JP2005109896A - アドレスを並び替えて表示する携帯端末及びそのアドレス表示方法 - Google Patents

アドレスを並び替えて表示する携帯端末及びそのアドレス表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 携帯電話装置の現在位置に応じてアドレス帳に記憶されている複数のアドレスを使用者によって予め割り振られた複数のグループに分類することにより、現在位置に応じてアドレスをグループ毎に並び替えて表示することができる携帯電話装置を提供する。
【解決手段】 携帯電話装置101のアドレス帳106は、個人名や会社名などの名前301と、名前301毎に複数件登録された電話番号やメールアドレスなどのアドレス302と、アドレス302にそれぞれ割り振られたグループ番号303とを記憶する。携帯電話装置101の個人情報105は、予め割り振られた複数の住所情報と、住所情報に対応する複数のグループとを記憶する。携帯電話装置101は、GPS受信機108によって検知された現在位置情報に一致する住所情報に対応するグループによってアドレス帳106に記憶されたアドレス302を名前301毎に並び替えて表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アドレス帳に記憶されている複数のアドレスを表示する携帯端末及びアドレス表示方法に関し、特に、位置情報に応じて複数のアドレスを並び替えて表示する携帯端末及びアドレス表示方法に関する。
従来のアドレスを並び替えて表示する携帯端末及びそのアドレス表示方法としては、現在時刻に応じてアドレス帳に記憶されたアドレスを並び替えて表示する携帯電話端末が知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特許文献1記載の発明では、携帯電話端末には、電話番号又はメールアドレスが記憶されている。携帯電話端末には、指定した時間帯に優先表示させる電話番号又はメールアドレスが属するグループが記憶されている。携帯電話端末は、電話番号又はメールアドレスを表示するとき、現在時刻に相当するグループに属する電話番号又はメールアドレスを優先して表示する。
また、特許文献2記載の発明では、携帯電話端末に、一個人毎にグループの割り当てられた複数のアドレスが記憶されている。アドレスを表示するときには、携帯電話端末は一個人毎に現在時刻に相当するグループに属するアドレスを優先して表示する。
一方、従来の他の表示方法としては、現在位置に応じてアドレス帳に記憶されたアドレスを並び替えて表示する携帯電話端末が知られている(例えば、特許文献3及び4参照)。
特許文献3記載の発明では、携帯電話端末には、アドレスとして、相手先氏名と、電話番号と、相手先住所とが記憶されている。携帯端末は、基地局から得た位置情報を用いて現在位置を算出し、算出された現在位置とアドレス帳に記憶された住所とから各々の相手先までの距離を算出することにより、現在位置からの距離が近い順にアドレスを並び替えて表示する。
また、特許文献4記載の発明では、携帯電話端末に、アドレスとして、相手先氏名と、電話番号とが記憶されている。また、携帯電話端末には、通信履歴として、過去に発呼した相手先電話番号と、その時に接続していた基地局の基地局IDとが記憶されている。携帯電話端末は、アドレスを表示するときに、現在接続している基地局の基地局IDを受信することにより、通信履歴に記憶されている基地局IDの中から現在接続中の基地局と同じ基地局へ発呼した相手先電話番号を検出することができ、検出された相手先番号が優先されるようにアドレスを並び替えて表示する。
特開2002−300263号公報 (第5乃至6頁、図1、図2、図6及び図7)
特開平11−55389号公報 (第3乃至4頁、図1乃至図4) 特開2000−165501号公報 (第3乃至4頁、図1乃至図5) 特開2002−078004号公報 (第5乃至6頁、図5乃至図9)
しかしながら、特許文献1記載の携帯電話端末では、現在時刻に応じてアドレス帳に記憶されたアドレスを並び替えて表示するものの、現在位置に基づいたアドレスの並び替えを行っていない。さらに加えて、一個人毎に複数のアドレスにグループを割り当てていないため、一個人毎に現在位置に基づいたアドレスの並び替えを行なうことができない。
一方、特許文献2記載の携帯電話端末では、一個人毎に現在時刻に基づいたアドレスの並び替えを行っているものの、やはり、現在位置に基づいたアドレスの並び替えを行っていない。
これに対して、特許文献3記載の携帯電話端末は、現在位置に応じてアドレス帳に記憶されたアドレスを並び替えて表示するものではあるが、現在位置からアドレス帳に記憶された相手先住所までの距離が近い順にアドレスを並び替えて表示するのみであるため、複数のアドレスにビジネスやプライベートなどの使用の用途に応じてグループ属性が割り振られたアドレス帳を有する場合であっても、現在位置に応じてグループ属性毎にアドレスを並び替えて表示することができない。
一方、特許文献4記載の携帯電話端末も、現在位置に応じてアドレス帳に記憶されたアドレスを並び替えて表示するものではあるが、通信履歴に記憶されている基地局IDの中から現在接続中の基地局と同じ基地局へ発呼した相手先電話番号が優先されるようにアドレスを並び替えて表示するのみであるため、複数のアドレスにビジネスやプライベートなどの使用の用途に応じてグループ属性が割り振られたアドレス帳を有する場合であっても、現在位置に応じてグループ属性毎にアドレスを並び替えて表示することができない。
本発明の目的は、上記課題を解決し、携帯端末の現在位置に応じてアドレス帳に記憶されている複数のアドレスを、アドレス毎に予め割り振られたグループ属性に基づき一個人毎に並び替えて表示することができる携帯端末を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、アドレス帳に記憶されている複数のアドレスを携帯端末の現在位置情報に応じて並び替えて表示する携帯端末において、アドレスが使用者によって予め割り振られた複数のグループに分類されることにより、アドレスが現在位置情報に応じてグループ毎に並び替えられて表示されることを特徴とする。
また、本発明による携帯端末では、アドレスが、少なくともビジネス又はプライベートの種別に基づいて割り振られた複数のグループに分類されており、これらのグループに対応して予め記憶された住所情報と現在位置情報との比較結果に応じて、アドレスが並び替えられて表示されるように構成してもよい。
本発明による携帯端末では、アドレス帳に記憶されている複数のアドレス毎にユーザが予めグループ属性(ビジネスやプライベートなど)を割り振り、グループ属性と携帯端末の現在位置情報とを用いてアドレス帳を検索することにより、アドレス帳に記憶されたアドレスをグループ属性に基づき一個人毎に並び替えて表示することができる。
本発明の第1の形態について、図面を参照して説明する。しかしながら、かかる実施の形態は本発明の技術的範囲を何ら限定するものではない。
図1は、第1の形態の携帯電話装置101の構成を示すブロック図である。
キー110は、ユーザが携帯電話装置101の操作を行うためのものであり、テンキー等から構成される。
キーイベント処理部109は、ユーザによるキー110の操作の内容(キーイベント)を後述するプロセッサ102が認識・判断できるように、発生したキーイベントを処理する。
表示制御回路111は、ユーザによるキー110の操作に応じて、後述する個人情報105やアドレス帳106等の表示データを生成する処理を行なう。
表示部112は、表示制御回路111で生成された表示データに基づいて実際に個人情報105やアドレス帳106等を表示するものであり、液晶表示装置から構成される。
回線接続部107は、一般的な携帯電話装置が備えている図示しないアンテナや無線部を含み、携帯電話装置101において電話機能やメール送受信機能やデータ通信機能を実現するものである。また、回線接続部107は、さらに有線接続部を含んでもよい。
GPS(Global Positioning System)受信機108は、周知のGPSシステムに基づいて、携帯電話装置101の現在位置情報を検知する。
メモリ103は、本発明の機能を実現するプログラムを含むソフトウェア及び携帯電話装置として必要な全ての処理を実行するプログラムを含むソフトウェアを記憶しており、読み出し可能な記憶装置から構成される。
メモリ104は、読み出し/書き込み可能な記憶装置から構成され、個人情報105やアドレス帳106を記憶する。さらに、メモリ104は、必要に応じてプログラム処理に必要な作業エリアを有しており、作業エリアは、表示アドレスリストD113、一時アドレスリストA114、及び一時アドレスリストB115を記憶する。
個人情報105は、少なくとも、ユーザが登録した住所情報と住所情報にそれぞれ割り振られたグループ属性(ビジネスやプライベートなど)を示すグループ番号とから構成される。
アドレス帳106は、少なくとも、ユーザが登録した名前とそれぞれの名前に対して1件または複数件登録したアドレス(電話番号やメールアドレスなど)とアドレスにそれぞれ割り振られたグループ属性を示すグループ番号とから構成される。ここで、アドレス帳106のグループ番号は、個人情報105のグループ番号と同様の意味を成すものである。
表示アドレスリストD113は、プロセッサ102を介して表示制御回路111に送信され、表示部112に表示されるリスト、すなわち、アドレス帳106の内容を後述する現在位置情報によって優先度の高い順番に並び替えた結果を記憶する。
一時アドレスリストA114及び一時アドレスリストB115は、表示アドレスリストD113を得るために、アドレス帳106の検索及び並び替え途中に一時的にアドレスを記憶する。
プロセッサ102は、メモリ103に記憶されたソフトウェアに従って携帯電話装置101の制御を行い、GPS受信機108を用いて検知された現在位置情報とメモリ104に記憶された個人情報105とを用いてメモリ104に記憶されたアドレス帳106のアドレスを検索し並び替え、その検索及び並び替えた結果をメモリ104に記憶したり、表示制御回路111に送信する。さらに、プロセッサ102は、キーイベント処理部109から入力されるキーイベントに応じて動作し、ユーザのキー110の操作によって電話機能やメール送受信機能やデータ通信機能の利用を指示された場合は、回線接続部107を介してそれらの機能を実現するように携帯電話装置101の制御を行なう。さらに、プロセッサ102は、ユーザ110のキー110の操作によって個人情報105やアドレス帳106の登録等を支持された場合は、メモリ104から個人情報105やアドレス帳106を読み出し、表示制御回路111に送信する。
次に、図2及び図3を用いて個人情報105及びアドレス帳106について説明する。
図2は、メモリ104に記憶した個人情報105の構成を説明するための図である。
図2において、個人情報105は、会社、自宅、あるいは良く行く場所などといった、アドレス帳106の検索時にユーザが検索対象としたい位置情報を示す住所情報201と、住所情報201にそれぞれ割り振られたグループ番号202と、登録した住所情報201が個人情報105において何番目かを示す個人情報登録番号203とから構成される。なお、第1の形態では、グループ番号202が「1」の場合にグループ属性「ビジネス」を示し、「2」の場合にグループ属性「プライベート」を示すものとする。
図3は、メモリ104に記憶されるアドレス帳106の構成を説明するための図である。
図3において、アドレス帳106は、個人名や会社名などといった、任意の登録名を示す名前301と、名前301毎に1件または複数件登録した電話番号やメールアドレスなどのアドレス302と、アドレス302にそれぞれ割り振ったグループ番号303と、登録した名前301がアドレス帳106において何番目かを示す名前登録番号304とから構成される。
このように、携帯電話装置101は、個人情報105及びアドレス帳106において、グループ番号を割り振ることにより、後述するように、GPS受信機108を用いて検知された現在位置情報及び個人情報105に応じてアドレス帳106に記憶している複数のアドレスを、アドレス毎に予め割り振られたグループ番号毎に並び替えて表示することができる。
次に、図1に記載の携帯電話装置101の動作について、図4、図5及び図6を用いて説明する。
なお、携帯電話装置101の動作説明では、回線接続部107に含まれる図示しないアンテナや無線部や有線接続部を介して実現する発呼・応答といった電話機能やメール送受信機能又はデータ通信機能といった一般的な携帯電話装置が備えている機能については、本願発明と直接的に関係しないので、説明を省略する。
図4は、第1の形態において、アドレス帳106の検索及び並び替えのための処理の概要を説明するためのフローチャートであり、図5及び図6は、本発明をより具体的に実現するための実施の形態を説明するための図面である。
まず、図4において、携帯電話装置101は、予めメモリ104に緯度経度に対応する住所を求めるためのマップ情報を記憶しており、GPS受信機108を用いて測位した緯度経度情報とマップ情報とから住所(以下、現在位置情報とする)を検知する(ステップ401)。次に、図2に示した個人情報105における住所情報201のうち、検知された現在位置情報と一致する住所情報201に割り振られたグループ番号202を特定する(ステップ402)。
次に、図3に示したアドレス帳106において、名前301毎に、ステップ402において特定したグループ番号202と一致するグループ番号303が割り振られたアドレス302が存在するか否かを検索する(ステップ403)。この検索において、検索中の名前301のうち、一致するアドレス302を表示優先度の高いアドレスとして名前301と共にメモリ104の表示アドレスリストD113に登録し、一致しないアドレス302を表示優先度の低いアドレスとして名前301と共にメモリ104の一時アドレスリストB115に登録する(ステップ404)。
携帯電話装置101は表示アドレスリストD113へのアドレス302の登録の有無に基づいて、個々の名前301に属する複数のアドレス302のうち、一致するアドレス302が少なくとも1つ存在するか否かを判断し(ステップ405)、一致するアドレス302が1つも存在しない場合には(ステップ405でNO)、ステップ408に進み、一方、一致するアドレス302が少なくとも1つ存在する場合には(ステップ405でYES)、ステップ406に進む。
ステップ406では、現在検索対象となっている一個人について、名前301が有する全アドレス302のグループ番号303と、現在位置情報から特定したグループ番号202とが全て一致するか否かが検出され(ステップ406)、全て一致する場合には(ステップ406でYES)、全アドレス302の優先度が高く、一個人の名前301の中ではアドレス302を並び替える必要がないため、何も操作は行なわず、表示アドレスリストD113に記憶している順番でそのまま表示部112に表示される。
一方、一個人の複数のアドレス302のうち、一部一致の場合には(ステップ406でNO)、ステップ404において一時アドレスリストB115に登録したアドレス302を表示アドレスリストD113に記憶されている同じ名前301のアドレス302の最後尾に登録することにより(ステップ407)、一個人毎、すなわち名前301毎に表示優先度の高いアドレス302を先頭に表示し、表示優先度の低いアドレス302をその後に表示することが可能となる。
一方、一個人について、全てのアドレス302が不一致の場合には(ステップ405でNO)、表示優先度の低いアドレス302としてステップ404において一時アドレスリストB115に登録されているその名前301に属する全アドレス302を名前301と共に一時アドレスリストA114に登録する(ステップ408)。なお、一時アドレスリストA114に記憶されている名前301は、その全アドレス302がグループ番号202と不一致のため、ステップ410において表示する際、最も表示優先度の低い名前として、表示アドレスリストD113に記憶されている名前301の最後尾に登録した後、表示される。
ステップ403乃至408の操作により、検索中の名前301のアドレス302の並び替えが終了すると、携帯電話装置101は、アドレス帳106の中に、さらに未検索の名前301が存在するか否かを検索し(ステップ409)、存在する場合には(ステップ409でYES)、ステップ403に戻り、次の名前301についてアドレス302の検索及び並び替えを行なう。
アドレス帳106の中の全ての名前301について検索を終了した場合(ステップ409でNO)、ステップ410に進む。ステップ410では、ステップ408において、一時アドレスリストA114に記憶された名前301及びアドレス302を表示アドレスリストD113に記憶されている名前301の最後尾に登録した後、表示アドレスリストD113に登録された内容を表示する。これにより、特定したグループ番号202と一致するグループ番号303を割り振られたアドレス302が少なくとも1つ存在すると判断された(ステップ405でYES)名前301及びその名前301に属するアドレス302を優先して表示し、かつ、名前301毎に一致するアドレス302を優先して表示することが可能となる。
次に、上述した第1の形態の動作をより具体的に実現するための実施の形態として、図5及び図6を図4のフローチャートと対応させて説明する。
まず、第1の形態における現在位置情報からグループ番号202を特定する処理の一例を図5のフローチャートを用いて詳細に説明する。
なお、図5において、CurrPosnとは、GPS受信機108を用いて検知された現在位置情報であり、PrevPosnとは、前回検知した位置情報である。また、個人情報登録番号カウンタ変数nとは、図2に示した住所情報201と現在位置情報CurrPosnとが一致するか否かを比較するための個人情報登録番号203のカウントアップ用の変数であり、グループ番号mとは、現在位置情報CurrPosnと一致する住所情報201に対応するグループ番号202であり、グループ番号変数NumGroupとは、グループ番号mまたは現在位置情報CurrPosnと一致する住所情報201が存在しないことを示す値0をセットするものである。さらに、登録住所数NumAddrとは、現在位置情報CurrPosnと全ての住所情報201とを比較したか否かを判断するための住所情報201の個数、すなわち、個人情報登録番号203の最大値である。
以上説明した変数及びカウンタ等を用いた第1の形態の動作を説明すると、図5において、ステップ501は図4のステップ401に対応しており、まず、GPS受信機108を用いて検知した位置情報を現在位置情報CurrPosnにセットする(ステップ501)。
次に、ステップ502乃至509は図4のステップ402に対応し、前回検知した前回位置情報PrevPosn(ただし、初回位置情報検知時はPrevPosn=NULLとする)から現在位置情報が変化しているか否かを確認し(ステップ502)、変化していない場合(ステップ502でNO)は処理を終了する。
一方、変化している場合(ステップ502でYES)は次回位置情報を検知するときのために現在位置情報CurrPosnを前回位置情報PrevPosnにセットする(ステップ503)。次に、個人情報登録番号203をカウントするための個人情報登録番号カウンタ変数nを初期化(n=1)し(ステップ504)、n番目の住所情報201とGPS受信機108を用いて検知した現在位置情報CurrPosnとが一致するか否かを確認し(ステップ505)、一致する場合には(ステップ505でYES)個人情報登録番号カウンタ変数nにおける個人情報登録番号203に対応するグループ番号202(グループ番号m)をグループ番号変数NumGroupにセットして(ステップ509)終了する。n番目の住所情報201と現在位置情報CurrPosnとが一致しない場合(ステップ505でNO)は個人情報登録番号カウンタ変数nを1だけカウントアップし(ステップ506)、カウントアップした個人情報登録番号カウンタ変数nが登録住所数NumAddrよりも大きいか否かを確認し(ステップ507)、個人情報登録番号カウンタ変数nが登録住所数NumAddr以下の場合、すなわち、現在位置情報CurrPosnと一致するか否かをまだ確認していない住所情報201が存在する場合(ステップ507でNO)、ステップ505に戻り、n番目の住所情報201と現在位置情報CurrPosnとが一致するか否かを確認する。個人情報登録番号カウンタ変数nが登録住所数NumAddrより大きい場合(ステップ507でYES)、現在位置情報CurrPosnと一致する住所情報201は個人情報105の中には存在しなかったものとして、グループ番号変数NumGroupに0をセットして(ステップ508)終了する。
なお、第1の形態において、現在位置情報CurrPosnの検知は、一定時間毎にGPS受信機108を用いて自動的に行なってもよく、また、ユーザによるキー110の操作によりアドレス帳106の検索あるいは表示が指示された時に、現在位置情報CurrPosnの検知を行なうようにしてもよい。
次に、第1の形態におけるアドレス帳106を検索し並び替えて表示する処理の一例を図6のフローチャートを用いて詳細に説明する。
なお、図6において、名前登録番号カウンタ変数sとは、図3における名前登録番号304に対応するものであり、アドレス帳106において処理対象となる名前301を選択するためのカウントアップ用の変数であり、一時アドレスリストAカウンタ変数rとは、一時アドレスリストAの中に名前301及びアドレス302を登録する度に1ずつカウントアップする変数であり、r≠0の場合に、一時アドレスリストAの中に名前301及びアドレス302を少なくとも1つは登録していることを示す。したがって、アドレス帳106の中には表示優先度の高いアドレス302を1つも有していない名前301がr個存在することとなる。また、リストカウンタ変数tとは、名前301毎にアドレス302を順次検索していくためのカウントアップ用の変数であり、アドレス登録データ数NumList_sとは、名前301毎のアドレス302の個数を示し、tの値がNumList_s以上か否かにより、s番目の名前301の有する全アドレス302についての検索及び並び替えが終了したか否かを判断する。
さらに、グループ番号一致カウンタ変数pとは、表示アドレスリストD113の中に名前301及びアドレス302を登録しているか否かを示す変数であり、p≠0の場合に、表示アドレスリストD113の中に名前301及びアドレス302を少なくとも1つは登録していることを示す。さらにまた、グループ番号不一致カウンタ変数qとは、一時アドレスリストB115の中にアドレス302を登録する度に1ずつカウントアップする変数であり、q≠0の場合に、一時アドレスリストB115の中に名前301及びアドレス302を少なくとも1つは登録していることを示す。したがって、現在処理対象となっている名前301の有するアドレス302の中には表示優先度の低いアドレス302がq個存在することとなる。
さらにまた、アドレス帳登録名前数NumNameとは、アドレス帳106の中に、未検索の名前が存在するか否かを判断するための名前301の個数であり、名前登録番号304の最大値である。
以上説明した変数及びカウンタ等を用いた第1の形態の動作を説明する。なお、図6のステップ601乃至609及び618の動作は図4のステップ403及び404の動作に対応している。
図6において、まず、プロセッサ102は、表示アドレスリストD113と一次アドレスリストAとを初期化(A=NULL,D=NULL)する(ステップ601)。
次に、図5の処理を行なうことにより得られたグループ番号変数NumGroupの値から、現在位置情報CurrPosnに対応するグループ番号202が存在するか否かを確認し(ステップ602)、グループ番号202が存在しない場合、すなわち、NumGroup=0の場合(ステップ602でNO)、アドレス帳106の内容を並び替える必要がないため、アドレス帳106に登録されている順番により、全ての名前301及び名前301に対応するアドレス302を表示アドレスリストD113に登録し(ステップ618)、プロセッサ102の指示により、アドレス帳106の検索及び並び替え処理結果として、表示アドレスリストD113をもとに表示制御回路111において作成した表示データを表示部112に表示する(ステップ619)。
一方、現在位置情報CurrPosnに対応するグループ番号202が存在する場合、すなわち、NumGroup≠0の場合(ステップ602でYES)、名前登録番号カウンタ変数sと一時アドレスリストAカウンタ変数rとを初期化(s=1,r=0)する(ステップ603)。
次に、s番目の名前301が有するアドレス302の検索を行なうために、リストカウンタ変数t、グループ番号一致カウンタ変数p、グループ番号不一致カウンタ変数q、及び一時アドレスリストB115を初期化(t=1,p=0,q=0,B=NULL)する(ステップ604)。
次に、s番目の名前301の中のt番目のアドレス302に対応するグループ番号303がグループ番号変数NumGroupの値と一致するか否かを調べ(ステップ605)、グループ番号303とグループ番号変数NumGroupの値とが一致しない場合(ステップ605でNO)、そのグループ番号303に対応する名前301及びアドレス302を一時アドレスリストB115に登録し、グループ番号不一致カウンタ変数qを1だけカウントアップする(ステップ606)。また、グループ番号303とグループ番号変数NumGroupの値とが一致する場合(ステップ605でYES)、そのグループ番号303に対応する名前301及びアドレス302を表示アドレスリストD113に登録し、グループ番号一致カウンタ変数pを1だけカウントアップする(ステップ607)。
次に、リストカウンタ変数tを1だけカウントアップし(ステップ608)、s番目の名前301が更にアドレス302を有するか否かを確認する(ステップ609)。アドレス登録データ数NumList_sは、s番目の名前301が有するアドレス302の件数であり、予めメモリ104に記憶され、s番目の名前301が有するアドレス302の追加・削除に応じて、アドレス302の増減分だけ自動的に件数を増減させ修正される。リストカウンタ変数tがアドレス登録データ数NumList_s以下である場合、すなわち、s番目の名前301の中に更にアドレス302が存在する場合(ステップ609でNO)、ステップ605に戻り、次のアドレス302について調べる。以降、s番目の名前301が有する全アドレス302に対応する全グループ番号303とグループ番号変数NumGroupの値とを比較し終えるまで、ステップ605からステップ609の処理を繰り返す。
リストカウンタ変数tがアドレス登録データ数NumList_sよりも大きい場合、すなわち、s番目の名前301が有する全アドレス302に対応する全グループ番号303とグループ番号変数NumGroupの値とを比較し終えた場合(ステップ609でYES)、次に示すステップ610乃至613により一時アドレスリストB115の処理を行なう。
ステップ610及び611の動作は図4のステップ405及び408の動作に対応している。まず、ステップ610において、s番目の名前301が有する全アドレス302に対応する全グループ番号303とグループ番号変数NumGroupの値とが全て一致しなかった場合(p=0、ステップ610でYES)、現在位置情報CurrPosnにおいてs番目の名前301は優先表示すべき名前301及びアドレス302を1つも有していないことになるため、一時アドレスリストB115に登録した内容を表示部112への表示優先度が最も低いものとして一時アドレスリストA114の最後尾に移す(ステップ611)。
次に、ステップ610、612及び613の動作は図4のステップ405、406及び407の動作に対応している。まず、s番目の名前301が有する全アドレス302に対応する全グループ番号303のうち、少なくとも1つ以上のグループ番号303とグループ番号変数NumGroupの値とが一致する場合(ステップ610でNO)、s番目の名前301が有する全アドレス302に対応する全グループ番号303とグループ番号変数NumGroupの値とが全て一致するか否かを確認し(ステップ612)、少なくとも1つ以上のグループ番号303とグループ番号変数NumGroupの値とが一致しない場合、すなわち、一部において一致する場合(ステップ612でNO)、一時アドレスリストB115に登録した内容はs番目の名前301が有するアドレス302の中では表示部112への表示優先度が低いものであるとして、表示アドレスリストD113の最後尾に移し(ステップ613)、ステップ614へと進む。
すなわち、第1の形態では、名前301毎にグループ番号変数NumGroupの値と一致したアドレス302を表示した後に、そのグループ番号変数NumGroupの値と一致しなかったアドレス302を表示する。そして、最後に、グループ番号変数NumGroupの値と一致するアドレス302を1つも有していなかった名前301及びアドレス302を表示することによりソーティング表示を行なう。
一方、ステップ612でYESの場合、s番目の名前301が有する全アドレス302に対応するグループ番号303とグループ番号変数NumGroupの値とが一致するため、表示アドレスリストD113は、名前301及びアドレス302を全て優先表示すべきものとして登録している(すなわち、一時アドレスリストB115は初期値B=NULLのままである)ことから、そのまま次のステップ614へと進む。
次に、ステップ614及び615の動作は図4のステップ409の動作に対応しており、まず、名前登録番号カウンタ変数sを1だけカウントアップし(ステップ614)、アドレス帳106が更に名前301を有するか否かを確認する(ステップ615)。名前登録番号カウンタ変数sがアドレス帳登録名前数NumName以下の場合、すなわち、アドレス帳106が更に名前301を有する場合(ステップ615でNO)、ステップ604に戻り、次の名前301について確認を行う。以降、アドレス帳106が有する全アドレス302に対応する全グループ番号303とグループ番号変数NumGroupの値とを比較し終えるまで、ステップ604からステップ615の処理を繰り返す。ここで、アドレス帳登録名前数NumNameは、予めメモリ104に記憶され、アドレス帳106に登録されている名前301の追加・削除に応じて、名前301の増減分だけ自動的に値を増減させ修正される。
名前登録番号カウンタsがアドレス帳登録名前数NumNameよりも大きい場合、すなわち、アドレス帳106が有する全アドレス302に対応するグループ番号303を比較し終えた場合(ステップ615でYES)、次に示すステップ616乃至617により一時アドレスリストA114の処理を行なう。
ステップ616、617及び619の動作は図4のステップ410の動作に対応している。まず、一時アドレスリストA114が初期値以外のデータを有するか否かを確認し(ステップ616)、一時アドレスリストA114に少なくとも1つの名前301及びアドレス302が登録されている場合(r≠0、ステップ616でYES)、一時アドレスリストA114に登録した内容を表示アドレスリストD113の最後尾に移す(ステップ617)。
一方、ステップ616でNOの場合、アドレス帳106が有する全名前301毎に、アドレス302に対応するグループ番号303とグループ番号変数NumGroupの値とが少なくとも1つは一致する(すなわち、一時アドレスリストA114は初期値A=NULLのままである)ことから、そのまま次のステップ619へと進む。
以上で検索処理は終了し、最後に、表示部112は、アドレス帳106の検索及び並び替え処理結果として表示アドレスリストD113をもとに表示制御回路111で作成された表示データを表示する(ステップ619)。
なお、第1の形態では、アドレス帳106を検索及び並び替えた結果を表示する方法として、ソーティング表示を行なっているが、ソーティング表示を行う変わりにフィルタリング表示を行ってもよい。この場合、図6のフローチャートにおいて、少なくともステップ613及びステップ617の動作を行わずに、グループ番号変数NumGroupの値と一致したアドレス302とそのアドレス302が属する名前301のみを表示すればよい。また、ソーティング表示とフィルタリング表示とのいずれを行なうかをユーザが予め選択し、その選択に対応してソーティング表示又はフィルタリング表示が行われる携帯電話装置101の場合には、フィルタリング表示用の制御フローとしては、図6のステップ606、ステップ610乃至ステップ613、ステップ616及びステップ617を削除し、ステップ609のYESからステップ614に進み、ステップ615からステップ619に進むフローチャートを別途用意し、選択された表示形式に応じていずれのフローチャートに従って処理するかをフローチャート開始前に自動的に選択するようにしてもよい。また、ソーティング表示とフィルタリング表示とのどちらが選択されたとしても1つの制御フローによって表示処理を実現する場合には、図6のフローチャートのうち、ステップ612でNOの後及びステップ616でYESの後に、ユーザがどちらの表示を選択したかを判断するステップをそれぞれ設けておけばよい。この場合、設けられたステップでは、ソーティング表示が選択されていると判断したならば、ステップ613及びステップ617に進むようにし、フィルタリング表示が選択されていると判断したならば、ステップ614及びステップ619に進むようにすればよい。
また、第1の形態において、表示アドレスリストD113は、名前301及びアドレス302を、最終的に表示部112に表示するイメージとして記憶してもよく、メモリ104内に名前301及びアドレス302を記憶している場所を指し示すポインタを記憶するようにしてもよい。また、名前301自体は表示アドレスリストD113に記憶せずに、アドレス302のみ、またはアドレス302を指し示すポインタのみを表示アドレスリストD113に記憶して、検索及び並び替え処理結果を表示する場合は、アドレス帳106を参照することにより、記憶されたアドレス302に対応する名前301を呼び出して、アドレス302と共に表示部112に表示するようにしてもよい。このように、各アドレスリストにアドレス302、またはアドレス302を指し示すポインタのみを記憶することにより、メモリ104の使用量を減らし、さらに、表示アドレスリストD113への書き込み読み出し量を減らすことが可能となる。また、一時アドレスリストA114及びBについても、表示アドレスリストD113と同様に記憶するようにしてもよい。
また、第1の形態のステップ613において、一時アドレスリストB115に登録した内容を表示アドレスリストD113の最後尾に移しているが、最終的に表示部112に表示するときに、表示アドレスリストD113に登録した内容から表示優先度の高い名前301及びアドレス302と表示優先度の低い名前301及びアドレス302とを認識して表示できれば、必ずしも表示アドレスリストD113の最後尾に移す必要はなく、最前部に移してもよい。さらに、ステップ617においても、ステップ613と同様に、一時アドレスリストA114に登録した内容を表示アドレスリストD113の最前部に移してもよい。
また、第1の形態において、メモリ104が記憶しているアドレス帳106を検索し並び替えて表示する処理についての説明では、ユーザがキー110を操作してアドレス帳106の表示を指示した場合に、図6に示したフローチャートに従って、アドレス帳106を検索し並び替えて表示しているが、このようなアドレス帳106の検索を一定時間毎に自動的に行なうようにしてもよい。例えば、前述したような現在位置情報CurrPosnの検知を一定時間毎に自動的に行なった場合に、アドレス帳106の検索をも行なうようにしてもよい。このような場合、ユーザからのアドレス帳106の表示の指示があるまで、図6のステップ619を行う代わりに、表示アドレスリストD113に登録した内容をメモリ104に一時的に記憶するようにし、ユーザからのアドレス帳106の表示の指示があった場合、既にアドレス帳106を検索し並び替えた結果を登録した表示アドレスリストD113をメモリ104から読み出し、表示部112に即座に表示することも可能である。
また、第1の形態において、GPS受信機108を用いて検知した新たな現在位置情報CurrPosnが前回位置情報PrevPosnと同一の場合、個人情報105を用いて、新たな現在位置情報CurrPosnと一致する住所情報201からグループ番号202を検索する作業を行わなくてもよい。この場合、アドレス帳106の表示の指示があったならば、新たにアドレス帳106の検索を行わず、前回アドレス帳106を検索し並び替えた結果をそのまま表示してもよい。あるいは、GPS受信機108を用いて検知した新たな現在位置情報CurrPosnが前回位置情報PrevPosnと同一であっても、アドレス帳106の内容が使用者によるアドレス帳106の書き換えにより変更されている可能性があることから、前回位置情報PrevPosnを検知したときに得られたグループ番号変数NumGroupの値をそのまま用いてアドレス帳106を再度検索することにより、アドレス帳106の更新に対応するようにしてもよい。
また、第1の形態において、GPS受信機108を用いて検知した新たな現在位置情報CurrPosnと一致する住所情報201から特定したグループ番号202が前回特定したグループ番号202と同一の場合にアドレス帳106の表示の指示があったならば、新たにアドレス帳106の検索を行わず、前回アドレス帳106を検索し並び替えた結果をそのまま表示してもよい。あるいは、GPS受信機108を用いて検知した新たな現在位置情報CurrPosnと一致する住所情報201から特定したグループ番号202が前回特定したグループ番号202と同一であっても、アドレス帳106の内容が使用者によるアドレス帳106の書き換えにより変更されている可能性があることから、前回特定したグループ番号202をそのまま用いてアドレス帳106を再度検索することにより、アドレス帳106の更新に対応するようにしてもよい。
また、第1の形態では、アドレス帳106の検索時にユーザが本来検索対象としたい住所情報以外を予め一つの住所情報201として個人情報105に登録し、GPS受信機108を用いて検知した現在位置情報CurrPosnがユーザが本来検索対象としたい住所情報以外の住所情報201に属する場合は、所定の動作、例えば、ステップ618と同様にアドレス帳106の検索を行わず、アドレス帳106に記憶している順番通りに名前301及びアドレス302を表示するようにしてもよい。
次に、図5及び図6に示した処理を行い、現在位置情報CurrPosnと図2に示した個人情報105とから図3に示したアドレス帳106を検索した結果を表示部112に表示する場合の具体的な表示例を図7及び図8に示す。
なお、ここでは、GPS受信機108による位置情報の検知によって得られた現在位置情報CurrPosnに対応するグループ属性が「ビジネス」である場合(すなわち、グループ番号変数NumGroupの値が「1」の場合)のアドレス帳106の検索及び並び替えの処理について、図6のフローチャートに基づいて説明する。
まず、表示アドレスリストD113及び一時アドレスリストA114を初期化する(ステップ601)。グループ番号変数NumGroupの値は「1」であるから、ステップ602でYESに進み、各種変数及び一時アドレスリストB115の初期化を行なう(ステップ603及び604)。次に、図3の名前登録番号304「01」番のアドレス302「03−1234−××××」に対応するグループ番号303はグループ番号変数NumGroupの値と一致することから(ステップ605でYES)、名前301「あいうえお商事」及びアドレス302「03−1234−××××」を表示アドレスリストD113に登録する(ステップ607)。名前301「あいうえお商事」が有するただ1つのアドレス302に対応するグループ番号303はグループ番号変数NumGroupの値と一致することから、ステップ609でYES、ステップ610でNO、ステップ612でYESに進み、次の名前301「日本太郎」について調べる。
名前301「日本太郎」が有する最初のアドレス302「090−××××−××××」に対応するグループ番号303はグループ番号変数NumGroupの値と一致しないことから(ステップ605でNO)、名前301「日本太郎」及びアドレス302「090−××××−××××」を一時アドレスリストB115に登録する(ステップ605)。次に、名前301「日本太郎」は更にアドレス302を有しているので(ステップ609でNO)、次のアドレス302「045−××××−××××」について比較を行なう。アドレス302「045−××××−××××」に対応するグループ番号303はグループ番号変数NumGroupの値と一致することから(ステップ605でYES)、名前301「日本太郎」及びアドレス302「045−××××−××××」を表示アドレスリストD113に登録する(ステップ607)。以降、名前301「日本太郎」が有する残りのアドレス302「taro-n@xxx.ne.jp」及び「nihon-taro@xxx.co.jp」についても同様に比較を行なう。このように比較を行なうことによって、名前301「日本太郎」が有する全アドレス302について調べ終わると、ステップ613において、一時アドレスリストB115を表示アドレスリストD113に移すことから、表示アドレスリストD113は、アドレス302が「03−1234−××××」、「045−××××−××××」、「nihon-taro@xxx.co.jp」、「090−××××−××××」、そして最後に「taro-n@xxx.ne.jp」の順番となるように名前301とアドレス302とを登録する。なお、このとき一時アドレスリストA114については、初期値(NULL)のままである。
次に、名前301「世界花子」について調べる。名前301「世界花子」が有するアドレス302「090−△△△△−△△△△」及び「hanako_s@xxx.ne.jp」にそれぞれ対応するグループ番号303はいずれもグループ番号変数NumGroupの値と一致しないことから(ステップ605でNO)、いずれのアドレス302も一時アドレスリストB115に登録し(ステップ606)、さらにステップ610ではYESに進み、ステップ611で、一時アドレスリストB115に登録した内容を一時アドレスリストA114に移す(ステップ611)。このように比較を行なうことによって、名前301「世界花子」が有する全アドレス302について調べ終わると、ステップ615に進むときには、表示アドレスリストD113は、名前301「日本太郎」を調べ終わった時と変わらず、一時アドレスリストA114は「090−△△△△−△△△△」の後に「hanako-s@xxx.ne.jp」の順番となるように名前301「世界花子」とアドレス302とを登録している。
次に、アドレス帳106が有する全アドレス302に対応する全グループ番号303を比較し終えたならば、ステップ615でYESに進む。一時アドレスリストA114は、前述したように名前301「世界花子」と「世界花子」が有するアドレス302「090−△△△△−△△△△」及び「hanako-s@xxx.ne.jp」とを登録しているため、ステップ616でYESに進む。さらに、一時アドレスリストA114に登録した内容を表示アドレスリストD113に移すことにより、最終的に表示制御回路111に送信する表示アドレスリストD113が完成する。
図7は、アドレス帳106を検索し並び替えた結果を表示部112に表示する具体的な表示例である。
図7(a)は、グループ番号変数NumGroupの値が「1」の場合、すなわち、現在位置情報GurrPosnと一致する住所情報201に対応するグループ属性が「ビジネス」である場合に、表示部112に表示するアドレス帳106の検索及び並び替え処理の結果を示している。図7(a)において、反転表示した名前301及び名前301に対応するアドレス302は、現在位置情報CurrPosnに応じて表示優先度の高いものとして検索及び並び替えられた名前301及びアドレス302を示している。一方、反転表示していない名前301及び名前301に対応するアドレス302は、現在位置情報CurrPosnに応じて表示優先度の低いものとして検索及び並び替えされた名前301及びアドレス302を示している。図7(a)に示しているように、同一の名前301に対応するアドレス302であっても、アドレス302毎にグループ属性、すなわちグループ番号303を割り当てているために、グループ番号303が「1」であるアドレス302を、グループ番号303が「2」であるアドレス302よりも優先表示している。なお、アドレス帳106の検索及び並び替え結果をソーティング表示する場合に、表示優先度の高いアドレス302を判別するフラグとして、アドレス302毎に表示優先度判別変数(図6のフローチャートを開始するときに初期値として0にする)をメモリ104に記憶し、表示優先度の高いアドレス302のときは表示優先度判別変数を1とすることにより、図6のステップ607において、表示アドレスリストD113に登録されたアドレス302の表示優先度判別変数を1に変更すれば、ステップ619において、アドレス帳106の検索及び並び替え結果を表示するにあたって、表示優先度判別変数が1であるアドレス302についてのみ、反転表示を行なうことが可能となる。
図7(b)は、グループ番号変数NumGroupの値が「2」の場合、すなわち、現在位置情報CurrPosnと一致する住所情報201に対応するグループ属性が「プライベート」の場合に、表示部112に表示するアドレス帳106の検索及び並び替え処理の結果を示している。図7(a)と同様に、図7(b)において、反転表示した名前301及び名前301に対応するアドレス302は、現在位置情報CurrPosnに応じて表示優先度の高いものとして検索及び並び替えされた名前301及びアドレス302を示している。一方、反転表示していない名前301及び名前301に対応するアドレス302は、現在位置情報CurrPosnに応じて表示優先度の低いものとして検索及び並び替えされた名前301及びアドレス302を示している。
図8は、アドレス帳106を検索し並び替えた結果を表示部112にフィルタリング表示する具体的な表示例である。
図8(a)は、グループ番号変数NumGroupの値が「1」の場合に、表示部112に表示するアドレス帳106の検索及び並び替え処理の結果を示している。図8(a)では、現在位置情報CurrPosnに応じて表示優先度の高いものとして検索及び並び替えされた名前301及びアドレス302のみを示しており、図8(b)は、グループ番号変数NumGroupの値が「2」の場合に、表示部112に表示するアドレス帳106の検索及び並び替え処理の結果を示している。
以上説明したように、第1の形態によれば、アドレス帳106に記憶しているアドレス302にユーザが予めグループ属性、すなわち、グループ番号303を割り振り、グループ番号303と携帯電話装置101の現在位置情報CurrPosnとを用いてアドレス帳106を検索することにより、アドレス302をグループ番号303毎に並び替えて表示することができる。
さらに、1つの名前301毎に個々のアドレス302に対して、ユーザが予めグループ番号303を割り振り、グループ番号303と現在位置情報CurrPosnとを用いてアドレス帳106を1つの名前301毎に検索することにより、1つの名前301毎に、アドレス302をグループ番号303毎に並び替えて表示することができる。
なお、第1の形態では、図1において、メモリ104がアドレス帳106を予め記憶しているが、回線接続部107を介して接続するサーバ(図示せず)がアドレス帳106を記憶してもよい。この場合、アドレス帳106の検索及び並び替えを行う度に、アドレス帳106を回線接続部107を介してサーバから携帯電話装置101に送信し、携帯電話装置101において、受信したアドレス帳106を検索及び並び替えて表示し、表示後は、携帯電話装置101内からアドレス帳106を削除するようにしてもよく、または、回線接続部107を介して携帯電話装置101からサーバに送信したグループ番号変数NumGroupの値を用いて、サーバが図6と同様の処理を行うことにより、アドレス帳106を検索及び並び替え、サーバは、アドレス帳106を検索及び並び替えた結果、すなわち、表示アドレスリストD113を回線接続部107を介してサーバから携帯電話装置101に送信し、携帯電話装置101では、サーバから受信した表示アドレスリストD113を表示部112に表示するようにしてもよい。このようにすることにより、携帯電話装置101は、アドレス帳106を常時記憶する必要がなくなり、使用するメモリ容量を減らすことができる。
また、第1の形態において、図7では、現在位置情報CurrPosnに応じて表示優先度の高いものとして検索及び並び替えされた名前301及びアドレス302を反転表示している。しかしながら、第1の形態では、表示優先度の高いものと低いものとを区別して認識できればよいことから、例えば、表示優先度の高いものを反転表示させずに、表示優先度の低いものを反転表示させてもよい。さらに、反転表示以外にも、網掛け表示、文字の太さ・大きさの変更、斜体文字の使用等を行なうことにより、表示優先度の高いものと低いものとを区別して認識できるようにしてもよい。
また、第1の形態において、図2の住所情報201を予め登録する場合、ユーザがキー110を操作して携帯電話装置101に住所情報201を直接入力して登録してもよいし、また、予めGPS受信機108を用いて検知した位置情報の履歴情報をメモリ104に蓄積しておき、そのような履歴情報の中から所望の位置情報を選択して住所情報201として登録してもよい。また、メモリ104が複数の住所情報を示す住所情報一覧(図示せず)を予め記憶しておき、住所情報201の登録時に、ユーザがキー110を操作することにより住所情報一覧を表示部112に表示させて、ユーザは住所情報一覧から任意の住所情報201を選択して登録してもよい。
また、第1の形態では、現在位置情報CurrPosnと住所情報201とを比較した結果、正確に一致する住所情報201が存在しない場合であっても、例えば、所定の番地まで一致しているならば(例えば、「東京都港区芝」までは一致しているが、より詳細な番地では不一致である)、所定の番地まで一致している住所情報201の中から最も近いものを選択し、その住所情報201は現在位置情報CurrPosnと一致しているものとみなすようにしてもよい。
このように、住所情報201と現在位置情報CurrPosnとの比較において、柔軟性を有する構成とすることにより、登録した住所情報201とGPS受信機108を用いて検知した現在位置情報CurrPosnとの間で精度的に差があっても、または、住所情報201と現在位置情報CurrPosnとが正確に一致していなくても、住所情報201と現在位置情報とを適切に比較することが可能である。
また、第1の形態において、GPS受信機108を用いて現在位置情報CurrPosnの検知を行なう代わりに、ユーザがキー110を用いて、現在位置を携帯電話装置101に直接入力するようにしてもよい。
また、第1の形態において、GPS受信機108を用いて現在位置情報CurrPosnの検知を行なう代わりに、携帯電話システムのセルサイトに基づいて現在位置情報CurrPosnの検知を行なってもよい。このような場合、携帯電話システムは、携帯電話装置101が別セルサイトへ移動したと自動的に検知すると、個人情報105及びアドレス帳106を蓄えているサーバ(図示せず)へ現在位置情報CurrPosnを送信し、サーバ内でアドレス帳106の検索を行ない、その検索及び並び替え処理の結果を同じサーバあるいは別のサーバ(図示せず)に蓄えるようにしてもよい。そして、携帯電話装置101では、ユーザがキー110を操作してアドレス帳106の表示を要求すると、携帯電話装置101が、回線接続部107を介して検索及び並び替え処理の結果を蓄えたサーバにアドレス帳表示要求を送信し、サーバから検索結果、すなわち表示アドレスリストD113を受信して、表示部112に表示するようにしてもよい。
次に、本発明の第2の形態について、図9乃至図11を参照して説明する。
第1の形態では、GPS受信機108を用いて検知した現在位置情報と個人情報105とを用いて、現在位置情報に対応するグループ番号変数NumGroupを特定し、そのグループ番号変数NumGroupを用いてアドレス帳106のアドレス302毎に検索及び並び替えを行なっていた。これに対して、第2の形態では、現在位置情報と一致する住所情報201が1つも存在しない、または、GPS受信機108を使用できない環境にあることにより、現在位置情報に基づいてグループ番号変数NumGroupを特定することができない場合に、現在位置情報に変えて現在時刻情報を用いることを特徴とする。
図9は、第2の形態の携帯電話装置901の構成を示すブロック図である。
第2の形態の携帯電話装置901は、第2の形態の機能を実現するプログラムを含むソフトウェアを格納しているメモリ903、位置用個人情報915と時刻用個人情報925とを含む個人情報905を有するメモリ104、現在時刻を検知する内蔵タイマー908、及び、メモリ903のソフトウェアに従って携帯電話装置の制御を行うプロセッサ902を備えている点で第1の形態の携帯電話装置101とは異なる。
位置用個人情報915は、第1の形態における個人情報105と同様の情報を記憶している。
時刻用個人情報925は、少なくとも、ユーザが登録した日時レンジ情報と各日時レンジ情報にそれぞれ割り振られたグループ属性(「ビジネス」や「プライベート」など)を示すグループ番号とから構成される。
内蔵タイマー908は、現在時刻情報として、時刻、日にち、曜日などを検知する。
メモリ903は、記憶している内容が第1の形態とは異なるものの、具体的なハードウェア的構成は、第1の形態のメモリ103と同様である。
なお、図9において、図1で示した第1の形態の携帯電話装置101と同様の構成については、同一の番号を付してあり、説明は省略する。
図10は、メモリ104が記憶する時刻用個人情報925の構成を説明するための図である。
図10において、時刻用個人情報925は、アドレス帳106の検索時にユーザが検索対象としたい時刻情報を示す日時レンジ情報1001と、日時レンジ情報1001にそれぞれ割り振られたグループ番号1002と、登録した日時レンジ情報1001が時刻用個人情報925において何番目かを示す個人情報登録番号1003とから構成される。なお、第2の形態においても、グループ番号1002が「1」の場合にグループ属性「ビジネス」を示し、「2」の場合にグループ属性「プライベート」を示すものとする。
したがって、図10に示すように、例えば、日時レンジ情報1001及びグループ番号1002は、平日の9時から18時まではグループ属性が「ビジネス」の時間帯であり、平日の0時から9時あるいは18時から24時まで及び土日祝日の終日はグループ属性が「プライベート」の時間帯であることを示している。
次に、図2、図5、図9乃至図11を用いて第2の形態における携帯電話装置901のアドレス帳106の検索及び並び替えに関わる動作について説明する。なお、携帯電話装置901の基本的な動作は、第1の形態と同様であるので説明を省略する。
第2の形態では、位置用個人情報915を用いて、図5の現在位置情報からグループ番号変数NumGroupを特定する処理のうち、ステップ508に変更を加えた処理を実行する。
すなわち、第2の形態では、まずは現在位置情報に基づいてグループ番号変数NumGroupを特定するように試みる。ステップ508以外は第1の形態と同様なので詳細な説明は省略し、第1の形態と異なる処理について述べる。
図5において、個人情報登録番号カウンタ変数nが登録住所数NumAddr(すなわち、個人情報登録番号203の最大値)よりも大きいか否かを確認し(ステップ507)、個人情報登録番号カウンタ変数nが登録住所数NumAddrよりも大きい場合、すなわち、現在位置情報CurrPosnと一致するか否かを確認していない住所情報201が存在しない場合(ステップ507でYES)、現在位置情報CurrPosnと一致する住所情報201は位置用個人情報915の中には存在しなかったものとして、ステップ508に変えて、次に示す図11の現在時刻情報に基づいてグループ番号1002を特定する処理に進む。
図11は、第2の形態における現在時刻情報からグループ番号1002を特定する処理の一例を示す。
なお、図11において、CurrTimeとは、内蔵タイマー908を用いて検知した現在時刻情報であり、個人情報登録番号カウンタ変数vとは、日時時レンジ情報1001と現在時刻情報CurrTimeとが一致するか否かを比較する上で、日時レンジ情報1001を順次比較するための個人情報登録番号1003のカウントアップ用の変数である。また、グループ番号wとは、現在時刻情報CurrTimeを含む日時レンジ情報1001に対応するグループ番号1002であり、グループ番号変数NumGroupとは、グループ番号wまたは現在時刻情報CurrTimeを含む日時レンジ情報1001が存在しないことを示す値0がセットされるものである。さらに、個人情報登録日時レンジ数NumTimeListとは、現在時刻情報CurrTimeと全ての日時レンジ情報1001とを比較したか否かを判断するために、時刻用個人情報925に登録した日時レンジ情報1001の個数、すなわち、個人情報登録番号1003の最大値である。
以上説明した変数及びカウンタ等を用いた第2の形態の動作として、まず、図11において、内蔵タイマー908を用いて検知した時刻情報を現在時刻情報CurrTimeにセットし(ステップ1101)、個人情報登録番号1003をカウントするための個人情報登録番号カウンタ変数vを初期化(v=1)し(ステップ1102)、v番目の日時レンジ情報1001が現在時刻情報CurrTimeを含むか否かを確認し(ステップ1103)、v番目の日時レンジ情報1001が現在時刻情報CurrTimeを含む場合(ステップ1103でYES)は個人情報登録番号カウンタ変数vにおける個人情報登録番号1003に対応するグループ番号wをグループ番号1002から得て、そのグループ番号wをグループ番号変数NumGroupにセットして(ステップ1107)終了する。v番目の日時レンジ情報1001が現在時刻情報CurrTimeを含まない場合(ステップ1103でNO)は個人情報登録番号カウンタ変数vを1だけカウントアップし(ステップ1104)、カウントアップした個人情報登録番号カウンタ変数vが個人情報登録日時レンジ数NumTimeListよりも大きいか否かを確認し(ステップ1105)、個人情報登録番号カウンタ変数nが個人情報登録日時レンジ数NumTimeList以下の場合、すなわち、現在時刻情報CurrTimeが含まれるか否かをまだ確認していない日時レンジ情報1001が存在する場合(ステップ1105でNO)、ステップ1103に戻り、v番目の日時レンジ情報1001が現在時刻情報CurrTimeを含むか否かを確認する。
個人情報登録番号カウンタ変数vが個人情報登録日時レンジ数NumTimeListより大きい場合、すなわち、現在時刻情報CurrTimeが含まれるか否かを確認していない日時レンジ情報1001が存在しない場合(ステップ1105でYES)、現在時刻情報CurrTimeを含む日時レンジ情報1001は時刻用個人情報925の中には存在しなかったものとして、グループ番号変数NumGroupに0をセットして(ステップ1106)終了する。
このように、第2の形態によれば、現在位置情報と一致する住所情報201が1つも存在しない、または、GPS受信機108を使用できない環境にあることにより、現在位置情報に基づいてグループ番号変数NumGroupを特定することができなくても、現在時刻情報に基づいてグループ番号1002を特定することが可能となる。
なお、グループ番号変数NumGroupを用いて、アドレス帳106を検索し並び替えて表示する処理は、第1の形態の図6のステップ602以外については同様であることから、ステップ602以外の説明を省略する。
第2の形態では、図6のステップ602において、現在位置情報CurrPosnまたは現在時刻情報CurrTimeに対応するグループが存在するか否かを、図5及び図11の処理によって得られるNumGroupの値から判断する点で第1の形態とは異なる。
なお、第2の形態では、まずは、現在位置情報CurrPosnに基づいたグループ番号NumGroupの特定を優先して行い、現在位置情報と一致する住所情報201が1つも存在しない、または、GPS受信機108を使用できない環境にあることにより、現在位置情報に基づいてグループ番号変数NumGroupを特定することができない場合に、現在時刻情報CurrTimeに基づいてグループ番号NumGroupを特定するものであるが、ユーザが、現在位置情報CurrPosnと現在時刻情報CurrTimeとのうちどちらを優先してNumGroupの特定を行うかを予めキー110を操作して携帯電話装置901に設定登録するようにしてもよい。
この場合、現在時刻情報を優先してグループ番号を特定する処理を行う例では、前述したように図5のステップ508に変えて図11の処理を実行するのではなく、図11のステップ1106に変えて図5の処理を実行すればよい。このような場合は、好ましくは、ユーザによるキー110の操作により、アドレス帳106の表示を指示された後(図6のフローチャートの開始後)に、グループ番号を特定する処理を実行した方がよい。これは、第1の形態のように現在位置情報CurrPosnに基づいてグループ番号を特定する場合は、携帯電話装置101のユーザが移動せずに位置情報が変化していない可能性があること、さらに、ユーザからのアドレス帳106の表示の指示後にGPS受信機108を用いて現在位置情報CurrPosnを検知していたのでは、GPS受信機108やプロセッサ102等の性能によっては検知時間がかかる可能性があることから、現在位置情報CurrPosnの検知を一定時間毎にGPS受信機108を用いて自動的に行なうことも有効であるのに対して、現在時刻情報CurrTimeを用いる場合は、内蔵タイマー908から現在時刻情報CurrTimeを検知するだけなので、検知時間がかからないうえに、現在時刻情報CurrTimeは現在位置情報CurrPosnとは異なり時々刻々と変化するためである。
さらに、第2の形態において、現在位置情報CurrPosnに基づいたグループ番号変数NumGroupの特定を優先して行うように設定した上で、現在位置情報CurrPosnに基づいてグループ番号NumGroupを特定できず、さらにこのとき、現在時刻情報CurrTimeを含む日時レンジ情報1001が時刻用個人情報925に存在しない場合は、再度、現在位置情報CurrPosnを用いたグループ番号202を特定する処理に戻り、現在位置情報CurrPosnに最も近い住所情報201を現在位置情報CurrPosnと一致するものとみなして、住所情報201に対応するグループ番号202をグループ番号変数NumGroupにセットするようにしてもよい。
また、現在時刻情報CurrTimeと日時レンジ情報1001との時間差が所定の許容時間差以内であれば、前述の現在位置情報CurrPosnを用いたグループ番号202を特定する処理に戻らずに、日時レンジ情報1001の中から現在時刻情報CurrTimeとの時間差が最も少ないものを選択し、選択した日時レンジ情報1001が現在時刻情報CurrTimeを含むものとみなして、選択した日時レンジ情報1001に対応するグループ番号1002をグループ番号変数NumGroupにセットするようにしてもよい。
また、第2の形態において、現在時刻情報CurrTimeに基づいたグループ番号変数NumGroupの特定を優先して行うように設定した上で、現在時刻情報CurrTimeに基づいてグループ番号1002を特定できず、さらにこのとき、現在位置情報CurrPosnに一致する住所情報201が位置用個人情報915に存在しない場合は、再度、現在時刻情報CurrTimeを用いたグループ番号1002を特定する処理に戻り、現在時刻情報CurrTimeと日時レンジ情報1001との時間差が所定の許容時間差以内であれば、そのような日時レンジ情報1001の中から現在時刻情報CurrTimeとの時間差が最も少ないものを選択し、選択した日時レンジ情報1001が現在時刻情報CurrTimeを含むものとみなして、選択した日時レンジ情報1001に対応するグループ番号1002をグループ番号変数NumGroupにセットするようにしてもよい。
また、前述の現在時刻情報CurrTimeを用いたグループ番号1002を特定する処理に戻らずに、現在位置情報CurrPosnに最も近い住所情報201を現在位置情報CurrPosnと一致するものとみなして、住所情報201に対応するグループ番号202をグループ番号変数NumGroupにセットするようにしてもよい。
また、第2の形態において、図10の日時レンジ情報1001は、ユーザがキー110を操作して携帯電話装置に直接入力して登録してもよいし、内蔵タイマー908を用いて検知した現在時刻情報CurrTimeを用いて登録してもよく、あるいは、メモリ104や携帯電話装置901が回線接続部107を介して接続するサーバ(図示せず)に複数の日時レンジ情報を示す日時レンジ情報一覧(図示せず)を予め記憶しておき、日時レンジ情報1001の登録時には、第1の形態の住所情報一覧からの住所情報201の登録と同様に登録してもよい。
次に、本発明の第3の形態について、図12及び図13を参照して説明する。
第2の形態では、現在位置情報と一致する住所情報201が1つも存在しない、または、GPS受信機108を使用できない環境にあることにより、現在位置情報に基づいてグループ番号変数NumGroupを特定することができない場合に、現在位置情報に変えて現在時刻情報を用いていた。これに対して、第3の形態では、現在位置情報と現在時刻情報との両方を組み合わせてグループ番号変数NumGroupを特定することを特徴とする。
図12は、第3の形態の携帯電話装置1201を示すブロック図である。
第3の形態の携帯電話装置1201は、第3の形態の機能を実現するプログラムを含むソフトウェアを格納しているメモリ1203、メモリ1203のソフトウェアに従って携帯電話装置の制御を行うプロセッサ1202、及び、位置情報と時刻情報を組み合わせた個人情報1205を含むメモリ104を備えている点で第1及び第2の形態の携帯電話装置とは異なる。
なお、図12において、図1及び図9で示した第1及び第2の形態の携帯電話装置と同様の構成については、同一の番号を付し説明を省略する。
個人情報1205は、少なくとも、ユーザが登録した住所情報と日時レンジ情報と、住所情報と日時レンジ情報との組み合わせ毎にそれぞれ割り振られたグループ属性(ビジネスやプライベートなど)を示すグループ番号とから構成される。
図13は、メモリ104が記憶する個人情報1205の構成を説明するための図である。
図13において、個人情報1205は、アドレス帳106の検索時にユーザが検索対象としたい位置情報を示す住所情報1301と、住所情報1301毎に設けられた日時レンジ情報1302と、住所情報1301と日時レンジ情報1302との組み合わせ毎にそれぞれ割り振られたグループ番号1303と、登録した住所情報1301が個人情報1205において何番目かを示す位置用個人情報登録番号1304と、登録した日時レンジ情報1302が各住所情報1301において何番目かを示す時刻用個人情報登録番号1305とから構成される。
なお、第3の形態においても、グループ番号1303が「1」の場合にグループ属性「ビジネス」を示し、「2」の場合にグループ属性「プライベート」を示すものとする。すなわち、図13に示すように、例えば、個人情報1205に登録した住所情報1301、日時レンジ情報1302、及びグループ番号1303は、携帯電話装置1201のユーザが「東京都港区芝×丁目×−×」に居て、かつ、平日の9時から18時まではグループ属性が「ビジネス」の時間帯であることを示している。
次に、図5、図11乃至図13を用いて携帯電話装置1201のアドレス帳106の検索及び並び替えに関わる動作について説明する。
第3の形態では、個人情報1205を用いて、図5の現在位置情報CurrPosnからグループ番号を特定する処理のうち、ステップ509に変えて図11の処理を実行する。すなわち、第3の形態では、まずは現在位置情報CurrPosnに基づいて住所情報1301を特定し、かつ、その住所情報1301に対応する日時レンジ情報1302の中から、現在時刻情報CurrTimeに基づいて日時レンジ情報1302を特定することで、グループ番号1303を得ようとするものである。ステップ508に変えて図11の処理を実行した第2の形態に対して、第3の形態ではステップ509に変えて図11の処理を実行するものである。
なお、図5の処理において、個人情報登録番号カウンタ変数nとは、第3の形態の位置用個人情報登録番号1304をカウントし、図11において、個人情報登録番号カウンタ変数vとは、第3の形態の時刻用個人情報登録番号1305をカウントするものとする。
図5において、個人情報1205のn番目の住所情報1301とGPS受信機108を用いて検知した現在位置情報CurrPosnとが一致するか否かを確認し(ステップ505)、n番目の住所情報1301と現在位置情報CurrPosnとが一致している場合(ステップ505でYES)、ステップ509に変えて、第2の形態で説明した図11の現在時刻情報CurrTimeに基づいてグループ番号1303を特定する処理に進む。なお、第3の形態では、図5の処理により特定した住所情報1301に対応する日時レンジ情報1302について、現在時刻情報CurrTimeに基づいたグループ番号1303を特定する処理を行なうため、住所情報1301毎に個人情報登録日時レンジ数NumTimeListが異なる。したがって、第3の形態では、図11のステップ1105において、個人情報登録日時レンジ数をNumTimeList_nとし、n番目の住所情報1301毎に個人情報登録日時レンジ数を設け、現在時刻情報CurrTimeに基づいてグループ番号1303を特定する処理を行なう。
このように、第3の形態によれば、現在位置情報CurrPosnと現在時刻情報CurrTimeとを組み合わせてグループ属性を特定することから、アドレス帳106を検索及び並び替えるためのグループ属性を第1及び第2の形態と比較してよりきめ細かく設定することができる。
なお、第3の形態において、図13では、住所情報1301毎に日時レンジ情報1302を設けた構成としているが、日時レンジ情報1302毎に住所情報1301を設けてもよい。この場合、まず、現在時刻情報CurrTimeに基づいて日時レンジ情報1302を特定し、かつ、その日時レンジ情報1302に対応する住所情報1301の中から、現在位置情報CurrPosnに基づいて住所情報1301を特定することで、グループ番号1303を得るように構成してもよい。この場合、前述したように図5のステップ509に変えて図11の処理を実行するのではなく、図11のステップ1107に変えて図5の処理を実行すればよい。さらにこのとき、図11のステップ1105において、個人情報登録日時レンジ数は第2の形態と同様にNumTimeList_nとし、図5のステップ507において、登録住所数をNumAddr_vとし、v番目の日時レンジ情報1302毎に登録住所数を設け、現在位置情報CurrPosnに基づいてグループ番号1303を特定する処理を実行すればよい。
また、以上で説明した第1乃至第3の形態において、携帯電話装置101、携帯電話装置901、または携帯電話装置1201に対して本発明を適用しているが、各携帯電話装置の代わりに、PDA(Personal Digital Assistants)、ノート型パソコン、腕時計型情報端末、またはウェアラブル・コンピュータ等の携帯端末を用いてもよい。
本発明の第1の形態である携帯電話装置101の構成を示すブロック図である。 図1に示した個人情報105の構成を説明するための図である。 図1に示したアドレス帳106の構成を説明するための図である。 本発明の第1の形態において、アドレス帳106の検索及び並び替えのための処理の概要を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の形態において、現在位置情報からグループ番号を特定する処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の形態において、アドレス帳106を検索して並び替えて表示する処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の形態において、アドレス帳106を検索した結果を表示部112に表示する表示例である。 本発明の第1の形態において、アドレス帳106を検索した結果をフィルタリングして表示部112に表示する表示例である。 本発明の第2の形態である携帯電話装置901の構成を示すブロック図である。 図9に示した時刻用個人情報925の構成を説明するための図である。 本発明の第2の形態において、現在時刻情報からグループ番号を特定する処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の形態である携帯電話装置1201の構成を示すブロック図である。 図12に示した個人情報1205の構成を説明するための図である。
符号の説明
101 携帯電話装置
102 プロセッサ
103 メモリ
104 メモリ
105 個人情報
106 アドレス帳
107 回線接続部
108 GPS受信機
109 キーイベント処理部
110 キー
111 表示制御回路
112 表示部
113 表示アドレスリストD
114 一時アドレスリストA
115 一時アドレスリストB
201 住所情報
202 グループ番号
203 個人情報登録番号
301 名前
302 アドレス
303 グループ番号
304 名前登録番号
901 携帯電話装置
902 プロセッサ
903 メモリ
905 個人情報
908 内蔵タイマー
915 位置用個人情報
925 時刻用個人情報
1001 日時レンジ情報
1002 グループ番号
1003 個人情報登録番号
1201 携帯電話装置
1202 プロセッサ
1203 メモリ
1205 個人情報
1301 住所情報
1302 日時レンジ情報
1303 グループ番号
1304 位置用個人情報登録番号
1305 時刻用個人情報登録番号

Claims (51)

  1. アドレス帳に記憶されている複数のアドレスを携帯端末の現在位置情報に応じて並び替えて表示する携帯端末において、
    アドレスを使用者によって予め割り振られた複数のグループに分類することにより、前記アドレスを前記現在位置情報に応じて前記グループ毎に並び替えて表示することを特徴とする携帯端末。
  2. 前記現在位置情報を検知する位置情報検知手段を有することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記位置情報検知手段が、GPS受信機を用いて現在位置情報を検知することを特徴とする請求項2に記載の携帯端末。
  4. 前記位置情報検知手段が、携帯電話システムのセルサイトに基づいて現在位置情報を検出することを特徴とする請求項2に記載の携帯端末。
  5. 前記現在位置情報は、使用者が入力することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  6. 前記グループが少なくともビジネス又はプライベートの種別に基づいて割り振られていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の携帯端末。
  7. 前記グループに対応した住所情報を予め記憶しており、前記現在位置情報と前記住所情報とを比較することにより、前記グループを特定して、前記アドレスを並び替えて表示することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の携帯端末。
  8. 前記アドレス帳が通信手段により接続可能なサーバに記憶されており、前記携帯端末が前記サーバから前記アドレス帳を受信することにより、前記携帯端末の内部に前記アドレス帳が記憶されることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の携帯端末。
  9. 前記サーバ内に記憶された前記アドレス帳の前記アドレスが前記現在位置情報に応じて前記グループ毎に並び替えられた後、前記携帯端末に送信されることを特徴とする請求項8に記載の携帯端末。
  10. 前記比較において、前記現在位置情報が前記住所情報のいずれとも一致しない場合に、前記現在位置情報に最も近い住所情報に対応する前記グループを特定することを特徴とする請求項7に記載の携帯端末。
  11. 前記アドレスを前記現在位置情報に応じるグループが優先されるように並び替えて表示することを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の携帯端末。
  12. 前記位置情報検知手段は、所定の時間間隔で自動的に前記現在位置情報を検知することを特徴とする請求項2乃至請求項4又は請求項6乃至請求項11のいずれかに記載の携帯端末。
  13. 前記現在位置情報に応じるグループが割り振られたアドレスのみを表示し、前記現在位置情報に応じるグループが割り振られていないアドレスを表示しないことを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の携帯端末。
  14. 前記並び替えを所定の時間間隔で自動的に実行することを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれかに記載の携帯端末。
  15. 前記並び替えを使用者からの入力操作があったときに実行することを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれかに記載の携帯端末。
  16. 前記アドレス帳の一個人毎に前記並び替えを行なうことを特徴とする請求項1乃至請求項15のいずれかに記載の携帯端末。
  17. アドレス帳に記憶されている複数のアドレスを携帯端末の現在位置情報と現在時刻情報とに応じて並び替えて表示する携帯端末であって、
    前記アドレスを使用者によって予め割り振られた複数の住所情報に対応する第1の複数のグループに分類し、かつ、前記アドレスを使用者によって予め割り振られた複数の時刻情報に対応する第2の複数のグループに分類することにより、前記アドレスを前記第1又は第2の複数のグループ毎に並び替えて表示する際に、前記現在位置情報に対応するグループが前記第1の複数のグループに存在しない場合に、前記第2の複数のグループに基づいて並び替えて表示することを特徴とする携帯端末。
  18. 前記アドレスを前記第2の複数のグループ毎に並び替えて表示する際に、前記現在時刻情報に対応するグループが前記第2の複数のグループに存在しない場合に、前記第2の複数のグループの中で前記現在時刻情報に最も近い時刻情報に対応するグループに基づいて並び替えて表示することを特徴とする請求項17に記載の携帯端末。
  19. 前記アドレスを前記第2の複数のグループ毎に並び替えて表示する際に、前記現在時刻情報に対応するグループが前記第2の複数のグループに存在しない場合に、前記第1の複数のグループの中で前記現在位置情報に最も近い住所情報に対応するグループに基づいて並び替えて表示することを特徴とする請求項17に記載の携帯端末。
  20. アドレス帳に記憶されている複数のアドレスを携帯端末の現在位置情報と現在時刻情報とに応じて並び替えて表示する携帯端末であって、
    前記アドレスを使用者によって予め割り振られた複数の住所情報に対応する第1の複数のグループに分類し、かつ、前記アドレスを使用者によって予め割り振られた複数の時刻情報に対応する第2の複数のグループに分類することにより、前記アドレスを前記第1又は第2の複数のグループ毎に並び替えて表示する際に、前記現在時刻情報に対応するグループが前記第2の複数のグループに存在しない場合に、前記第1の複数のグループに基づいて並び替えて表示することを特徴とする携帯端末。
  21. 前記アドレスを前記第1の複数のグループ毎に並び替えて表示する際に、前記現在位置情報に対応するグループが前記第1の複数のグループに存在しない場合に、前記第1の複数のグループの中で前記現在位置情報に最も近い住所情報に対応するグループに基づいて並び替えて表示することを特徴とする請求項20に記載の携帯端末。
  22. 前記アドレスを前記グループ毎に並び替えて表示する際に、前記現在位置情報に対応するグループが前記第1の複数のグループに存在しない場合に、前記第2の複数のグループの中で前記現在時刻情報に最も近い時刻情報に対応するグループに基づいて並び替えて表示されることを特徴とする請求項20に記載の携帯端末。
  23. 前記現在位置情報を検知する位置情報検知手段を有することを特徴とする請求項17乃至請求項22のいずれかに記載の携帯端末。
  24. 前記位置情報検知手段が、GPS受信機を用いて現在位置情報を検知することを特徴とする請求項23に記載の携帯端末。
  25. 前記位置情報検知手段が、携帯電話システムのセルサイトに基づいて現在位置情報を検出することを特徴とする請求項23に記載の携帯端末。
  26. 前記現在位置情報は、使用者が入力することを特徴とする請求項17乃至請求項22のいずれかに記載の携帯端末。
  27. 前記第1及び第2の複数のグループが少なくともビジネス又はプライベートの種別に基づいて割り振られていることを特徴とする請求項17乃至請求項22のいずれかに記載の携帯端末。
  28. 前記アドレス帳が通信手段により接続可能なサーバに記憶されており、前記携帯端末が前記サーバから前記アドレス帳を受信することにより、前記携帯端末の内部に前記アドレス帳が記憶されることを特徴とする請求項17乃至請求項27のいずれかに記載の携帯端末。
  29. 前記サーバ内に記憶された前記アドレス帳の前記アドレスが前記現在位置情報に応じて前記第1の複数のグループ毎に並び替えられた後、前記携帯端末に送信されることを特徴とする請求項28に記載の携帯端末。
  30. 前記サーバ内に記憶された前記アドレス帳の前記アドレスが前記現在時刻情報に応じて前記第2の複数のグループ毎に並び替えられた後、前記携帯端末に送信されることを特徴とする請求項28に記載の携帯端末。
  31. 前記第1及び第2の複数のグループのうち前記現在位置情報又は前記現在時刻情報に応じるグループが割り振られたアドレスのみを表示し、前記現在位置情報又は前記現在時刻情報に応じるグループが割り振られていないアドレスを表示しないことを特徴とする請求項17乃至請求項30のいずれかに記載の携帯端末。
  32. 前記アドレス帳の一個人毎に前記並び替えを行なうことを特徴とする請求項17乃至請求項31のいずれかに記載の携帯端末。
  33. アドレス帳に記憶されている複数のアドレスを携帯端末の現在位置情報と現在時刻情報とに応じて並び替えて表示する携帯端末であって、
    前記アドレスを使用者によって予め割り振られた複数の住所情報に対応する第1の複数のグループに分類し、かつ、前記アドレスを使用者によって予め割り振られた複数の時刻情報に対応する第2の複数のグループに分類することにより、前記アドレスを前記第1又は第2の複数のグループ毎に並び替えて表示する際に、使用者が、前記第1の複数のグループと前記第2の複数のグループとのいずれを優先して前記アドレス帳を並び替えて表示するかを予め選択することを特徴とする携帯端末。
  34. アドレス帳に記憶されている複数のアドレスを携帯端末の現在位置情報と現在時刻情報とに応じて並び替えて表示する携帯端末であって、
    前記アドレスを使用者によって予め割り振られた複数の住所情報に対応する第1の複数のグループに分類し、かつ、前記アドレスを使用者によって予め割り振られた複数の時刻情報に対応する第2の複数のグループに分類することにより、前記現在位置情報を検知する位置情報検知手段を使用できない場合に、前記現在時刻情報と前記第2の複数のグループとに基づいて並び替えて表示することを特徴とする携帯端末。
  35. アドレス帳に記憶されている複数のアドレスを携帯端末の現在位置情報と現在時刻情報とに応じて並び替えて表示する携帯端末であって、
    前記アドレスを使用者によって予め割り振られた複数の住所情報と時刻情報との組み合わせから決定されるグループに分類することにより、前記アドレスを前記グループ毎に並び替えて表示することができることを特徴とする携帯端末。
  36. 前記グループに対応した住所情報及び時刻情報を予め記憶しており、前記現在位置情報及び前記現在時刻情報と前記住所情報及び前記時刻情報とを比較することにより、前記グループを特定して、前記アドレスを並び替えて表示することを特徴とする請求項35に記載の携帯端末。
  37. 前記現在位置情報及び前記現在時刻情報に応じるグループが割り振られたアドレスのみを表示し、前記現在位置情報及び前記現在時刻情報に応じるグループが割り振られていないアドレスを表示しないことを特徴とする請求項35又は請求項36に記載の携帯端末。
  38. 前記アドレス帳の一個人毎に前記並び替えを行なうことを特徴とする請求項35、請求項36又は請求項37に記載の携帯端末。
  39. 前記携帯端末は、携帯電話端末であることを特徴とする請求項1、請求項17、請求項20、請求項33、請求項34又は請求項35に記載された携帯端末。
  40. 前記携帯端末は、PDA(Personal Digital Assistants)であることを特徴とする請求項1、請求項17、請求項20、請求項33、請求項34又は請求項35に記載された携帯端末。
  41. 前記携帯端末は、ノート型パーソナルコンピュータであることを特徴とする請求項1、請求項17、請求項20、請求項33、請求項34又は請求項35に記載された携帯端末。
  42. アドレス帳に記憶されている複数のアドレスを携帯端末の現在位置情報に応じて並び替えて表示するアドレス表示方法において、
    前記アドレスを予め割り振られた複数のグループに分類するステップと、
    前記アドレスを前記グループ毎に並び替えて表示するステップとを有することを特徴とするアドレス表示方法。
  43. サーバから前記アドレス帳を受信するステップと、
    前記サーバから受信した前記アドレス帳を携帯端末の内部に記憶するステップとを有することを特徴とする請求項42に記載のアドレス表示方法。
  44. 前記現在位置情報に応じるグループが割り振られたアドレスのみを表示するステップと、
    前記現在位置情報に応じるグループが割り振られていないアドレスを表示しないステップとを有することを特徴とする請求項42に記載のアドレス表示方法。
  45. アドレス帳に記憶されている複数のアドレスを携帯端末の現在位置情報と現在時刻情報とに応じて並び替えて表示するアドレス表示方法において、
    前記アドレスを予め割り振られた複数の住所情報に対応する第1の複数のグループに分類するステップと、
    前記アドレスを予め割り振られた複数の時刻情報に対応する第2の複数のグループに分類するステップと、
    前記現在位置情報に対応するグループが前記第1の複数のグループに存在しない場合に、前記第2の複数のグループに基づいて並び替えて表示するステップとを有することを特徴とするアドレス表示方法。
  46. アドレス帳に記憶されている複数のアドレスを携帯端末の現在位置情報と現在時刻情報とに応じて並び替えて表示するアドレス表示方法において、
    前記アドレスを予め割り振られた複数の住所情報に対応する第1の複数のグループに分類するステップと、
    前記アドレスを予め割り振られた複数の時刻情報に対応する第2の複数のグループに分類するステップと、
    前記現在時刻情報に対応するグループが前記第2の複数のグループに存在しない場合に、前記第1の複数のグループに基づいて並び替えて表示するステップとを有することを特徴とするアドレス表示方法。
  47. アドレス帳に記憶されている複数のアドレスを携帯端末の現在位置情報と現在時刻情報とに応じて並び替えて表示するアドレス表示方法において、
    前記アドレスを予め割り振られた複数の住所情報に対応する第1の複数のグループに分類するステップと、
    前記アドレスを予め割り振られた複数の時刻情報に対応する第2の複数のグループに分類するステップと、
    前記現在位置情報を検知する位置情報検知手段を使用できない場合に、前記現在時刻情報と前記第2の複数のグループとに基づいて前記アドレスを並び替えて表示するステップとを有することを特徴とするアドレス表示方法。
  48. アドレス帳に記憶されている複数のアドレスを携帯端末の現在位置情報と現在時刻情報とに応じて並び替えて表示するアドレス表示方法において、
    前記アドレスを予め割り振られた複数の住所情報に対応する第1の複数のグループに分類するステップと、
    前記アドレスを予め割り振られた複数の時刻情報に対応する第2の複数のグループに分類するステップと、
    使用者が、前記第1の複数のグループと前記第2の複数のグループとのいずれを優先して前記アドレス帳を並び替えて表示するかを予め選択するステップとを有することを特徴とするアドレス表示方法。
  49. 前記第1及び第2の複数のグループのうち前記現在位置情報又は前記現在時刻情報に応じるグループが割り振られたアドレスのみを表示するステップと、
    前記現在位置情報又は前記現在時刻情報に応じるグループが割り振られていないアドレスを表示しないステップとを有することを特徴とする請求項45乃至請求項48のいずれかに記載のアドレス表示方法。
  50. アドレス帳に記憶されている複数のアドレスを携帯端末の現在位置情報と現在時刻情報とに応じて並び替えて表示するアドレス表示方法において、
    前記アドレスを使用者によって予め割り振られた複数の住所情報と時刻情報との組み合わせから決定されるグループに分類するステップと、
    前記アドレスを前記グループ毎に並び替えて表示するステップとを有することを特徴とするアドレス表示方法。
  51. 前記現在位置情報及び前記現在時刻情報に応じるグループが割り振られたアドレスのみを表示するステップと、
    前記現在位置情報及び前記現在時刻情報に応じるグループが割り振られていないアドレスを表示しないステップとを有することを特徴とする請求項50に記載のアドレス表示方法。

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