JP6596097B2 - 固定装置 - Google Patents

固定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6596097B2
JP6596097B2 JP2017544825A JP2017544825A JP6596097B2 JP 6596097 B2 JP6596097 B2 JP 6596097B2 JP 2017544825 A JP2017544825 A JP 2017544825A JP 2017544825 A JP2017544825 A JP 2017544825A JP 6596097 B2 JP6596097 B2 JP 6596097B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing device
base member
binder
carrier substrate
head portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017544825A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018503788A (ja
Inventor
オッターストレム,モンス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HellermannTyton AB
Original Assignee
HellermannTyton AB
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HellermannTyton AB filed Critical HellermannTyton AB
Publication of JP2018503788A publication Critical patent/JP2018503788A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6596097B2 publication Critical patent/JP6596097B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
    • F16L3/08Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing
    • F16L3/12Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing comprising a member substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing
    • F16L3/137Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing comprising a member substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing and consisting of a flexible band

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Description

本発明は、請求項1の前提部分に記載の固定装置に関する。
ケーブル、導管またはこれらにより形成された線束などの要素を、特に動力車の車体の形式の担体もしくは担体基板に固定もしくは組み付けるためには、バインダまたはケーブルバインダと協働する種々異なる固定装置が既知である。このような解決方法では、担体の孔への挿入による担体における係止が行われるが、しかしながら、例えば変形された金属薄板などの担体基板の厚さの許容差をほとんど補正することができない。それにもかかわらず、正しい位置における、好ましくは遊びのない固定を可能にするために、多くの場合には、より信頼性のある解決方法、例えばねじ込みによる解決方法が用いられるが、この解決方法は、組付け前にも組付け時にも取扱いにかかる労力が大きく、特にこのような固定装置は、複数部材からなることが多い(例えば、ねじ‐ナット‐支持プレート‐ディスク結合)。さらにこのような解決方法はコスト高である。
このようなことを背景として、本発明の基礎をなす課題は、好ましくは取扱いに伴う労力が少なく、担体基板に確実に固定し、組み付けることができる、特に安価な固定装置を提案することである。
この課題は、請求項1に記載の固定装置によって解決される。
本発明の他の好ましい構成および実施形態が他の請求項に記載されている。
本発明による固定装置を提案する。この固定装置は、ケーブル、導管、およびこれらによる線束などの細長い形成物を、特に所定の向きにより担体基板に組み付ける、すなわち、担体基板に固定することができるように構成されている。固定装置は、好ましくは車体部分の形式の担体基板に結合するように、例えば、自動車、船舶または航空機などの動力車の薄板、担体フレームまたは担体ビームと結合するように構成されている。しかしながら、その他の使用分野も考えられる。
本発明による固定装置は、好ましくは、プラスチックにより作製されており、シャフト部分およびヘッド部分を有する差込み部材もしくは差込み要素を備える。差込み部材は、好ましくはボルト状に形成されており、特に円形シャフトの形式のシャフト部分と、特にシャフト部分の端部に配置されたヘッド部分とにより形成されている。好ましくは、ヘッド部分は、例えばカバー状に、特にU字形カバーの形式でシャフト部分から張り出している(U字形の底部はシャフト部分に結合されており、U字形の脚部はシャフト部分の自由端の方へ突出している)。したがって、シャフト部分から張り出したヘッド部分は、特に脚部の形式で担体基板に係合するために設けられた接触要素もしくは接触舌片を形成してもよい。
さらに固定装置は、当接表面および当接表面に対して反対側の保持面を有するベース部材もしくはベース要素を備える。当接表面は、好ましくはベース部材のシャーシ状もしくはエンクロージャ状部分に形成されており、好ましくは平坦な、またはプレート状の担体基板に当接するように構成されている。
これに対して、保持面側には固定装置によって担体基板に固定されるべきクランプ部品が設けられており、ケーブル、導管、これらからなる線束などを収容、特に保持する。このために、保持面には、ベース部材がクランプ部品のための収容形状を形成しており、例えば、タブ状、ボウル状、または凹状に形成されていてもよく、収容部はシャーシ状部分に一体成形されていてもよい。
ベース部材はさらに複数の係止脚部を含み、これらの係止脚部は担体基板の開口部、すなわち、組付け開口部/孔部に係止するように構成されており、当接表面の側に突出している。このように形成されたベース部材は、シャフト部分を保持面の側からベース部材の差込み通路に差し込むことによって、好ましくは差込みピン状の差込み部材に差込み接続可能である。この場合、本発明における差込み方向は、さらに保持面から当接表面に向いている。
差込み方向に延在する差込み通路は、好ましくは係止脚部によって形成されており、特に係止脚部の中央に形成されており、すなわち係止脚部によって包囲されており、係止脚部は、本発明の範囲では、例えばリング装置、特に部分的なリング装置を形成しており、したがって、当接側でベース部材から離れる方向に延在している。差込み部材を保持面の側から、係止脚部によって形成された差込み通路内に挿入することができるように、保持面の側から差込み通路の開口部にアクセス可能である。開口部は、例えばベース部材の当接側の底部要素、例えばウェブ要素またはブリッジ要素に形成されていてもよく、ベース部材の他の内部スペースは実質的に重量を低減するように空けておいてもよい。
好ましくは、差込み通路が、挿入されたシャフト部分の外周が係止脚部に当接するような直径を備える実施形態では、結合部の高い位置精度および安定性が得られる。ベース部材と差込み部材との差込み接続が可能に構成されている固定装置では、さらに係止脚部を差込み接続前に、好ましくは単に内側方向に旋回させることにより係止することが可能であるが、しかしながら、差込み接続後には、係止脚部に当接している差込み部材によって係止状態から自動的に解除することはできないようになっていることを指摘しておく。
本発明が意図する固定装置の自動調整機能のみならず、固定装置は、ベース部材に差込み接続される差込み部材のヘッド部分を、係止脚部で係止される担体基板に係合させることができる、すなわち、特に担体基板に対して(担体基板の係止面とは反対側で、当接表面に隣接する担体基板の組付け面に)押圧することができるように構成されている。この場合、(接触舌片、U字形脚部または張出し部の形式の)上述の少なくとも1つの接触要素によってヘッド部分が担体に係合され、接触要素は、特に弾性的であるか、もしくは弾性変形可能であり、復元可能できる。ベース部材のシャーシ状部分は、この場合、接触要素の係合のために好ましくは適切に開放されており、したがって、ヘッド部分が担体に接触することが可能となる。
本発明によれば、固定装置は、特に意図した自動調整および/または担体基板における固定のために、さらに、好ましくはケーブルバインダのバインダ部分を、差込み接続された差込み部材のヘッド部分上でガイドし、ベース部材に固定もしくは保持することができるように構成されており、固定装置が担体基板に係止されており、(好ましくは保持面に当接するクランプ部品の周囲で)バインダがクランプされている場合に、ヘッド部材上でガイドされ、クランプされ、(締め付けられた)バインダ部分によってヘッド部分が(差込み部材の)差込み方向に押圧され、ベース部材は(同時に)反対方向に押圧される。
本発明による機能を構成するためには、ベース部材は、この場合、例えば(特にシャーシ状の部分の)向かい合った縁部領域(これらの縁部領域の間にヘッド部分が差込み通路への差込み後に特に配置される)に、バインダ(バインダベルト)のために、例えば(ガイド)スリットまたは貫通部の形式の引込み部をそれぞれ備える。好ましくは、引込み部は、差込み部材が差込み接続された場合にヘッド部分が差込み方向とは反対に、引込み部の視線を超えて幾分外側に突出し、これにより視線が妨げられるように配置されている。
(縁部側の)引込み部を通って差し込まれ、引込み部の間に配置されたヘッド上をガイドされたバインダ部分は、クランプされた(締付けられた)場合に、担体基板の方向に作用する押圧力をヘッドに加えることができる(この場合に、ヘッド部分の接触要素は担体基板に強制的に係合させられる)。クランプ部品も保持面で、ヘッド部分上をガイドされたバインダ部分に当接することができる特別な解決方法では、高い押圧力を生成することができる。
さらに、クランプされたバインダの側から、押圧力とは反対方向に向けられた引張り力がベース部材の引込み部を介してベース部材に伝達され、この引張り力は係止脚部を係止側から担体基板の方へ引き寄せる。
このように、担体基板は、クランプされたバインダを用いて、2つの面、すなわち組付け面と係止面から固定装置によって自動的に挟み込まれる。
したがって、(ベース部材にクランプされたバインダによって引き起こされる)固定力、すなわち押圧力および反作用力は、担体基板の両側で固定装置によって担体基板に加えられる。好ましくはバインダがクランプされた場合に付随して固定装置が持続的に自動固定され、さらに場合によって生じる許容差の自動的な補正が行われる。
好ましい解決方法では、一般に固定装置は、クランプされたバインダを引込み部およびヘッド部分によってw字形にガイドし、および/または固定装置で保持するように構成されている。
固定装置のさらなる実施形態では、固定装置を一体的に形成することが提案される。これにより、取扱いが極めて簡単になる。固定装置は、特にプラスチックから射出成形により、さらに、特に単一の射出成形ステップで、したがって1つの材料のみによって作製されていてもよく、極めて容易に、安価に作製される。
特に一体的に形成された固定装置では、さらに好ましくは、差込み部材がベルト部分上でベース部材に結合されている。ベルト部分は、組付け前に差込み部材をベース部材に、好ましくは紛失されないように固定することができ、特に、差込み部材をベース部材に差し込む場合にヘッド部分とベース部材とをあらかじめ整合(整列)することもできる。
例えば、差込み部材が、個々の接触要素を有するヘッド部分を備え、これらの接触要素が、それぞれベース部材、特にシャーシの対応する凹部もしくは開口部と協働する解決方法では、このようにあらかじめ整合(整列)が行われる。
好ましい実施形態では、ベース部材もしくはベース部材のシャーシ状部分が、差込み通路の半径方向に向かい合った側に、ヘッド部分の接触要素のためのそれぞれ1つの凹部を備え、これらの凹部を通って接触要素を担体基板に対して押圧可能に構成されている。
本発明に本質的な詳細を示す図面に基づいた次の本発明の実施例の説明、および請求項により、本発明の他の特徴および利点が明らかになる。個々の特徴は、それぞれ個々にそれ自体として実現してもよいし、または複数の特徴を本発明の実施形態において任意に組合せて実現してもよい。
本発明の好ましい実施形態を添付の図面に基づいて以下に詳述する。
本発明の可能な一実施形態による固定装置を例示的および概略的に示す平面図である。 図1に示した固定装置の側面図である。 図1および図2に示した固定装置の別の側面図である。 図1〜図3に示した固定装置において差込み部材がベース部材に差し込まれた状態を示す平面図である。 図4に示した状態の固定装置の側面図である。 図4および図5に示した状態の固定装置の別の側面図である。 固定装置および保持されるべきクランプ部品の可能な組付けステップを示す、図1〜図3に示した固定装置の斜視図である。 固定装置および保持されるべきクランプ部品の可能な組付けステップを示す、図4〜図6に示した状態の固定装置の斜視図である。 固定装置および保持されるべきクランプ部品の可能な組付けステップを示す、バインダ部分がヘッド部分上をガイドされる固定装置を示す図である。 固定装置および保持されるべきクランプ部品の可能な組付けステップを示す、バインダがクランプ部品および固定装置にクランプされた固定装置を示す図である。 固定装置がさらに担体基板に固定された、図10に示す装置の側面図である。 図11に記載の装置のB‐B線に沿った断面図である。 固定装置を組付ける際に生じる力を例示的に示す、図12の細部の拡大図である。
図1〜図13は、それぞれ本発明による固定装置1を示す。
固定装置1は全体がプラスチックにより作製されており、特に射出成形されている。例えば図1〜図3に示すように、固定装置1は差込み要素もしくは差込み部材3を備え、この差込み部材は、差込みピンの形式で形成されており、シャフト(部分)5およびヘッド(部分)7を含む。シャフト部分5は、実質的に円形シャフト状もしくはボルト状、特に中空シリンダ状に形成されている。
シャフト部分5の自由端9と反対側であって、ヘッド部分7が、シャフト部分5の別の端部11に、一体成形されている。ヘッド部分7は、シャフト部分5から張り出しており、同時にU字形のカバーとして、シャフト部分5と一体的に形成された中央の部分13と共に形成もしくは成形されている(例えば図7も参照されたい)。この部分13からは、2つの(U字形)脚部15が自由端9の方向に延在し、シャフト部分5に対して半径方向の間隔をおいて突出している。したがって、脚部15は、以下に詳述するように、ヘッド部分7を担体基板17に接触させるために、もしくは担体基板17に当接させるために(例えば図11〜図13)差込み部材3に設けられた翼状の接触要素もしくは接触舌片を形成している。脚部15を形成する一体成形部分は、特に弾性的である。例えば図8に示すように、さらに中央部分13は凸状に湾曲している。
さらに固定装置1はベース部材19を含み、このベース部材19は、固定装置1が好ましくは一体的に形成されている場合には、ベルト部分21を介して差込み部材3に結合されている。このために、ベルト部分21は一方ではシャフト端部11もしくはヘッド部分7に一体成形されており、他方では、ベース部材19のシャーシ状部分もしくはシャーシ23に一体成形されている。
ベース部材19は、担体基板17に当接されるように構成された当接表面25を備え、この当接表面25はシャーシ状部分23に設けられている。例えば図3に示すように、当接表面25は、担体17に平坦に接触するように、シャーシ23の下側に平坦に形成されている。
当接表面25の側に、ベース部材19は、特にシャーシ23から突出した多数の係止足部もしくは係止脚部27を備え、この実施例では、例えば4つの係止脚部27を備える。係止脚部27は、部分的なリング状に配置されており、このために、図12に示すように、担体基板17の対応する組付け開口部29に挿入され、係止されるように構成されている。係止のためには、それぞれの係止脚部27は係止鉤31を備える。
係止脚部27によって、さらに差込み通路33がベース部材19もしくはシャーシ状部分23に形成されている。この差込み通路33には、シャフト部分5を差し込むことにより差込み部材3を挿入することができ、これにより、ベース部材19に差込み接続することができる(例えば図1、図2、図6、図7、および図12を参照されたい)。この場合、好ましくは差込み部材3のシャフト部分5は、差込み通路33の内径に対応する外径を備え、これにより遊びのない相互の当接が可能となり、したがって正確な位置における結合も可能となる。
本発明によれば、例えば図2および図3に示すように、差込み部材3の差込み方向Aはあらかじめ決定されており、差込み方向Aはベース部材19の保持面35から当接表面25に向いている。保持面35は、固定装置1によって担体基板17に固定されるべきクランプ部品37、すなわち、ケーブル、導管、またこれらの線束などを保持し、保持面35は、当接表面25に対してベース部材19の反対側の面、例えば上面である(例えば図10、図12を参照されたい)。
保持面35の側から差込み通路33に差し込むことを可能にするために、保持面35と同じ側から開口部39にアクセス可能であり、このために、例えば図7に示すようにフレーム状のシャーシ23が対応して開放されている。図示の好ましいベース部材19の構成は、例えば、2つの縦方向フレームウェブ41a,41bによってエンクロージャ(一般に箱形)の形式で形成されたシャーシ23を備え、縦方向フレームウェブの間には、例えば図1および図7に示すように、シャーシ23の当接側の底部を形成するブリッジウェブ43が延在し、このブリッジウェブには、係止脚部27および差込み通路33の開口部39が形成されており、さらに当接平面25の一部が形成されている。
特に図4〜図6、および図8に示すように、この場合、固定装置1は、ベース部材19に差込み部材3を差し込む際にシャーシ状部分23の内部スペース45もしくはベース部材19にヘッド部分7を全体的に収容するように構成されており(これにより、固定装置1は差し込まれた状態で好ましくは小さく構成されている)、ヘッド部分5の終端部の表面もしくは凸状の中央部分の表面13は露出している。例えば図8、図9および図13に示すように、表面13はバインダ47との当接のために設けられている。
特に、図9および図11〜図13を参照すると、ベース部材19もしくは固定装置1は、さらにベース部材19に差込み接続される差込み部分3のヘッド部分7を、係止脚部27に係止される担体基板17に対して係合させることができ、この場合、好ましくは、さらに差込み接続される差込み部分3のヘッド部分7,13上にバインダ部分49をガイドし、ベース部分19で保持することができ、ヘッド部分7は、バインダ47をクランプする場合に、例えば図12および図13に示すように、ヘッド部分上をガイドされ、クランプされるバインダ部分49によって差込み部材3の差込み方向Aに押圧されるが、しかしながら、固定装置1が担体基板17に固定されることを前提として、さらにベース部材19は反対方向に押圧される。
これに伴う本発明による固定装置1の自動調整機能を形成するためには、シャーシ状部分23もしくはベース部材19は、例えば図7に示すように、縦方向フレームウェブ41a,41bの向かい合った端面側の端部51a,51bもしくは53a,bに、保持面35の方に向けて配置されたそれぞれ1つの横方向フレームウェブ55a,55bを備える。ヘッド部分7が差し込まれた場合には、例えば図8に示すように、このように設けられた横方向ウェブ55a,55bは縦方向フレームウェブ41a,41bの延在方向に見て、ヘッド部分7の前方および後方にそれぞれ配置されている。
一方の縦方向(フレーム)ウェブ41a,41bから他方の縦方向(フレーム)ウェブに延在する横方向(フレーム)ウェブ55a,55bによって、バインダ47、特にバインダベルト部分49、好ましくはケーブルバインダ47のための引込み部57a,57bが、それぞれの端面59a,59bに形成されている。これらの端面59a,59bは、バインダ47のバインダベルト部分49を、差込み方向Aにみて、ヘッド部分7と横方向ウェブ55a,55bとの間に差し込むことができるようにし、バインダ47は、ヘッド部分7上をガイドされ、ヘッド部分7に当接する。例えば図12に示すように、差込み接続される差込み部材3のヘッド部分7は、バインダ47との確実な当接のために明らかに引込み部57a,57bの視線を幾分超えて、すなわち、差込み方向Aとは反対方向に突出している。このようにして、図13に示すように、差し込まれたバインダ49はほぼw字形に固定装置1で保持され、ヘッド部分7上をガイドされる。
続いてバインダ47が、例えば図10〜図13に示すように、好ましくはクランプ部品37の周囲にクランプにより締め付けられた場合には、バインダは、横方向ウェブ55a,55bの間に最短のバインダベルト結合部を形成しようとし、締付けの際にバインダ部分49によってヘッド部分7を好ましくは差込み方向Aに押圧する。
図13に力Fによって示すように、この場合にヘッド部分7が受ける押圧力を、固定装置1を担体基板17に固定するためにヘッド部分に伝達することができるように、すなわち固定のために使用することができるように、ベース部材19もしくはベース部材19のシャーシ状部分23は、凹部61a,61bを備え、ヘッド部分7は、シャフト部分5の自由端9の方に向いた接触舌片15の終端部63と共にこれらの凹部を通過することができ、したがって担体基板17に当接することができる(図13を参照されたい)。
凹部61a,61bは、ベルト部分21によって形成されているヘッド部分7の差込み方向に対応して形成されており(図7を参照されたい)、この実施例では、ブリッジウェブ43もしくは差込み通路33の開口部39の直径方向に向かい合った側に、すなわち、それぞれ端面に形成されている。
本発明によれば、バインダ47のクランプにより、担体基板17に係止された固定装置1のベース部材19に対する引っ張り力も引き起こされ、この引っ張り力は、同様に担体基板17、すなわち係止脚部27に伝達される。この力は、押圧力とは反対方向に、すなわち、差込み方向Aとは反対に作用する。
このことを、特に図12および図13に基づいて以下に詳述する。
図12は、差込み接続されるベース部材19および差込み部材3が担体基板17に係止された固定装置1を示し、保持面35には、さらに担体基板17に固定されるべきクランプ部品37が当接されており、特にバインダ部分49に対しても当接されており、ベース部材19の保持面35は、適切に成形された支持プレート形状65を備える。クランプ部品37は、さらにバインダ47によって固定装置1にクランプされており、保持面の側でクランプ部品37の周囲にループを形成しているバインダ47は、本発明によれば差込み方向Aにヘッド部分7を押圧し、したがって、押圧力Fを加える(図13を参照されたい)。
この押圧力Fは、ヘッド部分5に形成された弾性的な脚部もしくは接触舌片15によって担体基板17に伝達され(図13に符号71により示す)、このために脚部15の終端部63が担体基板17、すなわち担体基板17の組付け面67に接触もしくは当接する。
収容開口29に収容された係止脚部27もしくは係止脚部28の係止鉤31を介して、同時に担体基板17に引張り力Fが加えられ(例えば図13に示す)、この引張り力は押圧力Fとは反対方向に向けられている。この場合、引張り力Fは、バインダ47の側で横方向フレームウェブ55a,55bに作用する力に相当し、この力は、横方向フレームウェブを介してシャーシ23に伝達され、したがって、シャーシ23に結合された係止鉤31を介して担体基板17の係止面69から担体基板17に加えられる(力伝達領域を示す図13の符号73を参照されたい)。
したがって、一方ではヘッド部分7はバインダ47によって負荷を加えられ、担体基板17に対して、すなわち組付け面67で押圧され、さらに係止脚部27は、同様に(間接的に)バインダ47によって係止面69に向かって負荷を加えられる。
これらの力作用により、翼部15は弾性的な湾曲もしくは変形によって、全体的な許容差が補正されるように力の均衡を調節し、したがって固定装置1は自動的に調整される。好ましくは、この位置を継続的に保持することもできる。
1 固定装置
3 差込み部材
5 シャフト部分
7 ヘッド部分
9 自由端
11 別の端部
13 中央部分
15 脚部
17 担体基板
19 ベース部材
21 ベルト部分
23 シャーシ状部分
25 当接表面
27 係止脚部
29 組付け開口
31 係止鉤
33 差込み通路
35 保持面
37 クランプ部品
39 開口部
41a,41b 縦方向フレームウェブ
43 ブリッジウェブ
45 内部スペース
47 バインダ
49 バインダ部分
51a,51b 端面側の端部
53a,53b 端面側の端部
55a,55b 横方向フレームウェブ
57a,57b 引込み部
59a,59b 端面
61a,61b 凹部
63 終端部
65 支持形状
67 組付け面
69 係止面
71 押圧力を加えられる領域
73 引張り力を加えられる領域
A 差込み方向

Claims (13)

  1. 固定装置(1)であって:該固定装置(1)は、
    シャフト部分(5)およびヘッド部分(7)を有する差込み部材(3)と;
    当接表面(25)および該当接表面に対して反対側の保持面(35)を有するベース部材(19)とを備え;
    該ベース部材(19)は、前記当接表面(25)の側から突出した複数の係止脚部(27)を備え、該係止脚部が担体基板(17)の開口部(29)に係止可能となっており;
    保持面(35)から当接表面(25)に向いた差込み方向(A)に、前記保持面(35)の側から前記ベース部材(19)の差込み通路(33)にシャフト部分(5)を差し込むことによって、差込み部材(3)が、前記ベース部材(19)に差込み接続可能であり、前記差込み通路(33)が前記係止脚部(27)によって形成されており;
    前記固定装置(1)は、前記ベース部材(19)に差込み接続される前記差込み部材(3)の前記ヘッド部分(7)を、前記係止脚部(27)で係止される前記担体基板(17)に係合させることができるように構成されており、
    前記固定装置(1)は、さらに、バインダ部分(49)を、差込み接続された差込み部材(3)のヘッド部分(7)上でガイドし、前記ベース部材(19)で保持することができるように構成されており、
    バインダ(47)がクランプされた場合に、ヘッド部分上をガイドされ、クランプされた前記バインダ部分(49)によって、前記ヘッド部分(7)が差込み方向(A)に押圧され、前記ベース部材(19)が反対方向に押圧される固定装置(1)。
  2. 請求項1に記載の固定装置(1)において、
    前記固定装置(1)が一体的に形成されている固定装置(1)。
  3. 請求項1または2に記載の固定装置(1)において、
    前記差込み部材(3)が、ベルト部分(21)を介して前記ベース部材(19)に結合されている固定装置。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項に記載の固定装置(1)において、
    前記ベルト部分(21)が、前記差込み部材(3)を前記ベース部材(19)に差し込む場合に、前記ヘッド部分(7)と前記ベース部材(19)とがあらかじめ整合される固定装置(1)。
  5. 請求項1から4までのいずれか一項に記載の固定装置(1)において、
    前記ベース部材(19)に少なくとも1つの凹部(61a,61b)が形成されており、該凹部を通って、前記ヘッド部分(7)が前記担体基板(17)に係合することができる固定装置(1)。
  6. 請求項1から5までのいずれか一項に記載の固定装置(1)において、
    前記ヘッド部分(7)が、弾性的に形成された少なくとも1つの接触要素(15)を備え、該接触要素が前記担体基板(17)に係合可能な固定装置(1)。
  7. 請求項1から6までのいずれか一項に記載の固定装置(1)において、
    前記ベース部材(19)が、前記差込み通路(33)の直径方向に向かい合った側に、前記ヘッド部分(7)の対応する接触要素(15)のためにそれぞれ1つの凹部(61a,61b)を備え、前記ヘッド部分(7)が、シャフト部分(5)に対応して直径方向に配置された接触要素(15)を備える固定装置(1)。
  8. 請求項1から7までのいずれか一項に記載の固定装置(1)において、
    前記ベース部材(19)は、向かい合った縁部領域に、クランプされるべきバインダ(7)のためのそれぞれ1つの引込み部(57a,57b)を備え、前記差込み通路(33)が前記引込み部(57a,57b)の間に形成されている固定装置(1)。
  9. 請求項1から8までのいずれか一項に記載の固定装置(1)において、
    前記固定装置(1)が、クランプされたバインダ(47)を前記引込み部(57a,57b)および前記ヘッド部分(7)によってw字形にガイドし、および/または保持するように構成されている固定装置(1)。
  10. 請求項1から9までのいずれか一項に記載の固定装置(1)において、
    前記ベース部材(19)が、前記保持面(35)にクランプ部品(37)のための収容部(65)を形成している固定装置(1)。
  11. 請求項1から10までのいずれか一項に記載の固定装置(1)において、
    前記差込み通路(33)が、挿入されたシャフト部分(5)の外周が係止脚部(27)に当接するような直径を備える固定装置(1)。
  12. 請求項1から11までのいずれか一項に記載の固定装置(1)において、
    前記固定装置(1)がプラスチックにより形成されている固定装置(1)。
  13. 請求項1から12までのいずれか一項に記載の固定装置(1)において、
    前記固定装置(1)は、前記担体基板(17)における許容差を補正して、バインダ(49)のクランプによって自動的に調整および/もしくは固定されるように構成されている固定装置(1)。
JP2017544825A 2014-11-13 2015-11-10 固定装置 Active JP6596097B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102014016726.7A DE102014016726B3 (de) 2014-11-13 2014-11-13 Befestigungsvorrichtung
DE102014016726.7 2014-11-13
PCT/EP2015/002253 WO2016074786A1 (de) 2014-11-13 2015-11-10 Befestigungsvorrichtung

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018503788A JP2018503788A (ja) 2018-02-08
JP6596097B2 true JP6596097B2 (ja) 2019-10-23

Family

ID=54545069

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017544825A Active JP6596097B2 (ja) 2014-11-13 2015-11-10 固定装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US10082224B2 (ja)
EP (1) EP3218628B1 (ja)
JP (1) JP6596097B2 (ja)
CN (1) CN107110404B (ja)
DE (1) DE102014016726B3 (ja)
WO (1) WO2016074786A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018071668A (ja) * 2016-10-31 2018-05-10 株式会社オーティス パイプ支持具
JP6601537B1 (ja) 2018-06-27 2019-11-06 株式会社オートネットワーク技術研究所 配線部材の固定構造
US11002383B2 (en) * 2018-08-06 2021-05-11 Hubbell Incorporated Combination securing clips
EP4131687A1 (en) 2021-08-06 2023-02-08 HellermannTyton GmbH Edge clip
CN113483157B (zh) 2021-08-06 2024-10-01 海尔曼太通(无锡)电器配件有限公司 一种快速拆装管夹

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2969216A (en) 1958-04-25 1961-01-24 Western Electric Co Clamps for securing and supporting articles
US3144695A (en) 1961-04-24 1964-08-18 Gilbert G Budwig Mounting device
US3463427A (en) 1967-08-07 1969-08-26 Illinois Tool Works Cable strap
US3552696A (en) * 1969-05-29 1971-01-05 Emil H Orenick Cable retainer
JPS4737976Y1 (ja) * 1969-11-13 1972-11-16
US3758060A (en) * 1971-10-20 1973-09-11 Fastway Fasteners Cable clamp or fastener
JPS5615826Y2 (ja) * 1976-04-23 1981-04-14
FR2381225A1 (fr) * 1977-02-22 1978-09-15 Petitjean Daniel Chevalet de fixation pour cables
JPS5735509U (ja) * 1980-08-08 1982-02-24
JPS6328903U (ja) * 1986-08-11 1988-02-25
DE19504253C1 (de) * 1994-10-20 1996-04-04 Hans Simon Kabelklemme
DE29507118U1 (de) * 1995-04-27 1995-06-22 Plica Werkzeugfabrik Ag, Mollis Befestigungselement
JPH10224965A (ja) * 1997-01-31 1998-08-21 Sumitomo Wiring Syst Ltd 線材束の結束部材
US5820083A (en) * 1997-02-28 1998-10-13 Tyton-Hellermann Corporation Heavy duty cable tie mount
DE102004020021A1 (de) * 2004-04-23 2005-11-24 Takeuchi Industrial Co., Ltd. Befestigungsvorrichtung
US20080093251A1 (en) 2004-07-13 2008-04-24 Karl Robert Meyer Foam Shipping Package and Method
JP2008105459A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤハーネス用クランプ
US7866612B2 (en) * 2006-10-23 2011-01-11 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Clamp for use in wire harness
JP2010060061A (ja) * 2008-09-04 2010-03-18 Nissan Diesel Motor Co Ltd バンドクリップ
US7861981B2 (en) * 2008-10-22 2011-01-04 Pratt & Whitney Canada Corp. Protective saddle mount for cable tie
US9190821B2 (en) * 2008-10-29 2015-11-17 Panduit Corp. Mount having a push nut and a post
DE102014214281A1 (de) * 2014-07-22 2016-01-28 Airbus Operations Gmbh Befestigungsvorrichtung zum Befestigen eines Elementes

Also Published As

Publication number Publication date
EP3218628A1 (de) 2017-09-20
JP2018503788A (ja) 2018-02-08
US20170335994A1 (en) 2017-11-23
US10082224B2 (en) 2018-09-25
WO2016074786A1 (de) 2016-05-19
EP3218628B1 (de) 2018-09-26
CN107110404A (zh) 2017-08-29
CN107110404B (zh) 2018-11-13
DE102014016726B3 (de) 2016-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6596097B2 (ja) 固定装置
US8425250B2 (en) Connector guide member and electrical connector device having the same
US8616914B2 (en) Checkable plug-in connection and method for checking the connection state of a plug-in connection
WO2010073872A1 (ja) クリップ
US20170085067A1 (en) Wire cover
US9592776B2 (en) Protector and wire with protector
CN108701932B (zh) 布线结构
KR100947573B1 (ko) 센서를 지지부에 고정하기 위한 장치
US12000429B2 (en) Modular edge clip
US10535953B2 (en) Connector and connector mounting structure
US10851823B2 (en) Device for fastening to a fastening projection of a carrier component
US11916339B2 (en) Contact carrier for providing electrical contact for wiring in a vehicle
KR20170138969A (ko) 버스바 고정용 스터드 클립
JP5691803B2 (ja) コネクタおよび電気接続箱
JP2008230260A (ja) 組み合わせクランプ
KR200466962Y1 (ko) 레버타입 커넥터 어셈블리
JP2005341776A (ja) ベルトクランプ
CN113302405B (zh) 固定夹在连接装置上的布置结构及其制造方法
RU2785370C2 (ru) Крепежное устройство для скрепления двух плоских элементов
KR20170138965A (ko) 버스바 고정용 스터드 클립
KR101964815B1 (ko) 와이어링 하네스 고정 클립
JP2009290994A (ja) 電線固定用クランプ
JP2009213308A (ja) ワイヤハーネス用の車体係止具
JPS5926525Y2 (ja) フラットケ−ブル用コネクタの結合機構
CN117120758A (zh) 保持部件

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181004

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190830

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190927

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6596097

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250