JP6598351B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents
使い捨ておむつ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6598351B2 JP6598351B2 JP2015068066A JP2015068066A JP6598351B2 JP 6598351 B2 JP6598351 B2 JP 6598351B2 JP 2015068066 A JP2015068066 A JP 2015068066A JP 2015068066 A JP2015068066 A JP 2015068066A JP 6598351 B2 JP6598351 B2 JP 6598351B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rear direction
- width
- disposable diaper
- elastic member
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
Description
しかし、砂時計形状の吸収体は、前後方向中間部が幅狭に形成され、前端部側及び後端部側は前記中間部の幅より左右に広く形成された幅広部を有しているので、製品を平面的に展開した後、幅広部の外側縁位置を境として幅方向中心側に折る折り畳み及び包装形態を採っている。
しかしながら、この場合、幅広部の外側縁位置に対して、幅狭の前後方向中間部の外側位置が幅方向中心側に偏位しているので、その偏位が原因となって、折り畳み後に外形的に直方体とならず、前後方向中間部(股間部)において崩れ易く、ガゼット包装形態が美麗でないことがある。
前記吸収体は、前後方向中間部が幅狭に形成され、前端部側及び後端部側は前記中間部の幅より左右に広く形成された幅広部を有しており、
前記幅広部における、前記中間部の幅より左右に広がる拡幅部に、幅方向中心側への力を受けるとき、幅方向寸法を縮める収縮手段が設けられており、
前記使い捨ておむつは、前後方向中間部で前後方向に2つ折りに畳まれ、かつ、前記幅広部がそれぞれの外側縁において幅方向中央側に折り畳まれ、かつ、前記吸収体における前後方向の端部で折り畳まれ、製品が可撓性パッケージ内に収納されるものである、
使い捨ておむつが提供される。
すなわち、本発明に従って、幅広部における、中間部の幅より左右に広がる拡幅部に、幅方向中心側への力を受けるとき、幅方向寸法を縮める収縮手段が設けられていると、包装に先だって、製品を平面的に展開した後、幅広部の外側縁位置を境として幅方向中心側に折るとき、幅広部の外側縁位置に対して、幅狭の前後方向中間部の外側位置が幅方向中心側に偏位するとしても、その偏位量が小さくなるので、折り畳み製品の外形はほぼ直方体となり、最終的な包装形態として満足できるものとなる。
他方で、吸収体の外形としていわゆる略砂時計形状であり、前後に幅広部を有するので、股間部でのフィット性を阻害しないで必要な吸収量を確保できる。
図1〜図5に示すパンツタイプ使い捨ておむつ(以下、単におむつともいう。)は、前側F及び後側Bの外面を形成する外装体20と、吸収体外装体20の内面に、股間部分Gを介して腹側部分及び背側部分に延びて固定された内装体10とを有しており、内装体10は液透過性表面シート11と液不透過性裏面側シート12との間に吸収体13が介在されてなるものである。
内装体10としては公知のものを採用できるが、その構造例は、図2〜図4に示すように、不織布などからなる液透過性表面シート11と、ポリエチレン等からなる液不透過性裏面側シート12との間に、吸収体13を介在させた構造を有しており、表面シート11を透過した排泄液を吸収保持するものである。内装体10の全体的な平面形状は特に限定されないが、図示形態のように略長方形とすることができる。
吸収体13の全体形状は、股間部分に前後両側よりも幅の狭い括れ部分13Nを有する略砂時計状に形成されているが、長方形状等、適宜の意形状とすることができる。
外装体20は、図2〜図4にも示されるように、それぞれ不織布等からなる押えシート20A及びバックシート20Bからなる2層構造とされ、押えシート20Aとバックシート20Bとの間、及びバックシート20Bをウエスト開口縁で内面側に折り返してなる折り返し部分20Cの不織布間に各種弾性部材が配設され、伸縮性が付与されている。平面形状は、中間両側部にそれぞれレッグ開口部を形成するために形成された凹状の脚周りライン29により、全体として擬似砂時計形状をなしている。コスト削減及び股間部の通気性向上のために、押えシート20A及びバックシート20Bを前後に二分割し、両者が股間部で離間するように配置した構造とするか、もしくは、押えシート20A及びバックシート20Bのいずれか一方を前後に二分割して、分割したシートが股間部で離間するように配置し、股間部のシートが1枚の構造としてもよい。
図2に示されるように、外装体20の内面上に取り付けられた内装体10の前後端部をカバーし、且つ内装体10の前後縁からの漏れを防ぐために、前後押えシート50,60が設けられている。図示形態について更に詳細に説明すると、前押えシート50は、前側F内面のうちウエスト側端部の折り返し部分20Cの内面から内装体10の前端部と重なる位置まで幅方向全体にわたり延在しており、後押えシート60は、後側B内面のうちウエスト側端部の折り返し部分20Cの内面から内装体10の後端部と重なる位置まで幅方向全体にわたり延在している。前後押えシート50,60の股下側縁部に幅方向の全体にわたり(中央部のみでも良い)若干の非接着部分を設けると、接着剤が食み出ないだけでなく、この部分を表面シートから若干浮かせて防漏壁として機能させることができる。
次に本発明に係る収縮手段の態様を図5以降の図面を参照しながら説明する。
また、図6以降の図面においては、弾性部材などの構成部材の図示を省略し、かつ簡易的に図示してあることを予め断っておく。
この例示の吸収体13は、外形としていわゆる略砂時計形状であり、すなわち前後方向中間部13Mが幅狭に形成され、前端部側13F及び後端部側13Bが、中間部13Mの幅より左右に広く形成された幅広部を有しているものである。
具体的に、たとえば予め図9のように前後に折り畳み、サイドシール部21でシールした、製品を平面的に展開した(図10(a)を参照)後、幅広部13F,13Bにおける拡幅部XF,XBの外側縁位置H1,H2を境として幅方向中心側に折る(図10(b)を参照)。このとき、幅狭の前後方向中間部13Mの外側縁位置に対して、拡幅部XF,XBの外側縁位置が幅方向中心側に大きく偏位していた状態から、図8のように、収縮手段による収縮によって、幅がWからWaに狭くなり、中間部の幅13mと拡幅部Xfの外側縁間の幅及び拡幅部Xbの外側縁間の幅との偏位量が小さくなるので、折り畳み及び包装した場合、外形的にほぼ直方体となり、包装形態として満足できるものとなる。
なお、折り畳みの最終段階では、図10(b)の段階を経た後、図10(c)のように、前後方向端部を折り位置H3にて折り畳むことが望ましい。その後は、ポリエチレンなどの可撓性のガゼット包装袋(図示せず)内に複数枚の折り畳み製品が装入され、ヒートシールなどにより封入されるものである。
かかる収縮手段としては種々の形態があり、第1の例示として、図6に示すように、拡幅部XF,XBに形成される前後方向スリット13Sのほか、前後方向エンボス(図示せず)によっても形成できる。
スリット13Sは、適宜も形成できるが、拡幅部XF,XBに一つ形成するほか、前後方向に整列して複数形成することもできる。また、幅方向に複数形成してもよい。
この場合における「幅方向中心側への力を与える外力」は、先に説明した弾性部材24〜28の収縮力を利用することができる。
また、吸収体の製造過程、あるいはガゼット包装の段階における、吸収体の側部外方から幅方向中心側に押え付ける力であってもよい。
Claims (4)
- 股間部分を介して腹側部分及び背側部分に延びる吸収体を備え、少なくとも前後方向端部が、前記吸収体より前後方向に長く、かつ吸収体の幅より幅広である外装シートに、前記吸収体が配置され、外装シートの腹側の両側縁部と背側の両側縁部とがそれぞれ接合されることにより、ウエスト開口部及び左右一対の脚開口部が形成されたパンツタイプ使い捨ておむつであって、
前記吸収体は、前後方向中間部が幅狭に形成され、前端部側及び後端部側は前記中間部の幅より左右に広く形成された幅広部を有しており、
前記幅広部における、前記中間部の幅より左右に広がる拡幅部に、幅方向中心側への力を受けるとき、幅方向寸法を縮める収縮手段が設けられており、
前記使い捨ておむつは、前後方向中間部で前後方向に2つ折りに畳まれ、かつ、前記幅広部がそれぞれの外側縁において幅方向中央側に折り畳まれ、かつ、前記吸収体における前後方向の端部で折り畳まれ、製品が可撓性パッケージ内に収納されるものである、
ことを特徴とする使い捨ておむつ。 - 腹側部分及び背側部分に、左右方向に延びて弾性部材が伸長状態で固定され、その弾性部材の収縮力が前記幅方向中心側への力とされている請求項1記載の使い捨ておむつ。
- 前記収縮手段は、前記拡幅部に形成され前後方向スリット、又は前後方向エンボスである請求項2記載の使い捨ておむつ。
- 前記収縮手段は、幅広部の中間の目付より、前記拡幅部に形成された低目付部分である請求項2記載の使い捨ておむつ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015068066A JP6598351B2 (ja) | 2015-03-30 | 2015-03-30 | 使い捨ておむつ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015068066A JP6598351B2 (ja) | 2015-03-30 | 2015-03-30 | 使い捨ておむつ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016187384A JP2016187384A (ja) | 2016-11-04 |
JP6598351B2 true JP6598351B2 (ja) | 2019-10-30 |
Family
ID=57239087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015068066A Active JP6598351B2 (ja) | 2015-03-30 | 2015-03-30 | 使い捨ておむつ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6598351B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018096691A1 (ja) * | 2016-11-28 | 2018-05-31 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品の製造方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3589528B2 (ja) * | 1996-08-08 | 2004-11-17 | ユニ・チャーム株式会社 | おむつ |
JP4050920B2 (ja) * | 2002-03-20 | 2008-02-20 | ユニ・チャーム株式会社 | 使い捨ておむつ |
JP4407942B2 (ja) * | 2004-12-20 | 2010-02-03 | 花王株式会社 | パンツ型おむつ |
-
2015
- 2015-03-30 JP JP2015068066A patent/JP6598351B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016187384A (ja) | 2016-11-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6099136B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP6213878B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP6198067B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP6213877B2 (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつ | |
JP2006271898A (ja) | 吸収性物品 | |
JP2016067626A5 (ja) | ||
JP2016067366A5 (ja) | ||
JP2015109900A (ja) | 吸収性物品の伸縮構造、及び吸収性物品 | |
JP2016067511A5 (ja) | ||
JP6737190B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP5782251B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2018161266A (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつ | |
JP6598351B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
WO2017163753A1 (ja) | パンツタイプ使い捨て製品 | |
JP2017169730A5 (ja) | ||
JP5975552B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP6429961B2 (ja) | パンツタイプ使い捨て製品 | |
JP5946121B2 (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつ | |
JP6767294B2 (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつ | |
JP6504599B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP5999761B2 (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつ | |
JP2015192747A (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつ | |
JP6120205B2 (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつ | |
JP6057411B2 (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつ | |
JP6168696B2 (ja) | パンツタイプ使い捨ておむつ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180302 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181217 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190111 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190306 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190906 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190930 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6598351 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |