JP6598724B2 - ステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明はステアリング装置に関する。
特許文献1では、図8に示すように、ロアージャケット110に支持軸100を介して回転可能に支持されたロック部材120が、アッパージャケット(図示せず)に支持されたロックプレート130に係合することにより、テレスコロックの保持力が高められている。
支持軸100は、支持軸方向Kの一端100aに配置された大径部101と、大径部101から段部102を介して支持軸方向Kの他端100b側へ延びる小径部103とを備えている。支持軸100は、支持軸方向Kの一端100aと他端100bとでロアージャケット110によって両持ち支持されている。ロック部材120は、支持軸方向Kの一端100aと他端100bとの間の中間部100cにおいて小径部103に外嵌され、支持されている。
特許文献1では、二次衝突時に、ロック部材120が衝撃荷重を受けるに伴って、支持軸100が、支持軸方向Kに関して中間部100cの両側に配置された第1破断予定部H1および第2破断予定部H2において、剪断により破断することで、衝撃エネルギを吸収することを企図している。
特開2015−182614号公報
しかしながら、支持軸100の一端100aの大径部101において、支持軸方向Kの一部のみが、ロアージャケット110によって支持されており、ロアージャケット110と第1破断予定部H1とが支持軸方向Kに所定距離Dだけ離隔されている。これは、二次衝突時に支持軸100が破断するときに、ロック部材120がロアージャケット110と干渉することを抑制するためである。
ロアージャケット110から支持軸方向Kに離隔した第1破断予定部H1が、二次衝突時に曲げ力を受け、剪断ではなく、曲げによって破断するおそれがある。曲げにより破断する第1破断予定部H1と、剪断により破断する第2破断予定部H2とでは、同時破断を達成できない。このため、衝撃吸収荷重がばらつくおそれがある。
本発明の目的は、安定した衝撃吸収荷重を得ることができるステアリング装置を提供することである。
請求項1の発明は、コラム軸方向(X)に伸縮可能なステアリングシャフト(3)と、スリット(26)と前記スリットの両側に配置された一対の被締付部(19)とを含むアウタージャケット(12)と、前記アウタージャケットに嵌合されたインナージャケット(11)とを含み、前記ステアリングシャフトを回転可能に支持する前記コラム軸方向に伸縮可能なコラムジャケット(8)と、前記一対の被締付部の締付軸挿通孔(29)に挿通された締付軸(21)と、前記締付軸を回転操作する操作レバー(20)と、を含み、前記締付軸を介して前記一対の被締付部を締め付けることにより前記アウタージャケットに前記インナージャケットを保持させる締付機構(18)と、第1歯(41)を形成し前記インナージャケットに固定された第1歯形成部材(40)と、前記一対の被締付部の支持孔(38)によってそれぞれ支持された第1被支持部(50a)および第2被支持部(50b)を含む支持軸(50)と、前記第1歯に係合する第2歯(72a)を形成し、前記支持軸によって回転可能に支持され、前記操作レバーの操作に応じて回転することにより、前記第1歯に対して前記第2歯を係合または係合解除させる第2歯形成部材(70)と、を備え、前記支持軸は、支持軸方向(K)の一部に第1被支持部を含む大径部(51)と、前記支持軸方向の一部に前記第2被支持部を含み前記大径部よりも小径の小径部(52)と、前記大径部と前記小径部との間に形成される段部(53)と、を含み、前記小径部は、前記段部に隣接し前記段部に向かって径が漸減するテーパ部(54)と、前記テーパ部の最小径部(54a)に配置され二次衝突時に破断する第1破断予定部(H1)と、前記第2被支持部に隣接し二次衝突時に破断する第2破断予定部(H2)と、を含むステアリング装置(1;1P)を提供する。
なお、括弧内の英数字は、後述する実施形態における対応構成要素等を表すが、このことは、むろん、本発明がそれらの実施形態に限定されるべきことを意味するものではない。以下、この項において同じ。
請求項2のように、前記第1破断予定部と前記第2破断予定部との間で前記小径部の外周(52a)に嵌合され、前記支持軸の強度よりも高い強度を有する筒状の補強部材(60)を含み、前記第2歯形成部材は、前記補強部材を介して前記支持軸に支持されてもよい。
請求項1の発明では、段部に隣接し段部に向かって径が漸減するテーパ部の最小径部に、第1破断予定部が配置されるため、第1破断予定部に応力が集中する。このため、第1破断予定部が剪断により破断し、第1破断予定部および第2破断予定部が剪断により同時に破断する。これにより、安定した衝撃吸収荷重を得ることができる。
請求項2の発明では、補強部材が嵌合された支持軸の部分と両破断予定部との間で、強度差がある。このため、二次衝突時に両破断予定部の剪断による破断が促進される。
本発明の第1実施形態のステアリング装置の概略構成を示す一部破断模式的側面図である。 第1実施形態のステアリング装置の概略斜視図である。 第1実施形態のステアリング装置の要部の断面図であり、図1のIII−III線に沿って切断された断面図に相当する。 第1実施形態のステアリング装置の要部の断面図であり、ツースロック機構のロック状態を示している。 第1実施形態のステアリング装置の要部の断面図であり、ツースロック機構のアンロック状態を示している。 第1実施形態のステアリング装置の要部の断面図であり、ツースロック機構の第2歯形成部材を支持する機構を示している。 本発明の第2実施形態のステアリング装置の要部の断面図であり、ツースロック機構の第2歯形成部材を支持する機構を示している。 従来の支持軸の周辺の構造の断面図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に従って説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態のステアリング装置の概略構成を示す一部破断模式的側面図である。図1を参照して、ステアリング装置1は、ステアリングホイール等の操舵部材2が一端(軸方向上端)に連結されたステアリングシャフト3と、インターミディエイトシャフト4等を介してステアリングシャフト3と連結された転舵機構5と備えている。
転舵機構5は、操舵部材2の操舵に連動して転舵輪(図示せず)を転舵する例えばラックアンドピニオン機構である。操舵部材2の回転は、ステアリングシャフト3およびインターミディエイトシャフト4等を介して転舵機構5に伝達される。また、転舵機構5に伝達された回転は、図示しないラック軸の軸方向移動に変換される。これにより、転舵輪が転舵される。
ステアリングシャフト3は、例えばスプライン嵌合やセレーション嵌合によって相対摺動可能に嵌合された筒状のアッパーシャフト6とロアーシャフト7とを有している。操舵部材2は、アッパーシャフト6の一端に連結されている。また、ステアリングシャフト3は、ステアリングシャフト3の中心軸方向であるコラム軸方向Xに伸縮可能である。
ステアリング装置1は、ステアリングシャフト3を回転可能に支持する中空のコラムジャケット8を備える。ステアリングシャフト3は、コラムジャケット8内に挿通されており、複数の軸受9,10を介してコラムジャケット8によって回転可能に支持されている。
コラムジャケット8は、相対摺動可能に嵌合された例えばアッパージャケットである筒状のインナージャケット11と、例えばロアージャケットである筒状のアウタージャケット12とを有している。コラムジャケット8は、コラム軸方向Xに伸縮可能である。
アッパー側のインナージャケット11は、軸受9を介してコラム軸方向Xに同行移動可能にアッパーシャフト6に連結されている。ロアー側のアウタージャケット12は、軸受10を介してロアーシャフト7を回転可能に支持している。
ステアリング装置1は、車体13に固定される固定ブラケット14と、固定ブラケット14によって支持されたチルト中心軸15と、アウタージャケット12の外周に固定され、チルト中心軸15によって回転可能に支持されたコラムブラケット16とを備える。コラムジャケット8およびステアリングシャフト3は、チルト中心軸15の中心軸線であるチルト中心CCを支点にしてチルト方向Yに回動可能(チルト可能)となっている。
チルト中心CC回りにステアリングシャフト3およびコラムジャケット8を回動(チルト)させることで、操舵部材2の位置を調整できるようになっている(いわゆるチルト調整)。また、ステアリングシャフト3およびコラムジャケット8をコラム軸方向Xに伸縮させることで、操舵部材2の位置を調整できるようになっている(いわゆるテレスコ調整)。
ステアリング装置1は、車体13に固定されるブラケット17と、アウタージャケット12のコラム軸方向Xの上部に単一の材料で一体に設けられた一対の被締付部19を締め付けることによりチルトロックおよびテレスコロックを達成する締付機構18とを備える。
図1および概略斜視図である図2に示すように、締付機構18は、運転者が回転操作する操作部材としての操作レバー20と、操作レバー20と一体回転可能な締付軸21とを備える。締付軸21の中心軸線C1が、操作レバー20の回転中心に相当する。
図2に示すように、アウタージャケット12は、コラム軸方向Xの上端から下方に延びるスリット26を形成している。一対の被締付部19は、スリット26の両側に配置されている。一対の被締付部19をクランプすることにより、アウタージャケット12は、弾性的に縮径可能である。
アウタージャケット12は、コラム軸方向Xに延びる案内溝27を形成している。案内溝27には、インナージャケット11に固定された被案内突起28が嵌合している。案内溝27は、被案内突起28を介してインナージャケット11の軸方向移動を案内しつつ、アウタージャケット12に対するインナージャケット11の回転を規制する。また、案内溝27と被案内突起28との嵌合により、アウタージャケット12からのインナージャケット11の抜けが防止されている。
締付機構18は、締付軸21を介してブラケット17をアウタージャケット12の一対の被締付部19に締め付けることによりチルトロックを達成する。
また、締付機構18は、アウタージャケット12の一対の被締付部19を締め付けることにより、縮径させたアウタージャケット12によってインナージャケット11をコラム軸方向Xに移動不能にクランプさせてテレスコロックを達成する。これにより、操舵部材2の位置が、車体13(図1参照)に対して固定される。
締付軸21は、ブラケット17の一対の側板22(図1では一方の側板22のみを示してある)にそれぞれ設けられチルト方向Yに延びるチルト用長孔23を挿通している。
図3に示すように、ブラケット17は、車体13に取り付けられた取付板24と、取付板24の両端からチルト方向Yの下方に延びる一対の側板22とを備えている。
アウタージャケット12の一対の被締付部19は、一対の側板22間に配置され、対応する側板22の内側面22bにそれぞれ沿う板状をなしている。各側板22の内側面22bが、それぞれ対応する被締付部19の外側面19aに対向している。
アウタージャケット12の各被締付部19には、締付軸21が挿通される円孔からなる締付軸挿通孔29が形成されている。締付軸21と、アウタージャケット12と、インナージャケット11と、ステアリングシャフト3とは、チルト調整時に、チルト方向Yに一体に移動する。
締付軸21は、ブラケット17の両側板22のチルト用長孔23およびアウタージャケット12の両被締付部19の締付軸挿通孔29を挿通するボルトからなる。締付軸21の一端に設けられた大径の頭部21aは、操作レバー20と一体回転可能に固定されている。
締付機構18は、締付軸21の頭部21aと一方の側板22との間に介在し、操作レバー20の操作トルクを締付軸21の軸力(一対の側板22を締め付けるための締付力)に変換する力変換機構30をさらに備える。
力変換機構30は、操作レバー20と一体回転に連結され締付軸21に対して締付軸方向Jの移動が規制された回転カム31と、回転カム31に対してカム係合し、一方の側板22を締め付ける非回転カムである一方の締付部材32とを含む。
締付機構18は、締付軸21の他端のねじ部21bに螺合したナット33と、他方の側板22を締め付ける他方の締付部材34と、他方の締付部材34とナット33との間に介在する介在部材35とをさらに備える。
介在部材35は、ナット33と他方の締付部材34との間に介在するワッシャ36と、ワッシャ36と他方の締付部材34との間に介在する針状ころ軸受37とを備える。
ナット33とブラケット17の他方の側板22との間に、他方の締付部材34と、介在部材35とが介在している。回転カム31と、一方の締付部材32(非回転カム)と、他方の締付部材34と、介在部材35とは、締付軸21の外周によって支持されている。
一方の締付部材32(非回転カム)および他方の締付部材34は、それぞれ対応する側板22を締め付ける締付板部32a,34aと、それぞれ対応するチルト用長孔23に嵌合したボス部32b,34bとを有している。各ボス部32b,34bと対応するチルト用長孔23との嵌合によって、各締付部材32,34の回転が規制されている。
また、一方の締付部材32(非回転カム)および他方の締付部材34は、締付軸21によって締付軸方向Jに移動可能に支持されている。
操作レバー20のロック方向への回転に伴って、回転カム31が一方の締付部材32(非回転カム)に対して回転することにより、一方の締付部材32が締付軸方向Jに移動されて、両締付部材32,34(の締付板部32a,34a)の間で、ブラケット17の一対の側板22がクランプされて締め付けられる。
これにより、ブラケット17の各側板22が、アウタージャケット12の対応する被締付部19を締め付ける。その結果、アウタージャケット12のチルト方向Yの移動が規制されて、チルトロックが達成される。また、両被締付部19が締め付られることで、アウタージャケット12が、弾性的に縮径してインナージャケット11を締め付ける。これにより、インナージャケット11のコラム軸方向Xの移動が規制されて、テレスコロックが達成される。
図4および図5に示すように、ステアリング装置1は、テレスコロックの保持力を向上するためのツースロック機構TLを備えている。図4はツースロック機構TLのロック状態を示し、図5はツースロック機構TLのアンロック状態(ロック解除状態)を示している。
ツースロック機構TLは、インナージャケット11の外周11aに固定された第1歯形成部材40と、一対の被締付部19によって支持された支持軸50と、支持軸50に回転可能に支持された第2歯形成部材70と、締付軸21の回転に第2歯形成部材70の回転を連動させる連動機構80とを備える。
第1歯形成部材40は、多数の第1歯41をコラム軸方向Xに所定間隔毎に並べて形成している。素材となる長尺板に、多数の溝42をコラム軸方向Xの所定間隔毎に形成し、隣接する溝42間に、各第1歯41が形成されてもよい。
図6に示すように、支持軸50は、支持軸50の中心軸方向である支持軸方向Kの両端に、それぞれ対応する被締付部19の支持孔38によって直接支持された第1被支持部50aおよび第2被支持部50bを含む。
支持軸50は、支持軸方向Kの一部に第1被支持部50aを含む大径部51と、支持軸方向Kの一部に第2被支持部50bを含み大径部51よりも小径の小径部52と、大径部51と小径部52との間に形成された軸直角面からなる段部53とを備える。
小径部52は、段部53に隣接し段部53に向かって径が漸減するテーパ部54と、テーパ部54の最小径部54aに配置され二次衝突時に剪断により破断する第1破断予定部H1と、第2被支持部50bに隣接し二次衝突時に剪断により破断する第2破断予定部H2とを含む。
支持軸方向Kに関する大径部51の一部に、一方(図6において右方)の被締付部19の支持孔38によって支持される第1被支持部50aが配置される。すなわち、大径部51の前記一部を除く残りの部分は、スリット26内に進出している。このため、支持軸方向Kに関して、一方の被締付部19側の、スリット26の内面26aの位置と、第1破断予定部H1の位置とが、所定距離Dだけ離隔している。
支持軸50の大径部51と対向する側板22との間に、支持軸50の大径部51と一体に設けられた付勢部材90が介在している。付勢部材90は、側板22を押圧する反力で、支持軸50を、支持軸方向Kの第2被支持部50b側である付勢方向K2に付勢している。
付勢部材90は、一方の被締付部19の外側面19aに設けられた収容凹部19bに収容されている。収容凹部19bは、支持孔38と連通しており、支持孔38よりも大径である。
付勢部材90による付勢力は、段部53および第2歯形成部材のボス部71を介して、他方(図6において左方)の被締付部19側の、スリット26の内面26aによって受けられている。
第1破断予定部H1および第2破断予定部H2は、支持軸50の小径部52の外周52aにおいて、第2歯形成部材70のボス部71が嵌合する所定領域PAの両側位置に配置されている。
二次衝突時に、ステアリングシャフト3からインナージャケット11および第1歯形成部材40を介して第2歯形成部材70に所定以上の衝撃荷重が与えられることで、支持軸50は、第1破断予定部H1および第2破断予定部H2で破断する。
図4および図6に示すように、第2歯形成部材70は、支持軸50の外周の回りを取り囲むボス部71と、ボス部71の外周から突出状に延び、先端に第1歯41に係合可能な第2歯72aを形成した第2歯形成腕72とを備えている。
図4に示すように、連動機構80は、締付軸21に一体回転可能に連結されたカム部材81と、第2歯形成部材70と一体回転可能に設けられカム部材81に従動するカムフォロワ腕73と、カムフォロワ腕73を介して第2歯72aが第1歯41に噛み合う方向に第2歯形成部材70を回転付勢する付勢部材82とを備えている。
カム部材81は、締付軸21の外周に嵌合されたボス部81aと、ボス部81aから径方向外方へ突出するカム突起81bとを含む。
付勢部材82は、例えはねじりばねからなる。すなわち、付勢部材82は、第2歯形成部材70のボス部71を取り囲むコイル部82aと、コイル部82aから延びカム部材81のボス部81aの外周に係合する第1係合部82bと、カムフォロワ腕73に係合する第2係合部82cとを備えている。
付勢部材82は、図4において反時計回りに(図4において白抜き矢符で示す)、第2歯形成部材70を回転付勢している。付勢部材82により反時計回りに回転付勢された第2歯形成部材70の第2歯72aが第1歯41に噛み合う状態で、図4に示すように、ツースロックが達成されている。
すなわち、図5に示すアンロック状態から、操作レバー20および締付軸21を締付軸21の中心軸線C1回りにロック方向(図5において時計回り)に回転させると、カム突起81bが、支持軸50の中心軸線C2を中心とする、カムフォロワ腕73の反時計回りの回転を許容する。このため、付勢部材82の働きで、第2歯形成部材70が反時計回りに回転し、図4に示すように、第2歯72aが第1歯41に噛み合うことによりツースロックが達成される。
一方、図4に示すロック状態から、操作レバー20をアンロック方向(図4において反時計回り)に回転させると、図5に示すように、カム突起81bが、付勢部材82に抗して、カムフォロワ腕73を介して第2歯形成部材70を中心軸線C2を中心として時計回りに回転させる。このため、第1歯41に対する第2歯72aの噛み合いが外れ、ツースロックが解除される。
本実施形態では、二次衝突時の支持軸50の第1破断予定部H1と第2破断予定部H2の同時破断を企図している。しかしながら、支持軸方向Kにおいて大径部51の一部のみが、第1被支持部50aとして、対応する被締付部19の対応する支持孔38によって支持されている関係上、第1破断予定部H1と対応する被締付部19とが支持軸方向Kに所定距離Dだけ離隔している。このため、仮に、本実施形態の特徴であるテーパ部54を設けない場合、二次衝突時に、第1破断予定部H1が、曲げ力を受け、剪断ではなく曲げによって破断することが懸念される。
前記懸念を払拭するために、本実施形態では、段部53に隣接し段部53に向かって径が漸減するテーパ部54の最小径部54aに、第1破断予定部H1が設けられている。これにより、二次衝突時に、第1破断予定部H1に応力が集中するので、第1破断予定部H1を剪断により破断させることができる。このため、第1破断予定部H1および第2破断予定部H2の剪断による同時破断を達成することができる。その結果、二次衝突時の衝撃吸収荷重を安定させることができる。
なお、支持軸方向Kに関するテーパ部54の配置長さが、両破断予定部H1,H2間の距離(支持軸50の所定領域PAの支持軸方向Kの長さに相当)の1/3以下となることが、第1破断予定部H1の強度とテーパ部54の傾斜度合いを良好に設定するうえで好ましい。
具体的には、テーパ部54の傾斜度合いは、例えばテーパ部54の配置長さが、2〜8mmである場合に、テーパ部54の最小径部54aの半径が、テーパ部54が設けられていない小径部52の部分の半径よりも、0.05〜0.5mm程度小さくされることが好ましい。このように、傾斜の緩やかなテーパ部54とすることで、第1破断予定部H1への極端な応力集中を回避し、第1破断予定部H1の剪断荷重の大幅な低下を抑制することができる。
また、図示していないが、極端な応力集中を抑制しつつ加工の容易性を担保するために、段部53とテーパ部54とで形成されるコーナ部に、例えば曲率半径が0.1〜0.3mm程度であるR面取り部が形成されていてもよい。
(第2実施形態)
図7は本発明の第2実施形態のステアリング装置1Pの要部の断面図であり、ツースロック機構TLPの第2歯形成部材70を支持する機構を示している。
図7の第2実施形態が、図6の第1実施形態と主に異なるのは、下記である。すなわち、第2歯形成部材70のボス部71が、筒状の補強部材60を介して回転可能に支持されている。
補強部材60は、支持軸50の小径部52の外周52aの所定領域PAに嵌合されている。第1破断予定部H1および第2破断予定部H2は、補強部材60の嵌合により補強された支持軸50の所定領域PAの両側に配置されている。
補強部材60は、支持軸50の段部53と、他方(図7において左方)の被締付部19側の、スリット26の内面26aとの間に介在している。補強部材60の一端部60aは、段部53に当接している。具体的には、補強部材60の一端部60aに設けられて径方向外方に延びるフランジ61が、段部53に当接している。補強部材60の他端部60bの端面は、他方の被締付部19側の、スリット26の内面26aと当接している。
補強部材60は、支持軸50の強度よりも高い強度を有しており、所定領域PAに対する補強度合いを強めている。支持軸50が樹脂製である場合、補強部材60として、支持軸50を形成する樹脂よりも高い強度を持つ樹脂部材または金属部材が用いられる。補強部材60は例えばカラーである。
本実施形態によれば、第1実施形態と同じく、テーパ部54の働きにより、第1破断予定部H1と第2破断予定部H2とを剪断により同時に破断させることができ、安定した衝撃吸収荷重を得ることができる。
また、支持軸50において、補強部材60が嵌合される部分と、補強部材60の両側の両破断予定部H1,H2との間に、強度差がある。このため、二次衝突時に両破断予定部H1,H2の剪断による破断を促進して、両破断予定部H1,H2で確実に剪断により破断させることができる。
また、補強部材60が支持軸50よりも高い強度を持つ。このため、支持軸50において、高強度の補強部材60の嵌合により補強された部分と補強部材60の両側の両破断予定部H1,H2との間の強度差が拡大される。これにより、二次衝突時に、両破断予定部H1,H2が確実に剪断により破断する。可及的に安定した衝撃吸収を達成することができる。
本発明は前記実施形態に限定されるものではない。例えば、ステアリング装置1は、マニュアルタイプに限らず、電動モータの動力をステアリングシャフト3に与えて操舵を補助する電動パワーステアリング装置であってもよい。その他、本発明は、特許請求の範囲記載の範囲内で種々の変更を施すことができる。
1;1P…ステアリング装置、3…ステアリングシャフト、11…インナージャケット、12…アウタージャケット、18…締付機構、19…被締付部、20…操作レバー、21…締付軸、22…側板、26…スリット、26a…内面、29…締付軸挿通孔、38…支持孔、40…第1歯形成部材、41…第1歯、50…支持軸、50a…第1被支持部、50b…第2被支持部、51…大径部、52…小径部、53…段部、54…テーパ部、54a…最小径部、70…第2歯形成部材、71…ボス、72…第2歯形成腕、72a…第2歯、D…所定距離、H1…第1破断予定部、H2…第2破断予定部、K…支持軸方向、PA…所定領域、TL;TLP…ツースロック機構、X…コラム軸方向

Claims (2)

  1. コラム軸方向に伸縮可能なステアリングシャフトと、
    スリットと前記スリットの両側に配置された一対の被締付部とを含むアウタージャケットと、前記アウタージャケットに嵌合されたインナージャケットとを含み、前記ステアリングシャフトを回転可能に支持する前記コラム軸方向に伸縮可能なコラムジャケットと、 前記一対の被締付部の締付軸挿通孔に挿通された締付軸と、前記締付軸を回転操作する操作レバーと、を含み、前記締付軸を介して前記一対の被締付部を締め付けることにより前記アウタージャケットに前記インナージャケットを保持させる締付機構と、
    第1歯を形成し前記インナージャケットに固定された第1歯形成部材と、
    前記一対の被締付部の支持孔によってそれぞれ支持された第1被支持部および第2被支持部を含む支持軸と、
    前記第1歯に係合する第2歯を含み、前記支持軸によって回転可能に支持され、前記操作レバーの操作に応じて回転することにより、前記第1歯に対して前記第2歯を係合または係合解除させる第2歯形成部材と、を備え、
    前記支持軸は、支持軸方向の一部に第1被支持部を含む大径部と、前記支持軸方向の一部に前記第2被支持部を含み前記大径部よりも小径の小径部と、前記大径部と前記小径部との間に形成される段部と、を含み、
    前記小径部は、前記段部に隣接して前記小径部に設けられ前記段部に向かって径が漸減するテーパ部と、前記テーパ部の最小径部に配置され二次衝突時に破断する第1破断予定部と、前記第2被支持部に隣接し二次衝突時に破断する第2破断予定部と、を含むステアリング装置。
  2. 請求項1において、前記第1破断予定部と前記第2破断予定部との間で前記小径部の外周に嵌合され、前記支持軸の強度よりも高い強度を有する筒状の補強部材を含み、
    前記第2歯形成部材は、前記補強部材を介して前記支持軸に支持されるステアリング装置。
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