JP6595775B2 - 建具 - Google Patents
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Description
外周側部材22は、室外側に見付壁24を有し、見付壁24は縦枠5の中で最も内周側に張り出しており、外障子4は左右けんどんなしで室内側からまっすぐ縦枠5,5間に建て込み、外障子4の室外側面の外周部に設けたタイト材25を見付壁24先端部の室内側に当接している。このように、外障子4を左右けんどんなしで室内側からまっすぐ建て込めるようにしたことで、従来、外障子4を縦枠5,5間に左右けんどんで建て込む際に必要であった振込のスペースが不要になるため、縦枠5の見付寸法を小さくでき、その結果として採光面積・開口面積が左右方向に大きくなっている。見付壁24の室内側には、矩形の中空部26が設けてある。
内周側部材23は、図2に示すように、室内側に外周側に凹んだ凹部28が形成されている。凹部28の底部は、内障子2を吊るワイヤー6の挿通部29となっている。ワイヤー挿通部29の内周側の室外側と室内側の壁には、内向き突部30a,30bがそれぞれ設けてあり、図3に示すように、内障子2の下部に外周側に突設したロッド棒31が内向き突部30a,30b間に案内されている。ロッド棒31には、ワイヤー6の下端部が係止している。凹部28の室外側は、複数の中空部32a,32b,32c,32dに仕切られている。
図2に示すように、室外側の内向き突部30aの内周側には鉤型の係止片33が形成してあり、係止片33のさらに内周側には室内側が開口した室外ガイド溝34aを有している。係止片33と室内側の内向き突部間30b間には、樹脂製の目板35が取付けてある。目板35は、図6に示すように、バランサー3の下から内障子2の上框36と重合する高さ位置にわたって設けてあり、ワイヤー挿通部29は目板35に隠れて見えなくしてある。なお目板35は、図18に示すように、室外側端部に形成した係止部37を縦枠5の係止片33に係止し、その係止部37を支点として外周側に回転させることで、室内側端部に形成した係止片38が縦枠5の内向き突部30bに弾発的に係止して取付けられる。目板35を取外す際は、図6に示すように、内障子2を内倒しした状態で、目板35の下端に指を差し入れて内周側に引っ張ればよい。
ドラム50は、内周側に向かうにつれて径が小さくなっており、径を小さくすることでできたスペース95(図12参照)を利用して、後述する内障子2のラッチ7の爪46が通過できる溝部55を設けている。歯車52,53,54とドラム50は、樹脂製である。
ベース部材47は、底板部89にドラム50の軸90と連係歯車54の軸91が一体成形してある。またベース部材47は、図11に示すように、金属製の香箱49のケース92の周囲を被うように側壁93が設けてある。
バランサー3は、図13(a)に示すように、上部を外周側に傾けた状態で上枠9内に差し入れ、係止片63を上枠9のブラケット64に下方より引っ掛ける。すると、図13(b)に示すように、バランサー3のベース部材47が縦枠5の外周側部材22の内周側面に当接し垂直な姿勢となり、ベース部材47の下部一箇所を縦枠5の外周側部材22に内周側からネジ67で固定してある。このネジ67は、縦枠5の躯体固定片68(図2参照)よりも室内側にあるので、ネジ67の先端側が外部に露出しない。
バランサーカバー61は、図5,7に示すように、縦枠5の内周側に突出する形で内障子2のストッパー69が一体に設けてあり、このストッパー69の下面に内障子2の上端が当接することで、内障子2の上限が規定されている。バランサー3は、プレート51の内周側にラチェット58とクリック59及びカウンタ60が設けてあるが、ストッパー69はこれらの部品を覆うように設けてある。
ラッチ本体77の爪46は、内障子2の上端から所定の寸法A(図15参照)だけ下がった位置に設けてあり、その寸法Aは、バランサーカバー61のストッパー69の下面と溝部55の上端との間の寸法B(図7参照)と略同じか、それ以上としてある。これにより内障子2をその上端がストッパー69に当接する限界まで上げたときでも、ラッチ本体77の爪46が溝部55の上端まで届かず、内障子2をストッパー69に当接する限界まで支障なく上げることができる。また、ラッチ5の爪46を室内寄りに配置したことで、内障子2を上げたときに爪46がバランサー3のドラム50と干渉するのを避けることができる。
ラッチ本体77は、図16に示すように、爪46をベース部76に没入させたときに上框36内に挿入される後端部83を有しており、この後端部83は爪46よりも室外側に設けてあり、したがってラッチ本体77は平面視で略クランク状となっている。そして後端部83は、爪46をベース部76に没入したときには、樹脂製形材81の最も室外側の中空部82aよりも室外側に挿入される。そのため、ラッチ7を取付けるために樹脂製形材81の中空部82a,82b,82cを切欠く必要がないので、加工が容易であると共に、樹脂製形材81の中空部82a,82b,82cにより高い断熱性能が得られる。
なお、内障子2の上框36以外の框(下框84、縦框75)も、上框36と同様に金属製形材80と樹脂製形材81とを組み合わせて構成してある。外障子4の各框も、金属製形材80と樹脂製形材81とを組み合わせて構成してある。
本実施形態によれば、バランサーカバー61を取り付ける際、傾斜させた状態でバランサーカバー61の下端を縦枠5の内周側部材23の上端に載置させた後、バランサーカバー61を起立させてバランサーカバー61の上端近傍をブラケット64の垂下片85に係合させるだけでバランサーカバー61の装着ができ、バランサーカバー61の取り付けを容易に行うことができる。
そしてブラケット64の垂下片85を利用して、内障子2開放時にストッパー69が受けた衝撃を垂下片85に受けさせるとともに、垂下片85から上枠9で確実に受け止めることができる。また、バランサーカバー61の下端に設けた突起部86を、縦枠5の載置部に嵌合させていることから、バランサーカバー61は上下でそれぞれ係合状態となり、安定した固定が可能となる。
建具自体の構成はこれまでに説明したものと同様であり、スパイラルバランサー87は縦に細長い円柱状となっており、図21に示すように、縦枠5の内周側部材23の凹部28の底部(スパイラルバランサー挿通部88)に配置されている。スパイラルバランサー87は、図20に示すように、上部が上枠9内にのみ込ませてある。このようにスパイラルバランサー87の上部を上枠9にのみ込ませることで、のみ込ませた分だけ内障子2をより上まで上げられるようになり、開口面積が増大する。
上枠9の内周側部材12は、図23に示すように、スパイラルバランサー87を上枠9内にのみ込ませるために、左右の側縁よりU字形の切り欠き94が設けてある。このように切り欠き94が設けてあることで、スパイラルバランサー87を縦枠5に取付けたままの状態で上枠9の内周側部材12を取外すことができ、メンテナンス性が良い。
2 内障子(障子)
3 バランサー
5 縦枠
6 ワイヤー
7 ラッチ
9 上枠
22 縦枠の外周側部材(外周側部)
23 縦枠の内周側部材(内周側部)
28 凹部(障子のガイド部)
29 ワイヤー挿通部(吊部材の挿通部)
35 目板
46 ラッチの爪
47 ベース部材
49 香箱
50 ドラム
51 プレート
55 溝部
61 バランサーカバー(樹脂カバー)
63 係止片(引掛け部)
64 ブラケット
69 ストッパー
87 スパイラルバランサー(バランサー)
88 スパイラルバランサー挿通部(吊部材の挿通部)
Claims (1)
- 枠と、縦枠に沿って摺動する障子と、障子を吊るバランサーを備え、バランサーは、縦枠の見付寸法内に収まっており、且つ上部を上枠の内周側面の端部に形成した切り欠きから上枠内にのみ込ませて上枠下面に引っ掛けてあり、縦枠の上部内周側面に取付けられていることを特徴とする建具。
Priority Applications (1)
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JP2015041520A JP6595775B2 (ja) | 2015-03-03 | 2015-03-03 | 建具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015041520A JP6595775B2 (ja) | 2015-03-03 | 2015-03-03 | 建具 |
Publications (2)
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JP2016160684A JP2016160684A (ja) | 2016-09-05 |
JP6595775B2 true JP6595775B2 (ja) | 2019-10-23 |
Family
ID=56844503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015041520A Active JP6595775B2 (ja) | 2015-03-03 | 2015-03-03 | 建具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Family Cites Families (5)
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-
2015
- 2015-03-03 JP JP2015041520A patent/JP6595775B2/ja active Active
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