JP6600446B2 - 車両制御装置、及びプログラム - Google Patents

車両制御装置、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、車両制御装置及びプログラムに係り、特に、目標軌跡に追従するように、車両の運転操作量を算出する車両制御装置及びプログラムに関する。
従来、車両のふらつき防止に関する制御技術が知られている。例えば、特許文献1に記載の技術では、画像から検出した曲率のノイズによって車両がふらつくこと防止するため、フィルタリングした曲率を制御に利用している。ただし、常にフィルタリングした曲率を制御に採用すると、位相遅れによって旋回開始タイミングが遅れるため、検出曲率とフィルタリング曲率との偏差が増大傾向の時は、検出曲率を採用している。
また、特許文献2に記載の技術では、カルマンフィルタの推定誤差共分散行列の対角値が大きいほど、対応する状態量の推定精度が低いと見なしている。当該技術においては、LQ制御理論を用いてフィードバックゲインを決定しており、評価関数において推定精度が低い状態量の重みを小さく設定することにより、推定精度が低い状態量のフィードバック量を少なくして、推定誤差の影響を抑制している。
特開2006−347461号公報 特開2007−302204号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載の技術では、検出曲率とフィルタリング曲率とを切り替える際に、制御に用いる曲率の値が急激に変化し、車両挙動に影響する場合がある。
また、上記の特許文献2に記載の技術においては、LQ制御理論における評価関数の重みについて、各状態量と操作量の相対的な大きさに制限を設けているだけであり、乗員が知覚する物理量(注視点の視野角速度、横ジャーク)の大きさ制限をするものではない。そのため、ふらつき感を抑制できない場合がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、車両の乗員がふらつき感を感じることなく、車両が目標軌跡に追従するように車両を制御することができる車両制御装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明に係る車両制御装置は、車両の前方の道路情報を検出するセンサと、前記センサによって検出された前記道路情報に基づいて、道路の車線境界線を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された前記車線境界線に基づいて、前記車両の目標軌跡を算出する目標軌跡算出手段と、前記目標軌跡算出手段によって算出された前記目標軌跡に基づいて、前記目標軌跡の曲率、前記目標軌跡に対する前記車両の横位置偏差、及び前記目標軌跡に対する前記車両のヨー角偏差を推定する推定手段と、前記検出手段による前記車線境界線の検出結果に基づいて、前記推定手段によって推定された前記目標軌跡の曲率に含まれる曲率ノイズを算出する曲率ノイズ算出手段と、前記曲率ノイズ算出手段によって算出された前記曲率ノイズに基づいて、前記車両のドライバの注視点の視野角速度、及び前記車両の横加速度を微分した横ジャークの少なくとも一方が閾値より小さくなるように前記曲率ノイズに対して予め定められた、前記車両の横位置偏差及び前記車両のヨー角偏差のフィードバックゲインを設定するフィードバックゲイン設定手段と、前記目標軌跡の曲率のフィードフォワード制御、並びに前記車両の横位置偏差及び前記車両のヨー角偏差のフィードバック制御に従って、前記推定手段によって推定された前記目標軌跡の曲率、前記車両の横位置偏差、及び前記車両のヨー角偏差と、前記フィードバックゲイン設定手段によって設定された前記車両の横位置偏差及び前記車両のヨー角偏差のフィードバックゲインとに基づいて、前記車両が前記目標軌跡に追従するように、前記車両の運転操作量を算出する運転操作量算出手段と、前記運転操作量算出手段によって算出された前記運転操作量を実現するように、前記車両を制御する制御手段と、を含んで構成される。
本発明に係るプログラムは、車両の前方の道路情報を検出するセンサによって検出された前記道路情報に基づいて、道路の車線境界線を検出する検出手段、前記検出手段によって検出された前記車線境界線に基づいて、前記車両の目標軌跡を算出する目標軌跡算出手段、前記目標軌跡算出手段によって算出された前記目標軌跡に基づいて、前記目標軌跡の曲率、前記目標軌跡に対する前記車両の横位置偏差、及び前記目標軌跡に対する前記車両のヨー角偏差を推定する推定手段、前記検出手段による前記車線境界線の検出結果に基づいて、前記推定手段によって推定された前記目標軌跡の曲率に含まれる曲率ノイズを算出する曲率ノイズ算出手段、前記曲率ノイズ算出手段によって算出された前記曲率ノイズに基づいて、前記車両のドライバの注視点の視野角速度、及び前記車両の横加速度を微分した横ジャークの少なくとも一方が閾値より小さくなるように前記曲率ノイズに対して予め定められた、前記車両の横位置偏差及び前記車両のヨー角偏差のフィードバックゲインを設定するフィードバックゲイン設定手段、前記目標軌跡の曲率のフィードフォワード制御、並びに前記車両の横位置偏差及び前記車両のヨー角偏差のフィードバック制御に従って、前記推定手段によって推定された前記目標軌跡の曲率、前記車両の横位置偏差、及び前記車両のヨー角偏差と、前記フィードバックゲイン設定手段によって設定された前記車両の横位置偏差及び前記車両のヨー角偏差のフィードバックゲインとに基づいて、前記車両が前記目標軌跡に追従するように、前記車両の運転操作量を算出する運転操作量算出手段、及び前記運転操作量算出手段によって算出された前記運転操作量を実現するように、前記車両を制御する制御手段として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、センサによって、車両の前方の道路情報を検出する。そして、検出手段によって、センサによって検出された道路情報に基づいて、道路の車線境界線を検出する。
そして、目標軌跡算出手段によって、検出手段によって検出された車線境界線に基づいて、車両の目標軌跡を算出する。
そして、推定手段によって、目標軌跡算出手段によって算出された目標軌跡に基づいて、目標軌跡の曲率、目標軌跡に対する車両の横位置偏差、及び目標軌跡に対する車両のヨー角偏差を推定する。
そして、曲率ノイズ算出手段によって、検出手段による車線境界線の検出結果に基づいて、推定手段によって推定された目標軌跡の曲率に含まれる曲率ノイズを算出する。
そして、フィードバックゲイン設定手段によって、曲率ノイズ算出手段によって算出された曲率ノイズに基づいて、車両のドライバの注視点の視野角速度、及び車両の横加速度を微分した横ジャークの少なくとも一方が閾値より小さくなるように曲率ノイズに対して予め定められた、車両の横位置偏差及び車両のヨー角偏差のフィードバックゲインを設定する。
そして、運転操作量算出手段によって、目標軌跡の曲率のフィードフォワード制御、並びに車両の横位置偏差及び車両のヨー角偏差のフィードバック制御に従って、推定手段によって推定された目標軌跡の曲率、車両の横位置偏差、及び車両のヨー角偏差と、フィードバックゲイン設定手段によって設定された車両の横位置偏差及び車両のヨー角偏差のフィードバックゲインとに基づいて、車両が目標軌跡に追従するように、車両の運転操作量を算出する。
そして、制御手段によって、運転操作量算出手段によって算出された運転操作量を実現するように、車両を制御する。
このように、車線境界線の検出結果に基づいて、推定された目標軌跡の曲率に含まれる曲率ノイズを算出し、算出された曲率ノイズに基づいて、車両のドライバの注視点の視野角速度及び車両の横加速度を微分した横ジャークの少なくとも一方が閾値より小さくなるように曲率ノイズに対して予め定められた、車両の横位置偏差及び車両のヨー角偏差のフィードバックゲインを設定し、目標軌跡の曲率のフィードフォワード制御、並びに車両の横位置偏差及び車両のヨー角偏差のフィードバック制御に従って、推定された目標軌跡の曲率、車両の横位置偏差、及び車両のヨー角偏差と、設定された車両の横位置偏差及び車両のヨー角偏差のフィードバックゲインとに基づいて、車両が目標軌跡に追従するように、車両の運転操作量を算出し、運転操作量を実現するように車両を制御することにより、車両の乗員がふらつき感を感じることなく、車両が目標軌跡に追従するように車両を制御することができる。
本発明の前記フィードバックゲイン設定手段は、前記曲率ノイズ算出手段によって算出された前記曲率ノイズが大きいほど、前記車両の横位置偏差及び前記車両のヨー角偏差のフィードバックゲインが小さくなるように、前記車両の横位置偏差及び前記車両のヨー角偏差のフィードバックゲインを設定するようにすることができる。
また、本発明の前記検出手段は、検出された前記車線境界線の信頼の度合いを表す検出信頼度を更に算出し、前記曲率ノイズ算出手段は、前記検出手段によって算出された前記検出信頼度が低いほど、前記曲率ノイズが大きくなるように、前記曲率ノイズを算出するようにすることができる。
また、本発明の前記運転操作量は、前記車両の操舵角、及び前記車両のヨーモーメントの少なくとも1つであるようにすることができる。
また、本発明のプログラムは、記憶媒体に格納して提供することも可能である。
以上説明したように、本発明の車両制御装置及びプログラムによれば、車線境界線の検出結果に基づいて、推定された目標軌跡の曲率に含まれる曲率ノイズを算出し、算出された曲率ノイズに基づいて、車両のドライバの注視点の視野角速度及び車両の横加速度を微分した横ジャークの少なくとも一方が閾値より小さくなるように曲率ノイズに対して予め定められた、車両の横位置偏差及び車両のヨー角偏差のフィードバックゲインを設定し、目標軌跡の曲率のフィードフォワード制御、並びに車両の横位置偏差及び車両のヨー角偏差のフィードバック制御に従って、推定された目標軌跡の曲率、車両の横位置偏差、及び車両のヨー角偏差と、設定された車両の横位置偏差及び車両のヨー角偏差のフィードバックゲインとに基づいて、車両が目標軌跡に追従するように、車両の運転操作量を算出し、運転操作量を実現するように車両を制御することにより、車両の乗員がふらつき感を感じることなく、車両が目標軌跡に追従するように車両を制御することができる、という効果が得られる。
本発明の第1の実施の形態に係る車両制御装置の概略構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る車両制御装置の機能的な構成を示すブロック図である。 旋回中の車両と走行レーンとの位置関係を説明するための説明図である。 エッジ点の抽出処理を説明するための説明図である。 車線境界線の抽出処理を説明するための説明図である。 S/N比の算出処理を説明するための説明図である。 曲率ノイズ算出用マップを説明するための説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る車両制御装置の軌跡追従コントローラ36の詳細を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るフィードバックゲイン設計装置の機能的な構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るフィードバックゲイン設計装置におけるフィードバックゲイン設計用モデルを示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る車両制御装置における車両制御処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係るフィードバックゲイン設計装置におけるフィードバックゲイン設計処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るフィードバックゲイン設計装置におけるフィードバックゲイン設計用モデルを示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係るフィードバックゲイン設計装置におけるフィードバックゲイン設計用モデルを示すブロック図である。
<概要>
本発明の実施の形態では、車両の乗員が感じるふらつき感を抑制するように、車両を制御する。図1に旋回中の車両と走行レーンの位置関係を示す。図1に示すeは目標軌跡に対する車両の横位置偏差を表す。また、θは目標軌跡に対する車両のヨー角偏差を表し、Cは目標軌跡の曲率を表し、Lは車両からドライバの注視点までの距離(以下、注視距離と称する。)を表す。ここで、車内のドライバから見た道路面のヨー方向回転速度(注視点の視野角速度)rは次式で表される。
上記式(1)におけるθは、車両のヨーレート偏差を表し、eは、車両の横速度偏差を表す。上記式(1)における視野角速度rが大きいほど、車両のドライバが感じるふらつき感が大きくなる。一方、視野角速度rが知覚閾値r以下ならば、ドライバはふらつき感を感じない。
また、車両の乗員は、視覚だけでなく体性感覚によってもふらつきを感じる。体性感覚においては、車両の乗員は、車両の横加速度を微分した横ジャークからふらつき感を知覚することがわかっている。
従って、本発明の実施の形態では、車両の乗員が感じるふらつき感を抑制するように、車両を制御する車両制御装置に本発明を適用させた場合を例に説明する。
以下、図面を参照して、具体的に説明する。
[第1の実施の形態]
<車両制御装置の構成>
本発明の第1の実施の形態では、車両のドライバの注視点の視野角速度が知覚閾値より小さくなるようにフィードバックゲインを設定し、当該フィードバックゲインを用いて車両を制御する場合を例に説明する。図2に示すように、第1の実施の形態に係る車両制御装置10は、車両の前方の画像を撮像するカメラ12と、車両の車速を検出する車速センサ14と、車両のヨーレートを検出するヨーレートセンサ16と、ドライバが自車両を操作したときの操作状態としてのハンドルの操舵角を検出する操舵角センサ18と、コンピュータ(ECU)20と、車輪の操舵角を制御するための電動パワーステアリング40とを備えている。
カメラ12は、車両の前方の道路情報として、車両の前方の画像とを逐次撮像する。
コンピュータ20は、CPUと、RAMと、後述する車両制御処理ルーチンを実行するためのプログラムを記憶したROMとを備え、機能的には次に示すように構成されている。コンピュータ20は、図3に示すように、カメラ12によって撮像された前方画像と、車速センサ14によって検出された車速と、ヨーレートセンサ16によって検出されたヨーレートと、操舵角センサ18によって検出された操舵角を取得する情報取得部22と、取得された前方画像に基づいて、車線境界線を検出する車線境界線検出部24と、車両の目標軌跡を算出する目標軌跡算出部26と、車両の目標軌跡に基づいて、車両の状態を推定する状態推定部28と、車線境界線の信頼の度合いを表す検出信頼度に基づいて、曲率ノイズを算出する曲率ノイズ算出部30と、予め設計されたフィードバックゲインが格納されているフィードバックゲインデータベース32と、予め設計されたフィードバックゲインに基づいて、フィードバックゲインを設定するフィードバックゲイン設定部34と、設定されたフィードバックゲインに基づいて、車両の目標操舵角を算出する軌跡追従コントローラ36と、車両の目標操舵角に基づいて、目標操舵角を実現するように車両を制御する操舵角コントローラ38とを備えている。なお、カメラ12はセンサの一例であり、車線境界線検出部24は検出手段の一例であり、状態推定部28は推定手段の一例であり、軌跡追従コントローラ36は、運転操作量算出手段の一例であり、操舵角コントローラ38は制御手段の一例である。
情報取得部22は、カメラ12によって撮像された前方画像と、車速センサ14によって検出された車速と、ヨーレートセンサ16によって検出されたヨーレートと、操舵角センサ18によって検出された操舵角とを逐次取得する。
車線境界線検出部24は、情報取得部22によって取得された前方画像に基づいて、道路の車線境界線を検出する。具体的には、車線境界線検出部24は、図4に示すように、道路画像の輝度変化点(エッジ点)を抽出する。そして、車線境界線検出部24は、図5に示すようにハフ変換を用いて直線と見なせるエッジ群(L1,R1等)を抽出し、領域LA,RA内から最も内側の平行なエッジ群L2,R2を車線境界線として選択する。
また、車線境界線検出部24は、検出した車線境界線の信頼の度合いを表す検出信頼度を算出する。具体的には、車線境界線検出部24は、図6に示すように、車線境界線が通過するエッジ点の個数をシグナル量S、通過しないエッジ点の個数をノイズ量Nと見なし、S/N比を検出信頼度とする。S/N比を検出信頼度とする方法は、参考文献(特開2013−105179号公報)に記載されている手法と同様であるため、詳細な説明を省略する。
目標軌跡算出部26は、車線境界線検出部24によって検出された車線境界線に基づいて、車両の目標軌跡を算出する。例えば、目標軌跡算出部26は、検出された左右の車線境界線の中央を目標軌跡とする。また、目標軌跡算出部26は、走行条件に応じて、左右どちらかに寄ったラインを目標軌跡としてもよい。
状態推定部28は、目標軌跡算出部26によって算出された目標軌跡に基づいて、目標軌跡の曲率、目標軌跡に対する車両の横位置偏差、及び目標軌跡に対する車両のヨー角偏差を推定する。本実施の形態では、拡張カルマンフィルタを用いて、目標軌跡の曲率、目標軌跡に対する車両の横位置偏差、及び目標軌跡に対する車両のヨー角偏差を推定する場合を例に説明する。
状態推定部28は、以下の式(2)に示すように、目標軌跡yの形状をクロソイド曲線と仮定する。そして、拡張カルマンフィルタを用いて、横位置偏差e、ヨー角偏差θ、車両位置の曲率C、及び曲率変化率Cを推定する。そして、状態推定部28は、以下の式(3)に従って、T秒前方の曲率Cを算出する。ここでTは、制御装置・車両応答の遅れ時間に相当する値に設定する。
ここで、上記式(2)におけるxは、上記図1に示すように車両の前後位置を示す。また、Vは車速を表す。
本実施の形態では、時刻tにおける横位置偏差e、時刻tにおけるヨー角偏差θ、時刻tにおける車両位置の曲率C0t、及び時刻tにおける曲率変化率C1tを、状態ベクトルX=[e,θ,C0t,C1t]として構成する。また、目標軌跡算出部26によって算出された目標軌跡上の時刻tにおけるエッジ点を、観測値Yとする。
まず、状態推定部28は、拡張カルマンフィルタの予測ステップにおいて、時刻t−1の状態ベクトルXt−1=[et−1,θt−1,C0t−1,C1t−1]に基づいて、時刻tの状態ベクトルXt|t−1=[e,θ,C0t,C1t]を算出する。なお、Xt|t−1は、時刻t−1までに利用可能なデータに基づき予測された時刻tの事前推定値を表す。また、添え字t|t(又は、t−1|t−1)が付与された値は、時刻tまでに利用可能なデータに基づき推定された時刻tの事後推定値を表す。
次に、状態推定部28は、拡張カルマンフィルタのフィルタリングステップにおいて、予測ステップで算出された時刻tの状態ベクトル[e,θ,C0t,C1t]から上記式(2)に従って算出される目標軌跡yと、目標軌跡算出部26によって算出された目標軌跡のエッジ点である観測値Yとに基づいて、フィルタリングを行い、予測ステップで出力された時刻tの状態ベクトルXt|t−1を修正してXt|t=[^e,^θ,^C0t,^C1t]を推定する。
そして、状態推定部28は、フィルタリングステップで推定された状態ベクトルの要素である[^C0t,^C1t]と、情報取得部22によって取得された車速Vとに基づいて、上記式(3)に従って、T秒前方の曲率Cを算出する。
曲率ノイズ算出部30は、車線境界線検出部24による車線境界線の検出結果に基づいて、状態推定部28によって推定された目標軌跡の曲率に含まれる曲率ノイズを算出する。
具体的には、曲率ノイズ算出部30は、車線境界線検出部24によって算出された検出信頼度が低いほど、曲率ノイズが大きくなるように予め作成された検出信頼度と曲率ノイズとの関係を表すマップを用いて、曲率ノイズを算出する。当該マップは、図7に示すように、検出信頼度が大きいほど曲率ノイズが小さい特性を持つように、予め作成される。
ここで、曲率ノイズを考慮するのは、推定された目標軌跡の曲率に含まれる曲率ノイズによって車両のふらつきが発生する場合があるためである。運転支援を行う際に、目標軌跡の曲率に曲率ノイズが含まれると、車両の操作量(目標ヨーレート等)が実際のレーン曲率とは無関係に変化する。従って、目標軌跡の曲率に曲率ノイズが含まれることにより、レーンを滑らかに追従することができない(すなわち、ふらつきが発生する)ため、曲率ノイズを考慮する。
フィードバックゲインデータベース32には、後述するフィードバックゲイン設計装置100によって曲率ノイズの各々に対して予め設計された、操舵角偏差、横位置偏差、横速度偏差、ヨー角偏差、及びヨーレート偏差のフィードバックゲインの組み合わせが格納されている。フィードバックゲインデータベース32に格納されているフィードバックゲインの組み合わせは、車両のドライバの注視点の視野角速度が知覚閾値より小さくなるように、曲率ノイズの各々に対して予め設計されている。また、曲率ノイズが大きいほど、車両の横位置偏差及び車両のヨー角偏差のフィードバックゲインが小さくなるように、車両の横位置偏差及び車両のヨー角偏差のフィードバックゲインが、予め設定されている。
フィードバックゲイン設定部34は、曲率ノイズ算出部30によって算出された曲率ノイズに基づいて、フィードバックゲインデータベース32に格納されたフィードバックゲインから、当該曲率ノイズに対する、操舵角偏差、横位置偏差、横速度偏差、ヨー角偏差、及びヨーレート偏差のフィードバックゲインの組み合わせを取得して設定する。
軌跡追従コントローラ36は、目標軌跡の曲率のフィードフォワード制御、並びに操舵角偏差、横位置偏差、横速度偏差、ヨー角偏差、及びヨーレート偏差のフィードバック制御に従って、状態推定部28によって推定されたT秒前方の目標軌跡の曲率、車両の横位置偏差、及び車両のヨー角偏差と、情報取得部22によって取得された車速、ヨーレート、及び操舵角と、フィードバックゲイン設定部34によって設定されたフィードバックゲインとに基づいて、車両が目標軌跡に追従するように、目標操舵角uを算出する。なお目標操舵角uは、車両の運転操作量の一例である。
軌跡追従コントローラ36の詳細な構成を図8に示す。ここで、図8に示すK(i=1〜5)は、フィードバックゲインを表し、Vは車速を表し、Kは車両ヨーゲインを表す。軌跡追従コントローラ36は、T秒前方の目標軌跡の曲率Cのフィードフォワードと、横位置偏差等のフィードバックとを含んで構成される。図8に示すように、フィードバックゲインK(i=1〜5)は、操舵角偏差、横位置偏差、横速度偏差、ヨー角偏差、及びヨーレート偏差の各々に対応している。
具体的には、軌跡追従コントローラ36は、以下の式(4)に従って、目標操舵角uを算出する。
操舵角コントローラ38は、軌跡追従コントローラ36によって算出された目標操舵角uを実現するように、電動パワーステアリング40を制御する。例えば、操舵角コントローラ38は、PD制御則を用いて、電動パワーステアリング40を制御すればよい。
電動パワーステアリング40は、操舵角コントローラ38の制御に従って、車輪の操舵角を制御する
<フィードバックゲイン設計装置の構成>
次に、フィードバックゲイン設計装置100の構成について説明する。フィードバックゲイン設計装置100は、曲率ノイズに応じて、上記車両制御装置10において用いられるフィードバックゲインの組み合わせを算出する。
第1の実施の形態に係るフィードバックゲイン設計装置100は、CPUと、RAMと、後述するフィードバックゲイン設計処理ルーチンを実行するためのプログラムを記憶したROMとを備えたコンピュータで構成される。フィードバックゲイン設計装置100は、機能的には次に示すように構成されている。図9に示すように、フィードバックゲイン設計装置100は、信号を受け付ける信号受付部102と、フィードバックゲイン算出部104と、フィードバックゲインデータベース106とを備えている。
信号受付部102は、曲率ノイズの振幅値を受け付ける。
フィードバックゲイン算出部104は、信号受付部102によって受け付けた曲率ノイズの振幅値に基づいて、H∞制御理論を用いて、フィードバックゲインを算出する。
図10に、フィードバックゲイン設計用モデルのブロック図を示す。フィードバックゲイン算出部104は、図10に示すフィードバックゲイン設計用モデルを用いて、フィードバックゲインを算出する。
ここで、図10のステアリング系は1次遅れ系モデルとし、車両モデルは線形2輪モデルとする。ステアリング系は、軌跡追従コントローラによって算出された目標操舵角uに基づいて、操舵角δを算出するモデルである。また、車両モデルは、ステアリング系によって算出された操舵角δに基づいて、横位置偏差e、横速度偏差e、ヨー角偏差θ、ヨーレート偏差θ及びヨーレートrを算出するモデルである。
また、図10のCは曲率ノイズを表し、rは視野角速度を表し、Lは注視距離を表し、Wは曲率ノイズの定数重みを表し、Wは視野角速度の定数重みを表し、Wは横位置偏差の定数重みを表し、W(s)は目標操舵角の周波数重みを表す。
フィードバックゲイン設計用モデルでは、目標軌跡が直線の場合を考える。従って、曲率の真値が0なので、入力される曲率は全てノイズCである。また、ヨーレート偏差θと車両ヨーレートrとが等しいので、視野角速度rは次式で表される。
具体的には、フィードバックゲイン算出部104は、H∞制御理論を用いて、信号受付部102によって受け付けた曲率ノイズの振幅値に基づいて、以下の(1)〜(3)の制約条件を満たすように、フィードバックゲインの組み合わせを算出する。
(1)視野角速度rが知覚閾値r以下である。
(2)横位置偏差eが上限値emax(例えば0.1m)以下である。
(3)目標操舵角の高周波成分が小さい(ステアリングがビジーになるのを防止するための条件)。
上記(1)〜(3)を満たすためには、定数重みWに曲率ノイズの振幅値を設定し、以下の(1’)〜(3’)を設定する。
(1’)視野角速度の定数重みWを1/rに設定する。
(2’)横位置偏差の定数重みWを1/emaxに設定する。
(3’)目標操舵角の周波数重みW(s)を高周波ゲインが大きいフィルタに設定する。
そして、フィードバックゲイン算出部104は、H∞制御理論を用いて、外乱wから評価量z, z, zまでのゲインが1以下となるフィードバックゲインの組み合わせを求めればよい。H∞制御理論により、フィードバック系の安定性は保証される。
具体的には、まず、フィードバックゲイン算出部104は、曲率ノイズの定数重みWと、視野角速度の定数重みWと、横位置偏差の定数重みWと、目標操舵角の周波数重みWとを設定する。
次に、フィードバックゲイン算出部104は、H∞制御理論を用いて、外乱wから、評価量z、評価量z、及び評価量zまでの伝達関数のノルムが1以下となるように、フィードバックゲインの組み合わせ(K(i=1〜5))を算出する。
なお、フィードバックゲイン算出部104は、定数重みWによって特徴づけられた曲率ノイズCが大きいほど、車両の横位置偏差及び車両のヨー角偏差のフィードバックゲインが小さくなるように、フィードバックゲインの組み合わせ(K(i=1〜5))を算出する。
曲率ノイズCが大きいほど、車両の横位置偏差及び車両のヨー角偏差のフィードバックゲインが小さくなる理由を以下で説明する。曲率ノイズCが大きいほど追従偏差(横位置偏差、ヨー角偏差)が大きくなるため、追従偏差を減らすための操作量が大きくなる。操作量が大きいと、車両に発生するヨーレートが大きくなる。その結果、視野角速度が大きくなり、ふらつき感が強くなる。従って、ふらつき感を抑制するためには、視野角速度・ヨーレートが過大にならないように操作量を決定する必要がある。ノイズが大きくても操作量が過大にならないようにするためには、車両の横位置偏差及び車両のヨー角偏差のフィードバックゲインを小さくすれば良い。
そして、フィードバックゲイン算出部104は、算出されたフィードバックゲインの組み合わせ(K(i=1〜5))と、曲率ノイズの振幅値との組み合わせを、フィードバックゲインデータベース106へ格納する。
上記のように、上記(1)〜(3)を満たすフィードバックゲインを用いることにより、前方画像(道路画像)がノイジーな場合でも、ふらつき感なく車両を目標軌跡に追従させることができる。
フィードバックゲインデータベース106には、フィードバックゲイン算出部104によって算出されたフィードバックゲインの組み合わせが、曲率ノイズの振幅値毎に格納される。
<フィードバックゲイン設計装置100の作用>
次に、第1の実施の形態に係るフィードバックゲイン設計装置100の作用について説明する。まず、曲率ノイズの振幅値がフィードバックゲイン設計装置100に入力されると、フィードバックゲイン設計装置100において、図11に示すフィードバックゲイン設計処理ルーチンが実行される。
ステップS100において、信号受付部102によって、曲率ノイズの振幅値の入力を受け付ける。
ステップS102において、フィードバックゲイン算出部104によって、曲率ノイズの定数重みWを設定する。
ステップS104において、フィードバックゲイン算出部104によって、視野角速度の定数重みWと、横位置偏差の定数重みWと、目標操舵角の周波数重みWとを設定する。
ステップS106において、外乱wから、評価量z、評価量z、及び評価量zまでの伝達関数のノルムが1以下となるフィードバックゲインの組み合わせ(K(i=1〜5))を算出する。
ステップS108において、上記ステップS106で算出されたフィードバックゲインの組み合わせ(K(i=1〜5))と、曲率ノイズの振幅値との組み合わせを、フィードバックゲインデータベース106へ格納する。
ステップS110において、取りうる全ての曲率ノイズの定数重みについて、上記ステップS102〜ステップS108の処理を実行したか否かを判定する。取りうる全ての曲率ノイズの定数重みについて、上記ステップS102〜ステップS108の処理を実行した場合には、ステップS112へ進む。一方、取りうる全ての曲率ノイズの定数重みについて、上記ステップS102〜ステップS108の処理を実行していない場合には、ステップS102へ戻り、上記ステップS102〜ステップS108の処理を繰り返す。
ステップS112において、上記ステップS108でフィードバックゲインデータベース106に格納された定数重みW各々に対応するフィードバックゲインの組み合わせ(K(i=1〜5))を内挿補間して、フィードバックゲイン設計処理ルーチンを終了する。
上記ステップS102で設定される曲率ノイズの定数重みWは離散的であるため、ステップS112で内挿補間を行うことによって、連続的な曲率ノイズに対応させることができる。
<車両制御装置10の作用>
次に、本実施の形態に係る車両制御装置10の作用について説明する。まず、フィードバックゲイン設計装置100のフィードバックゲインデータベース106に格納されているフィードバックゲインと曲率ノイズとの組み合わせが、車両制御装置10に入力されると、フィードバックゲインデータベース32に格納される。そして、車両が走行し、カメラ12によって車両の前方画像が逐次撮像されているときに、コンピュータ20において、図12に示す車両制御処理ルーチンが実行される。
まず、ステップS200において、情報取得部22は、カメラ12によって撮像された前方画像と、車速センサ14によって検出された車速と、ヨーレートセンサ16によって検出されたヨーレートと、操舵角センサ18によって検出された操舵角とを取得する。
ステップS202において、車線境界線検出部24によって、上記ステップS200で取得された前方画像に基づいて、道路の車線境界線を検出する。
ステップS204において、車線境界線検出部24によって、上記ステップS202で検出された車線境界線の信頼の度合いを表す検出信頼度を算出する。
ステップS206において、目標軌跡算出部26によって、上記ステップS202で検出された車線境界線に基づいて、車両の目標軌跡を算出する。
ステップS208において、状態推定部28によって、上記ステップS206で算出された目標軌跡に基づいて、目標軌跡の曲率、目標軌跡に対する車両の横位置偏差、及び目標軌跡に対する車両のヨー角偏差を推定する。
ステップS210において、曲率ノイズ算出部30によって、ステップS204で算出された検出信頼度に基づいて、予め作成された検出信頼度と曲率ノイズとの関係を表すマップを用いて、曲率ノイズを算出する。
ステップS212において、フィードバックゲイン設定部34によって、上記ステップS210で算出された曲率ノイズに基づいて、フィードバックゲインデータベース32に格納されたフィードバックゲインから、曲率ノイズに対応する、操舵角、横位置偏差、横速度偏差、ヨー角偏差、及びヨーレート偏差のフィードバックゲインの組み合わせを設定する。
ステップS214において、軌跡追従コントローラ36によって、目標軌跡の曲率のフィードフォワード制御、並びに操舵角、横位置偏差、横速度偏差、ヨー角偏差、及びヨーレート偏差のフィードバック制御に従って、上記ステップS200で取得された車速、ヨーレート、及び操舵角と、上記ステップS208で推定された目標軌跡の曲率、車両の横位置偏差、及び車両のヨー角偏差と、上記ステップS212で設定されたフィードバックゲインとに基づいて、車両が目標軌跡に追従するように、車両の目標操舵角uを算出する。
ステップS216において、操舵角コントローラ38は、軌跡追従コントローラ36によって算出された車両の目標操舵角uを実現するように、車両を制御して、車両制御処理ルーチンを終了する。
以上説明したように、第1の実施の形態に係る車両制御装置によれば、車線境界線の検出結果に基づいて、推定された目標軌跡の曲率に含まれる曲率ノイズを算出し、算出された曲率ノイズに基づいて、車両のドライバの注視点の視野角速度が閾値より小さくなるように曲率ノイズに対して予め定められた、車両の横位置偏差及び車両のヨー角偏差のフィードバックゲインを設定し、目標軌跡の曲率のフィードフォワード制御、並びに車両の横位置偏差及び車両のヨー角偏差のフィードバック制御に従って、推定された目標軌跡の曲率、車両の横位置偏差、及び車両のヨー角偏差と、設定された車両の横位置偏差及び車両のヨー角偏差のフィードバックゲインとに基づいて、車両が目標軌跡に追従するように、車両の目標操舵角量を算出し、目標操舵角を実現するように車両を制御することにより、ドライバがふらつき感を感じることなく、車両が目標軌跡に追従するように車両を制御することができる。
また、道路画像(前方画像)がノイジーな場合でも、ふらつき感なく車両を目標軌跡に追従させることができる。
また、車線境界線の検出信頼度が低いときは、曲率推定値の曲率ノイズが通常より大きくなる。そのため、検出信頼度に応じたノイズに基づいてフィードバックゲインを決定することにより、道路画像がノイジーな場合でも、ふらつき感なく車両を目標軌跡に追従させることができる。
また、曲率推定値のノイズである曲率ノイズに対して注視点の視野角速度が最小となるフィードバックゲインを用いることにより、ふらつき感を抑制できる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同様の構成となる部分については、同一符号を付して説明を省略する。
第2の実施の形態では、視野角速度に替えて、車両の横加速度を微分した横ジャークを考慮してフィードバックゲインを設計する点が、第1の実施の形態と異なっている。車両の乗員は、視覚だけでなく体性感覚によってもふらつきを感じる。体性感覚においては、車両の乗員は、横ジャークからふらつきを知覚することがわかっている。第2の実施の形態では、曲率推定値のノイズに対して、横ジャークが閾値より小さくなるフィードバックゲインを用いることにより、ふらつき感を抑制することができる。
上記図9に示すように、第2の実施の形態に係るフィードバックゲイン設計装置2100は、フィードバックゲイン設計装置100は、信号を受け付ける信号受付部102と、フィードバックゲイン算出部2104と、フィードバックゲインデータベース106とを備えている。
図13に、第2の実施の形態で用いるフィードバックゲイン設計用モデルのブロック図を示す。フィードバックゲイン算出部2104は、図13に示すフィードバックゲイン設計用モデルを用いて、フィードバックゲインを算出する。ここで、図13のsは微分演算子を表し、Wは横ジャークの定数重みを表す。
フィードバックゲイン算出部2104は、以下の(4)の制約条件を満たすように、フィードバックゲインの組み合わせを算出する。
(4)横ジャークの値が知覚閾値r以下である。
上記(4)を満たすためには、以下の(4’)を設定する。
(4’)横ジャークの定数重みWを1/rに設定する。
そして、フィードバックゲイン算出部2104は、H∞制御理論を用いて、外乱wから評価量z,z,zまでのゲインが1以下となるフィードバックゲインの組み合わせを求めればよい。H∞制御理論により、フィードバック系の安定性は保証される。
具体的には、フィードバックゲイン算出部2104は、曲率ノイズの定数重みWと、横ジャークの定数重みWと、横位置偏差の定数重みWと、目標操舵角の周波数重みWとを設定する。
次に、フィードバックゲイン算出部2104は、H∞制御理論を用いて、外乱wから、評価量z、評価量z、及び評価量zまでの伝達関数のノルムが1以下となるように、フィードバックゲインの組み合わせ(K(i=1〜5))を算出する。
なお、フィードバックゲイン算出部2104は、定数重みWによって特徴づけられた曲率ノイズCが大きいほど、車両の横位置偏差及び車両のヨー角偏差のフィードバックゲインが小さくなるように、フィードバックゲインの組み合わせ(K(i=1〜5))を算出する。
そして、フィードバックゲイン算出部2104は、算出されたフィードバックゲインの組み合わせ(K(i=1〜5))と、曲率ノイズの振幅値との組み合わせを、フィードバックゲインデータベース106へ格納する。
第2の実施の形態に係る車両制御装置10は、フィードバックゲイン設計装置2100によって設計されたフィードバックゲインの組み合わせを用いて、車両を制御する。
なお、第2の実施の形態に係る車両制御装置10及びフィードバックゲイン設計装置2100の他の構成及び作用については、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
以上説明したように、第2の実施の形態に係る車両制御装置によれば、車線境界線の検出結果に基づいて、推定された目標軌跡の曲率に含まれる曲率ノイズを算出し、算出された曲率ノイズに基づいて、車両の横加速度を微分した横ジャークが閾値より小さくなるように曲率ノイズに対して予め定められた、車両の横位置偏差及び車両のヨー角偏差のフィードバックゲインを設定し、目標軌跡の曲率のフィードフォワード制御、並びに車両の横位置偏差及び車両のヨー角偏差のフィードバック制御に従って、推定された目標軌跡の曲率、車両の横位置偏差、及び車両のヨー角偏差と、設定された車両の横位置偏差及び車両のヨー角偏差のフィードバックゲインとに基づいて、車両が目標軌跡に追従するように、車両の目標操舵角を算出し、目標操舵角を実現するように車両を制御することにより、車両の乗員がふらつき感を感じることなく、車両が目標軌跡に追従するように車両を制御することができる。
また、曲率推定値のノイズである曲率ノイズに対して、横ジャークが最小となるフィードバックゲインを用いることにより、ふらつき感を抑制することができる。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態について説明する。なお、第1及び第2の実施の形態と同様の構成となる部分については、同一符号を付して説明を省略する。
第3の実施の形態では、視野角速度及び横ジャークを考慮してフィードバックゲインを設計する点が、第1及び第2の実施の形態と異なっている。
上記図9に示すように、第3の実施の形態に係るフィードバックゲイン設計装置3100は、信号を受け付ける信号受付部102と、フィードバックゲイン算出部3104と、フィードバックゲインデータベース106とを備えている。
図14に、第3の実施の形態で用いるフィードバックゲイン設計用モデルのブロック図を示す。フィードバックゲイン算出部3104は、図14に示すフィードバックゲイン設計用モデルを用いて、フィードバックゲインを算出する。
具体的には、フィードバックゲイン算出部3104は、曲率ノイズの定数重みWと、視野角速度の定数重みWと、横ジャークの定数重みWと、横位置偏差の定数重みWと、目標操舵角の周波数重みWとを設定する。
次に、フィードバックゲイン算出部3104は、H∞制御理論を用いて、外乱wから、評価量z、評価量z、評価量z、及び評価量zまでの伝達関数のノルムが1以下となるように、フィードバックゲインの組み合わせ(K(i=1〜5))を算出する。
なお、フィードバックゲイン算出部3104は、定数重みWによって特徴づけられた曲率ノイズCが大きいほど、車両の横位置偏差及び車両のヨー角偏差のフィードバックゲインが小さくなるように、フィードバックゲインの組み合わせ(K(i=1〜5))を算出する。
そして、フィードバックゲイン算出部3104は、算出されたフィードバックゲインの組み合わせ(K(i=1〜5))と、曲率ノイズの振幅値との組み合わせを、フィードバックゲインデータベース106へ格納する。
第3の実施の形態に係る車両制御装置10は、フィードバックゲイン設計装置3100によって設計されたフィードバックゲインの組み合わせを用いて、車両を制御する。
なお、第3の実施の形態に係る車両制御装置10及びフィードバックゲイン設計装置3100の他の構成及び作用については、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
以上説明したように、第3の実施の形態に係る車両制御装置によれば、車線境界線の検出結果に基づいて、推定された目標軌跡の曲率に含まれる曲率ノイズを算出し、算出された曲率ノイズに基づいて、車両のドライバの注視点の視野角速度及び車両の横加速度を微分した横ジャークが知覚閾値より小さくなるように曲率ノイズに対して予め定められた、車両の横位置偏差及び車両のヨー角偏差のフィードバックゲインを設定し、目標軌跡の曲率のフィードフォワード制御、並びに車両の横位置偏差及び車両のヨー角偏差のフィードバック制御に従って、推定された目標軌跡の曲率、車両の横位置偏差、及び車両のヨー角偏差と、設定された車両の横位置偏差及び車両のヨー角偏差のフィードバックゲインとに基づいて、車両が目標軌跡に追従するように、車両の目標操舵角を算出し、目標操舵角を実現するように車両を制御することにより、車両の乗員がふらつき感を感じることなく、車両が目標軌跡に追従するように車両を制御することができる。
なお、上記の実施の形態では、車両の前方の道路情報を検出するセンサとして、カメラ12を用いる場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、レーザレーダ装置等を用いて、車両の前方の道路情報を検出してもよい。
また、上記の実施の形態では、車両の運転操作量として、目標操舵角を算出する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、車両のヨーモーメントを車両の運転操作量として算出してもよい。
また、上記の実施の形態におけるフィードバックゲイン設定部34は、操舵角偏差、横位置偏差、横速度偏差、ヨー角偏差、及びヨーレート偏差のフィードバックゲインの組み合わせを設定する場合を例に説明したが、これに限定されるものでない。少なくとも横位置偏差、及びヨー角偏差フィードバックゲインの組み合わせ(K,K)を設定すればよく、例えば、横位置偏差、及びヨー角偏差フィードバックゲインの組み合わせのみ(K,K)を設定するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態におけるフィードバックゲイン算出部104、2104、3104が、少なくとも横位置偏差、及びヨー角偏差フィードバックゲインの組み合わせ(K,K)を算出すればよく、例えば、横位置偏差、及びヨー角偏差フィードバックゲインの組み合わせのみ(K,K)を算出するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、拡張カルマンフィルタを用いて、目標軌跡の曲率、目標軌跡に対する車両の横位置偏差、及び目標軌跡に対する車両のヨー角偏差を推定する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、他の推定方法によって目標軌跡の曲率、目標軌跡に対する車両の横位置偏差、及び目標軌跡に対する車両のヨー角偏差を推定してもよい。
なお、本発明のプログラムは、記録媒体に格納して提供することができる。
10 車両制御装置
12 カメラ
14 車速センサ
16 ヨーレートセンサ
18 操舵角センサ
20 コンピュータ
22 情報取得部
24 車線境界線検出部
26 目標軌跡算出部
28 状態推定部
30 曲率ノイズ算出部
32 フィードバックゲインデータベース
34 フィードバックゲイン設定部
36 軌跡追従コントローラ
38 操舵角コントローラ
40 電動パワーステアリング
100,2100,3100 フィードバックゲイン設計装置
102 信号受付部
104,2104,3104 フィードバックゲイン算出部
106 フィードバックゲインデータベース

Claims (3)

  1. 車両の前方の道路情報を検出するセンサと、
    前記センサによって検出された前記道路情報に基づいて、道路の車線境界線を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された前記車線境界線に基づいて、前記車両の目標軌跡を算出する目標軌跡算出手段と、
    前記目標軌跡算出手段によって算出された前記目標軌跡に基づいて、前記目標軌跡の曲率、前記目標軌跡に対する前記車両の横位置偏差、及び前記目標軌跡に対する前記車両のヨー角偏差を推定する推定手段と、
    前記検出手段による前記車線境界線の検出結果に基づいて、前記推定手段によって推定された前記目標軌跡の曲率に含まれるノイズを表す曲率ノイズを算出する曲率ノイズ算出手段と、
    前記曲率ノイズ算出手段によって算出された前記曲率ノイズと、前記車両の横位置偏差及び前記車両のヨー角偏差のフィードバックゲインが小さいほど、前記車両のドライバの注視点の視野角速度又は前記車両の横加速度を微分した横ジャークが小さくなるという関係とに基づいて、予め設定されたドライバの注視点に応じて算出される視野角速度、及び前記車両の横加速度を微分した横ジャークの少なくとも一方が閾値より小さくなるように前記曲率ノイズに対して予め定められた、前記車両の横位置偏差及び前記車両のヨー角偏差のフィードバックゲインを設定するフィードバックゲイン設定手段と、
    前記目標軌跡の曲率のフィードフォワード制御、並びに前記車両の横位置偏差及び前記車両のヨー角偏差のフィードバック制御に従って、前記推定手段によって推定された前記目標軌跡の曲率、前記車両の横位置偏差、及び前記車両のヨー角偏差と、前記フィードバックゲイン設定手段によって設定された前記車両の横位置偏差及び前記車両のヨー角偏差のフィードバックゲインとに基づいて、前記車両が前記目標軌跡に追従するように、前記車両の運転操作量を算出する運転操作量算出手段と、
    前記運転操作量算出手段によって算出された前記運転操作量を実現するように、前記車両を制御する制御手段と、
    を含む車両制御装置であって、
    前記検出手段は、検出された前記車線境界線の信頼の度合いを表す検出信頼度を更に算出し、
    前記曲率ノイズ算出手段は、前記検出手段によって算出された前記検出信頼度が低いほど、前記曲率ノイズが大きくなるように、前記曲率ノイズを算出し、
    前記フィードバックゲイン設定手段は、前記曲率ノイズ算出手段によって算出された前記曲率ノイズが大きいほど、前記車両の横位置偏差及び前記車両のヨー角偏差のフィードバックゲインが小さくなるように、前記車両の横位置偏差及び前記車両のヨー角偏差のフィードバックゲインを設定する、
    車両制御装置。
  2. 前記運転操作量は、前記車両の操舵角、及び前記車両のヨーモーメントの少なくとも1つである請求項1記載の車両制御装置。
  3. 車両の前方の道路情報を検出するセンサによって検出された前記道路情報に基づいて、道路の車線境界線を検出する検出手段、
    前記検出手段によって検出された前記車線境界線に基づいて、前記車両の目標軌跡を算出する目標軌跡算出手段、
    前記目標軌跡算出手段によって算出された前記目標軌跡に基づいて、前記目標軌跡の曲率、前記目標軌跡に対する前記車両の横位置偏差、及び前記目標軌跡に対する前記車両のヨー角偏差を推定する推定手段、
    前記検出手段による前記車線境界線の検出結果に基づいて、前記推定手段によって推定された前記目標軌跡の曲率に含まれるノイズを表す曲率ノイズを算出する曲率ノイズ算出手段、
    前記曲率ノイズ算出手段によって算出された前記曲率ノイズと、前記車両の横位置偏差及び前記車両のヨー角偏差のフィードバックゲインが小さいほど、前記車両のドライバの注視点の視野角速度又は前記車両の横加速度を微分した横ジャークが小さくなるという関係とに基づいて、予め設定されたドライバの注視点に応じて算出される視野角速度、及び前記車両の横加速度を微分した横ジャークの少なくとも一方が閾値より小さくなるように前記曲率ノイズに対して予め定められた、前記車両の横位置偏差及び前記車両のヨー角偏差のフィードバックゲインを設定するフィードバックゲイン設定手段、
    前記目標軌跡の曲率のフィードフォワード制御、並びに前記車両の横位置偏差及び前記車両のヨー角偏差のフィードバック制御に従って、前記推定手段によって推定された前記目標軌跡の曲率、前記車両の横位置偏差、及び前記車両のヨー角偏差と、前記フィードバックゲイン設定手段によって設定された前記車両の横位置偏差及び前記車両のヨー角偏差のフィードバックゲインとに基づいて、前記車両が前記目標軌跡に追従するように、前記車両の運転操作量を算出する運転操作量算出手段、及び
    前記運転操作量算出手段によって算出された前記運転操作量を実現するように、前記車両を制御する制御手段
    として機能させるためのプログラムであって、
    前記検出手段は、検出された前記車線境界線の信頼の度合いを表す検出信頼度を更に算出し、
    前記曲率ノイズ算出手段は、前記検出手段によって算出された前記検出信頼度が低いほど、前記曲率ノイズが大きくなるように、前記曲率ノイズを算出し、
    前記フィードバックゲイン設定手段は、前記曲率ノイズ算出手段によって算出された前記曲率ノイズが大きいほど、前記車両の横位置偏差及び前記車両のヨー角偏差のフィードバックゲインが小さくなるように、前記車両の横位置偏差及び前記車両のヨー角偏差のフィードバックゲインを設定する、
    プログラム。
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