JP2021172203A - ステアリング装置 - Google Patents

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一希 安部
Kazuki Abe
菜奈子 藤巻
Nanako Fujimaki
奈月 赤下部
Natsuki Akakabe
宏基 立松
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Abstract

【課題】ステアリングホイールの操舵角を機械的に規制する規制機構をキーリングとステアリングコラムとの間に設けることができるステアリング装置を提供する。【解決手段】ステアリング装置は、操舵部3と転舵部との間の動力伝達系が分離した構造を備えている。操舵部3は、ステアリングシャフト11と、ステアリングシャフト11を回転可能に収容するステアリングコラム12と、ステアリングシャフト11の外周に嵌合されるとともにロックバーBが挿入される挿入部58を有するキーリング57と、ステアリングホイール2の操舵角が閾値角度を超えないように機械的に規制する規制機構14とを備えている。規制機構14は、キーリング57に設けられている第1係止部100と、ステアリングコラム12に設けられているとともにステアリングコラム12内においてステアリングシャフト11が回転したときに第1係止部100と係止するロックバーBとを有している。【選択図】図2

Description

本発明は、ステアリング装置に関する。
従来、操舵装置の一種として、ステアリングホイールが連結される操舵部と、操舵部に入力される操舵に応じて転舵輪を転舵させる転舵部との間の動力伝達系が分離されたステアバイワイヤ式のものがある。例えば、特許文献1に示すように、ステアリングホイールに連結されるステアリングシャフトの最下端部に規制機構としてメカストッパが設けられたステアリング装置がある。規制機構は、ステアリングホイールの操舵角が予め設定された閾値角度を超えることを機械的に規制する。
特開2007−153158号公報
ステアリングホイールの操舵角を機械的に規制する規制機構について、上記特許文献1では、ステアリングシャフトの最下端部に設けることを開示するのみである。規制機構をどこに配置するかについて、特許文献1には、それ以上の開示はない。
上記課題を解決するステアリング装置は、操舵部と、前記操舵部に入力される操舵に応じて転舵輪を転舵させる転舵部との間の動力伝達系が分離した構造を備えるステアリング装置であって、前記操舵部は、ステアリングホイールに連結されているステアリングシャフトと、前記ステアリングシャフトを回転可能に収容するステアリングコラムと、前記ステアリングシャフトの外周に嵌合されるとともにロックバーが挿入される挿入部を有するキーリングと、前記ステアリングホイールの操舵角が閾値角度を超えないように機械的に規制する規制機構とを備え、前記キーリングは、前記挿入部に対してロックバーが挿入されることにより前記ステアリングシャフトの回転を規制するステアリングロック機構を構成しており、前記規制機構は、前記キーリングに設けられている第1係止部と、前記ステアリングコラムに設けられているとともに前記ステアリングコラム内において前記ステアリングシャフトが回転したときに前記第1係止部と係止する第2係止部とを有している。
上記構成によれば、第1係止部は、ステアリングシャフトの回転に伴い、ステアリングシャフトと一体回転する。第1係止部が、ステアリングコラムに設けられている第2係止部に係止されることで、ステアリングシャフト、すなわちステアリングホイールの回転は規制される。規制機構は、ステアリングシャフトの最下端部以外の部位に配置されるため、従来技術とは異なった規制機構の配置を提供することができる。
上記のステアリング装置において、前記キーリングの外周面には、中立位置から前記閾値角度に応じた位置までの周方向範囲にわたって前記挿入部が複数形成されており、前記第1係止部は、前記キーリングの外周面における前記閾値角度に応じた位置に形成されており、径方向から見たとき、前記挿入部の形成位置と前記第1係止部の形成位置とは、前記キーリングの周方向において並んでおり、前記第1係止部は、前記挿入部よりも径方向外側に突出していることが好ましい。
上記構成によれば、挿入部の形成位置と第1係止部の形成位置とがキーリングの軸方向にずれている場合と比べて、キーリングが軸方向に大きくなることを抑制できる。
上記のステアリング装置において、前記第1係止部の周方向における厚さは、径方向外側の先端から径方向内側の基端に向けて厚く設定されていることが好ましい。
上記構成によれば、第1係止部の周方向における厚さを径方向内側ほど厚く設定することにより、第1係止部の強度を高めることができる。これにより、第1係止部が第2係止部に係止する際の衝撃によって第1係止部が変形することを抑制することができる。
上記のステアリング装置において、前記第2係止部は、前記ステアリングコラムに対して進退移動可能に設けられている前記ロックバーであり、前記ロックバーは、前記挿入部に対して挿入されていない退状態では、前記ステアリングシャフトが回転したときに前記挿入部に係止しないとともに前記ステアリングシャフトが回転したときに前記第1係止部と係止することが好ましい。
上記構成によれば、ステアリングロック機構を構成するロックバーが第2係止部として機能することにより、規制機構を設けるに際して、部品点数が増加することを抑制できる。
上記のステアリング装置において、前記ステアリングシャフトは、軸受を介して前記ステアリングコラム内に回転可能に支持され、前記第1係止部及び前記第2係止部は、前記軸受に対して軸方向に隣り合うように設けられていることが好ましい。
規制機構によってステアリングホイールの回転を規制する際、ステアリングシャフトには、回転方向において第1係止部と第2係止部とが互いに係止したことに起因する負荷が加わる。上記構成では、軸受は、負荷の作用点である第1係止部及び第2係止部付近でステアリングシャフトを支持することになる。これにより、負荷によって軸受に作用する力のモーメントを小さくすることができる。
上記のステアリング装置において、前記操舵部と前記転舵部とが機械的に切り離されているとともに、前記操舵部と前記転舵部との間の動力伝達系が分離されているものとすることは好適である。
本発明のステアリング装置によれば、ステアリングホイールの操舵角を機械的に規制する規制機構をステアリングシャフトとステアリングコラムとの間に設けることができる。
ステアリング装置の概略構成図。 (a)は、操舵部の軸方向に沿った断面図、(b)は、規制機構周辺の拡大断面図。 操舵部の規制機構を通る位置での軸方向と直交する断面図。
ステアリング装置の一実施形態について図面に従って説明する。
図1に示すように、ステアバイワイヤ式のステアリング装置1は、ステアリングホイール2が連結される操舵部3と、運転者による操舵部3の操舵に応じて転舵輪4を転舵させる転舵部5とを備えている。ステアリング装置1において、操舵部3と転舵部5とは機械的に切り離されており、操舵部3と転舵部5との間の動力伝達系が分離されている。このようなリンクレスの構造も、本実施形態における動力伝達系を分離した構造の一態様である。
操舵部3は、ステアリングホイール2が固定されるステアリングシャフト11と、ステアリングシャフト11を回転可能に収容するステアリングコラム12と、ステアリングシャフト11を介してステアリングホイール2に操舵に抗する力である操舵反力を付与する操舵部アクチュエータ13とを備えている。また、操舵部3には、ステアリングホイール2の操舵角が閾値角度を超えることを機械的に規制する規制機構14が設けられている。なお、閾値角度は、操舵角と転舵輪の転舵角との比であるステアリングレシオ等に基づいて予め設定されており、ステアリングホイール2の一回転以上の回転を抑制できるような角度である±180度未満の角度に設定することができる。
操舵部アクチュエータ13は、駆動源となる操舵部モータ21と、操舵部モータ21の回転を減速する減速機構22と、減速機構22を収容するハウジング23とを備えている。減速機構22は、操舵部モータ21によって回転駆動するウォーム軸24と、ウォーム軸24と噛合するウォームホイール25とを備えている。なお、ハウジング23は、後述するようにステアリングコラム12の一部を構成する。操舵部アクチュエータ13は、操舵部モータ21の回転を減速してステアリングシャフト11に伝達することで、ステアリングホイール2に操舵反力を付与する。
転舵部5は、ピニオンシャフト31と、ピニオンシャフト31に連結されたラックシャフト32と、ラックシャフト32を往復動可能に収容するラックハウジング33と、ピニオンシャフト31及びラックシャフト32からなるラックアンドピニオン機構34とを備えている。ピニオンシャフト31とラックシャフト32とは、所定の交差角をもって配置されている。ラックアンドピニオン機構34は、ピニオンシャフト31に形成されたピニオン歯31aと、ラックシャフト32に形成されたラック歯32aとを噛合することにより構成されている。ラックシャフト32の両端には、ボールジョイントからなるラックエンド35を介してタイロッド36が連結されている。タイロッド36の先端は、転舵輪4が組み付けられた図示しないナックルに連結されている。ピニオンシャフト31には、図示しない回転角センサが取り付けられている。当該回転角センサは、ラックシャフト32の往復動に対して回転するピニオンシャフト31の回転角を転舵角として検出する。
転舵部5は、ラックシャフト32に転舵輪4を転舵させる転舵力を付与する転舵部アクチュエータ41を備えている。転舵部アクチュエータ41は、駆動源となる転舵部モータ42と、伝達機構43と、変換機構44とを備えている。転舵部アクチュエータ41は、転舵部モータ42の回転を伝達機構43を介して変換機構44に伝達し、変換機構44にてラックシャフト32に転舵力が付与されることで、転舵輪4の転舵角が変更される。このとき、操舵部アクチュエータ13からは、運転者の操舵に抗する操舵反力がステアリングホイール2に付与される。
操舵部3の構成について説明する。なお、以下では、説明の便宜上、ステアリングホイール2が位置する側を上端側とし、ステアリングホイール2と反対側を下端側とする。
図2(a)に示すように、ステアリングシャフト11は、中空状のアッパシャフト51と、中実状のロアシャフト52と、ロアシャフト52の軸方向下端部に連結された駆動シャフト53とを備えている。アッパシャフト51の上端部には、ステアリングホイール2が連結されている。アッパシャフト51は、ロアシャフト52にスプライン嵌合されている。駆動シャフト53は、ロアシャフト52の下端部に連結されている。駆動シャフト53は、中空状の入力軸54と、中空状の出力軸55と、入力軸54及び出力軸55を互いに連結するトーションバー56とを備えている。なお、入力軸54は、ロアシャフト52に連結されている。また、出力軸55には、ウォームホイール25が連結されている。
ロアシャフト52の下端部には、車両の始動スイッチのオフ時に、ステアリングシャフト11の回転を規制するためのステアリングロック機構Sを構成するキーリング57が嵌合されている。
ステアリングコラム12は、アッパシャフト51を回転可能に収容する円筒状のアッパチューブ61と、操舵部アクチュエータ13を構成する上記ハウジング23とを備えている。アッパチューブ61は、円筒状のインナチューブ62及びアウタチューブ63を備えている。インナチューブ62は、軸受64を介してアッパシャフト51を回転可能に支持している。インナチューブ62とアウタチューブ63とは、通常時は軸方向への相対移動が規制された状態で嵌合しており、いわゆるテレスコ(登録商標)動作時にも一体的に動作する。一方、インナチューブ62とアウタチューブ63とは、車両衝突等による衝撃荷重が車両に作用した場合、軸方向に相対移動して収縮するように構成されている。
操舵部アクチュエータ13の構成について説明する。
ハウジング23は、アッパチューブ61を軸方向に移動可能に収容するチューブハウジング71と、チューブハウジング71の下端部に連結されたセンサハウジング72と、センサハウジング72の下端側に固定されたウォームハウジング73とを備えている。チューブハウジング71、センサハウジング72、及びウォームハウジング73は、金属材料により構成されている。
チューブハウジング71は、略円筒状に形成されている。チューブハウジング71の下端部には、フランジ部が設けられている。また、センサハウジング72は、略円筒状に形成されている。センサハウジング72の上端部には、フランジ部が設けられている。チューブハウジング71のフランジ部及びセンサハウジング72のフランジ部をボルト74によって締結することにより、チューブハウジング71はセンサハウジング72に固定されている。
センサハウジング72には、軸方向に貫通した挿通孔75が形成されている。挿通孔75には、駆動シャフト53が挿通されている。センサハウジング72は、挿通孔75における軸方向上端側の開口端に設けられた軸受76を介して入力軸54を回転可能に支持している。また、センサハウジング72は、挿通孔75における軸方向下端側の開口端に設けられた軸受77を介して出力軸55の上端部を回転可能に支持している。なお、挿通孔75の内周には、トーションバー56の捩れ量に基づいて操舵トルクを検出するセンサ部78が設けられている。
図2(a)に示すように、ウォームハウジング73は、ウォーム軸24が収容されるウォーム軸収容部81、及びウォーム軸収容部81に連続して形成されるとともにウォームホイール25が収容されるウォームホイール収容部82を有している。なお、図2(a)では、説明の便宜上、ウォーム軸24の図示を省略している。ウォームホイール収容部82は、軸方向上端側が開口している。ウォームホイール収容部82の軸方向上端側の開口は、センサハウジング72によって覆われている。センサハウジング72は、ボルト83によってウォームハウジング73に締結されている。ウォームホイール収容部82の底面には、凹部84が形成されている。ウォームホイール収容部82は、凹部84に設けられた軸受85を介して出力軸55の軸方向下端側の端部を回転可能に支持している。ウォームホイール25は、出力軸55の外周に圧入されることにより、出力軸55と一体回転可能に連結されている。
ステアリングロック機構Sを構成するキーリング57の構造について説明する。
図2(a),(b)及び図3に示すように、ステアリングロック機構Sは、ロアシャフト52の下端部の外周に嵌合された略円筒状のキーリング57と、ステアリングコラム12に対して進退移動可能に設けられている棒状のロックバーBとを有している。キーリング57の外周面には、ロックバーBが挿入される挿入部58が形成されている。挿入部58は、キーリング57の軸方向に延びている溝状に形成されている。挿入部58は、キーリング57の軸方向における中間位置から上端側の端部まで延びている。挿入部58は、キーリング57の外周面において、ステアリングシャフト11の中立位置からステアリングシャフト11の閾値角度に応じた位置までの周方向範囲にわたって、複数形成されている。挿入部58は、当該周方向範囲において、等間隔で形成されている。
ステアリングコラム12のチューブハウジング71には、挿通孔71aが設けられている。ロックバーBは、挿通孔71aに挿入されるとともに挿通孔71a内で進退移動する。ロックバーBは、図3に1点鎖線で示される進状態と図3に2点鎖線で示される退状態との間で進退移動する。進状態とは、キーリング57の挿入部58にロックバーBが挿入されているロックバーBの状態のことである。進状態では、キーリング57の挿入部58にロックバーBが挿入されることにより、ステアリングロック機構Sによってステアリングシャフト11の回転は規制される。退状態とは、キーリング57の挿入部58にロックバーBが挿入されていないロックバーBの状態のことである。退状態では、ロックバーBがキーリング57の挿入部58から離間している。退状態では、キーリング57の挿入部58にロックバーBが挿入されていないことから、ステアリングロック機構Sによってはステアリングシャフト11の回転は規制されない。
キーリング57の外周面には、閾値角度に応じた位置に第1係止部100が形成されている。第1係止部100は、キーリング57の外周面におけるステアリングシャフト11の中立位置に応じた部分とキーリング57の中心軸Oを挟んで反対側の部分に設けられている。第1係止部100は、キーリング57と一体形成されている。図3に示すように、第1係止部100は、挿入部58よりも径方向外側に突出している。第1係止部100は、挿入部58と挿入部58との間の山の部分である山部59を径方向外側に延出させた形状をなしている。第1係止部100は、略直方体状をなしている。キーリング57の中心軸Oから第1係止部100の先端までの長さL1は、キーリング57の中心軸Oから挿入部58の開口端部までの長さ、すなわちキーリング57の中心軸Oから山部59までの長さL2よりも長く設定されている。また、長さL1は、キーリング57の中心軸Oから退状態におけるロックバーBの先端までの長さL3よりも長く設定されている。第1係止部100には、リブ加工が施されている。すなわち、第1係止部100の周方向における厚さは、径方向外側の先端から径方向内側の基端に向けて厚く設定されている。径方向から見たとき、挿入部58の形成位置と第1係止部100の形成位置とは、キーリング57の周方向において並んでいる。第1係止部100の軸方向における形成範囲は、挿入部58の軸方向における形成範囲よりも短く設定されている。
本実施形態において、ロックバーBは、ステアリングシャフト11が回転したときに第1係止部100と係止する第2係止部である。ロックバーBは、退状態では、ステアリングシャフト11が回転したときに挿入部58に係止しないとともにステアリングシャフト11が回転したときに第1係止部100と係止する。第1係止部100及びロックバーBは、軸受76に対して軸方向に隣り合うように設けられている。本実施形態において、規制機構14は、第1係止部100及びロックバーBにより構成されている。
本実施形態の作用を説明する。
第1係止部100は、ステアリングシャフト11の回転に伴い、ステアリングシャフト11と一体回転する。退位置に配置されているロックバーBに第1係止部100が係止されることで、ステアリングシャフト11、すなわちステアリングホイール2の回転は規制される。規制機構14は、ステアリングシャフト11の最下端部以外の部位に配置されるため、従来技術とは異なった規制機構の配置を提供することができる。
本実施形態の効果を説明する。
(1)本実施形態によれば、第1係止部100及び第1係止部100に係止するロックバーBからなる規制機構14によって、ステアリングホイール2の操舵角が予め設定された閾値角度を超えることを規制することができる。このようにすることで、ステアリングホイール2の操舵角を機械的に規制する規制機構14をステアリングシャフト11とステアリングコラム12との間に設けることができる。
(2)本実施形態によれば、挿入部58の形成位置と第1係止部100の形成位置とがキーリング57の軸方向にずれている場合と比べて、キーリング57が軸方向に大きくなることを抑制できる。
(3)第1係止部100の周方向における厚さを径方向内側ほど厚く設定することにより、第1係止部100の強度を高めることができる。これにより、第1係止部100がロックバーBに係止する際の衝撃によって第1係止部100が変形することを抑制することができる。
(4)ステアリングロック機構Sを構成するロックバーBが第1係止部100に係止する第2係止部として機能することにより、規制機構14を設けるに際して、部品点数が増加することを抑制できる。
(5)規制機構14によってステアリングホイール2の回転を規制する際、ステアリングシャフト11には、第1係止部100とロックバーBとが当接したことに起因する負荷が加わる。本実施形態では、軸受76は、負荷の作用点である第1係止部100及びロックバーB付近でステアリングシャフト11を支持することになる。これにより、負荷によって軸受76に作用する力のモーメントを小さくすることができる。
(6)ステアリングホイール2の回転は、トーションバー56を介して出力軸55へと伝わるため、トーションバー56が捩れる分だけ遅れて出力軸55が回転する。トーションバー56よりも下端側に規制機構を設ける場合には、ステアリングホイール2の操舵角は、トーションバー56が捩れる分だけ遅れて規制されることになる。つまり、トーションバー56の捩れ状態に応じて、その時々で異なる閾値角度でステアリングホイール2の回転が規制されることになる。本実施形態では、トーションバー56よりも上端側に規制機構14を設けていることから、トーションバー56よりも下端側に規制機構を設ける場合と比べて、同じ閾値角度でステアリングホイール2の回転を規制することができる。
(7)第1係止部100は、ステアリングコラム12の内部においてロックバーBに係止されるため、係止される際の打音がステアリングコラム12の外部に響くことを抑制できる。
(8)ステアリングシャフト11の最下端部、すなわち出力軸55に規制機構を設けないことから、出力軸55の構成を簡略化することができる。このため、出力軸55の下端部をハウジング23から露出しないようにすることができるようになる。これにより、ハウジング23内に異物が侵入することを抑制できる。
上記実施形態は次のように変更してもよい。また、以下の他の実施形態は、技術的に矛盾しない範囲において、互いに組み合わせることができる。
・上記実施形態において、第1係止部100及びロックバーBを軸受76から軸方向に離間した位置に設けてもよい。すなわち、第1係止部100及びロックバーBと軸受76との位置関係は適宜変更可能である。
・上記実施形態において、ロックバーBが第1係止部100と係止する第2係止部として機能したが、これに限らない。例えば、ステアリングコラム12の内周面からキーリング57に向けて突出する突出部をロックバーBとは別に設け、当該突出部が第1係止部100と係止する第2係止部として機能してもよい。
・上記実施形態において、第1係止部100には、リブ加工に限らず、フィレット加工が施されてもよい。
・上記実施形態において、第1係止部100の周方向における厚さは、径方向外側の先端から径方向対側の基端に向けて等しく設定されていてもよいし、薄く設定されていてもよい。
・上記実施形態において、第1係止部100は、キーリング57と別体で形成してもよい。例えば、キーリング57の山部59に凹部を形成し、当該凹部に棒状部材を圧入させることで第1係止部を形成するようにしてもよい。
・第1係止部100の形状は、例えば略直方体状に限らず、略円柱状等、その形状は適宜変更可能である。
・上記実施形態において、第1係止部100は、挿入部58よりも径方向外側に突出するのに限らず、第1係止部は挿入部58よりも径方向内側に位置していてもよい。この場合、例えば、第1係止部は、キーリング57の下端側の端面からさらに下方に突出して設けられ、ステアリングホイール2が回転したときに当該第1係止部が第2係止部と係止するようにすればよい。
・上記実施形態において、径方向から見たとき、挿入部58の形成位置と第1係止部100の形成位置とは、キーリング57の軸方向にずれていてもよい。
・上記実施形態において、ステアリングホイール2が回転したときに互いに係止できるのであれば、第1係止部100の形状もロックバーBの形状も適宜変更可能である。
・上記実施形態では、ステアリング装置1を、操舵部3と転舵部5との間の動力伝達系を分離したリンクレスの構造としたが、これに限らず、クラッチにより操舵部3と転舵部5との間の動力伝達系を分離した構造としてもよい。この場合、クラッチを接続すれば、操舵部アクチュエータ13によって、運転者のステアリング操作をアシストすることも可能である。
1…ステアリング装置
2…ステアリングホイール
3…操舵部
4…転舵輪
5…転舵部
11…ステアリングシャフト
12…ステアリングコラム
13…操舵部アクチュエータ
14…規制機構
57…キーリング
58…挿入部
100…第1係止部
B…ロックバー
S…ステアリングロック機構

Claims (6)

  1. 操舵部と、前記操舵部に入力される操舵に応じて転舵輪を転舵させる転舵部との間の動力伝達系が分離した構造を備えるステアリング装置であって、
    前記操舵部は、
    ステアリングホイールに連結されているステアリングシャフトと、
    前記ステアリングシャフトを回転可能に収容するステアリングコラムと、
    前記ステアリングシャフトの外周に嵌合されるとともにロックバーが挿入される挿入部を有するキーリングと、
    前記ステアリングホイールの操舵角が閾値角度を超えないように機械的に規制する規制機構とを備え、
    前記キーリングは、前記挿入部に対してロックバーが挿入されることにより前記ステアリングシャフトの回転を規制するステアリングロック機構を構成しており、
    前記規制機構は、
    前記キーリングに設けられている第1係止部と、
    前記ステアリングコラムに設けられているとともに前記ステアリングコラム内において前記ステアリングシャフトが回転したときに前記第1係止部と係止する第2係止部とを有しているステアリング装置。
  2. 前記キーリングの外周面には、中立位置から前記閾値角度に応じた位置までの周方向範囲にわたって前記挿入部が複数形成されており、
    前記第1係止部は、前記キーリングの外周面における前記閾値角度に応じた位置に形成されており、
    径方向から見たとき、前記挿入部の形成位置と前記第1係止部の形成位置とは、前記キーリングの周方向において並んでおり、
    前記第1係止部は、前記挿入部よりも径方向外側に突出している請求項1に記載のステアリング装置。
  3. 前記第1係止部の周方向における厚さは、径方向外側の先端から径方向内側の基端に向けて厚く設定されている請求項2に記載のステアリング装置。
  4. 前記第2係止部は、前記ステアリングコラムに対して進退移動可能に設けられている前記ロックバーであり、
    前記ロックバーは、前記挿入部に対して挿入されていない退状態では、前記ステアリングシャフトが回転したときに前記挿入部に係止しないとともに前記ステアリングシャフトが回転したときに前記第1係止部と係止する請求項1〜3のいずれか一項に記載のステアリング装置。
  5. 前記ステアリングシャフトは、軸受を介して前記ステアリングコラム内に回転可能に支持され、
    前記第1係止部及び前記第2係止部は、前記軸受に対して軸方向に隣り合うように設けられている請求項1〜4のいずれか一項に記載のステアリング装置。
  6. 前記操舵部と前記転舵部とが機械的に切り離されているとともに、前記操舵部と前記転舵部との間の動力伝達系が分離されている請求項1〜5のいずれか一項に記載のステアリング装置。
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