JP6601588B1 - エレベーターの乗場囲い装置およびエレベーターの乗場囲い装置のパネル - Google Patents

エレベーターの乗場囲い装置およびエレベーターの乗場囲い装置のパネル Download PDF

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Abstract

本発明は、部品の管理がしやすいエレベーターの乗場囲い装置(6)およびそのパネル(12)を提供することを目的とする。乗場囲い装置(6)は、側壁(7)と、ドア(9)と、を備える。側壁(7)は、エレベーターの乗場(1)において乗場出入口(3)の側に作業領域(11)を区画する。ドア(9)は、作業領域(11)の境界において開閉する。パネル(12)の形状は矩形である。パネル(12)は、4辺の各々に互いに接続可能な接続部(17)を備える。側壁(7)およびドア(9)は、単一の種類の複数のパネル(12)を接続部(17)で互いに接続することによってそれぞれ形成される。

Description

本発明は、エレベーターの乗場囲い装置およびエレベーターの乗場囲い装置のパネルに関する。
特許文献1にエレベーターの乗場囲い装置の例が記載されている。乗場囲い装置は、複数の角パネルおよび複数の平面パネルによって形成される側壁を備える。
日本特開2014−205551号公報
しかしながら、特許文献1に記載の乗場囲い装置は、側壁を形成する部品とは別にドアを形成する部品を備える。このため、乗場囲い装置を形成する部品の種類の数が多くなる。したがって、乗場囲い装置の部品の管理が煩雑になる。
本発明は、このような課題を解決するためになされた。本発明の目的は、部品の管理がしやすい乗場囲い装置および乗場囲い装置のパネルを提供することである。
本発明に係るエレベーターの乗場囲い装置は、形状が正方形であり4辺の各々に接続部を備える単一の種類の複数のパネルを接続部で互いに接続することによって形成され、エレベーターの乗場において乗場出入口の側に作業領域を区画する側壁と、単一の種類の複数のパネルを接続部で互いに接続することによって形成され、作業領域の境界において開閉するドアと、を備え、パネルの接続部は、正方形の中心を通る法線を軸とした1/4回転に対して対称に配置される
本発明に係るエレベーターの乗場囲い装置のパネルは、形状が正方形であり、4辺の各々に互いに接続可能な接続部を備え、エレベーターの乗場において乗場出入口の側に作業領域を区画する側壁および作業領域の境界において開閉するドアを同一の種類の他のパネルと互いに接続されることによって形成可能であり、接続部は、正方形の中心を通る法線を軸とした1/4回転に対して対称に配置される
これらの発明によれば、乗場囲い装置は、側壁と、ドアと、を備える。側壁は、エレベーターの乗場において乗場出入口の側に作業領域を区画する。ドアは、作業領域の境界において開閉する。パネルの形状は矩形である。パネルは、4辺の各々に互いに接続可能な接続部を備える。側壁およびドアは、単一の種類の複数のパネルを接続部で互いに接続することによってそれぞれ形成される。これにより、乗場囲い装置の部品の管理がしやすくなる。
実施の形態1に係る乗場囲い装置が適用されるエレベーターの乗場の斜視図である。 実施の形態1に係る乗場囲い装置の斜視図である。 実施の形態1に係るパネルの背面図である。 実施の形態1に係るパネルのA−A断面図である。 実施の形態1に係るパネルの正面図である。 実施の形態1に係るソケットおよびプラグの斜視図である。 実施の形態1に係るパネルの接続の例を示す図である。 実施の形態2に係るパネルのA−A断面図である。
本発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一または相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化または省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る乗場囲い装置が適用されるエレベーターの乗場の斜視図である。
エレベーターは、複数の階を備える建築物に設けられる。エレベーターにおいて、図示されない昇降路は、建築物の各階を貫く。エレベーターは、図示されないかごを備える。かごは、昇降路の内部を鉛直方向に走行することで、複数の階の間で利用者を輸送する装置である。かごは、かご扉を備える。かご扉は、かごが複数の階のいずれかに停止しているときに、利用者がかごに乗降しうるように開閉する装置である。エレベーターにおいて、乗場1は、建築物の各階に設けられる。乗場1は、壁2を隔てて昇降路に対向する。エレベーターにおいて、乗場出入口3は、乗場1の壁2に設けられる。乗場出入口3は、乗場1から昇降路に通じる開口である。エレベーターにおいて、三方枠4は、乗場出入口3の周囲に設けられる。エレベーターにおいて、乗場扉5は、乗場出入口3に設けられる。乗場扉5は、エレベーターの通常運転時においてかご扉に連動して開閉する装置である。エレベーターの通常運転時において、乗場扉5は、当該乗場扉5が設けられる階にかごが停止していない状態で開放されない。
図2は、実施の形態1に係る乗場囲い装置の斜視図である。
エレベーターの保守点検または改修工事などの作業において、乗場扉5は、当該乗場扉5が設けられる階にかごが停止していない状態で開放されることがある。このとき、乗場1は、乗場出入口3から昇降路に直接通じている。この場合に、作業の関係者以外の者が乗場出入口3に接近しないように、作業員によって乗場囲い装置6が乗場1に設置される。乗場囲い装置6は、側壁7と、天井8と、ドア9と、複数のドアヒンジ10と、を備える。
側壁7は、乗場囲い装置6の側面をなす。側壁7は、乗場1の乗場出入口3の側に作業領域11を区画する。作業領域11は、作業員が作業をする領域である。側壁7は、正面と、左側面と、右側面と、を有する。正面は、乗場1の壁2に対向する面である。左側面は、乗場1の壁2から正面の左端にわたる面である。右側面は、乗場1の壁2から正面の右端にわたる面である。側壁7は、単一の種類の複数のパネル12で形成される。
天井8は、乗場囲い装置6の上面をなす。天井8は、作業領域11の上方を覆う。天井8は、側壁7を形成するパネル12と同一の種類の複数のパネル12で形成される。
ドア9は、作業領域11の境界において開閉する部分である。ドア9は、例えば側壁7の正面に設けられる。ドア9は、側壁7を形成するパネル12と同一の種類の複数のパネル12で形成される。ドア9は、矩形に形成される。
複数のドアヒンジ10は、ドア9が作業領域11の内側に開閉しうるように、ドア9の左右のいずれかの辺を側壁7に接続する。複数のドアヒンジ10の各々は、側壁7の正面より作業領域11の側に設けられる。
図3は、実施の形態1に係るパネルの背面図である。
パネル12の形状は、矩形である。この例において、パネル12の形状は、正方形である。パネル12は、フレーム13と、4枚の布押工板14と、仕切り布15と、を備える。
フレーム13の形状は、正方形である。フレーム13は、パネル12の外周をなす。
4枚の布押工板14の各々は、底辺の方向に延びる等脚台形状の板である。4枚の布押工板14の各々は、フレーム13の4辺の各々に設けられる。4枚の布押工板14の各々は、例えばリベットによってフレーム13に取り付けられる。
仕切り布15は、耐火性能を備える布である。仕切り布15は、パネル12の前面に張られる。
図4は、実施の形態1に係るパネルのA−A断面図である。図4において、紙面下方向がパネル12の前方向である。
仕切り布15は、パネル12の前面からフレーム13を巻き込むように張られる。仕切り布15は、4枚の布押工板14とフレーム13とに挟まれることで固定される。
図5は、実施の形態1に係るパネルの正面図である。図5において、仕切り布15は図示されない。
パネル12は、4本の補強材16と、4つの接続部17と、を備える。
4本の補強材16の各々は、一方向に延びる板状の部材である。4本の補強材16の各々は、フレーム13の隣接する2辺にわたって接続される。4本の補強材16は、フレーム13が歪まないように補強する部材である。
4つの接続部17の各々は、パネル12の4辺の各々に設けられる。4つの接続部17の各々は、ソケット18と、プラグ19とを備える。ソケット18およびプラグ19は、工具を用いることなく互いに接続および解除が可能な部品である。ソケット18は、第1部品の例である。プラグ19は、第2部品の例である。ソケット18は、例えばカムロックファスナーのソケットである。プラグ19は、例えばカムロックファスナーのプラグである。ソケット18は、平面Pの一側に設けられる。平面Pは、接続部17が設けられる辺の中点を通る当該辺に垂直な平面である。プラグ19は、平面Pに関してソケット18に対称な位置に設けられる。
4つの接続部17は、直線Nを軸とした1/4回転に関して対称に配置される。1/4回転は、90度の回転である。直線Nは、フレーム13がなす正方形の中心を通る法線である。ソケット18およびプラグ19は、パネル12の周に沿って交互に配置される。
4つの補強材16の各々は、直線Nを軸とした1/4回転に関して対称に配置される。パネル12は、直線Nを軸とした1/4回転に関して対称である。
図6は、実施の形態1に係るソケット18およびプラグ19の斜視図である。
ソケット18は、ナット20を備える。ナット20は、ソケット18をフレーム13に固定する部材である。ソケット18は、挿入口21を有する。
プラグ19は、止め輪22と、挿入部23と、押しボタン24と、を備える。止め輪22は、プラグ19をフレーム13に固定する部材である。挿入部23は、ソケット18の挿入口21に挿入される部分である。押しボタン24は、挿入部23が挿入口21に挿入されている状態において押されることでソケット18およびプラグ19の接続および解除を切り替える部材である。押しボタン24による接続および解除の切替えは、工具を必要としない。
続いて、図7を用いて、実施の形態1に係る乗場囲い装置の組立ての例を説明する。
図7は、実施の形態1に係るパネルの接続の例を示す図である。
作業員は、複数のパネル12を互いに接続することで、側壁7、天井8およびドア9を形成する。側壁7、天井8およびドア9の形成において、作業員は、複数のパネル12を互いに接続することで、複数の平板を形成する。ドア9は、矩形の平板として形成される。天井8は、矩形の平板として形成される。側壁7の左側面は、矩形の平板として形成される。側壁7の右側面は、矩形の平板として形成される。側壁7の正面は、ドア9の大きさと同じ大きさの間口が空いた矩形の平板として形成される。
平板の形成において、作業員は、一対のパネル12について各々の辺を対向させる。一対のパネル12の一方のプラグ19は、一対のパネル12の他方のソケット18に対向する。一対のパネル12の一方のソケット18は、一対のパネル12の他方のプラグ19に対向する。作業員は、一対のパネル12について対向させた辺を合わせる。一対のパネル12の各々の辺に設けられたプラグ19の挿入部23は、対向するプラグ19の挿入口21に挿入される。作業員は、挿入部23が挿入口21に挿入されたプラグ19の押しボタン24を押すことで、ソケット18およびプラグ19を接続させる。これにより、一対のパネル12が接続される。作業員は、必要な枚数のパネル12についてこれを繰り返すことにより、必要な大きさの平板を必要な枚数だけ形成する。
作業員は、側壁7の左側面と側壁7の正面とを接続する。作業員は、側壁7の右側面と側壁7の正面とを接続する。作業員は、天井8と側壁7とを接続する。
ここで、側壁7の正面、左側面および右側面ならびに天井8は、例えば柱材を介して接続されてもよい。柱材は、軸方向に延びる柱上の部材である。柱材は、側面にプラグ19およびソケット18を備える。柱材のプラグ19およびソケット18の一方は、柱材の中心軸の周りに他方を90度回転した位置に設けられる。柱材は、軸方向の端部に互いに接続可能な接続部を備える。
作業員は、複数のドアヒンジ10をドア9の背面に取り付ける。ドアヒンジ10は、例えばプラグ19およびソケット18によってドア9に接続されてもよい。このとき、パネル12は、例えば接続部17の他にドアヒンジ10を接続するためのプラグ19およびソケット18を備えてもよい。作業員は、ドア9を側壁7の正面に設けられた間口に配置する。作業員は、複数のドアヒンジ10を介してドア9を側壁7の正面に接続する。
作業員は、付属部品を側壁7またはドア9に取り付ける。このとき、パネル12は、付属部品を取り付けるための例えばネジ穴を有してもよい。付属部品は、例えば鍵、乗場パッキン、コーナーガードまたは安全帯フックである。鍵は、ドア9の開閉を施錠する部品である。鍵は、例えば側壁7およびドア9に取り付けられる。乗場パッキンは、例えば乗場1の壁2に当たる側壁7に設けられる。コーナーガードは、乗場囲い装置6の角の部分を保護する部品である。コーナーガードは、例えばウレタン材である。コーナーガードは、例えば側壁7の正面と側壁7の左側面との接続部分に設けられる。安全帯フックは、作業員が装着する安全帯を掛ける部品である。安全帯フックは、例えば側壁7の作業領域11の側に設けられる。
このように組立てられた乗場囲い装置6は、作業の関係者以外の者が乗場出入口3に接近することを防止する。
次に、乗場囲い装置6の解体の例を説明する。
作業員は、付属部品を側壁7またはドア9から取り外す。
作業員は、ドア9を側壁7から取り外す。作業員は、複数のドアヒンジ10をドア9の背面から取り外す。
作業員は、天井8と側壁7とを分離する。作業員は、側壁7の左側面と側壁7の正面とを分離する。作業員は、側壁7の右側面と側壁7の正面とを分離する。
作業員は、側壁7、ドア9および天井8を形成していた平板を、複数のパネル12に分解する。平板の分解において、作業員は、接続されているプラグ19の押しボタン24を押すことで、ソケット18およびプラグ19の接続を解除させる。これにより、一対のパネル12の接続が解除される。作業員は、これを繰り返すことにより、複数の平板を複数のパネル12に分解する。
以上に説明したように、実施の形態1に係るエレベーターの乗場囲い装置6は、側壁7と、ドア9と、を備える。側壁7は、エレベーターの乗場1において乗場出入口3の側に作業領域11を区画する。ドア9は、作業領域11の境界において開閉する。パネル12は、形状が矩形である。パネル12は、4辺の各々に接続部17を備える。側壁7は、単一の種類の複数のパネル12を接続部17で互いに接続することによって形成される。ドア9は、単一の種類の複数のパネル12を接続部17で互いに接続することによって形成される。
また、エレベーターの乗場囲い装置6のパネル12は、形状が矩形である。パネル12は、4辺の各々に互いに接続可能な接続部17を備える。側壁7は、エレベーターの乗場1において乗場出入口3の側に作業領域11を区画する。ドア9は、作業領域11の境界において開閉する。パネル12は、側壁7およびドア9を同一の種類の他のパネル12と互いに接続されることによって形成可能である。
側壁7およびドア9は、乗場囲い装置6の部品の多くを占める。側壁7およびドア9は、同一の種類の複数のパネル12によってそれぞれ形成される。このため、乗場囲い装置6の部品の多くが、同一の種類のパネル12となる。このため、乗場囲い装置6の部品の管理がしやすくなる。作業の現場に応じた大きさの乗場囲い装置6が必要となる場合において、作業員は、必要なパネルの種類およびパネルの組合せを考慮する必要がない。作業員は、パネル12の枚数を考慮すれば十分である。このため、乗場囲い装置6の部品の管理がしやすくなる。
パネル12は、同一の種類の他のパネル12と互いに接続されることによって側壁7およびドア9のいずれをも形成可能である。作業員は、ドア9の大きさ、ドア9を設ける位置、ドア9の開閉方向またはドア9の数などを、作業の現場の状況に応じて柔軟に変更できる。作業員は、乗場囲い装置6の大きさまたは乗場囲い装置6の形状などを、作業の現場の状況に応じて柔軟に変更できる。
パネル12は、4辺の各々に接続部17を備える。このため、作業員は、パネル12の4辺のいずれの方向にも平板を拡大して形成できる。作業員は、小さいパネル12によって任意の大きさの側壁7およびドア9を形成できる。これにより、乗場囲い装置6の部品が輸送しやすくなる。
また、乗場囲い装置6は、天井8を備える。天井8は、作業領域11の上方を覆う。天井8は、単一の種類の複数のパネル12を接続部17で互いに接続することによって形成される。
天井8、側壁7およびドア9は、同一の種類の複数のパネル12によってそれぞれ形成される。パネル12は、同一の種類の他のパネル12と互いに接続されることによって天井8、側壁7およびドア9のいずれをも形成可能である。このため、乗場囲い装置6の部品の種類の数が少なくなる。これにより、乗場囲い装置6の部品の管理がよりしやすくなる。
また、パネル12の形状は正方形である。パネル12の接続部17は、直線Nを軸とした1/4回転に対して対称に配置される。直線Nは、フレーム13がなす正方形の中心を通る法線である。
作業員は、一対のパネル12の接続において、一対のパネル12の各々の向きを考慮する必要がない。このため、乗場囲い装置6の組立てがより簡単になる。
また、接続部17は、ソケット18と、プラグ19とを備える。ソケット18は、平面Pの一側に設けられる。平面Pは、当該接続部17が設けられる辺の中点を通る当該辺に垂直な平面である。プラグ19は、平面Pに関してソケット18に対称な位置に設けられる。プラグ19は、他のパネル12の接続部17に設けられるソケット18との接続および解除が可能である。
作業員は、一対のパネル12について各々の辺を対向させることで、一対のパネル12の各々のソケット18およびプラグ19を同時に対向させられる。このため、乗場囲い装置6の組立てがより簡単になる。
また、ソケット18は、カムロックファスナーのソケットである。プラグ19は、カムロックファスナーのプラグである。
複数のパネル12の各々を接続する作業は、乗場囲い装置6の組立ての作業の多くを占める。複数のパネル12の各々を分離する作業は、乗場囲い装置6の解体の作業の多くを占める。複数のパネル12の各々の接続および分離において、作業員は、工具を必要としない。このため、乗場囲い装置6の組立てがより簡単になる。
なお、乗場囲い装置6は、ここで例示した手順によらずに組立ておよび解体がされてもよい。例えば、作業員は、側壁7の下部を組立てた後に、側壁7の下部の上に複数のパネル12を接続することで上方に拡張するように乗場囲い装置6を組立ててもよい。
また、第1部品および第2部品は、カムロックファスナーのプラグおよびソケットでなくてもよい。第1部品および第2部品は、例えばボールキャッチなどであってもよい。
実施の形態2.
実施の形態2では、実施の形態1で開示された例と相違する点について詳しく説明する。実施の形態2で説明しない特徴については、実施の形態1で開示された例のいずれの特徴が採用されてもよい。
図8は、実施の形態2に係るパネルのA−A断面図である。図8において、紙面下方向がパネルの前方向である。
パネル12は、4つのヒンジ25を備える。4つのヒンジ25の各々は、パネル12の4辺の各々に設けられる。4つのヒンジ25の各々は、4つの接続部17の各々を、各々の接続部17が設けられる辺と平行な軸について回転可能に保持する。ヒンジ25は、接続部17の回転位置を解除可能に固定する固定機構26を備える。固定機構26は、例えばピンおよびピン穴である。ピンがピン穴に差し込まれているときに、固定機構26は接続部17の回転位置を固定する。ピンがピン穴から抜かれているときに、固定機構26は接続部17の回転位置の固定を解除する。
4つの接続部17の各々は、接続板27を備える。接続板27は、例えば長方形の板状の部材である。接続部17のプラグ19およびソケット18は、接続板27に設けられる。接続板27は、ヒンジ25によって回転可能に保持される。接続板27は、回転角によらずに隣接する接続部17の接続板27に干渉しないように設けられる。例えば、接続板27の中心は、平面P上に配置される。このとき、接続板27の長辺の長さは、例えばパネル12の一辺の長さから接続板27の短辺の長さの2倍を引いた長さより短い。接続板27は、底辺の方向に延びる等脚台形状の板状の部材であってもよい。
接続板27は、ヒンジ25の固定機構26によって予め定められた回転位置に固定される。接続板27は、例えばパネル12の前面とのなす二面角が90度となる回転位置に固定される。接続板27は、例えばパネル12の前面とのなす二面角が45度となる回転位置に固定される。
この例において、乗場囲い装置6は、柱材およびドアヒンジを備えない。
続いて、実施の形態2に係る乗場囲い装置6の組立ての例を説明する。
平板の形成において、作業員は、一対のパネル12について各々の辺を対向させる。対向する辺に設けられる接続部17の接続板27は、パネル12の前面とのなす二面角が90度となる回転位置に固定される。このとき、一対のパネル12の一方のプラグ19は、一対のパネル12の他方のソケット18に対向する。また、一対のパネル12の一方のソケット18は、一対のパネル12の他方のプラグ19に対向する。作業員は、一対のパネル12について対向させた辺を合わせる。一対のパネル12の各々の辺に設けられたプラグ19の挿入部23は、対向するプラグ19の挿入口21に挿入される。作業員は、挿入部23が挿入口21に挿入されたプラグ19の押しボタン24を押すことで、ソケット18およびプラグ19を接続させる。これにより、一対のパネル12が接続される。作業員は、必要な枚数のパネル12についてこれを繰り返すことにより、必要な大きさの平板を必要な枚数だけ形成する。
作業員は、側壁7の正面、左側面および右側面ならびに天井8を形成する平板を接続する。平板の辺は、最外周のパネル12の外側の辺によって形成される。平板の接続において、最外周のパネル12の外側の辺に設けられる接続部17の接続板27は、当該パネル12の前面とのなす二面角が45となる回転位置に固定される。これにより、最外周のパネル12の外側の辺に設けられる接続部17によって、一対の平板が垂直に直接接続される。
作業員は、ドア9の一辺を形成するパネル12の外側の辺に設けられるヒンジ25の固定機構26を解除する。作業員は、ドア9の側壁7の正面に設けられた間口の一辺を形成するパネル12の外側の辺に設けられるヒンジ25の固定機構26を解除する。作業員は、ドア9を側壁7の正面に設けられた間口に配置する。作業員は、接続部17によって、ドア9を側壁7の正面に接続する。
以上に説明したように、実施の形態2に係る乗場囲い装置6のパネル12は、ヒンジ25を備える。ヒンジ25は、接続部17を当該接続部17が設けられる辺と平行な軸について回転可能に保持する。ヒンジ25は、固定機構26を備える。固定機構26は、接続部17の回転位置を解除可能に固定する。
乗場囲い装置6は、パネル12の他に柱材またはドアヒンジを必要としない。このため、乗場囲い装置6の部品の種類の数が少なくなる。これにより、乗場囲い装置6の部品の管理がよりしやすくなる。
ドア9は、パネル12が備えるヒンジ25によって開閉する。このため、作業員は、乗場囲い装置6を組立てた後においても、ドア9の大きさ、ドア9を設ける位置、ドア9の開閉方向またはドア9の数などを、作業の現場の状況に応じて柔軟に変更できる。
なお、乗場囲い装置6は、ここで例示した手順によらずに組立ておよび解体がされてもよい。例えば、作業員は、側壁7の正面とドア9とを一体の平板として組立てた後に、ヒンジ25の固定機構26の解除および接続部17の解除によってドア9を形成してもよい。
固定機構26は、ステーであってもよい。
本発明に係る乗場囲い装置は、エレベーターの乗場に適用できる。本発明に係るパネルは、乗場囲い装置に適用できる。
1 乗場、 2 壁、 3 乗場出入口、 4 三方枠、 5 乗場扉、 6 乗場囲い装置、 7 側壁、 8 天井、 9 ドア、 10 ドアヒンジ、 11 作業領域、 12 パネル、 13 フレーム、 14 布押工板、 15 仕切り布、 16 補強材、 17 接続部、 18 ソケット、 19 プラグ、 20 ナット、 21 挿入口、 22 止め輪、 23 挿入部、 24 押しボタン、 25 ヒンジ、 26 固定機構、 27 接続板

Claims (6)

  1. 形状が正方形であり4辺の各々に接続部を備える単一の種類の複数のパネルを前記接続部で互いに接続することによって形成され、エレベーターの乗場において乗場出入口の側に作業領域を区画する側壁と、
    単一の種類の複数の前記パネルを前記接続部で互いに接続することによって形成され、前記作業領域の境界において開閉するドアと、
    を備え
    前記パネルの前記接続部は、前記正方形の中心を通る法線を軸とした1/4回転に対して対称に配置される
    エレベーターの乗場囲い装置。
  2. 単一の種類の複数の前記パネルを前記接続部で互いに接続することによって形成され、前記作業領域の上方を覆う天井
    を備える請求項1に記載のエレベーターの乗場囲い装置。
  3. 前記接続部は、当該接続部が設けられる辺の中点を通る当該辺に垂直な平面の一側に設けられる第1部品と、前記平面に関して前記第1部品に対称な位置に設けられ、他のパネルの接続部に設けられる第1部品との接続および解除が可能な第2部品と、を備える請求項1または請求項2に記載のエレベーターの乗場囲い装置。
  4. 前記第1部品はカムロックファスナーのソケットであり、前記第2部品はカムロックファスナーのプラグである請求項に記載のエレベーターの乗場囲い装置。
  5. 前記パネルは、前記接続部を当該接続部が設けられる辺と平行な軸について回転可能に保持するヒンジを備え、
    前記ヒンジは、前記接続部の回転位置を解除可能に固定する固定機構を備える請求項1から請求項のいずれか一項に記載のエレベーターの乗場囲い装置。
  6. 形状が正方形であり、4辺の各々に互いに接続可能な接続部を備え、エレベーターの乗場において乗場出入口の側に作業領域を区画する側壁および前記作業領域の境界において開閉するドアを同一の種類の他のパネルと互いに接続されることによって形成可能であり、
    前記接続部は、前記正方形の中心を通る法線を軸とした1/4回転に対して対称に配置される
    エレベーターの乗場囲い装置のパネル。
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