JP6601750B2 - 配線ダクト接続装置 - Google Patents

配線ダクト接続装置

Info

Publication number
JP6601750B2
JP6601750B2 JP2014163052A JP2014163052A JP6601750B2 JP 6601750 B2 JP6601750 B2 JP 6601750B2 JP 2014163052 A JP2014163052 A JP 2014163052A JP 2014163052 A JP2014163052 A JP 2014163052A JP 6601750 B2 JP6601750 B2 JP 6601750B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring duct
contact
terminal
cover
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014163052A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016039093A (ja
Inventor
光二 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2014163052A priority Critical patent/JP6601750B2/ja
Priority to CN201510089072.2A priority patent/CN105375229B/zh
Publication of JP2016039093A publication Critical patent/JP2016039093A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6601750B2 publication Critical patent/JP6601750B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Description

本発明は、配線ダクト接続装置に関する。
従来、配線ダクトに着脱自在に取り付けられる配線ダクト用プラグがあった(例えば特許文献1参照)。配線ダクトは、例えばデータセンタのように多数の電気機器が使用される建物に設置される。データセンタの天井に設置された配線ダクトから、設置された配線ダクト用プラグの各々を介して、サーバラックなどに電力が供給される。特許文献1の配線ダクト用プラグは、配線ダクトから給電されていると点灯する表示灯と、2次側への給電を遮断するための回路遮断器とをボディに収納している。
特開2012−114000号公報
特許文献1の配線ダクト用プラグの表示灯は、配線ダクトから配線ダクト用プラグに給電されていると点灯している。回路遮断器が1次側と2次側とを電気的に遮断しても表示灯は点灯しているため、回路遮断器が2次側への給電を遮断していることがわかりにくいという問題があった。
本発明は上記課題に鑑みて為され、給電を遮断している状態を報知する配線ダクト接続装置を提供することを目的とする。
本発明の配線ダクト接続装置は、配電用の導電部材を収納した配線ダクトの前記導電部材に接続される1次側の接触子と、前記接触子と2次側の回路との間に接続された接点装置と、前記接触子に流れる電流の電流値が所定値を超えると前記接点装置を開極させる制御部と、前記接点装置が開極している状態を報知する報知部と、前記接点装置が開極している状態を報知する信号を外部の機器に出力する出力部とを備え、前記2次側の回路には、給電ケーブルを介して接続され、前記出力部は、前記給電ケーブルとは別の信号線を介して、前記信号を前記機器に出力することを特徴とする。
給電を遮断している状態を報知する配線ダクト接続装置を提供することができる。
実施形態に係る配線ダクト接続装置の回路図である。 実施形態に係る配線ダクト接続装置を配線ダクトに接続した状態の斜視図である。 実施形態に係る配線ダクト接続装置の斜視図である。 実施形態に係る配線ダクト接続装置を後方から見た斜視図である。 実施形態に係る配線ダクト接続装置の要部を示す斜視図である。 実施形態に係る配線ダクト接続装置の要部断面図である。 実施形態に係る配線ダクト接続装置を用いた配線ダクトシステムの説明図である。
以下に、本発明の技術思想を、単相3線式配線の配線ダクトに用いる配線ダクト接続装置に適用した実施形態について図面を参照して説明する。なお、配線ダクトは単相3線式配線に限定されず、三相3線式配電方式や三相4線式配電方式などであってもよい。
配線ダクト接続装置の実施形態を図に基づいて説明する。なお、以下の説明では図2に示すy軸方向を上下方向、x軸方向を左右方向、z軸方向を前後方向と規定して説明するが、この方向は説明の便宜上定義し、実際の使用状態での方向を上記の方向に限定する趣旨ではない。
配線ダクト接続装置1の回路構成について図1を参照して説明する。
配線ダクト接続装置1は接触子21〜23と、遮断器5と、発光部7(報知部)とを備えている。本実施形態の配線ダクト接続装置1はさらに、出力部8を備えている。
遮断器5は、1次側の接触子21〜23と2次側の回路との間に接続される。遮断器5は、接点装置52と、制御部50とを有している。接触子21〜23は各々、後述する配線ダクト17の導電部材(導体171〜173)に電気的に接続される。
遮断器5の2次側の端子511〜513は、装置本体10のボディ12の下側に形成された端子台510に並べて設けられている。端子511〜513には、負荷との間に接続される給電ケーブル13(図2参照)の芯線(図示せず)が電気的に接続されている。
接点装置52は、3極の接点を有していて、接触子21と端子511、接触子22と端子512、接触子23と端子513の間に電気的に接続されている。接点装置52は、接触子21と端子511、接触子22と端子512、接触子23と端子513とを電気的に遮断するか又は接続する。接点装置52は、装置本体10の表面に露出する操作ハンドル51を用いた手動操作に応じてオン/オフされるか、又は制御部50によって強制的にオフにされる。接点装置52がオフになると、接触子21と端子511とが電気的に遮断される。同様に、接点装置52がオフになると、接触子22と端子512とが遮断され、接触子23と端子513とが遮断される。接点装置52がオンになると、接触子21と端子511との間が電気的に接続される。同様に、接点装置52がオンになると、接触子22と端子512との間が接続され、接触子23と端子513との間が接続される。
制御部50は、接点装置52に流れる電流を監視している。制御部50は例えば、2次側の回路(負荷)に過電流が流れたり、または漏電したりしていることを、接触子21〜23に流れる電流の電流値に基づいて検出する。制御部50は、接点装置52に流れる電流の電流値が所定の閾値を超えると、接点装置52を強制的にオフさせる。この動作により、遮断器5は、接触子21〜23に流れる電流の電流値が所定の閾値を超えたときに接点装置52を開極して(つまりオフにして)、給電を自動的に遮断する異常遮断(トリップ)機能を有している。
接点装置52のオン/オフ状態が切り替わると、接点装置52の接点と連動してスイッチ72,85の状態が切り替わる。
スイッチ72とLED(Light Emitting Diode)71とは、接触子21,23間に直列に接続されている。スイッチ72の端子722は、接触子21に電気的に接続されている。スイッチ72の端子721は、LED71の一端に接続されていて、LED71の他端は電流制限抵抗(図示せず)を介して接触子23に電気的に接続されている。スイッチ72がオフからオンに切り替わり、端子721と端子722との間が導通すると、LED71に電流が流れて点灯する。言い換えると、接点装置52がオフになると、スイッチ72がオンになってLED71が点灯する。
スイッチ85の端子851は端子801に電気的に接続されている。同様に、スイッチ85の端子852は端子802に接続されていて、スイッチ85の端子853は端子803に接続されている。端子801〜803は、ボディ12の下側に設けられた端子台800に並べて取り付けられている。端子801には信号線81(図2参照)が電気的に接続されている。同様に、端子802には信号線82が接続されており、端子803には信号線83が接続されている。
スイッチ85は、遮断器5の接点装置52がオフの場合には、端子851と端子852との間が電気的に接続され、端子851と端子853との間は非導通となる。接点装置52がオンの場合には、端子851と端子852との間が遮断されて端子851と端子853との間が電気的に接続される。つまりスイッチ85によって、接点装置52がオフの場合には信号線81,82との間が電気的に接続され、接点装置52がオンの場合には信号線81,83との間が電気的に接続される。
信号線81〜83は、機器305(図7参照)に電気的に接続されている。出力部8は、端子801〜803間の接続状態を切り替えることにより、遮断器5の2次側に給電しているか否かを報知する信号を、信号線81〜83を介して機器305に出力している。機器305は、信号線81,82間が導通していれば接点装置52が開いていると判断し、信号線82,83間が導通していれば接点装置52が閉じていると判断することができるようになる。
ここで、配線ダクト接続装置1が接続される配線ダクト17について図2を参照して説明する。
配線ダクト17は、長尺の角筒状であり、配線ダクト接続装置1が電源(図示せず)に接続される。配線ダクト17の下面には長手方向の全体にわたって溝174が開口している。配線ダクト17の内側には、長手方向に沿って3本の導体171〜173が配置されている。導体171〜173は、単相3線式のAC100Vの電源に接続されている。導体171は、単相3線配線の中性線に相当し、配線ダクト17内の天面に配置されている。導体172,173は電圧線に相当し、配線ダクト17内の両側面にそれぞれ配置されている。なお、電源の電圧はAC100Vに限定されず、例えばAC240Vなどの適宜の電圧であってよい。
次に、配線ダクト接続装置1について図2〜図6を参照して説明する。
装置本体10は、ボディ12と、端子カバー11とを有している。装置本体10にはさらに、カバー6(制限部)と、錠装置4(保持部)とが取り付けられる。ボディ12と端子カバー11とは各々、合成樹脂で形成されている。なお、ボディ12と端子カバー11とは各々、例えば金属などの適宜の材料で形成されていてもよい。
ボディ12は縦長の箱状に形成されており、端子カバー11は上面が開口した角筒状に形成されている。ボディ12の上部には、配線ダクト17の溝174に挿入される挿入部2が設けられている。
挿入部2の前後方向の寸法は溝174の幅寸法よりも小さく形成されている。挿入部2の上面には、左右方向に沿う溝状の凹部201が形成されている。凹部201内には、金属製の接触子21が設けられている。凹部201内には、後述する配線ダクト17のうち、導体171を保持している部位の一部が挿入される。挿入部2の一方の面(前面)には孔202が設けられており、金属製の接触子22が孔202から進退自在に設けられている。同様に、挿入部2の他方の面(背面)には孔203が設けられており、金属製の接触子23が孔203から進退自在に設けられている。
接触子21は、配線ダクト17の導体171に接続される。同様に、接触子22は導体172に接続し、接触子23は導体173に接続される。
ボディ12の両側面の上部には、レバー151,161が回転自在に設けられている。レバー151,161が共に前方を向いている状態では、接触子22は孔202内に収まっていて、接触子23は孔203内に収まっている。一方、レバー151が左方向を向く位置に回転し、レバー161が右方向を向く位置に回転した状態では、接触子22は孔202から外に突出し、接触子23は孔203から外に突出している。
レバー151の回転軸には矩形板状の固定板152が連結され、レバー161の回転軸には矩形板状の固定板162が連結されている。固定板152,162の幅寸法は、溝174の幅寸法よりも小さくなるように形成されており、固定板152,162の長さ寸法は溝174の幅寸法よりも大きくなるように形成されている。固定板152はレバー151とともに回転し、レバー151が前方を向く位置まで回転すると、固定板152の長手方向が挿入部2の長手方向と平行になる。同様に、固定板162はレバー161とともに回転し、レバー161が前方を向く位置まで回転すると、固定板162の長手方向が挿入部2の長手方向と平行になる。
ボディ12の下部には、端子カバー11が着脱自在に取り付けられている。端子カバー11は、ボディ12の下部に設けられた端子台510,800を覆っている。端子カバー11の下面には、給電ケーブル13が引き込まれる引き込み口(図示せず)と、給電ケーブル13の外被を保持するケーブルクランプ131と、信号線81〜83が引き込まれる引き込み口(図示せず)とが設けられている。給電ケーブル13は引き込み口を通して端子カバー11の内部に引き込まれ、端子台510の端子511〜513に電気的に接続されている。給電ケーブル13の外被は、端子カバー11をボディ12に結合させた状態でケーブルクランプ131によって保持されている。信号線81〜83は、端子カバー11の引き込み口から引き込まれていて、端子台800の端子801〜803に電気的に接続されている。3本の信号線81〜83は、ねじ式の保持具84によって保持されている。
ここで、ボディ12を配線ダクト17に接続する方法を説明する。
レバー151,161が共に前方を向いている状態で、ボディ12の上部が配線ダクト17の下側の端部に接する位置まで挿入部2を配線ダクト17の溝174に挿入すると、接触子21が導体171に接触する。接触子21が導体171に接触した状態で、レバー151を前方から左方向に回転させ、レバー161を前方から右方向へ回転させる。レバー151,161を回転させることにより、孔202から外に突出した接触子22が導体172に接触して導通し、孔203から外に突出した接触子23が導体173に接触して導通する。また、固定板152はレバー151とともに回転して、配線ダクト17の溝174の内側の周縁部分に引っかかる。同様に、固定板162はレバー161とともに回転して、配線ダクト17の溝174の内側の周縁部分に引っかかる。固定板152,162が配線ダクト17の溝174の周縁部分に引っかかることにより、装置本体10が配線ダクト17に引っかかって止まる。
ボディ12には、遮断器5と、発光部7とが取り付けられている。ボディ12の前面には、図5に示すように、遮断器5の操作ハンドル51が露出するように配置されている。
発光部7は、LED71と、LED71をオン/オフするスイッチ72と、LED71の放射光を透過するランプカバー73とを備えている。スイッチ72は、接点装置52のオン/オフと連動してオン/オフするように、後述する制御部50によって制御される。接点装置52がオフになるとスイッチ72はオンになってLED71を点灯させ、接点装置52がオンになるとスイッチ72はオフになってLED71を消灯させる。なお、発光部7は、LEDを備えることに限定されず、ネオンランプや有機エレクトロルミネッセンス素子などの発光する部品を備えていればよい。また、例えば砲弾型のLEDが発光部7の前面に露出するように配置されている場合には、発光部7はランプカバー73を有していなくてもよい。また、LED71の点灯状態は、本実施形態とは逆でもよい。つまり、LED71は、接点装置52がオンの場合に点灯し、接点装置52がオフの場合に消灯してもよい。
操作ハンドル51は、上下方向に操作可能な状態で、ボディ12の前面に配置されている。遮断器5は、操作ハンドル51がオン位置(例えば上側)に切り替えられた状態では接触子21〜23との端子511〜513との間を電気的に接続する。遮断器5は、操作ハンドル51がオフ位置(例えば下側)に切り替えられた状態では接触子21〜23と端子511〜513との間を電気的に遮断する。また遮断器5は、操作ハンドル51がオン位置であっても、検出部が2次側の負荷に異常な電流が流れたことを検知すると、制御部50が接点装置52をオフにする(つまり接点装置52がトリップする)。
ボディ12の一方の側面(左側面)には、(第1の)孔91が上下方向に2つ並べて形成されている。孔91の各々は、係止部611の位置に対応する部位に形成されていて、カバー6をボディ12に対して回転自在に支持する。
ボディ12の他方の側面(右側面)には、錠装置4のU字形の掛け金41を通すための(第2の)孔92が、前後方向に2つ並べて形成されている。
カバー6は、合成樹脂で形成されていて、後方が開口した箱状に形成されている。カバー6は、装置本体10に着脱自在に取り付けられ、ボディ12の前面および両側面の一部を覆う。カバー6は、装置本体10に取り付けられた状態で操作ハンドル51を覆って、操作ハンドル51の操作を制限する。なお、カバー6は、透光性を有する合成樹脂(例えばアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂など)で形成されていてもよい。
カバー6の一方(左側)の側部61には、ボディ12の孔91に引っかかる係止部611が2つ上下に並ぶように形成されている。係止部611を各々、対応する孔91に挿入して引っかけることにより、カバー6がボディ12に回転自在に支持される。なお、カバー6は、2つの係止部611を各々ボディ12の孔91に引っかけることに限定されず、1つの係止部611を1つの孔91に引っかけてもよい。さらに、ボディ12がカバーを回転自在に支持する方法は、係止部611を各々ボディ12の孔91に引っかけることに限定される趣旨ではない。ボディ12がカバー6を回転自在に支持する方法は、例えば、側部61の後方の縁部分に、軸方向が上下方向に沿う中空筒状の筒部を設け、ボディ12の左側面に、軸方向が上下方向に沿う軸を設け、その軸を筒部に通す方法でもよい。また、ボディ12がカバー6を回転自在に支持することに限定されず、例えばカバー6がボディ12にねじ止めされていてもよい。
カバー6の他方(右側)の側部62には、(第3の)孔622が前後方向に2つ並べて形成されている。2つの孔622は各々、ボディ12の前面にカバー6を配置した際に、ボディ12に形成された各々の孔92の位置と対応する部位に形成されている。掛け金41を孔92,622に通して施錠することにより、カバー6が操作ハンドル51を覆った状態でボディ12の前面に取り付けられて施錠される。
なお、本実施形態ではカバー6が操作ハンドル51を覆うことにより操作ハンドル51の操作を制限しているが、制限部は操作ハンドル51を覆うカバー6に限定される趣旨ではない。制限部は、操作ハンドル51がオン位置に切り替えられた状態から動かなくするように構成されていてもよい。例えば、操作ハンドル51の下面に接する矩形板状に形成された制限部をボディ12の前面に取り付け、制限部を操作ハンドル51の下面に当てて操作ハンドル51がオン位置からオフ位置に動かなくすることで、操作ハンドル51の操作を制限してもよい。
錠装置4は、図6に示すように、いわゆる南京錠であり、金属材料で形成された錠本体40と掛け金41とを備える。錠本体40は、錠本体に回転自在に設けられたシリンダー部(図示せず)を有し、シリンダー部の鍵穴に正規の鍵(図示せず)が挿入されるとシリンダー部が回転可能となる。掛け金41は、金属材料でU字形に形成され、シリンダー部が回転操作されると錠本体40からU字形の掛け金41の一端部分が着脱自在となる。掛け金41を孔92,622に通して掛け金41の一端部分を錠本体40に差し込むことで、カバー6とボディ12とが施錠される。なお、錠装置4の掛け金41を通す2つの孔92および2つの孔622は、本実施形態では前後方向に沿って形成されているが、この方向に沿うことに限定する趣旨ではない。例えば2つの孔92,622は、上下方向に沿って形成されていてもよい。
なお、錠装置4は南京錠に限定されず、カバー6をボディ12に取り付けた状態で施錠する適宜の錠装置であればよい。錠装置4は例えば、シリンダー錠(図示せず)をボディ12に一体に設け、シリンダー錠のデッドボルトがカバー6を引っ掛けて止める構成でもよい。シリンダー錠の他にも、あらかじめ定められた解除方法によって解錠する適宜の錠でもよい。例えば錠装置4は、暗証番号、専用カードキー、指紋などの生体認証によって解錠できる電子錠などであってもよい。また、保持部は錠装置4で構成されることに限定されず、例えばカバー6とボディ12とを貫通するボルトと、ナットとで構成されてもよい。また保持部は、カバー6に形成された貫通孔を通ってボディの12のねじ穴にねじ込まれるねじであってもよい。つまり保持部は、ボディ12に対してカバー6の開閉を制限する構成であればよい。
錠装置4の掛け金41を孔92,622から外すと、カバー6を回転させてボディ12の前面を露出させることができるので、操作ハンドル51を操作することができるようになる。操作ハンドル51を操作することで、接点装置52を手動でオン/オフすることができるようになり、また接点装置52がトリップして給電が遮断された状態から復旧させることができる。
ここで、本実施形態の配線ダクト接続装置1を用いる配線ダクトシステムを、データセンタのサーバ室に設置した場合の使用状況について図7を用いて説明する。なお、図7では、配線ダクト17に複数設置されている配線ダクト接続装置1のうち、説明のために2つのみ図示して他は省略している。また、信号線81〜83を信号線80と表記して説明する。
配線ダクト17は、天井303から長尺の吊り金具304で吊るされて設置されている。配線ダクト接続装置1は、給電対象のサーバラック302の上方の配線ダクト17に接続されている。配線ダクト接続装置1は、給電ケーブル13を介してサーバラック302に給電している。なお、本実施形態では給電対象の負荷をサーバラック302として説明しているが、負荷の種類をサーバラックに限定する趣旨ではなく、適宜の種類の負荷でもよい。
カバー6が不透明な材料で形成されている配線ダクト接続装置1では、カバー6を外さなければ操作ハンドル51がオン位置にあるか否かを判断することができない。また、操作ハンドル51を不用意にオフ操作されないように操作ハンドル51がオフ位置に動かされないようにしている配線ダクト接続装置1では、操作ハンドル51がオン位置にあっても接点装置52が強制的に開極(トリップ)している可能性がある。このような配線ダクト接続装置1では、給電状態か否かを操作ハンドル51の位置から判断することができないという問題があった。本実施形態の配線ダクト接続装置1は、遮断器5が2次側への給電を遮断していることを発光部7の点灯により報知するので、配線ダクト接続装置1が給電を遮断していることがわかりやすい。そのため、給電の復旧作業がしやすくなり、復旧作業にかかる時間を短くすることができる。例えば無停電電源装置がサーバラック302に接続されているとする。配線ダクト接続装置1からの給電が遮断されても、無停電電源装置がサーバラック302に給電するのでサーバラック302は動作し続けるが、無停電電源装置からの給電時間は限られている。給電の復旧作業にかかる時間を短くして、無停電電源装置からの給電が終了する前に配線ダクト接続装置1の給電を復旧させることにより、例えばサーバダウンのような負荷の停止状態を起こしにくくすることができる。さらに本実施形態の発光部7は、サーバラック302への給電中に発光部7が消灯しているので、配線ダクト接続装置1の発光部7の周辺に発光する装置がない場合には、遮断状態の配線ダクト接続装置1を見つけやすくなることも好ましい。
信号線80(信号線81〜83)は、機器305に電気的に接続されている。機器305は、信号線81,82間が導通していれば配線ダクト接続装置1が給電を遮断していると判断し、信号線82,83間が導通していればサーバラック302に給電していると判断する。機器305は、配線ダクト接続装置1が給電を遮断していると判断した場合に、所定の動作を行うように構成されていてもよい。例えば機器305は、配線ダクト接続装置1が設置されている場所から離れた場所(例えば管理室などのようにサーバ室と異なる部屋)のサイレンを鳴動させたり、ランプを点灯させたりするなどしてもよいし、所定の通信機器にデータを送信してもよい。また、機器305で複数の配線ダクト接続装置1をモニターしてもよい。さらに、複数のサーバ室内の接点装置52のオン/オフ状態を、管理室で一括して監視してもよい。複数の配線ダクト接続装置1のうち、どの配線ダクト接続装置1が給電を遮断しているかを特定することができるので、サーバ室内で発光部7の点灯状態を確認する前に、復旧対象の配線ダクト接続装置1を特定することができる。作業者は、給電を遮断している配線ダクト接続装置1を特定しやすくなり、給電の遮断状態を復旧させやすくなる。なお、図7では、機器305が、サーバラック302があるサーバ室に設置されているが、機器305は、このサーバ室とは異なる場所(例えば管理室など)に設置されていてもよい。
また、本実施形態の配線ダクト接続装置1には錠装置4で施錠されたカバー6があるため、過失あるいは故意で操作ハンドルが操作されにくくなり、負荷への給電が遮断されにくくなる。サーバラック302が設置されるデータセンタでは通常、セキュリティカメラによる監視が行われているので、カバー6を開けて操作ハンドル51を操作するまでに時間がかかることによって、故意で操作ハンドル51が操作されにくくなる。
以上説明したように、本実施形態の配線ダクト接続装置1は、1次側の接触子21〜23と、接点装置52と、制御部50と、発光部7(報知部)とを備えている。1次側の接触子21〜23は、配電用の導体171〜173(導電部材)を収納した配線ダクト17の導体171〜173に接続される。接点装置52は、接触子21〜23と2次側の回路との間に接続されている。制御部50は、接触子21〜23に流れる電流の電流値が所定値を超えると接点装置52を開極させる(オフにする)。発光部7は、接点装置52が開極している(オフになっている)状態を報知する。本実施形態の発光部7は、LED71を点灯させることにより接点装置52がオフになっている状態を報知する。
接点装置52は、接触子21〜23に流れる電流値が所定値を超えると制御部50によって強制的にオフされて給電を遮断することにより、例えば漏電や過負荷による異常電流が流れた際に、自動的に負荷への給電を遮断するので、安全性を高めることができる。遮断器5が2次側への給電を遮断している場合に発光部7が点灯するため、遮断器5が給電を遮断していることがわかりやすい。特に、複数の配線ダクト接続装置1が設置されている場合に、発光部7の点灯状態を確認することにより、どの配線ダクト接続装置1が給電を遮断しているかがわかりやすい。作業者は、給電を遮断している配線ダクト接続装置1を特定しやすくなり、給電の遮断状態から給電状態に復旧させやすくなる。本実施形態のように、操作ハンドル51がカバー6に覆われていて外観から操作ハンドル51の位置が変わっていることが目視で確認できない場合であっても、作業者は発光部7の点灯を確認することで給電を遮断している配線ダクト接続装置1を特定しやすくなる。また、操作ハンドル51が制限部で固定されていて、接点装置52が異常遮断(トリップ)しても操作ハンドル51の位置が変わらない場合でも、発光部7の点灯を確認することで、作業者は給電を遮断している配線ダクト接続装置1を特定しやすくなる。なお、報知部は、本実施形態のような発光部7で構成されることに限定されず、液晶パネルなどの表示装置を備えていてもよいし、音を発生させる装置(例えばブザーやスピーカなど)を備えていてもよい。
本実施形態の配線ダクト接続装置1は、接点装置52が開極している(オフになっている)状態を報知する信号を外部の機器(本実施形態では機器305)に出力する出力部8を備えていることが好ましい。出力部8は、配線ダクト接続装置1と離れた場所にある機器305に接点装置52のオン/オフ状態を報知することにより、離れた場所で接点装置52のオン/オフ状態を監視できる。また、複数の配線ダクト接続装置1の各々を機器305に電気的に接続して、複数の配線ダクト接続装置1を監視してもよい。さらに、複数の離れた場所にある配線ダクト接続装置1の各々を機器305に電気的に接続して一括監視してもよい。出力部8は、接点装置52のオフ状態を外部の機器に報知することができるので、外部の機器305にその場合の動作(例えば報知先の選択や報知方法など)を設定することも可能である。
なお、配線ダクト接続装置1は、カバー6(制限部)と、錠装置4(保持部)とを備えていることが好ましい。カバー6は、装置本体10に着脱自在に取り付けられ、装置本体10に取り付けられた状態で操作ハンドル51の操作を制限する。錠装置4は、カバー6が操作ハンドル51の操作を規制している状態を保持し、所定操作によりカバー6の保持を解除する。カバー6が操作ハンドル51の操作を規制するので、過失あるいは故意で操作ハンドルが操作されにくくなり、負荷への給電が遮断されにくくなる。ただし、配線ダクト接続装置1は、制限部や保持部を備えていなくてもよい。
なお、本実施形態の配線ダクト接続装置1は、遮断器5を1つ備えているが、遮断器の数は1つに限定されず、複数の遮断器を備えていてもよい。例えば、接触子21,22と2次側の負荷との間に接続された100V給電用の遮断器と、接触子22,23と2次側の負荷との間に接続された200V給電用の遮断器とを備え、100Vの給電と200Vの給電とを各々遮断するように構成されていてもよい。また、配線ダクト接続装置1は、遮断器の数に応じて複数の発光部7を備えていてもよい。
本実施形態の出力部8は、信号線81〜83間の接続状態を切り替えることで接点装置52のオン/オフ状態を機器305に出力しているが、適宜の信号を信号線81〜83に出力するように構成されていてもよい。例えば出力部は、接点装置52のオン/オフ状態に応じて電圧変化や電流変化などによる適宜の信号を信号線81〜83に出力するように構成されていてもよい。また出力部は、電波を媒体とする無線通信によって接点装置52のオン/オフ状態を外部の機器に出力するように構成されていてもよい。無線通信の通信方式は例えば、特定小電力無線、Zigbee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)などの、免許が不要な近距離の無線通信でもよい。なお、電波を媒体とすることに限定されず、例えば赤外線通信などの光を媒体とする無線通信でもよい。
1 配線ダクト接続装置
21〜23 接触子
50 制御部
52 接点装置
7 発光部(報知部)
8 出力部
17 配線ダクト
171〜173 導体(導電部材)

Claims (1)

  1. 配電用の導電部材を収納した配線ダクトの前記導電部材に接続される1次側の接触子と、
    前記接触子と2次側の回路との間に接続された接点装置と、
    前記接触子に流れる電流の電流値が所定値を超えると前記接点装置を開極させる制御部と、
    前記接点装置が開極している状態を報知する報知部と
    前記接点装置が開極している状態を報知する信号を外部の機器に出力する出力部とを備え
    前記2次側の回路には、給電ケーブルを介して接続され、
    前記出力部は、前記給電ケーブルとは別の信号線を介して、前記信号を前記機器に出力することを特徴とする配線ダクト接続装置。
JP2014163052A 2014-08-08 2014-08-08 配線ダクト接続装置 Active JP6601750B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014163052A JP6601750B2 (ja) 2014-08-08 2014-08-08 配線ダクト接続装置
CN201510089072.2A CN105375229B (zh) 2014-08-08 2015-02-27 配线管道连接装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014163052A JP6601750B2 (ja) 2014-08-08 2014-08-08 配線ダクト接続装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016039093A JP2016039093A (ja) 2016-03-22
JP6601750B2 true JP6601750B2 (ja) 2019-11-06

Family

ID=55377149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014163052A Active JP6601750B2 (ja) 2014-08-08 2014-08-08 配線ダクト接続装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6601750B2 (ja)
CN (1) CN105375229B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10492329B2 (en) 2016-12-30 2019-11-26 Google Llc Powering electronic devices in a data center
DK3527052T3 (da) * 2016-12-30 2020-08-17 Google Llc Strømforsyning af elektroniske anordninger i et datacenter
CN110121617B (zh) * 2017-01-05 2021-03-16 株式会社莫多勒克斯 电源盒装置
JP7308413B2 (ja) * 2019-10-15 2023-07-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 接続装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2810681C2 (de) * 1978-03-11 1982-04-08 Erco Leuchten GmbH, 5880 Lüdenscheid Adapter für ein- oder mehrphasige Stromentnahmeschienen
JPS6178081A (ja) * 1984-09-25 1986-04-21 松下電工株式会社 配線ダクト用プラグ
JPH06113424A (ja) * 1992-09-25 1994-04-22 Matsushita Electric Works Ltd 取付け枠へのブレーカ取付け構造
JP2001155534A (ja) * 1999-11-30 2001-06-08 Matsushita Electric Works Ltd 配電ダクト用プラグ
JP2009163882A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Nihon Airpax Kk 電子式過電流遮断器
US8212427B2 (en) * 2009-12-03 2012-07-03 American Power Converison Corporation Apparatus and method for scalable power distribution
US20130225012A1 (en) * 2010-07-15 2013-08-29 Lip-Sing Leng Electrical power distribution track system
JP2012114000A (ja) * 2010-11-25 2012-06-14 Panasonic Corp 配線ダクト用プラグ
DE102011052482A1 (de) * 2011-08-08 2013-02-14 Demag Cranes & Components Gmbh Schleifleitungsschiene mit Aufnahmetaschen für Stromschienen

Also Published As

Publication number Publication date
CN105375229A (zh) 2016-03-02
CN105375229B (zh) 2018-08-28
JP2016039093A (ja) 2016-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101572936B1 (ko) 배선 덕트 접속 장치
JP6601750B2 (ja) 配線ダクト接続装置
KR101167979B1 (ko) 자동 강제 정전 작업 유도 기능을 내장한 안전 배전반
EP2922081B1 (en) Molded case circuit breaker
SG184630A1 (en) Interlock device of draw-out type circuit breaker, draw-out type circuit breaker, and power distribution board
US9331459B2 (en) Generator coupling kit and methods thereof
JP2008220160A (ja) 転流式直流遮断器を有する直流回路用配電盤
KR101379501B1 (ko) Rfid를 이용한 수배전반 안전잠금장치
KR20160112085A (ko) 차단기 작동 스위치 잠금기능을 가지는 현장제어반
CN105332735B (zh) 预防煤矿带电作业及瓦斯爆炸的方法及系统
JP2022515201A (ja) 電力分配機器及び電力分配システム
CN204082213U (zh) 预防煤矿带电作业及瓦斯爆炸的系统
JP7113350B2 (ja) 監視システム、及びコンセント
KR200443235Y1 (ko) 누전 차단기를 구비하는 멀티탭
JP2022040145A (ja) コンセントシステム
US11769641B2 (en) Energy reducing key for electronic trip units
JP3973259B2 (ja) トリップロック端子台
TWI532279B (zh) 配線導管連接裝置
US20230318267A1 (en) Scalable power tap off system
CN111064160B (zh) 移动配电箱
JP2009296827A (ja) 電流試験端子装置
JP2014187752A (ja) 切替装置付き分電盤および停電時電源切替システム
JP2010073679A (ja) 電気機械器具等の電源供給装置および埋込みコンセント
JP2018133958A (ja) アースフック
JP2017200389A (ja) 電源自動切替装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20141003

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170213

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180327

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180724

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181024

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20181031

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20181214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190927

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6601750

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151