JP6420170B2 - エネルギ吸収部材の保持構造 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるエネルギ吸収部材の保持構造100の一例を示す。図1は、繊維強化樹脂(FRP)製のエネルギ吸収部材10が車両に取り付けられ、保持される様子を車両の上方側から見た断面図である。図1において、上方が車両の前方側であり、下方が車両の後方側である。以下の説明において、車両の前方側を先端側といい、車両の後方側を後端側という場合がある。
エネルギ吸収部材10は、車両が、先行車両や障害物その他の対象物に衝突したときに衝突荷重を受けて圧壊し、衝突エネルギを吸収する部材である。また、エネルギ吸収部材10は、衝突荷重が大きい場合には、荷重をフロントフレーム4に適切に伝達する役割も担う。かかるエネルギ吸収部材10は、繊維強化樹脂により形成される。本実施形態では、エネルギ吸収部材10は、熱硬化性樹脂と炭素繊維とを用いた炭素繊維強化樹脂(CFRP)により形成され、高強度、かつ、軽量化を実現可能になっている。
エネルギ吸収部材10の先端側の端部は、第1の保持部材20に対して、接着剤等により接合される。第1の保持部材20は、鉄等に代表される金属からなる。第1の保持部材20は、第1の基部21と、第1の基部21からエネルギ吸収部材10側に向けて立ち上げられた立上り部22とを有する。第1の基部21には、エネルギ吸収部材10の先端側の端部が当接する。
第2の保持部材40は、鉄等に代表される金属からなる。第2の保持部材40は、第2の基部41と、第2の基部41からエネルギ吸収部材10側に立ち上げられた立上り接合部42と、第2の基部41の中央に設けられた開口部44とを有する。本実施形態において、第2の保持部材40はプレス成形によって形成され、第2の基部41と立上り接合部42とは一体成形されている。
次に、本発明の第2の実施の形態にかかるエネルギ吸収部材10の保持構造について説明する。図4は、本実施形態にかかるエネルギ吸収部材10の保持構造に用いられる第2の保持部材50を示す説明図である。第1の実施の形態においては、立上り接合部52が、第2の基部51から折り曲げられて立ち上げられ、第2の基部51と一体成形されていた。これに対して、本実施形態では、立上り接合部52は、第2の基部51とは別体の部材からなり、第2の基部51に対して接合されている。立上り接合部52は、先端側の直径が後端側の直径よりも大きい円筒形状を有する。立上り接合部52の先端側の外周面はエネルギ吸収部材10の内周面に接合され、後端側の外周面はエネルギ吸収部材10の内周面から離間している。
次に、本発明の第3の実施の形態にかかるエネルギ吸収部材10の保持構造について説明する。図9は、本実施形態にかかるエネルギ吸収部材10の保持構造に用いられる第2の保持部材90を示す説明図である。第1の実施の形態及び第2の実施の形態においては、立上り接合部42,52の一部としてガイド部43,53が構成されていた。これに対して、本実施形態では、ガイド部93が、立上り接合部92とは別体の部材として構成されている。
4 フロントフレーム
10 エネルギ吸収部材
20 第1の保持部材
21 第1の基部
22 立上り部
40,50,60,70,80,90 第2の保持部材
41,51,61,71,81,91 第2の基部
42,52,62,72,82,92 立上り接合部
43,53,63,73,83,93 ガイド部
44 開口部
100 エネルギ吸収部材の保持構造
Claims (4)
- 衝突荷重入力時に軸方向に圧壊して衝突エネルギを吸収する繊維強化樹脂製の筒状のエネルギ吸収部材と、
前記エネルギ吸収部材のうちの荷重入力予定側の端部を保持する第1の保持部材と、
前記エネルギ吸収部材のうちの前記荷重入力予定側とは反対側の端部を保持する第2の保持部材と、
前記第2の保持部材に設けられ、前記エネルギ吸収部材の軸方向に延在し、前記エネルギ吸収部材の内周面に接合される立上り接合部と、
前記第2の保持部材に設けられ、前記エネルギ吸収部材の内部空間に対応する位置に設けられた開口部と、
前記開口部に向かって傾斜する傾斜面を有し、圧壊した前記エネルギ吸収部材を前記開口部へとガイドするガイド部と、
を備えるエネルギ吸収部材の保持構造。 - 前記ガイド部は、前記立上り接合部の一部である、請求項1に記載のエネルギ吸収部材の保持構造。
- 前記ガイド部は前記立上り接合部の一部であり、前記立上り接合部は、前記衝突荷重入力時に前記エネルギ吸収部材のうちの前記荷重入力予定側とは反対側の端部を支持する基部に接合され、前記エネルギ吸収部材のうちの前記荷重入力予定側とは反対側の端部と前記立上り接合部との間に間隙を有する、請求項1又は2に記載のエネルギ吸収部材の保持構造。
- 前記第1の保持部材は、前記エネルギ吸収部材の軸方向に延在し、前記エネルギ吸収部材の外周部に配置される立上り部を備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載のエネルギ吸収部材の保持構造。
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