JP6597093B2 - 表示装置及び導光部材 - Google Patents

表示装置及び導光部材 Download PDF

Info

Publication number
JP6597093B2
JP6597093B2 JP2015180677A JP2015180677A JP6597093B2 JP 6597093 B2 JP6597093 B2 JP 6597093B2 JP 2015180677 A JP2015180677 A JP 2015180677A JP 2015180677 A JP2015180677 A JP 2015180677A JP 6597093 B2 JP6597093 B2 JP 6597093B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fitting
main body
case
light
light guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015180677A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017058143A (ja
Inventor
徹 大越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP2015180677A priority Critical patent/JP6597093B2/ja
Publication of JP2017058143A publication Critical patent/JP2017058143A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6597093B2 publication Critical patent/JP6597093B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Measuring Devices (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)

Description

本発明は、表示装置及び導光部材に関する。
従来、表示装置は、例えば、特許文献1に記載されるように、文字板と、文字板の目盛りが印刷された領域を囲む見返しと、見返しの内側に設置されたリング状の導光部材(リング状透光部)と、導光部材に光を照射する光源と、を備える。特許文献1の図3及び明細書段落[0028]等に記載されるように、導光部材は、その外周面から外側に突出した突部が形成され、その突部には、見返しに設けられた固定用突起部に対応する孔が形成されている。導光部材の突部の孔に、見返しの固定用突起部が嵌合することで、導光部材は見返しに固定される。
特開2002−257602号公報
上記特許文献1に記載の構成においては、導光部材の外周壁に、位置決めのための突部が形成されている。光源からの光は導光部材の全域に広がるため、導光部材の突部にも、光源からの光が広がっていく。よって、視認者にとって、導光部材に沿うリング状の光のうち突部に対応する部分だけ外周壁がなく、その部分だけ光が外側に広がっているように見える。このため、導光部材を光らせた際の表示装置の意匠性が損なわれていた。
本発明は、上記実状を鑑みてなされたものであり、導光部材を光らせた際の意匠性を高めた表示装置及び導光部材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る表示装置は、ケースと、前記ケースの表側に設置され、意匠が施された表示板と、前記ケース内に設置され、前記表示板に向かう方向に光を発する光源と、前記表示板の表側に位置し、前記表示板の前記意匠を囲む見返し部と、前記見返し部及び前記表示板の間に位置し、前記光源からの光を導くことで前記見返し部の内周に沿って光る導光部材と、を備え、前記導光部材は、前記見返し部の内周に沿った環状に形成される本体部と、前記本体部における前記ケースに対向する裏面に形成され、前記表示板を貫通して前記ケースに嵌合する嵌合部と、を備え、前記嵌合部には、射出成形の際のゲート痕が形成される。
上記目的を達成するため、本発明に係る導光部材は、ケースと、前記ケースの表側に設置され、意匠が施された表示板と、前記ケース内に設置され、前記表示板に向かう方向に光を発する光源と、前記表示板の表側に位置し、前記表示板の前記意匠を囲む見返し部と、を備えた表示装置に用いられる、前記見返し部及び前記表示板の間に位置し、前記光源からの光を導くことで前記見返し部の内周に沿って光る導光部材であって、前記見返し部の内周に沿った環状に形成される本体部と、前記本体部における前記ケースに対向する裏面に形成され、前記表示板を貫通して前記ケースに嵌合する嵌合部と、を備え、前記嵌合部には、射出成形の際のゲート痕が形成される。
本発明によれば、導光部材を光らせた際の意匠性を高めることができる。
本発明の一実施形態に係る表示装置の簡略的な正面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の第1の指針式計器に対応する部位の簡略的な断面図である。 本発明の一実施形態に係るケースの第1の指針式計器に対応する部位を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るケースの第2の指針式計器に対応する部位を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る表示板の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る導光部材、ケース及び表示板の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る導光部材の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る導光部材の平面図である。 本発明の一実施形態に係る導光部材の底面図である。
本発明に係る表示装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。
(表示装置の概略構成)
表示装置10は、図1に簡略的に示すように、運転者から見て左右方向に沿って配列される円形の第1及び第2の指針式計器11,12と、第1及び第2の指針式計器11,12の間に配置される液晶表示器13と、を備える。液晶表示器13は、TFT(Thin Film Transistor)型液晶表示モジュールからなるものであり、積算走行距離等の車両情報を表示する。
第1の指針式計器11は、円弧状に配列される目盛り41に対する指針15の位置により車両速度を表す。第2の指針式計器12は、円弧状に配列される目盛り41に対する指針15の位置によりエンジンの回転数を表す。
(表示装置の構成)
表示装置10は、図2に示すように、指針15と、基板40と、ケース30と、表示板45と、液晶表示器13と、後面カバー20と、見返し部材60と、導光部材50と、光源24,25、26と、を備える。
後面カバー20は、樹脂により形成されるとともに、見返し部材60に向かって開口した箱状をなす。
基板40は、プリント基板であって、略長方形の板状に形成されている。基板40は、後面カバー20の内部に嵌め込まれている。基板40には、図3に示すように、その厚さ方向に貫通する、2つの円形の貫通孔41aが形成されている。
光源24,25、26は、それぞれ、例えば複数のLED(Light Emitting Diode)により構成され、基板40の表面(基板40の見返し部材60側の面)に実装されている。光源24,25、26は、図3に示すように、各貫通孔41aに近い位置から、光源25、光源24及び光源26の順に設置される。光源24は、表示板45を照明するためのものである。光源25は、指針15を光輝させるためのものである。光源26は導光部材50を光輝させるためのものである。光源24,25、26は、制御部(図示しない)から供給される制御信号に基づいて駆動され、車両運転者によって操作されるイルミネーションスイッチ等に応じて点灯又は消灯する。
また、基板40の裏面(基板40の後面カバー20側の面)には、図3に示すように、指針駆動部22が実装されている。指針駆動部22は、可動磁石式駆動装置、ステッピングモータ等からなるものである。指針駆動部22は、軸回転する円柱状の回動軸22aを備える。指針駆動部22の回動軸22aは、基板40の貫通孔41aを通って基板40の表側に突出する。
ケース30は、図2に示すように、白色の合成樹脂、例えば、ポリプロピレンにより形成されるとともに、基板40を挟んで後面カバー20に嵌合可能に形成される。ケース30の表側には表示板45が設置される。
ケース30の第1の指針式計器11に対応する部位は、図3に簡略的に示すように、内側筒部31と、傾斜部32と、平行部33と、傾斜部34と、外側筒部35と、第1〜第4の導光筒部36a〜36dとを備える。ケース30の内側筒部31は、第1の指針式計器11の中央部分において、円筒状に形成されている。内側筒部31の一端は表示板45の裏面に当接し、内側筒部31の他端は基板40の表面における光源24及び光源25の間に当接している。内側筒部31は、光源24が発する光と、光源25が発する光とが混合されることを防ぐ遮光壁として機能する。
ケース30の傾斜部32は、内側筒部31の外周面に形成されるとともに、内側筒部31の径方向外側に行くにつれて表示板45側に向かうように傾斜している。傾斜部32は、基板40の厚さ方向において、光源24に対向する位置に設けられ、光源24からの光を平行部33及び傾斜部34に向けて反射させる。ケース30の平行部33は、光源24の外側に位置するとともに、基板40と平行な円環状をなす。ケース30の傾斜部34は、平行部33の外周端部に連結されるとともに、内側筒部31の径方向外側に行くにつれて表示板45側に向かうように傾斜している。ケース30の傾斜部34は、光源24が発した光を表示板45に向けて反射させる。ケース30の外側筒部35は、傾斜部34を囲む円筒形状をなし、外側筒部35の内周面は傾斜部34の外周端部に連結されている。外側筒部35の一端は表示板45の裏面に当接し、外側筒部35の他端は基板40の表面に当接している。
ケース30の第1〜第4の導光筒部36a〜36dは、図4に示すように、外側筒部35の外側に設けられている。第1〜第4の導光筒部36a〜36dは、内側筒部31を中心として等角度(本例では90°)間隔で配置されている。第1〜第4の導光筒部36a〜36dは、ケース30の表面及び裏面に向かって開口するとともに、本例では略五角形の筒状に形成されている。第1〜第4の導光筒部36a〜36dの一端は表示板45の裏面に当接し、第1〜第4の導光筒部36a〜36dの他端は基板40の表面に当接している。第1〜第4の導光筒部36a〜36d内には、基板40上の光源26が位置している。
ケース30の表面のうち第1の指針式計器11に対応する部位には、図4に示すように、第1〜第4の嵌合凹部37a〜37dが形成されている。第1〜第4の嵌合凹部37a〜37dは、それぞれ第1〜第4の導光筒部36a〜36dの近傍に設けられている。
第1及び第3の嵌合凹部37a,37cは、長方形の板状の穴を有する。第1の嵌合凹部37aにおける外側筒部35と反対側の端部は開口している。第1の嵌合凹部37aの底面には、貫通孔部37a1が形成されている。貫通孔部37a1は、外側筒部35の径方向に延びる長孔形状をなしている。第3の嵌合凹部37cの底面には、真円形の貫通孔部37c1が形成されている。
第2の嵌合凹部37bは、一辺が半円状に膨らんだ略正方形板状の穴を有している。第2の嵌合凹部37bの半円部は、外側筒部35と反対側を向いている。第4の嵌合凹部37dは、一辺の一部が半円状をなす略長方形板状の穴を有している。第4の嵌合凹部37dの半円部は、外側筒部35と反対側を向いている。
ケース30の第2の指針式計器12に対応する部位には、図5に示すように、上述した第1〜第4の導光筒部36a〜36dと同様な第1〜第4の導光筒部136a〜136dと、上述した第1〜第4の嵌合凹部37a〜37dと同様な第1〜第4の嵌合凹部137a〜137dとが形成される。第2の嵌合凹部137bの底面には、真円形の貫通孔部137b1が形成されている。第4の嵌合凹部137dの底面には、長孔形状の貫通孔部137d1が形成されている。上述したケース30の第1の指針式計器11に対応する部位とは異なり、第1及び第3の嵌合凹部137a,137cの底面には貫通孔部が形成されていない。なお、ケース30の第2の指針式計器12に対応する内部は、図3を参照しつつ説明した第1の指針式計器11に対応する内部と同様の構成を備える。
表示板45は、図1及び図3に示すように、ポリカーボネート等の透光性樹脂からなる透光性基板の表裏面に各種印刷層として目盛り41を形成してなる。目盛り41は意匠の一例である。表示板45には、図6に示すように、第1及び第2の指針式計器11,12の指針15が挿通可能な2つの円形の貫通孔45aが形成されている。また、表示板45には、液晶表示器13の画面を表側に露出させる長方形の貫通孔45bが形成されている。表示板45には、上記ケース30の第1〜第4の嵌合凹部37a〜37d,137a〜137d及び第1〜第4の導光筒部36a〜36d,136a〜136dに対応する位置及び大きさの貫通孔47が形成されている。
指針15は、図3に示すように、指示部16と、指針キャップ17と、を備える。指針キャップ17は、不透明な樹脂により形成されるものであって、回動軸22aの先端部が圧入されるボス部18と、指示部16を載置する指針座19とを有している。指示部16は、透光性樹脂からなり、表示板45の表面に沿って延びる棒状に形成されている。指針15は、指針駆動部22によって回動軸22aと一体に回転可能に構成されている。図1に示すように、目盛り41に対する指針15の位置により、車両速度又はエンジンの回転数を表す。
導光部材50は、図7〜図10に示すように、透明の透光性樹脂により形成される。導光部材50は、略円環状に形成される本体部51と、ケース30の第1〜第4の嵌合凹部37a〜37dに嵌合する第1〜第4の嵌合部52a〜52dと、各光源26からの光を本体部51に導く第1〜第4の入光部53a〜53dと、を備える。
導光部材50の本体部51は、その厚さ方向から見て、円形の内周壁51iと、各辺が外側に膨らんだ円弧状をなす略正方形の外周壁51oと、を備える。内周壁51i及び外周壁51oは、それぞれ、本体部51の厚さ方向に沿うことで、互いに平行をなす。
第1〜第4の嵌合部52a〜52d及び第1〜第4の入光部53a〜53dは、本体部51の中心軸を中心に約90°間隔で配置されている。第1〜第4の入光部53a〜53dは、本体部51の厚さ方向から見て、それぞれ、本体部51の4つの角部にそれぞれ設けられている。第1〜第4の入光部53a〜53dは、本体部51の裏面の外周端部に位置し、本体部51の裏面から垂直に延びる三角柱状に形成されている。各入光部53a〜53dは、図8に示すように、その表側にて本体部51に沿うように2つに分岐している。すなわち、各入光部53a〜53dは、略Y字状をなしている。導光部材50がケース30に装着された状態で、図3に示すように、各入光部53a〜53dは、各光源26に向かって延びている。
第1〜第4の嵌合部52a〜52dは、図8に示すように、それぞれ対応する第1〜第4の入光部53a〜53dの近傍に位置している。第1〜第4の嵌合部52a〜52dは、本体部51の裏面(本体部51の基板40に対向する面)に形成される。各嵌合部52a〜52dは、図9に示すように、本体部51の厚さ方向から見て、本体部51から外周壁51oを越えて本体部51の径方向外側に向かって延びている。図9の破線で示される各嵌合部52a〜52dにおける本体部51と重複する面積は、各嵌合部52a〜52dにおける本体部51と重複しない面積に比べて小さい。
第1及び第3の嵌合部52a,52cは、図10に示すように、長方形の板状で形成されている。第1及び第3の嵌合部52a,52cの長手方向は外周壁51oに対して略垂直をなしている。第1及び第3の嵌合部52a,52cの裏面には、それぞれ半球状の第1及び第3の凸部52a1,52c1が形成されている。第1及び第3の凸部52a1,52c1は、第1及び第3の嵌合部52a,52cの基端側(本体部51に近い端部側)に位置する。
第3の嵌合部52cは、図7及び図8に示すように、ケース30の第3の嵌合凹部37cに嵌合可能に形成されている。第3の嵌合部52cが第3の嵌合凹部37cに嵌合するとき、第3の嵌合部52cの第3の凸部52c1が第3の嵌合凹部37cの貫通孔部37c1に嵌合する。第1の嵌合部52aは、ケース30の第1の嵌合凹部37aに嵌合可能に形成される。第1の嵌合部52aが第1の嵌合凹部37aに嵌合するとき、第1の嵌合部52aの第1の凸部52a1が第1の嵌合凹部37aの貫通孔部37a1に嵌合する。
第3の凸部52c1が貫通孔部37c1に嵌合することで、導光部材50は、ケース30の貫通孔部37c1の位置において支持され、さらに、第1の凸部52a1が貫通孔部37a1に嵌合することで、導光部材50が上記貫通孔部37c1の位置を中心に回転することが規制される。これにより、導光部材50はケース30に対して安定的に装着される。
第2の嵌合部52bは、図7及び図10に示すように、一辺が半円状をなす略正方形板状に形成されている。すなわち、第2の嵌合部52bは、第2の嵌合凹部37bに嵌まるように、ケース30の第2の嵌合凹部37bと相似形をなしつつ第2の嵌合凹部37bよりも小さく形成される。第4の嵌合部52dは、長手辺の一部が半円状をなす略長方形板状で形成されている。すなわち、第4の嵌合部52dは、第4の嵌合凹部37dに嵌まるように、ケース30の第4の嵌合凹部37dと相似形をなしつつ第4の嵌合凹部37dよりも小さく形成される。第2及び第4の嵌合部52b,52dの半円部は、導光部材50の径方向外側に位置する。
第2及び第4の嵌合部52b,52dの裏面には、図8に示すように、それぞれ半球状の第2及び第4の凸部52b1,52d1が形成されている。第2及び第4の凸部52b1,52d1は、本体部51から遠い端部側に位置する。第2の嵌合部52bは、図7に示すように、ケース30の第2の嵌合凹部37bに嵌合可能に形成されている。第2の嵌合部52bが第2の嵌合凹部37bに嵌合するとき、第2の嵌合部52bの第2の凸部52b1は第2の嵌合凹部37bの底面に当接しない。第4の嵌合部52dは、ケース30の第4の嵌合凹部37dに嵌合可能に形成される。第4の嵌合部52dが第4の嵌合凹部37dに嵌合するとき、第4の嵌合部52dの第4の凸部52d1が第4の嵌合凹部37dの底面に当接しない。
また、第1の嵌合部52aの裏面の先端側には、図9に示すように、ゲート痕52a2が形成されている。ゲート痕52a2は、導光部材50が射出成形される際に、射出成形機のゲート(図示略)に対向する位置に形成される。ゲート痕52a2は、表面がその他の部位に比べて粗い凹凸状に形成されている。
導光部材50は、ケース30の第2の指針式計器12に対応する部位にも嵌合可能である。具体的には、第1〜第4の嵌合部52a〜52dは、図5に示すように、ケース30の第1〜第4の嵌合凹部137a〜137dに嵌合する。このとき、導光部材50における第4の嵌合部52dの第4の凸部52d1は、第4の嵌合凹部137dの貫通孔部137d1に嵌合し、導光部材50における第2の嵌合部52bの第2の凸部52b1は、第2の嵌合凹部137bの貫通孔部137b1に嵌合する。これにより、導光部材50は、上記と同様の原理にて、ケース30に対して安定的に装着される。
見返し部材60は、図2に示すように、不透明な樹脂により形成され、基板40、ケース30、表示板45及び液晶表示器13を介在させた状態で、後面カバー20に固定される。具体的には、見返し部材60は、表示板45の表面を部分的に覆う見返し板60aを備える。見返し板60aには、液晶表示器13の画面に対応する長方形の孔を有する開口縁部60cと、第1及び第2の指針式計器11,12に対応する円形の孔を有する開口縁部60dとが形成されている。図3に示すように、見返し板60aは、その厚さ方向において、導光部材50の本体部51と重なっていて、本体部51の内周側の一部は、開口縁部60dの内周側にはみ出している。これにより、導光部材50が光ることで、図1に示すように、第1及び第2の指針式計器11,12の外周を光らせることができる。なお、見返し板60aの開口縁部60dが見返し部に相当する。
(作用)
次に、光源26が点灯した際の導光部材50内部での光の作用について説明する。
光源26が発した光は、導光部材50の各入光部53a〜53dの先端から入光した後、各入光部53a〜53dに沿って導光部材50の本体部51へと向かう。そして、その光は本体部51及び各嵌合部52a〜52dに広がる。このとき、本体部51の外周壁51oによって、光の壁が環状に形成される。この外周壁51oによって形成される光の壁は、視点によっては視認者により視認され得る。このとき、本体部51から第1〜第4の嵌合部52a〜52dにも光は伝わるものの、第1〜第4の嵌合部52a〜52dは、本体部51の裏面に設けられているため、本体部51の外周壁51oから本体部51の径方向外側に光が広がらない。
(効果)
以上、説明した一実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)表示装置10は、ケース30と、ケース30の表側に設置され、表面に目盛り41が施された表示板45と、ケース30内に設置され、表示板45に向かう方向に光を発する光源26と、表示板45の表側に位置し、表示板45の目盛り41を囲む見返し板60aの開口縁部60dと、見返し板60a及び表示板45の間に位置し、光源26からの光を導くことで開口縁部60dの内周に沿って光る導光部材50と、を備える。導光部材50は、見返し板60aの開口縁部60dの内周に沿った環状に形成される本体部51と、本体部51におけるケース30に対向する裏面に形成され、表示板45を貫通してケース30の第1〜第4の嵌合凹部37a〜37d,137a〜137dに嵌合する第1〜第4の嵌合部52a〜52dと、を備える。
この構成によれば、第1〜第4の嵌合部52a〜52dは、本体部51の裏面に形成されているため、導光部材50を光らせた際に、その光が導光部材50の外周壁51oから各嵌合部52a〜52dを伝って外側に広がることがない。よって、導光部材50を光らせた際の表示装置10の意匠性を高めることができる。
また、光は、本体部51に沿う方向に比べて、本体部51の厚さ方向に進みづらいため、本体部51の裏面から第1〜第4の嵌合部52a〜52dに光は比較的に進みづらい。よって、光源26からの光に基づき効率的に本体部51を光らせることができる。
(2)導光部材50の本体部51は、本体部51の外周端部に位置する外周壁51oを備える。第1〜第4の嵌合部52a〜52dは、本体部51の裏面に直交する方向から見て、本体部51の裏面から外周壁51oを越えて本体部51の外側に突出する。
この構成によれば、本体部51と各嵌合部52a〜52dとが連結する部分が少なくなるため、本体部51から各嵌合部52a〜52dに伝わる光の量を低減することができる。よって、効率的に本体部51を光らせることができる。また、各嵌合部52a〜52dが本体部51の外周側に設けられることで、各嵌合部52a〜52dを視認者が視認しづらい位置に設けることができる。
(3)図9に示すように、本体部51の裏面に直交する方向から見て、第1〜第4の嵌合部52a〜52dにおける本体部51と重なる面積は、第1〜第4の嵌合部52a〜52dにおける本体部51と重ならない面積より小さく設定されている。この構成によれば、本体部51と各嵌合部52a〜52dとが連結する部分がより少なくなるため、本体部51から各嵌合部52a〜52dに伝わる光の量を低減することができる。よって、効率的に本体部51を光らせることができる。
(4)導光部材50の第1の嵌合部52aには、射出成形の際のゲート痕52a2が形成される。この構成によれば、ゲート痕52a2によって光が乱反射する部分が視認者によって視認される可能性を低減することができる。さらに、ゲート痕52a2を第1の嵌合部52aの先端側、すなわち、導光部材50における光の下流側に設けることで、ゲート痕52a2によって光が受ける影響を最小限にすることができる。
(5)表示装置10は、ケース30の裏側に位置し、光源26が表面に設置される基板40を備え、導光部材50は、本体部51に連結され、ケース30内において光源26に向かって延びる第1〜第4の入光部53a〜53dを備える。第1〜第4の嵌合部52a〜52dは、各入光部53a〜53dに対応して設けられる。これにより、各嵌合部52a〜52dにより、各光源26に対する各入光部53a〜53dの位置を定めることができる。従って、各入光部53a〜53dにより、各光源26からの光を効率良く導光部材50の本体部51内に入光させることができる。
(6)図7に示すように、貫通孔部37c1は真円状の孔として形成されているが、貫通孔部37a1は長孔として形成されている。このため、ケース30及び導光部材50の形状誤差が生じた場合であっても、第1の嵌合部52aの第1の凸部52a1は第1の嵌合凹部37aの貫通孔部37a1に嵌合し、第3の嵌合部52cの第3の凸部52c1は第3の嵌合凹部37cの貫通孔部37c1に嵌合可能となる。
(変形例)
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
上記実施形態においては、第1〜第4の嵌合部52a〜52dは、本体部51の裏面から外周壁51oを越えて本体部51の外側に突出していたが、本体部51の外側に突出しないように本体部51の裏面に形成されてもよい。
上記実施形態においては、表示装置10には液晶表示器13が設けられていたが、液晶表示器13を省略してもよい。また、第1及び第2の指針式計器11,12のうち何れか一方を省略してもよい。例えば、表示装置は、単一の円筒状の指針式計器から構成されていてもよい。また、第1及び第2の指針式計器11,12が表示する対象は、車両速度、エンジンの回転数に限らず、ガソリン残量、油温、油圧、外気温等であってもよい。
上記実施形態における導光部材50の形状は適宜変更可能である。例えば、上記実施形態では、導光部材50は、第1〜第4の嵌合部52a〜52dを備えていたが、導光部材50の嵌合部の数はこれに限定されず、1〜3つ又は5つ以上であってもよい。例えば、嵌合部の数を1つとした場合、嵌合部と嵌合凹部とを面接触させることで、導光部材はケースに対して固定される。
また、上記実施形態では、第1及び第2の指針式計器11,12の両方に対応する導光部材50として構成されていたが指針式計器11,12毎に異なる導光部材が採用されてもよい。例えば、第1の指針式計器11に対応する導光部材は、導光部材50における第2及び第4の嵌合部52b,52dを省略して構成してもよいし、例えば、第2の指針式計器12に対応する導光部材は、導光部材50における第1及び第3の嵌合部52a,52cを省略して構成してもよい。
また、導光部材50の本体部51における内周壁51i及び外周壁51oの形状を、本体部51の厚さ方向から見て、多角形又は楕円等に形成してもよい。
上記実施形態においては、第1〜第4の嵌合部52a〜52dにおける本体部51と重なる面積は、第1〜第4の嵌合部52a〜52dにおける本体部51と重ならない面積より小さく設定されていたが、第1〜第4の嵌合部52a〜52dにおける本体部51と重なる面積は、第1〜第4の嵌合部52a〜52dにおける本体部51と重ならない面積以上に設定されてもよい。
上記実施形態においては、第1〜第4の嵌合部52a〜52d及び第1〜第4の入光部53a〜53dは、本体部51に対して等角度間隔で均等に配置されていたが、異なる角度間隔で配置されていてもよい。
上記実施形態においては、導光部材50は第1〜第4の入光部53a〜53dを備えていたが、第1〜第4の入光部53a〜53dを省略してもよい。この場合、光源26からの光は直接に導光部材50の本体部51に照射される。
上記実施形態においては、各導光筒部36a〜36dは、略五角形の筒状に形成されていたが、筒状であればこの形状に限らず、例えば円筒状に形成されてもよい。
上記実施形態においては、第1〜第4の凸部52a1〜52d1は、第1〜第4の嵌合部52a〜52dの裏面に突状に形成されていたがこれに代えて嵌合凹部を形成してもよい。この場合、ケース30の貫通孔部37a1,37c1,137b1,137d1に代えて、上記嵌合凹部に嵌合する凸部を設ける。
また、各嵌合部の形状も適宜変更可能である。導光部材50の形状変更に合わせて、ケース30の第1〜第4の嵌合凹部37a〜37dの形状も変更される。
上記実施形態においては、ゲート痕52a2は第1の嵌合部52aの先端側の表面に形成されていたが、ゲート痕52a2の位置は第1の嵌合部52aであれば、どの位置であってもよい。例えば、ゲート痕52a2を第1の嵌合部52aの先端側の裏面に形成してもよく、また、ゲート痕52a2を第1の嵌合部52aの中央部又は基端側に形成してもよい。さらに、ゲート痕52a2を他の嵌合部52b〜52dに形成してもよい。さらには、ゲート痕52a2を、第1〜第4の嵌合部52a〜52d以外の導光部材50に形成してもよい。
上記実施形態のケース30における内側筒部31、傾斜部32、平行部33、傾斜部34及び外側筒部35の構成は適宜変形及び省略可能である。
上記実施形態においては、表示装置10は、車両に搭載されていたが、その他、船、飛行機等の乗り物に搭載されていてもよいし、乗り物以外の一般的な装置に搭載されていてもよい。
10…表示装置
11…第1の指針式計器
12…第2の指針式計器
13…液晶表示器
15…指針
16…指示部
17…指針キャップ
18…ボス部
19…指針座
20…後面カバー
22…指針駆動部
22a…回動軸
24〜26…光源
30…ケース
36a〜36d,136a〜136d…第1〜第4の導光筒部
37a〜37d,137a〜137d…第1〜第4の嵌合凹部
37a1,37c1,137b1,137d1…貫通孔部
40…基板
45…表示板
50…導光部材
51…本体部
51o…外周壁
51i…内周壁
52a〜52d…第1〜第4の嵌合部
52a1〜52d1…第1〜第4の凸部
52a2…ゲート痕
53a〜53d…第1〜第4の入光部
60…見返し部材
60a…見返し板
60c,60d…開口縁部(見返し部)

Claims (5)

  1. ケースと、
    前記ケースの表側に設置され、意匠が施された表示板と、
    前記ケース内に設置され、前記表示板に向かう方向に光を発する光源と、
    前記表示板の表側に位置し、前記表示板の前記意匠を囲む見返し部と、
    前記見返し部及び前記表示板の間に位置し、前記光源からの光を導くことで前記見返し部の内周に沿って光る導光部材と、を備え、
    前記導光部材は、
    前記見返し部の内周に沿った環状に形成される本体部と、
    前記本体部における前記ケースに対向する裏面に形成され、前記表示板を貫通して前記ケースに嵌合する嵌合部と、を備え
    前記嵌合部には、射出成形の際のゲート痕が形成される、
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記導光部材の前記本体部は、前記本体部の外周端部に位置する外周壁を備え、
    前記嵌合部は、前記本体部の前記裏面に直交する方向から見て、前記本体部の裏面から前記外周壁を越えて前記本体部の外側に突出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記本体部の前記裏面に直交する方向から見て、前記嵌合部における前記本体部と重なる面積は、前記嵌合部における前記本体部と重ならない面積より小さく設定されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記表示装置は、前記ケースの裏側に位置し、前記光源が表面に設置される基板を備え、
    前記導光部材は、前記本体部に連結され、前記ケース内において前記光源に向かって延びる複数の入光部を備え、
    前記嵌合部は、前記各入光部に対応して設けられる、
    ことを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の表示装置。
  5. ケースと、
    前記ケースの表側に設置され、意匠が施された表示板と、
    前記ケース内に設置され、前記表示板に向かう方向に光を発する光源と、
    前記表示板の表側に位置し、前記表示板の前記意匠を囲む見返し部と、を備えた表示装置に用いられる、前記見返し部及び前記表示板の間に位置し、前記光源からの光を導くことで前記見返し部の内周に沿って光る導光部材であって、
    前記見返し部の内周に沿った環状に形成される本体部と、
    前記本体部における前記ケースに対向する裏面に形成され、前記表示板を貫通して前記ケースに嵌合する嵌合部と、を備え
    前記嵌合部には、射出成形の際のゲート痕が形成される、
    ことを特徴とする導光部材。
JP2015180677A 2015-09-14 2015-09-14 表示装置及び導光部材 Active JP6597093B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015180677A JP6597093B2 (ja) 2015-09-14 2015-09-14 表示装置及び導光部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015180677A JP6597093B2 (ja) 2015-09-14 2015-09-14 表示装置及び導光部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017058143A JP2017058143A (ja) 2017-03-23
JP6597093B2 true JP6597093B2 (ja) 2019-10-30

Family

ID=58391472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015180677A Active JP6597093B2 (ja) 2015-09-14 2015-09-14 表示装置及び導光部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6597093B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7082744B2 (ja) * 2017-07-27 2022-06-09 日本精機株式会社 計器

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3747454B2 (ja) * 2000-05-31 2006-02-22 日本精機株式会社 計器装置
JP4882092B2 (ja) * 2005-08-29 2012-02-22 日本精機株式会社 指示計器
JP5228254B2 (ja) * 2008-10-10 2013-07-03 日本精機株式会社 計器装置
JP5373081B2 (ja) * 2009-06-22 2013-12-18 日本精機株式会社 計器装置
JP5930159B2 (ja) * 2011-12-01 2016-06-08 日本精機株式会社 計器装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017058143A (ja) 2017-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4895321B2 (ja) 指示計器
WO2012102231A1 (ja) 指針部材、指針ユニット、及び、指針計器
JP2010256258A (ja) 計器照明装置
JP6478009B2 (ja) 表示装置
JP5434780B2 (ja) 指針式計器
JP2008089481A (ja) 表示装置
JP2015108623A (ja) 指針のハブにおける照明リング
JP5116645B2 (ja) 車両用表示装置
JP2011222233A (ja) 導光板及びそれを備えた表示装置
JP5857758B2 (ja) 車両用表示装置
JP6597093B2 (ja) 表示装置及び導光部材
JP4610937B2 (ja) 計器照明構造
JP5796475B2 (ja) 計器装置
JP5627482B2 (ja) 指針部材、指針ユニット、及び、指針計器
JP6124057B2 (ja) 車両用表示装置
JP2006027546A (ja) 車両用表示装置
JP5713704B2 (ja) 指針部材、指針ユニット、及び、指針計器
JP6361363B2 (ja) 表示装置
WO2018139432A1 (ja) 表示装置
JP4508695B2 (ja) 計器表示装置
JP5513166B2 (ja) 車両用表示装置
JP2012154796A (ja) 指針部材、指針ユニット、及び、指針計器
JP5627481B2 (ja) 指針部材、指針ユニット、及び、指針計器
JP7245438B2 (ja) 指針式計器装置
JP2017207309A (ja) 指針計器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180713

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190916

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6597093

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150