JP6601035B2 - 端末装置、アドレス帳生成システム及びプログラム - Google Patents
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Description
本発明は、ユーザの移動に伴ってアドレス帳を変更しない場合と比較して、ユーザの利便性を向上させることを目的とする。
請求項2に記載の発明は、前記表示制御手段は、前記取得手段が取得した情報により自装置の位置が前記予め定められた場所である際に、当該予め定められた場所に属していない他の端末装置が当該予め定められた場所へ移動した場合には、通信相手として当該他の端末装置の優先度を上げて自装置のアドレス帳を表示する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の端末装置である。
請求項3に記載の発明は、前記表示制御手段は、前記取得手段が取得した情報により自装置の位置が前記予め定められた場所から前記別の場所に変化したことを契機として、当該別の場所に属している通信相手の優先度を上げて自装置のアドレス帳を表示する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の端末装置である。
請求項4に記載の発明は、前記表示制御手段は、自装置が前記別の場所へ移動した場合に、当該別の場所に応じて、当該別の場所に属している通信相手の優先度を上げる度合いを変更して自装置のアドレス帳を表示する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の端末装置である。
請求項5に記載の発明は、前記表示制御手段は、自装置が前記別の場所へ移動した場合に、当該別の場所への移動距離または当該別の場所への移動回数に応じて、当該別の場所に属している通信相手の優先度を上げる度合いを変更して自装置のアドレス帳を表示する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の端末装置である。
請求項6に記載の発明は、前記表示制御手段は、自装置が前記別の場所へ移動した場合に、当該別の場所に属している通信相手が有するアドレス帳に表示される他の通信相手の情報を反映して、自装置のアドレス帳を表示する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の端末装置である。
請求項7に記載の発明は、前記取得手段は、ユーザが設定した位置を自装置の位置として受け付けて、前記自装置の位置を示す情報を取得し、前記表示制御手段は、前記取得手段が取得した情報により、自装置の移動先に関わらず、ユーザが設定した前記位置に属している通信相手の優先度を上げて自装置のアドレス帳を表示する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の端末装置である。
請求項8に記載の発明は、前記取得手段は、ユーザから指示された場合に、自装置の位置を示す情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の端末装置である。
請求項9に記載の発明は、前記表示制御手段は、自装置の通信相手について、自装置との通信頻度が高いほど優先度が高いものとして、自装置のアドレス帳を表示する制御を行い、当該通信頻度は、電話の通話頻度、電子メールの送受信頻度、もしくは当該通話頻度と当該送受信頻度との組み合わせのいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の端末装置である。
請求項10に記載の発明は、第1の端末装置の位置を示す情報を取得する取得手段と、第2の端末装置の通信相手を示すアドレス帳について、優先度の高い通信相手を優先して当該アドレス帳を生成し、当該第2の端末装置が、当該第2の端末装置の属している第2の場所にいるとともに、前記第1の端末装置が、当該第1の端末装置の属している第1の場所にいる場合、当該第1の端末装置の優先度を、当該第2の端末装置の所有者と当該第1の端末装置の所有者との関係に基づく予め定められた規則に従って算出する一方で、当該第1の端末装置が当該第1の場所から当該第2の場所へ移動した場合の当該第1の端末装置の優先度を、当該予め定められた規則に従って算出される優先度よりも上げて、当該アドレス帳を生成する生成手段とを備えるアドレス帳生成システムである。
請求項11に記載の発明は、コンピュータに、自装置の位置を示す情報を取得する機能と、自装置の通信相手を示すアドレス帳について、優先度の高い通信相手を優先して当該アドレス帳を表示する制御を行い、自装置が自装置の属している予め定められた場所にいる場合、自装置の通信相手の優先度を、自装置の所有者と当該通信相手との関係に基づく予め定められた規則に従って算出する一方で、自装置が当該予め定められた場所とは別の場所へ移動した場合には、自装置の通信相手のうち、当該別の場所に属している通信相手の優先度を、当該予め定められた規則に従って算出される優先度よりも上げて、前記アドレス帳を表示する制御を行う機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項2記載の発明によれば、他の端末装置の移動に伴ってアドレス帳を変更しない場合と比較して、さらに、ユーザの利便性を向上させることができる。
請求項3記載の発明によれば、ユーザの移動を契機としてアドレス帳を変更しない場合と比較して、さらに、ユーザの利便性を向上させることができる。
請求項4記載の発明によれば、ユーザの移動に伴ってアドレス帳を変更しない場合と比較して、例えば特別な移動の場合に移動先に属している通信相手をより優先して表示できるようになる。
請求項5記載の発明によれば、ユーザの移動距離または移動回数をもとにアドレス帳を表示できるようになる。
請求項6記載の発明によれば、ユーザの移動に伴ってアドレス帳を変更しない場合と比較して、さらに、ユーザの利便性を向上させることができる。
請求項7記載の発明によれば、現在位置のみを取得する場合と比較して、例えば移動する前であっても移動先に属している通信相手を優先して表示できるようになる。
請求項8記載の発明によれば、ユーザの指示によらず現在位置を取得する場合と比較して、ユーザの所望するタイミングでアドレス帳を変更できるようになる。
請求項9記載の発明によれば、電話及び電子メールの通信頻度をもとにアドレス帳を表示できるようになる。
請求項10記載の発明によれば、ユーザの移動に伴ってアドレス帳を変更しない場合と比較して、ユーザの利便性を向上させることができる。
請求項11記載の発明によれば、ユーザの移動に伴ってアドレス帳を変更しない場合と比較して、ユーザの利便性を向上させる機能を、コンピュータにより実現できる。
<システム構成>
まず、本実施の形態に係るアドレス帳生成システム1の全体構成について説明する。図1は、本実施の形態に係るアドレス帳生成システム1の全体構成例を示した図である。図示するように、このアドレス帳生成システム1は、携帯端末100とアドレス帳生成装置200とを備えている。携帯端末100及びアドレス帳生成装置200はネットワーク300に接続されており、ネットワーク300を介して携帯端末100とアドレス帳生成装置200との間で相互に通信が行われる。
なお、図1では、簡単のため1つの携帯端末100しか示していないが、アドレス帳生成システム1には複数の携帯端末100が存在しており、各携帯端末100はそれぞれ、ネットワーク300を介してアドレス帳生成装置200と通信を行うものとする。
次に、携帯端末100のハードウェア構成について説明する。図2は、携帯端末100のハードウェア構成例を示した図である。図示するように、携帯端末100は、CPU(Central Processing Unit)101と、RAM(Random Access Memory)102と、ROM(Read Only Memory)103と、HDD(Hard Disk Drive)104と、操作パネル105と、通信インタフェース(以下、「通信I/F」と表記する)106とを備える。なお、これらの各機能部はバス107に接続されており、このバス107を介してデータの授受を行う。
次に、アドレス帳生成システム1の機能構成について説明する。図3は、アドレス帳生成システム1の機能構成例を示したブロック図である。
携帯端末100は、通話履歴情報記憶部111と、ID記憶部112と、現在位置検出部113と、アドレス帳記憶部114と、表示部115と、表示制御部116と、通信部117とを備える。
アドレス帳生成装置200は、全社通話履歴情報記憶部201と、全社共有アドレス帳管理部202と、地理区分判定部203と、アドレス帳生成部204と、通信部205とを備える。
次に、アドレス帳生成装置200が保持する共有アドレス帳について、具体例を示して説明する。図4は、アドレス帳生成装置200が保持する共有アドレス帳の一例を示す図である。なお、図4に示す例では、ある会社にてアドレス帳生成システム1が運用されており、社員間では携帯端末100を用いた内線にて通話が行われるものとして説明する。
次に、アドレス帳生成装置200が保持する通話履歴について、具体例を示して説明する。図5は、アドレス帳生成装置200が保持する通話履歴の一例を示す図である。
このように、全社通話履歴情報記憶部201は、各携帯端末100から受信した通話履歴の情報として、発信者のID毎に通話履歴を管理して記憶している。
次に、アドレス帳生成装置200がアドレス帳を生成する処理について、具体例を示して説明する。図6〜図8は、アドレス帳生成装置200がアドレス帳を生成する処理の具体例を説明するための図である。ここでは、アドレス帳生成装置200が図4の共有アドレス帳及び図5の通話履歴を用いて、社員A(ID:FX−A)のアドレス帳及び社員B(ID:FX−B)のアドレス帳を生成する場合について説明する。また、社員Aが通常の勤務地にいる場合、及び出張により社員Aの現在地が変化した場合のそれぞれについて説明する。
まず、社員Aのアドレス帳を生成する場合について説明する。
アドレス帳生成装置200のアドレス帳生成部204は、図5に示す通話履歴の中から、発信者または発信先に社員AのID(FX−A)が含まれる行を抽出する。ここでは、図6(a)に示すように、先頭列に「○」が付いたものが抽出される。また、アドレス帳生成部204は、抽出する対象に、「発信日時が過去3ヶ月以内」などの制約をかけることとしても良い。
ここで、社員Aが東京から福岡へ出張することにより、携帯端末100の現在位置検出部113は、福岡にいる社員Aの現在地を検出する。検出した現在位置の情報は、通信部117を介してアドレス帳生成装置200へ送信される。そして、地理区分判定部203は、携帯端末100から受信した現在位置の情報を予め定められた地理区分である「福岡」に変換し、図4に示す共有アドレス帳の社員Aの「現在地」を「福岡」に更新する。
例えば、移動先の場所とαの値とを対応付けて予め定めておき、社員が移動した場合には、移動先に対応する値にαを設定することとしても良い。
また、例えば、社員が遠くに移動するほど特別な行事(イベント)と捉えて、移動する社員の勤務地と現在地との間の距離に応じてαが大きくなるように変化させても良い。例えば、社員が東京から愛知に出張する際のαを「2」、社員が東京から大阪に出張する際のαを「3」、社員が東京から福岡に出張する際のαを「4」となるようにαの値を変化させる。
次に、社員Bのアドレス帳を生成する場合について説明する。
アドレス帳生成装置200のアドレス帳生成部204は、図5に示す通話履歴の中から、発信者または発信先に社員BのID(FX−B)が含まれる行を抽出する。そして、アドレス帳生成部204は、社員Bの通話相手毎の通話回数をカウントし、通話回数をポイントに変換する。ここで、図4に示す例では、社員Aを含めてどの社員も勤務地から移動していないため、「ポイント=回数」として変換される。
ここで、社員Aのアドレス帳を生成した場合と同様に、地理区分判定部203は、図4に示す共有アドレス帳の社員Aの「現在地」を「福岡」に更新する。
また、アドレス帳生成部204の処理としては、図8(a)のように通話回数をカウントする処理までは同じであるが、通話回数をポイントに変換する際の処理が異なる。具体的には、アドレス帳生成部204は、アドレス帳の生成対象となる社員(この例では、社員B)の通話相手で、勤務地と現在地とが異なる通話相手のうち、この社員(社員B)の勤務地と同じ場所を現在地とする通話相手のポイントを、「ポイント=通話回数×α」として計算し、ポイント値を大きくする。言い換えると、社員Bの勤務地である福岡に移動してきた通話相手のポイント値を大きくして、優先度を上げる処理が行われる。
また、社員Bのアドレス帳を生成する際も、例えば、社員Aが福岡ではなく大分に移動する場合に、社員Aは社員Bの属している勤務地に移動したと捉えて、社員Bのアドレス帳に社員Aが登録され易くなるように社員Aのポイントを変換しても良い。
このように、移動する社員の移動先が他の社員の勤務地と完全に一致しない場合であっても、移動先の場所に応じてポイントを変換することとしても良い。
次に、アドレス帳生成システム1において、アドレス帳生成装置200にてアドレス帳を生成して携帯端末100で表示する処理の手順を説明する。図9は、アドレス帳生成システム1の処理手順の一例を示すフローチャートである。ここで、携帯端末100は、例えば定期的に、またはユーザから指示された場合に、現在位置の情報と自端末のIDとを組み合わせて、アドレス帳生成装置200に送信するものとする。また、携帯端末100は、例えば通話終了後に、通話履歴の情報と自端末のIDとを組み合わせて、アドレス帳生成装置200に送信するものとする。
次に、アドレス帳生成装置200が生成するアドレス帳の変形例について説明する。この変形例では、移動したユーザのアドレス帳を生成するのに際し、移動先の場所を勤務地とする他のユーザのアドレス帳に示されている情報も反映される。具体的には、上記の図6〜図8に示す例のように社員Aが東京から福岡に出張した場合、社員Aの出張先を勤務地とする社員Bのアドレス帳の情報も反映して、社員Aのアドレス帳が生成される。
また、例えば通話履歴及び電子メールの送受信履歴などの複数のデータを合成して用いても良い。この場合、例えば、図6(b)等に示す通話回数は、通話回数及び電子メールの送受信回数の合計値となり、この合計値をポイントに変換してアドレス帳が生成される。
付言すると、本実施の形態では、通信頻度の一例として、通話頻度、電子メールの送受信頻度、通話頻度と電子メールの送受信頻度との組み合わせが用いられる。
Claims (11)
- 自装置の位置を示す情報を取得する取得手段と、
自装置の通信相手を示すアドレス帳について、優先度の高い通信相手を優先して当該アドレス帳を表示する制御を行う表示制御手段とを備え、
前記表示制御手段は、自装置が自装置の属している予め定められた場所にいる場合、自装置の通信相手の優先度を、自装置の所有者と当該通信相手との関係に基づく予め定められた規則に従って算出する一方で、自装置が当該予め定められた場所とは別の場所へ移動した場合には、自装置の通信相手のうち、当該別の場所に属している通信相手の優先度を、当該予め定められた規則に従って算出される優先度よりも上げて、前記アドレス帳を表示する制御を行うこと
を特徴とする端末装置。 - 前記表示制御手段は、前記取得手段が取得した情報により自装置の位置が前記予め定められた場所である際に、当該予め定められた場所に属していない他の端末装置が当該予め定められた場所へ移動した場合には、通信相手として当該他の端末装置の優先度を上げて自装置のアドレス帳を表示する制御を行うこと
を特徴とする請求項1に記載の端末装置。 - 前記表示制御手段は、前記取得手段が取得した情報により自装置の位置が前記予め定められた場所から前記別の場所に変化したことを契機として、当該別の場所に属している通信相手の優先度を上げて自装置のアドレス帳を表示する制御を行うこと
を特徴とする請求項1に記載の端末装置。 - 前記表示制御手段は、自装置が前記別の場所へ移動した場合に、当該別の場所に応じて、当該別の場所に属している通信相手の優先度を上げる度合いを変更して自装置のアドレス帳を表示する制御を行うこと
を特徴とする請求項1に記載の端末装置。 - 前記表示制御手段は、自装置が前記別の場所へ移動した場合に、当該別の場所への移動距離または当該別の場所への移動回数に応じて、当該別の場所に属している通信相手の優先度を上げる度合いを変更して自装置のアドレス帳を表示する制御を行うこと
を特徴とする請求項1に記載の端末装置。 - 前記表示制御手段は、自装置が前記別の場所へ移動した場合に、当該別の場所に属している通信相手が有するアドレス帳に表示される他の通信相手の情報を反映して、自装置のアドレス帳を表示する制御を行うこと
を特徴とする請求項1に記載の端末装置。 - 前記取得手段は、ユーザが設定した位置を自装置の位置として受け付けて、前記自装置の位置を示す情報を取得し、
前記表示制御手段は、前記取得手段が取得した情報により、自装置の移動先に関わらず、ユーザが設定した前記位置に属している通信相手の優先度を上げて自装置のアドレス帳を表示する制御を行うこと
を特徴とする請求項1に記載の端末装置。 - 前記取得手段は、ユーザから指示された場合に、自装置の位置を示す情報を取得すること
を特徴とする請求項1に記載の端末装置。 - 前記表示制御手段は、自装置の通信相手について、自装置との通信頻度が高いほど優先度が高いものとして、自装置のアドレス帳を表示する制御を行い、当該通信頻度は、電話の通話頻度、電子メールの送受信頻度、もしくは当該通話頻度と当該送受信頻度との組み合わせのいずれかであること
を特徴とする請求項1に記載の端末装置。 - 第1の端末装置の位置を示す情報を取得する取得手段と、
第2の端末装置の通信相手を示すアドレス帳について、優先度の高い通信相手を優先して当該アドレス帳を生成し、当該第2の端末装置が、当該第2の端末装置の属している第2の場所にいるとともに、前記第1の端末装置が、当該第1の端末装置の属している第1の場所にいる場合、当該第1の端末装置の優先度を、当該第2の端末装置の所有者と当該第1の端末装置の所有者との関係に基づく予め定められた規則に従って算出する一方で、当該第1の端末装置が当該第1の場所から当該第2の場所へ移動した場合の当該第1の端末装置の優先度を、当該予め定められた規則に従って算出される優先度よりも上げて、当該アドレス帳を生成する生成手段と
を備えるアドレス帳生成システム。 - コンピュータに、
自装置の位置を示す情報を取得する機能と、
自装置の通信相手を示すアドレス帳について、優先度の高い通信相手を優先して当該アドレス帳を表示する制御を行い、自装置が自装置の属している予め定められた場所にいる場合、自装置の通信相手の優先度を、自装置の所有者と当該通信相手との関係に基づく予め定められた規則に従って算出する一方で、自装置が当該予め定められた場所とは別の場所へ移動した場合には、自装置の通信相手のうち、当該別の場所に属している通信相手の優先度を、当該予め定められた規則に従って算出される優先度よりも上げて、前記アドレス帳を表示する制御を行う機能と
を実現させるためのプログラム。
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