JP2010073679A - 電気機械器具等の電源供給装置および埋込みコンセント - Google Patents

電気機械器具等の電源供給装置および埋込みコンセント Download PDF

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Tetsuo Furumoto
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Abstract

【課題】装置より電源側の停電後の復電のみならず,装置より負荷側で装置と電動工具の電源接続が一旦外れて後に接続が回復した場合でも,電動工具の電源スイッチが入れられている場合は電源を供給しないようにする電気機械器具等の電源供給装置を提供する。
【解決手段】電気機械器具等の電源線を接続して電源を供給するための装置であって,主回路の導体と,主回路を開閉する接点手段と,主回路を開閉する接点に対して並列にインピーダンスを介して負荷側に電源を供給する手段と,該インピーダンスを通じて流れる電流の検出手段と,負荷の電源線が接続されているかどうかの検出手段とを備え,前記電流の検出手段が電流を検出せず,前記負荷の電源線が接続されているかどうかの検出手段が接続を検出しているときに主回路の接点を入にするシーケンスを備えていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は,電動工具のような電気機械器具等の電源を供給するための装置であって,負荷と電源の間に接続して用いる装置に関する。
電動工具には,ドリルやグラインダー,ノコ,カンナなど電動で刃先が動くものが多く,刃先を安全カバーで覆うなど工具自体で安全性に配慮してある。しかし電動工具は可搬型である場合が多く,使用中に該電動工具の電源線が引っ張られるなどして電源プラグがコンセントから抜けてしまい動作が停止することや,電動工具の消費電流の関係で電源を供給する分電盤内の遮断器が動作することにより電源供給が止まり動作が停止することがある。その際は工具自体の電源スイッチを一旦切りにしたうえでコンセントに差しなおしたり遮断器を投入すれば問題ないが,あわてて電動工具の電源スイッチを入れたまま,コンセントにプラグを差しなおしたり,遮断器を投入してしまうことがある。
このような場合,作業者の注意は工具そのものから電源プラグや遮断器の操作に移っており,電源プラグを差しなおしたり,再度電源が供給されて再び電動工具が動き出したときの安全性には注意が払われておらず,いきなり工具が動き出して身体や器物が損傷する場合があって非常に危険である。
このような危険性を回避するため,文献1のようなものが公知である。文献1に示す装置は,装置より電源側で停電となり復電した直後の所定時間内に電路の電流を検出した場合には電路を遮断するようにしたものである。しかしながら,特許文献1に示す装置は,装置より電源側が復電した直後の所定時間内に電路電流を検知した場合に電路を遮断するものであるから,装置より負荷側で電動工具と装置の電源接続が外れた場合は考慮されていない。より具体的には,文献1の装置はコードリールに組み込んで使用することを想定しているが,コードリールに設けられたコンセントと電動工具のプラグが外れた場合は考慮されていない。
特開2006−156103号公報
そこで本件発明は, 装置より電源側において停電した後の復電のみならず,装置より負荷側において装置と電動工具の電源接続が一旦外れた後に再度接続されて電源供給が回復した場合でも,電動工具の電源スイッチが入れられている場合には電動工具などの負荷を起動するだけの電源を供給しないようにする電気機械器具等の電源供給装置並びに該電源供給装置を備えた埋込みコンセントを提供しようとするものである。
そのため請求項1では,電気機械器具等の電源線を接続して電源を供給するための装置であって,主回路の導体と,主回路を開閉する接点手段と,主回路を開閉する接点に対して並列にインピーダンスを介して負荷側に電源を供給する手段と,該インピーダンスを通じて流れる電流の検出手段と,負荷の電源線が接続されているかどうかの検出手段とを備え,前記電流の検出手段が電流を検出せず,前記負荷の電源線が接続されているかどうかの検出手段が接続を検出しているときに主回路の接点を入にするシーケンスを備えていることを特徴とする電気機械器具等の電源供給装置を提供している。
請求項2では,電気機械器具等の電源線を接続して電源を供給するための装置であって,主回路の導体と,主回路の導体の接続を開閉するa接点を有する第一の継電器と,該第一の継電器のa接点と並列的に駆動コイルを接続しb接点を有する第二の継電器と,負荷電源を接続するコンセントと,コンセントの受け刃とは別にプラグの刃に接触する接触子を備え,該接触子は第二の継電器のb接点の動作を介して第一の継電器の駆動コイルに駆動電圧を供給することを特徴とする電気機械器具等の電源供給装置を提供している。
請求項3では,電気機械器具等の電源線を接続して電源を供給するための装置であって,主回路の導体と,主回路の導体の接続を開閉するa接点を有する継電器と,該継電器のa接点と並列にインピーダンスを介して負荷側に電源を供給する手段と,該インピーダンスを通じて流れる電流の検出手段と,負荷電源を接続するコンセントと,コンセントの受け刃とは別にプラグの刃に接触する接触子を備え,該接触子がプラグの刃に接触し,前記電流の検出手段が電流を検出していないときに,前記継電器の駆動コイルに駆動電圧を供給するシーケンスを備えていることを特徴とする電気機械器具等の電源供給装置を提供している。
請求項4では,前記電源供給装置は商用電源に接続されるものであって,前記請求項2における第一の継電器のa接点と並列的に駆動コイルを接続しb接点を有する第二の継電器に換えて,第一の継電器のa接点と並列的に定電流回路及び該定電流回路が駆動したときに電源が供給されるb接点を有するフォトモスリレーを備え,前記プラグの刃に接触する接触子は,フォトモスリレーのb接点の動作を介して第一の継電器の駆動コイルに駆動電圧を供給することを特徴とする請求項2記載の電気機械器具等の電源供給装置を提供している。
請求項5では,壁内に収められるケースと,該ケースに設けられる電源線引込み孔と,ケースの一方に壁外に取付けられる取付け枠と,前記電源線引込み孔から電源線を取付ける端子台と,負荷電源を接続するコンセントと,該コンセントを除いて取付け枠の前面を覆う化粧カバーと,前記請求項1乃至請求項4記載のうち何れか一項に記載の電源供給装置を備えた埋込みコンセントを提供している。
本件発明請求項1乃至請求項3の発明によれば,装置より電源側において停電になった後の復電,あるいは装置より負荷側において電源接続が一旦外れた後に再度接続されて電源供給が回復した場合に,負荷である電気機械器具の電源スイッチが入れられている場合には主回路電路の接続を行わないので,万一電気機械器具の電源スイッチが入れられているまま復電あるいは電源の再接続が行われても,負荷を駆動するだけの電力が供給されず安全である。
本件発明の請求項1の実施例の図。 本件発明の請求項2の実施例の図。 本件発明の請求項3の実施例の図。 電源接続検出手段の実施例。 電源接続検出手段の別の実施例。 電磁コイルの駆動例1。 電磁コイルの駆動例2。 電磁コイルの駆動例3。 電磁コイルの駆動例4。
次に本件発明を図面により詳細に説明する。図1は本件発明の第一の実施例の図である。図において1は商用電源,2は装置より電源側の電源接続手段,3は本件発明請求項1の電源供給装置,4は装置より負荷側の電源接続手段,5は電動工具など電気機械器具である。電源接続手段2,4は例えばコンセントとプラグなどの差込接続器のようなものでもよく,ナイフスイッチや回路遮断器や電磁接触器のようなものでもよい。301は主回路の接点で電磁コイル302が通電されたときに閉じるa接点である。303は主回路接点301と並列に接続されたインピーダンス,304はインピーダンス303を介して流れる電流の検出手段,305は電流検出手段が電流を検出したとき開路するb接点で,電流検出手段304とb接点305の間の電子回路や電磁コイル等は図では省略してある。306は電源接続手段4の接続検出手段で,4が接続されている場合,接点307を入側に駆動する。
なお,電磁コイル302は図1では主回路の交流電圧で直接駆動するような構成になっているが,整流してDC駆動するような回路構成としてもよい。インピーダンス303は接点301が入の場合は電流検出手段の検出電流未満しか流れず,且つ接点301が切で負荷5を接続した場合には負荷が起動しない程度の電流しか流れないように値を選定する。例えば,インピーダンス303の値を数kΩとすれば,電流は数十mA程度となり電流検出手段304では十分に検出可能な電流であるが,負荷5へは数Wしか電力供給できず電動工具等は起動できない。また305は継電器接点として電流検出手段304が電流を検出した場合に図示しない継電器コイルが駆動されて開くようなものでよく,場合によっては半導体接点で構成してもよい。接続検出手段306は,コンセントとプラグの接続,ナイフスイッチや回路遮断器や電磁接触器の開閉を機械的に位置検出して直接接点307を開閉する構造,あるいは電気信号を出力するセンサーで位置検出して信号の有無で継電器の電磁コイルを駆動し継電器接点を307に利用する構造,あるいは接続検出信号により駆動される半導体接点を307に利用する構造などが考えられる。
さらに,電磁コイル302が給電されて接点301が閉じるより,電流検出手段304が電流を検出して接点305を開駆動する方がタイミング的に早くなるように構成する。この構成は電磁コイル302と接点301よりなる継電器の動作時間が遅いものを利用する方法があるほか,図6のように電磁コイル302を直流駆動として両端にコンデンサを接続してその充電時間だけタイミングが遅くなるような方法が考えられる。
次に装置の動作について説明する。図1において,まず2と4の接続手段が電気的に接続していて,負荷5の電源スイッチ501が切の場合について説明する。この場合,4の接続手段が接続されているので接点307は入の状態にあり,電源スイッチ501が開いているので,インピーダンス303に電流は流れず電流検出手段304は電流を検出せず接点305も入の状態であるのでコイル302は給電されていて主回路接点301は閉じている。この状態から負荷5の電源スイッチ501を入にした場合,電流は主回路接点301を流れインピーダンス303側には流れないのでコイル302への給電は変わらず,負荷5には商用電源1の電圧がインピーダンス303を介することなく直接供給される。
次に電源スイッチ501が入のまま,電源接続手段2の電気接続が外れた後に接続が復旧した場合について説明する。また,この場合,電源接続手段2は接続されていて商用電源1側が停電した後に復電した場合も同じである。電源接続手段2の電気接続が外れると,接点305,307が入のままでもコイル302の給電が絶たれるので,主回路接点301は開となる。その後,2の接続が復旧したとき,接続4とスイッチ501は入状態であるので,電磁コイル302へ給電が成されると同時にインピーダンス303を通じて電流が流れ,電流検出手段304が電流を検出し,瞬時に接点305が開となり,コイル302への給電は断たれるので,接点301は開状態のまま負荷5へはインピーダンス303を通じてしか給電は成されず,インピーダンス303により負荷5への給電電圧はドロップし負荷5は起動しない。
その後,一旦電源スイッチ501が切になるとインピーダンス303の電流はなくなるので,電流検出手段304は電流を検出しないから,接点305は入となりコイル302が給電されて主回路接点301は入となり,その後で電源スイッチ501が入るとインピーダンス303を介することなく主回路接点301を通じて負荷5に電源が供給されるから負荷5は起動する。その場合,インピーダンス303側には電流が流れず,接点305は入状態を維持しコイル302の給電と接点301の入状態は維持されて負荷5の起動は継続される。
次に,電源スイッチ501が入のまま,接続手段4の接続が一端切れて,再度接続された場合の動作について説明する。接続手段4の接続が一端切れると接続検出手段306が接続を検出しなくなるので接点307が開となりコイル302の給電は停止され接点301は開路する。その後,4が再接続されるとインピーダンス303を通じて電流が流れ,電流検出手段304により接点305を開路する。とほぼ同時に接続検出手段306が4の接続を検出し接点307を閉路するが,接点305が開いているのでコイル302は給電されることがなく,接点301は開いたままとなる。その後,一端電源スイッチ501が切になると,インピーダンス303の電流が流れなくなり,電流検出手段304が電流を検出しなくなり,接点305が閉じるので,コイル302に給電されて主回路接点301が閉じる。その後,電源スイッチ501が入になると,負荷の電流は接点301を通じて流れるから,電流検出手段304は電流を検出せず,コイル302は給電されたままとなり,接点301が入を維持する。
次に請求項2の実施例を図2を用いて説明する。図2において図1と異なる部分だけ番号を変えてあり,304’は,b接点305を駆動する電磁コイルで,図1のインピーダンス303と電流検出手段304の機能を併せ持っており,304’と305で継電器を構成している。6は装置3の負荷側のコンセントの受刃,7は負荷5の電源プラグの刃であり,308はコンセントの受刃6’とは別にプラグの刃7’に接触する接触子である。また308の接触子は図1の306と307を兼ねている。308は,コンセントの受け刃6’とは別にプラグの刃7’に接触するので,コンセント6にプラグ7が接続されて負荷5に給電される,つまり電磁コイル304’に電流が流れる前にコイル302が給電されて接点301が閉になることを防止している。その他の機能・動作は図1と同一である。
次に請求項3の実施例を図3を用いて説明する。図3において図1,図2と異なる部分だけ番号を変えてあり,309は装置の負荷側の電圧検出手段であり,図1の電流検出手段304に相当し,主回路接点301が閉路していない状態で,コンセント6とプラグ7が接続された状態で,電源スイッチ501が入であれば,インピーダンス303を電流が流れるから,コンセント6,6’間の電圧は,主回路接点301が閉路している状態より低くなり,その電圧を検出して接点305を開路するようにしている。その他は図1,図2のものと機能・動作は同一である。
図2と図3の実施例において,装置3より電源側で一旦停電し,a接点301が開いている状態から復電した場合で,且つ電源スイッチ501が入りの状態で負荷5が装置に接続されている場合は,前述の図1の場合と同様にb接点305の開動作よりa接点301の入り動作は速くてはならないが,図2の実施例では一般的に電磁コイル302と接点301より成る継電器より,電磁コイル304’と接点305よりなる継電器の方を小型のものを用いることで容易に構成できる。接点305は電磁コイル302を駆動できる程度の小電流定格のものでよく,対して接点301は負荷5を駆動できる程度の電流定格が必要であるから必然的にそのような構成になり都合がよい。
その他の方法として図2,図3の実施例で共通的に前述の図6の方法を用いることができるほか,図7の方法も可能である。図7はb接点と電磁コイル302の間にもう一段継電器を追加したもので,このようにすれば,電磁コイル302が駆動される前に追加した継電器の動作時間がプラスされるので,その分接点301の入り動作を遅くすることができる。
さらに図2の実施例での電磁コイル304’は図8のようにダイオード3041とコンデンサ3042により電磁コイル3043を直流で駆動されるようにしてもよい。継電器の電磁コイルは直流駆動の方が消費電流が少なくて済み,その分直流駆動用の電磁コイルの方がコイルインピーダンスが高いから負荷のインピーダンスが比較的高い場合でも安定して動作し,且つ動作も鋭敏であって301と302で構成される継電器の動作時間との関係も好都合となる。
さらに,図9のように,電磁コイル3043並びに周辺回路を定電流回路3044及び該定電流回路が駆動したときに電源が供給されるb接点を有するフォトモスリレー3043’に置き換えて構成してもよい。この場合には,前述のように接点305は電磁コイル302を駆動できる程度の小電流定格のものでよいことから,フォトモスリレー3043’のb接点は電磁コイル302を駆動できる程度の定格のものでよく,電磁コイルを用いるよりもさらに容易に小型化できるメリットがある。
また,本電源供給装置の動作状態を表示する表示手段を設ける場合,該表示手段をLEDなどの省電力発光手段にて形成し,表示手段のLEDに並行に抵抗を設けることにより,簡単な回路でフォトモスリレー3043’のダイオードに電流を流した場合に表示LEDを点灯させるよう構成することができる。前述した第二の継電器のb接点が動作するときが,本電源供給装置における,不用意に電気機械器具に電源を供給しない機能が動作したときであるから,この表示手段が点灯したときは,本電源供給装置が正常に動作して,不用意な電源供給を停止したことを示すこととなる。
図4,図5は図1に示す接続検出手段306の具体的実施例の一例であり,いずれも装置3と負荷5の接続がコンセントとプラグであるような場合を想定している。図4における3061と3061’は,コンセントの受け刃6,6’とは別にプラグ刃7,7’に接触する接触子で,プラグ刃7,7’がコンセント受け刃6,6’に挿入されたときに3061,3061’がプラグ刃に接触し,プラグ刃7,7’間に電圧が供給されたとき検出回路3062が該電圧を検出して接点307を閉じるよう構成される。図5は,別の方法で601はコンセント側のプラグとの当接面,701はプラグ側のコンセントとの当接面で,3071は接点307に連動するレバーで,当接面601と701が接近したとき,接点307が閉じるよう構成される。
接続検出手段306の他の例として,コンセントとプラグの接続を機械的に位置検出して接点307を開閉する構造の他,電気信号を出力するセンサーで位置検出して信号の有無で,継電器の電磁コイルを駆動し継電器接点を307に利用する構造として,発光部と受光部を対として対向させた光センサーを設け,プラグ刃が発光部から発される光を遮ることで,受光部が受光できなくなったときに,センサーと接続された継電器を駆動させて接点307を開閉する構造としてもよい。
また,発光部と受光部を常には発光部からの光が受光部に入射できないように並べて光センサーを設け,プラグが差込まれたときには,発光部からの光をプラグ刃が反射して受光部に入射され,センサーと接続された継電器を駆動させて接点307を開閉する構造としてもよい。この場合は,発光部と受光部を対向させる必要がない分,光センサーの設置スペースが縮小でき省スペース化を図ることができる。
また,本電源供給装置の実施態様として,壁内に収められるケースと,該ケースに設けられる電源線引込み孔と,ケースの一方に壁外に取付けられる取付け枠と,前記電源線引込み孔から電源線を引込み取付ける端子台と,負荷電源を接続するコンセントと,該コンセントを除いて取付け枠の前面を覆う化粧カバーとを備えた埋込みコンセント内に本電源供給装置を設けて構成してもよい。
この場合,本電源供給装置より電源側の電源接続手段を端子台で構成して,該端子台には壁内に引き回された分岐ブレーカからの電源線を接続する。また,負荷側の電源接続端子は,負荷電源のプラグの刃を接続する刃受けで構成する。
これにより,住宅や商用ビルなどで電動工具などの負荷が使用されることがあっても,装置より電源側において停電した後の復電のみならず,装置より負荷側において装置と電動工具の電源接続が一旦外れた後に再度接続されて電源供給が回復した場合でも,電動工具の電源スイッチが入れられている場合には電動工具などの負荷を起動するだけの電源を供給しないようにすることができる。
以上のような,電源供給装置は,電動工具等,電気機械器具の電源スイッチが入の場合は,装置の電源側で電源接続が切れた後に再接続された場合,また装置の負荷側で電源接続が切れた後に再接続された場合でも,主回路接点は入にならず,電気機械器具にはインピーダンスを介した電流が流れ,インピーダンスを適当に選ぶことで電気機械器具の電動機などが起動するだけの電力を供給できず,不意に電気機械器具が起動して危険な状態になることがない。
本件発明は,電動工具など電気機械器具の電源プラグとそれを接続するコンセントの間にアダプターのような形で構成してよく,またコードリールなどにも内蔵可能である。 さらに負荷としては電動工具以外に電熱器など,電源スイッチが入りのまま,電源側が停電した後に復電したり,一旦電源接続が外れて再接続された場合に,火災の危険性がある装置などにも適用可能である。
なお,本件の発明は,負荷と電源の間に接続して用いる装置の他,電源装置そのものに組み込んで構成したり,電柱や仮設盤などに設けられる電源取得用の電源ボックスに設けたり,コンセントボックス自体に設けて構成してよい。これにより,電源側が停電した後に復電したり,一旦電源接続が外れて再接続された場合に,工具などの負荷がいきなり動き出して身体や器物が損傷することを未然に防止できる機器をより広範囲に提供することができる。
また,本電源供給装置を適用するものとして,前述したコンセントの他,延長コードにおける電源プラグなどの配線器具に適用したり,電気機械器具である電動工具に備えられる電源プラグ,また,電動工具本体内部に内蔵して構成し,一般的なコンセントから電動工具に給電を行う場合においても,スイッチを入れたままでのプラグ差込や,停電後の復電時に不用意に電源を供給しないような機能を電動工具自体に備えて構成してもよい。
この他,本電源供給装置が正常に駆動しているか否かを確認するために,不用意に電気機械器具に電源を供給しない機能をテストするテスト回路を備えて構成してもよい。
第一は,電源供給装置内に,テスト回路を内蔵させる場合である。前述した第二の継電器のb接点が動作するときが,不用意に電気機械器具に電源を供給しない機能が動作したときであるから,インピーダンス303若しくは電磁コイル304’に電流を流して,電流の検出手段304若しくは電磁コイル304’を駆動させるようテスト回路を設ける。即ち,主回路の極間に所定のインピーダンスを介して電流を流すよう構成する。前記極間にインピーダンスと,スイッチを設けて,該スイッチを操作することにより,第二の継電器のb接点の動作を確認するテスト回路を設けるとよい。
第二は,電源供給装置外部にテスト回路を設ける場合である。具体的には,本電源供給装置に差込・接続可能なプラグ刃を備えて,略プラグ形状の筐体内においてプラグ刃間を所定のインピーダンスを介して接続したテスト装置である。これにより,該テスト装置を本電源供給装置に接続することにより,電動工具のスイッチを入れたままで接続することと同等となり,第二の継電器におけるb接点が動作するか否かを確認することができる。また,筐体内においてプラグ刃間に接続されるインピーダンスを開閉するスイッチを筐体外部から操作可能に設けて構成してもよい。これにより,電動工具のスイッチを入れたまま電源供給装置に接続する場合と,スイッチを切った状態で接続する場合の2つの状態が形成でき,より現実に即したテスト回路並びにテスト装置を提供することができる。
これらのテスト回路を電源供給装置と併せて用いることにより,不用意に電動工具などの電気機械器具に電源を供給しない機能が正常に駆動しているか否かを確認できる安全な電源供給装置を提供することができる。
1・・・商用電源
2・・・本装置より電源側の接続
3・・・本装置
301・・・主回路のa接点
302・・・電磁コイル
303・・・インピーダンス
304・・・電流検出装置
305・・・b接点
306・・・負荷側の接続検出手段
307・・・a接点
308・・・接触子
309・・・電圧ドロップ検出手段
4・・・装置より負荷側の接続
5・・・負荷
501・・・電源スイッチ
6・・・コンセント受刃
7・・・プラグの刃

Claims (5)

  1. 電気機械器具等の電源線を接続して電源を供給するための装置であって,主回路の導体と,主回路を開閉する接点手段と,主回路を開閉する接点に対して並列にインピーダンスを介して負荷側に電源を供給する手段と,該インピーダンスを通じて流れる電流の検出手段と,負荷の電源線が接続されているかどうかの検出手段とを備え,前記電流の検出手段が電流を検出せず,前記負荷の電源線が接続されているかどうかの検出手段が接続を検出しているときに主回路の接点を入にするシーケンスを備えていることを特徴とする電気機械器具等の電源供給装置。
  2. 電気機械器具等の電源線を接続して電源を供給するための装置であって,主回路の導体と,主回路の導体の接続を開閉するa接点を有する第一の継電器と,該第一の継電器のa接点と並列的に駆動コイルを接続しb接点を有する第二の継電器と,負荷電源を接続するコンセントと,コンセントの受け刃とは別にプラグの刃に接触する接触子を備え,該接触子は第二の継電器のb接点の動作を介して第一の継電器の駆動コイルに駆動電圧を供給することを特徴とする電気機械器具等の電源供給装置。
  3. 電気機械器具等の電源線を接続して電源を供給するための装置であって,主回路の導体と,主回路の導体の接続を開閉するa接点を有する継電器と,該継電器のa接点と並列にインピーダンスを介して負荷側に電源を供給する手段と,該インピーダンスを通じて流れる電流の検出手段と,負荷電源を接続するコンセントと,コンセントの受け刃とは別にプラグの刃に接触する接触子を備え,該接触子がプラグの刃に接触し,前記電流の検出手段が電流を検出していないときに,前記継電器の駆動コイルに駆動電圧を供給するシーケンスを備えていることを特徴とする電気機械器具等の電源供給装置。
  4. 前記電源供給装置は商用電源に接続されるものであって,前記請求項2における第一の継電器のa接点と並列的に駆動コイルを接続しb接点を有する第二の継電器に換えて,第一の継電器のa接点と並列的に定電流回路及び該定電流回路が駆動したときに電源が供給されるb接点を有するフォトモスリレーを備え,
    前記プラグの刃に接触する接触子は,フォトモスリレーのb接点の動作を介して第一の継電器の駆動コイルに駆動電圧を供給することを特徴とする請求項2記載の電気機械器具等の電源供給装置。
  5. 壁内に収められるケースと,該ケースに設けられる電源線引込み孔と,ケースの一方に壁外に取付けられる取付け枠と,前記電源線引込み孔から電源線を取付ける端子台と,負荷電源を接続するコンセントと,該コンセントを除いて取付け枠の前面を覆う化粧カバーと,前記請求項1乃至請求項4記載のうち何れか一項に記載の電源供給装置を備えた埋込みコンセント。
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