルギ吸収部材10は、鋼板製のクラッシュボックスに比べて、小さい間隔で座屈あるいは逐次破壊が生じるために、荷重変動の少ない安定した衝撃エネルギ吸収を実現することができる。また、繊維強化樹脂製のエネルギ吸収部材10は、潰れ残りが比較的少なく、単位重量当たりの衝撃エネルギ吸収量が大きいという特性を有する。係る繊維強化樹脂製のエネルギ吸収部材10は、例えば、繊維材料及び熱可塑性樹脂を用いた組紐及び縦紐によって構成される組み物とし得る。
エネルギ吸収部材10を構成する繊維強化樹脂に使用される強化繊維は、特に限定されない。例えば、炭素繊維や、ガラス繊維等のセラミックス繊維、アラミド繊維等の有機繊維、さらにはこれらを組み合わせた強化繊維を使用することができる。中でも、高い機械特性を有することや、強度設計の行いやすさ等の観点から、炭素繊維を含むことが好ましい。
また、エネルギ吸収部材10を構成する繊維強化樹脂のマトリックス樹脂は、熱硬化性樹脂であってもよく、熱可塑性樹脂であってもよい。熱硬化性樹脂の場合、その主材としては、例えば、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコン樹脂などが例示される。熱硬化性樹脂は、このうちの1種類、あるいは2種類以上の混合物であってもよい。これらの熱硬化性樹脂をマトリックス樹脂に採用する場合、熱硬化性樹脂に対して適切な硬化剤や反応促進剤が添加されてもよい。
熱可塑性樹脂の場合、その主材としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ABS樹脂、ポリスチレン樹脂、AS樹脂、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド系樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等の熱可塑性ポリエステル系樹脂、PPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂、フッ素樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエーテルスルフォン樹脂、芳香族ポリアミド樹脂などが例示される。
熱可塑性樹脂は、このうちの1種類、あるいは2種類以上の混合物であってもよい。熱可塑性樹脂が混合物である場合には、さらに相溶化剤が併用されてもよい。さらに、熱可塑性樹脂には、難燃剤として臭素系難燃剤、シリコン系難燃剤、赤燐などが加えられてもよい。比較的大量生産することが求められる自動車用の部材には、成形のしやすさ、量産性の観点から、熱可塑性樹脂を使用することが好ましい。
また、円筒形状を有するエネルギ吸収部材10は、軸方向が、車両の前後方向に沿うように配置される。係るエネルギ吸収部材10の寸法は、車両の大きさや、得ようとする荷重特性、エネルギ吸収部材10の重量等によって適宜設計することができる。例えば、エネルギ吸収部材10の軸方向長さは130〜200mmであり、内側空間の直径は40〜70mmであり、厚さは3mmである。
エネルギ吸収部材10は、先端側に、端部に向かって縮径するテーパ部12を有する。係るテーパ部12により、エネルギ吸収部材10の先端側が押圧されたときに、エネルギ吸収部材10を構成する複数の層間で剥離が生じやすくなる。これにより、エネルギ吸収部材10の先端側の破壊のきっかけが与えられ、エネルギ吸収部材10を容易に逐次破壊させることができる。
(1−2.固定部材)
固定部材20は、フロントバンパビーム2に接合され、エネルギ吸収構造体100の先端側が固定される部材である。固定部材20は、例えばバンパステーとも称される。固定部材20は、例えば鋼板等に代表される金属材料やアルミニウム等からなる。車両の衝突発生時において、固定部材20は、フロントバンパビーム2が受けた衝撃を、エネルギ吸収構造体100に伝達する。
図1に示すエネルギ吸収構造体100では、エネルギ吸収部材10の先端側の端部は、固定部材20に対して、接着剤等により固定されている。エネルギ吸収部材10と固定部材20との接合に使用可能な接着剤としては、エポキシ樹脂系、アクリル樹脂系、ウレタン樹脂系の接着剤等を適宜使用することができる。なお、エネルギ吸収部材10が保持部材40によって強固に保持されている場合、エネルギ吸収部材10の先端部は、固定部材20に接合されていなくてもよい。
(1−3.保持部材)
保持部材40は、フロントフレーム4の先端に取り付けられ、エネルギ吸収部材10の後端側を保持する。保持部材40は、例えば鋼板等に代表される金属材料やアルミニウム等からなるプレート状の部材である。係る保持部材40は、エネルギ吸収部材10の軸方向に立ち上がる保持部47を有し、当該保持部47の内周面に対してエネルギ吸収部材10の外周面が接着剤等によって接合されている。エネルギ吸収部材10と保持部47との接合に使用可能な接着剤としては、エポキシ樹脂系、アクリル樹脂系、ウレタン樹脂系の接着剤等を適宜使用することができる。なお、保持部47がエネルギ吸収部材10の内周面側に配置され、保持部47の外周面に対してエネルギ吸収部材10の内周面が接合されていてもよい。
また、保持部材40は、エネルギ吸収部材10の内側空間に対応する位置に、開口部43を有する。係る開口部43は、エネルギ吸収部材10の圧壊時に、内巻きに破壊された繊維強化樹脂を、エネルギ吸収部材10の外部に排出する通路である。したがって、破壊された繊維強化樹脂がエネルギ吸収部材10の内側空間に詰まることによるエネルギ吸収部材10の潰れ残りが抑制される。なお、開口部43の代わりに、フロントフレーム4側に突出する凹部が設けられてもよい。
(1−4.カバー)
カバー30は、中空の筒状に形成され、エネルギ吸収部材10の外周を覆うように配置されている。係るカバー30は、車輪によって跳ね上げられた小石等の異物がエネルギ吸収部材10に衝突したり、エネルギ吸収部材10に雨水等が付着したりすることを防ぎ、エネルギ吸収部材10を保護している。本実施形態に係るエネルギ吸収構造体100は、主としてエネルギ吸収部材10により衝突荷重を担い、カバー30が担う衝突荷重は小さくされている。したがって、カバー30の構成材料にかかわらず、エネルギ吸収構造体100の圧壊時において、比較的安定した荷重特性が得られるようになっている。
本実施形態では、カバー30は薄板の鋼板により構成されているが、アルミニウム等の軽金属板や樹脂により構成されていてもよい。ただし、後述するように、カバー30は、衝突荷重の入力時に先端側から逐次破壊され、縮径部33において外巻きに開いて破壊されるエネルギ吸収部材10を拘束することができるように、所定程度の剛性と靱性とを有する。
カバー30は、先端部に向かって断面積が拡大する第1のテーパ部31aと、後端部に向かって断面積が拡大する第2のテーパ部31bと、第1のテーパ部31a及び第2のテーパ部31bの間に設けられた縮径部33とを有する。第1のテーパ部31aの端部は固定部材20に接合されている。また、第2のテーパ部31bの端部は保持部材40に接合されている。カバー30と固定部材20及び保持部材40とは、溶接や接着剤による接合等、種々の方法により接合し得る。
カバー30が第1のテーパ部31a及び第2のテーパ部31bを有することにより、エネルギ吸収構造体100に対して、車両前後方向に対する斜め方向から衝突荷重が入力された場合に、荷重入力方向との成す角度が小さいカバー30の壁面に荷重の一部を担わせやすくなる。したがって、車両の衝突発生時に、エネルギ吸収構造体100やエネルギ吸収部材10が倒れてしまい、衝突エネルギを吸収できなくことを抑制することができる。
カバー30における、軸方向に直交する横断面形状は、円形あるいは多角形等、特に限定されない。カバー30の横断面形状が多角形であれば、角部分が荷重を担いやすく、斜め方向からの衝突荷重の入力時に、エネルギ吸収構造体100が倒れることをより防ぎやすくなる。ただし、カバー30の横断面形状を多角形にすると、カバー30の圧壊荷重を増大させることにもなるため、エネルギ吸収部材10の圧壊荷重とのバランスや、得ようとする圧壊特性を考慮して、横断面形状を設定することが好ましい。
縮径部33は、カバー30の両端部に比べて小さい断面積を有する部分であり、エネルギ吸収部材10に対して最も近接する部分となっている。縮径部33は、軸方向に沿って所定の長さを有し、縮径部33の軸方向のいずれの位置においても同じ断面積となっている。すなわち、本実施形態に係るエネルギ吸収構造体100では、縮径部33は、軸方向に所定長さを有する筒形状となっている。係る縮径部33は、エネルギ吸収構造体100の圧壊時に、一旦外巻きに開いて破壊されるエネルギ吸収部材10を拘束し、圧壊の途中からエネルギ吸収部材10を内巻きに破壊させる。これにより、エネルギ吸収部材10が担う圧壊荷重が増大し、エネルギ吸収量を増大させることができる。
係る縮径部33とエネルギ吸収部材10との間には、10mm以下の間隙S1が設けられている。縮径部33とエネルギ吸収部材10とが接していると、車両の振動等によってエネルギ吸収部材10に応力がかかり、エネルギ吸収部材10が破損するおそれがある。また、縮径部33とエネルギ吸収部材10とが接していると、エネルギ吸収構造体100の圧壊時に、初期の段階で縮径部33とエネルギ吸収部材10との接触位置からエネルギ吸収部材10の圧壊が開始されて、所望の荷重特性が得られなくなるおそれがある。
一方、縮径部33とエネルギ吸収部材10との間隔が広すぎると、エネルギ吸収構造体100の圧壊時に、外巻きに破壊されるエネルギ吸収部材10を拘束できないおそれがある。したがって、縮径部33とエネルギ吸収部材10との間隔を、1.0〜10.0mmの範囲内の値とすることが好ましく、2.0〜9.0mmの範囲内の値とすることがさらに好ましい。
また、エネルギ吸収部材10を先端側から安定的に逐次圧壊させるためには、カバー30についても先端側から圧壊するようになっていることが望ましい。そのため、本実施形態に係るエネルギ吸収構造体100では、第1のテーパ部31aの剛性が、第2のテーパ部31bの剛性よりも小さくされている。例えば、第1のテーパ部31aの厚さを第2のテーパ部31bの厚さよりも薄くすることによって、第1のテーパ部31aの剛性が第2のテーパ部31bの剛性よりも小さくされる。その結果、エネルギ吸収構造体100の圧壊時に、第1のテーパ部31aが座屈して縮径部33の外周面側に配置され、縮径部33と相俟って外巻きに破壊されたエネルギ吸収部材10を確実に拘束することができる。
<2.エネルギ吸収構造体の圧壊作用>
ここまで、本実施形態に係るエネルギ吸収構造体100の構成について説明した。次に、本実施形態に係るエネルギ吸収構造体100の逐次圧壊の様子、及び、荷重特性について説明する。図2〜図4は、エネルギ吸収構造体100の逐次破壊の様子を示す模式図である。図5は、本実施形態に係るエネルギ吸収構造体100の荷重特性を示す説明図である。
車両の衝突が発生し、エネルギ吸収構造体100に衝突荷重が入力されると、エネルギ吸収構造体100が圧縮され、圧壊し始める。これに伴って、エネルギ吸収構造体100の圧壊荷重が上昇し始める(図5のストローク領域St0〜St1)。
圧壊の初期においては、図2に示すように、エネルギ吸収部材10は、先端側が内巻き及び外巻きに開きながら破壊される。また、カバー30の第1のテーパ部31aも座屈し始める。このとき、エネルギ吸収構造体100の先端側では、第1のテーパ部31aとエネルギ吸収部材10との間隔が開いているため、エネルギ吸収部材10が強く拘束されることがないまま逐次破壊が進展する。したがって、エネルギ吸収構造体100の圧壊荷重は、圧壊の初期において所定のレベルまで上昇した後は、安定的に推移する(図5のストローク領域St1〜St2)。
エネルギ吸収構造体100の逐次破壊がさらに進展すると、破壊されるエネルギ吸収部材10とカバー30との間隔が小さくなるため、外巻きに破壊されたエネルギ吸収部材10がカバー30によって拘束され始める。これに伴って、エネルギ吸収構造体100の圧壊荷重が再び上昇し始める。以降、図3に示すように、逐次破壊の進展に伴って、破壊されたエネルギ吸収部材10の大部分が、エネルギ吸収部材10の内側空間に向けられるまでの間、圧壊荷重は所定のレベルまで上昇する(図5のストローク領域St2〜St3)。
その後、図4に示すように、エネルギ吸収部材10の先端側の外周部がカバー30によって拘束された状態で逐次破壊が進展するため、エネルギ吸収部材10は内巻きに破壊される。また、圧壊の後期においては、カバー30の第2のテーパ部31bも座屈し始める。これにより、圧壊の初期に比べて大きい圧壊荷重で安定的に推移する(図5のストローク量St3以降)。このように、本実施形態に係るエネルギ吸収構造体100は、逐次破壊の途中から圧壊荷重を増大させて、エネルギ吸収量を増大させることができる。
なお、本実施形態に係るエネルギ吸収構造体100では、エネルギ吸収部材10の後端側を保持する保持部材40の中央に開口部43が設けられているため、内巻きに破壊されるエネルギ吸収部材10がエネルギ吸収部材10の内部に詰まりにくく、エネルギ吸収部材10の潰れ残りが少なくなっている。したがって、エネルギ吸収部材10の圧壊ストローク量が少なくなることを防いで、大きなエネルギ吸収量を得ることができる。
<3.圧壊荷重上昇タイミング>
外巻きに破壊したエネルギ吸収部材10がカバー30によって拘束され、圧壊荷重が上昇し始める時期は、カバー30の縮径部33の軸方向位置によって調節することができる。図1に示したエネルギ吸収構造体100では、縮径部33は、エネルギ吸収構造体100の軸方向の中央部に設けられている。したがって、エネルギ吸収構造体100の圧壊の中期において、外巻きに開いて破壊されたエネルギ吸収部材10がカバー30によって拘束され、圧壊荷重が上昇し始めている。
図6は、図1に示したエネルギ吸収構造体100に対して、カバー30における縮径部33の軸方向の位置を先端側にずらしたエネルギ吸収構造体100Aの例を示している。また、図7は、図6に示したエネルギ吸収構造体100Aの荷重特性を示す説明図である。係るエネルギ吸収構造体100Aでは、図1に示したエネルギ吸収構造体100に比べて、圧壊ストローク量がより小さい領域で圧壊荷重が上昇し始めている(ストローク量St2→St2´、St3→St3´)。したがって、図6に示したエネルギ吸収構造体100Aでは、衝突時に、より早い段階で大きい圧壊荷重が発現するようになる。このように、縮径部33の軸方向位置を適宜調節することにより、所望の荷重特性を得ることができる。
<4.変形例>
次に、これまでに説明した本実施形態に係るエネルギ構造体の変形例の幾つかを説明する。
(4−1.第1の変形例)
図8は、第1の変形例に係るエネルギ吸収構造体200を示す断面図である。図9は、第1の変形例に係るエネルギ吸収構造体200の荷重特性を示す説明図である。図8に示したエネルギ吸収構造体200において、エネルギ吸収部材10は、後端側が保持部材40に保持される一方、先端部が固定部材20に接合されていない。これにより、エネルギ吸収部材10の先端部と固定部材20との間に間隙S2が形成されている。したがって、車両の衝突時においては、まず、カバー30のみが圧壊し始める。さらに、カバー30の圧壊が進み、所定の圧壊ストローク量に到達したところで、エネルギ吸収部材10が圧縮され、逐次破壊され始める。
カバー30のみの圧壊荷重はエネルギ吸収部材10と比較して相対的に小さいことから、エネルギ吸収構造体200の圧壊の初期において、固定部材20がエネルギ吸収部材10に当接するまでの期間の圧壊荷重の上昇速度は小さい(図9のストローク領域St10〜St11)。一方、固定部材20がエネルギ吸収部材10に当接して、エネルギ吸収部材10が圧縮され始めると、圧壊荷重の上昇速度が大きくなる(図9のストローク領域St11〜St12)。
このように、車両の衝突後の初期の段階で、圧壊荷重の上昇速度の変位点が現れるようにすることで、衝突を検知するためのセンサによる衝突検出精度を向上させることができる。これにより、例えば、エアバッグの展開要否の判定を容易にすることができる。具体的には、例えば、車両が小さい衝撃の衝突を生じた場合に、センサによって検知される荷重が上昇し始めたとしても、荷重の上昇速度が大きくなるような変化が現れなければ、エアバッグを展開させないように制御しやすくなる。
エネルギ吸収部材10が圧縮され始めて以降(図9のストローク領域St11以降)、エネルギ吸収構造体200は、図5に示した荷重特性と同様の挙動を示すことになる。すなわち、エネルギ吸収構造体200の逐次破壊の途中で、外巻きに開きながら破壊されたエネルギ吸収部材10がカバー30によって拘束され、圧壊荷重がさらに増大する。したがって、第1の変形例に係るエネルギ吸収構造体200は、衝突エネルギの吸収量を増大させつつ、センサによる衝突検出精度を向上させることができる。
(4−2.第2の変形例)
図10は、第2の変形例に係るエネルギ吸収構造体300を示す断面図である。図10に示したエネルギ吸収構造体300において、カバー330の第1のテーパ部331aには、ビード部335が設けられている。ビード部335は、第1のテーパ部331aの周方向に沿って延在する溝状部である。ビード部335は、第1のテーパ部331aの全周にわたって設けられてもよく、断続的に設けられてもよい。ビード部335は、エネルギ吸収構造体300に対して衝突荷重が入力されたときに、カバー330を先端側から圧壊させるきっかけとなる部分である。
図1に示したエネルギ吸収構造体100は、カバー30の第1のテーパ部31aの厚さを第2のテーパ部31bの厚さよりも薄くすることによって、第1のテーパ部31aの剛性が第2のテーパ部31bの剛性よりも小さくされ、カバー30が先端側から圧壊するよう構成されていた。これに対して、第2の変形例に係るエネルギ吸収構造体300は、第1のテーパ部331aにビード部335を設けることによって、衝突荷重の入力時に、ビード部335をきっかけとしてカバー330が第1のテーパ部331aから圧壊し始めるように構成されている。
なお、ビード部335の代わりに、開口部や薄肉部が形成されていてもよい。
第2の変形例に係るエネルギ吸収構造体300によっても、車両の衝突時に、エネルギ吸収部材10を先端側から確実に逐次圧壊させることができる。したがって、第2の変形例に係るエネルギ吸収構造体300は、所望の荷重特性を確実に実現し、衝突エネルギの吸収量を増大させることができる。
<5.まとめ>
以上説明したように、本実施形態に係るエネルギ吸収構造体100(200,300)は、繊維強化樹脂製のエネルギ吸収部材10の外周を覆う筒状のカバー30(330)を備えている。これにより、車輪によって跳ね上げられる小石や雨水等からエネルギ吸収部材10が保護され、エネルギ吸収部材10の耐チッピング性や耐候性を向上させることができる。
また、本実施形態に係るエネルギ吸収構造体100(200,300)では、カバー30(330)の中央部に、エネルギ吸収部材10の外周面との間に10mm以下の間隙を有する縮径部33が設けられている。これにより、エネルギ吸収構造体100の逐次圧壊の途中で、外巻きに開きながら破壊されるエネルギ吸収部材10がカバー30(330)によって拘束され、エネルギ吸収構造体100(200,300)の圧壊荷重を増大させることができる。したがって、本実施形態に係るエネルギ吸収構造体100(200,300)は、衝突エネルギの吸収量を増大させることができる。
また、本実施形態に係るエネルギ吸収構造体100(200,300)において、カバー30(330)における縮径部33の軸方向の位置を適宜調節することによって、発現する荷重特性を変えることができる。したがって、衝撃エネルギ吸収のコンセプトに応じて所望の荷重特性を得ることができる。
また、本実施形態に係るエネルギ吸収構造体100(200,300)において、カバー30(330)は、それぞれ両端部に向かって断面積が拡大する第1のテーパ部31a(331a)及び第2のテーパ部31bを備えている。これにより、衝突荷重が、エネルギ吸収構造体100(200,300)の軸方向に対して斜め方向から入力されたときに、エネルギ吸収構造体100(200,300)あるいはエネルギ吸収部材10が倒れにくくなっている。したがって、本実施形態に係るエネルギ吸収構造体100(200,300)は、所望の荷重特性が得られなくなるおそれを低減することができる。
また、本実施形態に係るエネルギ吸収構造体100(200,300)では、エネルギ吸収部材10の後端部を保持する保持部材40における、エネルギ吸収部材10の内部空間に対応する位置に開口部43あるいは凹部を有している。これにより、エネルギ吸収部材10の内側空間に、内巻きに破壊されたエネルギ吸収部材10が詰まることによる潰れ残りを低減することができる。したがって、本実施形態に係るエネルギ吸収構造体100(200,300)は、衝突エネルギの吸収量を増大させることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。また、上記の実施形態及び各変形例を互いに組み合わせた態様も、当然に本発明の技術的範囲に属する。
例えば、上記の実施形態においては、車両のフロント側に取り付けられるエネルギ吸収構造体を例に採って説明したが、本発明は上記実施形態の例に限られない。エネルギ吸収構造体は、車両のリア側に取り付けられるものであってもよい。リア側に取り付けられるエネルギ吸収構造体に本発明を適用した場合であっても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記の実施形態においては、縮径部33が、軸方向のいずれの位置においても同じ断面積を有する筒状の縮径部33となっていたが、本発明は上記実施形態の例に限られない。例えば、縮径部の横断面積が、軸方向の位置によって異なっていてもよい。具体的には、図11に示すように、縦断面が曲線となる縮径部433であってもよい。係る形態の縮径部を有するカバー430を備える場合であっても、エネルギ吸収構造体400の逐次破壊の途中で、外巻きに破壊されるエネルギ吸収部材10が拘束され、圧壊荷重を上昇させることができる。
2 フロントバンパビーム
4 フロントフレーム
10 エネルギ吸収部材
12 テーパ部
20 固定部材
30,330,430 カバー
31a,331a 第1のテーパ部
31b 第2のテーパ部
33,433 縮径部
40 保持部材
43 開口部
47 保持部
100,100A,200,300,400 エネルギ吸収構造体
335 ビード部

Claims (7)

  1. 荷重入力時に軸方向に圧壊して衝突エネルギを吸収する繊維強化樹脂製の筒状のエネルギ吸収部材と、
    前記エネルギ吸収部材の外周を覆う筒状のカバーと、を備え、
    前記カバーが軸方向の所定の位置に縮径部を有するとともに、前記縮径部と前記エネルギ吸収部材との間に間隙を設け
    前記カバーの両端側は、前記縮径部からそれぞれ端部に向かって断面積が拡大するテーパ部とされる、エネルギ吸収構造体。
  2. 荷重入力時に軸方向に圧壊して衝突エネルギを吸収する繊維強化樹脂製の筒状のエネルギ吸収部材と、
    前記エネルギ吸収部材の外周を覆う筒状のカバーと、を備え、
    前記カバーが軸方向の所定の位置に縮径部を有するとともに、前記縮径部と前記エネルギ吸収部材との間に間隙を設け
    前記カバーにおける前記縮径部よりも荷重入力側の部分の剛性が、前記荷重入力側とは反対側の部分の剛性よりも小さい、エネルギ吸収構造体。
  3. 前記カバーにおける前記荷重入力側の部分に、周方向に沿って形成されたビード部又は薄肉部、あるいは、開口部を備える、請求項に記載のエネルギ吸収構造体。
  4. 前記縮径部が、前記軸方向に沿って所定の長さを有する面により構成される、請求項1〜3のいずれか1項に記載のエネルギ吸収構造体。
  5. 前記カバーの横断面形状が多角形である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のエネルギ吸収構造体。
  6. 前記カバーにおける荷重入力側の端部が車両のフロントバンパビーム又は前記フロントバンパビームに連結された固定部材に固定される一方、前記エネルギ吸収部材における荷重入力側の端部は前記フロントバンパビーム又は前記固定部材から離間する、請求項1〜5のいずれか1項に記載のエネルギ吸収構造体。
  7. 所望の荷重特性に応じて前記縮径部の軸方向の位置が設定される、請求項1〜6のいずれか1項に記載のエネルギ吸収構造体。
JP2015174424A 2015-09-04 2015-09-04 エネルギ吸収構造体 Active JP6601868B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015174424A JP6601868B2 (ja) 2015-09-04 2015-09-04 エネルギ吸収構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015174424A JP6601868B2 (ja) 2015-09-04 2015-09-04 エネルギ吸収構造体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017047839A JP2017047839A (ja) 2017-03-09
JP6601868B2 true JP6601868B2 (ja) 2019-11-06

Family

ID=58278068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015174424A Active JP6601868B2 (ja) 2015-09-04 2015-09-04 エネルギ吸収構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6601868B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3061465B1 (fr) * 2016-12-29 2020-11-06 Plastic Omnium Cie Systeme d'absorption de choc pour vehicule automobile
CN107866989B (zh) * 2017-10-19 2020-04-07 中航复合材料有限责任公司 一种复合材料吸能盒及其制造方法
JP6555331B2 (ja) * 2017-12-14 2019-08-07 マツダ株式会社 車両の衝撃吸収構造

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5761093B2 (ja) * 2012-03-16 2015-08-12 トヨタ自動車株式会社 車両衝突時のためのエネルギー吸収体
JP5892966B2 (ja) * 2013-03-21 2016-03-23 豊田鉄工株式会社 衝撃吸収装置
JP5791676B2 (ja) * 2013-09-10 2015-10-07 富士重工業株式会社 衝撃吸収装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017047839A (ja) 2017-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6601868B2 (ja) エネルギ吸収構造体
JP6141324B2 (ja) エネルギー吸収支持構造及びその製造方法
JP3144054B2 (ja) エネルギー吸収部材
WO2015118925A1 (ja) 歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造
KR101654951B1 (ko) 에너지 흡수용 구조체
JP6808744B2 (ja) エネルギー吸収部材及びエネルギー吸収部材の作成方法
JP2015055271A (ja) 衝撃吸収装置
JP2018100055A (ja) エネルギ吸収構造
KR101795236B1 (ko) 충격흡수 유닛, 충격흡수 유닛 제조방법 및 충격흡수 보강재
US9340171B2 (en) Deformation element, in particular for bumpers on motor vehicles
JP6560568B2 (ja) エネルギ吸収構造体
JP5761093B2 (ja) 車両衝突時のためのエネルギー吸収体
JP6601869B2 (ja) エネルギ吸収構造体
JP3141570B2 (ja) エネルギー吸収部材
JP2016180445A (ja) エネルギ吸収構造体
JP2017227276A (ja) エネルギ吸収構造体
JP6534584B2 (ja) エネルギ吸収構造体
JP2017227277A (ja) エネルギ吸収構造体
US20140302939A1 (en) Energy-absorbing deformable tube
JP6744151B2 (ja) エネルギ吸収構造体
JP2009287749A (ja) エネルギ吸収体、およびエネルギ吸収方法
JP6521312B2 (ja) エネルギ吸収構造体
JP2017048804A (ja) エネルギ吸収構造体
JP2008045736A (ja) 樹脂製部材および樹脂製部材の製造方法
JP6420170B2 (ja) エネルギ吸収部材の保持構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180611

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190208

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20190214

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190319

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20190410

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190411

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190514

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190910

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6601868

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250